QStatusBar

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QStatusBar クラス

QStatusBar クラスはステータス情報を表すための水平方向のバーを提供します。
ステータス情報は3つに分類されます。

• 一時メッセージ - ツールチップの文章またはメニュー項目など一時的なメッセージ
• 通常メッセージ - 文章処理の行数やページ数など 一時的なメッセージによって隠されることがある
• 永続メッセージ - 一時的なメッセージに隠されることなく常に表示されている

公式リファレンス

継承関係

[[]]
┗[[]]

プロパティ

sizeGripEnabled

• 型 … bool
• 説明
  • ステータスバーの右下の角の QSizeGrip を有効にするかどうか
• デフォルト
  • デフォルトでは有効です。
• アクセサー
  • 取得 … bool isSizeGripEnabled() const
  • 設定 …void setSizeGripEnabled(bool)

メンバ関数

コンストラクタ

QStatusBar::QStatusBar(QWidget * parent = 0)

• 説明
  • サイズグリップ及び指定した親を持つステータスバーを生成します。
• パラメータ
  • parent … このウィジェットの親

デストラクタ

QStatusBar::~QStatusBar() [virtual]

• 説明
  • このステータスバーを破棄します。

永続メッセージを表示する

void QStatusBar::addPermanentWidget(QWidget * widget, int stretch = 0)

• 説明
  • 指定したウィジェットをこのステータスバーに追加します。
  • 追加したウィジェットの親にこのステータスバーを設定します。
• パラメータ
  • widget … 永続メッセージとして表示するウィジェット
  • stretch … 伸縮する際のヒント
    • 指定したウィジェットの伸縮するステータスバーに比例した適切な大きさを計算するのに使用します。
    • デフォルトでは、0です。つまり、ウィジェットをできるだけ狭い空間に表示します。
• 注意
  • 永続的とはウィジェットが一時的なメッセージによって隠されることがないことを意味します。
  • このステータスバーの右端近くに配置されます。

int QStatusBar::insertPermanentWidget(int index, QWidget * widget, int stretch = 0)

• 説明
  • 指定したウィジェットをこのステータスバーに追加します。
  • 追加したウィジェットの親にこのステータスバーを設定します。
• パラメータ
  • index … 挿入位置
    • インデックスが範囲外の値の場合は、指定したウィジェットはこのステータスバーの末尾に追加されます。(この場合、実際の追加位置を返します。)
  • widget … 永続メッセージとして表示するウィジェット
  • stretch … 伸縮する際のヒント
    • 指定したウィジェットの伸縮するステータスバーに比例した適切な大きさを計算するのに使用します。
    • デフォルトでは、0です。つまり、ウィジェットをできるだけ狭い空間に表示します。
• 注意
  • 永続的とはウィジェットが一時的なメッセージによって隠されることがないことを意味します。
  • このステータスバーの右端近くに配置されます。

通常メッセージを表示する

void QStatusBar::addWidget(QWidget * widget, int stretch = 0)

• 説明
  • 指定したウィジェットをこのステータスバーに追加します。
  • 追加したウィジェットの親にこのステータスバーを設定します。
• パラメータ
  • widget … 通常メッセージとして表示するウィジェット
  • stretch … 伸縮する際のヒント
    • 指定したウィジェットの伸縮するステータスバーに比例した適切な大きさを計算するのに使用します。
    • デフォルトでは、0です。つまり、ウィジェットをできるだけ狭い空間に表示します。
• 注意
  • 指定したウィジェットは一時メッセージによって隠されることがあります。
  • このステータスバーの最初の永続的なウィジェットの左に配置されます。

int QStatusBar::insertWidget(int index, QWidget * widget, int stretch = 0)

• 説明
  • 指定したウィジェットをこのステータスバーに追加します。
  • 追加したウィジェットの親にこのステータスバーを設定します。
• パラメータ
  • index … 挿入位置
    • インデックスが範囲外の値の場合は、指定したウィジェットはこのステータスバーの末尾に追加されます。(この場合、実際の追加位置を返します。)
  • widget … 通常メッセージとして表示するウィジェット
  • stretch … 伸縮する際のヒント
    • 指定したウィジェットの伸縮するステータスバーに比例した適切な大きさを計算するのに使用します。
    • デフォルトでは、0です。つまり、ウィジェットをできるだけ狭い空間に表示します。
• 注意
  • 指定したウィジェットは一時メッセージによって隠されることがあります。
  • このステータスバーの最初の永続的なウィジェットの左に配置されます。

シグナル

void QStatusBar::messageChanged(const QString & message) [signal]

• 説明
  • 一時メッセージが変更された際に送出されます。
• パラメータ
  • message … 変更後のメッセージ

void QStatusBar::removeWidget(QWidget * widget)

• 説明
  • 指定したウィジェットをこのステータスバーから削除します。
  • 指定したステータスバー自体を削除するわけではありません。
  • 指定ウィジェットを再び追加するには、addWidget() 及び show() の両方を使用します。
• パラメータ
  • widget … 削除するウィジェット

void QStatusBar::reformat() [protected]

• 説明
  • ステータスバーの見た目を変更します。

void QStatusBar::hideOrShow() [protected]

• 説明
  • 右のウィジェットが表示されていることを保証します。
  • showMessage() 及び clearMessage() で使用されます。

QString QStatusBar::currentMessage() const

• 説明
  • 現在表示されている一時メッセージを返します。
  • 一時メッセージが表示されていない場合は空の文字列を返します。

スロット

一時メッセージを表示する

void QStatusBar::showMessage(const QString & message, int timeout = 0) [slot]

• 説明
  • 通常メッセージを一時的に隠し、指定時間の間に指定文字列を表示します。
• パラメータ
  • message … 表示する文字列
  • timeout … 表示時間
    • 0を指定した場合は、clearMessage() が呼ばれるまでか、または showMessage() が再び呼ばれ文章が変更されるまで表示されます。

void QStatusBar::clearMessage() [slot]

• 説明
  • 表示されている一時メッセージをすべて削除します。

イベント

void QStatusBar::resizeEvent(QResizeEvent * e) [virtual protected]

• 説明
  • QWidget::resizeEvent() の再実装です。

void QStatusBar::showEvent(QShowEvent *) [virtual protected]

• 説明
  • QWidget::showEvent() の再実装です。

void QStatusBar::paintEvent(QPaintEvent * event) [virtual protected]

• 説明
  • QWidget::paintEvent() の再実装です。
  • ペイントイベントが発生した際に一時メッセージを表示します。

bool QStatusBar::event(QEvent * e) [virtual protected]

• 説明
  • QObject::event() の再実装です。

その他