『ネオ・ジオン』



ザビ家によって暗殺されたとされるジオン・ズム・ダイクンの息子である
シャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)が総帥として新たに設立した組織である。
ジオン公国のザビ家独裁を否定し、それ以前のジオン・ズム・ダイクンの理想である
宇宙移民者スペースノイドの自治権確立実現を掲げる。
それ故に、一年戦争時代のジオン公国に対しては否定的だったサイド3以外のスペースノイドも
協力者として取り込むことに成功している。
また、起軍の際、シャアはエグムなどの反連邦セクトや旧ハマーン派残存軍のうち最大勢力であるダンジダン派を取り込み、
さらに地上から辛くも撤退した部隊も少数ながら戦力に加わった。
シャアとネオ・ジオンの動きに対して、連邦側は「スウィートウォーターに反連邦組織が集結している」事までは掴んでいたが、
地球連邦宇宙軍のロンド・ベルがすべてのコロニーを探索しても結局、
シャアによるネオ・ジオン結成宣言と連邦政府への宣戦布告まで発見できなかった。
ロンド・ベル司令のブライト・ノア大佐は「連邦の支配を嫌いシャアを支持する一般市民が多く、彼らがガードしていた」と
語っている。

本拠地は難民用に建造されたスペースコロニー、スウィート・ウォーター。
国章はジオン公国のものと異なり、これはザビ家のジオン軍との差別化を図るものとの説もあるが、詳細は不明。
略式でない国章はスペースコロニーの上に翼を広げる鷲である。

ハマーン時代と異なりモビルスーツなどの工場のあった小惑星アクシズが失われているため、
モビルスーツの生産は地球連邦軍の兵器の生産も行っているアナハイム・エレクトロニクスに発注を行っている。

地球に隕石を落として人の住めない星とし(核の冬)、強制的に人類を宇宙に移住させる「地球寒冷化作戦」を敢行するも、
その途上で総帥を含む戦力の大半を喪失して作戦も失敗に終わる。

なお、ジオン公国の復活が目的ではないため、サイド3のジオン共和国とは直接的なつながりはないが、
旧ジオン公国でダイクン派であった政府高官がネオ・ジオンの高官に就任してシャアを政治的にサポートしている。


『ネオ・ジオンの機動兵器』


MSN-04 サザビー
AMS-119 ギラ・ドーガ
MSN-03 ヤクト・ドーガ
NZ-333 α・アジール


最終更新:2017年09月03日 09:59