被先制時の立直判断

 先制テンパイなら多くのケースでリーチが有利であるように、他家がリーチしていてこちらもメンゼンでテンパイした場合、基本的にダマで押すよりは追っかけリーチする方が有利です。立直判断と同様、例外的にリーチをしないとすれば、打点上昇のメリットが小さい(アガリ率増加のメリットが大きい)、失点回避、手変わりが豊富という理由が挙げられます。

 

 打点十分でリーチしないケース

 

 先制リーチの現物といった特にダマでアガリやすくなる理由がなければ、リーチしてもあまりアガリ率は低下しないので基本的にリーチします(現物待ちのケースについては後述)。ダマで6翻以上のような打点上昇のメリットが特に小さい手や、先行リーチ者に押していると判断できる他家がいる(2件リーチになると降りる可能性が高い)場合はダマが無難です。

 

 失点回避重視でリーチしないケース

 

 比較的安全な牌を切ってテンパイには取れるが、次巡以降無スジを引いた場合は押さない方が有利になる手牌、局面の場合は失点回避重視でダマにします。無スジを引いてもまだ降り有利というほどでもない場合は、基本的に降りる選択を残すよりはリーチした方が有利です。

 

 手変わりが豊富でリーチしないケース

 

 先制テンパイが入っている以上手変わりを待てないことが多いので、中盤以降はリーチ有利になるような場合はリーチします。単騎テンパイで手変わりが特に豊富なケースや、ダマ役有り40符3翻以上で手変わりがそこそこあるケースはダマにします。

 

 先制リーチの現物待ちで役有りテンパイの場合

 

 基本的に良形テンパイかつダマ40符3翻未満ならリーチ、良形テンパイかつダマ40符3翻以上、愚形テンパイの場合はダマとします。

参考http://dora12.net/modules/university/meaningless/tactics/tactics02.html

 

 但し、ダマなら特に出やすい(先制リーチに通る牌が少ない等)場合や、ダマにしても出にくい(危険牌を押すのでこちらのテンパイが読まれやすい、共通安牌が多い等)ので判断が変わることも考えられます。特にリーチとダマに大差がない良形ダマ40符3翻や愚形ダマ2翻以下の手の場合は、他家の挙動からダマでも出にくいと判断した場合は途中でリーチに切り替える選択も有力です。

 

 リーチ者の現物待ちダマを警戒する

 

 ベタ降りする際は基本的に共通安牌を残し、将来別の他家がテンパイした時に危険度が高くなる牌から切るのが原則ですが、リーチ(またはテンパイかつ高打点濃厚な鳴き手)に対して特に危険な牌を切ってくる他家がいる場合は現物待ちダマを警戒して共通安牌から切るようにします。もちろんまだテンパイしていない場合もありますが、その他家が後からテンパイし、なおかつ切り損ねた牌が当たり牌になり、なおかつその時に他に共通安牌が無いために放銃する可能性よりは有り得ます。

 

 

 

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最終更新:2014年11月08日 22:43