元CIAの職員で、海外亡命で話題となっているエドワード・スノーデン氏がアメリカのCIAをしのぐ最大の情報機関であるNSAのデータを暴露したことで、日本の青森県にある在日米軍三沢機地にもNSAが存在していることが、私どもの調査で明らかとなった。NSAという情報機関はエシュロンと呼ばれているドーム型の盗聴装置を駆使して世界中の情報を極秘に入手していることは、以前にも私どものサイトでも公開をさせていただいたことがありますが、その際にも青森県の三沢基地内にこれと同じドーム状の施設があることもお伝えをしましたが、やはりこれが事実であることが、あらためて明らかとなりました。

 アメリカが同盟国をも盗聴やサイバー侵入の対象にしていたとの報道は事実です。米通信情報機関のNSAとは、一体どんな組織なのかをご紹介しておきたいと思います。NSAとはアメリカの通信情報機関、ナショナル・セキュリティー・エージェンシーの略で、外務省は国家安全保障局と訳していますが、これは誤訳で、この場合セキュリティーは機密保全の意味ですから国家保全庁が適訳になります。


 米軍は第2次世界大戦前から日本の外交暗号を解読し、大戦中に日本の陸海軍の暗号解読に成功して、解読部隊は暗号作成も行い、保全部隊と称されていました。1952年に各軍の保全部隊を全国的に統括するNSAが大統領令で作られましたが、当初は存在自体が極秘で、いまも設置法に当たる政令や人員、予算まで秘密となっています。

 本部はワシントンの北東約30キロのメリーランド州フォート・ミードにあり、推定人員は約3万人。最高水準の数学者、電子技術者、語学者の集団です。組織上は国防総省の外局で、長官はキース・アレクサンダー陸軍大将。4軍などの保全(傍受)部隊約10万人を傘下に置き、全世界の在外公館、米軍施設などに約3千の受信所があるとされています。米中央情報局(CIA)の人員は約2万人と推定されますから、世界最大の情報機関で海外の主要拠点は日本の三沢、英国のメンウィズヒル、豪州のパイン・ギャップなどとなっています。

 1995年6月、ジュネーブでの日米自動車交渉では、当時の橋本龍太郎通産相と東京の電話をNSAが盗聴し、CIAが要約してカンター米通商代表に毎朝、届けたことが米国で報じられ、日本政府は米国に真偽を問い合わせましたが、回答を拒否されました。米空軍三沢基地の一角セキュリティー・ヒルには通信情報部隊約1600人が勤務するとみられ、冷戦終了後にアンテナが増設され、行動の活発化を示唆。標的の日本政府が思いやり予算で青森県三沢基地の維持費を負担する珍事態となったのです。

日本中の通信はすべてNSAに傍受されている?

 アメリカ政府が個人情報や他国の通信情報を収集していたと元CIA局員が告発し、世界を騒がせている。この元CIA局員、エドワード・スノーデン氏は、CIAに勤務後、民間企業契約社員として国家安全保障局(NSA)のシステム管理に携わっていた技術者で、日本を含むアジアの諜報活動にもかかわっていました。彼が持ち出したデータには、対日本の傍受記録が含まれている可能性が高いのです。 


(スノーデン氏:私は中国やロシアに固有の情報を提供していない!)

 スノーデン氏は一時的にロシアへの亡命申請をだしており、ロシア政府やプーチン大統領もこれを認めているが、とうのアメリカはロシアに対して、彼の身柄引渡しの要求を変えておらず、今後もロシアとアメリカの間における火種がくすぶっている状況が続いていくことが懸念される。スノーデン氏はロシアへの亡命が決まれば、いまモスクワ空港のトランジットで拘束をされていることから開放をされて、今後はロシアから亡命希望先の第三国へのあらたな亡命も可能となる。

 下記の画像は、彼が働いていたと言われていた米軍三沢基地には象の檻「おり」(手前)やゴルフボール(奥)と呼ばれる通信傍受施設があります。 NSAは日本のほぼあらゆる通信を傍受できるシステムを既に構築しています。たとえば、在日米軍の青森県三沢基地には、NSAが統括する非常に大規模な電波傍受施設があるのです。ここはロシアや北朝鮮などの軍事通信の傍受が主任務ですが、それだけでなく、民間の衛星通信も傍受できる、NSAは日本からの衛星通信を容易に捕捉する力があります。 



 現在の国際通信とインターネットは海底光ファイバー・ケーブルを経由して、その主要幹線はほとんどアメリカを経由しており、NSAはそれらに直接アクセスできます。さらに、海底のケーブルに傍受機材を取り付ける専用の米海軍攻撃型原子力潜水艦もあり、こうしてNSAは、日本からの国際通信をほとんど傍受できるようになっているのです。

 また、インターネットはアメリカを経由するのが草創期からの基本構造なので、日本からネット上を往来するトラフィックも、ほぼ監視できます。

 さらに、日本国内の携帯電話も、ある程度はキャッチでき、米軍は宇宙空間の静止軌道上に、巨大なアンテナを広げて地上から漏れてくる電波を傍受する監視衛星を運用していますが、その中には微弱な携帯電話通信の電波を傍受できるものまであるのです。東京、赤坂の在日アメリカ大使館にも、NSAの通信傍受施設があり、元々は東京に集中する長距離通信のマイクロ波をキャッチしていたようで、現在ではおそらく首都を飛び交う携帯電話の電波を傍受していると考えられます。

 このように、NSAは日本国内の各種通信をほぼ根こそぎ傍受し、そのデータをファイルできるハードウエアを保有しているのです。あとはどこまで実行するかというだけの問題ですが、1995年の日米自動車交渉に際して、CIAの依頼によって通産省官僚と自動車メーカー幹部の通話を傍受していたことが米紙で報じられたことがあり、この前歴から考えれば、今後のTPP交渉に関しても盗聴行為を行う可能性も決して否定はできないのです。

 そこで注目されるのは、やはり今回スノーデン氏がNSAから持ち出した機密情報の中身であることは間違いありません。彼は少なくとも今年の2月~5月にかけて、ハワイのNSAクニア地域シギント作戦センターで、システム管理者として勤務しており、この施設には、NSAが世界中で行っている通信傍受工作を地域別に指揮する主要拠点3カ所のひとつで、アジア全体での活動を統括しています。つまりスノーデン氏は、NSAのアジア全域での活動に関する資料を持ち出している可能性が高いことになります。彼は既にNSAによる対中国ハッキング工作を暴露して、おそらく対日活動に関する情報も持っているものと思われます。

 また、彼は在日米軍のNSA施設で勤務したこともあると語っており、三沢基地のことと考えられますが、もしそうであれば、そこでの衛星通信傍受の実態も熟知しているはずです。彼が機密資料の大量公開に踏み切ったとき、アメリカ諜報機関による日本監視の全貌が暴かれることになるでしょう。スノーデン氏がNSAが傍受したデータを書き換えて犯罪者に仕立て上げることもできると暴露していて、NSAという情報機関が如何におそろしい組織であるかが分かります。

  交通事故にみせかけて、暗殺をされた防衛省幹部の黒沢晃氏もNSAから情報を傍受されていたことは明らかで、その遺志を受け継いだ私共もNSAから、このサイトの情報も傍受されていることは間違いないと思われます。しかし、我々はそう簡単にNSAの手口に屈服することはありません。NSAが闇の結社イルミナティと結託をしている情報もすでに掴んでいます。次は我々がNSAの陰謀を暴くことが亡き黒沢晃氏へはなむけであると同時に使命であると自負しております。


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最終更新:2015年01月01日 21:47