悪魔の証明◆A23CJmo9LE


世界が変わった。理がなした世界に悪魔が叛逆して新しい世界が生まれた。










見滝原中学の通学路で対峙する私とかつての仲間。

「だとしてもこれだけは忘れない!暁美ほむら、あんたが…悪魔だってことは!」

そうだ。忘れてやるもんか。世界が変わっても……………………もしあいつが何をしたのかは忘れても。
暁美ほむらが私の敵だってことは。










再び、三度、世界が変わった。









「天戯弥勒……ね」
胡散臭い奴だった。あの白い獣を思い出すいやな感じ

「バーサーカーはどう思う?」
傍らにいるはずの、霊体化したパートナーに問う

「数秒程度の邂逅じゃあ何とも言えん。あいつの知り合いならともかくな。本来ルーラーは高名な英霊がやるはずだし、監督役というやつなのか、聖杯の器を用意した魔術師なのか?
さやかの言うように聖杯に信が置けるかどうかは怪しいと言えば怪しいな」

私に与えられた知識とバーサーカーの知識の差異が何かヒントになればいいんだけど

「うーん、じゃあこのテレホンカードでの脱出ルールってやつはどう思う?殺し合えっていう割には親切だよね」

親切な殺し合い、なんて物があるならの話だが。

「サーヴァントを失ったマスターは中立地点において庇護を求める、そのルールの再現だろう。あくまでそれだけではないか?」
「前に聞いた既存の聖杯戦争のルールに縛られてる、のかな?でもなんで電話?」

魔法っぽさが薄いというか、異端な雰囲気がある

「魔術師が電話など文明の利器を使うのは想像しがたいが、理論が明確に分からない物には未知という神秘、恐怖という信仰が宿る。
例えばグレムリン、メリーさん、怪人アンサー、呪いのビデオ、あの世からの交信など。
そういったものを扱う近代の魔術師なのではないか」

ふむふむ。

「そう考えると全知たる怪人アンサー、異世界との交信など応用すれば願望器となり得る術式ではあるな。あくまで俺の予測だが」
「……ホント、バーサーカーの割には博識だね」
「デーモン……怪物に関するものならな。あるいは聖杯に贔屓されたかもな、信仰の加護ゆえに」

知識面では当たりの部類の相棒だと思う。あのペテン師に少しは感謝してやってもいいかもしれない



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「僕の召喚するサーヴァントと契約して、聖杯戦争のマスターになってよ!」

「は?」

半分に欠けた月の下、私は見慣れたマスコットモドキと話をしていた

「聖杯は手にしたものの願いをなんでも叶えてくれる。暁美ほむらのように世界改変だって可能なはずだ。聖杯戦争っていうのはそれを取り合う争い。過去の英霊をサーヴァント…使い魔として従えてお互いに戦うんだ」
「ちょ、ちょっと待って……」

相変わらず淡々と述べるインキュベーター。こっちは苛立ちと困惑にのまれてろくに話が出来ない

「聖杯は一つしかないから当然奪い合い、殺し合いになるだろう。でも願いを叶えるということにどんな対価が必要か、君なら言わなくてももうわかってるはずだ」
「待てって言ってんでしょうが、このペテン師!大体あんたと契約なんて今更するわけないでしょうが!」

もうこの体についてグチグチ言うつもりはないけど、それでもこいつとの契約なんて死んでもごめんだ

「ちがうよ、さやか。契約するのは僕とじゃなくサーヴァントとだ」

何を言っても堪えない。しれっとしてホントむかつく

「信用できないって点じゃ同じようなもんでしょ」
「うーん…僕に対する感情はいったん横に置いてほしいな。暁美ほむらがああなった以上、かつての記憶を持つ僕たちは手を取り合うべきだと思うんだ。
彼女の持つソウルジェムではない何か。あれが僕たちの知る奇跡を上回る以上こちらも聖杯クラスの奇跡が必要だ。それに聖杯の成り立ちや歴史に僕らは関わっていないのだし、そう邪険にしないでほしいな」

「……その聖杯ってそもそも何?宗教的な道具じゃないのは察しが付くけど」

文明の成り立ちに関わってきたコイツならオリジナルの聖杯もマリア様とかといっしょに見てそうだけど

「すまないけど詳細な情報は解らない。暁美ほむらの口から可能性世界の話を聞いて以来、僕たちはそれを観測しようと様々な試みを行った。
断片的な情報しか得られなかったが、そのなかにあったんだ。万能の願望器と、超能力者の手によって荒廃した可能性世界の存在に関する情報が」
「そんな胡散臭い話にのれと?ふざけないで」

ただでさえ信用できない相手なのに詳細不明の契約なんて結ぶわけがない

「詳細が不明なのはその未来が確定してないからなんだ。まるでシュレディンガーの猫のように。だが願望器が存在すること、これは間違いのない事実だ。
しかし残念ながら強い願望も戦闘能力も持たない僕では参戦は難しい。故郷への脱出があくまで目的意識にしかなり得ない僕では。だからこそ君に頼むんだ。この宇宙を、円環の理を想う君に!
さあ、僕の召喚するサーヴァントと契約して聖杯戦争のマスターになってよ!」

こいつは隠し事はするけど嘘はつかない。願望器の話とかは事実なんだろうけど…

「……私だけ戦わせてあんたは高みの見物ってちょっとムシがよくない?」

コイツのために危機に飛び込むのはちょっと…

「僕がいなければ聖杯戦争のことを知ることはできなかったろう?戦場に赴くのにも僕が協力する。
何よりサーヴァント。おっと、サーヴァントの説明が不足していたね。聖杯戦争はサーヴァントの性能ですべてが決まるといっても過言じゃない。
いいサーヴァントを引けるかは運によるものも大きいけど、触媒を使えば話は別だ。英霊に所縁のあるものを召喚時に用いればその英霊をサーヴァントとして従えることが出来るんだ。
僕は古今様々な英雄に所縁があるよ。魔法少女に限るけど。それを従えることができれば少なくともはずれのサーヴァントを引くことは避けられるはずさ。
サーヴァント自身も聖杯に願うものがある以上、余計な衝突は避けるべきだしね。
こうした事前準備は聖杯戦争では難しいのだけど僕らの星の技術を総動員してでも、君を援助すると約束しよう。ひとまずグリーフシードを5つ用意してある」

…どうやったのか知らないけどいつもなら援助なんて全くしないこいつが、グリーフシードを用意するなんて

「……本気らしいね」
「五里霧中なのが不安なのはわかる。ではサーヴァントを呼び、その詳細を聞こうじゃないか。最悪君が自害を命じれば離脱は可能だ」

英霊に対する敬意とかないのかコイツ。ないだろうな。けど情報がほしいのは事実だし

「いいよ、やってみて」
「じゃあ……」

言葉とともに多くのインキュベーターが現れ、その身をもって魔方陣を描く。組体操みたい。そしてその中央にいる5体のインキュベーターが文言を唱え始めた

「素に銀と鉄」
「素に石と契約の大公」
「祖には我らがインキュベーター」
「閉じよ」
「閉じよ」
「閉じよ」
「閉じよ」
「閉じよ」
「繰り返すつどに五度」
「ただ満たされる時を破却する」

「「「「「告げる」」」」」
「汝の身は我らが下に、我らが運命は汝の剣に」
「聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うなら答えよ」
「誓いをここに」
「我らは常世総ての善と成る者」
「我らは常世総ての悪を敷くもの」
「されど汝はその目を混沌に曇らせ侍るべし」
「汝、狂乱の檻に囚われし者」
「我らはその鎖を手繰るもの」
「汝三大の言霊を纏う七天」
「抑止の輪より来たれ」
「「「「「天秤の守り手よ」」」」」



「ッ!痛ッ!」

右手の甲に痛みが走る。そこには三画の紋章……演奏記号、フォルテ・フォルテッシモ。
そしてインキュベーターに囲まれ、現れたのは……男の人。あれ?魔法少女じゃなくない?

「うん、予想とは違うが召喚には成功した。それじゃあ聖杯戦争について聞いてきゅっぷい!?」

現れた男の人がインキュベーターを踏みつぶした!さらに周囲すべてのインキュベーターを何らかの力で薙ぎ払う!

「「「「「「「「「「わけがわからないよ」」」」」」」」」」

一瞬で全滅……これがサーヴァントの力……

「フン、バーサーカーとして呼んでおいて説明しろとは随分だな。あの子をだまして参戦させようってか?恍けた面してやることは悪魔のそれだな」

そういってこちらを向くと

「問おう。お前が俺のマスターか?」

え、と

「おっと詳細が分からないのだったな。では聖杯戦争のルールから話そうか」

そう言って色々教えてくれた。七つのクラス、令呪の意味、願望器の存在などなど。さらにバーサーカーの技能や宝具についても聞いた

「こんなところかな、マスター。そういえば名乗ってなかったか。改めて俺はバーサーカーのサーヴァント、不動明だ」

質疑応答ばっかりだったので改めて自己紹介、の流れになる

「美樹さやか、です」
「ミキ……サヤカか。漢字を聞いても?俺は不動明王から王を欠いてフドウアキラだ」

あれ?何だか複雑な表情。まさか同名の人物に殺されたとか?地雷くさいし…突っ込まないでおこう

「へー、カッコいい字ですね。私は美しい樹木のジュに平仮名でさやかです」
「ああ、敬語はいらない。ではさやか、君はこの聖杯戦争どうする?」

少し不安げに問うバーサーカー。聖杯に託すほどの願いがあるんじゃ…無理もない

「じゃあ……最後に二つ聞かせて。あなたの願いと、聖杯が本当に信じるに足るものなのか、その意見」

やっぱり『何でも願いをかなえる』っていうのには個人的なトラウマというか、あまり信じられないものがある

「サーヴァントは聖杯に願いを託す、そのために召喚に応じるものだ。信じざるを得ない、といったところか。俺の願いは……」

迷いが浮かぶけど……少しずつ話し出す

「かつて俺は人間だった。しかし、親友に頼られ、なにより人類を悪魔から守るために人間をやめた。戦いに明け暮れたが、友がいるならそれでよかった。しかし……親友は悪魔の一員、それどころかその上を行く魔王、サタンだったんだ。
結局俺たちは殺し合い、今に至るのだが……」

苦しげに。憎らしげに。でもどこか寂しげに語る

「最期の瞬間のあいつの顔が忘れられない。悲しみと失望に満ちたようなあの顔が。なぜあんな表情になったんだ?そもそもあいつはなぜ俺をデビルマンにした?何がしたかったのだ?
その答えを奴と会って直接問う。答え次第では再び戦う……それが俺の願いだ」

「……」

似ている。人を守るために人をやめた。内に秘めた怪物。仲間の裏切り。悪魔を超越した悪魔との敵対。その真意を、決着を求めていることも。
サーヴァントは性質的に似通った者が呼び出されるらしいけど、納得だよ

「わかった。行くよ、聖杯戦争」
「……同情は命を懸ける理由には薄いぞ、さやか」

うん、この人はまぎれもなく英雄だ。それに悪魔なんかじゃない。少なくとも優しい人の心を持ってる

「私にも願いはある。魔女を超えて、悪魔になった昔の仲間をどうにかしてやんなきゃいけないんだ。そのためには聖杯クラスの奇跡がいる……ってのはさっきの白いのの言葉だけど、それは事実」
「真偽の定かでない物を求めると?」
「ない、と証明されたわけでもないでしょ。やっぱり疑わしいけど。一応途中離脱のルールはあるみたいだし、万一本物だったなら渡しちゃいけない奴ってのはいる」

救う価値のあるかわからない人間が、とんでもないことをやらかす悪魔が、人をだます宇宙人がいることを私は知っている。

「だから……行こう、バーサーカー」

そういうと私たちはどことも知れぬ空間に飛ばされ。
あの男の話を聞く羽目になった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

狂気を呼ぶ声がした……それも真実を秘匿した、悪意あるものだ。
悪魔を呼ぶ声がした……誰かのために人をやめた戦士のものだ。
ゆえに狂戦士となれど狂化せぬ、人の身で悪魔の力を手にした自身が応じ、吐き気を催す邪悪を処断した。

そして今、聖杯を奪い合うこの戦場で俺は少女を主君としている。

「ねー、バーサーカーの友達ってサタンだったんだよね?もしかしてすごい昔の英霊なの?歴史的発見だったりする?」
「俺はいわゆる並行世界の英霊だ。古代に生きた悪魔が現代に復活し、それと戦ったのが俺が座に招かれた功の一つだからな。現代に再びサタンが蘇ったわけだから、生憎と聖書に改訂を求めることはできんな」

他愛のない会話を念話でし、周囲を警戒しながらもあどけない少女を見る。
経歴は俺に近しいものがある。しかしその振る舞いと名は彼女……牧村美樹によく似ている。その名はジンメンに囚われた少女も思いださせる。
彼女を見ていると見失っていた初心を思い出す。……人間をやめても、人間でいることはできるのだ。
人の体を持ちながら、悪魔の所業をした外道ども。俺もマスターも奴らとは違う。人であることはやめたが、人の心まで失いはしない。
やはり俺は人間を守りたい。今度こそ……守ってみせるぞ


【クラス】バーサーカー
【真名】不動明(アモン)@デビルマン(漫画)
【パラメータ】筋力B 耐久B 敏捷D 魔力B 幸運D 宝具A
【属性】混沌・善(狂)
【クラス別スキル】
 狂化:―(B)
理性と引き換えに全ステータスをワンランク上昇させる。ただし狂化しているのはアモンの人格のみであり、不動明が主人格である限り効果を発揮しない。
ステータス上昇の恩恵は得られないが、魔力消費や意思疎通も通常のままでいる。
アモンの人格が目覚めた時には効果を発揮する。

【保有スキル】

自己改造:EX
自身の肉体・魂に別の属性を付加する。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
デーモン族の持つ合体能力であり、生物無生物を問わずその身に取り込みその能力や特徴、知識を得ることが出来る。またちぎれた四肢を繋ぎなおすことなどの応用も可能。
両者の同意があれば一時的にのみ合体し、再度分離することも可能。
この能力でアモンは不動明を乗っ取ろうとしたが、逆に主導権を奪われ人間の知性と悪魔の力を持つ戦士が生まれた。

信仰の加護(真):C
一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。彼の場合人間の善性と正義を信じる心の強さとルシファーの愛。
信心から生まれる自己の精神・肉体の絶対性に加え、神性を持つものからのダメージを1ランクダウンさせる。
このスキルによってアモンに乗っ取られずにいる。
本来のスキルは信仰の加護であり神への耐性は持ちえないのだが、悪魔の誘惑をはねのけ、天使に愛された逸話があるためサーヴァント化に伴い昇華した。
人の善性を信じられなくなったときこのスキルは効果を発揮しなくなる。

戦闘続行:B
不屈の闘志と頑健な肉体。
瀕死の傷であっても戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り勝利を諦めることはない。

【宝具】

『悪魔の体に人の心持つ戦士(デビルマン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アモンを宿すことで得た特殊能力と頑強な肉体そのもの。
口からの火炎放射、細胞から放つ電撃や熱線、翼による飛翔など様々な超能力を使うデビルマンに変身する。
デーモン族の変身能力によって平常時は人の形を保っており、デビルマンの姿では宝具と幸運を除くステータスが1ランク上昇するが魔力消費も増す。
人の姿でもテレパシーや翼での飛翔など一部の能力は使用可能。

『目覚める地獄の野獣(アモン・アウェイク)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
内に秘めたアモンが主人格になる。真名解放するものではなく、何らかの外的要因やスキル:信仰の加護(真)を失うことで発動する。
変身した理由に関わらず、この宝具発動中は信仰の加護(真)は効果を失い、Cランクの反骨の相スキルを得る。またアモンの人格が表に出るため狂化スキルが効果を発揮する。


【人物背景】
悪魔をその身に宿し、人間のために悪魔と戦った戦士デビルマン、その筆頭。人間の醜悪さに絶望してもなお同族のために戦い続ける優しさは失われなかった。
ある日親友の飛鳥了に自宅に案内され、人類を滅ぼそうとする脅威、デーモンの存在について知らされる。そこでデーモンの襲撃を受け、飛鳥家の地下室に避難、地下室でサバトに参加し、デーモンの勇者アモンと合体、人の心を持ったデーモンである『デビルマン』となることに成功する。
アモンと融合した後は人間離れした筋力をほこり、変身しなくてもある程度の超能力を使うなど戦闘能力が高くなっており、生命力も普通の人間に比べてかなり高い。性格も内気なものから粗暴なものに変化した。
デビルマンとなった後は、人類を守るために、人知れずデーモンと戦いを繰り広げていく。デーモンが組織的な攻撃を仕掛けてくるようになると同族を集め、纏める対応力も見せた。
しかし親友飛鳥了が正体、魔王サタンとしての記憶を取り戻すとその計略によりデビルマンやその疑いあるものが人類によって迫害される『魔女狩り』が起こる。
『魔女狩り』によって想い人、牧村美樹とその家族やともに戦う同朋が惨殺され、人間の悪魔じみた所業に絶望。多くの人間を殺害し、『デビルマン』という種族のためデーモンとの最終戦争に挑む。その戦争におけるサタンとの戦いで致命傷を負い、サタンに看取られて絶命した。
不動明は数多の並行世界で異なる歴史を歩んだ英雄だが、この不動明は『魔女狩り』においてアモンに乗っ取られることなく、最終戦争で命を落とした時点の不動明である。
宿す悪魔アモンはかつて地球で繁栄したデーモン族の戦士であり、グリモワールなどにある大悪魔アモンと同一であるかは不明。そもそも不動明という英雄の存在自体、何者かの世界改変によって隠されているようだ。

【サーヴァントとしての願い】
再びサタンと会い、語らうことが聖杯に託す願い……だったのだが、『美樹ちゃん』『さっちゃん』のことを考えると揺らいでいる。
だが少なくともマスターでもある彼女のことは守り抜いて見せる。
もう一つの人格、アモンは主人格不動明の排除を願うだろう。

【基本戦術、方針、運用法】
積極的な戦闘はマスターの方針的にNGだが、聖杯を渡してはならない相手と判断した場合闘争を戸惑うことはない。
実際の戦闘では『悪魔の体に人の心持つ戦士(デビルマン)』に変身して中~近距離でビーム打ったり、火吐いたり、殴ったり蹴ったりが基本。
不利と判断したなら飛翔能力などを用いての撤退、不意打ちも視野に入れる。
信仰の加護(真)と戦闘続行によりどつき合いでは強力な部類。
また自己改造により敵やNPC、宝具などを取り込めばクリーチャー化して強くなるし、魔力の心配もない。ビジュアル的にもやってることもラスボス化するのが欠点か。
また合体もできるのでさやかちゃんや同盟したサーヴァントと一体化して戦うことも可能。
『目覚める地獄の野獣(アモン・アウェイク)』は狂化というより闇落ち。令呪で命じれば意図的に使えるだろうが、本人はまず使いたがらない。ただし、マスターが魔女になりかねないのと同様何らかのきっかけがあればアモンは目覚め暴れ狂う。一歩間違えば主従ともに理性のない怪物になりかねない危険なコンビと言える。





【マスターステータス】

【名前】美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語

【参戦時期】
叛逆の物語本編終了後

【参加方法】
インキュベーターの手引きによりサーヴァントを召喚し参加

【マスターとしての願い】
悪魔となった暁美ほむらに対抗する術を手に入れる。ただし主催が信用ならない場合叛逆する

【能力・技能】
魔法少女として培った戦闘技能と魔法(魔術)。主に刀剣生成と癒しの魔法を得意とする。
刀剣は複数生成しての投擲なども可能とし、刀身の射出や分割などのギミックも有するが、基本的にスピードを生かした一撃必殺のスタイル。
癒しの魔法は本来の領分。癒しの願いで魔法少女となったため、自身のダメージは魔法少女の体質もあって即座に回復可能。他者の治療も一応できる。
円環の理として活躍した時期は自身の血から魔女ゼッケンドルフを召喚したり、他の魔女の使い魔を使役したりできたが、暁美ほむらの世界改変の影響で今はできない。記憶を取り戻した後使用できるかは不明。

【weapon】
ソウルジェム

魂を物質化した第三魔法の顕現。美樹さやかをはじめとする魔法少女の本体。肉体から離れれば操作はできなくなるし、砕ければ死ぬ。
濁りがたまると魔法(魔術)が使えなくなり、濁りきると魔女になる。本来なら円環の理が機能していたが、この地まで円環の理がたどりつけるか、そもそも魔女化するのかは不明。

グリーフシード×5
魔力の消費によるソウルジェムの穢れを吸って移し替えることができる。 ただし消耗品であり、一定量以上の穢れを吸うと魔女が孵化してしまう。
ただし、これは円環の理が成立する前のリスクであり、多数の時間軸が交錯するこの地では魔女が生まれるのか?円環の理が機能し、浄化されるのか?それとも魔獣が生まれるのか?何も起こらないのか、不明。
インキュベーターによる援助で持ちこんだ。自前で他に持っているかは不明だが、円環の理およびくるみ割りの魔女の結界内での活動を考えると5個しか持っていない可能性が高い。


【人物背景】
平凡な見滝原中学校に通う2年生だったが、宇宙のエネルギー量を憂う外来種インキュベーターと契約し、『魔女』と戦う魔法少女となった女の子。
思いを寄せる幼馴染の腕を治す、町の人々を守るために戦うなど優しさと善性ある少女だが、年相応の危うさも秘めている。
実際に多くの可能性世界で失恋や自身が人間でなくなってしまったことなど不運や悲報が重なり、絶望して自身が『魔女』となってしまうこともあった。
しかし鹿目まどかが魔法少女を救済する円環の理となり、導かれると想い人が夢へと歩んでいる姿に初心を思い出し満足して現世を後にした。

その後は自身も円環の理の一部となり、世界の外側から活動。並行世界の自分や暁美ほむらの道程を知り精神的な成長を見せる。
ほむらがインキュベーターに囚われるとそれを救済するためまどか・百江なぎさとともに再び現世に降臨。くるみ割りの魔女を倒しインキュベーターの支配から脱出するもほむらが叛逆。ほむらの世界改変に巻き込まれ円環の理に帰れなくなり、再び現世で生きていくことになる。この際に円環の理としての能力や記憶の一部を徐々に失っている。


【方針】
まずは聖杯の真偽を確かめるため情報収集と危険人物の排除。特に天戯弥勒のことを知る人物の話が聞きたい。同盟などは積極的にするつもり。
聖杯が信用できると判断した場合取りに行くが、疑わしい場合は反抗するつもり。
取りに行く場合もマスターの殺害はなるべく避けたい。





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最終更新:2014年10月25日 22:04