現代
基本(男女共通)
前開きで長い袖のある、足の付け根程度までの長さの、羽織って前を重ねる形の上の衣を『着物』と言い、この着物を薄いものから厚いものまで平均3枚重ねて着る。
冬場や公的な場ではその上に綿の入った分厚い着物『羽織』を羽織る。
富裕層は羽織のさらに上に毛皮や羽毛の『肩掛け』を纏う。
下は『袴』。帯は着物の上で留め一番上の着物の裾を袴の外に出す。
成人男性
裾の長い筒袴に長靴。太刀と脇差の二本のヤギホ刀を腰に差す。
分かりやすい図説はそのうちタケハヤでやります。
成人女性
裾の長い袴は末広がりで足を覆うほど長く、特に高貴な女性は靴を見せず袴を引きずって歩く習慣がある。表からは見えないよう羽織の下に短刀を忍ばせる。髪は長く伸ばし香油で艶を出す。袖は着物の色の重なり(『襲(かさね)』)を見せるためにわざと閉じず長さをずらして仕上げる。
分かりやすい図説はそのうちカグホでやります。
成人前
男女の別はない。季節や子供の好みにより袴の丈が短くなる。
分かりやすい図説はそのうちクロガネでやります。
《祝刃守》
黒と赤を基調とした着物および羽織が支給され、制服として着用を義務付けられる。紅色の生地に黒い『ヤギホ波紋』の入った長い襟巻きも制服の一部であり、女王への忠誠の証として常に首に巻くこととされている。
分かりやすい図説はそのうちタケハヤでやります。
武士
『ヤギホ波紋』の入った襟巻きもしくは『ヤギホ波紋』の襟をつけた羽織を着用。
神官
公的な場では『ヤギホ波紋』の入った襷をかける。
1000年前
- 着物や羽織に襟がなかった。
- 毛皮の胴衣を纏うことが多かった。
- 袖は紐で結んで閉じる形であった。
- 袴は袖とは逆に決まりがなく各人動きやすいように丈も裾の仕上げも自由であった。
- 女性は化粧の一環として顔に赤い粘土を主原料とする塗料で紋様を描いた。この時好んで描かれた三角形の波模様がのちの『ヤギホ波紋』となる。
- 髪は男女ともに長く伸ばして編み込むことが多かった。髪飾りや香油がない代わりに髪型のバリエーションが豊富であった。
分かりやすい図説はそのうちココノエでやります。
☆ヤギホ波紋
正三角形を横に並べた形の波模様。赤地に黒、もしくはその逆の色で描かれることが多い。
『神の火の山』の火砕流や燃え盛る炎を表している。
古代から、勇ましさや潔さ、神との一体感を表す紋様として用いられていた。
『ヤギホ波紋』という名称がついたのは近年外部の者の流入が増えてからであり、100年ほど前までは『火の波』もしくは『炎の波』と呼ばれていた。
かつては戦闘時に赤い塗料でフェイスペインティングするのに用いられた紋様だったが、現代では武士、特に《祝刃守》がよく着物や羽織などの衣服の装飾で使用する。
最終更新:2015年07月16日 13:01