緘黙

家族など他の場面では話せるのに、学校など話すことが期待されている特定の場面で一貫して話すことができない症状のこと。

・症状が少なくとも1カ月以上続く(新奇場面のみは除く)

・話す能力はあり、話したくないという意思の問題でもない

・吃音などのコミュニケーション障害や、広汎性発達障害などの他の障害によるものではない

・教育や職業、コミュニケーションに支障が出ている

 

▼全緘黙

家庭においても全く話すことができず、生活面全てにおいて話すことができない状態のこと。

 

▼選択性緘黙(場面緘黙)

家庭などでは話すが、特定の場面や状況において話すことができなくなる状態のこと。

 

▼原因

心因性の場合もあるが、複合的であり、原因ははっきりとは分かっていない。

 

▼治療、訓練、支援

自然治癒する場合もあるが、成人後も継続する場合もある。

刺激フェイディング法(スモールステップで徐々に不安に近づけていく)方法などがある。

最終更新:2014年09月20日 18:44