トリキュミア軍に所属、大将を務める、北方生存圏確保城壁【ノフケス】の司令官。
屈強な肉体と精神、卓越した戦闘センスを持つ。
狼のような鋭い目をしているが、戦いの時以外は寡黙ながらも穏やかな性格。
葉巻が好きで、胸ポケットにはいつも葉巻、カット用のナイフ、火種を入れている。
勿論、【通り名持ち】で、特殊な調律発動も持ち合わせている。
【ノフケス】は、その過酷な環境と、Nigrimや【通り名持ち】の生物(ごく稀だが)も見かけられることから、非常に危険な区域である。
この拠点が崩れると、主要都市・人族の生存圏に甚大な被害を及ぼすことになる。
過酷な拠点を支える彼は、いつしかこの通り名で呼ばれるようになった。
また、彼の調律発動<拒(ふせ)ぐ>も、その名の由来である。
基本的には、重い一撃一撃(特級クラス)を放つ。スピードはそれ程でもないが、それでも相当な速さである。
また、間合い・環境に関係なく、その場に応じた戦闘スタイルを取る。
近距離では肉弾戦、遠距離だとSOMによる、艦砲射撃のような【遠当て】が飛んでくる。
武器は、防具と一体となった【籠手】だ。
調律発動<拒ぐ>は、ガルドラフトが強く意識した領域から先への【侵入を禁じる】SOM。
相手の身体や攻撃は勿論、思念等もそこから先は遮断されてしまう。
その範囲により、生体SOMの消耗が激しくなる。
ガルドラフトは、幼い頃、住んでいた集落がNigrimの襲撃により全滅し、天涯孤独の身となった。
それから、救援のトリキュミア軍に拾われ、軍人となる。青年時代は、軍務により鍛錬をしながらも、悪夢にうなされ続けたようだ。
長い鍛錬の末、悪夢を振り払い、護る側に立った彼。
調律発動<拒ぐ>は、彼の想いが強く反映されているために発現したと思われる。