三向聴の選択


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 2シャンテンの時と判断が異なるケースや、新たに考慮する要素があるケースについて取り上げます。

 

 ターツ同士の細かい比較

 

 ターツオーバー形からターツを落とす場合、講座14、22で取り上げたように、近くに別のターツがあるターツは変化の面でやや弱くなりますが、そのようなターツの中ではターツとの距離が近いもの、距離が同じであればリャンメンターツより愚形ターツが近くにある方を先に切ります。

 

例えば、2467とあればツモ5でもリャンメンに変化しないので2479の24より先に切りますが、2479は24を落とした後ツモ5でリャンメン変化を逃しても579のリャンカンができるので2478より先に切る。2478はツモ5でリャンメン変化した時に二度受けが残るので、通常のカンチャンよりは先に切ります。(2467<2479<2478<24)2468のような4枚からなるターツについては、講座22(4枚からなるターツの扱い)で取り上げたように、2シャンテンよりアガリに遠い段階では通常のカンチャンより残すことになります。

 

 あくまで変化同士の微妙な比較なので、待ちの強さや打点が上がる変化に差がある場合はそちらを優先すべきです(変化より受け優先、変化同士は強い変化優先)。

 

 単独ターツでの比較では、カンチャンやペンチャン>3つ目以降のトイツでしたが、トイツが3つあるということはチートイツ3シャンテンでもあります。3シャンテンの段階でチートイツを見切ってもメンツ手のアガリ率はそれほど上がらないので、3トイツでも他の愚形ターツより残します。他にも2枚以上使っている牌がありチートイツ2シャンテンであれば、講座21で取り上げたように、メンツ手への変化よりチートイツの受けを優先します(待ちになった時にアガリやすい牌や、河の切れ具合から山に残っている可能性が高い牌を残す。)。

 

 ターツと浮き牌の比較

 

 講座22で取り上げたようにターツオーバーの場合は、打点絡みの浮き牌は講座16の強浮き牌ほどではなくても優先的に残します。ターツ十分形の場合でも、愚形ターツがメンツ化、あるいは良形ターツに変化した場合に良形が確定する手や、他の手役のメンツ候補が足りる手でなければ、孤立役牌程度の手役絡みの浮き牌でも残します。

 

 12688m33579p24s白発 ドラ5m 打1m

 

 24688m33579p24s白発 ドラ5m 打白

 

 変化でタンヤオのメンツ候補はすぐ足りるのでこの程度なら役牌切り。

 

 役牌の重なりからホンイツ、トイトイ、チャンタ等の組み合わせで鳴いても高打点が狙える場合は更に孤立役牌の価値が上がります。具体的な判断基準については、「鳴きを考慮した牌の残し方」の項目で取り上げます。

 

 浮き牌同士の細かい比較

 

 ターツ不足の3シャンテン以上の場合は、講座24の内容よりより細かい浮き牌同士の比較をするケースがあります(細かいターツ同士の比較と同様、微妙な比較なので待ちの強さや打点変化で差がつく場合はそちらを優先する)。

 

 近くにシュンツがある浮き牌同士では、シュンツとの距離が近いほど価値が高くなります。(シュンツとくっついている浮き牌同士の比較は講座19より、3456の4連形>中ぶくれ形>2345の4連形>亜リャンメン形)但し、123や789の端寄りのシュンツにくっついている浮き牌に関しては、他のシュンツにくっついている浮き牌や3メンチャンを作る浮き牌より価値が低くなります。(2<2678<2567<1223<2456<2234<2345)

 

 近くにターツがある浮き牌同士では、ターツの時同様の理由で、ターツとの距離が近いもの、距離が同じであればリャンメンターツより愚形ターツが近くにある方を先に切ります。スジで持っている浮き牌との比較は、2を切ってツモ3でリャンメンを逃してもカンチャン以上に強いパーツができる245や255、257の2については、25の2より先に切ります。255と257については、3トイツ以上なら357のリャンカンが残る方がいいので257から2切り、2トイツなら逆に255から2切りとします。(245<257<25<268<267<279<278<2)

 

 19牌についても同様の比較ができますが、リャンメンターツを作らないので、中張牌同士の比較と優劣が変わるケースがあります。

 

 25から2を切るとツモ3でリャンメンを逃しますが、14の1を切ってもそのようなロスがないので、受けがかぶった弱いターツができるとはいえ手が進む146や144の1より先に切ります。

 

 245の2は残してもリャンメンを作らないので他の28牌より先に切りますが、通常の1を残してもリャンメンを作らない一方、134の1を残して2を引くとシャンテンが進んだうえに1234の強い形ができるので、強い受け入れを優先する観点から通常の19牌より残します。

 

 19牌の中で、カンチャン以上に強いターツができる受けがあるものは134の1より残します。リャンカンを作る19牌には15の1以外に14568の1(3引きで134568のリャンカンができる)があります。両者の比較ならリャンカンを逃してもリャンメンに変化しやすい34568の連続形ターツが残るので14568の1を切ります。(15>14568)

 

 良形ターツを作る19牌には1123(他に雀頭有り)、1345があります(両者の比較なら1345>1123)。他の受け入れ(11233のイーペーコーや13456の連続形ターツ)もあるので28牌より残します。但し、13457なら1を切ってツモ2でも23457連続形ターツが残るので28牌より先に切ります。13458ならツモ6でリャンカン、13455ならツモ6でリャンメンカンチャン、ツモ2がリャンメントイツになるので更に強くなります。(13455>13458>1345)

 

 ここに取り上げていない形についても、受けの数よりアガリに近い段階の受け優先(手作り法則3)、リャンメン以上の受け優先(手作り法則5)、一手先の変化、強い変化優先(変化法則1)を押さえたうえで判断することで対応できます。

 

 字牌同士、字牌と数牌の比較

 

 字牌同士なら、客風牌<自風でない場風牌<三元牌<自風牌(役牌同士は鳴かれた時の損失が大きい方から先に切る)。字牌と数牌の比較なら、19牌からは良形ターツができないのに対し、役牌は重ねれば仕掛けも利くので実質的に良形ターツになることから、アガリに近い段階の受け入れ優先の観点で、客風牌<19牌<役牌<28牌の順に残すのが基本です。ただし、字牌の価値は手牌の他の形によって大きく変わり、他家のテンパイが入った場合に字牌の方が安全になりやすいという性質もあります。

 

 字牌の扱い方について一つにまとめるのは難しいので、まずは上記の基本を押さえるとして、手牌の形によって判断が変わるケースは、「鳴きを考慮した牌の残し方」、守備を考えて判断が変わるケースについては、「安牌残し」、局面によって判断が変わるケースについては、「絞り」や「アシスト」の項目で改めて取り上げることにします。