イムカ・グリムナー

本名 イムカ・グリムナー(イムカ・ラヴィニス・ヴァール・ウル・グリムナー)
性別
年齢 224歳
身長 164cm
体重 49kg
所属 終焉の遠未来-銀河帝国上級政治将校(ロード・コミッサー)

容姿

金髪・紫眼の整った顔立ちのコーカソイドの女性で一見すると二十歳そこそこの容姿。
鈍色の外殻(カラパス)アーマーと政治将校の象徴たるブラックトレンチコートを着用しており、
名誉の証である幾つもの略綬に飾られたその胸は豊満である。
また、遠未来のホログラム技術により、訪れた世界・時代に合わせた様々な服装を再現できる。


性格

政治将校という立場に相応しく同情や慈悲といった人間的感情を排する軍人精神を有する。
が、これは後天的な教育によるものと、実戦がいかに厳しくおぞましいものかを完璧に理解しているからであり、
私人としては自信家ゆえの傲慢さこそあれ、性悪よりも性善を信じ、健やかで義理堅いという複雑な性格をしている。
ただし、割と酷いレベルの天然でもあり、物事を大げさに拡大させる傾向もあったりする。


能力名【最善への希求】

当人にとって無自覚な事象干渉系能力であり、
有り体に言えば生還という結果を引き寄せる危機状況に対する耐性。
その発現は受動的かつ無意識的ゆえに極めて隠密性が高い。

【発動要項】
  1. 彼女自身も意識的に発現できない。発現は自動的で、分岐する幾つもの結果より生存可能性を引き寄せる。
  2. 状況以上の結果にはなりえない。また、敵手が意図せぬ跳弾に急所を貫かれるといった突拍子もない事態も起こり得ない。
  3. 能力発現時、膨大な情報を処理するために脳に強い負担がかかる。当然、連続発現が過ぎれば脳の神経細胞が焼き切れてしまう。


【遺伝種子:適合率1/5】

終焉の遠未来における生物学的遺産による超人化技術。
遺伝子マテリアルを基に造られた各種器官の移植によって、
生体機能拡充など生来の能力の強化と共に全く新しい能力を獲得している。
イムカ・グリムナーの遺伝種子は重度の肉体損壊を経て適合率が低下。特性の幾つかを失ってしまっている。

【移植器官】
  • 不眠器官(脳)…睡眠リズムと不眠状態への反応をコントロール。数日間に渡って活動が可能。
  • 復讐の眼(眼球)…鋭敏な視覚を有し、暗闇の中でもある程度の視覚を維持できる。
  • 補助心臓(心臓)…本来の心臓が停止した場合でも生体活動の維持が可能。
  • 中和器(胃)…有毒あるいは本来食用に適さない物も消化可能。


【信仰の奇跡(人類の神なりし皇帝陛下)】

イムカ・グリムナーは、かつて人類の未来を切り開かんとした銀河帝国皇帝の敬虔なる信徒である。
あまりにも強く絶対的な信仰心と人体実験によって開いた門によって、幾つかの奇跡を授かるに至った。
奇跡の発動には強い精神力と具材を必要とするため、一日に三回までしか使用できない。
帝国において歪みの象徴たるサイカーと異なる奇跡の御業。しかし、魔術と奇跡の根幹に何程の違いがあるというのだろうか?

【信仰秘術体系】
  • 初歩秘術…白熱光(具材:灯油)、大跳躍(具材:鷲の羽毛)、避難所(具材:錠前)
  • 祝福秘術…隕鉄の祝福(具材:隕鉄の鏃)、異端者への防壁(具材:純銀の小鎚)、征戦(具材:???)

概要

銀河が数千世紀規模の戦争に陥るという過酷で慈悲なき世界の出身者。
強大な銀河帝国において、銀河全域から帝国官僚の子息子女が集う教育機関である帝国教導院(スコラ・プロジェニウム)を首席卒業したエリート中のエリートであり、
選抜歩兵(ストームトルーパー)として24歳まで豊富な戦闘経験を積み、遺伝種子受領後、政治将校に任官した。
以後、二世紀に渡る神なる皇帝陛下と帝国への不断の奉仕によりロードの称号を得るに至っている。
階位は連隊付政治将校(大佐相当)であり、敗北主義に陥った将兵を階級の区別なく射殺する略式処刑権限を持つ。
ある戦役を切っ掛けに帝国宗務局との関係を修復不可能なまでに悪化させており、結果として閑職に追いやられてしまった。
ゆえに第一線を退いた現在は、境界線世界の調査・テクノロジー探索という密使としての活動を行っている。


装備

【墳弾短銃】
小型ミサイルを射出する歩兵携行火器であり、至宝のひとつとして〝クレイトスの憤怒〟の銘を持つ。
発射されたボルト弾は推進剤によって空気を切り裂いて飛び、目標の装甲を貫通、内部で破壊的な爆発を起こす。
イムカの所有する墳弾短銃は、終焉の遠未来においても希少極まりない聖遺物として位置づけられており、
真に振るわれるべき戦場のみを例外とし、所有者の生死すらも考慮に値せぬほどに強固な機械的/神秘的封印が施されている。
神聖なるテクノロジーと赫々たる伝説の結晶そのものである聖遺物は軽々しく放たれるべきではないのだ。

【射撃補助機構】
ガントレット型パワーアシスト機構。墳弾短銃は常人が生身で撃つと複雑骨折、最悪腕が千切れ飛ぶほどの反動があるため、
電気刺激伝導性人工靭帯による補助が不可欠。またパワーアシストによる膂力は白兵戦にも不足なく対応できる。

【粒子短銃】
銀河帝国で最も一般的な制式歩兵補助火器。略式処刑にもこのレーザー銃が主に使用される。
大量生産・整備が容易で、安定した動作を誇り、大規模な兵数こそが強みの帝国軍に見事に適した仕様である。
また、共用パワーパックは再充電が可能で人命よりも遥かに尊ばれるべき資源・物資の節約に繋がっている。
麻痺モードから殺傷モードまで対象に応じた出力調整が可能。

【飛苦無(クナイ・ダート)】
異世界にて扱いを覚えた投擲用の小型苦無。コンバットベルトに複数本装備している。
苦無の持つ重量バランスと多機能性、そして独特の投擲術(賽印流苦無術)を気に入り愛用している。

【黒檀の旋棍】
熟練職工の手による黒檀製のトンファーバトン。打撃部位がセラマイト鋼で覆われており威力を増している。
優れた形状がもたらす機能性により、近接戦闘に移行した場合にも高い状況対応力を発揮する。
また長い柄を銃身とした仕込み銃の機能があり、アダマンチウム徹甲芯を備えた大口径高速弾が1発装填されている。

【リ・エグザイル】
神秘的なミスリル金属で構成されたリング状の随伴装備。
ジョシュアより譲り受けた短剣と聖鞭の融合物という出自もあって、極力な破邪の属性を帯びている。
エネルギーを増幅・軌道変更・転送する機能を持つが、テクノロジーとソーサリーが複雑に絡み合っており全貌は解明できていない。
普段はイムカの左腕に腕輪として装着。展開時には形状変化し、4つのリングに分裂する。

【政治将校特別軍装】
セラマイト合金装甲の外殻(カラパス)アーマーと衝撃吸収性炭素繊維からなる黒色のトレンチコート。
重装甲と呼ぶにはやや心もとなく、動きやすさと着用感を優先している。

【リフラクターフィールド発生装置】
極めて狭い範囲のみ有効なエネルギーフィールド発生装置。
所有者の周囲に屈折エネルギー場を展開し、一定の攻撃から所有者を護る。
屈折エネルギー場は負荷がかかると存外に剥がれ易く、到底過信は出来ない。

【C-PSYグレネード】
異能力を一時的に減衰させるフォース・パルスを放つディフェンスグレネード。
サイキック的に育成された特殊クリスタルが用いられており、コストパフォーマンスは劣悪。
あくまで気休め程度であるが、気休めが生死を分ける局面があるのも事実だ。

【標準携行投擲兵装】
フラググレネード…対人用手榴弾
クラックグレネード…対軽装甲用成型炸薬爆弾
サブミュニションディスペンサー…携帯型多弾頭誘導弾

【サーボスカル】
銀河帝国において、死後にあっても神なる皇帝陛下への奉仕を継続できるよう
数多の功績を遺した人物の頭蓋骨に反重力浮遊機構、記録装置、データベースなどの
様々な機器が接続された小型観測機体。銀河帝国では名誉ある器物として扱われている。
イムカの所有する浮遊髑髏のプログラムは狂気に陥っており、時折奇天烈な挙動を行う。

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最終更新:2018年09月28日 01:04