中西「生田さん生田さん、ドアの前に誰かいてますよ」
少し慌てたような足取りで生田に駆け寄った
生田「誰か居ると?」
ドア越しの人影に生田が尋ねた
ガチャっとドアノブが回って扉が開いた!
イスに座っていたみんなが、同じタイミングで一斉に立ち上がった!
全員「会長!おはようございます!」
会長と言っても、NOK(新垣さんを応援する会)の会長ではない、黄緑のキャップもかぶってない
そう、泣く子も黙るアップフロント及び、ハロー!プロジェクト総指揮の山崎会長その人である
そう、登場シーンのテーマ曲があるとするなら、この曲がピッタリだ!
※参照
Star Wars- The Imperial March
http://youtu.be/-bzWSJG93P8
会長「会議でもしてるのかと前を通ったら、看板があったから気になって中へお邪魔したんだよ」
「ヘッポコ部って何する部なの?」
いつもは雲の上の存在である会長が、フレンドリーに全員に問いかけた
部長の生田がヘッポコ部発足の経緯を会長に事細かく話した
会長「僕はねーそう言ったポジティブなハングリー精神は好きだよ」
「みんなは僕が見てないって思ってるだろうけど、一人ひとりちゃんと見てるんだよ」
少し緊張がほぐれたのかKY生田がニヤけた顔で話しだした
生田「えりな今日(7月7日)で17歳になったんですけど、写真集出したいです会長!」
「七夕の短冊にも水着写真集を出したいってお願いしました!」
会長も生田の前へ前へ精神や、底抜けに明るい性格は大好きである…が
会長「出したいからと言って出せるもんじゃないんだよ写真集は」
「需要と供給って分かるか?出版社やファンの皆さんが求める需要があってこそ発売できるんだよ」
生田「じゃー石田亜佑美ちゃんが出してるのも需要があるってことなんですか?」
スベリーズの相方石田に先を越されて、激おこぷんぷん丸の生田さんである
会長「その選考は企業秘密なので、生田が知る必要は無いよハハハ」
生田「そこは~会長の鶴の一声で!(^人^)」
しぶとく引き下がらないあたり、噛み付いたら離さないスッポンのようである
会長「まー、いずれその時が来るだろうから、それまでは♪努力 未來 A BEAUTIFUL STAR♪だなハハハ」
それにしてもこの会長、コブシを振り上げてノリノリである
生田「はい、がんばります」
さすがのKY生田でも、会長にこれ以上攻めるのは無理である
これ以上査定の評価を下げられては困るという賢い判断だ
会長「みんな手を止めさせて悪かったね、では私はこれで失礼するよ」
全員「はい!お疲れ様でした」
短時間とはいえ、直接会長と話せることなど皆無であるメンバーにとっては幸運だった
会長「もう時間が遅いから、あと少しで帰宅するんだよ」
全員「はい!」
ドアを開け部室から出ようとする会長がぽつりと言った
会長「生田は黙ってると美少女なんだがな、ハハハハハハ」
バタリとドアが閉まった後も、廊下に笑い声は響いていた
黙ってると美少女の生田さんが、苦い顔でドアを見つめていた
※参照
17さい!おめでとう!
http://ameblo.jp/sayumimichishige-blog/entry-11890237494.html
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