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全体

『南北の壁』を境に北部と南部に分けられる。

北部

 『南北の壁』より北の地域。
 砂浜の一部に大きな溶岩でできた磯があり、その岩を削って作った大きな港・ヒラナミヅがある。
 港からは『南北の壁』の南部への門まで通じている大通商路があり、その周辺に外国人とヤギホ人の社会的階層が比較的低い人々が住んでいる(下武士、小規模工房の職人、商人、農民、漁民など)。大きな建物はないが、平屋の商店や露店が隙間なく並ぶ。穏やかだが賑やか。人口も多く昼間は路上で遊ぶ子供たちの声が聞こえている。夜は華街とも化すので、かなり華やかになる。
 大通商路のほかは平地に村が点在している状態で閑散としている。大半を芋畑・大豆畑・養豚場が占める。

南部

 『南北の壁』より南の地域。
 製鉄のための炉や武器作りのための工房がひしめき合っており、本来平均気温が低い地域ではあるが、体感気温は高いといわれている。
 ヤギホ人の社会的階層が比較的高い人々が住んでいる(神官、上武士、大規模工房の職人など)。製鉄所や工房の他にも、古くからヤギホ族で高い地位にある七部族の住居、神官養成学校や軍人・上武士のための武術鍛錬場が多い。たまに工房へ弟子入りしている外国人もいるようだが、七部族や神官、武士など、階層の上位の者たちはあまり快く思っていないようである。
 住居や個人の工房は基本的に二階建てとなっており、伝統の石組・土壁の住居をつなぐように提灯が並ぶ様子は観光客に評判が良い。
 最南端には『神の火の山』がある。ヤギホノミヤマ王国の暗部である鉄の採掘場もあり、神官や武士によって厳しく管理されている。



詳細

 アルファベットについては地図参照。

A:首都『神都』

 ヤギホノミヤマ王国の首都。ヤギホ人は単に「都」と呼んでいるが、他国からはヤギホ古語での名称に則って「カミツミヤコ」と呼ばれている。
 詳細は『神都』詳細のページ参照。

B:『神の火の山』

 ヤギホノミヤマ王国の象徴。国内でもっとも神聖な山。『ヤギホノミヤマ』の『ミヤマ』とはこの山のことを指す。
 ヤギホ人は『神の火の山』もしくは単に「お山」と呼ぶが、外国人はヤギホ古語での名称に則って『キタカミヤマ』と呼んでいる。
 拝火教の聖地。ヤギホ人の創世神話に登場する天の神と地の神の長女にしてヤギホ人の祖先である『北の火の山の女神』の化身とされている。また、この『北の火の山の女神』の直系の子孫がホカゲ族であり、ヤギホノミヤマ王国女王は『北の火の山の女神』の代理者、といわれている。そのため、ヤギホ人としては一生に一度は登りたい山。参拝しやすいよう一応歩道が整備されており、この歩道から外れると神隠しに遭ったりなどする(後述)。
 標高は約3000メートル。エアスター大陸南側にあり現在壁の国の中にある『マーマレードクッキー』より数百メートル高い。
 標高が高いため寒冷で、独特な生態系を維持していて、植物には固有種も多い。ただし植物の生え方はまばらで、山肌が露出しており、そこからさまざまな石が顔を見せている。また、そこかしこに鉄鉱石の採掘のための穴が掘られており、ここから良質な鉄や輝石類が採れる。
 鉄の採掘場の中にある処刑場や樹海など、ヤギホノミヤマ王国の暗部もここにあったりなかったりする。
 かつてはこの辺り一帯はすべてホカゲ族の領土であり、裾野にある樹海は『ホカゲの森』と呼ばれていた模様。しかし、建国以前の話であるため、詳細は不明。神殿のどこかの蔵か七部族のどこかの邸宅の蔵には史料が残っているかもしれない。
 活火山。300年前後に一度噴火してはステラクスやクレスティンに迷惑をかけまくっている。最後の噴火はまだ100年程度前の話なのでもう200年くらいはたぶん噴火しない。

C:『神宮』

 ヤギホ人が単に『神宮』と呼ぶ時は、この『神の火の山』にある五つの鳥居とその鳥居ごとに設置された社の総体のことを指す。外国人は『キタカミヤマ神社』と呼んでいる模様。
 かつては信仰心のあるヤギホ人しか登れないことになっていたが、女王ホヅカサヅチオオキミが観光地として開放したため、神官の許可証があれば外国人でも登山可能。ただしごみのポイ捨てと鳥居などへの落書きはおくにに帰れなくされるので気をつけられたし。マナーを守って登山しよう。
 登山口の入口から登山道が整備されていて、登山口から火口まで5つの鳥居が並んでいる。四の鳥居をくぐったところに大きな神事場があり、たいていの参拝客はこの四の鳥居まで行ったところで『お参りできた』とする。
 四の鳥居より奥は神の領域であるため、行ってはいけないことになっている。外国人もここだけは厳しく取り締まられ、不用意に踏み込むとその場で首を刎ねられる。したがって五の鳥居は遠目で眺めるだけで近くに行った者はない、ただし王子クロガネを除く。
 五の鳥居の向こう側には火山の火口があり、今も煮えたぎったマグマや魔素が突然噴き出すことがあるので、普通に危険と言えば危険なので近づかない方が良いような気もする。
 この火口にはヤギホノミヤマ王国初代女王ヤエケブリホムラオオキミの母である『女神』が女王ヤエの弟であり『女神』の末息子であるトオヤギホセヒコに殺害され火口に突き落とされたという伝説が残っている。その証拠として邪神となったトオヤの剣、魔剣『神薙』が今なお突き刺さってい――た。最近クロガネが抜いて持ってきた。クロガネは空気など読まない。
 五の鳥居の向こう側ではホカゲ族の者たちが『神のお求めのところ』になると身投げをする慣わしがあるらしい。五の鳥居の向こう側にはいろいろと不透明なところがあるが、掘り返してはいけない。そこは神の領域。

D:工業地帯

 製鉄炉が密集する、鉄を精製する地域。
 『神の火の山』で掘られた鉄鉱石はここでいわゆる『ヤギホ鉄』になる。
 炉が常に熱を発しているため、空気が熱い。ヤギホの中では一番平均気温が高い。温暖化に貢献しているとてもまずい地域。
 『神の火の山』以外の山から掘られてきた鉄も集められる。また、都に住めるほどの腕はない職人たちも多く住んでおり、安いヤギホ刀を求める下武士たちも結構住んでいるので、人口は結構密集している。
 神の石である鉄を扱っていることや、鍛冶という神事と表裏一体の仕事をしている者が多いことから、静かで少々厳かな雰囲気。
 ただし、大通りを逸れると逃亡した鉱夫や食い詰めた武士がうろついているので、夜は治安がかなり悪くなる。

E:『南北の壁』と大関

 高さ7メートルほどの崖。地層による横じまが美しいと外国人観光客に評判。外国人にもエアスター語で『南北の壁』と呼ばれている。
 階段を削り出しており、その階段を上った先に南部へ通じる門が建てられている。
 門は関所であり、大関(おおぜき)と呼ばれている。大関の通行のためには警備の責任者である官吏たち(一年ごとに交代する女王に派遣された神官たち)の許可が要る。身分を証明すること、南部へ行く目的を明らかにすることさえできればさほど厳しい審査はないが、無断で南部へ入ろうとする者は警備の武士によってつまみ出される。場合によってはその場で斬り殺されることもある。
 『無断で得体の知れない者が聖地や神の子孫に近付く』ということが嫌われているだけなので、来訪目的の申告があれば結構簡単に南部へ入ることができる。サイトシーイング? ビジネス?? スチューデント???
 通行証が発行される。神官の印が捺されただけの紙切れだが、万が一の場合に備えて常に携行しておくことが推奨される。特に外国人はビザだと思って貴重品とともに管理し持ち歩くべき。
 ちなみに階段の下は門の直前まで北部の空気が支配しているため、露店が並んでいて、観光地状態になっている。センエン! センエン! シャッチョサン! 階段に座り込んで遊んでいる子供も多い。
 門をくぐったら突然静かになるので、驚く人も多い。厳粛な神と武士と職人の世界である。

F:サカイ町

 境町。
 『南北の壁』の周辺の宿場町の総称。北東・北西の『下町(したまち)』と南東・南西の『上町(かみまち)』に分かれている。東西の差はほぼない。
 下町は一般民衆の町であり、リーズナブルな土産物屋と宿屋が立ち並ぶ。安くて大盛りの食堂もある。おねえさんがお酒を注いでくれるアダルティなお店もある。刀以外のものを作る鍛冶職人やその他職人も多く、通り沿いでは鉄製・石製の小さな工芸品が売られている。夜や人の多い市場ではスリに注意。
 上町は『神町』ともいわれ、『南北の壁』を管理する神官や上武士の邸宅もあるので、南側が高級住宅街のようになっている。治安は良く、宿屋や食事処もあるが、宿泊費や食事代はお高い。

G:ミノヘ町

 三戸町。
 三ノ関と大関の間にある町。大通商路を通る旅人や商人たちをもてなす宿場町でもあり、商人や職人が多く、人口が集中している。二戸町よりも治安が良く過ごしやすい。

H:フタノヘ町

 二戸町。
 二ノ関と三ノ関の間にある町。大通商路を通る旅人や商人たちをもてなす宿場町でもあり、商人や職人が多く、人口が集中している。一戸町よりも治安が良く過ごしやすいが、三戸町ほど豊かでもない。

I:関所

 北(海に近い方)から、『一ノ関(いちのせき)』『二ノ関(にのせき)』『三ノ関(みのせき)』。
 移住の自由が認められていなかった時代には、けして越えられぬ関門となっていた。「関のこなたとあなたは別の世なり」という言葉が世にはばかっていたほど厳しいところで、無理に通ろうとすれば死罪になることもあった。
 今は半分観光地。各関所に管理のための神官と武士が都から派遣されてはいるものの、通った証として判子を押してくれるだけになったと言っても過言ではない。一部ではこの判子集めが流行っているらしい。みんなでスタンプラリーを楽しもう。一応行政区画の境目として管理をしてはいる。
 神官や武士が24時間体制で詰めているので、困った時に駆け込める場所にもなっている。

J:シミズ川

 清水川。
 ヤギホノミヤマ王国で最長にして最大流域の川。大きな河川や湖沼がほぼない国なので、唯一の大河らしい大河と言ってもいい。
 『神の火の山』の雪解け水が水源になっているらしく、みんな密かに「この国のどこに雪が積もってるんだよ!?」と思ってはいるが、それは五の鳥居の向こう側がどうなっているのか知っているホカゲ族の者たちしか知りません、今度クロガネにでも聞いてみてください。
 都に支流が流れている。また、『南北の壁』で落差7メートルの滝になっており、この『清水の滝』も観光地としてとても人気である。聖なる山から流れている水として、ありがたがって甕に入れて持ち帰る者もある。

K:ヒラナミヅ港

 ヤギホノミヤマ王国最大の港。もともとはアスタリカとの交易にしか使われていなかった港だが、ホヅカサヅチオオキミが即位して開国して以来国際港になり、いろんな国籍の船が入港するようになった。今は共同統治地域のハウプトハーフェン港との間で往路・復路ともに一週間に一本ずつ定期便が出ている。
 ヒラナミヅ港自体の歴史は古く、最初は約400年ほど前、女王ホムラトガモシオオキミの時代に宰相サトヒラユキオミの命令で磯を削り船を停泊させやすくしたことに始まっている。それまではアスタリカの船もあちらこちらに行かされて結構困っていた模様。
 海運による交易が活発化するにつれて港の範囲が拡大し、港のすぐ後ろにあったイチノヘ(一戸)町が圧迫され、後退してきている。とは言え、イチノヘ町の住民も港湾事業や観光業で食い扶持を稼いでいるのでそこまで大きな問題にはなっていない。
 いろんな市場や食堂、宿屋なども用意されているが、国内最大の花街も存在し、児童の人身売買も行なわれる、闇の顔も。近年女王ホヅカサが取り締まりを強化しているものの、夜のイチノヘ町はまだまだ治安が悪い。

L:オウハシ

 逢橋。
 シミズ川河口にかかる巨大な橋。シミズ川が氾濫するたびに架け替えられており、時代によって石橋だったり鉄筋の橋だったりするが、名前は数百年前から変わらず。
 昔は橋がなく、小舟を浮かべてやり取りしていたが、いつの時にか、この川を渡って逢引きをしようとしたヤギホの娘とクレスティンの青年が川に呑まれて亡くなったらしい。その二人を憐れんだイチノヘ町の住民が、「二人がもう一度逢えますように」という願いを込めてオウハシと名付けた、という伝説が残っている。

M:シモダイラ平野

 下平平野。
 山がちなヤギホで唯一の平らな土地。火山灰のせいで水はけが良すぎるため、農業には向かないが、ここの他に畑を作れるような場所がないので、この辺りでむりやり芋や大豆を作っている。豚も飼われている。

N:シミズ川河口

 ヒラナミヅ港の一部。遠浅なので船底の深い船は若干通りにくそうだが、その辺は気合でどうにかしてください。とりあえずある程度まではシミズ川を遡れるので、海運も多少はどうにかなる。

O:ヤギホ灘

 基本的に凪いでいる穏やかな灘。
 暖流と寒流がぶつかる豊かな漁場となっており、海岸線には漁師町が多い。海水浴もできる。
 数百年もの間ここで密かにステラクスとの民間交流が行なわれていた。この20年くらいでは堂々とステラクスとの民間交流が行なわれている。



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