アクション・リサーチ

心理学者クルト・レヴィンによって創始された。

 

アクション・リサーチ的循環とは……

「知った上で働きかける・働きかけながら知る」というサイクルとして捉えられる。

目標達成のためのアクションとその評価の循環によって実現される。

 

子どもに働きかけることによって、子どもを理解するという点が含まれている。

支援者は子どもに働きかけた支援の結果から、支援目標・支援の方法の妥当性を検討するが、

その螺旋的な支援のことを指す。

実践の場でなんらかの介入を実施し、その変化を振り返り検討することを研究とみなす場合に用いる

 

特徴を3つに整理されている。

①単一事例研究

 内的な力(要求)と外的な力(環境)を含むすべての力を正確に記述することが決め手となる。

②「場の理論」:環境と人との相互作用により場が変化する

 単一事例を、時間的変化を通じて連続的で力動的な変化を通して捉える。

 問題の状況を分析し、結論を導き出した後、対処法を計画・実施し、その変化を評価診断まで含めたサイクルが繰り返されることを

 「アクションリサーチ」と言う。

③研究者の役割

 その場に参加し、変化の担い手となる

※実際のアクションリサーチとは目的が異なるが、

 アクション・リサーチの理論的枠組み・方法論が臨床発達心理学における支援と共通する 

 

最終更新:2014年09月21日 16:21