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個人所有

破魔(はま)

所有者:タケハヤヒコ(ホカゲ族)/贈刀者:女王ホヅカサヅチオオキミ
 大振りで刀身がやや太め。刃紋はヤギホ波紋に似た波型。鍔はホカゲ族を象徴する8つの炎を纏っているネコ科の大形獣に似た幻獣が描かれた蒔絵。タケハヤ当人の髪の色に似た紅色の柄糸。
 タケハヤが成人した暁に女王ホヅカサヅチオオキミが自ら授けたもの。都随一の刀鍛冶が打ち、拵えも都中の名匠たちが丹精込めて作り上げた一品。ヤギホノミヤマ王国でもっとも誉れ高い刀であるとされ、この世で最高の神刀であると謳われている。

星断(ほしだち)

所有者:アケボシ(トモシビ族)/贈刀者:トモシビ族族長
 大振りで刀身がやや太め。刃紋はほぼ直線状のごく緩やかな波型。鍔はトモシビ族を象徴する3本の松明と大型の鳥と思われる幻獣が描かれた蒔絵。緋色の柄糸。
 贈答者は父であるトモシビ族族長であり、もともとは別の銘がついていたが、王女カグホムラミシロヒメとの婚約が成立した時にトモシビ族族長が女王ホヅカサヅチオオキミに改めて銘を授けるよう依頼した。

鬼火熾(おにびおこし)

所有者:アオワカヒコ(マオキ族)/贈刀者:マオキ族族長
 長さも太さも一般的だが、反りが大きく、撫で斬りに向いている。刃紋はほぼ直線。刀身に7つの鬼火が彫られている。鍔はマオキ族を象徴する目を刀身が貫く形で彫られた金細工。紺碧色の柄糸。
 ――だったが、アオワカヒコが失踪した際に持って消えたため、現在どこにあるのか、そもそも現存しているのか、不明。

巌峰(いわをみね)

所有者:モトヨシツカサオミ(ノシ族)/贈刀者:ノシ族族長
 非常に大振りで刀身も太いが、反りは小さい。刃紋はほぼ直線。鍔はノシ族を象徴する山と滝を表現した鉄細工。黄土色の柄糸。
 ノシ族の伝統に則り、短刀『苔生(こけふ)』と一対のものとして扱われるが、短刀は狭義のヤギホ刀に含まれないためこの一覧表にも別項目では記載しない。ちなみに巌峰を短くしただけのもので特筆すべき特徴はない。

統大蛇(おさめおろち)

所有者:イソラ・トキサカ・ラタ・キンサーラ(ヒルディカ)/贈刀者:女王ホヅカサヅチオオキミ
 大振りだが刀身はやや細め。刃紋はヤギホ波紋に似た波型。鍔は炎の中を昇る龍が描かれた蒔絵。朱色の柄糸。
 3年前ヒルディカの五の島の当主に就任した際女王ホヅカサヅチオオキミが祝いの品として贈与したもの。『破魔』と同じ刀鍛冶が作製した兄弟刀。ヤギホノミヤマ王国国外に女王自らがヤギホ刀を授けたのは初めてのことであり、今なお唯一の存在である。

宝刀

紅染(くれなゐぞめ)

所蔵:ホカゲ族/本来の所有者:不明、約400年ほど前から神殿の宝物殿にある
 大振りで刀身がやや太め。刃が非常に細かなのこぎり状になっており、引くことで肉を深く断つことができたと推測される。刃紋はヤギホ波紋に似た波型。鍔はホカゲ族を象徴する8つの炎と放射線状に広がる後光が彫られている。
 神殿の宝物殿に安置されていること、ヤギホ波紋に似た刃紋から、戦国時代にホカゲ族の男性が使用していたものと考えられている。しかし、同時代に活躍していたはずの大宰相サトヒラユキオミの遺した自伝には「ホカゲ族は女王ホムラトガモシオオキミを除いて全滅した」と明記されており、本来の所有者の氏名や生年月日が分からない。放射線状に広がる後光から、テルハゼ族にもゆかりのある人物であったと思われる。

凍花不斬(いてはなきらず)

所蔵:テルハゼ族/本来の所有者:サトヒラユキオミ
 細身でやや女性的、比較的軽い。戦国時代当時の刀としては実用性より装飾性に重点を置いている。刃紋は緩やかな波型、刀身にヤギホ語で『雪』の一文字が彫られている。鍔は雪の結晶と思われる六角形と梅の花と思われる5枚の花弁をもつ花が描かれた金細工で、現在でもかなりの技術を要する傑作となっている。
 大宰相サトヒラユキオミが生涯携えていたと伝えられているテルハゼ族の宝刀。軽い刀身や繊細な装飾から、サトヒラの文化人としての面の象徴するものであり彼の優雅で几帳面な性格を表わしている、とする説もある。戦国時代の作であるにも関わらずあまり実用的でないので、サトヒラが剣術を苦手としていてこの刀で実際に人間を斬ったことはない、とする説もある。



神薙(かんなぎ)

所有者:クロガネマロ(ホカゲ族)/本来の所有者:トオヤギホセヒコ(ホカゲ族)
 両刃の剣であり、ヤギホ刀ではないが、ヤギホの鉄で作られ、ヤギホの鍛冶が打ったものと見られる。やや細身。柄は少々色褪せてはいるが複雑な幾何学模様の金細工であり、大きな紅玉が1つと小さな水晶が3つ埋め込まれている。
 荒ぶる邪神として『神の火の山』に祀られているトオヤギホセヒコが、およそ1000年前、実の母である『女神』を殺害するのに使用した剣であると云われている。1000年近く『神の火の山』の火口近くに突き刺さったままだったと伝わる。この剣を突き立てた時トオヤが「いづれの日にか神の血を断たらるる者が現れし時のみこの剣ぞ抜かれらむ」と言い残したとされているものの、詳細はさだかではない。
 以後抜こうとする者が何名か現れたようだが、いずれも抜けなかった挙句何名かは怪死を遂げたため、いつしか祟りの象徴となり呪われた魔剣として忌避され恐れられ続けた。
 去年、ホカゲ族一同や《祝刃守》隊員たちがふと目を離した隙に、突然「今日は良い天気だから登山をしてついでに女神詣でをしよう」と思い立ったクロガネが発見し、うっかり抜いてしまった。当然《護人》ウワナタケオミと兄タケハヤヒコは激怒したが、「伝説の剣が抜けた! オレすごい!」とはしゃぐクロガネを見た女王ホヅカサは所持することを許可した。
 1000年近く火山の噴火口の近くにあり、たび重なる噴火に遭遇しているにも関わらず、刃こぼれどころか錆ひとつない。今はホヅカサが特注した何枚もの呪符を貼りつけてある鞘に納められている。兄に習って普通のヤギホ刀と同じように手入れをしているようだが、その妖しい輝きは日々増す一方。