通名 タケハヤ
真名 建迅日子(たけはやひこ)
年齢 19歳
身長 173センチ
身分 女王の長男。王子だが男児のため王位継承権がなく、成人と同時に人臣に下っている。成人してからは《祝刃守》の名誉隊員という扱いになっている。
出身部族 ホカゲ族
性格の特徴 愚直なまでに正直者で素直。良くも悪くも純粋で、絶対に嘘はつけない。ヤギホ武士としての己れに強いこだわりがあり、身体を鍛え、剣術の腕を磨く様は禁欲的、ただし二番目の妹曰く「暑苦しいから婿の貰い手が決まらないんじゃないの」。年下の者に対する面倒見は非常に良い上、妹が2人いるので女の子の扱いもまったく分かっていないわけではないはずだが、脳味噌まで筋肉の疑いがあるためかそれとも母親と弟妹のおかげで立派な苦労性になってしまったのか、いろいろ成就したためしはない。時々「もう長男を辞めたい」「誰か母上に子離れするよう言ってくれ」と嘆いているのを見掛けるが、誰もが女神の怒りを恐れて聞こえなかったふりをしている。
母ホヅカサの治世を乱そうとする者や妹たちに危害を加えようとする者に対してだけは非常に厳しい態度をとる。時には斬り捨てることも厭わない。
外見の特徴 女王の子供たちの中で唯一母親にまったく似ていない。ざんばらの癖っ毛は燃えるような赤毛で、「火の神に先祖返りをした」とされている。真っ黒な瞳は一族に共通のものだが、はっきりとした二重で、全体的に彫りが深い。かなり出来上がった筋肉質。
備考 女王ホヅカサがもっともあからさまに溺愛している王子。ホカゲ族らしからぬ容姿をあげつらった者たちは皆ホヅカサが『神のお求めのところ』になったとしている。異国人の血が交ざっていることは明らかだが、真正面からそれを指摘するとホヅカサが『神のお求めのところ』にすらせずその場で切腹や斬首を言い渡すこともあるため、タケハヤ本人も自分の父親のことはできる限り考えまいとしている。普段は四兄弟代表として母親にもの申すこともあるものの、自分の出生の経緯や将来の展望のことに関してはどうしても問い掛けられない。
戦闘能力には恵まれた体躯をしており、武芸全般が得意で、特に剣術は《護人》ウワナの指南の効果か《祝刃守》の精鋭の中でも一番の達人であると言われている。少なくとも模擬試合で斬られたことは一度もない。
15歳で成人の儀を行なった。幼名はアカルマロ(明麻呂)。成人の儀で母より国内最高の技術をもった職人が国内最高品質の鉄と輝石を使って作ったヤギホ刀『破魔(はま)』を授けられ、以後ずっと丁寧に手入れをして携えている。
当人の性格とウケの悪い容姿と母の過保護という三重苦のため結婚はおろか純潔を守り抜いている。今はまだ《祝刃守》の若人たちとちゃんばらをやっている方が楽しいが、…………。
一人称:俺、二人称:お前、貴様、大抵は呼び捨て、ホヅカサだけ「母上」。ぶっきらぼうで断定形の多い話し方をする。公的な場ではそれなりに空気を読んで武士らしい話し口調を心がけている。ほら、一応3人の弟妹をもつお兄ちゃんだからさ……。
人間関係 ヒルディカのイソラとは幼少の頃から剣術の腕を競い合ってきた好敵手で、世界でもっとも頼りになる男だと思ってはいるが、ヤギホ武士として馴れ合いはご法度だと考え、あからさまに親しい態度を取ることは少ない(ただしゼロではない、たまにデレるらしい)。妹の件は、それとこれとはまったくの別で、どうしても嫁に欲しくば俺を倒してからにしろ。
アガデスタのテトラとなんやかんやあったらしいが、ヤギホの女神が何をしでかすか分からないため、すっごいすっごいすっごい頑張ってその事実を闇に葬った。おかあちゃんがこわい。


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最終更新:2015年09月19日 00:38
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