マリク・イシュタール&アサシン◆A23CJmo9LE



「聖杯戦争ねぇ、面白そうなゲームじゃないか」
左手に金色の錫杖を、右手に三画のウジャト眼を、口元に歪んだ笑みを浮かべる。

「あの天戯ってやつ、上から目線は気に入らねぇが、センスは悪くない。パーティー会場と食材の準備には礼を言う……」

父上、主人格サマ、孔雀舞、城ノ内勝也……これまでに闇に堕としてきたやつらの姿が浮かぶ。そして先ほどまでいた場所の面白そうなオモチャを思い出す。怯えながらも強い意志を持った桃色の髪の少女、死にかけながらも何かを求めて虫けらのようにもがいている男。
恐らく他にも気に入るやつはいるだろう、やりがいのある獲物はまだあるだろう。
一人ずつ、俺が闇への生贄にしてやる…!絶望という名のスパイスを効かせた最高のディナーにしてやる…!

「闇のゲームの始まりだ。楽しみだ、なぁ?」

傍らに立つ仮面の大男……己がサーヴァントに語りかける。

「……」

フシュゥゥ、と呼吸音のみを立て言葉を返さぬサーヴァント。闘志と殺意を宿した仮面の奥の瞳がギラリと光る。





―――ロデム……ロデム……さあ、全ての敵を殺せ―――
心中に響く義父の声。
暗殺者は語らない。狂戦士は語れない。ただ淡々と、狂々と獲物を狩るのみ。

【クラス】アサシン
【真名】ロデム(マルコ)@嘘喰い
【パラメーター】
筋力B 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具D
(狂化による上昇含む)
【属性】
中立・狂(善)

【クラススキル】
気配遮断:B+
サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる

狂化:C
幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。

【保有スキル】
肉体改造:B
外法の手術による体質の変化。このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
薬物投与などで脳にも影響を受け、強靭な肉体と戦闘技術を得たが、代償として精神・知能の面では幼いままであり、解離性同一症の一因にもなっている。

二重召喚:D
アサシンとバーサーカー、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。
ごく一部のサーヴァントのみが持つ希少特性だが、前述の肉体改造により優れた暗殺者と知性なき狂戦士の相反する両面を併存させている。

無窮の武練(偽):C+
様々な精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。ロデムの人格の場合、恐慌状態に陥った場合は難しい。
先述の肉体改造によって知性を対価に得た戦闘技術、その発露。

勇猛:A+
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
様々な問題や不条理を正面から受け止め、苦悩しているマルコの人格のみが持ちえるスキルであり、打たれ弱いロデムの人格ではこのスキルは機能しない。

【宝具】
『悪魔の巣食う廃ビル(ロデムズ・キリングフィールド)』
ランク:D 種別:対城宝具 レンジ:0~30 最大捕捉:50人
ロデムの人格のみ発動可能。
密閉空間(家屋や洞窟内など廃ビルに限らない)にいる場合自動発動する宝具。敵が空間内に侵入してきたときそれを感知し、施設の中央(6階建てビルなら3階、全長400mの洞窟なら200m地点)に転移させる。さらに気配遮断のランクを1ランク向上させ、自身とマスター除くすべての者は出入り口以外からの脱出を封じる、施設そのものを対象とした宝具。
窓ガラスを割るなど安直な脱出は不可能だが、高位の神秘による設備破壊及び脱出は可能。

『迷い翔ける極上の戦士(マルコズ・ブレイブハート)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉
ロデムが戦闘において恐怖を感じたとき自動発動する宝具。
狂化によるステータス向上はそのままに理性ある人格マルコが目覚め、スキル:戦闘続行を得る。マルコの人格ではスキル:勇猛が機能し、マスターの言葉も理解できるので戦術性及び格闘ダメージが増す。

『迷宮に潜む怪物(コード・オブ・ミノタウロス)』
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ0~20 最大捕捉:2人
マルコの人格のみ発動可能。
敵がレンジ内に存在する場合、自身と敵一人を転移させ5m四方の結界で囲む。結界は1分間保持され、一対一での接近戦を余儀なくされる。
本来ならMゲームを再現する対陣宝具なのだが、マルコがゲームのルールをイマイチ理解していないためただの決闘を行う宝具に劣化している。

【weapon】
『無銘・ナイフ』
いわゆるサバイバルナイフ。最低限の神秘を宿し、サーヴァントへの攻撃も可能。
魔力供給により補給可能。

持ちこめてはいないが、銃の使用やワイヤートラップの作成など、一通りの軍事技術は習得し、再現可能。もちろん徒手格闘も達人の域。

【人物背景】
もともとは戦地の原住民であったが、九重太郎という傭兵(以下Q太郎)に住んでいた集落を襲撃された折りに連れ去られ人体実験を受ける。薬物投与などによる肉体改造を受け常人離れした身体能力を手に入れたが、脳に影響を与える実験であったため知能を失い、精神年齢・知能的には子供のままである。また、度重なる実験のストレス・副作用からか、体に注射を受けると殺人鬼の別人格「ロデム」が現れるようになった。マルコにとって彼は義父であり、殺人術の師匠であり、ロデムにとってはある意味で実の父ともいえる。
マルコとしての人格は、敵の命にすら気遣い闘うほどの優しさと、悪行を憎む正義感、人を疑えない純真無垢な心を持つ。人格がマルコの状態でも非凡な戦闘能力を持つが、殺す覚悟の無さにより、自分より格下の相手にも惨敗を喫することがある。しかし様々な問題や不条理を正面から受け止め、苦悩しているため、ロデムよりも精神的に強く、どんな苦境にあっても屈しない。
ロデムとしての人格は、人を殺す事を心から楽しんでおり、自分の人格の中に形成した「仮想Q大郎」の指示に従って行動する。Q大郎の下で殺戮を繰り返してきた時の癖で、仮面をかぶって戦う事を好む。改造された頑強な肉体と、殺人に全く抵抗を感じない凶悪な精神を兼ね備えているが、圧倒的な戦闘能力で一方的な殺戮を楽しんでばかりだったため、傷を負う事を知らず、ダメージに対して非常に脆いという弱点がある。
本来平常時は穏やかなマルコの人格で過ごし、必要なときは注射をさしてロデムにスイッチすることが多かったが、狂戦士の一面も持って召喚されたためか、マスターの人格との相性ゆえか、ロデムが基本的に表に出る。仮にマルコの人格が目覚めても闇マリクがマスターである限り再びロデムが現出することになるだろう。

【サーヴァントの願い】
ロデムはただ殺戮を、マルコはそんなロデムを止めることを願っている。

【基本戦術、方針、運用法】
狂化しているため通常のアサシンのように動いての暗殺など頭を使うのには適さないし、ステータスはそれなりでも優れた武器に欠くため、バーサーカーとして戦場で暴れるのもベストとは言い難い。どこか密閉空間に根を張り、『悪魔の巣食う廃ビル(ロデムズ・キリングフィールド)』によるマスター暗殺を狙う待ちの戦法になるだろう。いざ密室での暗殺となれば高いステータスに気配遮断、無窮の武練とかなり恐ろしいアサシンになる。燃費的にもそちらの方が効率的。
侵入を防ぐのではなく敵を逃がさないためにブービートラップを作成しておくのもよい。闇マリクの趣味とも合うだろう。
ただしマルコの人格は闇マリクとの相性が悪いためあまり前面に出てこないよう、三騎士など格上との真っ向勝負は避けた方がよい。

【マスター】
マリク・イシュタール@遊☆戯☆王

【参加方法】
不明。偶然巻き込まれた?

【マスターとしての願い】
このゲームを楽しむ。

【weapon】
『千年錫杖(ロッド)』
盗賊の村、クル・エルナ村の住民を冥府への生贄として黄金と一緒に溶かして製作した7つの千年アイテムの一つ。全ての千年アイテム共通の能力として闇のゲームをしかけ、敗者に様々な罰ゲームを与えることが出来る。
千年アイテムを所有できるのは一部の者のみであり、それに値しない者は生贄の憎悪により魂を焼かれ死に至る。
ウジャト眼の紋章の入った錫杖で、杖の部分のカバーを外すと鋭い刃物のようになっている。人の心に自分の意思を植え付け、記憶を支配して精神と肉体を操る能力を持つ。ただし、洗脳するには杖で対象に触れる必要がある。他者と心を通じているため完全な意思疎通を図る事もでき、念話も可能となる。
また人の心に宿る魔物を石板に封印する能力もある。

『決闘盤とデッキ』

所持するデッキは闇マリクのものであり、テーマを「不死」、切り札をラーの翼神竜とした、いわゆるロックバーンデッキ。
実際にデュエルしてよし、闇のゲームに用いてよし、ソリッドビジョンによる威嚇などもできるだろう。また決闘者にとってカードは剣で決闘盤は盾である。一流の決闘者ならば決闘盤で剣戟を受け止めることや、カードを手裏剣のように用い、拳銃を無力化することなども可能。原作に描写はないが、マリクもまたそういった技術を習得していておかしくないだろう。

【能力・技能】
千年ロッドを十全に使いこなし、洗脳や闇のゲームによる罰ゲーム等が可能。また優れた決闘者である。ただし主人格の表マリクはどちらも闇マリクほど巧みではない。
千年アイテムを扱う異能者であるため、それなりの魔力供給が可能。

【人物背景】

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AB

現在表出しているのは裏人格、いわゆる闇マリク。通称顔芸。

【方針】
どこかに根を張り、アサシンで獲物を狩る。千年錫杖でNPCを洗脳して敵を誘い込むのとか面白そう。待つのに飽きたら適当に打って出る。

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最終更新:2015年01月25日 21:03