来馬隊 (くるまたい)


長期遠征選抜試験において来馬が隊長を務める臨時部隊については来馬5番隊を参照。



ボーダー鈴鳴支部所属のB級部隊。
作中ではもっぱら「鈴鳴第一」もしくは単に「鈴鳴」と呼ばれる。
ちなみに第一の「一」は縦書きでも横書きでも漢数字。

現在のランクはB級9位。
10巻時点(B級ランク戦開始時)のランクはB級8位。
ランク戦1戦目後には9位に落ちているが、4戦目で6位とB級上位グループ入りする。
その後も上位を維持していたが、 第7戦目で中位に戻り、最終的に9位となる。

県外スカウトによって集まった村上鋼別役太一今結花ら一癖も二癖もあるメンバーを
ボーダー鈴鳴支部基地のビルを建てたという来馬家のお坊ちゃんでありながらボーダー屈指の人格者来馬辰也が率いる。

戦闘・戦術

No.4攻撃手(アタッカー)の実力者である村上鋼をエースとし、戦術も鋼を中心としている。
アタッカーでも屈指の村上の戦闘力を最大限活かすため、来馬太一がサポートに回り、
鋼が実力を十全に発揮できるようにするのが基本戦術。
隊長来馬はボーダー入隊2年弱の比較的若手だが鋼の安定感ある強さを引き出すための堅実かつ慎重な作戦を指示できる指揮官であり、
二人が鋼と合流できなくても粘りの戦術で鋼の到着を待つ様子が作中では描かれた。

村上が頭抜けた実力を持っているだけに、村上が脱落すると他2人は負け確の様な意識の試合になる事が多かった様だが、
隊員3名が別行動になりそれぞれにピンチを迎えた第二次大規模侵攻の体験を経た後のランク戦では、
村上が脱落した後も勝利を諦めない姿勢が見られた。
鋼の強化睡眠記憶による「学習能力の高さ」は短期間での新たなチーム戦術の習得を可能にしており、
作中で描かれたB級ランク戦後半においては来馬隊長の両攻撃という新たな武器を得て中距離での戦闘力を上昇させ、
強者揃いのB級上位陣とも互角に戦っている様子が描かれた。
事実来馬の個人ポイントはROUND3→ROUND7の間までに600ポイント以上上昇しており、戦功無し*1での上昇率としてはかなり高いほうであり、
上位陣にも新戦術が有効に働いているという裏づけといえるだろう。

太一は他二名に比べれば活躍が描かれることは少ないものの、
その独特な視野で来馬の窮地を救ったり、他の隊員たちではちょっと思いつきそうも無いような奇抜な作戦を提案したりといった面でチームに影響を与えている。
B級ランク戦ROUND7においては夜のショッピングモールの照明操作で敵を惑乱する作戦を実行。
解説の嵐山は進化した基本戦術に加え、「相手に「何をやってくるかわらかないぞ」と思わせられればそれは今後の強みになる」と語った。

そして来馬隊にはもう一つの基本方針があり、隊員たちの心の支えである来馬を守ることである。
鋼も太一も隊長の来馬を厚く信頼しており、どんな状況でも彼の生存を優先する。

隊服

ボーダーのジャージスタイルをベースとして、上着がショートジャケット状になっている。
色は緑。

作戦室

本部の作戦室は物がほとんどない。
理由は2つあり、
1つは鈴鳴第一には本拠地があること。
もう1つは余計な物を置いておくと、太一による被害を拡大してしまうため。
四人の隊員たちは普段は鈴鳴支部にて過ごし、ランク戦などの際は本部へ駆けつける生活を続けているようだ。来馬隊長はママチャリ愛用。

結成・変遷

鈴鳴支部のスターティングメンバーであるの入隊が1年前なので、この頃が結成時期なのだろうか?
前述のように来馬以外のメンツは県外スカウト組であり、入隊時期も四人とも2年弱前と固まっている。

基本的に玉狛以外の支部所属隊員は学業や本業が優先で部隊を組んで上を目指すことはないため、鈴鳴第一は例外。

備考

本拠地がやや離れた鈴鳴支部であることもあるだろうが、鈴鳴の様子が描かれる際は四人が揃って和気藹々している場面が描かれる事が多く、
プライベートでもやはりかなり仲が良い様子。
本物の悪がなにかやらかすのを来馬が見守り、に突っ込まれるのがお決まりのパターン。
鋼・今はかなり成績の良いキャラだが、現在大学生の来馬以外は全員普通校の高校(三門市立第一)に通っている様子。
派閥としては、来馬以外は県外スカウト組である影響もあるのか、それぞれ微妙なスタンスの違いはあるが皆かなり中立寄りで、
「派閥なし自由派」の面々とはまた違った独自の立ち位置、いうなれば「鈴鳴派(来馬派)」にいるものと思われる。

作中の活躍

6~10巻(アフトクラトルによる大規模侵攻)
大規模侵攻編において、南西部方面の防衛部隊の一つとして登場。
新型トリオン兵ラービットの登場により、に足止めを任せ、南部のが率いるB級合同部隊に合流。
人型近界民(ネイバー)ランバネインに遭遇し、太一が緊急脱出(ベイルアウト)したものの、
B級合同部隊とA級隊員達の即席部隊との連携により撃破した。
この際、隊長である来馬がおとり役を務めている。

11~12巻
B級ランク戦では、3日目昼の部において、玉狛第2(三雲隊)、那須隊と対戦する。
那須隊の策略と玉狛の対応、そして転送位置の影響により、序盤にそれぞれのチームが分断される展開となる。
鈴鳴もエース村上来馬太一の2人と分断され苦戦を強いられる。
鈴鳴はチームの合流を目指すが、エース敗退など予想外の事態もあり、敢えて合流しない事を選択した他2チームに結果的に敗北する事となった。

14~16巻(ガロプラの攻撃)
他部隊と共に本部基地の防衛を務め、トリオン兵を駆逐する。
村上は別行動で地下の格納庫前にて太刀川風間小南らと共に遠征艇の防衛に務め、ガトリンラタリコフの2人と対戦。
どちらも無事に任務を果たす。

20~21巻
B級ランク戦7日目昼の部では、影浦隊、玉狛第2(三雲隊)、東隊と対戦。
太一のアイディアを採用してMAPを利用した奇襲作戦を立てて挑む。
新陣形と作戦のおかげで格上の影浦隊を追い詰めるが、玉狛の参入により状況は一変。
辛うじて無得点は逃れるも、新戦力を迎えた玉狛の猛威に揉まれ敗北した。



  • 隊員のほとんどがワートリスレ各所でなかなか本名で呼んでもらえないある意味扱いのいい(悪い)部隊だなw(小鹿先輩・仏先輩、本物の悪、寸胴etc) -- 名無しさん (2016-10-26 12:24:54)
  • ややをつけらよまでこすけやろう -- 名無しさん (2016-12-02 12:55:29)
  • やや本物の悪 -- 名無しさん (2016-12-02 22:50:06)
  • ガンダムもいるぞよ -- 名無しさん (2017-03-22 17:33:02)
  • 来馬隊いいチームだなぁ ランク戦楽しみだ~ -- 名無しさん (2017-04-18 02:23:28)
  • どんな場面でもリーダーの生存を優先させるってとこ好き。オサムとはにてるけど正反対でどっちも好き -- 名無しさん (2019-07-07 01:51:30)
  • フルアタックハウンド戦法がとれるようになった今なら諏訪隊の村上封じ戦法に対抗できるな。 -- 名無しさん (2020-02-22 18:54:22)
  • というよりも、諏訪隊の戦法に対抗するためにフルアタ陣形を編み出したんだろう -- 名無しさん (2020-03-01 17:13:01)
  • ↑ありそう。だけど諏訪隊ならステルス日佐人もいるから、ひょっとしたらそっち対策もなにかやってそう -- 名無しさん (2020-03-07 20:57:55)
  • カメレオン対策という観点で見てもハウンドを撒くのは有効手だろうな。影浦隊相手にはアステロイド+ハウンドで攻めてたけど、ハウンド+ハウンドを撒くこともできるようなので、カメレオン持ちが落ちてない場合はそういう選択肢も取れる。 -- 名無しさん (2020-03-11 18:41:14)
  • たしかに、レーダーで大まかな方向分かるのと、探知誘導ハウンドで対処出来るな -- 名無しさん (2020-03-11 20:36:32)
  • なんでこのチーム大規模侵攻でバラバラだったんだろう…特に一人でラービット3体足止めしてた鋼とか何がどうなればあんな状況になるんだ? -- 名無しさん (2021-02-17 03:51:29)
  • ?最初はチームそろってたで?ラービットに対抗するためにB級集めてたから合流しようとしてたけどラービットに邪魔されて合流できなかったからほかの二人を行かせるために鋼がラービットをA級が来るまで相手していたところ 「おのれの分はわきまえています」のとこ -- 名無しさん (2021-02-17 10:39:35)
  • 今回の遠征選抜で来馬と鋼が臨時隊長に任命されているから、来期のB級ランク戦は上位に入る可能性が高いと思う。(今期のランク戦でもB級中位の中でも上位の位置を維持していたから、わんちゃんあり得ると思う。) -- 名無しさん (2023-01-07 22:39:10)
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最終更新:2023年08月21日 18:18

*1ガロプラ戦での戦功があった可能性もある