むしタイプの歴史

歴史を見てきてなんだこれはと思えてくる虫の歴史です。
冗談無しでお願いしますね。



虫タイプの性能

攻撃面 防御面
弱点 くさ・エスパー・あく 弱点 ほのお・ひこう・いわ
半減 ほのお・かくとう・どく・ひこう・ゴースト・はがね・フェアリー 半減 くさ・かくとう・じめん
無効 なし 無効 なし

攻撃面

有効なのは悪・草・エスパーという少なくも無い3タイプ。
悪・エスパーは等倍で押し切れる打たれ弱いポケモンが多く、草は他にも弱点が多いが、
いずれもダブルバトルでは幅を利かせているタイプであり、シングルでも痒い所に手が届く範囲をしていたりと、一定の需要はある。
しかし半減される属性は草と並ぶ最多タイの7つ(第6世代で追加のフェアリー含む)であり、
複合先のせいで等倍に相殺されてしまったり、1/4まで押さえ込まれてしまったりすることも多い。
半減のメジャーさは草を超え、一貫性だけで見れば全タイプ中最低クラスと言われることもある。

虫技のサブウエポンとしての需要は少なく、基本的には一致で使われることが大多数。
エスパーの相性補完としては超・悪に弱点が付けるためそこそこ優秀であり、メガホーンも威力の高さから一部のポケモンが採用する事がある。
また、優秀な効果を持つとんぼがえりは例外。

虫タイプのまともな攻撃技の充実は全タイプ中最も遅いと言ってもよいレベルであり、
同じく攻撃技の性能が不遇であった飛行やドラゴン等も第3世代までには威力60以上の攻撃技の技マシンが追加されていたなか、
虫ポケモンは専用技を使えるヘラクロス・バルビード以外の多くはめざめるパワー虫や他のタイプの攻撃技に頼らざるを得なかった。
4世代で突如物理技にシザークロスやとんぼがえり、特殊技にむしのさざめきが追加され、シグナルビームも専用技でなくなり、
こういった技の充実が始まった辺りから虫タイプのポケモンも隆盛し始めることになった。
メガホーンも習得者は依然として少なめ。それでも第6世代までに習得ポケモンがかなり増えたが、虫タイプ以外の習得者が多かったりする。

防御面

半減・弱点ともに3つずつで、可も不可もなくといった相性。
耐性・弱点ともに飛行とかぶり気味。しかも飛行との複合が最も数が多く、相性はあまりよくない。
メジャーな炎・岩が弱点のかわりに地面・格闘に耐性があるが、耐久が高いポケモンは少ないので耐久型ができる虫は僅か。
格闘・地面半減を活かそうにもそれらのポケモンは岩技がサブウェポンとして定番なのがネックであり、
飛行と同様、受けるどころかストーンエッジ等に怯える羽目になりがち。
このように岩弱点が足を引っ張ることが多く、耐性面ではあまり恵まれているとは言い難い。
ただし岩を等倍に抑えこめる複合の+鋼、+格闘、+地面はなかなか優秀なタイプという認識があり、
この辺りは氷等倍の複合草が強いと言われるのと若干似ている。

初代から第4世代までは低種族値のポケモンが非常に多く、虫タイプの平均種族値はかなり低い。
虫タイプ自体は第4世代の技インフレ以降メジャーになっていったが、種族値の高い虫ポケは少なめであり、使用率の高い虫ポケの幅は狭い。

ダブルではねっぷう、いわなだれとメジャーな全体技の2つを弱点としており、
トリプルでは飛行技が対面攻撃可能なのでシングル以上に脆い。

世代毎の変遷(簡易版)

第1世代
  • 虫タイプの技は「きゅうけつ」「ダブルニードル」「ミサイルばり」のみと、威力が終わっている。
    しかも、後者2つの技を一致で使えるのは低耐久のスピアーしかおらず、一致技が皆無な虫ポケモンも多く存在した。
  • ゴースト技の設定ミスにより、当時最強を誇ったエスパータイプに唯一弱点を突けるタイプであったが、威力が低すぎて他の等倍技で殴った方がマシだった。
  • 耐性は別に悪くはないが特に光るものもなく、攻撃面の存在意義のなさを覆すほどにはならなかった。
    このような不遇っぷりのため、冗談抜きで対戦では使われなかった。
  • 唯一、サンダースが余った技スぺにナッシー対策のミサイルばりを採用する事があった。
  • 毒と虫がお互いに弱点を突き合うタイプ相性となっていた。初代パラセクトは4倍弱点が3つあったという話は有名。
第2世代
  • 高威力技「メガホーン」が追加されたが、当時はヘラクロス専用技。
  • メガホーン以外の虫技は相変わらず無いに等しかったが、ハッサム、フォレトス、ツボツボは虫技がなくとも対戦で活躍していた。
  • 一応攻撃技に「めざめるパワー」も登場するが、当時の仕様上個体値の制限が重く、めざパ虫を使っていたのはハッサム(とガラガラ)程度。
  • 毒タイプに半減され、毒技を等倍で受けるように変更された。
第3世代
  • 攻撃技に「シグナルビーム」「ぎんいろのかぜ」が登場したが、前者はRSではバルビード専用技(FRLGからはなぜかジュゴンも習得可能に)。後者も習得ポケモンが少なく、威力も控えめ。
  • 対戦面ではヘラクロス、ハッサム等は一定数使われていたが、全体的に見るとまだまだマイナーなタイプであった。
  • 専用技であったメガホーンが徐々に配られ始める。この世代ではサイドン、アズマオウ、ニドキングが習得できるようになったが、相変わらず一致で使えるのはヘラクロスのみ。
第4世代
  • 攻撃技が一気に充実する。物理技に「シザークロス」「とんぼがえり」(ともに技マシン追加)「むしくい」、
    特殊技に「むしのさざめき」、既存技の特殊化に「シグナルビーム」(HGSS教え技追加)、「ぎんいろのかぜ」(技マシン追加)。
    むしくいやぎんいろのかぜは威力に難があるものの、ようやくほぼ全ての虫ポケモンが一致虫技を使えるようになった。
  • その他の面でも強化されたヘラクロスやハッサム(バレパンはPtから)は対策必須のメジャーポケとして台頭し、他にストライク、ツボツボ、メガヤンマ等などもそれなりに使用され、
    前世代までと打って変わって虫タイプを対戦でよく見かけるようになった。
第5世代
  • メガホーンを一致で使えるポケモンがようやくヘラクロス以外で登場(ペンドラー、シュバルゴ)。
  • 補助技「ちょうのまい」が登場。バタフリー、アゲハント等の序盤虫組にも活躍の機会が増えたが、強力な種族値と炎複合を持つウルガモスが特殊虫最強の座をほしいままにしていた。
  • 初となる虫タイプの禁止級伝説(幻)ゲノセクトが登場。
第6世代
  • 追加ポケモンはビビヨン系統のみ。バタフリーやアゲハントがほとんど完全劣化に転落した。
  • 特性はやてのつばさを持つファイアローの流行により、低耐久の虫は環境から消滅。
第7世代
  • 「きゅうけつ」の威力が突如80に急上昇し、技マシンにも追加された。
  • 物理技「とびかかる」登場。シザークロスと同威力かつ相手の攻撃力を下げる効果も持つが、習得ポケモンは少なめ。
  • ファイアローが環境から消滅し、低物理耐久の虫も前世代より動きやすくなった。
  • 初となる虫タイプの準伝説(マッシブーン、フェローチェ)が登場。
  • 最終進化系では初となる水複合(オニシズクモ、グソクムシャ)が登場。
  • ドラゴンタイプ以外では虫タイプで初となる「羽を持つふゆう特性」のポケモン(クワガノン)が登場。それまで飛行複合以外の羽を持つポケモンは他タイプの複合でのふゆう持ちはドラゴンタイプにしか該当しなかった(モルフォン、スピアーなどの毒複合に見られる)。

虫タイプの平均種族値

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計
平均 68((67)) 89(94) 83(89) 68(69)((66)) 80(82) 73(75) 460(475)((456))
最大 86 185 230 135 230 160 600
最小 20 10 40 10 30 5 385(400)
(最終進化系36種+3+ストライク。ミノマダムは3種それぞれ別ポケモンとして計算。HPはヌケニンを除外して計算。()内は種族値合計400未満である第1~第4世代の序盤虫除外時、パラメーターを正しく指定してください。内はゲノセクト除外時)

第5世代以外は序盤に捕まえられる虫ポケが軒並み弱めの種族値なので、はっきり言って合計平均値は低い。
しかし、世代が新しくなるにつれて種族値の高いポケモンが増えており、第1世代の平均と第5世代の平均(ゲノセクト除く)では、
第2世代に調整が入った特防以外は全て種族値が5以上高く、防御特攻素早さに至っては15以上高い。
また、攻撃又は特攻のどちらかが極端に低いポケモンが多いため、無駄は少なく、強豪は合計種族値以上の力をもっている。
よって、こうげき、ぼうぎょ、とくぼうは普通で、とくこうは例外を除いてほとんどの虫ポケが低め。
両刀系のポケモンやHPが特段高いポケモンがほとんどいないことも特徴。


虫タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン 複合タイプ 主なポケモン
ノーマル (なし) 地面 ミノマダム砂(1)
ウルガモス(1) 飛行 ストライク・メガカイロス・メガヤンマ他(10+1)
オニシズクモ・グソクムシャ(2) エスパー (なし)
パラセクト・ミノマダム草・ハハコモリ(3) ツボツボ・アーマルド・イワパレス(3)
電気 デンチュラ・クワガノン(2) ゴースト ヌケニン(1)
(なし) ドラゴン (なし)
格闘 ヘラクロス・マッシブーン・フェローチェ(3+1) (なし)
スピアー・モルフォン・アリアドス他(5+1) ハッサム・アイアント・ゲノセクト他(6+1)
フェアリー アブリボン(1)

※()の中は各タイプの最終進化系の数。ミノマダムはタイプ別にカウント。

虫との複合タイプは12種。
最終進化系も43種中30種+αと多いが、虫毒・虫飛・虫鋼が極端に多い。
このうち虫毒と虫飛は初代から多く、虫鋼は第5世代で多数登場するまで希少種だった。
複合先が旧物理に偏っているのも特徴で、旧特殊との複合は第4世代までは+草のみという有様だった。

ちなみに虫のみの最終進化はカイロス・バルビート・イルミーゼ・コロトック・アギルダー。

種族値ランキング

合計値

順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ゲノセクト 600 13 アーマルド 495
メガハッサム 600 シュバルゴ
メガカイロス アギルダー 495
メガヘラクロス 16 ペンドラー 485
5 ウルガモス 550 17 アイアント 484
6 メガヤンマ 515 18 イワパレス 475
7 ツボツボ 505 19 ビークイン 474
8 ストライク 500 20 デンチュラ 472
カイロス
ハッサム
ヘラクロス
ハハコモリ

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガヤンマ 86 1 ウルガモス 135
2 ウルガモス 85 2 ゲノセクト 120
3 ヘラクロス 80 3 メガヤンマ 116
メガヘラクロス 4 アゲハント 100
アギルダー アギルダー
ビビヨン 6 デンチュラ 97
7 コロトック 77 7 ガーメイル 94
8 フォレトス 75 8 バタフリー 90
アーマルド モルフォン 90
ハハコモリ ビビヨン
イワパレス
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 メガヘラクロス 185 1 ツボツボ 230
2 メガカイロス 155 2 レディアン 110
3 メガハッサム 150 3 メガヘラクロス 105
4 シュバルゴ 135 ミノマダム草
5 ハッサム 130 シュバルゴ
6 カイロス 125 ウルガモス
ヘラクロス 7 ビークイン 102
アーマルド 8 メガハッサム 100
9 ゲノセクト 120 ドクケイル~ 100
10 ストライク 110 10 ヘラクロス 95
ミノマダム(ゴミ)
ゲノセクト
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ツボツボ 230 1 テッカニン 160
2 フォレトス 140 2 アギルダー 145
メガハッサム 3 ペンドラー 112
4 イワパレス 125 4 アイアント 109
5 メガカイロス 120 5 デンチュラ 108
6 メガヘラクロス 115 6 ストライク 105
7 アイアント 112 メガカイロス
8 ミノマダム(砂地) 105 8 ウルガモス 100
シュバルゴ 9 ヤンヤンマ 95
10 ビークイン 102 メガヤンマ

種族値ランキング(ワースト)

最終形態+ストライクが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 ヌケニン 236
2 コロトック 384
3 ドクケイル 385
4 レディアン 390
アリアドス
6 バタフリー 395
スピアー
アゲハント
9 バルビート 400
イルミーゼ

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ヌケニン 1 1 ツボツボ 10
2 ツボツボ 20 2 ヌケニン 30
3 レディアン 55 3 ヘラクロス 40
4 アイアント 58 メガヘラクロス
5 バタフリー 60 5 スピアー 45
パラセクト
アゲハント
ドクケイル
ミノマダム
ペンドラー
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ツボツボ 10 1 ヌケニン 30
2 レディアン 35 2 アイアント 48
3 バタフリー 45 3 アゲハント 50
4 イルミーゼ 47 テッカニン
5 ドクケイル 50 ガーメイル
ビビヨン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 スピアー 40 1 ツボツボ 5
アギルダー 2 シュバルゴ 20
3 テッカニン 45 3 パラセクト 30
ヌケニン 4 ミノマダム草 36
5 バタフリー 50 ミノマダム地
レディアン ミノマダム鋼
アゲハント
ガーメイル
ビビヨン

虫タイプのおもな技

攻撃技
技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
メガホーン 物理 120 85 10 単体 通常攻撃
こうげきしれい × 物理 90 100 15 単体 急所ランク+1・ビークイン専用技
シザークロス 物理 80 100 15 単体 通常攻撃
とんぼがえり 物理 70 100 20 単体 攻撃後、手持ちのポケモンと交代する
むしくい 物理 60 100 20 単体 相手の木の実を奪って食べる
むしのさざめき × 特殊 90 100 10 単体 10%で相手の特防↓
シグナルビーム × 特殊 75 100 15 単体 10%で混乱

攻撃技10種類(内専用技2種類)+変化技5種類(内専用技4種類)の全部で15種類。
虫タイプの有用な技が最も増えたのは第4世代。上の表でいえば「シグナルビーム」「メガホーン」以外が当てはまる。
特殊技の「むしのさざめき」は威力もそこそこあり、特攻の高い虫ポケモンの活躍の場を増やすこととなった。
「シグナルビーム」はプラチナでの教え技となり、虫ポケモン以外にも一部の水、電、超ポケモンが習得可能となり、苦手な草タイプや悪タイプへの牽制が可能となった。
一方物理技は、高威力の「メガホーン」を覚える虫ポケモンは僅か三体(第4世代まではヘラクロスのみ)、
「こうげきしれい」に至ってはビークイン専用技となっており、多少威力の劣る「シザークロス」に頼るしかない。
ただし不一致で(つまり虫ポケ以外で)メガホーンを習得可能な角を持つポケモンは結構多く、それらのサブウェポンとして用いられる場合もある。
「とんぼがえり」は攻撃技というよりサポート技に近く、戦術の幅が非常に広くて上級者向けの技である。

変化技
技名 直接攻撃 分類 威力 命中 PP 範囲 追加効果・備考
いとをはく × 変化 --- 95 40 相手複数 素早さ↓↓
かいふくしれい × 変化 --- --- 10 自分 最大HPの1/2を回復する
クモのす × 変化 --- 必中 10 単体 相手を逃げられないようにする
ちょうのまい × 変化 --- --- 20 自分 特攻↑特防↑素早↑
ぼうぎょしれい × 変化 --- --- 10 自分 防御↑特防↑
ほたるび × 変化 --- --- 20 自分 特攻↑↑↑
いかりのこな × 変化 --- --- 20 自分 相手の技の対象をこの技の使用者にする
ねばねばネット × 変化 --- --- 20 相手の場 交代で出てきた相手の素早さ↓、飛行・浮遊ポケモンには効果がない
ふんじん × 変化 --- 100 20 単体 使用したターンに相手が炎技を使うと自分にダメージ・優先度+1・ビビヨン専用技
変化技は5種類しかなく、専用技や準専用技も多い。
しかし、技自体はすべて優秀で、多くのものに異なるタイプの全く性能が同じ技が存在する。
中でも第5世代で登場した「ちょうのまい」は他と一線を画す非常に強力な積み技で、決定力と耐久を同時に大きく上昇させることが可能。
「いとをはく」は凍える風が使えず、相手の素早さを2体同時に下げたいとき、たまに使われる。
「クモのす」や「ほたるび」はバトンでつなぐときに使われることが多く、ドーブルが持っていることもある。
ちなみに「ほたるび」は現在と仕様の異なる初代の「どわすれ」を除けば第4世代で悪巧みが登場するまでは唯一自分の特攻を2段階上げる技であった。
(とはいえ「ほたるび」の登場も第3世代である)、
更に第5世代ではなんと3段階上昇へ強化された。

登場ポケモン早見表

太字はメガシンカ可能
  • 第1世代
バタフリー、スピアー、パラセクト、モルフォン、ストライク、カイロス
  • 第2世代
レディアン、アリアドス、フォレトス、ハッサム、ツボツボ、ヘラクロス(+ヤンヤンマ)
  • 第3世代
アゲハント、ドクケイル、アメモース、テッカニン、ヌケニン、バルビート、イルミーゼ、アーマルド
  • 第4世代
コロトック、ミノマダム、ガーメイル、ビークイン、メガヤンマ(+スコルピ)
  • 第5世代
ハハコモリ、ペンドラー、イワパレス、シュバルゴ、デンチュラ、アギルダー、アイアント、ウルガモス、ゲノセクト
  • 第6世代
ビビヨン
  • 第7世代
アブリボン、クワガノン、オニシズクモ、グソクムシャ、マッシブーン、フェローチェ

第1世代

この頃の虫ポケ最終系はバタフリー、スピアー、パラセクト、モルフォン、ストライク、カイロスの6匹。
虫タイプは当時猛威をふるっていたエスパー相手に唯一効果抜群だった(手違いによりゴーストがエスパーに対して無効だったため)。
しかしこの頃の虫タイプの攻撃技はなんと「きゅうけつ」、「ダブルニードル」、「ミサイルばり」の3種しかなく、
ダブルニードルの使い手はスピアーのみ、ミサイルばりもスピアーとサンダースしか使えなかった。
スピアーが最強の虫技を使えたためエスパーキラーと称されていた事もあるが、実際は低すぎる威力と攻撃種族値・そして当時の努力値システムからケーシィに当てて ようやく乱数1となる体たらく。
そもそもスピアーは毒複合だったため、サイコキネシスで返り討ちに合うのがオチだったのである。
(ただしミサイルばりに関してはサンダースが有効打を持てないナッシー対策として使うこともあった)
耐性はともかく攻撃技に恵まれず、役割以前に存在意義自体が疑われる等非常に不遇なタイプの一つだった。
また、ニンテンドウカップ97~99の決勝大会に一匹もエントリーされていなかった唯一のタイプであった。
このあまりの残念ぶりがエスパー無双と揶揄される初代の環境に拍車をかけてしまった事は言うまでもないだろう。

ちなみにこの頃の虫タイプには毒技が効果抜群であったと同時に、毒タイプに虫技を当てても効果抜群であった。
ただし、この相性は後に見直されることとなる。
また、どうでもいい話だが、当時の吸血はなぜかリザードンとファイヤーに無効化されていた。

第2世代

新しく追加されたポケモンはレディバ系統、イトマル系統、クヌギダマ系統、ハッサム、ヘラクロス、ヤンヤンマ、ツボツボ。
相変わらず攻撃技は冷遇気味で、毒タイプに対する相性も低下したためか、他タイプに頼らざるを得ない状況だった。
しかし全体的に攻撃力が強化されたり、フォレトスやハッサム、ツボツボ、ヘラクロスの追加で前作より改善された。

ハッサムは炎タイプを4倍弱点に持つが弱点はその炎だけで、剣舞バトンなどで活躍した。
ヘラクロスは虫タイプ最強技メガホーンが使え、さらにこらきしを併せ持ち、なかなかの強さを誇った。
2000年公式大会でヘラクロス(むし!)がこらきしで3タテしたのは有名な話。
フォレトスは撒きびし要員としてこの世代の後半から注目を集め始めた。
ツボツボはこの頃から大して技が変わっていないが、圧倒的な防御力がトレーナー達を驚かせた。

ストライクはハッサムに進化したためこの頃登場した大会ルール「リトルカップ」に出場できた最も合計種族値が高いポケモンとなった。

ちなみにめざパ虫は氷と同じくHPが下がらないという利点があるのだが、
攻撃技ひとつにでもしない限りおんがえし+その他の方が使いやすいため、草対策にガラガラ、バトンハッサムぐらいしか使われなかった。
この頃のハッサムとヘラクロスはほぼ同等の扱いだった。

この世代から毒技が等倍になった代わりに毒に対して虫技が半減になってしまった。

第3世代

シグナルビーム、銀色の風など、少しだけ技のレパートリーが追加された。
追加されたポケモンはケムッソ種・ツチニン種・アメタマ種・バルビート・イルミーゼ・アノプス種。
特にツチニンから特殊な分岐進化をする2匹について、
テッカニンはずば抜けた素早さや特性「かそく」、覚える積み技の豊富さからバトン要員として活躍し、
ヌケニンは必ず1になるHPをはじめとして能力こそ低いものの、効果抜群以外の攻撃技を受けない特性「ふしぎなまもり」を持ち、
相手(げんしのちからを持っていないカイオーガ等)によっては完封することも出来た。
アーマルドはつるぎのまい→ロックブラストによってそれなりの決定力を誇っていたが、虫技は使えなかった。
バルビートはこの頃は珍しい特攻を2段階上昇させることができるほたるびを利用した「蛍火バトン」を使えたが、
耐久が低すぎたのか普及するほどではなかった。

ヘラクロスはより強化され、ストライクもこの頃から強くなり始め、特に特性のシステムの影響が大きかった。
特性「むしのしらせ」はこらきし戦法と相性がよく、特にヘラクロスの超火力に一役買っていた。
(同様の例ではバシャーモの猛火もある)
また、メジャーに上り詰めるまでには至らなかったがバタフリーは特性「ふくがん」の効果により
この頃から命中97.5%のねむりごなを使うことができた。

ダブルバトルでは草が異常に多かったうえにどくタイプと違いグラードンのじしんを半減するなどタイプ的には優秀だったはずなのだが
残念なことに虫技を一致で使えるまともなポケモンがおらず、唯一使えたヘラクロスはカイオーガ、グラードンに5差で先手が取れないため全く人気が無かった。
2匹が禁止になったルールでも、ヘラクロスはこらきしが使いづらいこともあってパッとせず、理論上は優秀なタイプなのに全体的に不遇気味だった。

第4世代

新しく追加されたポケモンはコロボーシ系統、ミツハニー系統、スコルピ、ミノムッチ系統、メガヤンマ。
むしのさざめきにシザークロス、とんぼ返りと攻撃技が豊富になり一気に強化された感がある。
メガヤンマはヤンヤンマの進化系で、加速からの高速催眠や色眼鏡を活かした特殊アタッカーとして一気にメジャーポケに。
ヘラクロスは先制技の普及でこらきしが弱体化したが、高威力技「インファイト」の習得や、拘りスカーフなどの強力アイテムでを補った。
毒毒玉等で自ら根性を発揮できるようになったのも嬉しいところ。
ハッサムやヘラクロスに押されまくっていたカイロスも念願の高威力タイプ一致物理技と特性「かたやぶり」を手に入れたことにより、
特性「ふゆう」持ちやヌケニンに地震を当てたり、「がんじょう」持ちにハサミギロチンを使う戦法が編み出されて強化はされたものの、
ハッサムやヘラクロスといったライバルも同様に強化されたため、影は薄い。
ストライクは新特性「テクニシャン」により、全ポケモン最高威力の燕返しを習得した。銀色の風が特殊化された代わりにとんぼ返りやシザークロスなどの虫タイプのウェポンが増えたり、電光石火がタイプ一致先制技並の威力になったのもポイント。
虫ポケ合計種族値505でメガヤンマの登場までは第1位を誇っていたツボツボも、砂嵐補正でますます固くなった。
フォレトスはステルスロックと毒菱を習得し、昆布で再びメジャーなポケモンになった。もともと高速スピンが使えることも大きい。

このように今作では虫タイプの強化・改善が見られ、対戦においても良く見かけるようになった。
悪・エスパーへの隠れた抑止力としてとんぼ返りも採用される事が多くなり、虫技がサブウエポンとして使われる時代がやってきた。
(もっとも不一致で使われるのは専らとんぼがえり。メガホーンは習得者自体が少なく、シザークロスやぎんいろのかぜはよほど技に困っているポケモン以外、サブウエポンに入ることは少ない)

逆にステルスロックやどくびし、砂パに霰パが普及したことでヌケニンにとってはやや厳しい環境が形成されたと言える。
とは言っても、きあいのタスキやかげうち、型によっては完封できる相手がなお存在するので必ずしも弱体化したとは言えない。

余談だが四天王に虫タイプが採用されるも、その切り札が虫タイプでは無いという不可思議な現象が見受けられた。
(毒/悪のドラピオンが最高レベルでオボンの実を所持、進化前のスコルピが虫タイプゆえに採用されたものと考えられる)

ダブルバトルはようやくヘラクロスが第一線級と評価される。
こだわりスカーフが無く、カビゴンの少ない前世代のダブルでは使いにくかったが環境の変化で評価が上がった。
メガヤンマもトリックルームに弱いという欠点はあるものの高スペック、特にダイパの催眠環境では鬼畜だった。
ただしこの2匹以外は相変わらず評価が高くない。それどころか前作で猛威を振るったじしんが弱体化した上に
ねっぷう、いわなだれの威力が1.5倍になったのでタイプ相性的には前作から大幅に弱体化した。
ただし第4世代から強力な600族エスパーが環境のトップに君臨し続けるので攻撃属性としてはこの頃から優秀。
特にクレセリアを自爆やサポートなしで一撃で落とせる可能性があるのはヘラクロスの特権である。

プラチナで有用性の高い技が追加された虫が少ない中、ハッサムがバレットパンチとばかぢからを習得。
特に前者は一致かつテクニシャン、先制技なので足りない素早さが補完できるという素晴らしいシナジーが発生。
更に剣の舞と組み合わせる事により攻撃種族値130族からの一致120技が先制で使えるようになるなど、
最早バレパン使いとしての株をメタグロスから横取りしたも同然。
またばかぢからは攻撃範囲の拡大に寄与し、トドゼルガも突破しやすくなり霰パへの脅威度を更に増している。
元からの器用さも相まって一気に要注意ポケモンへの仲間入りを果たした。
HGSSでは虫食いを習得し、虫技の威力も上がった。

第5世代

新たに追加された虫ポケモンは8(幻込みで9)体。
虫/草と不遇なタイプながらバランスの取れた能力があるハハコモリ、毒複合の物理速攻系アタッカーでメガホーン使いのペンドラー、
岩複合の重アタッカーで強化されたがんじょう+からをやぶるが強力なイワパレス、
初の電気複合で特性が優秀な特殊速攻アタッカーのデンチュラ、非常に高い素早さと高めの特攻、豊富な補助技を持つ虫単のアギルダー、
鋼複合でハッサムを凌ぐ耐久と攻撃力がありメガホーンも使えるシュバルゴ、同じく鋼複合で高い攻撃と素早さ、更に特性はりきりのアイアント、
炎複合という個性的なタイプで能力値も非常に高く、新技ちょうのまいまで使える特殊アタッカーのウルガモス。
伝説初の虫タイプである鋼複合のゲノセクトが存在する。
このうちアギルダーとシュバルゴは互いを通信交換で進化という変わった進化条件となっている。

新規追加勢はこれまでの虫ポケモンとはうってかわって、明らかな弱ポケモンという立場のものが存在しない。
合計種族値も軒並み高めでデンチュラの472が最低。更に種族値配分に無駄がなく、攻撃系能力はペンドラーの攻撃90が最低、
素早さに至っては鈍重なイワパレスとシュバルゴを除くとハハコモリの92が最低で、大半が100を超えているという状況である。
100超え種族値がないポケモンも存在しない。全体として他タイプに引けを取らないと言えるだろう。
これまで乱発されていた飛行複合が一切ないのも素晴らしい。
ただし、今作で虫ポケモンを捕獲できるのは最も早い段階でも二つ目のジム攻略後と、最序盤組というものがそもそも存在しない。
このあたりも種族値を引きあげる要因となっているのかもしれない。
また、今回の虫ポケモンはデンチュラ以外の進化ポケモンは進化すると能力のどれかが下がるという共通点がある。

既存組ではストライクが進化の輝石で耐えられる攻撃が増え、ハッサムがアクロバットで格闘に強くなった一方、
ヌケニンは黒眼バトンの無意味化、ゴツゴツメットの登場、ナットレイ台頭によるめざパ炎所有率の増加などかなりの逆風を受けている。

新規技としては、特攻・特防・素早を同時に上昇させるという、最高クラスの性能を持つ積み技の「ちょうのまい」が登場。
新規勢のウルガモスがとんでもないことになっている他、既存の蝶や蛾がモチーフの虫ポケモンも習得可能となっている。
また、既存の「ほたるび」が三段階上昇へ強化された。
攻撃技のほうは怯み効果のある物理技「ハードローラー」、敵全体攻撃で必ず特攻ダウンの特殊技「むしのていこう」が追加された。
虫の抵抗は威力こそ低いが、この技は挑発で封じられない特攻ダウン技として使う為気にはならない。
特にダブルでは敵全体が効果なので特殊AT対策として有用。

現在のシングルレートにおける虫タイプは特殊はウルガモス、物理はハッサムが大半となっており、ダブルにおいても虫の中では彼らが有力格。
しかしウルガモスはシャンデラ、ハッサムはメタグロスに押されている。
攻撃面では環境的には人気のエスパーやバンギラス、ルンパッパに有利なはずなのだが、
ウルガモスもハッサムも全体攻撃(いわなだれ、ねっぷう)を4倍弱点としていることもあり非常に脆い。
トリプルではそれに加えて飛行も対面攻撃なので防御面においては3つすべてが痛いので現状虫タイプはあまり強くはない。
シュバルゴはトリパでの高火力と大人気のクレセグロスへの強さからなかなかの強さ。
新顔のペンドラーはラティオスに先手が取れる、アギルダーは開幕いのちがけで隣で安全に補助技を使うなど
そこそこ頑張っているが、中堅の壁を破れてはいない模様。

第6世代

新しく追加されたポケモンは蝶ポケモンのビビヨン系統のみ。今世代は新ポケモンの総数自体が少ないとはいえ、今まで序盤虫を始めとする虫ポケモンが何匹も登場していたことを考えると新鮮である。そのビビヨンはといえば、もはや出し尽くされたと言ってもいい飛行複合で、実際、過去に出た蝶ポケモン、バタフリーやアゲハントの上位互換に近い性能。この2匹は後にORAS教え技で数少ない差別化点まで埋められてしまい、彼らの不遇さがますます際立つ結果となった。
またXYではカイロスとハッサムとヘラクロスがメガシンカを与えられた。特にヘラクロスは、強化されたミサイルばりをはじめ、特性スキルリンクを活かせる連続技も多数獲得し大きな恩恵を受けた。これにより、虫ポケモン内はもちろん、ポケモン全体でも強めの立ち位置だった彼らはますます強力になった。ORASではスピアーがまさかのメガシンカ獲得。特攻を15まで下げた極端な能力を引っさげ、序盤虫で唯一メガシンカ獲得となったが、ファイアローの流行する環境で、タスキの持てない紙耐久ポケモンがどこまで戦えるかは未知数である。
総じて第六世代では、虫ポケモン内の格差が大きく開いたと言える。
なお、今世代で新しく登場したフェアリータイプは虫タイプへの耐性を持っている。前世代で流行したハッサムやウルガモスを意識した可能性もあるが、虫タイプの大半を占める低種族値マイナー組にとっては、あんまりな仕打ちとなった。
環境面では、前述したファイアローの登場は大きな逆風であり、これによりウルガモスは環境から激減した。紙耐久が多い虫ポケモンには辛い環境となっている。

第7世代

○新ポケモン
最終進化系にして6体が実装された。
145の高い特攻とそこそこ揃ったサブウェポンを持つでんき複合の重戦車クワガノンとその進化前にしてひかりのかべやエレキネット、専用特性バッテリーにより味方の補助が得意なデンヂムシ、味方を回復出来る専用技かふんだんごに加えちょうのまいに124もの素早さ、バトンタッチを両立する現状唯一のフェアリー複合アブリボン、ワイドガードにねばねばネット、そして何より優秀な専用特性すいほうを備えるオニシズクモ、専用特性ききかいひに新技にして威力90の先制技であいがしらを重ねられるアタッカー兼クッションのグソクムシャ、UBの一角にして非常に高い攻撃と防御、再生回復技はねやすめを持つマッシブーン、同じくUBで151というとんでもない素早さを持つ両刀アタッカーのフェローチェ
いずれも個性的だが、最も対戦で幅を利かせたのは先述のフェローチェである。
なお、ラランテスアーゴヨンは虫タイプではない。

USUMではぬしサイズのオニシズクモクワガノンアブリボンが実装。但し孵化厳選が不可能かつタマゴ技が無いなどデメリットあり。

第6世代にて彼らを抑圧してきたファイアローに下方修正がかかり、使用率トップ30からも駆逐される。
しかし更に増えたフェアリーとそれの対策として増えた鋼により、相変わらず肩身が狭い。

○新技・既存技調整
先述のかふんだんごやであいがしらの他、攻撃低下の追加効果を持つとびかかるが実装。
技自体は虫タイプではないが、アリアドスの専用技どくのいとも実装。
また、たったの20だったきゅうけつの威力が80まで上昇、マッシブーンなどが主に使う。
時を同じくとどめばりの威力も50まで上昇し、メガスピアーなどに採用がみられるように。

○既存ポケモン強化組
今作にて最も強化されたのは特攻、素早さがそれぞれ20も上昇したアメモースだろう。それ以外にも特防が70まで上昇した上で先述のどくのいと、つるぎのまいを習得したアリアドス、防御が75、特防が85まで上昇したバルビートイルミーゼ、攻撃が105まで上昇したイワパレス。ささやかながらバタフリーはエアスラッシュを、ガーメイルはとびかかるを習得。

USUMではアブリボンオニシズクモのタマゴ技にねばねばネットが追加される。レディアンもタマゴ技にてカウンターを習得。またグソクムシャフェローチェがドリルライナー等を習得。マッシブーンもドレインパンチその他諸々を習得。ペンドラーは安定したゴーストへの有効打であるじごくづきを、アーマルドは命中の安定したアクアブレイクを習得した。

○既存ポケモン弱体化・不遇組
強力な虫ポケモンが特に直接弱体化を受けることは無かった。だいたいファイアローのせい。
一方の不遇組は最早蚊帳の外であり、アゲハントドクケイルにはバタフリーアリアドスレディアンのようなこれといった強化が無いばかりか、前者やガーメイル、そして不遇組を卒業したかのように思われたメガスピアーフェローチェという大きな壁が立ちはだかるという洒落にならない事態に。後者も後者でカプ・コケコカプ・テテフ級の火力が跳梁跋扈する環境になり、最早特殊受けとしても機能しなくなった感じは拭えない。

歴代の主な虫使い

第二世代にツクシ、第四世代にリョウ、第五世代にアーティ、第六世代にビオラ、第七世代にグズマが登場した。
女性の使い手が登場したのは第六世代でようやくであり、フェアリーと並んで最も遅い。
ツクシはGB金銀時代、虫技の乏しさや手持ち三匹のうち二匹が蛹だったこともありとどうもパッとしなかったが
HGSSでは一転、ストライクが異常に強化され、他の歴代の二番目ジムリーダーに肩を並べるまでになった。
また、その見た目や手持ちの性別から、一部で男の娘扱いされている。
リョウは虫使いでありながら切り札が毒悪タイプ(進化前は虫毒だが)という異色のタイプエキスパートであった。
アーティは炎や飛行がいれば問題ないがいないと鬼のような強さを見せつけるジムリーダーだった。
なお、アーティによれば虫タイプのポケモンは外骨格であるらしい。
また、イッシュリーグチャンピオンのアデクも手持ちの半分が虫タイプである。
ビオラは女性初の虫タイプのエキスパートである。先発はアメタマであり、炎タイプや岩タイプで挑もうとすると返り討ちにあう事も。ビビヨンも序盤としてはかなりの火力を誇る強敵である。
グズマはスカル団の団長であり、グソクムシャを愛用しているようだ。いかがわしき屋敷で勝利後に彼の部屋を物色すると、ムシZが見つかる。

虫タイプを専門的に扱うトレーナーとして、第一~第三世代にむしとり(しょうねん)、第三世代にこんちゅうマニアが登場。
また、第三世代に登場したにんじゃごっこは毒タイプと共に虫タイプを愛用している。

虫ポケモンの合計種族値について

ハッサム、ヘラクロス、ウルガモスといった要注意ポケモンを多く有するタイプではあるが、序盤で捕れるものが非常に多く、低種族値のポケモンが断トツに多いのもこのタイプである。
最終進化ポケモンの合計種族値を低い方からならべると↓のようになる。

175ヨワシ
236ヌケニン*
250ドーブル
288メタモン
330ラブカス
  デリバード
336アンノーン
360パッチール
377カモネギ
380ヤミラミ
  クチート
384コロトック*
385バタフリー*
  ドクケイル*
390レディアン*
  アゲハント*
395スピアー*
400アリアドス*
  エネコロロ
405プラスル
  マイナン
  パチリス
410サニーゴ
  ビーダル
  ナマコブシ
413ラッタ
  ラッタ(アローラのすがた)
415オオタチ
  ノコッチ
418デカグース
420マリルリ
  グラエナ
  マッスグマ
  ポワルン
  ミルホッグ
423ホルード
430バルビート*
  イルミーゼ*

ヌケニンは別としても、コロトックから9匹続けてむしタイプが並んでいるのは涙を誘う。
ちなみにもっとも合計種族値が高い虫ポケモンはウルガモスの550(禁止級込みで第5世代幻ポケモンの600)。
勿論、前述のように特攻がかなり低く無駄が少ないポケモンが多いため、簡単には判断できないが。
↑第7世代のものに変更。バルビートとイルミーゼの種族値上昇につき並ぶのは7匹になりました。
彼らのせいで趣旨が分かりにくくなったとなれば400までで消して下さい。

ご意見所

メガホーンが本当にRSだったかいまいち確証が無いので間違っていたら修正お願いします。
↑メガホーンは金銀だな。ヘラクロスの最強技だった。
↑修正サンクス
↑ヘラクロス厨ポケ化はむしろRSだな。今は一段落ちる。物理でタイプ一致120つかえる奴が希少だったし、こらきしも今より強くて
ぶっちゃけDPよりずっとヤバいポケモンだった。ヘラクロスルンパッパ対策のみでめざ飛搭載した奴がいるくらい
あと金銀でもジム城その他じゃヘラクロスはメガホーンの方が目立ってたぞ。こらきしは微妙だった
なにせ当時のこらきしは急所率0%とかいろいろマイナスが多い上に相手が超固くて落ちない時代だから
↑いや、勿論メガホーンのが強いんだがこらきしの紹介のが多かったんだよね。まぁ、トランセル種市が言ったりしたのが記憶に残ってるだけかも知れんが。

スコルピの進化形ドラピオンは毒・悪タイプなので新規追加の名簿から外させてもらった。

他タイプに倣って種族値平均表追加。主な技を追加、修正or削除よろしく

勝手ながら低種族値関連の表示が不自然だったので修正してみました。
ついでに虫ポケに*つけてみたりしました。もしも問題があれば修正お願いします

複合タイプ表追加。加筆・修正お願いします。

バタフリーのねむりごなの命中率を正確なものに修正

虫タイプが炎や電気とくっつけばどうとか、どうでもいいので削除。
↑第5世代でくっついてしまったな。

アーティの虫タイプのポケモンは外骨格という事実を追加。
どうでもよければ削除お願いします。

むしのていこうは物理受けツボツボとかではシングルでも普通に実戦レベルなんだが‥。

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最終更新:2018年06月18日 19:39