ひこうタイプの歴史




飛行タイプの性能

攻撃面 防御面
弱点 くさ・かくとう・むし 弱点 でんき・こおり・いわ
半減 でんき・いわ・はがね 半減 くさ・かくとう・むし
無効 なし 無効 じめん
その他 技「まきびし」「どくびし」、特性「ありじごく」の効果を受けない。
「じゅうりょく」状態または「くろいてっきゅう」を持っている状態だと、地面無効が等倍に変わり上記の無効効果は消える。
技「はねやすめ」を使った後は、そのターン中のみ飛行タイプが消える。
トリプルバトルでは単体攻撃が、自分と相手がどの位置にいても攻撃を行える。

攻撃面

有効・半減それぞれ3つずつ。
有効範囲が少し炎とかぶり気味であり、第4世代頃までは飛行技の習得者の少なさや技の性能差もあって炎技が優先される場合が多かったが、
第5世代以降は習得者の増加や炎よりもメジャーどころに半減されにくい点などが見直され、通りのよいタイプと認識されている。
半減される範囲はノーマルとやや似ているが、対電気以外は上位互換であり、メジャーな格闘などに弱点を突ける点が優秀。

ただし、安定した高火力技の充実は遅い方であり、対戦では使い辛い「そらをとぶ」「ゴッドバード」等や
覚えるポケモンが限られる「ドリルくちばし」「エアロブラスト」等以外では、第3世代までは威力60以下の技しか存在しなかった。
第4・5世代の新技「ブレイブバード」「ぼうふう」等の追加により、ようやく多くの飛行タイプのポケモンが強力な飛行技を得ることに成功した。
しかし、多くの虫飛行や一部の竜飛行、電気飛行など、飛行ポケモンの中には未だにろくな飛行技を覚えないものも多い。
飛行技は優秀な事が開発側もわかっているのか、サンダーのように明らかに調整の為にまともな飛行技を貰えなかったものもいる。
また、翼を持たない飛行ポケモンも沢山いるにもかかわらず、強力な飛行技の多くは翼がないと使えないような技が多い事も一因と考えられる。

サブウェポンとしては、タイプ不一致で高威力技を覚えるものが少ないため、使用率自体はあまり高くない。
しかし第5世代以降は不一致でまともな飛行技を覚えるポケモンも増加してきており、同時に採用率も伸びている事からも、高威力飛行技が強力であることが窺える。

第6世代では「飛行技を優先度+1で撃てる」という、飛行タイプの歴史を塗り替えるレベルの強特性を持つファイアローが登場。
飛行が攻撃属性としてよりメジャーとなり、草・虫・格闘のうち耐久力の低いポケモンの多くが環境から駆逐されるという事態に。
しかし第7世代では特性の弱体化によりファイアローが環境から消滅し、飛行に弱いポケモンも復権できる環境となった。

防御面

弱点3、耐性4(うち無効1)。耐性4つのうち格闘・虫・草の3つには一致弱点を突ける。
古くから攻撃属性としてメジャーである地面を無効にでき、第4世代以降台頭した格闘も半減できるため、防御属性(特に対物理)としては需要が高い。
更に第4世代以降は高速再生技である羽休めも追加され、持ち前の耐性を生かして耐久型を行えるポケモンも多く含む。
飛行ポケモンの数の多さも相まって、パーティを組むにあたって自然と入っている場合も多いであろうタイプといえる。

他方、弱点である電気・氷・岩はすべてサブウェポンとしての使用率が高い上、
これらのタイプに対抗できる技(闘・地など)を覚えられる飛行ポケモンが思いのほか少なく、
また有利なはずの地面・格闘もストーンエッジの所有率が高いため気が抜けない。
複合タイプで上手く噛み合っていればいいものの、虫飛行のように4倍弱点ができてしまい
「格闘や地面のメイン技には非常に強いのに、高確率でサブウェポンで狩られてしまう…」というような悩みを抱えるポケモンも多い。

羽休めは第4世代以降(第5世代除く)の技マシンやタマゴ技で覚えるポケモンが多く、使ったターンは飛行タイプが消え、複合のもう片方のタイプ単体の相性となる。
電気あたりを等倍にできてうれしい反面、読み地震撃ちが悩ましいポケモンも多い。

ちなみに飛行単体タイプは第5世代のトルネロスのみで、複合の場合はオンバーン以外全てタイプ2についている。
飛行単タイプで羽休めを使うと全て等倍になるとか。そんな場面ほとんどないだろうが。

世代毎の変遷(簡易版)

第1世代
  • まともな威力の攻撃技は、覚えるポケモンが少ない「ドリルくちばし」か、「そらをとぶ」「ゴッドバード」のように対戦では不便になりがちな2ターン技しかなかった。
  • 「つばさでうつ」の威力は当時なんと35。
  • 対戦では、地面技自体はメジャーであったものの、上述の一致技問題に加え、氷全盛期のためやや不遇気味だった。
  • 「かぜおこし」は初代のみノーマル技だった。
第2世代
  • 「つばさでうつ」の威力が60に修正。
  • 新タイプのはがねに半減される。
  • 対戦では、氷の弱体化、ガラガラ・メガニウム、ヘラクロス等の台頭、まきびしの流行等で相対的に強化。
  • 上空で待機中のポケモンに「かみなり」が100%命中するようになった。この世代で該当するのは「そらをとぶ」のみ。
    ちなみに「そらをとぶ」は「まもる」「みきり」の登場により対戦ではより使用しづらくなった。
  • 金銀のパッケージとなった禁止級伝説はどちらも飛行タイプを有し、前作の3鳥に引き続き伝説を多く含むタイプに。
第3世代
  • 攻撃技「つばめがえし」が登場、技マシン追加。
  • ダブルバトルが登場し、全体攻撃技の地震が強力であったためそのパートナーや対策として使われる事が多かった。
  • 飛行タイプでなくとも地面を無効にできる特性「ふゆう」が登場し、多くのポケモンに配られた。以降の世代でもそれなりの数が追加されている。
第4世代
  • 技の物理・特殊分離により、「エアスラッシュ」等の特殊技が登場。
  • 高威力技「ブレイブバード」が登場。技威力面が大きく改善された。
  • 再生回復技「はねやすめ」が登場、技マシンにも追加。使ったターンは飛行タイプが消えるという特殊な仕様。
  • 補助技「おいかぜ」登場。HGSSで教え技に追加。
  • エスパーの補助技「じゅうりょく」が登場、重力状態の間は飛行タイプのポケモンに地面技が等倍で入るようになる。
  • アイテム「くろいてっきゅう」登場、持たせたポケモンは素早さが半減し、飛行タイプの場合地面技が当たるようになる。トリックなどで押し付ける戦術も使われた。
第5世代
  • 高威力特殊技「ぼうふう」が登場。
  • 物理技「アクロバット」登場。アイテムを持っていない際に高威力となる優秀な技で、当時存在したアイテム「ひこうのジュエル」を持たせての運用が流行した。
  • 「はねやすめ」の技マシンが消失。BW2で教え技として復帰。
  • 「おいかぜ」の効果持続ターンが3→4に上方修正。
  • 岩技「うちおとす」が登場。うちおとすを受けた飛行ポケモンには地面技が当たるようになる。
  • 初の飛行単タイプとなるトルネロスが登場。
  • 初登場のトリプルバトルでは、飛行技は他と違い端から反対側の端へ攻撃できるという特徴を持ち、強属性となる。
第6世代
  • 多数の特殊技の威力が下方修正。飛行技は「ぼうふう」の威力が低下。
  • 特性「はやてのつばさ」を持つファイアローが登場。飛行技を優先度+1で撃てるというものであり、これにより環境から低耐久の飛行弱点持ちが消滅する事となる。
    ファイアロー自体は種族値もそこまで高くないにもかかわらず、環境に大影響を及ぼす存在となった。ORAS頃になるとこれまでと比べ耐久型のファイアローも蔓延するようになる。
  • ひこうタイプや浮遊しているポケモンのみが参加できる戦闘「スカイバトル」がストーリーで登場。
  • 「はねやすめ」の技マシンが復活。
  • ノーマルジュエル以外のジュエルが消失。これにより、アクロバットの使用率が激減した。
  • 初めてタイプ1に飛行を有するオンバーンが登場。
第7世代
  • 特性「はやてのつばさ」の効果がHP満タンでないと発動しないようになり、ファイアローが環境から退く。これにより、第6世代で駆逐されていた飛行弱点ポケモンが使用しやすくなった。
  • ペリッパーが特性「あめふらし」を獲得し、ペリッパー自身はもちろん、暴風習得ポケモンが雨パで活躍できる機会が増えた。

飛行タイプの平均種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計
平均 79(78) 89(87) 76(75) 86(84) 80(77) 92(91) 503(491)
最大 150 150(145) 140 150(145) 154(140) 160 680(600)
最小 45 35 45 40 45 40 330
※最終進化系54(霊獣フォルム含む)種+ストライク+シェイミ@スカイフォルム+スピンロトムの計54種。
()内は禁止級除外時。

ピジョットみたいな明らかに鳥なものから、ボーマンダのような竜、ワタッコ、バタフリーなど、色々いるため数が多い。
そのためか、平均種族値も素早さがちょっと高い程度で特徴はあまりなかった…が、
第5世代の飛行ポケモンは攻撃特攻素早さが高く(素早さの平均は100.8)、その他が低い傾向にあるので、
各平均の差が大きくなった。
飛行タイプは大きく分けて鳥型、虫型、ドラゴン型、浮遊型の4つに分類される。(ニ○ニ○大百科より)

種族値ランキング

合計値

順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガレックウザ 780 15 フリーザー 580
2 メガボーマンダ 700 サンダー
3 ルギア 680 ファイヤー 580
ホウオウ トルネロス化
レックウザ トルネロス霊
イベルタル ボルトロス化
7 メガリザードンY 634 ボルトロス霊
8 メガプテラ 615
9 カイリュー 600
メガカイロス
ボーマンダ
シェイミSF
ランドロス化
ランドロス霊

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 フワライド 150 1 メガレックウザ 180
2 イベルタル 126 2 メガリザードンY 159
3 バルジーナ 110 3 レックウザ 150
4 ルギア 106 4 ボルトロス霊 145
ホウオウ 5 メガピジョット 135
6 レックウザ 105 6 イベルタル 131
メガレックウザ 7 サンダー 125
8 ヨルノズク 100 ファイヤー
ドンカラス トルネロス化
シェイミSF ボルトロス化
ウォーグル
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガレックウザ 180 1 ルギア 154
2 レックウザ 150 ホウオウ
3 メガボーマンダ 145 3 マンタイン 140
ランドロス霊 4 フリーザー 125
5 アーケオス 140 5 タマンタ 120
6 ボーマンダ 135 6 トゲキッス 115
メガプテラ メガリザードンY
8 カイリュー 134 8 Sロトム 107
9 イベルタル 131 9 トゲチック 105
10 ホウオウ 130 10 チルタリス
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 エアームド 140 1 テッカニン 160
2 ルギア 130 2 メガプテラ 150
メガボーマンダ 3 プテラ 130
4 グライオン 125 クロバット
5 メガカイロス 120 5 シェイミSF 127
6 Sロトム 107 6 ファイアロー 126
7 グライガー 105 7 オオスバメ 125
バルジーナ 8 オンバーン 123
9 ビークイン 102 9 メガボーマンダ 121
10 フリーザー 100 トルネロス霊
メガレックウザ

種族値ランキング(ワースト)

最終形態とストライクが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 デリバード 330
2 カモネギ 352
3 レディアン 390
4 バタフリー 385
アゲハント
6 ビビヨン 411
ペラップ
8 アメモース 414
9 ガーメイル 424
10 ココロモリ 425

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 デリバード 45 1 エアームド 40
2 スピンロトム 50 2 グライオン 45
3 カモネギ 52 3 オオスバメ 50
4 レディアン 55 テッカニン
エモンガ ムクホーク
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 レディアン 35 1 デリバード 45
2 マンタイン 40 2 アゲハント 50
3 バタフリー 45 オオスバメ
4 ヨルノズク 50 ビビヨン
ペリッパー ガーメイル
トゲキッス
ビビヨン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 フワライド 44 1 ビークイン 40
2 デリバード 45 2 アメモース 60
テッカニン 3 アゲハント 65
ペラップ ペリッパー
5 バタフリー 50 5 ガーメイル 66
ヨルノズク
アゲハント
ガーメイル
ビビヨン

飛行タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン 複合タイプ 主なポケモン
ノーマル ムクホーク・ウォーグル等(10+1) エスパー ネイティオ・ルギア・シンボラー等(4)
リザードン・ファイヤー・ホウオウ等(4+1) バタフリー・レディアン・ビークイン等(8+1)
ワタッコ・トロピウス・シェイミ※(3) プテラ、アーケオス(2+1)
ギャラドス・マンタイン・ペリッパー等(4) ゴースト フワライド(1)
電気 サンダー・エモンガ・ボルトロス等(4) ドラゴン カイリュー・オンバーン・ボーマンダ等(5+2)
フリーザー・デリバード(2) ドンカラス・バルジーナ・イベルタル(3)
クロバット(1) エアームド(1)
地面 グライオン・ランドロス(2) 格闘 ルチャブル(1)
フェアリー トゲキッス(1)
(()内は各タイプのポケモンの数。※はスカイフォルムのみ。トゲキッスは第五世代以前はノーマル・ひこう)

トルネロス(+蒼空プレートアルセウス)以外は全部複合タイプに属する。
全タイプとの複合が存在するのは飛行のみ。
逆に単タイプの登場は、タイプそのものが第6世代初登場であるフェアリーを除き最も遅かった。

飛行タイプ1つだけでメジャーな地面・格闘を無効・半減にしてくれるが、
電気、氷、岩のうち2つ以上等倍以下はエアームドとグライオン・ランドロスのみで弱点4倍もちは51種中26種と半分を占める。
これらに対抗できるサブウェポンに乏しいポケモンが結構多いので、
こうしたデメリットはかなりの痛手となる。

ステルスロックが等倍になるのもエアームドとグライオン・ランドロス・ルチャブルの4種のみで、
大半は1/4又は1/2も削られてしまうことも痛い。
しかし、まきびしやどくびし無効であり、特にどくびし無効は大きい。

相性上、草と虫には攻守ともにかなり優位に立てるが、
草・虫とともに鋼にも対抗できる炎がいるため、やや影が薄い。

このように、タイプ的な恩恵を受けているポケモンは少数なのが現状。

飛タイプの主な技

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
ブレイブバード 物理 120 100 15 単体(遠隔) 与えたダメージの3分の1ダメージを自分も受ける
そらをとぶ 物理 90 95 15 単体(遠隔) 1ターン目は空を飛び、2ターン目に攻撃
ドリルくちばし 物理 80 100 20 単体(遠隔) 通常攻撃
ついばむ 物理 60 100 20 単体(遠隔) 相手の木の実を奪って食べる
つばめがえし 物理 60 --- 20 単体(遠隔) 必中
アクロバット 物理 55(110) 100 15 単体(遠隔) 道具を持っていないと威力2倍
ぼうふう × 特殊 120 70(変) 100 単体(遠隔) 30%で混乱・雨天時は必中
エアスラッシュ × 特殊 75 95 20 単体(遠隔) 30%で怯み
技名 直接攻撃 ↓は変化 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
オウムがえし × 変化 --- --- 20 単体 相手が使った技と同じ技を出す
おいかぜ × 変化 --- --- 30 味方の場 4ターンの間、場の自分のポケモンは素早さ2倍
はねやすめ × 変化 --- --- 10 自分 自分の最大HPの50%を回復・そのターン自分の飛行タイプが無効
フェザーダンス × 変化 --- 100 15 単体 攻撃↓↓

攻撃技17種類(内専用技2種類)+変化技5種類の全部で22種類。
物理技は「ブレイブバード」を覚えるかどうかにかかっている部分が非常に大きい。「ドリルくちばし」は安定した技だが習得者は少ない。
第5世代で登場した「アクロバット」は条件付ながら高威力の技となり、同世代で登場した新アイテムのジュエル系と相性がよい。
更に飛行タイプでなくとも多くのポケモンが習得可能で、サブウェポンとしての性能も高い。
「ついばむ」「つばめがえし」はそれぞれ追加効果は役立つが、威力の低さからメインとしてもサブとしてもピンポイントになりがち。
上手く使えるのは特性「テクニシャン」等で威力の底上げが可能なポケモンだろう。

特殊技は高威力だが命中難の「ぼうふう」と、低威力だが高命中の「エアスラッシュ」の2つが使いやすい技。
特に後者は3割怯みの追加効果が優秀で、特性「てんのめぐみ」を持つトゲキッスのストップコンボとしても名高い。
(しかし「ぼうふう」は習得者が少なく、また「エアスラッシュ」も覚えない特殊型の飛行ポケモンもそれなりにいる)
変化技は「はねやすめ」が一番よく使われ、飛行タイプの耐久型はもちろん、回復手段としても有用である。

「そらをとぶ」は対戦では見ないものの、ストーリー攻略用・移動用と何かと便利な技である。

余談ながらブレイブバード、ドリルくちばしを飛行タイプ以外で覚えるのはそれぞれバシャーモ、エンペルトのみ。
(どちらも(飛べない)鳥がモチーフであると思われる)

技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
ゴッドバード × 物理 140 90 5 単体(遠隔) 1ターン目に貯めて、2ターン目に攻撃・30%で怯み・急所ランク+1
とびはねる 物理 85 85 5 単体(遠隔) 1ターン目に飛び跳ねて、2ターン目に攻撃・30%でマヒ
デスウイング × 特殊 80 100 10 単体(遠隔) 与えたダメージの75%HPを回復・イベルタル専用技
おしゃべり × 特殊 65 100 20 単体(遠隔) 100%で混乱・ペラップ専用技
エアロブラスト × 特殊 100 95 5 単体(遠隔) 急所ランク+1・ルギア専用
フリーフォール 物理 60 100 10 単体(遠隔) 1ターン目に上空に連れ去り、2ターン目に攻撃
ガリョウテンセイ × 物理 120 100 5 単体(遠隔) 使用者の防御特防↓・レックウザ専用

こっちは習得者が限定的、または少しマイナーな技の一覧。
「ゴッドバード」は「パワフルハーブ」と組み合わせて、一度きりだがその威力故にある程度のダメージは期待できる。
同じような動きは「とびはねる」でもできるが、威力は比べ物にならない上命中率も危うい。
…しかしこれしか飛行タイプの技を覚えないポケモンも多いので意表はつけるかもしれない。
「エアロブラスト」は安定した高威力の特殊技だが、ルギア専用で他のポケモンは使用できないのが残念なところ。

登場ポケモン早見表

太字はメガシンカ可能
  • 第1世代
リザードン(メガシンカXは炎ドラゴン)、バタフリー、ピジョット、オニドリル、カモネギ、ドードリオ、ストライク、カイロス(メガシンカ限定)ギャラドス(メガシンカは水悪)、プテラ、フリーザー、サンダー、ファイヤー、カイリュー(+ゴルバット)
  • 第2世代
ヨルノズク、クロバット、ネイティオ、ワタッコ、デリバード、マンタイン、エアームド、ルギア、ホウオウ(+トゲチック、ヤンヤンマ、ヤミカラス、グライガー)
  • 第3世代
アゲハント、オオスバメ、ペリッパー、アメモース、テッカニン、チルタリス(メガシンカ後は飛行タイプが消滅)、トロピウス、ボーマンダレックウザ
  • 第4世代
ムクホーク、ガーメイル、ビークイン、フワライド、ドンカラス、ペラップ、トゲキッス、メガヤンマ、グライオン、シェイミ(スカイフォルム)、スピンロトム(当時はゴースト)
  • 第5世代
ケンホロウ、ココロモリ、シンボラー、アーケオス、スワンナ、エモンガ、ウォーグル、バルジーナ、トルネロス、ボルトロス、ランドロス
  • 第6世代
ファイアロー、ビビヨン、ルチャブル、オンバーン、イベルタル

第1世代

当時から数が多く、序盤に登場するポッポから四天王ワタルの切り札カイリュー、伝説の三鳥など多彩。
+氷のフリーザーは第2世代のデリバード以降出ず、+電気、岩は第5世代までサンダー、プテラのみと珍しい複合タイプは多かった。
特に、+毒は現在でもズバットとその進化形のみしか出ていない。

三鳥は吹雪を使うフリーザーが圧倒的に強く、サンダーもなかなかの実力を誇った。
逆にファイヤーは技が乏しく、ほとんど見向きもされず、99年の公式大会でも三鳥で唯一使うことができた。
ちなみに赤緑青ではリザードンもズバットもカイリューも空を飛べなかった。しかしドードリオは可能だった。

攻撃面では、弱点をつけるのは当時冷遇されていた草・虫・格闘、逆に電気には半減と、大いに不遇、
その為、攻撃技はドリルくちばしか空を飛ぶを技スペースが空いていれば入れる程度だった。
一応、今も最大の威力の飛行技であるゴッドバードは、技マシンにより覚えられる飛行ポケも多かった
(カモネギ以外のノーマル複合やプテラ、三鳥など)ため、汎用性だけはあったが、
1ターン溜めが必要だったり、そもそも飛行技の需要がなかったため、ほとんど使われることはなかった。
また、つばさでうつは当時威力が35しかなく、とても普段から使える威力ではなかった。
各種攻略本には威力60と記載されており、エスパーに対するゴースト技の相性などと同様の設定ミスと思われる。

守りの面では地面無効という点が注目されたが、耐性を持つ虫・格闘はいずれもまともな技が無かったため、決して良いとはいえず、
弱点については、岩技は殆ど使われなかったものの、当時から電気・氷(特に10万ボルト・吹雪)の使用率は高かったため、パッとしなかった。
おかげで電気4倍のギャラドスや氷4倍のカイリューは種族値合計が高いだけの見かけ倒しと揶揄される体たらくだった。

タイプとしては攻守共に不遇であり、99カップにおいてもリザードンがそこそこの需要を得ていた程度である。

第2世代

悪・鋼タイプが登場し、早速、+悪のヤミカラス、+鋼タイプのエアームドが登場。
ゴルバットは進化してクロバットになり、130族という点を生かした嫌がらせ型として使われる。
新しい特殊受けとして、ギャラドスに次ぐ+水のマンタイン、序盤鳥ポケとしては珍しく物理<特殊というステータスを持つヨルノズクも登場。
その他、+草のワタッコ、+地面のグライガー、+超のネイティオなどもいた。
新しい禁止級のホウオウ・ルギアも飛行タイプをもち、凶悪な専用技を生かす。
計、10種以上もの最終進化形が出て、この時代には既に格闘とゴースト以外の組み合わせがそろうことになった。

鋼タイプの登場で半減が増えたものの、氷タイプと吹雪の弱体化、草・虫・格闘タイプの台頭から、相対的に地位は上昇。
また、第2世代後期の昆布のメジャー化により、巻き菱無効も大きかった。勿論、前作から強力な地面技を無効化できるところも利点。
具体的にはヘラクロス・ガラガラ・メガニウム等に強かった。

技としては、最高威力は習得者の少ないドリルくちばしのままだったが、翼で打つの威力は60にアップした。
空を飛ぶは準備態勢中でも当たる技や、守るが登場したため大幅に弱体化した。
風起こしは飛行タイプとなったが低威力ゆえ需要はなかった。
なおゴッドバードは、ねごとで選択されない技という理由で採用されることがあったらしい。
ちなみに新技はルギア専用技のエアロブラストのみだった。

三鳥では日本晴れ+大文字で火力が上がったファイヤーが強化された他、サンダーはトップクラスの強ポケにまで躍り出た。
逆に前作で猛威をふるったフリーザーは吹雪の弱体化や特攻の低下により、メジャークラスから陥落した。

第3世代

最終進化形は9種追加される。
+ドラゴンは今までカイリューのみだったが、チルタリス、ボーマンダ、レックウザと大幅増加。
+ノーマルのオオスバメは特性「根性」持ち。状態異常玉のない当時はやや活かしづらかったが状態異常技への牽制に利用するくらいは出来た。
テッカニンは特性「加速」を持ち、バトン役として活躍する。

特性が初登場し、ワタッコなど新たな可能性が開かれたポケモンが多数現れる。
しかし、実戦では役立たない特性「鋭い目」を渡された飛行タイプのポケモンも多かった。
ギャラドスあたりは、優良特性「威嚇」に加えて、竜の舞や地震を手に入れ強化された。
直接の関係はないが、飛行タイプと同様に地面タイプの技が効かない「浮遊」という特性も出現した。

一方ダブルバトルでは、当時強力だった地震使いのパートナーとなることが多かった。
また、弱点の少ないルンパッパ潰しの役割を持てることも強みだったが、電気タイプの流行という悩みも抱えていた。

第4世代

今世代も新ポケモンが続々登場。
+ゴーストのフワライドが登場し、格闘以外全てのタイプとの複合ポケモンが存在するようになった。
+ノーマルのペラップは専用技「おしゃべり」を覚える。録音した音声が攻撃時に流れ、それが技の効果の発動率に関係するという、一風変わった技だ。
その他にもトゲキッスやメガヤンマ、グライオン、ドンカラスといった既存ポケの進化形や、伝統の序盤鳥であるムクホークが登場した。
特にムクホークは序盤鳥最強と謳われ、トゲキッスと共に+ノーマル複合の双璧を形成した。

既存ポケでは、クロバットが催眠術、後述のブレイブバードなどを手に入れ大幅に強化。
ギャラドスはめざパ以外でタイプ一致物理を使えるようになった(ただしまともな飛行物理技はなくなった)。
また、+ドラゴン連中が一致逆鱗等で物理火力面が強化されより龍の舞を生かしやすくなったり、
オオスバメの火炎玉+根性、ストライクのテクニシャン+ツバメ返し等のシナジーも登場した。
RSEでは禁止級底辺に追いやられていたホウオウは、HGSSのブレバ獲得で再浮上、
後述のWCS2010ではメジャー飛行ポケの一角を占めるようになった。厨性能の聖なる炎の存在も大きい。

攻撃面では、物理特殊分離化により特殊飛行技が登場。
既存のポケモンではファイヤーやリザードン、ヨルノズクくらいしか強化につながっていないが、
トゲキッスやメガヤンマ等、新ポケモンは特殊飛行技の恩恵をかなり受けている。
物理技には、飛行版捨て身タックルという威力の高い「ブレイブバード」などが追加され、物理面での威力不足は解消された。
攻撃技、補助技共に優秀な技が追加されたといえる。
また、ゴッドバードはパワフルハーブの登場とHGSSでの教え技化により始まったかに思われた…が、
ハーブは外れても消費される点や、ハーブ消費後はお荷物になる、等のデメリットがあり、
また先に述べた高火力のブレバの登場で、ネタ技の域は脱したが結局使用率は微妙のまま。
一方防御面では地面・格闘の定番サブウェポンとなったストーンエッジの登場や、
ダブルバトルでの全体攻撃のダメージ補正変更による岩雪崩・吹雪の強化や地震の弱体化、放電の登場などで下方修正が目立つものの、
飛行タイプをなくす特異な再生回復技「羽休め」でタイプ相性を激変させることによる弱点技への対処が可能になっている。
特にサンダー等がこの恩恵を大きく受けた。

HGSSで重力、追い風が教え技化して、覚えられるポケモンが大幅に増えた。
重力を使われると地面タイプの技が普通に当たるようになるので注意が必要。

WCS2010ではHGSSでブレイブバードを獲得しユキノオーやメタグロス、ドクロッグなどのメジャーなポケモンに強いホウオウ、
アンコールやこの指とまれ、追い風、電磁波と優秀な補助技を持ち、高い種族値をもつトゲキッス等が活躍している。
一方でルギアはクレセリアに、レックウザはシンオウ三龍に需要を阻まれがちなのかあまり見られない。
技としても、炎とは、大人気の草と共に格闘にも抜群をとれ、竜に等倍となるという点が違う面で、評価されている。
天候に左右されないのも大きい。

サンダー・トゲキッス・ホウオウ等、強豪を多く有する飛行タイプではあるが、
数が多い為に強豪も多いだけであり、決して総じて強豪揃いのタイプというわけではない。
むしろ、カモネギやデリバード、オニドリル、アゲハントなどの不遇組はだいぶ明確となり、
飛行タイプ内での格差は広がりつつある。

第5世代

新たな飛行タイプは11体、スピンロトムを含めると12。今作はクリアまで新規ポケモンのみという展開のために新規勢の数も多い。
おなじみのノーマル飛行では序盤鳥のケンホロウ、終盤に登場するウォーグル。
エスパー飛行でズバットポジションのココロモリ、同じくエスパー飛行で個性的な外見のシンボラー、一般ポケ初の電気飛行となるエモンガ、
岩飛行の化石組で能力は高いがデメリット特性持ちのアーケオス、4体目の水飛行となるスワンナ、悪飛行で耐久型種族値のバルジーナ。
更に準伝説系として、電気飛行のボルトロス、まさかの飛行単のトルネロス、地面飛行のランドロスが登場。

ノーマル飛行組やココロモリ等は同タイプの強力なライバルの前に影が薄い。
一方、準伝説組のトルネロス、ボルトロスは特性「いたずらごころ」を持ち、補助技の優先度が+1されるという強烈な特徴を備えている。
目立った補助技はそれほど多くはないものの、トルネロスは先制追い風、ボルトロスは先制電磁波を使うことができ、また攻撃性能も高いこともあって活躍している。
ランドロスもバンギラス等で砂嵐を撒いた状態だと砂の力によりかなり受けにくくなる上にすばやさも100族より高く、侮れない存在。
これらはBW2にて霊獣フォルムという新形態が登場。
特にランドロスの霊獣フォルムは特性威嚇と高い攻撃力を持ち、化身も夢特性のちからずくが解禁されて特殊型が強くなったため早々に活躍の場を増やした。

新技として念願の高威力特殊技である「ぼうふう」、条件付きだが反動のない高威力物理となる「アクロバット」、
1ターン溜め技だがその間は相手を行動不能とする「フリーフォール」が登場した。
「アクロバット」は今作から新登場アイテムの、一度だけ各タイプの威力を1.5倍にする「○○のジュエル」との相性が抜群。
ひこうのジュエルでアクロバットを使用した場合は2倍後に1.5倍されるという仕様上、タイプ一致のメインウェポンとしても実用できる。
飛行タイプだけではなく身軽なポケモンの多くが技マシンで覚える為、「サブウェポンとしての飛行技」が一気に現実味を帯びる事となった。
また「おいかぜ」の持続ターン数が3から4に伸び(使用ターンを含むため、実質3ターン)、飛行タイプの優秀な補助技として使われる機会が増加した。
フリーフォールは、攻撃準備中に重力を発動させると相手が空中に置き去りにされたままになるというバグが原因でランダムマッチでは禁止技となってしまい、実質的なシナリオ&サブウェイ専用技と化してしまった。

既存ポケモンではフリーザー、ファイヤー(以上BW2以降)、ピジョット、カイリュー、ペリッパーがぼうふうを取得したほか、多くの飛行タイプがアクロバットを取得。
またノーマル飛行組の中で一際影の薄かったカモネギがまさかのブレイブバードを取得し、オニドリルは地面技であり急所に当たりやすいドリルライナーを取得して電気タイプに対して牽制できるようになった。
虫飛行組では、虫タイプの凶悪な新積み技「ちょうのまい」をアゲハントやアメモース、ガーメイルが覚えることに。
無論、元が弱かったポケモンはこれらだけでどうにかなるものではないが、純粋に強化ではある。
特にオニドリルはドリルライナーに加え急所に当たりやすくなる特性の「スナイパー」を与えられた影響で
「ロマン溢れるポケモン」として依然メジャーではないものの他の飛行組とは全く違う道を歩み始めている。
竜飛行組ではカイリューがぼうふうの他に遺伝でアクアジェットを覚えるなどの追加があり、
またチルタリスは防御を三段階上昇させる新積み技の「コットンガード」を習得するなど、差別化が進んでいる。
一方BWでは教え技が廃止されたため、前作では多くの飛行ポケモンが使用できた「ねっぷう」等はBW2で教え技が再解禁されるまでは前作から持ってくる以外では覚えられず、新たな遺伝技などとの両立が出来なかった。
また、はねやすめの技マシンがなくなったが、これもBW2で教え技として実装された。

ペラップはWi-Fiのランダムバトルにおいて一部伝説と同じ禁止級(出場できない)という扱いを受けた。
伝説解禁戦の大会2種においても、禁止級が軒並み出場可能の中唯一規制されてしまった。
尤も元の性能が性能な上、Wキュレム流行により飛行タイプに逆風が吹いていた環境では出場できたところで活躍する機会はまず無かっただろうが…
このような事態を招いたのは完全専用技の「おしゃべり」による対戦相手への中傷を防ぐ為というのが通説である。
フリーフォール共々、これらの解禁は第6世代では仕様変更を待つこととなる。
なお、タマゴから生まれるポケモンを希望の能力にする方法(乱数調整)にペラップが役に立つことが判明した。

今回から登場した、岩タイプの「うちおとす」という技で飛行タイプが消される場合もあるので十分注意が必要である。
しかも新アイテムの風船で誰でも飛行の利点である地面無効を得られるようになったのは若干悔しいところ。

また、新しいバトルの形式である「トリプルバトル」では、単体攻撃が自分と相手がどの位置にいても攻撃を行えるという効果が与えられた。
同じ効果を持つわざは波動シリーズしかないため、飛行タイプの攻撃わざの価値は上昇した。
波動シリーズは軒並み特殊なので、長射程の物理技は飛行タイプのみの特権である。
但しめざ飛は対象外のため、サンダー等この特権を活かせないポケモンもいる点には注意が必要。

2012年末に開催されたクリスマスカップではホウオウはミュウツーのサイコブレイク習得により霰パへの優位性がやや下がり弱体化。
ルギアはマルチスケイルを得て最弱から脱出し、常に格差があったジョウトの2匹が(初めて?)同格程度になった。
ただしレックウザはVジェネレートを貰ったもののふぶきゲーに適応できるはずもなく最底辺扱いのまま。
基本的にふぶきがあまりに強すぎて飛び交う上に草と違って伝説相手に有利を取れる訳でもない飛行タイプは伝説ルールでは弱タイプ扱いのことが多い。
ただ、ルンパッパ、ユキノオーやコジョンド、カポエラーなどの有力な非伝説は飛行弱点のことが多く、案外弱点はつきやすいので全く利点がない訳ではない。
13年7月末のグローバルショーダウンでは耐久を活かしやすいシングルだったこともあって前述のマルスケルギアが台頭。
マルスケを貫通して一致弱点を突くFCキュレムおよびゼクロムという天敵はいるものの、クリスマスに比べれば大躍進と言える。
レックウザも逆鱗を活かしやすくなり一応不遇脱却を果たしてはいるがこいつが本領を発揮するのはもう少し先の話…。

第6世代

新規飛行ポケモンは毎度おなじみの序盤鳥・虫枠であるファイアローとビビヨン、初の格闘複合であるルチャブル、クロバットと種族値が似通ったドラゴン複合のオンバーン、Yのパッケージを飾る禁止級のイベルタル。
新ポケモンの種類が非常に少ない事もあり僅か5系統のみの登場となった。

この中でも特筆すべきは序盤鳥でありながら今までの定番を覆す炎複合のファイアローであろう。
専用夢特性の疾風の翼は飛行技の優先度を+1する効果を持つ。
これによりスカーフや加速の上から一致ブレイブバードを叩き込む事が出来、草や格闘は勿論の事、物理耐久に乏しい速攻ATをも釘付けにする事が出来る。
疾風ブレバは自身も習得するファストガードで無効化されるという欠点はあるものの、元々のS種族値が非常に高く鬼火、とんぼ返り、挑発などで器用な立ち回りを見せ、ルールを問わず高い人気を誇っている。

この世代からフリーフォールとペラップがwi-fi対戦で使えるようになった。

今世代ではメガシンカという任意発動可能なFCが登場し、飛行タイプではカントー・ホウエンポケモンの一部に実装された。
メガシンカは本来そのポケモンに対応したメガストーンを装備する事が条件でありアイテム固定というリスク付だが、ORASで登場したメガレックウザはこの法則を覆した。
レックウザは新技のガリョウテンセイ(性能は飛行版インファイト)を習得していることがトリガーとなっており、アイテムを自由に選べるメガシンカという恐るべき存在となる。
攻撃面ではこのガリョウテンセイによりフェアリーの登場で浮き彫りとなった飛行技の威力不足を一気に解消し、防御面ではメガ特性のデルタストリームによって飛行タイプの弱点も打ち消すという強化がなされた。
グラードン、カイオーガのゲンシカイキで発生する特殊天候も任意のタイミングで上書き可能であり、有用な対抗策としても期待がかかる。
今までの伝説戦(特にダブル)で後れを取っていた事を考えれば相当な大躍進と言えるだろう。



第7世代

○新ポケモン
専用技くちばしキャノンとロックブラスト、タネマシンガンを持つ重戦車のドデカバシ、専用技めざめるダンスと選べる4つのタイプを持つオドリドリ、専用特性リミットシールドを持つからやぶ使い最速のメテノ 、優秀な鋼複合でかつ素早さ以外が満遍なく高で体重カンストからのヘビーボンバーも撃てる器用万能のテッカグヤ。進化前のフクスローを除くとなんとたったの4種。

フィールド展開特性の実装により飛行タイプであることがデメリットとして働くことが起こるようになったが、ランドロスボルトロスボーマンダは健在で、地面が環境に刺さりやすくなったためか、グライオンも順位を上げている。

○新技・既存技調整
先述のくちばしキャノンが実装され、また、飛行タイプも併せ持つ格闘タイプの技のフライングプレスの威力が80から100に上がった。

○既存ポケモン強化組
一番新環境に影響を与えたのは強特性あめふらしが追加され特攻種族値も90に上がったペリッパーだろうか。またアメモースは特攻と素早さがそれぞれ20上昇するという大幅な強化を受け、その他ドードリオの素早さが110まで上昇し、とびげりやつるぎのまい等を習得。カモネギは攻撃種族値が90まで上昇、デリバードはドリルくちばしがまさかのレベル技に追加。ヨルノズクの特攻は86まで上昇し、ムーンフォース習得。マンタインもHPが85まで引き上げ+はねやすめ習得、オオスバメは特攻が上昇し、扱いづらいとはいえ念願の物理格闘技、きしかいせいを習得。ギャラドスは特殊型には嬉しいぼうふうを、バタフリーも一応とはいえエアスラッシュを習得した。

USUMではスワンナがタマゴ技でアクアジェット、新教え技でアクアブレイクを習得。またドードリオは地面技のじだんだを習得し、格闘等倍の鋼のも一矢報いることが可能に。オニドリルもきあいだめの上位互換に近いとぎすますを習得。ヨルノズクは今まで頼っていたエアスラッシュの威力を大幅に上回るぼうふう、レディアンは今まで無かったカウンターを習得し、カモネギグソクムシャの専用技だったであいがしらが、デリバードもカロス/アローラマーク実装以降閉め出されていたカウンターがタマゴ技に追加された。ドデカバシもはたきおとすやダストシュート、おいかぜその他諸々を習得。オドリドリが習得したこごえるかぜはめざパ氷の代用品となる技であり、メテノはしねんのずつきとアイアンヘッド、そしてテッカグヤと共にじゅうりょくを習得。

○既存ポケモン弱体化・不遇組
第6世代においてトップメタの一匹だったファイアローははやてのつばさの仕様変更により弱体化。
不遇組のオニドリルカモネギには先述の強化が行われたものの、同時期に行われたドードリオドデカバシの強化により、相対的には強くなったとは言えないのが実情だったりする。そしてアメモースの強化はガーメイルアゲハントの立場を以前にも増して潰している。

歴代の主な飛行使い

第二世代にハヤト、第三世代にナギ、第五世代にフウロ、第七世代にカヒリが登場した。
また、ドラゴン使いのワタルも複合タイプの都合で飛行が多く、金銀では手持ち全てが飛行持ちである。
ハヤトは金銀ではどろかけ、HGSSでははねやすめを使い、持久戦にもちこんでくる。
金銀でも最初にチコリータを選ぶと苦戦しがちだが、HGSSではレベルも上がり序盤にしては防御力が高いこともあって最初のジムにしてはそれなりの難易度。
ナギは竜複合で電気等倍のチルタリスに電気対策のじしんを覚えさせ、電気ポケモンに一泡吹かせた。
フウロは象徴であるアクロバットを先発のココロモリしか持っていない(覚えられない)。
前後でバチュルやゼブライカが手に入るため、ほとんど苦労しない。
カヒリは初の飛行タイプの四天王。サンムーンの四天王の中で唯一ストーリーに関わらない。

飛行タイプを専門とする一般トレーナーは、第一~第四世代に登場したとりつかい、第五世代に登場したパイロットが挙げられる。
とりつかいは第一~第三世代は男性のみの登場だったが、第四世代では逆に女性しか存在しない。
第六世代に登場するスカイトレーナーは、とくせいふゆうのポケモンと共に飛行タイプを使用。
こちらも同条件でしかバトルできないスカイバトルを挑んでくる。

なお、初代やFRLGで最初にフシギダネを選んだ場合、チャンピオンとして登場するライバルの手持ちの6体中3体が飛行になる(ピジョット、ギャラドス、リザードン。FRLGは強化後はピジョットが抜けてヘラクロスになるため、強化前のみ)。

議論所

勝手ながら、飛行タイプの技としてゴッドバードを追加。
間違ってるとこや補足あったら訂正頼む。
↑ゴッドバードはXD教え技でいろいろ覚えられるよ
↑そうだな、てかタマゴ技の存在を忘れてた……初代の飛行は割と覚えられる奴多いんだな
という訳で修正。

第2世代のところでヤミカラスが抜け落ちてたので追加しました

主な技を追加。修正or削除よろしく
↑ドリルくちばしもかなり有用だと思うけど、ドリル使えるやつが軒並みブレイブを覚えているのか…。

HGSSの教え技について追加。ついでに、重力・追い風について書いておいた。
加筆・修正頼みます。

強化・不遇組のところのHGSSってRSEの間違いだよね?
とりあえず修正しておきました

ぺラップのことを忘れないで・・・。
↑追加してみた。

シンボラーは対戦で結構見かける気がするんだが。

ところでトリプルバトルで全体技を除く飛行タイプの攻撃技は端から端へと攻撃できるという特徴があるんだけど書いた方がいいかな?
↑追加した

飛行単タイプで羽休めを使うとノーマルになるって聞いたけど

スワンナは「同タイプのポケモン」に劣っているとは言い難いのでやや修正
決定力は物理でも特殊でも最大なうえにブレバ持ちは唯一の存在

一応ルチャブルとトゲピー系統のタイプ変更で複合タイプは全部網羅したことになるね

第5世代があまりに長いので一部カット

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最終更新:2023年02月23日 13:52