ヒルディカの要人たち


行政機関「竜の首」


第一席から第十二席までは、本国である「群島のヒルディカ」の一つ一つを領有する領主たち。
第十三席と第十四席は、役人や商人の中から能力を認められ、立法機関「竜の爪」「竜の角」の議決を経て選ばれた人物たち。

シオン・ヴェントゥーラ・ラタ・ダッファ(ダッファ島領主、「竜の首」第一席)

■レーネ・ヴェントゥーラ・ラタ・ダッファ (「竜の首」第一席補佐)
 29歳。シオンの母。幼年のシオンに替わって領政や国政を取り仕切る女傑。見た目だけは儚げな美女。中身はズギャアアァァン
 息子を深く愛しているが最近権力にちょっと酔ってる感ある。もしかして:息子が成人したら争うフラグ
 本人は代々第三席を担う家の出身。

■ジナイーダ・マニャーナ(「竜の首」第一席付従者)
 15歳の少女。ごく稀に生まれる、亜竜と心を交わし従えることのできる「亜竜使い」。
 彼女のような存在は竜の首に召し上げられて彼らに仕えるのが習わしで、彼女もその慣例に従っている。
 現在の第一席であるシオンや、彼を補佐するレーネを乗せて亜竜とともによく空を飛んで移動している。
 素朴で明るい少女だが、時たま生まれ故郷の島(群島の中でも特にさびれた田舎)に帰りたくなることもあるようだ。

■シュエラン・ドーチェッタ・ラタ・ホロンズゥ(ホロンズゥ島領主、「竜の首」第二席)
 75歳の老婆であり、「竜の首」一番の古株。
 前任の「第二席」の死後ドーチェッタ家では後任の座を巡って血みどろの争いが繰り広げられ、直系の者が死に絶えた結果、本来は妾の子でしかないはずの彼女に白羽の矢が立った。
 名前は漢字で書くと雪蘭。前任の第二席の妾であり青空人であった母親の姓は林(リン)といい、彼女も第二席を継ぐ前は林雪蘭と名乗っていた。
 物静かで優しいおばあちゃま。だと思ってるとエライ目を見る。

■アンビカ・ゾズマ・ラタ・ゼラズニィ(ゼラズニィ島領主、「竜の首」第四席)
 23歳の青年。5歳のとき親族が疫病で死に絶え、幼くして第四席に就任。
 無口で、議決の場でも滅多に発言しないためしばしば存在を無視される。自己主張が強くなければやってけない文化のあるヒルディカでは、あまり上に立つのに向いてないタイプである。
 政治よりブドウの世話をする方が性に合っているようだが、現状彼はゾズマ家唯一の生き残りであり、ゼラズニィ島の貴族たちも扱いやすい彼を領主に据えておく方向でいるようなので、たぶん当分政治の場から離れられない。

イソラ・トキサカ・ラタ・キンサーラ(キンサーラ島領主、「竜の首」第五席)

ミケロット・カラカ・ラタ・ザラフィータ(ザラフィータ島領主、「竜の首」第六席)

ゼノ・ヨランダ・ラタ・イズラフィヤ(イズラフィヤ島領主、「竜の首」第九席)

ラズロ・パシュトゥム(ヒルディカ・ラタ・ウェスリ総督、「竜の首」第十三席)

■コーダン・タラスク (植民都市総督、「竜の首」第十四席)
 52歳。生まれはクレスティン内にあるヒルディカの植民都市。
 貴族でもなくそれほど裕福でもない出自から商才一本でのし上がり現在に至る。
 大陸全土に散らばった植民都市を日々行き来する、たぶん世界でトップクラスに忙しい人。
 ブッちゃけ「竜の首」としていくら頑張っても植民都市の民の生活が向上されることはまずないと踏んでいる。オレ総督としてだけ頑張るわー。
 竜の首では一番器が大きい人物かもしれない。細かいことは気にしない!


司法機関「竜の眼」


ヒルディカの司法を司る者たち。
ヒルディカ国籍を持ち、難関試験に合格さえすれば、どのような者でも受け入れる。

■セッテ・ネグレディン (最高法院「赤い瞳」主席法官)
 年齢不詳。本人いわく「もはやわしが何歳かなど意味がない」。少なくとも100年前から「竜の眼」で法官をやっていること自体は確かである。
 ラステロイの精霊を母に持つためか、100年経っても見た目は10代半ばの少年。母からは火の属性を受け継いでいる。
 のんびり日なたぼっこしながらお茶を飲むのが好きなショタジジイ。



まだ増えるかもよ。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年11月30日 14:38