QRectF

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**見出し #contents() **QRectF クラス QRectF クラスは浮動小数点精度の平面上の長方形を定義します。 [[公式リファレンス>http://qt-project.org/doc/qt-5/qrectf.html]] **性質 -すべての関数は[[リエントラント]]です。 -[[QDataStream]]対応 **メンバ関数 ***コンストラクタ #openclose(){ QRectF::QRectF() Nullの長方形を生成します。 ---- QRectF::QRectF(const QPointF & topLeft, const QPointF & bottomRight) 指定した左上及び右下の頂点を持つ長方形を生成します。 >パラメータ -topLeft 長方形の左上の座標 -bottomRight 長方形の左下の座標 ---- QRectF::QRectF(const QPointF & topLeft, const QSizeF & size) 指定した左上の頂点及び大きさを持つ長方形を生成します。 >パラメータ -topLeft 長方形の左上の座標 -size 大きさ ---- QRectF::QRectF(qreal x, qreal y, qreal width, qreal height) 指定した左上の頂点(x, y)及び大きさを持つ長方形を生成します。 >パラメータ -x 長方形の左上のx座標 -y 長方形の左上のy座標 -width 長方形の幅 -height 長方形の高さ } ***この長方形の各辺の座標を取得する #openclose(){ qreal QRectF::top() const この長方形の上端のy座標を返します。y() と同じです。 ---- qreal QRectF::y() const この長方形の上端のy座標を返します。top() と同じです。 ---- qreal QRectF::left() const この長方形の左端のX座標を返します。x() と同じです。 ---- qreal QRectF::x() const この長方形の左端のX座標を返します。left() と同じです。 ---- qreal QRectF::bottom() const この長方形の下端のy座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は top() + height() + 1 を返します。正しいY座標を得るには y() + height() + 1 を使用してください。 ---- qreal QRectF::right() const この長方形の右端のx座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は left() + width() - 1 を返します。正しいy座標を得るには x() + width() を使用してください。 } ***コピーコンストラクタ QRectF::QRectF(const QRect & rectangle) ***この長方形の各頂点の座標を取得する #openclose(){ QPointF QRectF::topLeft() const この長方形の左上の頂点の座標を返します。 ---- QPointF QRectF::bottomLeft() const この長方形の左下の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left(), top() + height() - 1) を返します。 ---- QPointF QRectF::bottomRight() const この長方形の右下の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left() + width() -1, top() + height() - 1) を返します。 ---- QPointF QRectF::topRight() const この長方形の右上の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left() + width() -1, top()) を返します。 ---- QPointF QRectF::center() const この長方形の中点の座標を返します。 ---- void QRectF::getCoords(qreal * x1, qreal * y1, qreal * x2, qreal * y2) const この長方形の左上の頂点の座標をx1及びx2に取り出し、右下の頂点の座標をx2及びy2に取り出します。 } ***この長方形の大きさを取得する #openclose(){ qreal QRectF::width() const この長方形の幅を返します。 ---- qreal QRectF::height() const 長方形の高さを返します。 ---- QSizeF QRectF::size() const この長方形の大きさを返します。 ---- void QRectF::getRect(qreal * x, qreal * y, qreal * width, qreal * height) const この長方形の左上の頂点の座標をx及びyに取り出し、寸法をwidth及びheightに取り出します。 } ***有効な長方形かどうか調べる #openclose(){ ---- bool QRectF::isNull() const この長方形がNullの長方形の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 Nullの長方形は幅及び高さが0である長方形です。(つまり、right() == left() - 1 及び bottom() == top() - 1 ) Nullの長方形はまた空の長方形でもあるため、有効ではありません。 ---- bool QRectF::isEmpty() const この長方形が空の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 空の長方形は left() > right() または top() > bottom() となります。 空の長方形は有効ではありません。(つまり、 isEmpty() == !isValid() ) 頂点が交換された場合の長方形を取得するためには normalized() 関数を使用してください。 ---- bool QRectF::isValid() const 長方形が有効の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 有効な長方形は left() < right() 及び top() < bottom() となります。 AND演算のような自明でない演算は無効な長方形では定義されません。 有効な長方形は空ではありません。(つまり、isValid() == !isEmpty() ) } ***長方形や点がこの長方形に含まれるかどうかを調べる #openclose(){ bool QRectF::contains(const QPointF & point) const 指定した点がこの長方形の内部または境界上にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 ---- bool QRectF::contains(qreal x, qreal y) const この関数はオーバーロード関数です。 指定した点(x, y)がこの長方形の内部または境界上にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 ---- bool QRectF::contains(const QRectF & rectangle) const この関数はオーバーロード関数です。 指定した長方形がこの長方形の内部にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 } ***この長方形の各辺の座標を設定する #openclose(){ void QRectF::setTop(qreal y) この長方形の上端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の下端は変更されません。 setY() と同じです。 >パラメータ -y 上端のY座標 ---- void QRectF::setY(qreal y) この長方形の上端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の下端は変更されません。 setTop() と同じです。 -y 上端のY座標 ---- void QRectF::setLeft(qreal x) この長方形の左端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の右端は変更されません。 setX() と同じです。 -x 左端のX座標 ---- void QRectF::setX(qreal x) この長方形の左端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の右端は変更されません。 setLeft() と同じです。 -x 右端のX座標 ---- void QRectF::setBottom(qreal y) この長方形の下端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の上端は変わりません。 -y 下端のY座標 ---- void QRectF::setRight(qreal x) この長方形の右端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の左端は変更されません。 -x 左端のX座標 } ***この長方形の各頂点の座標を設定する #openclose(){ void QRectF::setTopLeft(const QPointF & position) この長方形の左上の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の右下の頂点は変更されません。 >パラメータ -position 左上の頂点の座標 ---- void QRectF::setBottomLeft(const QPointF & position) この長方形の左下の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の右上の頂点は変わりません。 >パラメータ -position 左下の頂点の座標 ---- void QRectF::setBottomRight(const QPointF & position) この長方形の右下の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の左上の頂点は変わりません。 >パラメータ -position 右下の頂点の座標 ---- void QRectF::setTopRight(const QPointF & position) この長方形の右上の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の左下の長方形の座標は変更されません。 >パラメータ -position 右上の頂点の座標 ---- void QRectF::setCoords(qreal x1, qreal y1, qreal x2, qreal y2) この長方形の左上の頂点に指定した座標 (x1, y1) を設定し、また右下の頂点に指定した座標 (x2, y2) を設定します。 >パラメータ -x1 左上の頂点のX座標 -y1 左上の頂点のY座標 -x2 右下の頂点のX座標 -y2 右下の頂点のY座標 } ***この長方形の大きさを設定する #openclose(){ void QRectF::setWidth(qreal width) この長方形に指定した幅を設定します。右端は変更されますが、左端は変更されません。 >パラメータ -width 幅さ ---- void QRectF::setHeight(qreal height) この長方形の高さに指定した高さを設定します。下端は変更されますが、上端は変更されません。 >パラメータ -height 高さ ---- void QRectF::setSize(const QSizeF & size) この長方形の大きさに指定した大きさを設定します。左上の頂点は移動しません。 >パラメータ -size 大きさ ---- void QRectF::setRect(qreal x, qreal y, qreal width, qreal height) この長方形の左上の頂点に座標(x, y)を設定し、また大きさに指定した幅及び高さを設定します。 >パラメータ -x 長方形の左上のx座標 -y 長方形の左上のy座標 -width 長方形の幅 -height 長方形の高さ } ***この長方形の各辺の座標を移動する #openclose(){ void QRectF::moveTop(qreal y) この長方形を垂直方向に移動させます。 指定したy座標にこの長方形の上端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveLeft(qreal x) この長方形を水平方向に移動させます。 指定したx座標にこの長方形の左端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveBottom(qreal y) この長方形を垂直方向に移動させます。 指定したy座標にこの長方形の下端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveRight(qreal x) この長方形を水平方向に移動させます。 指定したx座標にこの長方形の右端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 } ***この長方形の各頂点の座標を移動する #openclose(){ void QRectF::moveTopLeft(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の左上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveTo(qreal x, qreal y) 長方形を移動させます。指定した座標(x, y)にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -x 移動後の左上の頂点のX座標 -y 移動後の左上の頂点のy座標 ---- void QRectF::moveTo(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 >パラメータ -position 移動後の左上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveTopRight(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の右上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の左下の頂点の座標 ---- void QRectF::moveBottomLeft(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左下の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の右下の頂点の座標 ---- void QRectF::moveBottomRight(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の右下の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の右上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveCenter(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の中点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の中点の座標 } ***この長方形全体を移動する #openclose(){ void QRectF::translate(qreal dx, qreal dy) この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx、y軸に沿って dy 移動させます。 正の値はこの長方形を右及び下に移動させます。 >パラメータ -dx X軸方向の移動量 -dy Y軸方向の移動量 ---- void QRectF::translate(const QPointF & offset) この関数はオーバーロード関数です。 この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って offset.x() 及びy軸に沿って offset.y() 移動させます。 >パラメータ -offset 移動量 ---- QRectF QRectF::translated(qreal dx, qreal dy) const この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx 及びy軸に沿って dy 移動させた新しい長方形を返します。 正の値はこの長方形を右及び下に移動させます。 >パラメータ -dx X軸方向の移動量 -dy Y軸方向の移動量 ---- QRectF QRectF::translated(const QPointF & offset) const この関数はオーバーロード関数です。 この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx、 及びy軸に沿って dy 移動させた新しい長方形を返します。 >パラメータ -offset 移動量 } ***その他 QRectF QRectF::normalized() const 正規化した長方形を返します。つまり、この長方形を非負の幅及び高さを持つ長方形に変形します。 width() < 0 の場合は関数は左側の各頂点と右側の各頂点を交換します。height() < 0 の場合は上側の各頂点と下側の各頂点を交換します。 QRect QRectF::toAlignedRect() const この長方形を含むもっとも小さい整数精度の長方形を返します。 QRect QRectF::toRect() const この長方形にもっとも近い整数精度の長方形を返します。 ***この長方形の左上と右下の頂点の座標に加算する #openclose(){ void QRectF::adjust(qreal dx1, qreal dy1, qreal dx2, qreal dy2) この長方形の既存の座標にdx1、dx2、dx3及びdx4をそれぞれ加算します。 >パラメータ -dx1 この長方形の左上のx座標に加算する値 -dy1 この長方形の左上のy座標に加算する値 -dx2 この長方形に右下のx座標に加算する値 -dy2 この長方形の右下のy座標に加算する値 ---- QRectF QRectF::adjusted(qreal dx1, qreal dy1, qreal dx2, qreal dy2) const この長方形の既存の座標にdx1、dx2、dx3及びdx4をそれぞれ加算した新しい長方形を返します。 >パラメータ -dx1 この長方形の左上のx座標に加算する値 -dy1 この長方形の左上のy座標に加算する値 -dx2 この長方形に右下のx座標に加算する値 -dy2 この長方形の右下のy座標に加算する値 >注意 この長方形は変更されません。 } ***長方形同士の共通部分を取得する(AND演算) #openclose(){ bool QRectF::intersects(const QRectF & rectangle) const この長方形が指定した長方形と交わる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。(つまり、両方の長方形に含まれる少なくとも一つ以上のピクセルが存在する場合です) 共通の長方形は intersected() 関数を使用して取得できます。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::intersected(const QRectF & rectangle) const この長方形と指定した長方形の共通部分を新しい長方形で返します。 r.intersected(s) は r & s と同じです。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::operator&(const QRectF & rectangle) const この長方形と指定した長方形の共通部分を新しい長方形で返します。 共通部分がない場合は空の長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF & QRectF::operator&=(const QRectF & rectangle) この長方形は指定した長方形との共通部分になります。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 } ***長方形同士を結合する(OR演算) #openclose(){ QRectF QRectF::united(const QRectF & rectangle) const この長方形及び指定した長方形が両方収まる新しい長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::operator|(const QRectF & rectangle) const この長方形及び指定した長方形が両方収まる新しい長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF & QRectF::operator|=(const QRectF & rectangle) この長方形に指定した長方形を結合させます。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 } ***長方形同士を加算する #openclose(){ QRectF QRectF::marginsAdded(const QMarginsF & margins) const この長方形に指定した長方形を加算して拡大し、新しい長方形で返します。 >パラメータ -margins 加算する長方形 ---- QRectF & QRectF::operator+=(const QMarginsF & margins) この長方形に指定した長方形を加算して拡大します。 >パラメータ -margins 加算する長方形 ---- 非メンバ関数 QRectF operator+(const QMarginsF & lhs, const QRectF & rhs) 2つの長方形同士を加算させます。 >パラメータ -lhs 左 -rhs 右 ---- 非メンバ関数 QRectF operator+(const QRectF & lhs, const QMarginsF & rhs) 2つの長方形同士を加算させます。 >パラメータ -lhs 左 -rhs 右 } ***長方形同士を減算する #openclose(){ QRectF QRectF::marginsRemoved(const QMarginsF & margins) const この長方形に指定した長方形を減算して縮小し、新しい長方形で返します。 >パラメータ -margins 減算する長方形 ---- QRectF & QRectF::operator-=(const QMarginsF & margins) この長方形に指定した長方形を減算して縮小します。 >パラメータ -margins 減算する長方形 ---- 非メンバ関数 QRectF operator-(const QRectF & lhs, const QMarginsF & rhs) 2つの長方形同士を減算させます。 >パラメータ -lhs 減算される長方形 -rhs 減算する長方形 } ***長方形同士を比較する #openclose(){ 非メンバ関数 bool operator==(const QRectF & r1, const QRectF & r2) 長方形 r1 と r2 が異なる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 非メンバ関数 bool operator!=(const QRectF & r1, const QRectF & r2) 長方形 r1 と r2 が異なる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 }
**見出し #contents() **QRectF クラス QRectF クラスは浮動小数点精度の平面上の長方形を定義します。 [[公式リファレンス>http://qt-project.org/doc/qt-5/qrectf.html]] **性質 -すべての関数は[[リエントラント]]です。 -[[QDataStream]]対応 **メンバ関数 ***コンストラクタ #region(close) QRectF::QRectF() Nullの長方形を生成します。 ---- QRectF::QRectF(const QPointF & topLeft, const QPointF & bottomRight) 指定した左上及び右下の頂点を持つ長方形を生成します。 >パラメータ -topLeft 長方形の左上の座標 -bottomRight 長方形の左下の座標 ---- QRectF::QRectF(const QPointF & topLeft, const QSizeF & size) 指定した左上の頂点及び大きさを持つ長方形を生成します。 >パラメータ -topLeft 長方形の左上の座標 -size 大きさ ---- QRectF::QRectF(qreal x, qreal y, qreal width, qreal height) 指定した左上の頂点(x, y)及び大きさを持つ長方形を生成します。 >パラメータ -x 長方形の左上のx座標 -y 長方形の左上のy座標 -width 長方形の幅 -height 長方形の高さ #endregion ***この長方形の各辺の座標を取得する #region(close) qreal QRectF::top() const この長方形の上端のy座標を返します。y() と同じです。 ---- qreal QRectF::y() const この長方形の上端のy座標を返します。top() と同じです。 ---- qreal QRectF::left() const この長方形の左端のX座標を返します。x() と同じです。 ---- qreal QRectF::x() const この長方形の左端のX座標を返します。left() と同じです。 ---- qreal QRectF::bottom() const この長方形の下端のy座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は top() + height() + 1 を返します。正しいY座標を得るには y() + height() + 1 を使用してください。 ---- qreal QRectF::right() const この長方形の右端のx座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は left() + width() - 1 を返します。正しいy座標を得るには x() + width() を使用してください。 #endregion ***コピーコンストラクタ QRectF::QRectF(const QRect & rectangle) ***この長方形の各頂点の座標を取得する #region(close) QPointF QRectF::topLeft() const この長方形の左上の頂点の座標を返します。 ---- QPointF QRectF::bottomLeft() const この長方形の左下の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left(), top() + height() - 1) を返します。 ---- QPointF QRectF::bottomRight() const この長方形の右下の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left() + width() -1, top() + height() - 1) を返します。 ---- QPointF QRectF::topRight() const この長方形の右上の頂点の座標を返します。 >注意 歴史的な理由からこの関数は QPoint(left() + width() -1, top()) を返します。 ---- QPointF QRectF::center() const この長方形の中点の座標を返します。 ---- void QRectF::getCoords(qreal * x1, qreal * y1, qreal * x2, qreal * y2) const この長方形の左上の頂点の座標をx1及びx2に取り出し、右下の頂点の座標をx2及びy2に取り出します。 #endregion ***この長方形の大きさを取得する #region(close) qreal QRectF::width() const この長方形の幅を返します。 ---- qreal QRectF::height() const 長方形の高さを返します。 ---- QSizeF QRectF::size() const この長方形の大きさを返します。 ---- void QRectF::getRect(qreal * x, qreal * y, qreal * width, qreal * height) const この長方形の左上の頂点の座標をx及びyに取り出し、寸法をwidth及びheightに取り出します。 #endregion ***有効な長方形かどうか調べる #region(close) ---- bool QRectF::isNull() const この長方形がNullの長方形の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 Nullの長方形は幅及び高さが0である長方形です。(つまり、right() == left() - 1 及び bottom() == top() - 1 ) Nullの長方形はまた空の長方形でもあるため、有効ではありません。 ---- bool QRectF::isEmpty() const この長方形が空の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 空の長方形は left() > right() または top() > bottom() となります。 空の長方形は有効ではありません。(つまり、 isEmpty() == !isValid() ) 頂点が交換された場合の長方形を取得するためには normalized() 関数を使用してください。 ---- bool QRectF::isValid() const 長方形が有効の場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 有効な長方形は left() < right() 及び top() < bottom() となります。 AND演算のような自明でない演算は無効な長方形では定義されません。 有効な長方形は空ではありません。(つまり、isValid() == !isEmpty() ) #endregion ***長方形や点がこの長方形に含まれるかどうかを調べる #region(close) bool QRectF::contains(const QPointF & point) const 指定した点がこの長方形の内部または境界上にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 ---- bool QRectF::contains(qreal x, qreal y) const この関数はオーバーロード関数です。 指定した点(x, y)がこの長方形の内部または境界上にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 ---- bool QRectF::contains(const QRectF & rectangle) const この関数はオーバーロード関数です。 指定した長方形がこの長方形の内部にある場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 #endregion ***この長方形の各辺の座標を設定する #region(close) void QRectF::setTop(qreal y) この長方形の上端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の下端は変更されません。 setY() と同じです。 >パラメータ -y 上端のY座標 ---- void QRectF::setY(qreal y) この長方形の上端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の下端は変更されません。 setTop() と同じです。 -y 上端のY座標 ---- void QRectF::setLeft(qreal x) この長方形の左端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の右端は変更されません。 setX() と同じです。 -x 左端のX座標 ---- void QRectF::setX(qreal x) この長方形の左端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の右端は変更されません。 setLeft() と同じです。 -x 右端のX座標 ---- void QRectF::setBottom(qreal y) この長方形の下端に指定したy座標を設定します。 高さは変更される可能性がありますが、この長方形の上端は変わりません。 -y 下端のY座標 ---- void QRectF::setRight(qreal x) この長方形の右端に指定したx座標を設定します。 幅は変更される可能性がありますが、この長方形の左端は変更されません。 -x 左端のX座標 #endregion ***この長方形の各頂点の座標を設定する #region(close) void QRectF::setTopLeft(const QPointF & position) この長方形の左上の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の右下の頂点は変更されません。 >パラメータ -position 左上の頂点の座標 ---- void QRectF::setBottomLeft(const QPointF & position) この長方形の左下の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の右上の頂点は変わりません。 >パラメータ -position 左下の頂点の座標 ---- void QRectF::setBottomRight(const QPointF & position) この長方形の右下の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の左上の頂点は変わりません。 >パラメータ -position 右下の頂点の座標 ---- void QRectF::setTopRight(const QPointF & position) この長方形の右上の頂点に指定した座標を設定します。 大きさは変更される可能性がありますが、この長方形の左下の長方形の座標は変更されません。 >パラメータ -position 右上の頂点の座標 ---- void QRectF::setCoords(qreal x1, qreal y1, qreal x2, qreal y2) この長方形の左上の頂点に指定した座標 (x1, y1) を設定し、また右下の頂点に指定した座標 (x2, y2) を設定します。 >パラメータ -x1 左上の頂点のX座標 -y1 左上の頂点のY座標 -x2 右下の頂点のX座標 -y2 右下の頂点のY座標 #endregion ***この長方形の大きさを設定する #region(close) void QRectF::setWidth(qreal width) この長方形に指定した幅を設定します。右端は変更されますが、左端は変更されません。 >パラメータ -width 幅さ ---- void QRectF::setHeight(qreal height) この長方形の高さに指定した高さを設定します。下端は変更されますが、上端は変更されません。 >パラメータ -height 高さ ---- void QRectF::setSize(const QSizeF & size) この長方形の大きさに指定した大きさを設定します。左上の頂点は移動しません。 >パラメータ -size 大きさ ---- void QRectF::setRect(qreal x, qreal y, qreal width, qreal height) この長方形の左上の頂点に座標(x, y)を設定し、また大きさに指定した幅及び高さを設定します。 >パラメータ -x 長方形の左上のx座標 -y 長方形の左上のy座標 -width 長方形の幅 -height 長方形の高さ #endregion ***この長方形の各辺の座標を移動する #region(close) void QRectF::moveTop(qreal y) この長方形を垂直方向に移動させます。 指定したy座標にこの長方形の上端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveLeft(qreal x) この長方形を水平方向に移動させます。 指定したx座標にこの長方形の左端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveBottom(qreal y) この長方形を垂直方向に移動させます。 指定したy座標にこの長方形の下端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 ---- void QRectF::moveRight(qreal x) この長方形を水平方向に移動させます。 指定したx座標にこの長方形の右端を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 #endregion ***この長方形の各頂点の座標を移動する #region(close) void QRectF::moveTopLeft(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の左上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveTo(qreal x, qreal y) 長方形を移動させます。指定した座標(x, y)にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -x 移動後の左上の頂点のX座標 -y 移動後の左上の頂点のy座標 ---- void QRectF::moveTo(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左上の頂点を移動させます。 >パラメータ -position 移動後の左上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveTopRight(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の右上の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の左下の頂点の座標 ---- void QRectF::moveBottomLeft(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の左下の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の右下の頂点の座標 ---- void QRectF::moveBottomRight(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の右下の頂点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の右上の頂点の座標 ---- void QRectF::moveCenter(const QPointF & position) 長方形を移動させます。指定した座標にこの長方形の中点を移動させます。 長方形の大きさは変更されません。 >パラメータ -position 移動後の中点の座標 #endregion ***この長方形全体を移動する #region(close) void QRectF::translate(qreal dx, qreal dy) この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx、y軸に沿って dy 移動させます。 正の値はこの長方形を右及び下に移動させます。 >パラメータ -dx X軸方向の移動量 -dy Y軸方向の移動量 ---- void QRectF::translate(const QPointF & offset) この関数はオーバーロード関数です。 この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って offset.x() 及びy軸に沿って offset.y() 移動させます。 >パラメータ -offset 移動量 ---- QRectF QRectF::translated(qreal dx, qreal dy) const この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx 及びy軸に沿って dy 移動させた新しい長方形を返します。 正の値はこの長方形を右及び下に移動させます。 >パラメータ -dx X軸方向の移動量 -dy Y軸方向の移動量 ---- QRectF QRectF::translated(const QPointF & offset) const この関数はオーバーロード関数です。 この長方形を現在の位置から相対的にx軸に沿って dx、 及びy軸に沿って dy 移動させた新しい長方形を返します。 >パラメータ -offset 移動量 #endregion ***その他 QRectF QRectF::normalized() const 正規化した長方形を返します。つまり、この長方形を非負の幅及び高さを持つ長方形に変形します。 width() < 0 の場合は関数は左側の各頂点と右側の各頂点を交換します。height() < 0 の場合は上側の各頂点と下側の各頂点を交換します。 QRect QRectF::toAlignedRect() const この長方形を含むもっとも小さい整数精度の長方形を返します。 QRect QRectF::toRect() const この長方形にもっとも近い整数精度の長方形を返します。 ***この長方形の左上と右下の頂点の座標に加算する #region(close) void QRectF::adjust(qreal dx1, qreal dy1, qreal dx2, qreal dy2) この長方形の既存の座標にdx1、dx2、dx3及びdx4をそれぞれ加算します。 >パラメータ -dx1 この長方形の左上のx座標に加算する値 -dy1 この長方形の左上のy座標に加算する値 -dx2 この長方形に右下のx座標に加算する値 -dy2 この長方形の右下のy座標に加算する値 ---- QRectF QRectF::adjusted(qreal dx1, qreal dy1, qreal dx2, qreal dy2) const この長方形の既存の座標にdx1、dx2、dx3及びdx4をそれぞれ加算した新しい長方形を返します。 >パラメータ -dx1 この長方形の左上のx座標に加算する値 -dy1 この長方形の左上のy座標に加算する値 -dx2 この長方形に右下のx座標に加算する値 -dy2 この長方形の右下のy座標に加算する値 >注意 この長方形は変更されません。 #endregion ***長方形同士の共通部分を取得する(AND演算) #region(close) bool QRectF::intersects(const QRectF & rectangle) const この長方形が指定した長方形と交わる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。(つまり、両方の長方形に含まれる少なくとも一つ以上のピクセルが存在する場合です) 共通の長方形は intersected() 関数を使用して取得できます。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::intersected(const QRectF & rectangle) const この長方形と指定した長方形の共通部分を新しい長方形で返します。 r.intersected(s) は r & s と同じです。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::operator&(const QRectF & rectangle) const この長方形と指定した長方形の共通部分を新しい長方形で返します。 共通部分がない場合は空の長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF & QRectF::operator&=(const QRectF & rectangle) この長方形は指定した長方形との共通部分になります。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 #endregion ***長方形同士を結合する(OR演算) #region(close) QRectF QRectF::united(const QRectF & rectangle) const この長方形及び指定した長方形が両方収まる新しい長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF QRectF::operator|(const QRectF & rectangle) const この長方形及び指定した長方形が両方収まる新しい長方形を返します。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 ---- QRectF & QRectF::operator|=(const QRectF & rectangle) この長方形に指定した長方形を結合させます。 >パラメータ -rectangle もう一方の長方形 #endregion ***長方形同士を加算する #region(close) QRectF QRectF::marginsAdded(const QMarginsF & margins) const この長方形に指定した長方形を加算して拡大し、新しい長方形で返します。 >パラメータ -margins 加算する長方形 ---- QRectF & QRectF::operator+=(const QMarginsF & margins) この長方形に指定した長方形を加算して拡大します。 >パラメータ -margins 加算する長方形 ---- 非メンバ関数 QRectF operator+(const QMarginsF & lhs, const QRectF & rhs) 2つの長方形同士を加算させます。 >パラメータ -lhs 左 -rhs 右 ---- 非メンバ関数 QRectF operator+(const QRectF & lhs, const QMarginsF & rhs) 2つの長方形同士を加算させます。 >パラメータ -lhs 左 -rhs 右 #endregion ***長方形同士を減算する #region(close) QRectF QRectF::marginsRemoved(const QMarginsF & margins) const この長方形に指定した長方形を減算して縮小し、新しい長方形で返します。 >パラメータ -margins 減算する長方形 ---- QRectF & QRectF::operator-=(const QMarginsF & margins) この長方形に指定した長方形を減算して縮小します。 >パラメータ -margins 減算する長方形 ---- 非メンバ関数 QRectF operator-(const QRectF & lhs, const QMarginsF & rhs) 2つの長方形同士を減算させます。 >パラメータ -lhs 減算される長方形 -rhs 減算する長方形 #endregion ***長方形同士を比較する #region(close) 非メンバ関数 bool operator==(const QRectF & r1, const QRectF & r2) 長方形 r1 と r2 が異なる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 非メンバ関数 bool operator!=(const QRectF & r1, const QRectF & r2) 長方形 r1 と r2 が異なる場合はtrue、そうでない場合はfalseを返します。 #endregion

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