『ゲームオブスローンズ第四章』の原作小説である「氷と炎の歌」シリーズを執筆している作家ジョージ・R・R・マーティンは、夫人とともに大のオオカミ愛好家。米ニューメキシコ州サンタフェにあるオオカミ保護区域で、施設の改修費用を集めるために、ちょっと変わったキャンペーンを実施した。
そのキャンペーンとは、「私がこれから書く"氷と炎の歌"小説のなかで、あなたの名前をもつキャラクターを登場させます」というもの。キャラクターは男性と女性がそれぞれ一人ずつ用意され、応募者が小説世界における身分を自ら選ぶことができる(王侯貴族、騎士、農民、貴婦人、学匠"メイスター"、司祭"セプトン"など)。そして、それらのキャラクターはむごたらしい死に方をするという。応募には2万ドルが必要だ。
また、さすがに2万ドルは高すぎるという人のために、欧米ドラマDVD「マーティンと一緒に朝食(1万5000ドル)」「『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン5プレミア試写会のチケット(7500ドル)」「マーティンの帽子を進呈(7500ドル)」「マーティンの感謝の言葉を記したeカード(25ドル)」「Tシャツ(50ドル)」といった選択肢も用意されている。
The Hollywood Reporterによれば、キャンペーン開始後わずか24時間以内に、26万ドルもの資金を集めることに成功したとか(金額はなおも上昇中で、現時点で34万ドル)。最高額の男女キャラクターをはじめ、限定枠となる他の高額特典も早々と決定した模様。熱心な本作のファンにとって、原作小説のなかでむごたらしい死を遂げるのは、真っ先に飛びつきたくなるチャンスだったようだ。
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