用語解説 - 創作置き場

ＭＡＩＤ設定用語

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異能

• いのう。

　MAID及びMAILが持つ、特殊な能力を指す。空を飛ぶための翼が生えたり、負った傷を癒したり、作用点をずらして遠くのものを切ったりなど、実例は様々。持っていない場合もある。いわゆるレアスキル。

永核

• えいかく。エターナル・コア。

　MAID、MAILに埋め込まれている物質。鉱石のような形をしていることが多い。
　膨大な未知のエネルギーを有しており、それを人間に埋め込むことでMAIDとなる。これ自体が意思を持っていると言われるが、現在のMAID世界の科学レベルでは到底解析不可能なオーパーツである。

コア喰い

• こあぐい。

　コアエネルギーを限界以上にまで引き出すことによって発生する異常現象。
　一定以上の過負荷により永核が暴走を起こすと、MAIDの意思とは関係なく稼働停止するまでエネルギーを出力し続けてしまう。
　それによって精神の不安定化等が発生し、周囲の味方を巻き込み、未曽有の災害となった事例もある。
　暴走したMAIDと遭遇した兵士たちが「コアに喰われた」と噂し始め、いつしかそれが正式的な名称となった。
　一度この状態に陥ったMAIDは、二度と正常に戻ることはない。

ブラックキャップ

• MAID開発の黎明期に数多く組織された、EARTH直属の実験部隊の一つ。

　当時はMAIDに過度な服飾をさせる慣習がなかったため、構成員がみな黒い制帽と合理服からなる質素な格好をしていたことからこう呼ばれた。表向きは戦闘能力の多様化を標榜して設立されたが、その実体は他の部隊で観測されたプロトファスマ化を人為的に誘発し、人工プロトファスマを生み出すことを暗黙の目的としていた。
　総勢１２名からなる彼らは、マンティスの跋扈する戦場に実戦を装って放り込まれ、まさしく実験用の餌として捕食されていった。そして唯一の成功例としてプロトファスマ、グ・ローズ・ヌイの産出を観測するに至るが、これを制御することが叶わず計画は破棄されている。

　現在は、ただ一人生還した隊員であるジェットを残し、部隊は解体された。

門隠大社

• とがくれたいしゃ。

　阿倍野家や葛神家を始めとした、九つの退魔士一族を擁して成立する特務機関。九頭竜の紋をその象徴とする。
　神社の名を称するが、門隠とはすなわち社が存在しないという意味であり、組織の存在を民草から隠匿すべく称された仮の名前である。
　由緒正しき陰陽師集団として楼蘭皇国の政府中枢に古来から関係する権威ある機関であるが、昨今は権力の衰退著しく、皇国政府からMAIDの創出と運用を担うことで辛うじて、その権限を保っているに過ぎない。

プロトファスマ

• Protophasma。

　通常、GがMAIDを捕食し体内に永核を取り込むと、コアエネルギーと相反するGの肉体は自壊し、コアと共に消滅する。
　プロトファスマはそれでもなお捕食し続けたGの一種、マンティスが、ついに永核を体内に宿し共存を可能とした新たな種族である。
　学者の間では、プロトファスマが生まれる確率は天文学的数字と言われるものの、すでに世界では３体のプロトファスマが確認されている。
　姿はいずれも人の形をしており、会話による意思疎通が可能である。
　知能は人間と同等、MAIDと同じように永核をその身に宿したことによって、異能を身に着けている。

　当初、永核との共存を可能にしたGはマンティス種のみが確認されていたためファスマと名付けられていたが、次第に素体が別種のGも確認され、最終的に永核を取り込んだGの総称＝プロトファスマとなった、

ＭＡＩＤ、ＭＡＩＬ

• メード、メール。

　永核とよばれる物質を人間の体内に埋め込むことで、未知の力を自在に操ることのできる存在へと生まれ変わる。
　その際、記憶などは一切ない。が、まれに記憶をもった者もいる。
　性別によって名称が変わり、女性ならMAID（メード）、男性ならMAIL（メール）となる。

レギオン

• Legion。

　人類を脅かす11体のプロトファスマによって構成される集団。
　人類を単なる餌としか見ていないGとは異なり、（理由はそれぞれだが）人類を明確な敵と 認識し、その根絶を最終的な目標に掲げている。
　そのため意味の無い無作為な行動は起こさず、作戦司令部中枢や人類の避難用シェルター、 また優秀なMAIDが常駐している場所などを局地的に急襲することが多い。

　なお、通常はそれぞれが好きなように作戦行動を展開しているが、リーダー格であるカ・ガノ・ヴィヂが召集をかけると各地からメンバーが集結する。