用語集(あ~さ行)



(○○)悪魔(あくま)

一部のポケモンの俗称。「白い悪魔」のように色を付けて区別することが多い。
対戦において、相手の行動を意図的に封じる型を持ち、その上でファンシーな容姿のポケモンが該当する。
見た目に反して戦法・戦闘力がえげつないという理由で「悪魔」と名付けられたのだと考えられる。

主に以下のポケモンが該当。

たまにマリルリが青い悪魔と呼ばれることがある。XYで大きく強化されたため悪魔と呼ぶに相応しい存在になったかもしれない。
またピカチュウが黄色い悪魔と呼ばれることがあるが、これは対戦での強さというよりは、
アニメ無印の初期にしばしば見せた腹黒い性格(溺死したかと思われたロケット団が生還して舌打ちをする、等)に由来するもの。

兄貴(あにき)

「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊 闇の探検隊」に登場する盗賊ジュプトルの愛称。
主人公たちとの別れのシーンや、随所に見られるカッコよすぎる自己犠牲精神などの評判が良く、
マイナーチェンジ版「空の探検隊」でも新エピソードが追加され、とても好評。正直、主人公より主人公してる。

意表をつく(いひょうをつく)

辞書的な意味としては『相手の予期しない事をする』という意味。
ポケモンにおいてはそのポケモンの持つテンプレ構成や、定番とされる技以外を使う事を指す。
これを突き詰めれば所謂『変態型』と呼ばれる構成になる。
本家wikiではこのフレーズが頻繁に使われまくった結果、
外部で話題に上る時の本家wikiを象徴する言葉として認識されており、嘲笑されている。
あまり評判が良くない本家の評判を落としている要因の一つなので、使うのは程々に。
なお、最近ではいじられ過ぎたためか逆に「意表を突くことしかできない」と変態気味な型が次々と削除されている。

しかし意表をつく事自体は、ポケモンのイメージや型にはまらず新たな可能性を見出せるという点や、
相手のミスリードを誘いコチラに有利な状況を作れる等、利点は多く、決して悪い事ではない。
とはいえこのような事情があるので『実用性のある「意表を突く」』という意味で
「地雷」「奇襲」といったような別の言葉で言い換えている所も多くみられる。

本家で即削除された変態型がネタwikiに運び込まれ、密かに考察が進んでいる例もある。

嫌がらせ戦法(いやがらせせんぽう)

対峙した相手によらず、混乱自滅・怯み・一撃必殺などの運頼みで相手を落とす戦法の事。
『いばみが』・『いば分身』が大抵のポケモンで出来る為、嫌がらせ戦法自体はほとんど誰でも出来ると言ってもいい。
特に駆け引きも生じない博打戦法であり、される側としては対策メリットが薄い上に、理不尽な負け方を強いられる可能性があるので嫌われがち。
切断率が高く、この戦法を敬遠するトレーナーも多い。
『害悪型』と呼ぶこともあるが、
『害悪型』はどちらかというと戦略的・計画的嫌がらせ戦法を指す際に用いられる事が多いので若干違う意味合いとなる。
(悪戯心やどみが・猫の手胞子…など)

なお、同じく長期化する傾向にある持久戦法との最大の違いは運に頼る度合い。
部分的に観れば同じような技選択でも、耐久調整や積み技、回復ループをうまく使うことで
戦略的な試行回数の確保がなされているのなら、持久戦法という立派な戦法になる。
…違いが理解できず、両者を同じとみなしてor混同して一緒くたに嫌う人がいるのも事実だが。
ただし、こちらは対戦に時間がかかることからやはり嫌われがちである。
このことからニコニコ生放送における大会やフレ戦枠などでは円滑な運営の妨げとなり、
ほかの参加者を待たせてしまうケースも多いため、いわゆる無限型が規約で禁止されていることがある。
もちろん戦術や調整の妙であるためガチな大会などでは一切制限のないことが殆どだが。

インドぞう

哺乳網ゾウ目ゾウ科アジアゾウ属の生き物で、絶滅危惧種。言うまでもなく実在する生物なのだが、
ライチュウの図鑑(赤・緑)
でんげきは 10まんボルトに たっすることもあり ヘタにさわると インドぞうでも きぜつする。

ゴースの図鑑(赤・緑)
うすい ガスじょうの せいめいたい。ガスに つつまれると インドぞうも 2びょうで たおれる。
ポケモンにおいては以上の2文で登場する。ポケモン時空にはいないはずの現実の生物が引き合いに出され
あまつさえスペックを測る上で犠牲になっているという、初代作のツッコミどころとしてよく挙げられる存在である。
その他ポニータの説明文には東京タワーが出てきたり、ウインディパラセクトの説明文には「中国」が出て来たり、
ミュウはギアナ高地で発見された設定だったり、カツラがだいもんじを説明する時に「京都」と発言したり・・・など、
初代については現実のワードは探せばキリがないほど出てくる。
まだポケモンの世界観が固まってなかった時代ならではのワードの数々、と言えるだろう。
同じように初期のアニポケも海に普通の魚が泳いでいたり、絵本には普通の犬が歩いていたりしてた事もある。

ちなみに、昭和の怪獣を紹介する図鑑や文献では力の指標として象〇〇頭分、という表記がよく見られる。
ポケモン自体がウルトラセブンのカプセル怪獣が元ネタの一つである事を考えると、
図鑑のケレン味あふれる文章の数々もそれらの怪獣図鑑を参考にして書かれ、結果インドゾウもしばしば犠牲になったのだと思われる。

余談だが「LEGENDS」ではライチュウの図鑑で犠牲になっているのがダイオウドウになっている。電気は等倍だが簡単に倒れるのだろうか?

ウルトラビースト

主人公のいる世界とは別の世界に住む生命体の総称。種族値が素数ばかりであり、特性がビーストブースト固定なのが特徴。
別の世界だけあってそのままでは害をなす存在なのがほとんどなので、保護が必須。
捕獲の際にはウルトラボールを使用することでかなり捕まえやすくなる。
そして別の世界の生き物であるためそれ以外のボールでは捕まりにくいが、マスターボールはそのまま確定で捕獲可能である。
ウルトラビーストにはそれぞれコードネームが存在しており、命名は国際警察(ゲーム)、ウルトラガーディアンズ(アニメ)。
コードネームはこちら参照

エアーマン

ニョロボンのこと。
「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」に登場するボスキャラ「エアーマン」の容姿がニョロボンに似てることから。見れば分かる。

えびふりゃー

フライゴンのこと。海老に似たような姿のため、「エビフライ」+「フライゴン」をかけた言葉から。
名古屋弁で「エビフライ」のことを指す。が、名古屋人がそのように発音するとは限らない。あくまでネタの領域である。
またネット上では「〇〇だフリャ」と謎の語尾でやたらガブリアスを貶したりする書き込みも散見される。一体何者なんだ…。

沖縄振り(おきなわふり)

ポケモン育成方法の一つ(?)。
ドーピングアイテムを50個使って努力値を振ったポケモン、あるいはその振り方。
物理アタッカーなら特殊以外に100ずつ、特殊アタッカーなら攻撃以外に100ずつ振るのが定番。あと10は適当。
金策さえできていれば最も労力のかからない振り方である。というか要するに手抜き育成。当然ながら本家で考察されることは無い。

語源は、2010WCS沖縄準優勝の人が使っていたポケモン。
同氏は他にも、ポケモンの個体値が「平均以上」程度だったり、性格も例えばガルーラが控えめだったり(もちろん純物理型)
これで決勝まで進めたという事実に、多くの人が驚愕した。

そんなわけで、厳選や努力値調整が適当でもガチ勝負はできる!という意味合いをこめて使われる言葉である。
複雑さを増し続けている各種ポケモン育成論に対しての、一種の皮肉といえるかも知れない。
一応努力値はMAX近く振られているわけなので、強さ自体は侮れない。
中速ポケモンならガチに近い構成になったりもする。立ち回りしだいではガチに勝つことは充分可能。
ポケモンの育成に疲れたら沖縄振りでやってみるのも一興かも知れない。

オシャボ

『おしゃれボール』の略称。おしゃボも同じ。
ポケモンを「エフェクトや見た目が綺麗なボール」「このポケモンが入ってたら似合うボール」「入手手段の限られた珍しいボール」に入れたいというプレイヤーのやり込みが現れたものでもある。
あまねく人気が高いのはゴージャスボールやプレミアボール。エフェクトが似合うポケモンはダイブボールやダークボールもよく使われる。
第七世代以降再びゲーム内で入手可能になってからはガンテツボールも人気を伸ばしている。再登場当初からは緩和されているが未だに入手には手間がかかるため、単に珍しいボールとしても人気が高い。
サファリボール・コンペボール・ドリームボール・ウルトラボールは大変希少であり、そのボールでの入手手段が第七世代以前のソフトに限られるポケモンはGTSで伝説のポケモンとの交換が成立してしまうことも。
基本的にはモンスターボール以外のことを指すが、モンスターボールに似たマルマインやモロバレルをあえてモンスターボールに入れたいとなれば、「このポケモンが入ってたら似合うボール」にあたる立派なオシャボである。

5世代以前はタマゴから生まれたポケモンが入っているボールは「モンスターボール」固定であり、
それ以外のボールの場合は「遺伝技が無い」という事バラしてしまう。
タマゴでは産まれない伝説のポケモンや、遺伝技が重要では無いポケモン(又はそのルール)ならば問題ないが、
実戦向けの高個体値のポケモンをオシャボに入れる事は、伝説のポケモンが「厳選難度の高いポケモン」とされるように非常に困難な事である。

この関係で、『オシャボ』はほぼ『乱数調整を使用しているプレイヤー限定』の文化とも言える存在だった。
乱数調整が当たり前となり、その関係で交換掲示板では理想個体が当たり前となっていた5世代期では、
トレードの際に募集側では交換で出せるポケモンを何のボールで捕まえたかを記す募集ポケモンにボール指定をする
提供側も孵化産を募集しているわけでもない限り、捕獲のボール指定が無いか聞くのはもはや定番となっている。
理想個体が当たり前になり、ただの高個体値では価値が産まれなくなったからこその新たな価値のつけ方とも取れるだろう。

XYでは♀の捕獲したボールが子に遺伝するという仕様が追加された。
あかいいとの効果もあり、手軽に「理想個体&おしゃれボール」入りが一般的に広まる事となった。
オシャボ文化は健在なので、孵化余りの交換の時にボールを聞かれるのはここでも同じである。

もっとも「BWのハイリンクに残ったポケモンの捕獲ボールを迷う」
「コロシアム(3世代GC)からオシャボ御三家を持ってくる」などやりこみプレイもみられる。
ただし「モンボ入りの♀が煙たがられる」「モンボ入りの6世代ポケモンをにわか呼ばわり」なども逆に起こることとなる。

逆に中には「対戦用はモンボじゃないとなんかしっくりこない」と思っている者も少なからずいる。
交換などでもらった♀のオシャボ入りをモンスターボール入りに戻す事を「浄化」と呼ぶ事もある。
要は最終的には好みの問題になるので、明確な譲渡先がある場合は確認を取るのが良い。

なお、第七世代においては
  • 同種属の場合は雌雄どちらかのボールを半々で遺伝する
  • 異種族の場合は第六世代と同じ仕様だが相手がメタモンの場合のみメタモンでない側のボールを遺伝する
という仕様が追加され、♂しかいない種族や性別不明の種族もオシャボ孵化厳選ができるようになり、
雌雄どちらもいる種族だがオシャボ入りは♂しかいないというケースでも厳選を始められるようになった。
また、この仕様のおかげで隠れ特性とオシャボの両立が可能になったポケモンも多い。
しかしこれは裏を返せば上記の『浄化』が困難になるということでもあり、この仕様に対して否定的な意見も聞かれる。
モンスターボール派のトレーナーは十分注意するべきだろう。

オメガ

メタグロスのこと。
本来はFF5のラスダンに生息する、ラスボスを軽く凌駕する戦闘力を持つ敵。
姿が酷似している。ついでにお互い実力も最強クラス。色違いだと尚更それっぽくなる。
ちなみにメタグロスは通常色でもGBA版FF5に登場したオメガ改と同じカラーという徹底したオメガっぷり。

親父(おやじ)

ダグトリオのこと。
元ネタはポケダンから。救助隊・探検隊共にストーリーにおいてディグダの父親として登場する。

御大(おんたい)

ユキノオーのこと。
本来は霰パが考案されていなかった頃、あまりの弱点の多さからネタにされつけられた蔑称だったのだが
後々に評価が高まっていき、ルンパッパをも凌ぐ万人が認める草タイプ最強ポケモンとして認められた第4世代後期以降は
その実力を褒め称える名誉ある称号にまで昇華した、という経緯がある。

おんみょ~ん

ミカルゲのこと。特徴のある鳴き声から。

害悪型(がいあくがた)

対戦相手や観戦者にとって「嵌められた」という思いをさせるポケモンの型の総称。無限ループに陥れ相手に何もさせずに倒すという認識でいい。
具体的には悪戯心レパルダスの猫の手吹き飛ばしや、「ちいさくなる」等を利用した回避系戦術全般の事を指す。対抗策が不十分だとあっさり嵌る。
ポイヒガッサや無限トドなどの無限戦術系やLv1頑丈はまた別のものとなる。
比較的「対応できるポケモンがパーティにいた」というタイプであるほどいわゆる「害悪」からは離れる。
…のだが実力不足を棚に上げて何でもかんでも害悪認定するような人もいたりする。

注意点として、害悪型は「ウザく」はあっても「悪」ではない。ちゃんとした戦術である。
苛ついたから放置・切断してやったというのでは、対戦者として自分を貶めるだけであり、非難の矛先は逆転する。
特に「対策出来ない方が悪い」を始めとした第5世代からの考え方では「罵倒する人間=馬鹿」も同然の扱いを受けている。
頑張って突破するか、無理なら降参するのが正しいプレイヤーとしてのあり方である。

改造厨(かいぞうちゅう)

ネタ的には、作中ではありえない技構成やレベルのポケモンを用いる事、ワタルを指す事が多い言葉。
元々は改造行為による不正なポケモンを対戦で用いる者を意味している。
(5世代までのクロバットの催眠ブレバや諸刃ダイノーズの存在のメタモン遺伝バグの場合も
バグ=非正規の遺伝技のため同様に改造厨として一括りにされる)
ポケモンの醍醐味である対戦・交換などは他者とのデータのやり取り=個人プレイの範疇を超えた物であり、
この様な場に改造ポケモンを持ち込むのは到底許されるものではない。
(事実データ改竄は公式に「自己責任」という警告がなされている)
ポケモンに限らずオンラインゲーム全般において不正データの持ち込みは違法行為にもかかわらず、
改造厨は何食わぬ顔でWi-fi対戦に介入するため問題視されている。

公式大会でも改造の発覚した場合は厳しく処分されることがあり、
2013 Gloval Showdownではマスタークラスにて延べ1155人が改造認定され、
ランキング除外&X・Yテスト大会の参加権利はく奪という処罰が下された。
不正行為で作られたポケモンは「作らない」「持たない」「交換して広めない」の原則で、改造、ダメ絶対。

ニコニコの生放送中に改造が発覚し、そのまま引退する人が多い。
有名なもにしょうちゅうドリュウズ(『5世代でNNが6文字』)、竜舞ガブ、挑発アーボック、石化スピアー(以上3つ『覚えない技』)等がある。
本家wikiでも、改造厨があり得ない技構成や型を書き込んでしまい、反論を受けて逃亡、型削除という流れになることがままある。

iPhoneアプリで改造ポケモンを作成できるツールが発表され、DLランキングトップを取ったことは記憶に新しい。
自分のROMだけで楽しむならまだしも、そのポケモンを使ってWi-Fiに潜る、GTSに流す等の行為は相手にも迷惑をかける行為である。
というか違法である(詳しくは各自で調べること)。
実際、この一件でランダムに潜るのをやめたり控えるようになったプレイヤーも散見されている。
また、こういった事態が発生した場合に次回作との互換が切られると言う事態も決して少なくはない。
斯様に改造とは自分だけやっているつもりでもほかのプレイヤーに迷惑をかける行為である。改造、ダメ絶対。

改造は許されない不正行為ではあるが、動画などで色違いポケモンを見てもむやみに「改造」と言うのは慎むこと。
ただ色違いと言うだけでは正規の入手と言うのも十分あり得るからである。
過去の動画の場合は5世代以前にある乱数調整(≠改造)によって生み出されたポケモンである事の方が多い。
認定してもよいのは、そもそも入手方法の関係で正規で色違いを入手する手段がないものである。
時代が進んで厳選環境が変わり、XY以降は『(♀の)ボール遺伝』『♂からも夢特性遺伝』等より、
これまでは改造でしか有り得なかった個体、特に夢特性関連やボール関連の多くが即改造とは認定できないようになっている。
自分の知識不足によって不当な認定が起こることもままあるため、このため改造の判別には注意したい。

このように到底許されてはならない改造であるが、
信じられないことにこの「改造を行ったプレイヤーを叩く」行動や風潮をよく思わない人が産まれつつある。
とにかく他人に興味が無く自分さえが良ければそれでいい人
(「他人が改造しようと自分には関係ない」「正規値範囲の改造なら実力の上で影響が無いからどうでもいい」など)、
「叩き」と言う行為自体をよく思わない人(「改造叩きはただのいじめと変わらない」「叩くのはもう疲れた」など)、
度重なる互換切りに嫌気がさした結果改造を個体調達の手段の一つとしか見る事が出来ない人
(「時間が無い人くらい許されてもいい」「真面目にやるのが馬鹿らしい」など)が増えてきており、
これらはいわゆる反対派である正規プレイヤー、犯罪者である賛成派とは別の改造容認派として数えられる事が多い。
上記で述べた「ニコ生(動画)で改造がバレる」ということがあっても引退に追い込まれるようなプレイヤーが少なくなり、
非公式大会はもちろん公式の世界大会であっても記録の取り消しが行われないのは別に不自然なことではない。
それまであったプレイヤー同士の実質的な不正に対する相互監視の文化も崩壊しつつあり、
実際にポケモンの改造判定に詳しい人や、改造叩きをする人をポケモン警察と揶揄する文化が出来つつあり、
これは良いとは到底言えない文化である。

古参、新規問わずに改造を手を出すのはもちろん、しなくても容認をするような考え方になるのは絶対にあってはならないことであるため、
現状は少なくともこれらを悪い見本として見れるような意識でいるのが良いと思われる。

「改造したポケモンで外部と通信する行為は違法である」の参考
以下引用
4 改造による、様々な実情(補足)
基本的に、ポケモンは、もはやオンラインゲームの要素もあると考えてください。

データを改ざんする事は、任天堂のルールに違反するだけでなく、法律違反になる恐れもあります。
一部の団体(特に、ACCS)では、違法だと主張しています。下手すると、懲役刑となりかねないため、改造を利用しない事を主張します。

改造の利用により、触れる可能性が高い法律
著作権違反
電子計算機損壊等業務妨害罪
器物破損罪
電磁的記録毀棄罪

以下引用
これについて、判決では「本件メモリーカードの使用は、本件ゲームソフトを改変し、著作者がもっている同一性保持権を侵害するものと解するのが相当である。(中略)「ゲームソフトの改変だけを目的とするメモリーカードを輸入、販売した同社は、ゲームソフトの同一性保持権の侵害を引き起こしたものであると判断、不法行為に基づく損害賠償責任を負う」と結論付けている。

かがくのちからってすげー!

ポケットモンスター本家シリーズにおいて、最初の町にいる太った男性に話しかけることで聞くことのできるセリフ。
初代から現在に至るまで途切れることなく続く伝統的な公式ネタである。
後に続く内容はその世代ごとに異なっており、古い世代ではゲーム内の世界のパソコン通信の話が多いが、
近年ではその世代ごとのゲーム機を通じたユーザー間のやりとりの方法や内容を引き合いに出すことが増えている。
旧世代から順に通して読むことで時代の進歩を感じることもできるかもしれない。
余談だがRSとORASのみ「かがくの ちからって しびれるーっ!」と微妙に違う。

元のセリフの知名度自体も高いが、「科学」の部分を自由に改変すると汎用性にも優れるため、
今やネット等ではポケモンと関係ない場所でも「○○のちからってすげー!」というかたちで使われているのが見られる。
アニメサトシの「ゲットだぜ!」などと同様、ポケモンとは別の作品でパロディされることもある。
BWではトレーナーカードの自己紹介に「○○の ちからって すげー!」という定型文が存在し、例によって○○の部分を自由に変えられる。
XYのアニメではシトロンの発明に対してサトシからお約束のように言われる台詞になった。
更には第7世代より「かがくのちから」というそのまんまな名前の特性も登場。効果はレシーバーと同じ。
狙って強特性を受け継ぐことが出来たら叫ぼう、「かがくの ちからって すげー!」

影分神(かげぶんしん)

ビーダルのこと。特性「たんじゅん」によって1回の「かげぶんしん」で回避率を2段階上げることが出来るため。
が、近年はちいさくなるが素で回避率2段階上昇効果だったりZ技などの必中要素が生まれたため廃れてしまった。

第8世代以降の本編作品にビーダルは登場していないが、剣盾・SV共に技マシンにかげぶんしんが含まれておらず、この言葉が死語になる可能性は高い。

カセキメラ

第8世代の化石ポケモンであるパッチラゴンパッチルドンウオノラゴンウオチルドンの総称。
復元に2つの化石が必要なことやその見た目から「どう見ても他の生物を継ぎ接ぎしたキメラにしか見えない」という事から。

ただし図鑑説明などにキメラ要素を明記した文面は記載されておらず、本当に大昔からこの見た目であった可能性も否定できない。
その生態には謎も多く、今後のアニポケなどでどう描写されるかが期待される4匹である。

ガチ両刀(がちりょうとう)

耐久や素早さに下降補正をかけて、攻撃と特攻に全振りした型のこと。
弱点の耐久はきあいのタスキを持たせることで、素早さは先制技を入れることで補うことが多い。
普段は扱えないタイプで攻撃したり、出てきた物理受けを特殊で、逆は物理で突破するという「受けにくさ」を最大の特徴とする。
鈍足紙耐久にはそこそこ有効な型だが、天候やステロに弱い、抜き性能が低い、貴重な襷を回す必要がある、後出し不可、と欠点も多い。
最近ではAC252でなく、単にAS252に特殊技が入っている程度でもガチ両刀と名乗る場合がある。

例 ガチ両刀ルカリオ AC252 インファイト/はどうだん/シャドーボール/しんそく@きあいのタスキ

画伯(がはく)

ドーブルの事。その外見と固有技「スケッチ」から。
当wikiにおいても「あの技とこの技を両立できるのは〇〇だけ(画伯除く)」などの文面で登場頻度が多い。

株ポケ(かぶぽけ)

ポケモンに関する様々な事業の展開やライセンスの管理を行っている、「株式会社ポケモン」の略称。
リアルの方のポケモンセンター各店はこの企業が運営している。
ポケモンを立派なブランドの1つとして確立させ、かつ世界観を大幅に壊さないよう守り続けている功績は大きい。
その一方で、近年は映画の前売り券に特典としてポケモンを付ける、ポケモンのデータを有料の上ランダムで配布するなど、
いわゆる「株ポケ商法」を行うため、不満に思っているユーザーも決して少なくない。
しかし株ポケも一企業。経営する上で利益は必要不可欠であり、これらの手法も一概に間違いとは言えない事を頭に入れておくべきである。
実際映画を例に挙げるとミュウツーの逆襲以降、第5作までは興業成績が落ち続けており、
初めて映画の前売り券に特典が付いた第6作からは成績を持ち直している。

ガルモン

ガルーラモンスター、またはガルットモンスターの略。
まるでメガガルーラに支配されたかのような第6世代の環境を揶揄した言葉。
ポケモンの一種にメガガルーラが含まれるというより、メガガルーラありきでポケットモンスターが存在しているのでは? という皮肉である。
第7世代でおやこあいが弱体化された事で、ガルーラ自体はまだ強力であったが一先ずの収束となった。
一応その第7世代でも別のポケモンの大流行で「ミミモン」と一部揶揄されるなど起きたが、ガルモンほど数において圧倒的でないものが大半である。

かわせ!

アニメ版ポケットモンスターではお馴染みのコマンドであり、ゲーム既プレイヤーなら誰もが考え付く最大にして永遠のツッコミ所。
類義語に「よけろ!」「うけながせ!」など。

アニメ内のトレーナーはポケモンに「かわせ!」と命令して相手のポケモンの技(たとえ必中技でも)を回避することができる。
駆け出しからベテランに至るまで古今東西どのトレーナーも使う指示であり、
たとえポケモンが技を4つ覚えていようとも使える禁断の5つ目の技と言ってもいいだろう。
やはりこのコマンドを一番使うのは主人公サトシ。
彼の場合は出番の多さは勿論、ピカチュウを筆頭に手持ちにスピード自慢のポケモンが多いのも「かわせ!」の使用頻度を高めている理由である。

だが言うまでもないが、ゲーム本編において「かわす」「よける」という技はない。
「ゲームにない事をやってズルい」と誰もが一度は考えるであろうが、もしゲームを忠実に再現したならば、
素早いポケモンも小柄なポケモンも律儀に相手の順番になったら待ってあげ、律儀に攻撃を受けるただの殴り合いの光景が繰り広げられる。
あまりにも不自然であろう。いわゆるアニメのご都合主義というやつである。
とは言え、一々「かわせ!」と指示するのもまた不自然であり、
ポケモンにしてみれば言われなくても避けるから右にかわせとかジャンプして避けろとか具体的な避け方を指示して欲しいと思っていることだろう。
(ちゃんと具体的な避け方や「避けてから攻撃」などの踏み込んだ指示をするトレーナーもいるが)

上記のツッコミを受けてかどうかは不明だが、ゲーム本編でもポケウォーカー内でのバトルでは攻撃をかわす指示が可能である。
XY以降はポケパルレ・リフレ・キャンプで信頼度を上げる事により、一定確率で相手の技をかわすようになった。ただしストーリー限定。
「ポケモンGO」ではスワイプでポケモンを動かして技をかわすなど、よりアニメに近づいた直感的なバトルが味わえる。
一方のアニメにおいても、ゲームを比較的忠実に再現したORIGINでは「かわせ!」が登場しないなど、
昨今はゲーム・アニメ双方で多少の歩み寄りが見られる。

ギエピー

月刊コロコロコミックで連載されていた穴久保幸作先生の漫画「ポケットモンスター」における主人公、ピッピの断末魔。
ひいてはピッピそのものや上記の漫画そのものを指すこともあり、当記事もそれに倣い漫画の紹介を行う。

元々は1996年4月に別冊コロコロコミックで「ふしぎポケモン ピッピ」というタイトルで連載された作品が
月刊コロコロに移行する際にタイトルを改めたもの。
上記の通りポケモンを題材にした漫画作品としては「ポケットモンスターSPECIAL」と並んで最古参の部類に入る。
その作風はギャグマンガという事もあるが、今では考えられないほどお下劣でフリーダムで何でもあり。
足の生えたディグダやそこら辺の草むらから普通に出てくるミュウツー、平気で粗相をするピカチュウなど、
最序盤だけでも何故こうなったと言いたくなる描写が多数飛び出す。
ただしこれはまだアニポケすら始まっておらず、
ポケモンの世界観のお手本となるものが何もない時代に生まれた作品である事は十分留意して欲しい。
穴久保氏も後年、初代御三家とピッピ、ピカチュウのイラストしか資料がない状態で漫画の執筆を命じられたことを語っており、
むしろ手探りで主に現在のアラサー世代の知名度が高く、印象に強く残った作品を生み出した事は賞賛されるべきであろう。
ゲームフリークもその辺は分かっているのか「ポケモンを世間に強くアピールしてくれた」とこの作品を評価している。

主人公は上記の通りピッピ。公式のファンシーなアイドル路線をまるで意識していない意地汚いデブポケモン
食い意地が張っており、金儲け目的で様々なビジネスを始めて失敗するなど、某亀有公園前派出所のお巡りさんのような性格。
だが戦闘では持ち前のパワフルさと常識に捉われない奇策でアンビリーバブルな勝利を毎回収めてしまう恐ろしい1匹である。

漫画は月刊コロコロコミックで2019年11月で連載を終了。
続けて別冊コロコロでも2021年4月号で連載終了し、「コロコロアニキ」も同年春に休刊された事で現在は紙媒体での連載は終了状態となった。
だが現在もコロコロオンラインで「ポケットモンスター アニキ編」が連載中。ギエピーの栄光は今なお続いている。

キモクナーイ

ラグラージのこと。
なぜか半角表記にするのがお約束になっている。ミズゴロウの頃の可愛さと比べてキモイ……いや、キモクナーイ!

金策(きんさく)

ゲーム内のお金を確保するための方法のこと。
"金策ニンフィア"のように、金策のために使うポケモンに付けて使うこともある。

ゲーフリ

ポケモンの開発元である、株式会社ゲームフリークの略称。
本来ならポケモンのユーザー達の尊敬の対象になるはずだったが、度々指摘されるバランスの問題点から軽蔑しているユーザーも多い。

作中に「能力だけでポケモンの価値を決めるのは良くない」といった趣旨のセリフを多く用意していながらも、
実際は個体値や種族値等それらの行為を促すような要素が数多くあり、
現状で十分に強いポケモンがさらに強化されたりしている一方で、未だに立つ瀬の無いポケモンも数多くいるため、
その事から一部からは皮肉まで浴びせられている。

そもそも冷遇や不遇の概念はプレイヤーの試行錯誤の結果で出た結論であり、必ずしも意図的した使い辛く設定されたとは限らないことと、
ゲーフリ自体もシステムの改良やバランスの調整(例えばXYでブースターに威力120一致物理技であるフレアドライブを覚えさせてくれたり、
カメックスやヘラクロスのメガシンカ後の特性の対応技を新規習得技にするなど)はしっかり行っている為、その辺の事も配慮しておくこと。

ゲー振り(げーぶり)

特殊アタッカーによくあるCS252残りH振りの事。ゲーチス振りの略で、上記とかけた洒落。
ゲーチスの使うサザンドラがこのように努力値が振られているという噂から、こう呼ばれるようになった(実際は6V無振り)。
また、このサザンドラはフルアタ構成で隙が無く、多くのトレーナーにトラウマを植え付けた。

月曜日(げつようび)

ルナトーンのこと。モデルが月なので、月曜日に引っ掛けてこう呼ばれる。
なお、三日月ポケモンのクレセリアのことをさすこともあるが、ごく稀であり一般的ではない。

結論パ(けつろんぱ)

簡単に言うと、その世代最強のパーティのこと。
世代が終盤に差し掛かった頃にしばしば議論されるが、当然ながらそんな簡単に決まることはなく、大抵揉め、結論の出ない議論になり易い。
結論パ議論には「今世代を振り返る」という意味もあり、むしろそっちが目的であることも多い。

語られるようになった4世代のみには存在したと頻繁に言われる。
旧世代よりは良いとはいえ、そのことから対戦が活発になった以降の世代と比べると
「バランスが悪い」「ローカルルールで無理やり縛っていろいろ使われているように見せていただけ」とよく言われる原因にもなっている。

原種(げんしゅ)

リージョンフォームのあるポケモンの今まで見知っていた方の姿のこと。"○○の姿"の対義語にあたる言葉。
公式では用いられず、(今まで発見されていた姿)などと表記される。

なおリージョンフォームではないが、ガチグマも特殊個体のアカツキが登場したため、これまでのガチグマを原種ガチグマと呼ぶことも多い。

厳選厨(げんせんちゅう)

①乱数厨による厳選派全体への蔑称
②厳選派(または乱数否定派)のうち一部のマナーの悪い層への蔑称
この2つの意味があるため、自分が厳選派だからといって貶されているとは限らない。

②に当てはまる行為としては
  • 感情論や誹謗中傷、主観で善悪を決める
  • 乱数調整をろくに調べずに批難する 例:乱数は改造と変わらない 乱数調整の成功率は100%
  • 根拠薄弱または推測で他人のプレイに口出しする 例:ゲーフリは乱数を禁止したいに決まっている
  • その他詭弁など
これらは無自覚に行ってしまうこともあるので気をつけたい。

また、厨同士で無い場合は厳選派が一方的に乱数派を批難する形(厳選側の責任が重くなる)になりやすいため、
対等な物言いをするだけでは無責任と見られて厨認定される場合がある。

以前は厳選派の方が肯定的に見られていたこともあって、基本的には「乱数厨」と対になる「売り言葉に買い言葉」なものであると認識されていた。
が、乱数調整の存在と方法が広く認知されて敷居が下がり、肯定派や容認派が増加。
さらに、乱数調整の話題が出るとすぐに感情論の長文でまくし立てるプレイヤーにより「否定派がいることで」荒れに発展するケースも増えた。
そのため、あながち「売り言葉に買い言葉」とは言い切れなくなってきている。
ただ、それでも乱数厨以上に反発を招きやすい言葉なので注意。

もちろん「人が乱数するのは構わないが自分は孵化厳選をする」という容認派もかなりいるし、
否定派でも乱数を肯定、容認する会話の中でわざわざ声高に叫ぶような真似はしないマナーをわきまえたプレイヤーが大多数である。
厳選派と見るや否や「厳選厨」と呼べば、その時は自分が「乱数厨」と呼ばれても仕方がないので気を付けよう。

降参読み降参(こうさんよみこうさん)

相手が降参してくることを読んで、そのターンに自分も降参を選び、引き分けを狙うテクニック。
某先生プレイヤーが公開した動画の中でこれを行う場面があり、それから一気に有名になってしまった。

もちろん相手が降参を選ばなかったらこちらの負けになってしまう。
真剣勝負のレーティングバトルでは使われることはないが、勝敗のつかないフリーバトルではたまに狙われることがある。
いわゆる屈辱技(舐めプ)の一種に相当し、あまり良い行為ではないので行うときは注意したい。

攻略本(こうりゃくぼん)

本来ならダンジョンの全体図やレベルアップの技を全て教えてくれたりポケモンの出現率を教えてくれたりしてくれるすばらしき本。
たまに努力値や個体値のお話が載ってることもある貴重なる資料…のはずなのだが
ジバコイルでロックオン→ミラーショット(でんじほう使え)を薦めてみたり、
毒タイプ特殊最強コイツ物理技の大爆発を使わせたりと対戦講座に関しては信用ならん記述がたっぷり。
やはりポケモンの使い方ぐらいは自分で考えろという意味なのか?

近年は2分冊になることが通例であり、ストーリークリア+その地方の図鑑完成用の攻略本が出た1ヶ月後くらいに全国図鑑完成用の攻略本が出る。
特に後者は、世代が変わる度にポケモンの総数が増えて分厚くなる宿命を負っている。
近年のものは1000ページ前後まで迫り、百科事典レベルの分厚さ。カドで人を殴ってころころする事もできそうである。

BWでは夢特性御三家の内ランダムに1匹が初回盤のみに封入されるという株ポケ商法の舞台に。
kskバシャを引くために同じ本を何冊も買った廃人たちに敬礼。

ゴキブロス

ヒードランのこと。図鑑の天井で這い回る説明と、ゴキブリに似ている容姿から。ガセポケモンの名前にも使われた。
なお後に本当にゴキブリをモチーフにしたフェローチェが登場したが、こちらをゴキブロスと呼ぶ動きはあまり見られない。

御三家(ごさんけ)

シリーズでもお馴染み、博士やそれに近い人物から貰う最初のポケモン3匹のこと。
区別する場合は「カントー御三家」など初登場した地方の名前で呼ばれることも多い。
「草・炎・水の3すくみの3匹」「必ずレベル30台までに2段階進化する」「通常特性はしんりょく・もうか・げきりゅう」の3点がお決まり。
チュートリアル的に最初に貰うポケモンだけあり能力や覚える技などは総じて性能が良く、
初心者がどんなテキトーな育て方・技構成をしてもシナリオで使う分には申し分のない強さを維持できるのが強み。
しかし初代のヒトカゲ、金銀のチコリータなど、
序盤から登場する野生ポケモンやジムリーダーのタイプによっては初っ端から思うように活躍できない者も一部いる。

前述の通り初心者が使うことを念頭に置いているため、どのステータスもだいたい平均並み・あるいはそれ以上にあるが、
裏を返せば尖った種族値になることが少なく、他のポケモンと比較するとやや器用貧乏に陥りやすいのが欠点であった。
だが近年はゲッコウガアシレーヌなど一つの種族値が高くガチ対戦を意識した御三家も登場しており、その傾向は過去のものになりつつある。
隠れ特性が凶悪な性能を持つ御三家が、元々の地力の高さや技範囲の広さを味方に環境を席巻することも最近は珍しくない。

コピペロス

トルネロスボルトロスランドロスのこと。頭、髭、尻尾以外の部分をコピペした(使い回した)ようなグラフィックから。
BW2では霊獣フォルムが登場し、コピペからは取りあえず脱出したことになる。
「LEGENDS」では新たにラブトロスが登場。紅一点ということもあってか化身フォルムからしてコピペではない。
4体合わせて霊獣フォルムのモチーフは中国神話の四神。

そして環境における存在感は準伝説の中でもトップクラス。
特に霊獣フォルムのランドロスは従来の物理型化身フォルムの存在を食ってしまうほどの強さであり、
現在ではシングル・ダブル問わず高い使用率を誇る。

昆布(こんぶ)

あらかじめ「まきびし」や「ステルスロック」を撒き、
「ほえる」や「ふきとばし」などを使い続けて相手にじわじわとダメージを与えていく戦法。
有名な使い手はエアームドカバルドンラグラージなど。
初出は第2世代と歴史が古く、「昆布」という名も当時の「コンボ」のタイプミスがそのまま定着したもの。

相手のペースを崩しつつ頑丈・タスキ潰し、交代自体を牽制できたりと戦法自体は強力。
当然3体ルールより6体ルールの方が相手によく刺さる。
欠点は交代させるまでは相手に自由な行動を許してしまう事。相手に火力で押されたり初手で起点にされたりすれば発動もままならない。
挑発であっさり止まったり、こうそくスピン・きゅうばん・マジックミラーなど抜け穴も数多く、
何より戦法として有名かつ発動要員は絞られがちなので型がバレやすい。
基本的に昆布だけで勝てるなら世話はないので、他の技との昆布…もといコンボは必須と言えよう。

催眠厨(さいみんちゅう)

『ねむり』状態にする技を頻繁に使うトレーナーの事。まれにキノガッサの事を指す時もある。

第4世代初期の『ねむり』の性能は『2~5ターンの間、行動不能にする』というチート級の性能だった上に、
比較的多くのポケモンが覚える『さいみんじゅつ』の命中率が60→70へと強化された事もあり、使用者が急増。
無対策だと催眠→積み技or身代わりorステロその他役割遂行技 でそのまま試合終了というケースも少なくなく、
カゴの実、ラムの実を持たせておく、フルアタのポケモンに『ねごと』を覚えさせておく等の対策がとられていた。
バトレボでは普通に伝説も使えたのでダブルではダブルダークライによる一方的なレイプが横行した。
当時の代表的な催眠ポケはクロバットメガヤンマキノガッサミロカロスダークライ等。
流石にゲーフリもまずいと感じたのか、マイナーチェンジの『プラチナ』時には『1~5ターン』に下方修正が施され、
『さいみんじゅつ』の命中率も60に戻された。

BWでは『1~3ターン』と経過時間は弱体化されたものの、『ねむり中に交代すると経過ターンがリセットされる』という仕様があり、
『相手交代時にこちら催眠→こちら強制交代技』で1匹をほぼ機能停止にできたり、
キノコの胞子&ローキック&みがわり&ポイズンヒールのキノガッサが無限戦術を仕掛けるコンボが急増した。
BW2以降はいたずらごころレパルダスの「ねこのて」で優先度1のキノコの胞子を出してくるなどやりたい放題な戦法も誕生した。
ロマン寄りだが『ステロ→催眠→強制交代技』で完封できるという、ある意味最悪の嫌がらせコンボもあったりする。

XYではねむり中に交代しても経過ターンがリセットされなくなった事で無策でもごり押しができる可能性ができ、
キノコのほうしとねむりごなの2種が草タイプ、特性ぼうじん、道具ぼうじんゴーグルで無効化できるようになったため、さらに対策が容易になった。
一方で規制がかかっていた「ダークホール」がランダムマッチで使用可能になってしまったため、
ダブルトリプルでは頭を悩ませる技の一つとなっている。

複数催眠もルール違反ではないため、5世代以降使うポケモンに限らずガチ寄りの対戦思考の人が増えていくにつれてそれ自体も容認されていき、
今では上記の戦法に対して「催眠は使うな」などと愚痴れば「対策しないほうが悪い」と言われる流れはもはやテンプレになりつつある。
数は多く無いが、対策が必要な事自体にプレッシャーを感じて催眠を嫌う向きや
ポケスタ時代は公式が複数催眠を禁じていた名残(これは当時の眠りの仕様の問題もあるが)もあるので、
催眠を非難する意見が全て的違いという訳ではない。
とはいえランダムマッチでの環境では「対策していないほうが悪い」の意見が優勢。
フレンド対戦での催眠の制限をかけようとするのはただの我儘とみられると思ったほうがよいだろう。

サンムーンではカプ・コケコカプ・レヒレのフィールド効果により完全に無効にされるようになった。
残忍にも一瞬でトップメタになり、ダブルでもダークホールの大幅弱体化により死滅した。

猿(さる)

ゴウカザルのこと。他にも猿のポケモンは存在するが、大抵は第四世代で使用率の高かったゴウカザルを指す。
第九世代ではコノヨザルも稀にこう呼ばれるが、コノヨという略称もあり定着していない。

三猿(さんさる・さんえん)

BW序盤にゲットできる3種類の三すくみの猿ポケモンヒヤッキーバオッキーヤナッキーの事。

自覚(じかく)

ポケモンが均等に運要素を消費する・しない際に使われる。
「3回連続でつららばり2hitとかこのマンムー自覚ないわ~」
「キッスのまひるみかいくぐって連続行動できるとかこいつ自覚あるな」

なぜだかポケモンごとに実際に個性があるかのように行動することはよくある。
自分が育成したラティオスAは電磁波喰らうと大抵しびれる。あと流星群外しまくる。
また、自分が育成したガブリアスBはストーンエッジをほとんど外さない。

他にも「ニックネームを変える前は自覚なかったけどNN変えたらとたんに自覚を持った」パターンも。

ししょー

アーマルドのこと。
元ネタはポケダン空のスペシャルエピソード「てんさいププリン」に登場する探検家アーマルド。ププリンがそう呼んで慕っている。

シメジー

対戦考察まとめwikiのこと。
実際の戦闘で使うことの出来る実用性のある型をまとめるはずが相乗効果(シナジー)や別ポケの差別化だけを重視して
結果的に支離滅裂な内容になってしまったのに、さも実用性があるように書かれてるいることからこう呼ばれ始めた。
お固いはずの本家がネタポケを書いている様子がシリアスな笑いだったのだろう。初出は不明。

ジュエリスト

ジュエル系の持ち物を多用するトレーナーへの称号。
ジュエル系はその汎用性の高さから持ち物候補として上がりやすく、特に意識していなくてもジュエリストになってる人も多い。
対戦動画等では、選出された3匹の内2匹以上がジュエル持ちだと、こう呼ばれやすい。
ジュエルが無くなったら、「ジュエルを続行することができない」と言おう

なお、XY以降はノーマル以外のジュエルの存在が確認されておらず、倍率も1.3倍と下方修正を受けてしまった。
SMからはジュエルに似た効果を持つZクリスタルが登場したが、1試合に1回しか使えない。

主人公(しゅじんこう)

ガブリアスのこと。世代が変わっても一線級で使われ続けていることから。
しかし第7世代中期以降は度重なるメタポケの登場・環境でのフェアリー蔓延などに伴いその使用率を下げており
(それでも全体から見ればまだまだ高いのだが)その地位が危うくなっている。

趣味ポケ(しゅみぽけ)

基本的にはガチ対戦で使っても通用しないレベルの、趣味専用のポケモン、または単純に自分の好きなポケモンを指す。
劣化構成やロマン重視のマイナーポケ等、両方の要素を満たす場合も多い。
そしてこれらのポケモンを採用したパーティ、
もしくは相性や一貫性、役割など無視して使いたいポケモンだけを詰め込んだパーティを「趣味パ」と呼ぶ。
無論、むやみに趣味だのガチだのいうと荒れるモトなので注意。

前者の例:ヤンデレサーナイト
性格:さみしがり 技:くろいまなざし あまえる おきみやげ みちづれ 

修羅勢(しゅらぜい)

広義には手持ちを6匹未満にして戦闘に臨むトレーナーのこと。狭義には手持ち3匹で戦うトレーナーを指す。
当然選出時点での選択肢が少なく(3匹の場合は『先発を選ぶ』しかない。)トレーナーの腕が試される戦術である。
また、何匹かは見せポケであるため6匹いても隠れ修羅勢であることも稀にある。
この場合見せポケに要注意ポケモンを採用し、
自パーティが有利となるような相手選出に誘導することが多いのであまり修羅とは言えないかもしれない。
もっとも、時折見せポケ3匹を使って自パーティ不利となるような選出を誘導する
もはやマゾとしか言いようがない真の修羅勢も稀に存在するので何とも言えないが。

消防(しょうぼう)

ポケモンにおいてのこの言葉は
  • 使用ポケモンの努力値がバラバラ
  • 意味も無く伝説ポケモンが多い
  • 簡単な技の威力も計算できない(意味も無く破壊光線やギガインパクトのような技を覚えさせる)
  • 『バブルこうせん』と『みずでっぽう』の両立等の、ある技とその下位互換の技を同時に覚えさせている
といった小学生のようなプレイヤー・或いはポケモンの事を指す。
ネットをやってない人間だと大人でもこのようなポケモンしか持ってない場合が多いようだ。

しかし、努力値や個体値や技が優れていないからといって見下し貶すのはナンセンス。
きっと誰もが一度は通ってきた道なので暖かく見守ってあげよう。
実際にぶつかってみると、突拍子のない行動をされて負けることは無いが戦いづらいことこの上ない。
また、物理主体のポケモンに特殊技を、特殊主体のポケモンに物理技を覚えさせていることがあるため、
カウンターやミラーコートがうまく決まらないことがある。

ズキュントス

第8世代前期(鎧の孤島解禁以前)の環境においてランクマッチ使用率トップ5に入っていたポケモン達の総称。
ドリュウズミミッキュカビゴンドラパルトトゲキッスの5体であり、名前は彼らの最後の一文字をもじったもの。

当初は対戦すればまず見ない日はないほどの圧倒的な使用率を誇っていたこの5体だったが、
鎧の孤島解禁以後はエースバーンゴリランダーポリゴン2などの新勢力・復活勢力に押され上記のトップ5の図が陥落、
シーズン6ではカビゴン以外使用禁止対象にされ、次シーズンで復活できたと思ったら冠の雪原以降は環境に過去準伝説が来訪、
しばらくして禁止伝説まで解禁されてしまい、全員が使用率トップ10にも入れなくなってしまった。

結局第9世代の到来を待つどころか1年そこらで半ば死語となってしまい、
現在では過去の環境を懐かしむ言葉として廃人の間でたまに話題に上がるくらいである。

すごいぞー!かっこいいぞー!

そのままの意味。型通りにコンボ(?)が決まれば、さぞかし凄くてカッコ良く見えることだろう。
元ネタは漫画「遊☆戯☆王」で海馬瀬人青眼の白龍を召喚したときに発した奇声「ふははは- スゴイぞー カッコいいぞー!!」から。
あのシーンの海馬の顔やセリフは読者(当wikiの編集者)達に強烈なインパクトを与えたに違いない。
↑そのうちレシラムに使われるな

ずっと俺のターン(ずっとおれのたーん)

ひるみやマヒなどで相手の行動を封じること。
とくせいが「てんのめぐみ」のトゲキッスによる「でんじは」+「エアスラッシュ」コンボはあまりにも有名。

元ネタは例によって遊戯王なのだが、その起源には諸説ある。
説明すると長いのでこちらを参照→はてなキーワード
大体このセリフの後には「もうやめて!○○のLP(HP)はゼロよ!」が続けられる。

ステラおばさん

テラスタイプ:ステラの化身ラブトロスのこと。
本来ステラテラバーストは攻撃と特攻が一段階ずつ下がるデメリット効果があるのだが、特性あまのじゃくで逆に一段階ずつ上げられるため相性がいい。
元ネタは言わずもがなステラおばさんのクッキー
「ステラおばさんじゃねーよ!」

〜絶対殺すマン(ぜったいころすまん)

あるポケモンに対して異常なまでに強いことを指す。
例:ヘラクロス絶対殺すマン=メガカイロス(スカイスキン電光石火でヘラクロスを問答無用で倒せる)

名前の由来はジョジョの奇妙な冒険第七部のタスクACT4の愛称「絶対殺すマン」より。
ジョジョの絶対殺すマンは条件付きながら攻撃がヒットすれば、対象を半永久的に攻撃し続けるジョジョシリーズ最強の能力のひとつ。

切断厨(せつだんちゅう)

PBRなどのwi-fi対戦で対戦中、あるいは選出中に突然回線切断する人の事。
対戦中に(切断厨側が)負けた瞬間に切断される事が多いが、
中には『エッジを外した』、『戦法がバレた』、『眠らされた』、『一撃技があたった』など非常に些細な理由で切断される場合もある。

言うまでも無くマナー違反であり、wi-fi対戦が始まってから続く問題の一つ。
BWではDS一つあれば、いつでもwi-fi対戦ができるという手軽さも手伝ってか、切断厨はかなり多かった。
ユーザーのモラル次第なので対策のしようが無く、
中には「切断されやすいから、嫌がらせ戦法やハメ戦術、催眠は使いたくない」という人もいたりと、
対戦事情に少なからず影響を与えていた節もあった。
XYよりwi-fi対戦においては切断すると敗北扱いとなるため切断は減り、「させたら勝ち」とも言われるほどだが、
あくまでそれは勝敗のつくレートの話。勝敗の付かないフリー対戦においては未だに横行しているようである。

ただし、中には事故で切断されてしまう場合もあるので、むやみやたらと故意の切断を疑わない事。
ちなみにポケモンの技になぞらえて、あくうせつだんと呼ばれることもある。フレンド対戦では絶対にやらないように。

先生(せんせい)

ドサイドンのこと。由来は不詳だが、以下のように様々な説が存在する。
  • 素早さがあまりに低く先制の爪が必須だから
  • 金銀時代の「せんせいのツメ」を持たせたサイドンのことを差していた
  • エメラルドのバトルフロンティアで対戦相手が使用するサイドンが爪発動と角ドリル命中を頻発してくるのが強烈だったから
  • 格闘ゲームの用語に「先生」という言葉があり、その世界で「先生」と呼ばれているキャラクターたちとドサイドンに幾つかの共通点(デカくて強い・硬い・足は遅い、等)があるため。(もともとの定義では「お手軽操作、かつ高攻撃力で、チームに一人いると安心な用心棒キャラ」のあだ名を指し、つまりは時代劇で用心棒を呼ぶ時の台詞「先生、お願いします!」の「先生」のことである)
熱狂的なファンが存在し、「DO☆SA・I・DO・N先生」とも呼ばれる。

ゾンビ

デスカーンの事…ではなく、回復手段だけをやたら豊富に取り揃えたポケモンの型のこと。
いくらダメージを与えても効果がなく、ゾンビのように何度も蘇ってくることからこの名がついた。
主なダメージソースに「どくどく」を搭載したりして、よりゾンビらしくなっていることもある。

元は役割理論の全盛期だったポケモン金銀において、眠るで体力を全回復→以下ループの繰り返しが起こっていたことに由来する。

例)ゾンビハピナス ねむる/ねごと/タマゴうみ/どくどく@たべのこし

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最終更新:2024年02月14日 23:00