砂漠に囲まれた過酷な環境の中、冒険者や修行者達が造った集落が基になっている都市。
危険な生物も多く、資源も少ない。力強き者や、自らと戦う者が集う場所……
だったが、巨大アーティファクト【ミクマリ】の出土により、周辺環境は一変。
天候には【雨季】が見られるようになり、巨大な地下水脈も発見され、今では非常に豊かな都市となった。
珍しい生物由来の特産物が多い。
また、過去の影響により、武芸者が集う都市としても知られている。【闘技場】の存在も大きいだろう。
資源・危険生物問題が解決されたと言っても、プクロスを離れてしまえばそこは【砂海】
自然の厳しさが待っている。
当然だが、【Nigrim】には細心の注意を払うべきだ。
統治者は『【石王】アル=ディコグラ』
その賢さと、闘技場の王者に君臨する強さで、プクロスを護っている。背が小さい。
【守護塔】
【巨大アーティファクト『ミクマリ』】
【石城『グラン』】
【プクロス闘技場】
【砂蛇市】
プクロスは、壁等で都市の領域をあまり囲ってはいない。
その代わりに、四方に大規模な【守護塔】を設置、プクロス兵が周辺を護っている。
塔自体にも、SOMDを用いた【性質変換砲台】を配備。
あまりこの近くで怪しい振る舞いをしない方がいい。
高さ30m程の石柱に見えるアーティファクト。
表面は黒く光沢があり、青い光が不規則的に奔っている。
プクロスの中心地に存在し、現在はその三分の二程は水に浸かった状態である。
また、人族がこの周辺に居ると、水面が動いていないのに、水音や空洞音が聞こえるという。
「水」と大きな関わりがあると考えられているが、想像の域を出ない。
【石王】の城であり、軍事施設・各種施設を内包した多目的施設となっている。
3階建てになっており、1階は誰でも入れる。当然、護衛は居るが。
なお、当の【石王】は、セキュリティ面は全く気にしないとのこと(寧ろかかってこいとも)
プクロスゆえの豪快な施設である。
プクロス最古の巨大建造物。
今でも頻繁に試合を行い、人々が熱狂する。
中でも【通り名持ち】達が戦いを繰り広げる試合は、是非一度見るべきだ。
(試合を見るというよりは、怪獣を観に行く気持ちで臨むとよい)
賞金も有り、名前も売れるため、腕利きの者は挑戦してみるといい。
参加料も格安だ。
ただし自分の身は自分で守ることだ。この闘技場では、明確なルールは存在しない。
プクロスに露店が設営されてきた頃は、まだちゃんと道が造られていなかった。
その為、露店や商店により、いくつもの分岐が出来たぐねぐねの道が出来上がった。
これが【砂蛇市】の名前の由来である。
大小問わず、様々な店がある。裏通りの数も多く、初めての者はまず間違いなく迷うだろう。
【石城】から続くメインストリートを歩いていれば、まず間違いはない。