既にスタッフ、参加者の方に送付したメールと一部重複しますが、こちらでも。

 mono-series'14主宰の神野です。 
 皆様のおかげで、無事本イベントを開催することができました。
 問題点、改善すべき点はいくつかありますが、皆様のご協力で、前回よりも大幅に質を向上することができました。

 当方がいた東京会場については、かなりの盛り上がりを見せました。
 スタッフの動きもかなり安定感があり、参加者の方の満足度も高かったと思われます。

 地方会場については、「問題が難しかった」「疲れた」との声も散見されますが、「それでも楽しかった」とのご意見も頂きました。
 次回はなんらかの形で当方も立会いながら、より各地域にとってベターな形に質を向上させていきたいと考えております。



 また、あらためて思うことが一つあります。
 今回は、「今までになかったもの」、ノダシューの言葉を借りれば「神野の頭の中にしかなかったもの」を、かなりの精度で具現化することができました(地方ではまだ具現化されきってないですが)。
 しかしながら、これは私一人が作ったわけではなく、今回のスタッフの総力であり、かつ、今回のスタッフ以外にも、「これまでのクイズの歴史で培ってきた数々の企画、ノウハウ」がなければ到底実現不可能だったと考えています。

 形式からいえば、「早立ち」という形式は、ベースになったのは「早押しボード」です。90年代のテレビ番組「史上最強のクイズ王決定戦」に端を発し、90年代の大学生主催のクイズイベントで定着した形式です。

 問題傾向からいえば、今回は「その業界で知られているか」「当日わからなくても、後で目にしたときに“あっ”と言えるか」「その世界に興味を持つ入口になるか」 というコンセプトで実施しました。これらのコンセプトは目新しいものではなく、直接的なところでは00年代以降の多くのクイズイベントや「SystemF」などのサークルの影響を受けています。また、一見コンセプトが異なる「テレビでのクイズ」や「短文基本の競技クイズ」、「長い歴史の中で知識を積み上げてきた長文難問クイズ」などでも、部分的に類するような問題は多々あります。

 運営面からいえば、名札はxyz時代のノウハウですし、台本のベースになったのは「新人王/早押王」でした(まあそのベースも自分が一部携わっている気がしないでもない)。音響にせよ問題投影にせよ、今回自分が付け加えたアイデアもありますが、ベースにあるのは先人が0から作り上げたものです。

 そう考えると、「これまでのクイズの歴史で培ってきた数々の企画、ノウハウ」に、ちょっとした工夫をいくつか付け加えることで今回の大会が完成した、といえます。
 当方をはじめとする今回のスタッフの力がなければ実現できなかったですが、今回のスタッフ以外にも、これまで当方と直接・間接的に接してきた様々な方の「クイズへの情熱」が一つの形となったのが、今回の「mono-series'14」だと思っています。

 アマチュアがそれぞれのアイデアを持ち寄って作り上げる「クイズ」という文化の担い手として、「一つの形」を結実させ、次の世代に繋げられるものを作り上げられたことに対し、正直なところ(自分たちをほめ過ぎかもしれませんが)大きな充実感を感じています。

 それができたのも、今回協力・参加いただいた皆様はもちろんのこと、これまでクイズ界に貢献してきた多くの方々のおかげだと思っています。
 お一人お一人の名前を挙げることはできませんが、クイズ界の皆様に厚く御礼申し上げます。
 本当にありがとうございました!



 当日の最後、および公式サイトでも発表しましたが、次回「mono-series'15」は、なんらかの形で必ず開催致します。
 もちろんどれだけの方が手伝っていただけるかで、内容や規模は大きく変わってきますが、今回同等の方が手伝っていただけるようであれば、基本的には今回の形を踏襲する形で考えております。
 もちろん、別解対応、☆システム、地方との連携、難易度、告知、そしてスタッフ集めなど問題点はいくつかありますので、そういったところを一つ一つ改良していきながら、5年・10年の形で無理なく続けられる、主流ではないかもしれませんがクイズの一つの楽しみ方として、定着させていきたいと思っています。

 そのためにも、皆様のご意見を頂戴できればと思います。
 アンケート(http://my.formman.com/form/pc/ZaZBwzMK8kpRbexL/)やスタッフ掲示板でも結構ですし、当方に直接おっしゃっていただく形でも有難いです。
 その他、新しい試み(といいつつ昔「東京大学問答会」でやってた)として、公式サイト(http://www60.atwiki.jp/mono-series14/)で「印象に残った問題」投票をスタートしました。参加された方、ご協力いただければ幸いです。

 また、公式サイトでペーパークイズを公開しました。こちらもあわせてどうぞ!
 問題集については、昨年問題集の遅れがスタッフ集め・次回準備に支障をきたした反省点から、年内には発刊予定です。前回(https://www.dlmarket.jp/manufacture/index.php?consignors_id=12207)同様電子書籍での販売になりますので、こちらも是非お楽しみに!



 最後に繰り返しますが、協力・参加された方をはじめとするクイズ界の皆様、本当にありがとうございました!!



 「mono-series'14〜クイズNo.1物知り決定戦〜」主宰
 神野 芳治




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最終更新:2014年10月28日 23:31