レイヴンリダクト研究所：
死や悪病を予知すると言われる不吉な鳥の名を掲げ、そういったものに怯える世の中を作り変えたいという理念から立ち上げられた研究所。
今ではその技術を活かし、精霊鉱物増幅具《マナフォシルツール》の研究開発を行う世界屈指の大企業となっている。
ここ数年で急成長を遂げており、それを不審がる人も少なくは無い。
研究所の名として掲げている黒い烏が社章。
アスガード工科大学：
レイヴンリダクト研究所のある商業都市に存在する大学。その歴史は古く、学生たちはマナフォシルからエネルギーを抽出するための技術や理論、機械等について学んでいる。
優秀な頭脳を育てるという名目で、レイヴンリダクト研究所が資金を投じている。
金の翼“ゴルトグライフ”：
ヘルムートが所属する武装商艇であり、船首の黄金のグリフォンが主砲になっている。
フォルトゥナとは幾度となくやりあっていた。
深夜の密航艇との空戦により墜落し、ヘルムートを残して全滅する。
空賊団フォルトゥナ：
数年前に結成された、アングイスが首魁を務める空賊団。
数名の乗組員で構成されている。
船の甲板は広く、ひとり乗りの飛行機械程度ならば直接乗り入れが出来る。
ゴルトグライフとは幾度となくやりあっていた。
トラブルが起こりやすいという理由で女人禁制にしている。
ジプサム：
アングイス（サクソン）とメルヒオルの出身国。レイヴンリダクト研究所のある商業都市から遥か南に存在する、機械化学（オートテクノロジー）が発達した小国。砂塵の海にあり、他民族や亜人を受け入れていたが、やがて亜人たちはその姿を消す。
国を守る為、そして富を得る為に、魔導と機械を組み合わせた技巧で武力を追求してきた。
現在の国王はアングイスの兄グリフィン。
鷲の顔身体に龍の背翼をモチーフにしたものをジプサム家の家紋として掲げている。
