【トリキュミア王立図書館】から入れる、謎の遺跡群【蔵書域】の奥地に住む少女。
貴重な遺失技術を守る役割に就いている・・・が、商業街にて食べ物を大量に買う所をよく見かけられている。
髪は白よりの薄い桃色で、どことなくふわっとした印象を受ける。
厚めのローブを常に身につけており、体格が掴めない。
アーティファクト【満ち欠けの杖】を所有しており、莫大な生体SOMを誇る。
彼女の調律発動はとてもユニークだ。
使い方を考えれば、とても凶悪な【時間軸干渉】の伝鳴語を秘めたアーティファクトを持つ。
しかし彼女はそれを用いて、周りの時を【緩める】のを得意とする。そしてそれはほぼ回避に使われる。
では攻撃手段は何かというと、膨大な生体SOMを用いたSOMD【思念制御体】だ。
彼女の戦闘は、最終的に制御体任せで、自身は【時を緩める】ことで、支援を行う。
確実に当てられるSOMDの大口径砲撃など、想像もしたくない。
彼女は普段、浮世離れした遺失技術の残骸に囲まれた「メトラ」その中でも1、2を争う複雑さの【蔵書域】に住んでいる。
本人の、現世から浮いているような生き方のイメージが反映されたのだろう。
勿論、【通り名持ち】という事は、相当な戦闘力や、卓越した技術を誇っているということだ。
彼女はSOMD【思念体制御】のプロフェッショナルと共に、【隠密行動】をも「特級クラス」で身につけている。
だが本人曰く「私は存在感がうすい」とのこと。
【通り名持ち】、【アーティファクト保有者】、【浮世離れした生活】など、普通だったら近寄りがたい彼女。
しかし話してみると至ってフレンドリーである。
また、その仕事も重要ではあるのだが、最近は【思念制御体】に挑む者も少なくなり、案外ヒマらしい。
【調律者ギルド本部】のエントランスのソファで、よく寝ていたりする。
初めて見た者はビビる。