QDate

QDate Class

日付を取り扱うクラスです。
公式リファレンス

備考

無効な QDate オブジェクト … 初期化されていない、または無効な日付が設定された QDate オブジェクトのことである。
isNull() がtrueを返して、isValid() がfalseを返す。

非静的メンバ関数

コンストラクタ

QDate::QDate()
無効な QDate オブジェクトを作成します。

QDate::QDate(int y, int m, int d)
指定された日付で初期化された QDate オブジェクトを作成します。
指定された日付が無効な日付の場合は、無効な QDate オブジェクトを作成します。
パラメータ
  • y 年
  • m 月
  • d 日
サンプルコード
  1. QDate date1; //無効なQDateオブジェクト
  2. QDate date2(0, 1, 1); //無効なQDateオブジェクト
  3. QDate date3(99, 9, 5); //99年9月5日
  4. QDate date4(-1900, 6, 1); //紀元前1900年6月1日
  5. QDate date5(2001, 1, 1); //2001年1月1日

日付を足し算する

QDate QDate::addDays(qint64 ndays) const
このオブジェクトの日付に指定された日数を可算した新しい QDate オブジェクトを返します。
無効な QDate オブジェクトの場合、または加算後の日付が最大値を越えてしまう場合は、無効な QDate オブジェクトを返します。
このオブジェクトの日付自体が変更されるわけではないので注意。
パラメータ
  • ndays 可算する日数

QDate QDate::addMonths(int nmonths) const
このオブジェクトの日付に指定された月数を可算した新しい QDate オブジェクトを返します。
無効な QDate オブジェクトの場合、または加算後の日付が最大値を越えてしまう場合は、無効な QDate オブジェクトを返します。
このオブジェクトの日付自体が変更されるわけではないので注意。
パラメータ
  • ndays 可算する月数

QDate QDate::addYears(int nyears) const
このオブジェクトの日付に指定された年数を可算した新しい QDate オブジェクトを返します。
無効な QDate オブジェクトの場合か加算後の日付が最大値を越えてしまう場合は、無効な QDate オブジェクトを返します。
このオブジェクトの日付自体が変更されるわけではないので注意。
パラメータ
  • ndays 可算する年数

日付を引き算する

qint64 QDate::daysTo(const QDate & d) const
指定した日付がこのオブジェクトの日付の何日後であるかを返します。
このオブジェクトまたは指定した日付が無効な QDate オブジェクトの場合は、0を返します。
パラメータ
  • d 日付

このオブジェクトの日付情報を設定する

bool QDate::setDate(int year, int month, int day)
このオブジェクトの日付に指定された日付を設定します。
指定された日付が無効な場合は日付は設定されず、falseを返します。
パラメータ
  • y 年
  • m 月
  • d 日

このオブジェクトの日付情報を取得する

int QDate::day() const
このオブジェクトの日付の日(1~31日)を返します。
無効な QDate オブジェクトの場合は、0を返します。

int QDate::dayOfWeek() const
このオブジェクトの日付の曜日を返します。
無効な QDate オブジェクトの場合は、0を返します。
返り値
1 = 月曜日
2 = 火曜日
3 = 水曜日
4 = 木曜日
5 = 金曜日
6 = 土曜日
7 = 日曜日

int QDate::month() const
このオブジェクトの日付の月(1~12)を返します。
無効な QDate オブジェクトの場合は、0を返します。

int QDate::year() const
このオブジェクトの日付の年を返します。
負の値は紀元前を表します。
無効な QDate オブジェクトの場合は、0を返します。

void QDate::getDate(int * year, int * month, int * day)
このオブジェクトの日付の年月日を渡された引数に設定します。
このオブジェクトが無効な QDate オブジェクトの場合は、0を設定します。
パラメータ
  • year 年を格納する変数
  • month 月を格納する変数
  • day 日を格納する変数

int QDate::daysInMonth() const
このオブジェクトの日付の月が何日あるか(28~31日)を返します。

int QDate::daysInYear() const
このオブジェクトの日付の年が何日あるか(365~366日)を返します。

int QDate::weekNumber(int * yearNumber = 0) const
このオブジェクトの日付がその年の何週目か(1~53)を返します。
パラメータ
  • yearNumber ?

int QDate::dayOfYear() const
このオブジェクトの日付がその年の何日目か(1~365日 うるう年の場合1~366日)を返します。

このオブジェクトの日付が有効かどうか

bool QDate::isNull() const
このオブジェクトが無効な QDate オブジェクトの場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。

bool QDate::isValid() const
このオブジェクトが無効な QDate オブジェクトの場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。

変換する

qint64 QDate::toJulianDay() const
このオブジェクトの日付をユリウス暦へ変換して返します。

QString QDate::toString(const QString & format) const
このオブジェクトの日付を文字列に変換して返します。
パラメータ
  • format 変数フォーマット

QString QDate::toString(Qt::DateFormat format = Qt::TextDate) const
このオブジェクトの日付を文字列に変換して返します。
パラメータ
  • format 変数フォーマット

静的メソッド

現在時刻を取得する

QDate QDate::currentDate() [static]
システムクロックより取得できる現在の日付を QDate オブジェクトで返します。

有効な日付か調べる

bool QDate::isValid(int year, int month, int day) [static]
指定した日付が有効な日付の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。
パラメータ
  • year 年
  • month 月
  • day 日

変換する

QDate QDate::fromJulianDay(qint64 jd) [static]
ユリウス歴の日付をグレゴリオ暦に変換して QDate オブジェクトで返します。
パラメータ
  • jd ユリウス歴の日付

QDate QDate::fromString(const QString & string, Qt::DateFormat format = Qt::TextDate) [static]
日付を表す文字列を変換してQDate オブジェクトで返します。
文字列の解析に失敗した場合は、無効な QDate オブジェクトを返します。
パラメータ
  • string 日付を表す文字列
  • format 日付を表す文字列のフォーマット

QDate QDate::fromString(const QString & string, const QString & format) [static]
日付を表す文字列を変換してQDate オブジェクトで返します。
文字列の解析に失敗した場合は、無効な QDate オブジェクトを返します。
パラメータ
  • string 日付を表す文字列
  • format 日付を表す文字列のフォーマット

bool QDate::isLeapYear(int year) [static]
指定した年がうるう年の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。
パラメータ
  • year 年

文字列に変換

QString QDate::longDayName(int weekday, MonthNameType type = DateFormat) [static]
曜日を文字列に変換して返します。
返される文字列はシステムのローカライズ設定に従い、ローカライズされた名前になります。
指定した曜日が無効な値の場合は空の QString オブジェクトを返します。

パラメータ
  • weekday 曜日
1 = 月曜日
2 = 火曜日
3 = 水曜日
4 = 木曜日
5 = 金曜日
6 = 土曜日
7 = 日曜日

  • type 変換するフォーマット
QDate::DateFormat
QDate::StandaloneFormat

QString QDate::shortDayName(int weekday, MonthNameType type = DateFormat) [static]
曜日を短い文字列に変換して返します。
返される文字列はシステムのローカライズ設定に従い、ローカライズされた名前になります。
指定した曜日が無効な値の場合は空の QString オブジェクトを返します。
パラメータ
  • weekday 曜日
  • type 変換するフォーマット

QString QDate::shortMonthName(int month, MonthNameType type = DateFormat) [static]
月を短い文字列に変換して返します。
返される文字列はシステムのローカライズ設定に従い、ローカライズされた名前になります。
指定した月が無効な値の場合は空の QString オブジェクトを返します。
パラメータ
  • month 月
  • type 変換するフォーマット

QString QDate::longMonthName(int month, MonthNameType type = DateFormat) [static]
月を長い文字列に変換して返します。
返される文字列はシステムのローカライズ設定に従い、ローカライズされた名前になります。
指定した月が無効な値の場合は空の QString オブジェクトを返します。
パラメータ
  • month 月
  • type 変換するフォーマット

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最終更新:2014年08月23日 01:39