一言で表現すると「人族の天敵」
生物かどうかも、どこから発生するかも解らない。人族を襲うが、捕食などをする訳でも無い。
目的が全く解らない故、恐怖の存在である。
Nigrimには、生物にありうべき器官(感覚器や消化器)等が見られない。
似たようなパーツが存在するが、本来の用途は果たしていないように思われる。
しかし、生体や、障害物の存在を明らかに認識しているような行動を取るため、何らかの感覚器官はあるものとして考えられている。
また、内部器官・臓器などは、活動を停止した時に消滅する性質ゆえ、明らかになっていない。
体色も様々だが、大部分に見られるのは黒と青の配色である。
種類により大きさ・器官の有無は様々。
鎌のような器官、針のような器官等攻撃的な外見のものから、何らかの発射器官のようなものまで確認されている。
Nigrimの姿形は様々だが、唯一共通する器官が見られる。それが核である。
その殆どは、甲殻のようなものに覆われていて、深い青色に発光している。
身体のサイズによっては、複数箇所に存在する。
この器官が何の働きをしているのかは解らないが、攻撃する際の「弱点」として認識されている。
Nigrimは、人族を優先的に襲うことが確認されている。その目的は不明。
また、捕食や睡眠、排泄など、一切の生理的行動を取らない。発生その他も一切が不明である。
唯一、行動としては「特定の地域には侵入しない」という事が明らかになっている。
(ただし、100%ではない。現に主要都市への襲撃行為が、過去にごく低頻度で確認されている)
人族は、Nigrimが寄り付かない地域を「守護」と呼び、その地に主要都市・拠点を築いているのである。→【主要都市】
Nigrimは「具現化した幽霊」とも称され、SOMを介さないエネルギーの干渉を一切受けない。
しかし、Nigrimがこちらに触れないことなどは無い。
故に、Nigrimを損傷・消滅させるには、SOMの干渉・発動によるエネルギーが不可欠である。
調律者による対応が最善策だが、SOMD(SOMを運用した技術)による効果も確認されている。→【SOMD】