飛び級で【上級調律者】に認定された青年。
だいたい目の下にクマが見られる。
口癖は「めんどくせぇー」「寝てたい」など。
武器を持たない割には格闘術も特に強くはなく(初級程度)知識がある訳でも無い。なんらかの技術を持った職人でもない。
このままだとただのダメ男だが、彼は特殊な【調律発動】を身につけている。
(それしかウリがないとも言えるが・・・)
完全なるカウンター型で、基本は素手、防具もたまにプロテクターを各所につける程度。
自分からは仕掛けず、相手の出を待つ。
そして、相手の攻撃に少し自分の力を乗せて一気に反転、相手にダメージを与えてゆく。
点の攻撃への対応力は凄まじいものがある。
逆に、広範囲にわたる「面」で迫る攻撃に対しては手を焼く。
SOMの干渉についてだが、詠唱が見られないことから【調律式】での発動だと思われていた。
しかし初歩の【活力発動】が使えない。
その為、力を測る【調律者ギルド】を悩ませることとなった。
現在では【特異発動】と受け取られている。
カウンター特化の彼だが、本気になった時だけ使う【絶対領域】という技がある。
ナージを中心とした意識範囲(最大で、半径50mほど)の運動エネルギーのベクトルを支配するというものだ。
まさしくこの領域の彼は最強に見えるのだが、5分ほどしか持たない上に、使い切った後は疲労で寝込むらしい。
普段は、行動も言動もダルダルのナージ。
しかし、戦闘時や仲間のピンチに見せるカッコよさ(デレ部分)は、評判がいい。
いわゆるギャップ萌えというやつか。
なんだか年上の女性に好かれる為、一部では「だめんず量産機」というあだ名をつけられたことも。
なお、ナージ本人は女性は少し苦手で、黙ってしまうかぶっきらぼうな物言いになる。