SOMD

 

SOMDとは、SOMを操る才能を持っていなくても、ある程度SOMに干渉できるようになる道具技術、またSOMを主体エネルギーとしたテクノロジーの総称。

人族・調律者ギルドの研究、またその技術の実現に至った職人たちの賜物である。
なお、加工費などは相当高い。

代表的なものを紹介する。

 

・伝鳴語加工【リソナード加工】

武具に特殊な物質や塗料、材料を用いて伝鳴語を彫ることによって、SOMを扱えない者でもそのエネルギーを武具に乗せる事ができる技術。

発動は彫り込みと、使用者のイメージとの適応で決まる。
調律者の【干渉・発動】のような多様性・柔軟性は持たないが、従来の戦闘方法より高いパフォーマンスが期待できる。

【彫師】と呼ばれるものは各地に少人数存在するが、この技術の開祖と言われているのが、ガレーネの高地に住む【彫師・ゴーフル】である。

武具に使用されるものは発火や発電、爆発や形状変化などの【性質発動】の加工の需要が高い。


現在【調律発動】を組み込むことは不可能とされているが、日夜研究は進んでいる。

加工の度合も、調律者と同じくランク分けされている。

例:【熱】の加工

・初級→剣自体を熱く・冷たくすることが出来る。Nigrimに攻撃は通らない。
・中級→剣から熱気(火)・冷気が出せるようになる。発動は瞬間で、持ち主の生体SOMも関わる。
・上級→剣に炎・冷気を定着させたまま攻撃が出来る。Nigrimに攻撃が通る。
・特級(伝説レベルの武具)→剣自体が炎・氷になる。質量・形状もある程度変化。

これ以上の武具は【アーティファクト】に分類される。

 

・思念制御体

SOMを用いて、無生物に長期的・規則的な命令を試行させる技術。
もっともポピュラーなのが、鉱物や金属を使った人型のSOMD。警備・防衛戦線に投入されている。

個人が作成し、制御する個体もあり、それらには半量産型のSOMDなど相手にならず、調律者とも互角に戦う。

この道で有名なのは【紙一重の境界】イ・コだろう。

 

・人工【アーティファクト】の作成

詳しい内容は分かっていない。
このSOMDについて調律者ギルドでは、環境バランスを崩しかねないと警戒している。

最終更新:2014年08月14日 19:49