カイリュー トレーナー型

No.149 タイプ:ドラゴン/ひこう
特性:せいしんりょく(怯まない
           特性「いかく」の効果を受けない(第8世代から))
隠れ特性:マルチスケイル(HPが満タンの時に受けるダメージを半減する)
体重:210.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
入手可能ソフト:赤緑青ピ金銀ク(VC)/FRLG/DPt/HGSS/BW/BW2/XY/SM/USUM/GO/LPLE/SWSH(冠)/BDSP/SV
技構成に難あり HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 どのような技か
ワタルのカイリュー 91 134 95 100 100 80 バリア-
ワタルのプテラ 80 105 65 60 75 130 いわなだれ
ヤナギのドククラゲ 80 70 65 80 120 100 リフレクター+ミラーコート
マチスのライチュウ 60 90 55 90 80 100 なみのり+きしかいせい
シバのナッシー 95 95 85 125 65 55 げんしのちから+だいばくはつ
ナツメのハッサム 70 130 100 55 80 65 ひかりのかべ+きしかいせい
ダキムのヌマクローLv36 70 85 70 60 70 50 だくりゅう
エメのランターン 125 58 58 76 76 67 じしん
カゲツのダーテングLv48 90 100 60 90 60 80 じんつうりき
キクノのドサイドンLv55 115 140 130 55 55 40 がんせきほう
ヘルゴンザのエアームド 65 80 140 40 70 70 はかいこうせん
アンズのクロバット 85 90 80 70 80 130 ブレイブバード+さいみんじゅつ
フトゥーAIのテツノブジンLv67 74 130 90 120 60 116 ソウルクラッシュ

ショータのペロリーム「俺は?」
↑ショータってXY&Z(OP)でメガジュカイン使うあいつか?
だとすればアニメは特訓すれば技マシン秘伝マシンいらずでその気になればタマゴ技ですら覚えるし、
他にもフェザーダンスヒノヤコマとかいて書き出すとキリがないから除外で。勘違いだったらごめん。

    ∧∧/V
   ヽlヽ( V ノ
    Z( `ー´)
    /~~~〉 〈/つ
   ノ  ノ .| .|\
  ´~(__)__).ゝ

まっていたよ!
ネタウィキくん!
きみの じつりょく なら いずれ
ここまで くることは わかっていた
なにも いうことは ない!
ただ どちらが つよいか
たたかって きめるだけ!
さいきょうの トレーナー として
リーグ チャンピオン として
ドラゴンつかいの ワタル
いざ まいる!
♪ デッ デッ デッ デッデーデデン デデン デデン デデデーデデン デデン デデン デデデーデデン デデン デデン デデデー
   チャンピオン の ワタル が しょうぶ を しかけてきた! ▼
♪ デデデー デデデー↑ デデデー デデデー↓  デデデー デデデー↑ デデデー デデデー↓ 
  デデデー デデデー↑ デデデー デデデー↓   デデデー デデデー↑ デデデー↑↑ デデデー↑↑↑ デー↑デ―↓デ―↑↑
ZOY

ばつぐん(4倍) こおり
ばつぐん(2倍) いわ/ドラゴン
いまひとつ(1/2) ほのお/みず/むし/かくとう
いまひとつ(1/4) くさ
こうかなし じめん

ワタルが通常有り得ないレベルのカイリューを使っていたのは有名だが、通常有り得ないレベルのポケモンを使うトレーナーは他にもいる。
ちなみにポケスタでLv50バンギカイリューを使用するが、
レンタルはもちろんR幹部のバンギラスとレッドのカイリューもLv50だがなぜか話題にならない。
結論:有り得ないレベルのポケモンは実際にいる。例えば、ノモセ大湿原にいるレベル20代のドラピオン。
トレーナーが使ってくる奴らは、恐らく主人公が知らないところに野生のものが生息している。
有り得ない技を覚えているワタルのバリアーカイリューはどこかの技教え親父。
↑プレイヤー自身が正当に入手出来る為か意識されないでいるが、
NPCとの交換で手に入るLv.3マルマインやらLv.15ドードリオやらなんかもルーツを辿れば事実上非正規な訳で、
所持していたNPCも十分不正トレーナーと言える。

そのバリアーだが本来はわざマシンの技(だいもんじ)の誤設定だと思われる。
初代のジムリーダー四天王チャンピオンの手持ちは1体は初代のわざマシン技を覚えているのだ。
カンナのラプラス…ふぶき   シバのカイリキー…じわれ
キクコのゲンガー…どくどく  ライバルの御三家、ピジョット…ゴッドバード
フシギバナ…メガドレイン カメックス…ふぶき リザードン…だいもんじ
ワタルのカイリューとその他のポケモンを見ればわかるがバリアー以外はすべて通常プレイで覚える技である。
↑ファイヤーのにらみつける然り、初期はそういう設定ズレによるミスが多かったね
まあ開発環境とか容量の問題もあるしおかげで今でもネタにされてるんだけど

また、「正規では再現できない」という点を見ると、こじつけではあるが初代のナツメと赤緑のカンナもアウトである。
前者はバリヤードが初代ではニックネームありのバリバリ、まさる、マイムしか手に入らず(金銀で解禁)、
後者は赤緑の時点ではルージュラは「まさこ」しかいなかった(青で解禁)ためである。

ワタルのカイリューといえば名シーン「カイリュー はかいこうせん」。
しかし生身の人間を攻撃したとはいえ相手はポケモンの命を平気で奪うロケット団員であり、
そういった奴らに礼儀を重んじる必要もないと考えれば至って正当なのである。
↑無法者相手には無法を働いていいとは世の中必ずしもいかないし、ワタルの場合手段がマズすぎる。
下手したら悪の組織がやりそうな外道をチャンピオンがしれっとやってるから名(迷)シーンなんじゃないか。
↑アニメ初期のセイヨ回でもロケット団のような悪党相手にルールは無用とかで、
ポケモン出さずモンスターボール投げつけるリアルファイトで撃退してたな。
まぁアニメの話をし出すと毎度電撃浴びせたりふっ飛ばしたりしてるわけだが。
↑アニメでふっ飛ばしたりしてるのはメタ的に言ってただのギャグ描写だろうが
敢えて無理矢理考察するなら、犯罪者相手に過剰な攻撃が容認されているとかありそう。
一般人どころかジュンサーさんすらその場にいても何も言わないし。
ゲームも同様だと仮定すれば、ワタルの行為は(人としてどうかはともかく)法的は問題ない可能性が…?
↑↑↑罪の無い子持ちのポケモンを金儲けの為に平気で殺害してる時点で『無法者』どころで済む奴じゃないだろ。
破壊光線どころか手持ちポケモン総動員でボコボコにされても当然だと思うが。
↑全部 冷静に考えりゃ現実のいじめや動物虐待に対して「死刑にしろ」「同じ目に遭わせてやれ」と思うのと同じなんだよな・・・
ポケモンを殺した人間(ORIGINによればバトル中の不可抗力等ではなく明確に機械で殺害していた)に対して
人間がポケモンに攻撃させているのだから、チャンピオンなりに対等の礼儀は守っているとも言える。
コロシアムのダキム然り、トレーナー同士の戦いが卑怯とされる世界だからな。

7/26放送回にてアイリスがカイリューをゲットする模様。
その翌週ではさっそく、ラングレーツンベアーとバトルするそうだが、アイリスの言うことを聞かないらしい。
リザードンマンムーの再来か?
↑アニメアイリスの手持ちってこんなんばっかりだな。メンバーのくせが強すぎる…。
↑アイリス「IR転送で序盤無双を狙う人への反面教師なんだからねー、ウェヒヒヒ。
あ、ラングレー戦は『氷技で万事休す?→マルスケで耐えちゃえ』の流れで行くんでヨロシク」
ゲームで実際に秘伝カイリュー転送って役立つんだよな…。
↑対戦用のマルチスケイル型しか育ててないから持って行く奴いなかったわ…
今から作る人はW2の樹洞クリア報酬の色ミニリュウを周回秘伝用にするのが一番かな?
↑全 案の定、8月2日のアニメでツンベアーの気合玉を受け止めて無効化し、氷技を真正面から受けて凍りついた後に、
アイリスの声に答えたのか体についた氷を破壊して吹雪してくるツンベアーに向かっていって
かみなりパンチ一発で倒すとかいうチートぶりを発揮。だが、まだ言うことは聞いていない模様。
↑タイプ一致の冷凍ビーム二発と吹雪を耐えるとかチートってレベルじゃないw
かみなりパンチ一発で倒れるツンベアーもツンベアーだが

映画第一作目では郵便屋さんの格好して登場。最強のポケモンマスターからの招待状を運んでいた
そこで大人二人がかりでフライパンがあればブロックできる程度の飛翔力であることが判明
ただその後一切出てこないので、コピーポケモンでなくふつうのカイリューだった?

漫画『電撃!ピカチュウ』版ミュウツーの逆襲でも登場、ここではご主人さまを背に乗せてる
映画同様鞄もって、コロコロリーグの会場にビラを撒いた。

アニメではオレンジ諸島編で10種類もの技を使うカイリューが登場したことあり。
「ポケットモンスターAG」の番外編としてネット配信された「戦慄のミラージュポケモン」でオーキド博士の手持ちとしても登場。
↑ミラージュのオーキド博士との組み合わせは妙にしっくりきた

「ポケモンでパネポン」ではやはりワタルといっしょにラスボスに君臨している。
だがヤミカラスよりも弱い…とか言われているとかなんとか。
ちなみにBGMはワタル戦のアレンジ。ドット絵で後ろ姿のワタルが確認できる唯一の作品らしい。
↑うん、あのワタルは弱いかな…その前のカリンとかシバのほうが普通に強い。もう遠い記憶だから定かではないけど…


ワタル型

初代Ver

レベル:62
赤緑青技:バリアー(またはものまねで代用) たたきつける こうそくいどう はかいこうせん 
ピカチュウ技:かみなり ふぶき だいもんじ はかいこうせん

レベル50フラット推奨。
まず相方にバリアーを使わせる。…後は言わなくても解るな?

小ネタだが赤緑青のカイリューは草・毒タイプを出すとバリアーと高速移動しか使ってこない
時間をかければフシギダネやナゾノクサやマダツボミでも勝てる
↑間違ってないと思う。実は初代には「相手の弱点となるタイプの技を優先する」というAIがあるらしい。
攻撃技でなくても優先して使う上にCOMのPPは無限で、高速移動積みきっても使う。
つまり初代ワタルのカイリューは一生毒タイプに(たぶん格闘にも)攻撃してこない。
↑そんな仕様無くてもゲンガー(も毒タイプだが)で完封できる。まあPPは無限だからどっちみちバリアー連打しかしてこないけど…
↑つか岩タイプでも普通にいけそうだな、ギャラドスはハイドロポンプ覚えてるから除いてもハクリューもプテラもノーマル技しか覚えてないし、
りゅうのいかり?今更ダメージ40固定の技が来たところで…
↑↑さらに言うとポケモンタワーで捕まえたばかりのゴースで十分。最初からナイトヘッド覚えてるから火力も十分だし。

ピカ版のワタルのカイリューは97リーグの入賞者も使っていた型。
今では破壊光線も特殊化したため若干扱いやすくなった。豪快な大技でたたき伏せろ
今の時代ならばデパートに行けばすぐに上記の4つ技の技マシンが揃う

このページの上の方にもあるように、バリアーは本来別のマシンわざにするはずだった説がある。
当時のわざマシンにある技の中で間違えうるものと言えばリフレクター(わざマシン33)と思われる。これもタマムシデパートで買える。

カントークラシック報酬のカイリュー解禁されたので少し変更。ちなみにこいつ性格はランダム、個体値は5V以上固定と思われる。

金銀クリスタルVer

レベル:50
技:しんぴのまもり げきりん だいもんじ はかいこうせん

レベル47で以下の技構成の2体も手持ちに入れたいところ。
でんじは たつまき かみなり はかいこうせん
でんじは たつまき ふぶき  はかいこうせん

ポケモンスタジアム金銀クリスタルVer

レベル:50
持ち物:表…きあいのハチマキ 裏…ピントレンズ
技…表:りゅうのいぶき/はがねのつばさ/かみなり/はかいこうせん
裏:りゅうのいぶき/れいとうビーム/10まんボルト/はかいこうせん

麻痺狙い。げきりんは使わない。
お供はリザードン、ギャラドス、ハガネール、ウインディ、オーダイル、ガルーラ、プテラ、バンギラスから選ぼう。

FRLGVer

レベル:初戦:60 / 再戦:66(W白竜のうち一体進化) & 72
持ち物:オボンのみorキーのみ
強化前:しんぴのまもり げきりん つばさでうつ はかいこうせん
強化後:10まんボルト げきりん れいとうビーム はかいこうせん

↑の個体はL72のもの。
L66のは
じしん ドラゴンクロー かえんほうしゃ はかいこうせん である。

唯一、レベルや技構成がおかしくない。さすがにバリアーまではリメイクしなかった。
↑一応ピカ版とそのリメイクの方もレベルも技構成もおかしくない。(後者は初戦 Lv.55 ジャスト)
マイチェンだからダメですかそうですか…。

HGSSVer

レベル:75
持ち物:オボンのみ
技:しんぴのまもり りゅうせいぐん だいもんじ はかいこうせん

強化後。強化前の方が強かった気もするが、
ドラゴン最強技の流星群を切り札のカイリューに持たせるというサービス精神だろう。

強化前の3体の技構成は以下。
でんじは ドラゴンダイブ かみなり はかいこうせん(Lv.49)
でんじは ドラゴンダイブ ふぶき  はかいこうせん(Lv.49)
しんぴのまもり げきりん だいもんじ はかいこうせん(Lv.50)

どんな ときだって あきらめない
それは きみも おなじ だろう?(ネタにできない名言)

Lv40Ver

性別:♂
技:そらをとぶ かみなり たつまき はかいこうせん

チョウジのロケット団アジトで共闘したカイリュー
Lv40のカイリューを使用しておりワタルのネタがまた1つ増えた
レベル等を再現するなら以下のドーブルを育てよう
↑何故かでんじはになってたので修正。たつまきを覚えている。

NN:カイリュー
Lv40
性別:♂
性格:自由
持ち物:無し
努力値:HP252必須(ただしHPがV+無振りカイリューlv40には及ばないorz)
確定技:へんしん

ダブルで相方のカイリューに変身、これであのLv40カイリューが降臨するぞ!
ひたすら「そらをとぶ」を連発するとなお良い。
↑自分の場合やたらかみなりぶっ放す印象があったなぁあのときのワタルのカイリュー…
1発目当てた時はおぉっ!?ってなったけどそれ以降外しまくるから頼む当ててくれ!って祈ってた

BW2Ver

レベル:50(フラット)
持ち物:きあいのタスキ(普通)ヤチェのみ(ワタルに挑戦)
特性:せいしんりょく(普通)マルチスケイル(ワタルに挑戦)
普通:りゅうせいぐん/しんそく/れいとうパンチ/ほのおのパンチ
挑戦:げきりん/りゅうのまい/つばめがえし/ほのおのパンチ

非常に珍しく「はかいこうせん」は使わない。

LPLEVer

レベル:55(初回)or65(強化)

技:げきりん/ほのおのパンチ/はかいこうせん/アイアンテール(強化後に追加)
強化版ではアイツをメガシンカさせてくるためか、レベルこそカイリューの方が上だが副将扱いになる。

アニメVer

レベル:50
持ち物:ひかりのこな(アニメの勝手に避ける描写から)
努力値:特攻252すばやさ252
技:でんじは たつまき つばさでうつ はかいこうせん

ワタルはこのカイリューで赤いギャラドスを捕まえた。

ポケスペVer

技:たたきつける、かいりき、だいもんじ、はかいこうせん

なぜかなかったので追記。技はイエローとの最終決戦時に全て判明している。
ポケスペでもチート使いで、曲がる破壊光線は威力150の必中というぶっ壊れ技と化す。
後の世代でも登場し、破壊光線しか使わないが、チートは健在だったりする。

レッド型

Lv:50
持ち物:ラムのみ
技:でんじは そらをとぶ のしかかり めざめるパワー(闘 威力70)

ポケモンスタジアム金銀の裏モードレッドの手持ち。

ナギ型(エメラルド)

Lv:55
技:はかいこうせん れいとうビーム 10まんボルト じしん

なんとエメラルドの再戦(4回目以降)で使ってくる。破壊光線があるためワタルを彷彿とさせる型
ジムリーダーの手持ちなのに飛行技がない… 「世界に羽ばたく鳥使い」とは一体

クロツグ型

性格:いじっぱり(共通か)
持ち物:こうかくレンズ(ダイパ)/ラムのみ(プラチナ)
努力値:HP、攻撃255(ダイパ) 攻撃、特防255(プラチナ)
技(ダイパ):ドラゴンダイブ ストーンエッジ アクアテール アイアンテール
技(プラチナ):ドラゴンクロー でんじは りゅうのまい つばめがえし

プラチナ版は鈍い持ち鉄蛇のカモ、舞っても無駄です。
またHP振りの先生ならアクアテールを1発耐えるので、タイマンならダイパ版、プラチナ版のどちらであってもエッジで撃墜できます

番外
コロコロ出演のクロツグの技
りゅうせいぐん はかいこうせん かげぶんしん ???
こっちは本当にネタ。流星群と破壊光線は相性悪いww まぁ漫画だし

ポケリンガ型

性別、性格、持ち物、努力値:適当
技:りゅうのはどう、ほのおのパンチ、ドラゴンダイブ

シンジの対戦相手が使ったカイリュー。4回優勝してるらしい。
モブの手持ちとして出る600族はやられ役という法則は継承されている

ユウジ型

技:はかいこうせん/れいとうビーム/10まんボルト/りゅうのいかり/のしかかり/たたきつける/ロケットずつき/みずでっぽう/かみなり/こうそくいどう

オレンジリーグのサザンクロスヘッドリーダー・ユウジの切り札
6on6の最終兵器として登場し、サトシのポケモンを3タテするという活躍を見せる

実況「カイリューが圧倒的なスピードでリザードンを翻弄している!!」

ちなみにユウジの声優は13km、他にも「お前、僕に釣られてみる?」「カオス・コントロール!!」など。

フスベジム先々代型→イブキ型

性格:すなお、まじめなど
性別:♀
技:はかいこうせん/しんそく/たつまき/げきりん

ロケット団のせいで逆鱗を発動・暴走し、ピカチュウ・リザードン・ハクリューの3体がかりでなんとか食い止めたカイリュー。
BWではイブキのポケモンとなって再登場し、性別が♀だと判明。

オーキド型

性格:まじめ?
技:はかいこうせん/りゅうのいかり/たつまき

「戦慄のミラージュポケモン」でオーキド博士が使ったカイリュー。オーキド博士個人のポケモンはなかなか登場しないので貴重。
アニメ的には普通と言える技構成。

アイリス型

性格:やんちゃ、いじっぱり
性別:♂
技:かえんほうしゃ/れいとうビーム/かみなりパンチ/ドラゴンダイブ

アイリスがベストウイッシュシーズン2の5話でゲットした目つきの悪いカイリュー。
攻撃的な性格でサザンドラにバトルを挑むも敗れ、その際に変電所を壊してしまったことから、ジュンサーに捕獲されかけるものの、
アイリスが庇ったことによってアイリスのことを気に入りゲットされた。
ジュニアカップ1回戦ではラングレーのツンベアー、2回戦ではヒカリのマンムーを相性が悪いながらアイリスの指示も聞かず、
それぞれ一撃で倒している。

声を演じているのはノボリと同じ人である。

サトシ型

特性:せいしんりょく
性格:ようき
性別:♀
技:りゅうのまい/ドラゴンクロー/ぼうふう/はかいこうせん→りゅうせいぐん

新無印でサトシが最初にゲットしたポケモン。

担当声優はサカキ。
↑で、サカキのペルシアンの担当声優がサトシというね…笑
意外なところでの繋がり

アイリス戦で「りゅうせいぐん」をバトル中に体得。
技が5つになってしまうため何かしら忘れる運命だが、
キバナ戦の技構成が「りゅうのまい/ドラゴンクロー/ぼうふう/りゅうせいぐん」であったが故に「はかいこうせん」が消えたと判明した。

性別と特性、性格が配信された個体で判明。

カイリューとその他600族の歴史

第1世代

当時から高水準の攻撃力やシナリオでの位置づけ、唯一のドラゴンタイプなどから育てる人はそれなりにいたが、
ドラゴン技はダメージ固定の竜の怒りのみで、空を飛ぶすら覚えず事実上タイプ一致技がなかった。
当時鬼性能(命中90、自然治癒しない凍り30%)だった吹雪が4倍という致命的な短所も抱えており、立ち位置は不遇だった。
でんじはとつのドリル(当時は一撃技の命中率は素早さ依存)やまきつくを組み合わせる
ドラゴンらしさの欠片もないねちっこい戦法や100ある特殊を生かした特殊技に頼ることも多かった。
97カップでは、エントリーするポケモンのLVは50~55で三匹の合計は155までというレギュレーション上、
パーティ構築に制限を強いるカイリューは扱いが難しく、決勝大会に出たのも1匹だけだった。

シナリオでは四天王の大将、ワタルの切り札として登場。
赤緑青版のカイリューは本来習得不可能なバリアーを覚えており、これがワタルの改造ネタの発端となる。
そのカイリューも技が悲惨な上、フシギバナを出すとこうそくいどうしか使わなくなり、ゲンガーどころかゴースで止まるのであった。
ピカチュウ版ではふぶき・かみなり・だいもんじ・はかいこうせんと大技のオンパレード(97代表と同じ構成)に変わり氷技がないと手強い。
映画ではミュウツーの逆襲にて、ミュウツーの招待状を世界中のトレーナーに配る役で出演している。
アニメではオレンジ諸島編のラスボス・ユウジの切り札。このカイリューはなんと1話で10種類もの技を披露した。

第2世代

一致物理技で翼で打つを得たが威力不足、更に破壊光線の反動の仕様が修正され弱体化。
新ドラゴン技のげきりんも当時は威力90の特殊技と微妙な性能で、相変わらず高い攻撃を持て余していた。
当時凶悪コンボだったねむねご角ドリルが出来たものの、4倍弱点持ちゆえ敬遠されがちだった。
吹雪の追加効果発生率の減少や氷状態が永続ではなくなった等氷タイプの弱体化は追い風で、
前世代より環境は多少良くなり、不一致の冷凍ビームくらいなら一発は耐えられるものの一致は相変わらず耐えられない。
そのため当時のドラゴンタイプでは弱点がドラゴンのみのキングドラの方が使用率が高かった。
クリスタル版ではゲーム内イベントで神速を覚えたミニリュウを手に入れられるが、遺伝はできない。
ニンテンドウカップ2000の決勝大会にもエントリーされてはいるが、エース仕様にせざるを得ないレギュレーションも相変わらず。

600族仲間に岩/悪のバンギラスが追加された。やはりレベル55しか使えないのでエース固定なのが難点だが、
当時最強クラスだったカビゴンに打ち勝てる素質を持っているなど良い面もあった。4倍弱点の格闘技も当時はまだ貧弱だった。

金銀クリスタル、ポケモンスタジアム金銀ではチャンピオンのワタルが使用。
本編ではレベル55未満のカイリューを3体も使用する為、またしても改造疑惑が浮上。
またロケット団のアジトを調査するイベントでは人に向けてカイリューに「はかいこうせん」を撃たせ、
ポケスタ金銀では道具重複禁止のルールでせんせいのツメを2個持たせるズルを行うなど、ネタ度に更に磨きがかかった。

第3世代

つのドリルやしんそく、リフレクターが没収されてしまったが、じしんやかわらわり、つばめがえしなどの物理技が増え、
また強力な積み技りゅうのまいを遺伝で獲得。ようやく攻撃力を活かしやすくなってきた。
カイリューに与えられた特性は「せいしんりょく」。対ねこだまし程度の用途しかなかった。
またしんぴのまもりの仕様変更で、げきりんによる混乱は避けられなくなった。
さらに進化レベル55が災いし、この頃から公式大会でバンギラスと共に使用不能となった。

600族仲間として追加されたのはボーマンダとメタグロス。
ボーマンダはバランスよく高い能力と強力な特性「いかく」を備え、同タイプのカイリューにとって手強いライバルとなった。
メタグロスはやはり優秀な特性「クリアボディ」と鋼/エスパーによる耐性と高い耐久能力、強力な一致技により高い人気を得た。
またこの時代からドラゴンが増え、初の幻でない600族伝説であるラティオス・ラティアスも登場。当時から特殊ドラゴンのトップに君臨した。
バンギラスは禁止伝説2体に続く3体目の天候変化特性「すなおこし」を引っ提げて外伝のポケモンコロシアムのラスボスとして登場したが、
当時の砂嵐は上記の二つの天候に比べ利点が薄かった。

ポケモンXD 闇の旋風ダークルギアでは最後のダークポケモンとして登場。リライブすることでいやしのすずを覚えられる。

第4世代

技の物理・特殊分割により、威力120の物理技に化けたげきりんによって大幅に火力が増した。
非伝説では唯一のタイプ一致りゅうのまいげきりんの使い手であり、弱点軽減の実などにより積みやすくもなった。
三色パンチの物理化で攻撃技の選択肢も広がり、はねやすめによって耐久力も獲得。
1回舞っても抜かれてしまうスカーフ、4倍ダメージの先制技こおりのつぶてなどの向かい風もあるが、
トゲキッスの登場によりせいしんりょくの価値も上昇、使用率が高かったゴウカザルに有利などの利点も生まれた。
また、ドラゴン全般に強力な特殊ドラゴン技のりゅうせいぐんが行き渡った。
プラチナの教え技ではねっぷうやばかぢからが追加された反面、ドラゴン全般にげきりんが普及し相対的な価値が下がった。
金銀リメイクでしんそくミニリュウイベントが復活、更に遺伝が可能になった。

新600族にはチャンピオンのシロナの切り札を務めたガブリアスが追加。
優れた能力バランスとドラゴン/地面による攻撃技の隙の無さ、砂パでの凶悪さでシングル界の筆頭に立った。
ボーマンダは二刀による受けにくさでまさに暴慢化、ラティオスは特殊の威力向上でますます猛威を振るうなど、ドラゴンの暴走が始まった。
そのドラゴンに耐性を持つメタグロスはかみなりパンチ・れいとうパンチの物理化、バレットパンチ、しねんのずつきの習得などで強化され、
威嚇耐性とだいばくはつ耐性、更にだいばくはつ持ちである事が評価され、ダブル界での筆頭になった。
バンギラスは一致物理技の強化、50フラット導入による50戦初参戦、砂嵐の強化により活躍の場を増やした。
同特性持ちや格闘技の充実など向かい風もあるが、上記のガブリアスとのコンビで猛威を振るうようになった。
一般伝説600族としてヒードランとクレセリアが登場。前者はタイプ耐性と火力、後者は圧倒的な耐久力に定評がある。

対戦面では上記のポケモン達には若干押され気味だったカイリューだが、タワータイクーンのクロツグが手加減モードで使用する。
金銀リメイクでもレベルチートは相変わらずだったワタルだが、強化版ではチート要素を撤回、
更に強力なドラゴン集大成+αのパーティをレベル70強で挑んでくる。
ドラゴン一辺倒でバランスこそ悪いが火力面では最高クラスのトレーナーとなり、特にガブリアスはシロナのものよりガチ構成である。

第5世代

威力120の特殊飛行技ぼうふうを始め様々な技を新たに習得、しんそくの優先度が上昇し使い勝手が向上。
その上、今作の目玉である夢特性に準専用の新特性「マルチスケイル」を獲得し、汎用性とタイマン性能が大幅にアップ。
元から豊富だった技のレパートリーとこの特性により様々な型が生み出され、対戦での使用率はトップクラスになった。
一方、つららばりの強化やパルシェンの覚醒、
マルスケを無視する「かたやぶり」と強力な竜舞逆鱗の使い手オノノクスの登場など新たな脅威も生まれた。
ダブルバトルでは精神力の有用性とマルチスケイルとの相性の悪さからあまり立場は変わっていないが、
トリプルバトルは飛行技の仕様のおかげで暴風、龍の波動という複数のタイプ一致遠隔技を使えるという利点がある。

新600族に悪複合のサザンドラが登場。シナリオではラスボスのゲーチスの切り札として登場、かなりのガチ構成で語り草となった。
対戦面では微妙な素早さから当初の評価は低かったが、優秀な火力や豊富な耐性による繰り出し性能により評価が見直された。
バンギラスはドリュウズの登場でますます強力になった砂パの大将として、熾烈な天候合戦を繰り広げている。
ガブリアスとラティオスは相変わらずトップメタとして君臨している。
メタグロスはだいばくはつの弱体化と炎の強化が向かい風だが、ドラゴンストッパーとしての役割は健在。
ボーマンダは格闘受けの性能が評価されるようになったが、火力インフレにより前世代と比べて使用率は落ち着いた。
今世代の一般600族伝説はランドロス。ガブリアスと傾向は似ているが個性的な技で差別化でき、威嚇持ちの霊獣フォルムがかなり優秀。

BW2になりワタルが金銀世代のチャンピオンとしてPWTに参戦。彼はこれでクリムガンと伝説を除く全てのドラゴンを使ったことになる。
ただしHGSS同様ドラゴンに偏りすぎなので高種族値で固めた割にアデクやシロナより弱いという意見が結構ある。
ダウンロードトーナメントでは竜舞マルチスケイルカイリューで襲いかかってくるが、
マルスケがあるのにヤチェのみまで持たせていたり、しんそくを持っていなかったりとつけ入る隙はある。パルシェンで3タテされるのは秘密。

第6世代

新要素としてメガシンカが登場したが、カイリューには実装無し。
前世代から継続してマルスケとしんそく、その他多彩な技で安定した性能を維持している。
ただしドラゴン無効のフェアリータイプの追加で、前世代まで主力技だったげきりんは行動制限もあって使い所が難しくなった。

新600族にはヌメルゴンが追加。公式設定で最弱ドラゴンタイプのヌメラから600族に躍進するというコイキングポジションも兼ねたキャラ。
アタッカーが多い600族では珍しく特殊受け向きの種族値。ラティアスとは素早さや特性、タイプ相性の違いで役割はほとんど被らない。
他の600族は全員禁止級で、一般600族伝説は今回登場しなかった。

バンギラスはすなおこしが永続効果ではなくなったが、メガシンカ後も特性が据え置きのため
進化のタイミングによって交代無しで効果の延長が可能。相変わらず砂パの要として猛威を振るっている。
環境トップメタの一角であるファイアローをカモにできるのも魅力。
ボーマンダはメガシンカ後の特性・スカイスキンによって念願の高威力飛行技を獲得。
スキン系特性の効果対象で実質物理技最強のすてみタックルを自力習得できるのが大きい。特殊型もハイパーボイスを習得可能。
メタグロスはフェアリーへの優位性に加え、メガシンカでラティオスと同等の素早さとかたいツメ補正の乗ったより高い攻撃性能を得た。
ただ、ギルガルドという手強いライバルの出現およびファイアローメガバシャーモと言った強力炎勢が環境にいること、
鋼タイプの耐性変更による弱点増加、代名詞のコメパンの威力低下と向かい風も強く、他の600族に比べると1歩引いた位置にいる。
ラティオスは特殊技の威力低下、フェアリータイプの出現、対処不可の難敵の大量出現による抜き性能の低下など、
環境にとことん嫌われて使用率トップクラスから陥落。
メガシンカに至っては合計100の種族値上昇の内40を攻撃に入れるという仕様に加え、
最も手を加えるべき素早さに全く振られないという手酷い処遇を受けた。
非禁止級最強のりゅうせいぐん使いの座もドラミドロ(隠れ特性)に奪われてしまう始末…。
しかし速攻特殊アタッカーとしてクセのない優秀な能力値や、弱体化してもなお強力な眼鏡りゅうせいぐん、
アタッカーと壁張りを同時にこなせる汎用性の高さなどの評価点は健在で、完全に落ちぶれたわけではない。
なお、ラティアスはメガシンカでそれなりに理想的なステータスを貰っており、癒やしの願いサポートや瞑想積み型などで活躍している。
ガブリアスは相変わらずのトップメタだが、メガシンカ後は最大の長所である素早さが低下するため、運用は殆ど従来通り。
ORASではゲーム中でやたらと強ポケの代表としてプッシュされており、
中にはフライゴンに対する当て付けや、カリンの名台詞に対する嘲りとも取れるネタも…。
サザンドラはフェアリーが4倍弱点となるため当初は大幅な弱体化が懸念されたが、
元々氷4倍を抱える者が多いドラゴンタイプの中にあってはそこまで深刻な欠点とはならず、
むしろ鋼の耐性変更で悪技の一貫性が増したことや、相性補完抜群の相棒・ギルガルドが登場したことなど好転した要素も多く、
前世代に比べ竜より悪としての要素が強くなった形で活躍を続ける格好となっている。

これまで決して解禁されることなく、長年にわたりネタとして愛され続けてきたワタルのカイリューだが、
2016年2月に初代VCの配信を記念して開かれたインターネット大会「カントークラシック」の参加賞としてついに解禁
もちろんバリアー完備である
20年の時を経て、ようやく公式にバリアー持ちカイリューの存在が認められたのである。
ただあくまで初代の再現であるためレベルは62であり、第2世代の低レベル改造疑惑については解消していない。

第7世代

2017年1月に行われるポケモンバンクのアップデートまで過去作のポケモンは連れて来れなかったが、
サン・ムーンの時点でバンギラスとラティ兄妹、幻枠以外の歴代600族が解禁済み。
メガシンカは素でアローラ図鑑に含まれた面々のみ最初から解禁済みでバンギラスやラティ兄弟は後に大会の参加賞やふしぎなおくりもので解禁、
USUMではバトルツリーの景品に全メガストーンが登場した。
スキン系特性の威力補正が1.3倍から1.2倍に引き下げられたためメガボーマンダの火力が少し抑えられた他、
カプシリーズやミミッキュの加入でフェアリータイプの層が厚くなり、ドラゴンタイプが多い600族は相対的に弱体化した。
特にガブリアスは度重なるメタポケの登場に耐えきれず、この世代でついに長年支えてきたレート覇者の座を追われる事に。
それでもシングルベスト30内にはランクインしており、痩せても枯れてもかつての覇者の意地で環境に食らいついている。

新600族としてジャラランガが追加。
歴代初のドラゴン/かくとうタイプだが、火力が攻撃110・特攻100と600族としては低めな上に格闘物理技はスカイアッパー止まり、
専用技のスケイルノイズが特殊扱いなので特殊型にすると命中不安の気合い玉の採用を強いられる、
素早さも85と微妙な上に先制技を覚えない。
また防御と特防の高さに対し肝心のHPが75と600族中最低であり、何かしら秀でた役割がある600族の先輩達に比べ
物理・特殊・両刀・受け型、全てにおいて出来ることが中途半端で器用貧乏な感が否めない。
極め付けに先述の通り勢力を増したフェアリータイプが4倍弱点なのも辛い。
同じ悩みを持つサザンドラは単純に特殊アタッカーとして優秀で、相棒・ギルガルドの専用技が微強化されるなどのプラス要因も施されている。
ここまで見ると散々な言われようだが、特性3種はどれも積みの起点作りに優秀であり、
初見ではどの特性か分かりにくく技の使用を躊躇させることが出来る。
これを生かして竜の舞やZはらだいこ(+ボディパージ)を積み、全抜きをはかる事が出来る点は他の600族にはない利点。
なお、バトルツリーに「からをやぶる」を使う個体が登場し、大幅強化に期待を寄せられていたが、
なんとこれがただの設定ミスであったことが後に明かされ、後にアップデートによって修正された(ちなみに本来の習得技はりゅうせいぐん)。
USUMではレベル技にインファイトが追加された他、教え技で三色パンチやばかぢから、アイアンヘッド、ステルスロックなどを獲得。
更に全体技かつ音技、全能力1段階アップという強力な効果付きの専用Z技「ブレイジングソウルビート」を得た。
相変わらず先制技はないが悩まされていた技不足もこれで解消。フェアリー相手でもなければ強力な抜き性能を発揮できるようになり
ようやっと600族らしい大暴れができる機会に恵まれた。

ラティ兄妹は殿堂入り後にある場所でこころのしずくを入手可能。なんとレートバトルに持ち込みも可能になった。
しかしその代償として、性能が「特攻&特防1.5倍」から「エスパー技とドラゴン技の威力1.2倍」と大幅に弱体化した
一応、プレートの上位性能ではあるしデメリット無しで一致技を強化出来るので持たせる意味が無いとは言い切れない。
だが、前世代でさんざんな目に遭ったラティオスには復権要素がでてきた。
障害の一つだったふいうちが弱体化し(具体的には耐久無振りでも攻撃特化のメガガルーラのふいうちに1発は耐えられるようになった)、
Z技の実装によってドラゴンZを第5世代における竜ジュエルの代用として使えるようになった。
これにより流星群の破壊力と置き土産を初めとしたサポート性能を両立出来るようになり、環境的には前世代より持ち直した。
…が、USUMでは同じ高速特殊竜アタッカーとしてアーゴヨンが登場。
特攻は若干ラティオスのが上だが素早さは向こうが上、そこにビーストブーストで能力上昇もかけられる。
更に大文字まで持っているためラティオスと違いめざパ無しでもナットレイで止まらないなど、単純な攻撃範囲まで負けている。
ラティオスの復権にはライバルも天敵も多い時代、道のりは険しい…。

さて、第6世代の最後の方でも言われた低レベル個体についてだが、
この第7世代では「ポニの険路」の泡での釣りで出現するミニリュウが助けを呼ぶ際、
ミニリュウ以外にハクリューやカイリューも呼び出すのだが、
レベルは呼び出し元と同様の物を参照する関係によってレベル10~レベル59を呼び出す。
もう一度言おう、レベル10が呼ばれることがある。

カイリュー:Lv10 ミニリュウ:Lv59
なんていう構図を見ることも出来てしまう。
まあその分呼び出される確率も低いわけだが、何分幅が広いのでレベル40未満ぐらいなら1回目で出てきてもおかしくはなかったりする。

ちなみに同様のことがボーマンダでも起きており、こちらは呼び出し元のタツベイによってレベル9~レベル12が呼び出される。
…とうとうこいつらもイエローカップ入りか…。

第8世代

2019年11月発売の『ソード・シールド』には過去作から連れていけるポケモンに制限があり、
600族においては、当初カイリュー、ボーマンダ、メタグロス、ガブリアスの4匹が連れていけないという事態に。
また、メガシンカやZワザ等の要素が姿を消したため、参加可能組にあっても戦法の一部の再考を余儀なくされた。

そんな激動の時代に加わった新600族はドラパルト
600族一の素早さと多彩な技を持ち、技の威力と耐久力を補強できる新要素のダイマックスとも相性が良い。
そんな訳で対戦での選出率は高く、シーズン1から6までのシングルバトルで使用率1位を維持。600族はおろか環境の最上位に君臨した。

それに続いたのは、前作のカプ神が全リストラされ、その他にもメジャーなフェアリーが減少したことで動きやすくなったサザンドラ。
またヌメルゴンは「いのちのしずく」で耐久型としての運用が増え、
「そうしょく」によるグラススライダー持ちのゴリランダーメタとしても活躍できるように。
ダイマックスやじゃくてんほけんと相性の良いバンギラスも、かくとうタイプの物理アタッカーの多くが消えた事で動きやすくなった。
一方、ジャラランガは「ソウルビート」「ボディプレス」などの新技を習得したが、ゴーストが跋扈する環境下ではあまり増えなかった。

今世代のランクバトルのシリーズ6では、新たに禁止ポケモンのルールが追加で設けられることとなり、
600族ではシングルバトルの使用率でTOP10入りしていたバンギラスとドラパルトが期間中使用禁止となってしまった。

そして、発売から1年を前にした2020年10月のDLC第2弾「冠の雪原」で、これまで連れられなかった4匹も登場。
過去の600族伝説もここをもって幻以外のほぼ全てが復帰したため、いよいよ全ての600族が出揃うことになった。

600族の元祖たるカイリューは待望の物理飛行技「ダブルウイング」を習得。ダイジェットの起点としても使える。
マルチスケイルとダイマックスとの相性が凄まじく、耐久への努力値無振りでもダイマックスすれば
いのちのたまを持った特攻特化のグレイシアのふぶきすら耐えてしまう驚異の守りを得る。

メタグロスはメガシンカを失った事で鈍足に逆戻りしてしまったが、アイアンローラーを習得。
ダイマックスで変化するフィールドへの対策の道を見出した。
自身もダイマックスとの相性は良好で、つめとぎ以来の能力値上昇を積める手段となる。
ただし、つばめがえしが習得できなくなったのでダイジェットによるS上昇はできない。

ボーマンダは、いかくが効かない相手が増えた事やはねやすめを失ったことで耐久型がとれなくなる逆風の中だが、
飛行の特殊技であるエアスラッシュとぼうふうを習得し、型の選択肢はむしろ増えた。
めざめるパワーの廃止により、4倍弱点のこおりを予想外のところから受ける可能性が減ったのも追い風。
ダイマックスも一致技がダイドラグーンは疑似的な物理耐久の増加、ダイジェットは激戦区にあるS上昇でしっかり噛み合う。

一方でガブリアスは、周りの環境が大きく変わったにもかかわらず目立った強化点が無く今回も元気がない。
めざパの廃止や耐久の強化でフェアリーを耐えられるダイマックスとの相性はそれなりと、依然強力なポケモンではあるのだが、
ダイマックス下ではさめはだが使えず、つばめがえしが習得できないのでダイジェットによるS上昇も見込めない。
おまけに第8世代の空前絶後のダイジェット環境下では、ガブリアスではとてもじゃないがまともに太刀打ちできない。
きあいのタスキが全く意味をなさなくされる新こおり技「トリプルアクセル」も大きな壁となる。
とはいえこいつ自体のダイマックスとの相性はそこそこ良いので、前世代とほぼ変わらない使用率をキープしている。

既存組では、それまで幅を利かせていたドラパルトはポリゴン2などのストッパーとなりうるポケモンの登場によりやや数を減らし、
戦術の読みづらさを活かした戦い方へとシフトした。同じくサザンドラもカプ神の復活などもあり数を減らした。

余談だがスマホゲーム『ポケモンGO』(以下ポケGO)から『ピカブイ』『ポケモンHOME』を経由してポケモンを連れてこられるようになった。
ポケGOにおいて進化の方法はLVではなく捕獲時に手に入るアメを使用して行なうもの……
つまりやろうと思えばレベル1カイリューを連れてくることも可能となった。
これはカイリューだけでなく、ポケGOで出現するポケモン全てで可能な話(Lv最低値が設定されていないものに限る)。
低MLの600族を運良く手に入れたなら狙ってみては如何だろうか。

そしてもう一つの余談。
この世代でミニリュウとハクリューが逆鱗を習得できるのはそれぞれレベル55/67であるのに対し、
カイリューではなぜかレベル41
前後のレベルアップ技を見ると、Lv.53 雨乞い、Lv.62 竜の舞、Lv.80 破壊光線 であることから、逆鱗は本来レベル71で習得という設定だったが、
Serebii.net(海外のポケモン百科サイト)の運営者 Joeさん曰く、キーボードのテンキーでの入力ミスによる間違いとのことである。
https://twitter.com/JoeMerrick/status/1321899717085843456

第9世代

『スカーレット・バイオレット』は2022年11月発売。
今作での600族においてはメタグロス、ジャラランガの2匹が当初は欠席と相成った。
戦略面においても前世代のダイマックスに代わり、タイプを強制的に変えて強力な力を発揮させるテラスタルが登場。
元のタイプの一致技の威力を維持したまま他のタイプに変化するという独自仕様で、600族においても一味違う環境が作られることに。

この世代で加わった新600族はセグレイブ
今まで攻撃も特攻もそこそこ高かった従来の600族とは違い、オノノクスのように物理偏重という他に類を見ない性能を有する。
HPもガブリアスを抜いてトップ。弱点の多さとやや低めの素早さがネック。

初期の環境下ではこのセグレイブにカイリュー、サザンドラ、ドラパルト、ガブリアス(、更にサブでボーマンダ)を加えた中から4匹を詰め込み、
あとは相性補完でマリルリと何らかのくさタイプを加えた構成がよく使われるように。
タイプ変更で環境を多様にするテラスタルへの対抗には、下手に特定の相手をメタるよりもパワー優先のほうが突破しやすいという
ポケモンカード的な発想が主となったためだろう。
タイプがドラゴンに偏りがちではあるが、この点はそれこそテラスタルがカバーしてくれる。

一方、登場していながらこの構成から唯一外れてしまったバンギラスは失速。
その理由はテラスタルとの相性の悪さにある。
ゴーストになって苦手のかくとうを透かしたり、はがねになってフェアリー対策にしたりという利点もあるにはあるが、
特性がすなおこしであるため、いわタイプ以外にすると特殊耐久の上昇は失われ、恩恵に預かれなくなってしまうのは痛い。
タイプ変更が前提なら隠れ特性のきんちょうかんも手ではあるが、結局すなおこしよりも汎用性は低く採用はされにくい。

パラドックスポケモンなどやポケモンHOMEが解禁されると、再び環境の変化を迎える。
対抗馬の登場やシェアを奪われたりなどにより、ボーマンダ、サザンドラ、ヌメルゴン、ドラパルトは軒並み使用率を落とす。
もともと逆境だったバンギラスは、パラドックスポケモン解禁時はひでり対策で一時は伸ばすものの、HOME解禁後は元々相性の悪かった相手が大量に解禁されたことで以前より更なる凋落を見る羽目に。
ガブリアスも他のじめんタイプの登場で採用率を落とすものの、環境上位のじめんよりも素早さの差が大きく、差別化させやすい事もあって一定の地位を保てている。
ドラパルトも落ちたとはいえ素早さやテラスタルとの相性の良さから、それなりの採用率を維持できてはいる。

こうした中で地位を大きく向上させたのが、カイリューとセグレイブである。
セグレイブは低めとはいえカイリューよりも速い素早さ、耐久力の高さ、やけどにならない高火力物理アタッカーという長所を活かし、使用率を徐々に伸ばし続けている。
これよりも更に地位が向上したのがカイリュー。テラスタルとマルチスケイルの相性が非常に良く、初期頃は使用率トップに君臨。
パラドックスポケモン解禁後は相性の悪いハバタクカミにトップを奪われこそすれ、汎用性の高さとトップメタとしての地位は揺るがず。
HOME解禁後も、警戒すべき強力なポケモンが多数増えた事で、カイリューにとってはむしろ動きやすい追い風。
この第9世代こそ、カイリューが最も輝ける時代になったといえよう。

更に見逃せないのが、ヒスイから時を超えてやってきたヒスイヌメルゴン。
とてもバランスの良い能力配分にドラゴン・はがねという強力なタイプ複合。もともと前評判は高かったが、それにしっかり応えてくれた。
物理型・特殊型どちらでも行ける万能性で型を読ませず、物理・特殊どちらにも強い堅牢ぶり。
ならばと弱点を突こうにも、テラスタルがひこうならそれも透かされ返り討ちと、今世代では明確な対処法が無く一切の隙が無い。
原種はもとより、並み居る先輩をも押しのけ、首位のカイリューにさえも肉迫するその実力は、紛う事なくトップクラス。


そんな中で迎えたDLC前編では、ジャラランガが戦線に復帰を果たす。
テラスタルによって4倍弱点を打ち消せるのが大きく、前の世代よりもソウルビートが積みやすくなり安定感が増す。
タイプも四災に対抗できるかくとう、同族の600族ドラゴンに対抗できるドラゴンと環境的にも恵まれたといえる。
同タイプには禁止伝説のコライドンがいるが、あちらよりも戦い方で技を変えられるカスタマイズ性に優れており差別化は可能。

また、ダブルウイングなどのいくつかのわざマシンが追加された事で戦い方にも一部変化が生じることに。

…が、ここでカイリューは前世代では覚えたはずのダブルウイングを失うという憂き目を見る。
このため物理飛行技の強い打点を失うこととなった。
だが転んでもただでは起きないのが今世代のカイリュー。そこで新たに得たのは「ほえる」。
味方にステロを撒いてもらい、はねやすめで回復しつつほえながら粘るという耐久型の運用もできるようになった。

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最終更新:2023年09月20日 23:11