対立直自分聴牌


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押し引きの考え方の内容を踏まえたうえで、平場でリーチに対してこちらもテンパイしている場合の押し引き判断基準について解説します。

 

押し引き判断の前提

 

降りと判断した場合はベタ降りで、アガリや流局時テンパイの可能性は無いものとする(アガリ、テンパイの可能性が残る場合の判断は講座49で取り上げる。)。

 

打点については、鳴いた場合は30符。メンゼンの場合はツモを含まず、良形の場合は30符(平和がつく)、愚形の場合はメンゼン40符、鳴き30符を想定。

 

押した時に切る牌の危険度は無スジ28程度(放銃率中盤7.5~10%、終盤10%強)。終盤に放銃率15%程度の牌を切る場合とあるのは無スジ456程度の牌を切る場合を指す。

 

自分子、他家子の場合

 

良形テンパイ

 

1翻 中盤押し有利、終盤押し有利、15%程度の危険牌を切る場合は微妙(鳴き手はやや押し有利)

2翻 押し有利

 

愚形テンパイ

 

1翻 中盤降り有利、終盤は微妙、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利(鳴き手はそれぞれ微妙、やや押し有利、微妙)

2翻 中盤微妙、終盤は微妙(鳴き手はやや押し有利、15%程度の牌を切る場合は微妙)

3翻 中盤押し有利、終盤押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや押し有利(鳴き手は押し有利)

 

 良形テンパイの場合はのみ手でもよほど危険な牌を引かない限りは押し有利になると言えます。愚形テンパイの場合は、のみ手では中盤(7~12巡目)に無スジを切ることになるなら降りますが(序盤の無スジや中盤以降のスジ程度なら押してもよい程度)、終盤(13~16巡目)はテンパイ料の影響で微妙になります。愚形2翻は中盤以降無スジを押すかどうか微妙。切る牌の危険度や待ちのアガリやすさ、点数状況によって判断することになります。愚形3翻以上はほぼ押し有利です。鳴き手の場合はリーチ棒を出す必要がないので、特に安手の場合はメンゼン時より押しやすくなります。

 

自分親、他家子の場合

 

良形テンパイ 押し有利

 

愚形テンパイ

 

1翻 中盤やや押し有利、終盤やや押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利(鳴き手は押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや押し有利)

2翻 中盤押し有利、終盤押し有利、15%程度の危険牌を切る場合は微妙(鳴き手は押し有利)

3翻 押し有利

 

親は打点1.5倍、被ツモ支出2倍、連荘のメリットがあるため、テンパイしたらほぼ押し有利。愚形のみ手で終盤両無スジ456を切る場合にやや降り有利になる程度です。

 

自分子、他家親の場合

 

良形テンパイ

 

1翻 中盤微妙、終盤やや降り有利、15%程度の危険牌を切る場合は降り有利(鳴き手はやや押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利)

2翻 中盤押し有利、終盤やや押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利(鳴き手は押し有利、15%程度の危険牌を切る場合は微妙)

 

愚形テンパイ

 

1翻 降り有利(鳴き手はやや降り有利、15%程度の危険牌を切る場合は降り有利)

2翻 中盤微妙、終盤やや降り有利、15%程度の危険牌を切る場合は降り有利(鳴き手の場合は微妙、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利)

3翻 中盤押し有利、終盤やや押し有利、15%程度の危険牌を切る場合はやや降り有利(鳴き手はやや押し有利、15%程度の危険牌を切る場合は微妙)

 

対親リーチとなるとテンパイでも押せないケースが増えます。良形テンパイでものみ手の場合は中盤に無スジ2378を切る場合で微妙、終盤に無スジを切る場合は基本降り有利になります。2翻なら終盤に両無スジ456を切る場合以外は基本押し、3翻以上はほぼ押します。愚形テンパイはのみ手で無スジを切る場合は基本降り(序盤や中盤以降にスジ程度を切る場合で、安牌が少なければ押す程度)、2翻、3翻の時はそれぞれ良形1翻、2翻の場合と同じような判断基準。4翻以上あればほぼ押します。

 

各種状況判断

 

一発がつく場合

 

押し有利であれば一発の1翻がついても降り有利にまではならないので押します。微妙なケースであれば降りるくらいです。

 

切る牌がドラの場合

 

1翻つくだけでなく放銃率もドラでない場合より高くなるので一発がつく場合以上に降り有利になります。やや押し有利程度なら降りることが多く、降りるよりは押し有利な場合でも、安全なターツを落としつつドラへのくっつきでテンパイを目指す回し打ちが有効なケースが増えます。

 

カンが入っている場合

 

メンゼンテンパイでリーチして押す場合はこちらの打点も上がるのでそれほど判断は変わりませんが、鳴き手(あるいはダマや1シャンテンから押す場合)の場合は微妙なケースは降ります。

 

切る牌の危険度

 

切る牌の放銃率が5%高くなる(無スジ2378が両無スジ456になる程度)と、放銃時平均点から相手が子の場合は約260点、親の場合は約380点押した時の局期待値が悪化します(アガリ率も若干落ちるので実際はもう少し高い)。押し有利としたのは押した場合と降りた場合の局期待値に500点以上差がついたケースなので基本的にはまだ押せますが、微妙なケースであれば降りに回ることもあります。

 

特に待ちが悪い愚形テンパイの場合

 

先制テンパイでも待ち牌別和了率表(講座9参照)で20%未満の待ちの場合は基本的に降ります。20%以上30%未満の待ちで、先行リーチ者の現物やスジでない待ちの場合も、微妙なケースでは降ります。

 

ドラが多く見えている場合

 

自分から見えているドラ1枚につきリーチ平均打点は子で約400点、親は約600点低下します(2枚見えている時の平均打点が全体平均に近い)。ドラが1枚見えていることより切る牌の危険度が1%低いことの方が押し寄りに傾く程度なのでそこまで影響は大きくないので、ドラが多く見えているなら微妙なケースは押しとするくらいです。

 

リーチ者以外の供託リーチ棒がある場合

 

供託リーチ棒も打点に含めて判断します。例えばリーチ者のリーチ棒以外に1本あれば1翻手が2翻相当、2翻手なら2翻と3翻の中間程度として判断できます。

 

序盤(6巡目以前)の押し引き

 

中盤に無スジを押すのが微妙な場合は序盤は押し有利、中盤以降降り有利な場合は序盤は両無スジ456やドラ以外は押す程度が有力です。

 

最終盤(17巡目以降)の押し引き

 

アガリがあまり見込めないので、高打点テンパイでものみ手テンパイとあまり判断が変わらず、テンパイ料のために危険牌を押すかどうかの判断になります。基本的に両無スジ456のような放銃率15%以上になる牌以外は切りますが、最終盤なので河から当たり牌がかなり限定され、通ってない牌の危険度がかなり高くなる場合も多いことは注意が必要です。

 

点数状況

 

収支戦の場合、残り局数が多く点差も極端でないなら着順はそこまで意識する必要はありませんが、微妙なケースであれば判断に影響する場合もあります。体系的に判断するのは難しいですが、微妙な場合はラス目であったりトップ重視のルールであれば押し、逆の場合は降りといった判断をしても問題ありません。完全順位制や天鳳ルールの場合は、収支戦より局期待値重視で打てる範囲が狭くなります。どの程度順位点を考慮して打つべきかは体系化が難しいですが、残り局数が多い段階でも、あがっても着順が上昇しないが放銃すると着順が低下する場合は、自分の手が1翻低いものとして押し引き判断することを一つの目安とします。