経済学IA: 従来的な経済学部で講義されるような経済思想史のダイジェスト

日本国内の大学の経済学部において,標準的に教えられるであろう経済学史の流れ


  • アダム・スミスまたは彼が批判した重商主義を出発点とする
  • 資本主義の確立過程を見ていくストーリーがメイン
  • 重商主義とは,端的に言えば商人が国家の庇護の下で金を集めるスタイルの,いわば未熟な資本主義である
  • やがて,国家の庇護の下での商人資本ではなく,国家の庇護を必要としない産業資本を中心とした,産業資本主義が成立していく
  • 上記の辺りを資本主義と創世記とみなす考えが,標準的な経済思想史であると考えられる
  • しかし本講義では古典古代の思想から着目し,その中にも資本主義の「芽」のようなものが既にあったのではないかという考えの下に,経済思想史を見ていく
最終更新:2014年06月17日 04:20