最近のマスメディアの報道に拠って、河口湖の水位が下がって湖底が陸続きになったということで、だいぶ以前にネット上やマスコミの報道等でちょっとした騒ぎとなったことがありましたが、富士五湖でいったい何が起ころうとしているのだろうか?この事態に気象庁では、例年と比べると降水量が少なかったことが原因というコメントをしているが、それにしてもこのように湖全体が干上がってしまうようなことは考えられない。先ずは、下記の転載からご覧になってください。


(引用:転載開始)

 山梨県の河口湖の水位が低下して湖底の一部が露出する事態になり、インターネット上で「何かの前兆か」と騒がれている。
県治水課によると2013年3月21日現在、確かに量水標は-3.3mという数値を示していて、例年(約-2.2m)よりも1mほど低くなっている。ただ、「異常事態」と言い切れるほどのものではなく専門家も大地震や噴火につながるものではないとの見方を示している。


  • 1997年には「今より1m以上下がっていた」
 21日、「モーニングバード!」(TBS系)で流された映像では、通常は河口湖の水面に島のようにある六角堂が、湖畔から陸続きの状態になっていることが見て取れた。露出した湖底には漁の網が見えるなど、通常よりかなり水位が低下しているように見える。治水課の担当者もJ-CASTニュースに対して、「例年に比べれば(水位は)確かに低い」と話す。原因は「12年夏場以降、雨が少なかったことくらいしか考えられないですね」。気象庁のデータによると河口湖の降水量は平年値1568.1mmに対して、12年の降水量は1473.5mmと少なくなっている。

 ただ、水位は、数字上はそこまで珍しいことでもないようだ。2007年には-3m、2008年には-3mで、2009年には3.2mという数値が記録されている。また、全国的に深刻な水不足に襲われた1997年には「今より1m以上下がっていた」という。news every.(日テレ)では「(ここまで干上がっているのは)はじめてですね」とする地元住民のコメントを紹介していたが、当時の報道を見るとこの時にも六角堂まで歩いていけるようになっていたらしい。

 今回の陸続きの映像について、担当者は「浅いところと深いところがありますのでね、普段見えてないものが見えるとインパクトは大きいんだとは思いますけれど」と話した。とくに「異常事態」ととらえている様子はうかがえない。「本当に問題になるとすれば、このまま水位が下がり続けて(農業用水など)他に支障が出てきたときでしょうけれど、今はそういう(農業の)時期でもないですし、これから下がり続けるかも分からない。なんともコメントできないですね…」


  • 今回だけが特別ではない?
 他方、こうした水位の低下を受けて、ネットの一部では「関東大震災の前兆か?富士山噴火の前兆の可能性も」などと騒がれている。その根拠は「3月1日から4日にかけて水位が6m急激に下がった」とする画像が出回っていること。そして「富士五湖のうち、河口湖だけが水位が低下しているらしい」ということだ。これらについて県担当者に話をきくと、「急激な水位の低下」については、「そういったことはないですね。ネットで数値を公開しているのですが、河口湖の計測器に不具合が出ていて、現在は公開をやめています。3月頭に機器を補修した時に、変な数字が一瞬表示されていたんです。それをご覧になったのでは」。

 また、「河口湖だけが水位低下している」のは、「冬場なので(水位は)全体的に下がり気味ではあります。河口湖ほどではないですが」と話し、以前に水位が低下したときにも、「似たような下がり方だったと思う」という。つまり、今回だけが特別と言うことはないようだ。気象庁や専門家も、水位の低下が直接地震や噴火につながることはないという見方を示している。FNN(フジテレビ)の取材に対して、東京大学の笠原順三名誉教授は「富士山直下の地震が急に増えているという現象もないので、直接すぐに噴火というのは、心配しなくてよいのでは」「現在、富士山の北北西の方で、微動や傾斜変動があるんですが。例えば、河口湖の湖底に割れ目が 入り、水が(地下に)流れることがあるかもしれないが、傾斜変動や微動が直接、河口湖の湖面の低下に関係があるともないともはっきり言えない」と話していた。


(引用終了)


(引用:転載開始)

  • 富士河口湖の水位が大幅低下!六角堂も陸続きに!過去には関東大震災前や中越沖地震前にも観測された!

 前に当ブログで「河口湖が干上がる!」とお伝えしましたが、河口湖の水位減少についてマスコミもやっと報道してくれたのでご紹介します。ヘリから映像を見ると分かりますが、やはり、河口湖は完全に干上がってしまっています。

 富士五湖の1つ山梨県の河口湖の水位が今、大幅に低下している。河口湖の水面に浮かんでいる はずの六角堂。しかし今は、湖畔から六角堂まで陸続きになってしまっている。地元の人は「普通とは違う。全然減水しています」、「今、1メートルくらい、(水位が)減っていますね」などと語った。普段に比べて、1メートルも水位が下がっていると話す住民。さらに、山梨県が設置している水位計は、現在土台までむき出しになってしまっている。この水位計からは、2メートル以上水位が下がっていると推測できる。











 専門家によると「現在、富士山の北北西の方で、微動や傾斜変動があるんですが。例えば、河口湖の湖底に割れ目が入り、水が(地下に)流れることがあるかもしれないが、傾斜変動や微動が直接河口湖の湖面の低下に関係があるともないともはっきり言えない」とのことで、原因についてはちょっと断言できない状況という感じですね。

 私なりにこの河口湖水位低下について調べてみたところ、過去に2007年や1923年にも今回と同じような水位の急低下が発生していたことが判明しました。2007年に発生した時は6月中旬で、新潟中越沖地震の1ヶ月前。1923年に発生したのは5月から6月の間で、関東大震災の3ヶ月前でした。いずれも大地震が発生する前に観測されており、何らかの繋がりがあると考えられます。


  • 5~6月ごろ
 5月下旬から6月初旬の間、水戸・銚子で有感地震急激に増加、いったん収まり、9月1日相模湾で大地震発生。 山中湖の湖水が全面的に濁った。精進湖は6m位減水した。翌年1月15日の地震にも東側3分の2が濁った。 南葛飾でネズミの集団移動があった。

  • 8月
 大根、ナシが大豊作。地熱の影響か?地震被災後、ナシを食べながら親戚の家まで歩いた。 イネがいつもの年より草丈が伸びず、10日も早く黄金色に実っていた。以後、こんな異変はただの一度もない。 伊東市で漁具がまったく売れなくなった。相模湾でまるっきり魚が取れなくなったので漁具も不要になった。海の中が濁ってあぶくが吹いているようだった。 川崎市北端の耕地付近の水田や小川で非常に多数の小ナマズが繁殖した。この様なことはこれ以前、以後一切ない。

 一方で、東日本大震災前には水位低下が観測されていませんでした。この違いに関しては震源の位置とプレートの状況で説明できると私は思います。以下に水位低下が観測された河口湖の地図と日本全体のプレート地図を並べてみました。

 これを見比べてみると分かると思いますが、東日本大震災の震源位置は河口湖から非常に離れているのです。しかも、河口湖は東日本大震災を引き起こした太平洋プレートとは面していません。




☆日本列島付近の4つのプレート



下記の画像は太平洋プレートが日本列島の下にもぐりこんでいる様子を表したものです。


 逆に関東大震災の震源や新潟中越沖地震の震源は河口湖から300キロ以内の距離にある上に同じプレート上に位置しています。つまり、関東大震災と新潟中越沖地震は東日本大震災の震源域よりも距離が近い上に、プレートも同じ場所にあったので、プレートの軋みから河口湖の水位低下に繋がったということです。

 以上のことから今回の河口湖水位低下は、河口湖から300キロ圏内に位置しているフィリピン海プレートか北米プレートで大きな地殻変動が発生することを示していると推測することができます。もちろん、噴火の前兆である可能性もゼロではありませんが、富士山噴火時の記録は何百年も昔ので、不明確な部分が非常に多く、現時点では噴火と繋がりがあるのかは何とも言えません。

 このブログでは関東東部沖から伊豆諸島、小笠原諸島のラインで巨大地震が近々発生する可能性が高いと予測していますが、この場所は見事に河口湖から300キロ圏内に位置している上にフィリピン海プレートに接しています。






 今回の河口湖の件は関東東部沖の巨大地震がかなり近づいている証と言えます。ただ、震源の場所は関東東部沖というよりも関東南東部沖という感じなりそうですが・・・。

 いずれにせよ、次の大地震が迫りつつあるのは間違いないでしょう。今のうちに何処に住んでいようが関係なく、しっかりと防災対策をしてください。政府の調査によると、日本で防災対策をしている方は5割程度しかいないようなのです。防災対策をしていない方は大至急、数日分の食料や防災用品を準備しておくべきです。地震を甘く見てはいけません。備えをしっかりとしておけば、非常時に心のゆとりもできるので是非とも今のうちに備えをしておきましょう。

※巨大地震の前兆は数ヶ月や数年単位で続きますので、今直ぐに大地震が来ることはないでしょう。








(引用:転載終了)

 上記の内容では、すぐに富士山の噴火につながることは無いと言われていますが、過去の関東大震災や中越地震では、富士五湖の水位低下の同じ現象が起こっていたことは事実で、前兆現象の疑いは拭いきれない。専門家もこのことを認めてしまうと、国民がパニックになることを怖れて、本当のことは語らない。したがって、いつ起こっても大丈夫なような非常食や身の回り品の準備だけは怠らずにして置きたいものです。


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最終更新:2015年01月01日 21:49