概要
隆盛と退廃が交錯する20年代ジャズエイジを舞台とした一連の事件。
異端審問庁(インクィジション)により聖務を受けた
イムカ・グリムナーによる依頼で、
越境者達は黄金の20年代を駆ける。
各イベント
- 『発端』
- 華やかなりし20年代合衆国。
- 越境者達はマフィアをしばきたおしたり、恋バナを集めたり、あるいは屋台を始めたりと、
- 悠々自適にこの世界を楽しんでいた。しかし、動くと必要以上のコトを大きくすると評判にイムカがまたも依頼を出した事で、
- 気楽な観光は銀河帝国と合衆国、ディーモンと神話的存在の闇との対峙へと挿げ変わってゆく。
- 『情報収集』
- 数多の星系(システム)を破壊してきたという魔道書の同一存在を追う越境者達。
- 黄金の20年代こそ、神秘が薄れ、魔道書の魔力が限りなく弱まっている好機であった。
- 越境者達はBOI(捜査局)の監視の影を感じつつも、アイリッシュマフィアのボスが所持しているということ、
- そのボスはインスマスの青い酒を求めている事をつきとめた。
- 『越境者 in インスマス』
- 青い酒を求めてインスマスの港町に到着した越境者達。
- なにやら魚面した住人ばかりの隠逸な街で、不良警官3人組と揉め事を起こす。
- それをあっさりと撃退し、直後現れた秘密教団の信徒と名乗る男と接触。
- 交渉の結果、秘密教団の神=上位存在も魔道書の存在を疎んでおり利害が一致。インスマスの青い酒を入手に成功する。
- 『願望機』
- 魔道書の所持者であるマフィアのボスを取り引きという形でおびき寄せた越境者達。
- 互いの利害は敵味方という立場で一致していた。魔道書の狙いは青い酒のみならず越境者達の強靭な魂であった。
- 魔道書に操られ、その実、助けを求めていたマフィアのボスの懇願は聞き届けられる事無く、生贄として捧げられ、
- 邪悪な魔道書は願望機としての真価を発揮。周囲に絶対的な魔風被害を齎し、あわやディーモン召喚にまで至るが、
- 破滅的な臨界点に達する直前に、越境者達は願望機の破壊に成功。魔道書をイムカ・グリムナーが封印し聖務を達成。
- 一連の事件は終わりを告げた。
用語
- 【黄金の20年代】
- 第一次大戦ののち、合衆国で巻き起こった好景気。ジャズエイジとも呼ばれる。
- 大量生産・大量消費の時代。華やかでありながら退廃的な時代。価値観の大きな変動により、神秘が著しく力を失っているが、
- その実、神話の闇は合衆国を確実に蝕み続けており、やがてウォール街大暴落という収穫の刻を迎えることとなる。
- 【異端審問庁(インクィジション)】
- イムカが所属する銀河帝国に存在する皇帝直轄機関。
- その唯一の任務は人類の保護であり、問題解決のためならば
- どれほど危険で致命的な手段であろうとためらうことなく行使する。
- 【合衆国】
- 空前の好景気に沸く超大国。しかし、その黄金の時代は終わりを迎えかけている。
- 【アーカムシティ】
- イベントの主な舞台。合衆国に存在する都市で、幽霊の呪いなどの禍々しい噂が絶えない。ぶっちゃけ神話的存在の地雷原。
- 【BOI(Bureau of Investigation)】
- 合衆国に存在する捜査局で、のちのFBI(連邦捜査局)の前身組織。
- 当時はさほど権限も強化されておらず、武装も許可されていなかった。
- イベント中にBOI職員がエレファントガンを装備しているのは自前で購入したもの。
- 【エレファントガン】
- 象狩りに使われる大口径ライフル。威力に比して凄まじい反動を持つため素人では到底扱えない。
- 【港町インスマス】
- アーカムシティ近郊の寂れた港町。この町の住民は独特の容貌を持ち、周辺の住民から忌み嫌われている。
- 【秘密教団】
- 上位存在およびその奉仕者を崇拝し、上位存在を目覚めさせるために活動している。
- 【上位存在】
- 所謂、グレート・オールド・ワン。
- 異世界より流れたきた魔道書を敵視しており、今回は越境者達と利害の一致を見た。
- 【禁酒法】
- 合衆国で制定されていた世紀の悪法。
- 取り締まりの結果、密造酒、闇酒場が横行し、酒を飲みたい警官は知らんぷり。
- 結局、マフィアの巨大化・組織化を助ける一因となってしまった。ナムサン!
- 【願望機】
- 境界よりディーモンと呼ばれる精神生命体を既定現実へとダウンロードする役割を果たす触媒。
- 召喚の儀のみにおいても、その魔術規模たるや、周辺に深刻な魔術災害をもたらし、
- さらに悪魔の侵攻(デモニック・インカーション)に至れば、その災厄は際限なく拡大する事となる。
- 【アイリッシュマフィアのボス】
- 偶然にも魔道書を手に入れた本イベントのボスであり犠牲者。結局のところ生贄に過ぎなかった。
- その魔力により勢力を一気に拡大したが、魔道書の傀儡と化し、その自我を貪り喰われることとなる。
最終更新:2016年10月17日 13:14