ヤギホ語
ヤギホの神々が話していたとされる言語。言語系統不明。現在は死語。
太古は独自の文字を持たず、青空文明から文字を借用していた。
もっぱら神事、特に『神のお告げ』を書き留めることに用いられていたが、『神のお告げ』が政治的に利用されるようになってからは政治に携わる神官と一部の武士の間で様々な記録に使われるようになる。
高貴な身分の層でしか文字教育が行なわれなかったため、古代ステラクス帝国時代、一般民衆の間では古代ステラクス語にその地位を奪われた。独立後も長期間古代ステラクス語とヤギホ語の二言語併用話者が国民の大半を占めていた。
大陸内の言語の統合が進むにつれ、ヤギホ語を母語とするヤギホ人が減り、現在日常会話で用いる人間はすでに絶滅している。
七部族の中でも特に位が高いとされている者たちの間では、今でも文語として用いられることがある。特に王族と大神官は神事の一環としてヤギホ語の読み書きを必須技能としているようである。
一部では雅語として愛を囁くのに使われているという噂もあるが、社会言語学の研究者による調査報告は未だない。
最終更新:2015年07月16日 12:54