最近では深海生物の捕獲が前例がないほど、報道されています。これはただ事ではありません。かつて深海鮫のメガマウスが捕獲されたことが過去にもあり、その時にはM6.0以上の地震が2ヶ月以内に日本列島に起こっている事実もあるのです。見つかったのは静岡市清水区の由比漁港の定置網にかかって、水揚げされたもので全長4.4mもある大きさで、ふだんは深海200m~600mくらいの太平洋やインド洋などの熱帯から温帯の水域で生息をしている「メガマウス」と呼ばれている深海鮫で、口が大きいことから英名ではメガマウスと名付けられていますが、日本では古くから口が大きい鮫ということで「大口鮫」と呼ばれていたという伝説も残されています。

 1976年に発見をされた鮫で、これまでに世界では50数頭ほどしか目撃例がなく、しかもそのうちの10数頭は日本近海で見つかっているのです。私たちが日ごろ目にしている鮫とは形が異なり、まるで古代魚のシーラカンスを彷彿とさせるような原始的な姿を留めているのは実に驚きとしか言い様がありません。

 その日にたまたまNHKの番組「キッチンが走る!」のロケで由比漁港に来ていた俳優のウルトラマンコスモスの主演で知られている杉浦太陽さんが、この巨大なメガマウスと遭遇をしたとのことで、何とそこには4.4mもの巨大なメガマウスが横たわっていてさすがのウルトラマンコスモスもさぞかし驚かれたことでしょう。

 メガマウスはふだんはプランクトンを主食としていまして、専門家筋の説によるとたまたま潮の流れに乗ってプランクトンを追いかけいるうちに、定置網の水深70mくらいのところへ引っかかってしまったのではないかという説やふだんは熱帯や温帯の水域で生息をしていることで、生息している水域の海水温が冷たくなっていることで、暖かい水域をもとめて浅瀬にあがってきたところを定置網に引っかかってしまったという二つの説があるようですが、最近では色々な深海生物が次々と定置網にかかっていることから推察をしますと、これらの深海生物までも生息域の海水温が低くなってきていることに敏感に反応するようになって暖かい浅瀬に移動を始めていることも決して否定はできません。

 しかしながら、私どもでは、深海に何らかの異変が起こり始めていて、深海生物たちが居場所をもとめて脱出をしてきているのだと考えています。まだ推測の域をでてはいませんが、当たらずとも遠からずと思っています。まず脳裏に浮かぶのが日本の小笠原諸島にある西ノ島の新島では噴火活動が活発化をしてきていることも、皆さんはテレビ等の報道でも周知のとおりですが、西ノ島の大きさも既に東京ドームの4.5倍というデカさにまで成長を遂げており、今後ももっと大きさを増して、西ノ島全体が大きくなっていくことは間違いないと思われます。これは明らかに太平洋の地下にマグマが噴出をしていることは誰が考えても明らかなことですが、自民党の菅官房長官は「日本の領海が広がることはいいことだ!」などと両手離しの称賛ぶりで、私どもからすれば正に呆れ返るばかりです。全く危機管理体制ということが頭にはいっていない厚顔無恥なボンクラとしか言いようがない。


これが古代鮫のメガマウスだ。人をも飲み込んでしまえるような巨大な口元に注目をしてください。



 深海生物たちは海水温が冷たいから浅瀬の暖かい水域へ移動をし始めたのではなく、その真逆もありえるのではないだろうかと推理をしているところです。仮にもしそうだとするならば、日本海側と今回のメガマウスが見つかった太平洋側の領域に海底にマグマの熱が噴出をしていて、深海生物が生息をしているか海域の水温が高温になっているという仮説が成り立つと考えています。

■魚類や深海生物の地震予知機能
 魚類や深海生物にはロレンチーニ器官という特殊な身体部位が備わっていることが、最近の研究で分かってきており、地震発生前に地中で岩石破壊により生じるとされる電磁波パルスを熱帯魚や金魚等や深海魚が何らかの形で感知することができる。

 このロレンチーニ器官によって微弱な電流を感知することで、自分たちの餌となる食物を見つけ出しているのです。特に鮫は100万分の1ボルトまでの微弱な電位差まで感知できることも分かっており、人間から見ると正に超能力のようなものです。メガマウスもこのロレンチーニ器官をもっていて、地震発生の前には岩石破壊により地中でパルス電磁波が発生したのをキャッチして敏感な反応をすることも分かっています。

 また地上の動物たちが地震発生前に異常な行動を起こすのも、地震発生の前の岩石破壊により地中でパルス電磁波が発生し、それが地上に届いて、動物の異常行動を引き起こすのではないかという説もあるのです。このような電磁波は、水中では電流となって流れるので、たとえば熱帯魚や金魚などは、この水中に流れる電流に過敏に反応して、高く飛び跳ねたり、体内に流れる電流による痛みを回避するために、電流が流れにくい方向を向いて整列するという性質をもっています。メガマウスといった深海生物の場合は、電流が流れにくい方向の震源から遠く、または水面近くへと逃げるのではないかと考えられています。


 ではここでメガマウスと地震との関連について紐解いていきたいと思います。先ずは下記のデータをご覧になっていただきたいと思います。

  • 1994/11/29:福岡市東区の砂浜→1995/01/17:兵庫県南部地震(阪神淡路大震災、M7.3)
  • 2003/08/07:静岡県沼津市御前崎沖の駿河湾→2003/09/26:十勝沖地震(M8.0)
  • 2005/01/23:三重県度会郡紀勢町沖→2005/03/20:福岡県西方沖地震(M7.0)
  • 2007/06/07:神奈川県湯河原町沖の相模湾→2007/08/01:沖縄県北西沖(M6.1)
  • 2011/01/14:三重県尾鷲市沖→2011/03/11:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、M9.0)
  • 2011/07/04:神奈川県小田原市→2011/07/10:三陸沖(M7.3)、2011/08/02:駿河湾(M6.2)
  • 2013/09/03:神奈川県真鶴町→2013/10/26:福島県沖(M7.1)
  • 2014/04/14:静岡市清水区・由比漁港(M ?)

 この過去の7例のデータを基にすると、メガマウスが見つかってから2ヵ月後には必ずと言っていいほど、M6.0以上の強い地震が起こっているのです。今回もメガマウスが捕獲されたことによって、M6.0を超える巨大地震が起こる可能性を決して否定はできないことになります。4月14日に定置網に引っかかったということで、そこから2ヵ月後となれば6月14日までにはM6.0以上の巨大地震が起こるということになりますが、そのことを信じるか否かは皆さん次第です。

 災いは忘れたころにやってくるとも言われていますので、いつ起こってもいいような心構えと非常食やミネラルウォーターの備蓄は日頃からしておいた方が賢明でしょう。ちなみにスーパ-等で売られているペットボトルのミネラルウォーターであれば賞味期限が長くなっていますので、それも確認をして賞味期限切れのものは捨てて、買い換えておくことも必要です。

 こういった準備さえしておけば、突然の災害時でも非常食とミネラルウォーターでしばらくは凌ぐことができます。つまり備えあれば憂いなしということです。非常食と言ってもどんなものを準備しておけばいいのかですが、先ず長期で常温で保存ができるサンマの蒲焼の缶詰やイワシの缶詰など、さまざまなものがありますので、一度お近くのスーパー等でお確かめになっていただいて、1ヶ月分くらい購入をしておくことをおすすめします。

 なぜ1ヶ月くらいかと疑問をもたれる方々のために、参考としてお伝えをさせていただこうと思います。万が一、災害が起こった際には、ほとんどのライフラインが寸断されてしまいますので、復旧するまでにには最低でも1ヶ月という時間を要します。その間に、1ヶ月分の非常食やミネラルウォーターさえ備蓄しておけば、何とか命をつなぐことができます。

 今や日本列島はいつどこで巨大地震が起こっても不思議ではないのです。関東大震災の時には駿河湾沿いを震源とする地震でした。そして、今また駿河湾沿いを震源域とする東京直下型地震(M7.0)の地震が起こる確率が30年以内に70%と政府は予想をしていますが、30年以内ということは、今もその範囲に入っているということになりますから、この30という数字のトリックには決して騙されないようにしなければなりません。

 30年以内だからといって油断をしていると、突然に予期していない時に起こった場合に対応ができず、パニック状態となってしまいます。それを避けるためにも30という数字のトリックにだけは引っかからないようにしてください。今日か明日にでも起こる可能性もあるのだということを常に頭の中にいれて行動することが大事です。

 私は個人的に、2ヶ月以内に南海トラフ地震が起こって富士山も大噴火をして、日本列島は壊滅状態に陥ると予想しています。記憶として新しいのが2月14日深夜2時4分に起こった伊予灘沖を震源域としたM6.2(最大震度5強)の揺れを観測したことです。この地震の前にも日本海側で深海生物のダイオウイカやリュウグウノツカイなどが多く定置網に引っかかるといったことが起こっていたのです。まして、今度は太平洋側でも深海鮫のメガマウスが見つかったということは、今後の2ヶ月間は日本海側と太平洋側の両方での巨大地震への警戒が必要です。

■4月22日 深海魚「ホテイエソ」が105匹が高知県室戸岬沖の定置網にかかり水揚げされた


 真っ黒でブヨブヨとしてヌルヌルの感触のホテイエソという深海魚が22日に高知県の室戸岬沖で定置網にかかって水揚げをされました。この深海魚が見つかったのは前例がなく、それも105匹という数で、これも何かの前兆現象ではと騒ぎとなっています。体長は10cm~25cmくらいで、105匹のうち一匹は生きた状態で捕獲され、海洋生物の生態を調べている協議会が水槽で保管していますが、深海との水圧の違いで、だいぶ弱っているということですが、生きている標本として生き永らえてくれることを願いたいところです。ホテイエソが棲息しているのは水深120m~800mくらいの範囲で、黒い体に鋭い歯を見せてニヤ~と笑ったような顔が特徴的で下顎のひげの先には提灯アンコウのような発光器が付いており、それを使って餌をおびき寄せて捕食しているは提灯アンコウとほとんど同じです。

下記の画像が1匹だけ生存しているホテイエソです。



 深海魚は赤い波長の光を認識できませんが、ホテイエソは赤い光も認識できる目を持ち、自ら赤い光を出すことができ、自分だけが餌や敵の位置を把握することができるというのです。それだけではなく、鋭い歯で自分と同じくらいの大きさの魚でも捕食して、丸のみにすることもでき、餌の少ない深海にうまく適応しているのです。

 ある地元の飲食店でこのホテイエソを料理したいただいたところ、なんと驚くことに刺身にしたときは白身でトロを少し脂っこくしたような舌触りで美味しかったそうです。味噌汁や天ぷらの具材として料理したときには、「お客さんにだせるような味ではありませんね」ということで、その後には生きているホテイエソ1匹以外は全て廃棄処分されたようです。刺身以外では食用としては適していませんでしたが、もし刺身用として食用にできれば珍味として人気がでるかもしれません。しかし、何しろ相手は深海魚ですので、また大量に定置網で捕獲できるかどうかは難しいかもしれない。

 今回の予想がはずれて、2ヶ月以内に何も起こらなかったとしましても、私どもでは引き続き警鐘を鳴らし続けていきたいと思っています。



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最終更新:2015年01月01日 21:36