U.C.:Universal Century(宇宙世紀)とは『機動戦士ガンダム』およびその派生作品の舞台とる架空の紀年法。


U.C.0001

ラプラス事件

地球総人口は90億人を突破し、地球連邦政府は宇宙移民政策を開始。西暦から宇宙世紀への改暦セレモニーの際に、
地球低軌道上に設置された地球連邦首相官邸「ラプラス」が爆破され、初代首相リカルド・マーセナスらが死亡した事件。
劇中の世界では地球連邦政府樹立に反対するテロリストが起こした事件とされていたが、
真相は地球連邦政府内の保守派勢力の陰謀によって引き起こされた暗殺で、『機動戦士ガンダムUC』では、
この時に抹消された事実を巡る物語が繰り広げられる。
【機動戦士ガンダムUC】


U.C.0063

ジオン・ズム・ダイクン急死

地球連邦国家からの独立運動の象徴たるダイクンが、議会での対連邦重要演説中に急死してしまう。
【機動戦士ガンダム THE ORIGIN】


U.C.0079

一年戦争

地球から最も離れたスペースコロニー・サイド3が宇宙市民の自治権を求め「ジオン公国」を名乗り地球連邦に挑んだ独立戦争。
この戦争において人型機動兵器・モビルスーツが初めて実戦投入され、戦争初頭において人類はその人口の半数を失った。
戦争は、ジオン公国を支配したザビ家一党が滅亡したことにより、新たに成立したジオン共和国臨時政府と地球連邦政府が
終戦協定を結ぶ形で終結した。
【機動戦士ガンダム】
【機動戦士ガンダム サンダーボルト】
【ポケットの中の戦争】
【MS08小隊】
【MSイグルー】
【ガンダム THE ORIGIN】


U.C.0083

デラーズ紛争

1年戦争後、元ジオン公国軍のエギーユ・デラーズ中将は「デラーズ・フリート」を組織。
アナベル・ガトー少佐が連邦軍から奪取したガンダム試作2号機で観艦式を急襲した上に、コロニー落下作戦を企てた。
この紛争を契機に連邦内ではジャミトフ・ハイマン准将が中心となってティターンズが結成され、
スペースノイドに対する弾圧が強化されることで後のグリプス戦役へと繋がっていく。
【機動戦士ガンダム0083】


U.C.0085

30バンチ事件争

サイド1・30バンチコロニーの住民が反地球連邦政府デモを決行。
連邦政府にデモ鎮圧を依頼されたティターンズの司令官バスク・オムは、使用が禁止されていた毒ガス(G3)をコロニー内に注入し、
1500万人ものコロニー全住民を虐殺した。
【機動戦士Zガンダム】


U.C.0087 - 0088

グリプス戦役

連邦軍内に地球圏治安維持を題目に宇宙移民者を厳しく武力弾圧しようとするエリート組織「ティターンズ」が台頭。
(実質的には提唱者であるジャミトフ・ハイマン准将の私兵組織と化していた)と、
U.C.0085ごろからこれに抵抗するために結成された反地球連邦組織「エゥーゴ」の軍事衝突。最終的にティターンズは、
その指導者層を失い瓦解したが、末期には木星圏から帰還したジオン公国残党軍「アクシズ」も絡んで三つ巴の様相を呈し、
終結と同時にそのまま第一次ネオ・ジオン抗争に繋がっていく。
【機動戦士Zガンダム】
【機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル】
【ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに】
【機動戦士Ζガンダム A New Translation】
【ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者】


U.C.0088

ペズンの反乱

名称は反乱の主犯格であるニューディサイズが立てこもった小惑星基地ペズンに由来する。
時期としては『機動戦士Ζガンダム』の終盤と重なり、グリプス戦役末期の宇宙世紀0088年1月25日から同年4月5日まで続いた。
【ガンダム・センチネル】


U.C.0088

第一次ネオ・ジオン抗争

木星圏から小惑星アクシズと共に帰還したハマーン・カーン率いるネオ・ジオンとグリプス戦役に勝利したエゥーゴとの抗争。
ティターンズ崩壊後、ハマーン・カーンはミネバ・ザビを擁立して「ネオ・ジオン軍」を名乗り、地球侵攻作戦を開始した。
同軍はダカールを占拠するなど作戦を成功させたが、ザビ家の血族を自称するグレミー・トトが反乱を起こし、内紛で崩壊した。
最終的には指導者のハマーン・カーンが戦死したことにより終結した。
【機動戦士ガンダムZZ】
【機動戦士ガンダム シャアの帰還】
【機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽】


U.C.0093

第二次ネオ・ジオン抗争

グリプス戦役以降行方不明になっていたジオン・ズム・ダイクンの遺児シャア・アズナブルこと
キャスバル・レム・ダイクンが、ネオ・ジオンを率いて地球連邦政府に対して起こした反乱。
シャアはアクシズを地球に落下させ、核の冬による寒冷化により地球に執着する特権層の粛清を図ろうとしたが、
連邦軍の特務部隊ロンド・ベルや所属する一年戦争時の英雄アムロ・レイの活躍によって阻止された。
【機動戦士ガンダム 逆襲のシャア】


U.C.0096

ラプラス戦争(第三次ネオ・ジオン抗争)

地球連邦の存亡にかかわる「ラプラスの箱」をビスト財団がネオ・ジオン軍残党「袖付き」に譲渡しようとしたことを発端に武力紛争が発生。箱の開放や奪取をめぐり、ユニコーンガンダム、地球連邦軍、ジオン残党軍、ロンド・ベルなどが入り乱れて抗争を繰りかえした。
【機動戦士ガンダムUC】
【機動戦士ガンダムU.C.0096 ラスト・サン】

U.C.0100

ジオン共和国の自治権放棄

かつてスペースノイド独立を掲げて一年戦争を引き起こしたサイド3が自治を放棄。ジオン共和国は消滅した。

U.C.0105

マフティー動乱

加速度的に進む地球連邦の腐敗に危機感を持った人々によって結成された秘密結社「マフティー」によって引き起こされた一連の紛争。
「マフティー」は連邦政府の圧政下にあったスペースノイドの大きな支持を得るが、
実質的指導者のマフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノアが捕縛・処刑されたことにより組織は瓦解。
宇宙世紀0105年5月1日、マフティー動乱は終結した。
以後20年近くもの間、大規模な反連邦政府運動は鳴りを潜めることとなった。
【機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ】


U.C.0120

オールズモビル戦役

地球連邦軍とジオン公国の残党組織オールズモビルによる戦争。
【機動戦士ガンダムF90】
【機動戦士ガンダムF91】


U.C.0123

コスモ・バビロニア建国戦争

ロナ家はMS部隊クロスボーン・バンガードによってフロンティアサイドを制圧し、貴族主義を掲げてコスモ・バビロニアの建国を宣言。
指揮官の鉄仮面は独断で無差別殺傷兵器バグと巨大兵器ラフレシアを始動させて人類の本格的粛正に乗り出すが、激しい抵抗にあう。
【機動戦士ガンダムF91】


U.C.0133

木星戦役

ベラ・ロナによって宇宙海賊としての活動を再開したクロスボーン・バンガードと、地球連邦に宣戦布告した木星帝国との戦いを描く。
【機動戦士クロスボーン・ガンダム】


U.C.0149

ザンスカール戦争

連邦政府の統治力が弱まってコロニーが戦国時代の様相を呈した時期、サイド2にザンスカール帝国が勃興。
ガチ党のカガチは癒し能力を持つマリアを女王に押し立てギロチンによる圧政を敢行し、
レジスタンス組織リガ・ミリティアと帝国軍ベスパの武力衝突を招いた。
【機動戦士Vガンダム】



その他のU.C.とは異なる世界観


R.C.:リギルド・センチュリー
宇宙世紀が終焉し1000年以上の時が過ぎた新たな世紀の物語。
【ガンダム Gのレコンギスタ】


P.D.:Post Disaster
地球圏全体を巻き込む大戦争「厄祭戦」が終結してから約300年後の物語。
【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ】


C.C.:コレクト・センチュリー
戦争を繰り返し地球環境に壊滅的な打撃を与えてしまった人類は、過去の記憶を忌むべき「黒歴史」として封印し、
過酷な環境に耐えゼロから世界を再建していった。
【∀ガンダム】


F.C.:未来世紀
【機動武闘伝Gガンダム】


A.C.:アフターコロニー
【新機動戦記ガンダムW】


A.W.:アフターウォー
【機動新世紀ガンダムX】


C.E.:コズミック・イラ

C.E.70 - 72

第1次連合・プラント大戦

人類史上初の地球と宇宙、そしてナチュラル陣営とコーディネイター陣営を分けた大規模な戦争。
【機動戦士ガンダムSEED】


C.E.73 - 74

第2次連合・プラント大戦

ブレイク・ザ・ワールド、フォックストロット・ノベンバー(フォックスノット・ノベンバー)に端を発するプラントと地球連合軍による戦争。

連合・プラント共に、ブレイク・ザ・ワールドで被災した地域への救援を優先したことや、デュランダルのロゴス打倒宣言により、地球連合が大混乱に陥ったことから、第1次連合・プラント大戦のようなナチュラル陣営とコーディネイター陣営による総力戦とはならなかったものの、戦役の端緒となったブレイク・ザ・ワールドや、レクイエムやネオ・ジェネシスといった大量破壊兵器の投入により、地球・プラント共に前大戦を超える被害を出す結果となった。
【機動戦士ガンダムSEED DESTINY】


A.D.:西暦
【機動戦士ガンダムOO】


A.G.:Advanced Generation
【機動戦士ガンダムAGE】


とある世界の近未来
【ガンダムビルドファイターズ】
【ガンダムビルドファイターズトライ】
最終更新:2020年08月15日 17:59