二面子形

二面子形1シャンテンの選択(ターツ選択)

1135m34589p567s中中 ドラ5s
法則1より良形変化より2m受けを優先して打5m。 

12346789m46p2267s ドラ7s
法則1より変化の強さより目先の一通の打点を優先。678三色があるので打4p。 

1279m34578p12366s ドラ1s
法則2よりツモ3mでフリテンリャンメンを残して打9mとするので打1m。(但し変化としてはそこまで強くないので、次巡以降共通安牌を引けば打2m) 

57m4455p12345699s ドラ北
法則3より受け入れ枚数より良形聴牌になる枚数を優先。456三色があるので打7m。 

1133m23499p34579s ドラ2p
法則4より受け入れ枚数2枚より一盃口の1翻を優先して打9s。 

1245689m34789p22s ドラ中
法則3と法則4の比較。良形聴牌より一通聴牌になる枚数が多いので打4p。(良形もしくは高打点になる聴牌枚数が同程度なら受け入れ枚数の多さで判断) 

567m3477789p3467s ドラ北
法則5より5s引きの3メンチャンより受け入れ枚数優先で打4s(一応678三色がある)。(但し法則4よりドラ5sなら打4p、5mが赤なら法則5から満貫で十分とみてソーズ落とし。)

12356678m45p4588s ドラ8p
法則6より、マンズの連続形を残すことによる受け入れが増える変化より、裏目のツモ4mでタンヤオがつくという高打点への変化を優先して打6m(ツモ9mの一通もみる)。 

23455m88p2356678s ドラ1p
法則6より二度受けを解消できる一手先の変化を優先して打5m(変化した時に出ていくパーツがトイツでない場合は浮かせうちの方が変化面で有利、但し、比較的安全な牌を引いた場合にそちらと振り替えるつもりであれば守備力を優先) 

2244m345789p2388s ドラ1s
法則11より、ツモ5m時に完全シャンテンになることより、待ちが端寄りになって強いことを優先して打4m 

1244789m44499p24s ドラ北
1m切りが広いがほぼ愚形リーチのみになるので、法則12からツモ56mの一通変化を重視して打2s 

1356m123456p5699s ドラ1p
法則14より基本は守備優先の3m。但し序盤等守備をそこまで意識する必要がない場合は47m待ちが読まれにくいように1mから切る手もある。 

3467m6799pドラ5mで67p落としや、1133m68p99sで2m引きの一盃口を残して8p切りのような高打点の受け入れを優先する選択は単に形で何を切るかを把握していると気づきにくいので注意が必要です。

リャンメン>カンチャン>ペンチャンとはよく言われますが、カンチャンとペンチャンの差はあくまで変化の差なので、山に残ってそうな方や聴牌時にアガリ易い方を残す(不確定要素だが「受け」に差がある)ことはよくあります。

{二面子1シャンテンの選択2(4枚形から1枚切る選択)
}
良形率や打点に特に差がなければ、単独ターツより、1枚切った時に複合ターツが残るようなターツから切る(1334のような4枚形)方が受け入れのロスが少なく有利になる。面子、雀頭にくっついている4枚形は見落としがちだが、形で対応できるようにしておきたい。

複合ターツの残し方が複数あり、受け入れ枚数がほぼ同じ場合は、基本的に目先の打点が高くなるように打てばよい。

1223446m345p1178s ドラ8s 打1m 1sが中なら打6m

1223446789m1178s ドラ8s 打4m 1sが中なら打2m

但し、平和は1翻でも符がつかないので他の1翻より劣ることから、目先の平和より変化や待ちの強さを優先することも多い(平和になる受け入れ1種程度の差なら変化が2種以上多いことを優先、変化が1種多い程度なら待ちの強さ優先。)

1335m33567p34789s ドラ1s

ピンズ変化と、47s引きでスジ待ちのカン2mリーチをみて打5m。ピンズが22567pなら打3m。ピンズが11567p、ソーズが34678sならタンピン変化を重視して打1m。
2445667m234p1178s ドラ8s

打4mなら平和確定だが、一盃口の1翻を重くみて打2mがやや有利。ドラ1sならリーチして満貫で十分とみて打4m(ツモ1sも変化)

2456677m234p1178s ドラ3m

これならドラ2mでもドラが使える受けより一盃口の方を残しやすいので打2m

2334567788p5699s ドラ1s
これは打8pの平和確定が受け入れで勝るので打8pとする。(この形の1469p受けが分かるなら、複合ターツを正しく認知することについてはほぼ大丈夫でしょう)
受け入れ枚数に差がある場合でも、枚数差以上に高打点になる受け入れで差がつくなら法則4より打点重視(但し安くても40符3翻以上になるなら法則5より受け入れ枚数重視とする)

4566677m4588p999s ドラ北 打4m

4566677m4588p234s ドラ5p 打7m

4566677m4588p456s ドラ北 打6m(ツモ5mは打4mリーチ)

5566678m2388p456s ドラ北

打点的に一盃口は残す。6mより8mの方が広いが1枚差なので、47m待ちになった場合に6m→8mリーチとすることで7mが出やすくなるという河の強さを優先して打6m。先切りが有利に働く数少ないケース。 

カンチャンより対子を残す方が有利であることが多いように、リャンカンとカンチャン対子、リャンメンカンチャンとリャンメン対子の比較でも多くの場合は対子含みの方が有利になると言えます。

打点や受け入れで大差がつく場合以外で対子含みよりカンチャンを残すのは、カンチャン部分が埋まると平和がつくうえに、待ちの強さや変化でも大差無い場合。

基本は目先の受け入れ優先ですが、平和が符がつかない為他の1翻役に劣るという性質から、目先の平和になる受け入れより変化や待ちの強さを優先することが多くなります。

1枚切って3枚搭子が残る4枚搭子。面子や雀頭にくっついている場合に形を認知できず見落としてしまうことが多くなるので注意が必要です。

2245667から打2として245667のリャンメンカンチャンが残るケース、面子を456でなく567で抜くと2246が残り3受けがあることが分かり易くなります。(456が先に見えてしまうのが見落としやすい原因)

3345688から打8として334568のカンチャン対子、1123456799から打9として112345679のカンチャン対子が残るケース。順子と対子がつながっているので、それぞれ6688、7799の飛び対子と同じ受け入れを持つパーツになっています。

4枚搭子から1枚切って3枚搭子にする切り方が複数ある場合、45666(エントツ形)のような形を含むような3枚搭子にすると受け入れが広くなります。556667のような56667(中膨れシャボ)を含む場合も残り1枚の6の分だけ受け入れが広くなります。

2334567788s5699p 打8sで233456778sが残り1469s受け。233457と356778のリャンメンカンチャンとも解釈できますが非常に見落としやすい形。この形だけはパーツ分けするよりは覚えてしまった方が早そうです(実戦で出てくることは稀ですが)。

224466m34pから4mを切って22466を残すといった形は何切る問題では非常によく扱われますが、実戦では2246や2266に1枚引いた時に22466ができることの方が出現頻度が高く、正しく認知できることが成績に影響を与えやすいです。

繰り返しになりますが手牌を構成するパーツは面子、雀頭、搭子(偶数)、搭子(奇数)、浮き牌のいずれか。どのパーツがどれに該当するかを正しく把握できる為には形に慣れることが重要です。

二面子形の選択3(ターツ固定、雀頭固定)

3枚搭子が2組あり1枚切って1シャンテンになる場合。他に雀頭(単独対子)が無い場合は余剰牌が出ず受け入れが広くなる雀頭固定にするのが基本です。(良形や打点変化重視で例外的に余剰牌を残し搭子固定する場合もありますがそのケースについては後述)

搭子固定は価値が高い受け入れを残しつつ、残ったターツの価値が高くなるようにするのが基本です。(アガリに近い段階の受け入れ重視)

223m445s北北 14m受けが残る方がアガリ易いので打2m

雀頭固定は、変化も含めて面子化しにくい搭子を雀頭固定するのが基本です。

244m577s45p 4s引き変化をみて打2m

345556m66p223445s 

打2s 34555のエントツ形を含む3枚搭子を残す方が受け入れが広くなります。

345556m67p223445s 

打6m 然し雀頭固定の場合は萬子を固定しても受け入れ枚数に差がつかなくなります。一盃口がある分打6m有利です。

344555m67p223445s 但しこのようにエントツ形に加え一盃口の形ができている場合は雀頭固定の場合も打4sとする方が受け入れが広くなります。

他に1枚切ると受け入れ枚数が大きく減る形には33577があります。

33577m445666p357s 打7s(345三色を残す)

注意すべきなのは良形変化に直接差がつかない場合。

334568m668s45p 一見萬子の連続形を残して打8sとしそうになりますが、裏目の7m引きでもフリテン3メンチャンが残るように打8mとします。

34568m68p4599pから打8p(今度は14m引きの変化もあるので萬子の連続形を残す)との違いに注意が必要です。

雀頭を中に含んでいる3枚搭子(奇数搭子)もあります。334566(他に雀頭無し)のような両翼形から2手進んだ13345668や33445667のような形です。

33445667m789p778s

打7s 萬子部分が雀頭になるので、搭子固定の打7sとするほうがロスが小さくなります。(最も受け入れが広いのは打6mだが良形聴牌の枚数で劣る)


23345667mも雀頭を含む奇数搭子の一種ですが、今度は234567mで2面子できているので、23345667m789p778sはくっつき1シャンテンになり打8sとする方がよくなります。このあたりはくっつき1シャンテンを比較する時にまた触れたいと思います。

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最終更新:2014年11月06日 21:07