帝都交通

概要

帝都交通株式会社とは、東木ノ宮県東部を中心にバス路線を運行する東木ノ宮高速鉄道グループ(HKRグループ)の会社である。
主な事業は、路線バスの運行である。
6つの営業所に420台を超えるバスを保有し、上記地域の路線バスの運行に多くの車両を割いている他、高速バスや深夜急行バスの他に近年は観光バスの運行にも参入している。
事業内容は、路線バスの運行の他にも副業として、住宅や商業ビル・駐車場の賃貸や分譲とガソリンスタンドの営業を行っている。
本社は中原市朝日町に置かれていたが、東木ノ宮高速鉄道からバス事業を移管された際に東木ノ宮市帝都中央区東永代町に移転した。

概況

帝都交通は、終戦直後に帝都商事が元原急行電鉄より東都交通と中原観光自動車を譲受し、両社が合併したことにより成立した。
東栄帝国の帝都である人口約790万人の東木ノ宮市を中心に、城上市、中原市、岡安市、本澤市、鳴沢市、渡川市、大浜市、神沢市に路線を持ち、同地域の通勤・通学輸送を主力とする。
しかし鉄道輸送が主力の東木ノ宮市都心では、各社鉄道線や地下鉄各線との競合区間も多く、黒字ながら経営基盤が非常に弱い。
東木ノ宮市都心と周辺地区の団地を結ぶ路線も多いが、速達種別である急行バスは深夜急行バスを除き一切運行されていない。
これは多くの路線が、各社鉄道線と競合しており、所要時間で優位に立てないことから地域単位の短距離利用を想定しているためである。
高速バスの営業規模は小さいものの、東木ノ宮市から地方各都市を結ぶ路線を数系統運している。
深夜急行バスは、終電後の東木ノ宮駅や中木ノ宮駅、中谷駅、桜坂駅など東木ノ宮都心部の各ターミナルから東木ノ宮高速鉄道東木ノ宮線、東ノ都線、神沢線沿線各地への輸送を確保している。
そのため都心部の各停留所は乗降可能であるが、郊外の停留所は降車のみとしている。

車両

所有車両の大半は、日本製の車両である。
日野自動車・いすゞ自動車・三菱ふそう・日産ディーゼル・西日本車体工業・富士重工・大洋ディーゼル工業・半田磐原バス・本間重工業・三野ディーゼル・羽野自動車製の多種多様な車両を保有している。
中古車は、主に坂田バス販売会社からの購入が多い。
車両の大きさに関しては大型車が多いが、一部の営業所には中型車も投入されている。
低床化を積極的に行っており、路線車の多くはノンステップ車両である。
ノンステップバスの導入率は長尾バスと並び、国内7位である。

その他

乗車方法は、一部の例外を除き前乗り前降りという珍しい方式を採用している。
なお中扉は基本締切にされており、身障者のみ乗降可能である。
1988年より6年ごとに社内スローガンを掲げており、現在掲げているスローガンは「信頼で心と笑顔を運ぶ。」(2012年～)。

会社データ

社名	帝都交通株式会社(Teito Kōtsū company)
種類	株式会社
市場情報	非上場
略称	帝交
本社所在地	東木ノ宮県東木ノ宮市帝都中央区東永代町一丁目三番地二号 帝国不動産東永代町ビルディング
設立	1948年1月9日
業種	陸運業
事業内容	旅客自動車運送事業、不動産業、石油製品販売業 他
代表者	代表取締役社長　長屋新次
資本金	4億1060万円
売上高	203億4003万円
従業員数	1603人
決算期	3月31日
主要株主	東木ノ宮高速鉄道(100%)

高速路線

系統番号	愛称名(始発地～主要経由地～終着地)
TK01系統	帝都本牧ライナー(東木ノ宮駅～桜宮SA～東村駅～磯浦PA～真田中央駅～金手SA～沼津駅～本牧中央BT)
TK02系統	みらいライナー(東木ノ宮駅～三田橋駅～中原SA～秋ノ葉駅～大和SA～渋沢駅～しんおおはしきんみらい24BT)
TK03系統	シーライナー(神沢駅～渡川PA～新今沢駅～東木ノ宮駅～桜宮港駅～上土新港BT～栗原駅～群馬BT)
※始発地･終着地は下り起点
※TK02系統は一部直行便あり
※TK03系統の一部便は多比駅･江栗目本町駅始発あり

特定運輸路線

路線名	(始発地～終着地)
東木ノ宮高速鉄道社員輸送線	東木ノ宮駅･佐々木駅･神沢駅～東木ノ宮高速鉄道秋葉台社宅･東木ノ宮高速鉄道千城台社宅
空港ターミナル間連絡線	東木ノ宮国際空港第1ターミナル⇔第2ターミナル

営業所一覧

営業所は50台以上が所属する大規模な車庫。
青葉･三浦･坂上の3つは特に大きく、整備施設も備えた大規模なものになっている。

青葉営業所(A)

所在地:東木ノ宮市東木ノ宮区青葉錦町三丁目三番地二号(最寄停留所:青葉営業所)
東木ノ宮市東木ノ宮区、木ノ宮南区、帝都中央区の路線と西木ノ宮区、今沢区、高山区、泉区の一部の路線を管轄する。
都心部の地下鉄の補完的な役割を担う路線が主力であり、黒字額は全営業所でも上位を占めるが収益は安定していない。
全営業所で唯一ガソリンスタンドの営業を行っている。
また高速バスと観光バスの運行を担当している。
主な拠点は東木ノ宮駅中央口、中谷駅中央北口、中木ノ宮駅東口、新今沢駅新港口BT、金町BTなど。

三浦営業所(M)

所在地:東木ノ宮市北港区三浦田崎町六丁目三番地四号(最寄停留所:三浦営業所)
東木ノ宮市東木ノ宮区、木ノ宮北区、三河区、杯戸区、北港区の路線を管轄する。
各社鉄道線の駅から団地まで結ぶ路線が主力で、全営業所で黒字額が最も大きい。
また深夜急行バスの運行を担当している。
主な拠点は東木ノ宮駅中央口、東ノ都駅品川口、一ノ宮駅北金口、三河駅福山口、杯戸駅南口など。

坂上営業所(S)

所在地:東木ノ宮市坂上区夏川東五丁目二番地四号(最寄停留所:坂上営業所)
東木ノ宮市坂上区、籠ノ宮区、空ノ上市、城上市城北区、城東区の路線を管轄する。
各社鉄道線の駅から団地まで結ぶ路線が主力である。
また鉄道路線の少ない城上市内では、基幹的な市内交通手段として機能している路線が多い。
主な拠点は坂上駅南口、籠ノ宮駅本町口、成坂駅中央口、新成坂駅東口、北成坂駅南口、城上堀町BT、東城上駅東口など。

長沼営業所(N)

所在地:東木ノ宮市今沢区長沼南町二丁目四番地一号(最寄停留所:長沼営業所)
高山区、南港区、多比市、大浜市、渡川市、神沢市、本澤市、鳴沢市の路線と東木ノ宮市今沢区の一部の路線を管轄する。
他の営業所よりも管轄範囲が広く、本澤市や鳴沢市など山岳路線を抱える。
管轄地域は鉄道路線が少なく、ニュータウンの建設ラッシュが進んでいるため、沿線人口が増加傾向にあり全営業所の中でも安定した収益を誇る。
主な拠点は高山駅吉原口、大浜駅西口、今沢長沼BT、渡川四谷BT、神沢本町BTなど。

磯山営業所(I)

所在地:東木ノ宮市大原区北本七丁目八番地九号(最寄停留所:磯山営業所)
東木ノ宮市大原区、空宿区、上原区、栄区の路線と西木ノ宮区、西川区の一部の路線を管轄する。
管轄地域は都心部へのベッドタウンであるため、沿線の人口は非常に多い。
しかし競合する鉄道路線やバス会社が多いため、不動産業での収益が大半を占める。
主な拠点は大原駅西口、磯山駅東口、空宿駅本町電気街口、栄町BT、西木ノ宮駅橋本口、新三田駅三田橋口など。

羽沢営業所(H)

所在地:中原市大山羽沢町四丁目一番地二号(最寄停留所:羽沢営業所)
中原市、城上市城西区、城南区、東木ノ宮市佐々木区、西川区の路線を管轄する。
放射状に延びる鉄道各線を補完する役割が強く、黒字額は大きく収益は比較的安定している。
主な拠点は西中原駅水又口、中原駅北口、新城中原駅南口、南城上駅瀬谷口、佐々木中央BT、新三田駅三田橋口など。

車庫一覧

10台から30台程度が所属する小規模～中規模な車庫。
営業所の管轄下に置かれている。

青葉営業所中谷車庫(AN)

所在地:東木ノ宮市木ノ宮南区白島四丁目二番地八号(最寄停留所:中谷車庫)

青葉営業所金町車庫(AK)

所在地:東木ノ宮市高山区金町西五丁目四番地九号(最寄停留所:金町車庫)

三浦営業所福山車庫(MH)

所在地:東木ノ宮市三河区福山東二丁目二番地一号(最寄停留所:福山車庫)

坂上営業所布川車庫(SH)

所在地:東木ノ宮市籠ノ宮区布川一丁目一番地三号(最寄停留所:布川車庫)

長沼営業所鷺宮車庫(NS)

所在地:渡川市鷺宮七丁目二番地六号(最寄停留所:鷺宮車庫)

磯山営業所平野車庫(IH)

所在地:東木ノ宮市栄区平野五丁目三番地六号(最寄停留所:平野車庫)

羽沢営業所山手車庫(HY)

所在地:本澤市山手二丁目八番地三号(最寄停留所:山手車庫)

検車区一覧

10台程度が所属する小規模な車庫であるが整備施設を備えている。
営業所とは分離され独立しているのが特徴。

空港検車区

所在地:東木ノ宮市今沢区ポートアイランド中央二丁目一番地一号(最寄停留所:東木ノ宮国際空港第1ターミナル)

研修センター一覧

新人運転士の研修施設。
本社直属の管轄である。

清水研修センター

所在地:東木ノ宮市佐々木区清水五丁目三番地一号(最寄停留所:清水東)