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*極限状態に陥ったら
大災害に見舞われ廃墟と化した都市に取り残された場合や、乗っていた飛行機がジャングルなどに墜落し、自然の中に孤立した場合など、苛酷な環境の中で生き延びなければならない状況に陥ったときには知力や体力のみならず精神力も重要となる。サバイバル環境におかれたときには以下のような心構えを持ち、心に余裕を持たせることが大切である。
-生きる意志を持ち前向きに考える。
-そのときにおかれた状況を冷静に判断する。休める場所はあるか、水や食料はあるか、留まるべきか移動すべきか。
-体や気持ちを落ち着かせる。しばらくその場にとどまることが危険でないようなら腰を下ろしてゆっくり考える。
-万が一を想定しておく。現在おかれている状況がさらに悪化することや怪我をすることなどを想定しておく。
*サバイバル環境
**都市
普段生活している都市空間であってもサバイバル環境とまったくの無縁ではない。テロ攻撃や巨大地震などの天変地異により、都市空間が瓦礫の山となりあらゆるライフラインが途絶した瞬間、そこは過酷なサバイバル空間となる。
**ジャングル
**冬山
**砂漠
*火を起こす
**キリモミ式火起こし
木と木の摩擦熱を利用して火を起こす方法の一つにキリモミ式がある。キリモミ式は木の板に棒を押し当て、棒を回転させることで摩擦熱を利用して火を起こす方法である。キリモミ式で火を起こすためには、以下のものを用意する。
-火きり板 - 厚さ1cmくらいで、杉などの軟らかい木の板
-火きり棒 - 直径1cm、長さ60cmくらいのまっすぐな木の棒
-火口 - ゼンマイ綿や乾燥したコケなど着火しやすいもの
これらのものを使用して以下の方法で火を起こす。
+火きり板に切込みを入れる。
+火きり板を地面に置き、しっかりと固定する。このとき、切込みの下に乾燥した葉を敷き、摩擦熱が地面に奪われないようにする。
+火きり板の切込みに火きり棒をあてがい、両手のひらを使って棒を押し付けながら回転させる。火きり板と火きり棒を離してしまうと熱が逃げるため、極力離さないようにする。
+黒く焦げた木粉から煙が出てきたら(これが火種となる)、火口で包み込んで息を吹きかける。白い煙が出始め、さらに空気を送り込むと炎が燃え上がる。
**火花を利用する
**レンズを利用する
*水や食料を手に入れる
**植物の食用適性テスト
食べられる植物かどうかを判定するためには以下のような方法を使用する。なお、1回のテストにつき、植物の一部のみをテストし、テスト中はきれいな水とテスト中の植物以外は口にしないこと。
+テストを始める8時間前から食事をとらないこと。
+植物を葉、茎、根、その他の基本部分に分ける。その中からテスト対象とする部位を選ぶ。
+強烈な匂い、すっぱい匂いがしないか嗅いでみる。
+その8時間にひじや手首の内側に植物のテストする部分をあて、15分間そのままにして反応を見る。
+植物を小さく切り取り、唇の外側にあてて、ヒリヒリ感やかゆみがないか確認する。
+3分たって反応がなければ、舌の上に植物を置き15分間そのままにして反応を見る(飲み込んではいけない)。
+15分たっても異変がなければ、植物を飲み込む。
+8時間待つ。何らかの病的症状が出たら吐き出し大量の水を飲む。
+なにも症状が出なければ、その植物を調理し、半カップ食べる。
+さらに8時間あけ、なにも症状が出なければ、その植物はテストした調理法でなら食べても安全である。
*外敵や環境から身を守る
野生の肉食獣や毒を持つ動物、病気を媒介する蚊などから如何にして身を守るか、雨や紫外線、低温などの環境変化にどう対処するのかを考えるのはサバイバルの基本となる。
-寝床の確保
-日焼け対策
-凍傷対策
*現在位置を確認する
敵国の軍隊から逃れる場合、はたまた遭難して救助を求める場合、己がどこにいるのか、どの方向に進むべきなのかを知る必要がある。
**現在位置を確認する
北半球では、太陽は向かって左側から昇り、右側に沈む。逆に南半球では、向かって右側から昇り、左側に沈む。これによって北半球にいるのか南半球にいるのかがわかる。
水平線までの距離は約4.5kmである。
**星を利用して方角を調べる
北極星は常にほぼ真北に位置しているため良い目印となる。ただし、北半球でないと見えない。北極星の見つけ方は以下の通りである
おおぐま座の下端にある2つの星(ポインター)に直線を引き、ポインター間の距離を約5倍した場所にある。
カシオペア座の中心の星から直線状にある。
*時計と太陽を利用して方角を調べる
北半球では以下の方法で方位を調べることができる。
時計を水平に持ち、短針を太陽に向ける(中心に棒を立て、影と短針が一直線になるようにする)。短針と文字盤の12時の中間が南になる。
影を利用する
+平らな地面に1メートルほどの棒を垂直に立て、影の先端に印をつける。
+10~20分経過したら、再度影の先端に印をつける。
+2つの印を結ぶ線が東西を示し、2番目につけた印の先端が東になる。
**地球の磁場を利用する
方位磁石の作り方。
+針を磁石で同じ方法から擦る。
+針を水に浮かべる。
+針の先端が北を指す。
**植物を利用する
樹木の年輪を確認すれば方角を知る目安になる。通常、太陽からの光が当たる面のほうが成長が早い。そのため、北半球なら年輪の間隔が広い方角が南になり、南半球なら年輪の間隔が広い方角が北になる。
*ロープワーク
ロープに結び目を作り、滑り止めやストッパー、ほつれ防止などに使用する。
-止め結び
-8の字結び
ロープ同士をつなぐ。
-本結び
-一重つぎ
-テグス結び
ほかの物に結び付ける。
-巻き結び
-ふた結び
-ねじ結び
-張り綱結び
-てこ結び
-馬つなぎ
ロープの長さを調整する。
-縮め結び
-張り綱結び
輪を作る。
-もやい結び
-腰かけ結び
-よろい結び
-引き解け結び
縛り合わせる。
-角縛り
-すじかい縛り
-はさみ縛り
-垣根結び
ロープの端を止める。
-からみ止め
-もどり止め
ロープを収納する。
-えび結び
-棒結び
*日没までの時間
太陽と地平線の間に何本の指が入るかで確認する。腕を伸ばして指1本が約4分となる。
*モールス信号
A・- B-・・・ C-・-・ D-・・ E・ F・・-・ G--・ H・・・・ I・・ J・--- K-・- L・-・・ M-- N-・ O--- P・--・ Q--・- R・-・ S・・・ T- U・・- V・・・- W・-- X-・・- Y-・-- Z--・・
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*極限状態に陥ったら
大災害に見舞われ廃墟と化した都市に取り残された場合や、乗っていた飛行機がジャングルなどに墜落し、自然の中に孤立した場合など、苛酷な環境の中で生き延びなければならない状況に陥ったときには知力や体力のみならず精神力も重要となる。サバイバル環境におかれたときには以下のような心構えを持ち、心に余裕を持たせることが大切である。
-生きる意志を持ち前向きに考える。
-そのときにおかれた状況を冷静に判断する。休める場所はあるか、水や食料はあるか、留まるべきか移動すべきか。
-体や気持ちを落ち着かせる。しばらくその場にとどまることが危険でないようなら腰を下ろしてゆっくり考える。
-万が一を想定しておく。現在おかれている状況がさらに悪化することや怪我をすることなどを想定しておく。
*サバイバル環境
**都市
普段生活している都市空間であってもサバイバル環境とまったくの無縁ではない。テロ攻撃や巨大地震などの天変地異により、都市空間が瓦礫の山となりあらゆるライフラインが途絶した瞬間、そこは過酷なサバイバル空間となる。
**ジャングル
**冬山
**砂漠
*火を起こす
**キリモミ式火起こし
木と木の摩擦熱を利用して火を起こす方法の一つにキリモミ式がある。キリモミ式は木の板に棒を押し当て、棒を回転させることで摩擦熱を利用して火を起こす方法である。キリモミ式で火を起こすためには、以下のものを用意する。
-火きり板 - 厚さ1cmくらいで、杉などの軟らかい木の板
-火きり棒 - 直径1cm、長さ60cmくらいのまっすぐな木の棒
-火口 - ゼンマイ綿や乾燥したコケなど着火しやすいもの
これらのものを使用して以下の方法で火を起こす。
+火きり板に切込みを入れる。
+火きり板を地面に置き、しっかりと固定する。このとき、切込みの下に乾燥した葉を敷き、摩擦熱が地面に奪われないようにする。
+火きり板の切込みに火きり棒をあてがい、両手のひらを使って棒を押し付けながら回転させる。火きり板と火きり棒を離してしまうと熱が逃げるため、極力離さないようにする。
+黒く焦げた木粉から煙が出てきたら(これが火種となる)、火口で包み込んで息を吹きかける。白い煙が出始め、さらに空気を送り込むと炎が燃え上がる。
**火花を利用する
**レンズを利用する
*水や食料を手に入れる
**植物の食用適性テスト
食べられる植物かどうかを判定するためには以下のような方法を使用する。なお、1回のテストにつき、植物の一部のみをテストし、テスト中はきれいな水とテスト中の植物以外は口にしないこと。
+テストを始める8時間前から食事をとらないこと。
+植物を葉、茎、根、その他の基本部分に分ける。その中からテスト対象とする部位を選ぶ。
+強烈な匂い、すっぱい匂いがしないか嗅いでみる。
+その8時間にひじや手首の内側に植物のテストする部分をあて、15分間そのままにして反応を見る。
+植物を小さく切り取り、唇の外側にあてて、ヒリヒリ感やかゆみがないか確認する。
+3分たって反応がなければ、舌の上に植物を置き15分間そのままにして反応を見る(飲み込んではいけない)。
+15分たっても異変がなければ、植物を飲み込む。
+8時間待つ。何らかの病的症状が出たら吐き出し大量の水を飲む。
+なにも症状が出なければ、その植物を調理し、半カップ食べる。
+さらに8時間あけ、なにも症状が出なければ、その植物はテストした調理法でなら食べても安全である。
*外敵や環境から身を守る
野生の肉食獣や毒を持つ動物、病気を媒介する蚊などから如何にして身を守るか、雨や紫外線、低温などの環境変化にどう対処するのかを考えるのはサバイバルの基本となる。
-寝床の確保
-日焼け対策
-凍傷対策
*現在位置を確認する
敵国の軍隊から逃れる場合、はたまた遭難して救助を求める場合、己がどこにいるのか、どの方向に進むべきなのかを知る必要がある。
**現在位置を確認する
北半球では、太陽は向かって左側から昇り、右側に沈む。逆に南半球では、向かって右側から昇り、左側に沈む。これによって北半球にいるのか南半球にいるのかがわかる。
水平線までの距離は約4.5kmである。
**星を利用して方角を調べる
北極星は常にほぼ真北に位置しているため良い目印となる。ただし、北半球でないと見えない。北極星の見つけ方は以下の通りである
おおぐま座の下端にある2つの星(ポインター)に直線を引き、ポインター間の距離を約5倍した場所にある。
カシオペア座の中心の星から直線状にある。
*時計と太陽を利用して方角を調べる
北半球では以下の方法で方位を調べることができる。
時計を水平に持ち、短針を太陽に向ける(中心に棒を立て、影と短針が一直線になるようにする)。短針と文字盤の12時の中間が南になる。
影を利用する
+平らな地面に1メートルほどの棒を垂直に立て、影の先端に印をつける。
+10~20分経過したら、再度影の先端に印をつける。
+2つの印を結ぶ線が東西を示し、2番目につけた印の先端が東になる。
**地球の磁場を利用する
方位磁石の作り方。
+針を磁石で同じ方法から擦る。
+針を水に浮かべる。
+針の先端が北を指す。
**植物を利用する
樹木の年輪を確認すれば方角を知る目安になる。通常、太陽からの光が当たる面のほうが成長が早い。そのため、北半球なら年輪の間隔が広い方角が南になり、南半球なら年輪の間隔が広い方角が北になる。
*ロープワーク
ロープに結び目を作り、滑り止めやストッパー、ほつれ防止などに使用する。
-止め結び
-8の字結び
ロープ同士をつなぐ。
-本結び
-一重つぎ
-テグス結び
ほかの物に結び付ける。
-巻き結び
-ふた結び
-ねじ結び
-張り綱結び
-てこ結び
-馬つなぎ
ロープの長さを調整する。
-縮め結び
-張り綱結び
輪を作る。
-もやい結び
-腰かけ結び
-よろい結び
-引き解け結び
縛り合わせる。
-角縛り
-すじかい縛り
-はさみ縛り
-垣根結び
ロープの端を止める。
-からみ止め
-もどり止め
ロープを収納する。
-えび結び
-棒結び
*日没までの時間
太陽と地平線の間に何本の指が入るかで確認する。腕を伸ばして指1本が約4分となる。
*モールス信号
A・- B-・・・ C-・-・ D-・・ E・ F・・-・ G--・ H・・・・ I・・ J・--- K-・- L・-・・ M-- N-・ O--- P・--・ Q--・- R・-・ S・・・ T- U・・- V・・・- W・-- X-・・- Y-・-- Z--・・