最終更新日:2018.12.2 ●転倒事故の原因と対策
11.25 ●全国の危険な交差点
11.18 ●倒産件数と人手不足の関係、●「量販で買われてしまう一方で小売は消えるかもしれないという危機感」
11.11 ●サイクルモードの出展ブランド数の推移(2018)
11.4 ●[静岡]レンタルサイクルの事業撤退で間接支援へ
10.28 ●ofoシェアサイクル事業半年で撤退、●空気入れ無料貸し出しの弊害、●[福岡]自転車店の男が逮捕
10.21 ●「自転車安全整備士・自転車技師」資格について、他色々、●[岩手]サイクルトレインの導入を検討
〃 ●「ママチャリの疲れない漕ぎ方」
10.7 ●犯人の逃走手段として自転車が使われた理由[追記11.18]
〃 ●店舗所有レンタル自転車の破損
9.23 ●自転車と季節、●危機感と新規事業、●自転車で時速296km(世界記録更新)
9.2 ●幅寄せ自動車対策?、●[福岡]無料タクシーが2019年から開始
8.19 ●[愛媛]「サイクルトレインしまなみ号」、●商品を売るのは人
8.12 ●自転車本体が次々と売れる業界が健全かどうか、●荒川の河川敷道路の問題
8.5 ●用途が違えば価値も異なる、●究極の一般車
〃 ▲未だにバック拡げ工具を使っている店に要注意、●バック拡げを使って作業するかどうか確認
7.22 ●無料サービスの末路、●[福井]スポーツ自転車向けのサイクルトレイン
7.8 ●シェアサイクルと整備状況、●「荒川サイクリングロード」でのトラブル
6.10 ●色偏重のカスタムのリスク
5.6 ●調整が無料になるとは限らない
4.29 ●[岡山]道路管理に問題があり転倒した事例での裁判
4.22 ●スポーツ自転車店が一般車に対して消極的な理由、●ダウンチューブが最初から一部歪曲している一般車
4.15 ●[滋賀]街乗り自転車で地域振興、●各地でのサイクルトレインと地方路線維持への期待と課題
4.8 ●「修理にお金をかけたくない」と思わせている原因とは
〃 ●荷紐の絡まりでトラブル2例
4.1 ●費用をかける気がなければ一生分からない
〃 ●広く自転車に対して持つ一般的な金銭感覚の差
3.25 ●本気のスポーツ自転車
3.18 ●快適型の自転車選びを提案
3.11 ●[滋賀]ビワイチはママチャリでもOK
〃 ●ヤフーもシェアサイクル事業に参加、●[フランス]水素自転車「Alpha」
3.4 ●高性能な新製品は必要かどうか
〃 ●[フランス]自転車シェアサービス終了理由は大量窃盗と破壊
〃 ●[海外]イギリス・オーストラリアのシェアサイクル問題
2.25 ●シェアサイクルの動向
2.11 ●スポーツが苦手でもできる自転車(追記)、●様々な自転車の試乗会、●バック拡げという凶器
1.21 ●「何も整備しない=壊している」ことに気付かない、●整備はどこで学ぶ?(追記2.4)
〃 ●楽しい自転車はロードバイクに限らない、●実店舗で自転車が売れない原因
━━━
2017.12.17 ●[北海道]ファットバイクを観光に活用、●完組流通の向かう先(ホイール組と資格)
12.10 ●[千葉]サイクルトレイン「B・B・BASE」に乗車できる車種は15kg以下で一般車不可
〃 ●他店購入車への店の対応 ●サイクルパーツ合同展示会
〃 ●セブンイレブンのレンタル自転車のメンテ(追記)
12.3 ●魅力が伝わらないカタログ画像、●気を付けたい店の特徴
11.26 ●コンビニで開始されるレンタル自転車のメンテナンスはどうなる?
〃 ●自転車店の廃業
11.12 ●(ママチャリ等の)一般車の整備が忘れ去られている原因、●ミニベロ12台所有の芸能人
〃 ●サイクルモードの出展ブランド数の推移、●自転車探検2
10.15 ●本当の意味で効果的なキャンペーンとは、●インパクトのある幅寄せ防止アイテム
10.8 ●タイヤ内にタイヤレバー、●(法的な義務のある車検ではないが)点検整備のキャンペーン
10.1 ●自転車もメンテナンスが必要な乗り物だが、それを遠くする原因とは・・・
9.24 ●知識や技術などを販売するサイト「ココナラ」、▼[静岡県]サイクルトレイン専用列車と観光事業の展望
〃 ●内装変速の修理と資格の意味
9.3 ●[海外]ブレーキなしの自転車に乗る理由
8.20 ●ハブ毛(ハブブラシ)2020年頃には製造終了予定
7.9 ●CBあさひ「ルイガノ」と「ガノー」の総代理店に
7.2 ●[海外]超ロングサドルの面白自転車
6.25 ●[長野~新潟]袋に入れる必要がないサイクルトレイン
6.25 ●回り回ってレベルを上げる(追記7.2)
6.11 ●自転車修理なんて「簡単に終わる」「安く済む」だろうと思い込んでいる人々
〃 ●ブレーキよりもパンク修理が優先という人がいるという現実(※補足6.25)
〃 ●自転車でロードサービスを使ったらレッカー車
〃 ●細かい装飾
5.21 ●ファットバイク部隊、●店の持つ問題意識の差
◆雑記いろいろ(2)
●転倒事故の原因と対策
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181130-00000012-tbcv-l04
自転車が街灯に衝突 高校生が意識不明
30日午後2時40分頃、石巻市南光町1丁目の県道を走っていた自転車が道路左脇の街灯に衝突しました。
この事故で、自転車に乗っていた石巻市に住む男子高校生(15)が街灯に頭を強く打ち、意識不明の重体です。
現場は右カーブの平坦な道路で、警察によりますと、
この男子生徒は学校が終わり、友人2人と遊びに出かける途中だったということです。
男子生徒の自転車はロードバイクで、警察では、男子生徒が街灯近くにある排水溝のふたでタイヤを滑らせたと見て、
詳しい事故の状況を調べています。
要点は以下の通り。
・午後2時40分
・ロードバイク
・街灯に衝突
・右カーブの平坦な道路
・友人2人と遊びに
・排水口の蓋でタイヤを滑らせた
時間帯はまだ暗くない時間なので問題なし、
車種がクロスバイク風安物自転車であってもさほど違いはない。
右カーブからの街灯の設置位置が悪かったかもしれないが、影響度は低いと見る。
並走で2人と喋っていたことで「注意力散漫」になった可能性もあるが、想像でしかない。
ここで、ヘルメットを被っていたかどうかに気にして、
事故が起きてから被害軽減した(かもしれない)ことに期待する前に、
やはり「排水溝の蓋でタイヤを滑らせた」という
直接的な原因を一番の問題にすべきだろう。
「35mm幅以上のタイヤであれば問題なかった」という話ではなく、
そもそも「タイヤが滑るような蓋」を最も危険視する必要があると考える。
被害者側の家族は「蓋に滑り止め加工がされていれば事故は防げた可能性が高い」として
設置した相手に対して裁判を起こして欲しいと思うほど。
「その位置を自転車が走行することは想定していなかった」は
蓋の周りをブロックで囲っていたとか、道路の位置より50cm以上高いなど
余程の位置でない限りは通用しない。
今回の事故現場にある蓋の種類がどのようなものかは分からないとしても、
「注意していれば防げた」というほど回避しやすい位置だったとは考えにくいのと、
気付きやすい形状や色であったとしても、
「だから何も蓋には問題なかった」で済ませるのは
交通安全をあまりにも軽視していると言わざるを得ない。
「根本的な原因を絶たずして事故防止はありえない」
今回の事故だけを特殊な事例で済ませることなく、
車道の自転車ナビラインの設置に躍起になる前に、
まずは「(管轄が違うとしても罰則のある規制を伴って)
全ての道路にある蓋を滑り止め加工してから」にしてくれと強く言いたい。
※ナビラインの途中を遮るように滑る蓋が設置されているような場所を見ると
事故を誘発したいのだろうかと思う。
●全国の危険な交差点
10mtv.jp/pc/column/article.php?column_article_id=2050
主に自動車事故のデータでも、
左折時のように自転車が巻き込まれることもあるので注意しておきたい。
大きい交差点での事故が多いのは単純に交通量が多いからというのもあるとして、
事故を意識しにくい走りやすい場所では注意が向きにくいというのもあるのだろう。
そう考えると、事故多発地点では意図的に凹凸を付けて走りにくくしたり、
イメージハンプのような錯視を利用した「反応せざるを得ない状況」を
作り出す環境づくりも必要に思える。
●倒産件数と人手不足の関係
news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2018111601001408/
自転車店の場合、少子化で学需が消滅したようなものと、
ネット通販の拡大によって実店舗での需要の減少に伴って、
主に販売メインでしか経営を維持できない店が減ることが予想される。
それにしても、倒産の内訳を見る限りでは・・・
人手不足関連倒産の内訳は、社長や幹部役員の急死、急病などによる
「後継者難」による倒産が237件で全体の7割超を占めた。
これに、人手の確保が難しく事業継続に支障が生じた「求人難」が46件で続いた。
人材不足が原因というよりも、大半がワンマン経営により
後継者を育成してこなかったことが原因という自業自得感が強いが、
従業員がいるなら最初からその世代で終わるような経営に付き合わされてきたのはあまりにも不憫。
しかし、倒産件数が増えることで、求人そのものが減ることを問題視するかもしれないが、
少子高齢化も進行しているのだから当たり前の話で
リスクに備えて後継者すら育てられていないような会社という時点で
単に「今まで供給過剰だったものに対して自然淘汰が始まっただけ」に過ぎず、
「労働環境や給与も含め」真っ当に人材を確保し続けられない泡沫企業が順当に消え、
共同経営や効率化などの対策をもって続ける気のある会社は経営存続できるだけという簡単な話に思える。
安易に「数十年後とかどうでもいいからとりあえず使い捨てできる奴隷のようなコマだけ増やせればいい」では、
現在のEUやアメリカが抱えるような社会問題になることが目に見えているため、
交通に限らず「安全な生活」を維持するためには、1人1人が注意深く考える必要がある。
●「量販で買われてしまう一方で小売は消えるかもしれないという危機感」
(販売動向9月の月報より)
販売がメインの店は扱うためのノルマによって潰されるのは間違いないだけでなく、
そもそも量販相手に同じ舞台で戦いを挑むこと自体、
素人考えでも到底無理だろうと思わざるを得ない。
ネット販売や量販車が整備できていなくて持ち込まれるケースもあるようなので
それを上手く利用する方法を考えるしかないような。
実質的にそうなっている側面もあるので、割り切って
量販車の整備専門店として下請けになれる方法でも考えたほうが早いとも思う。
他に理由をつけて何も対策を取らなければ変化は起きないことくらいは分かるはず。
同じ月報に「部品の取り付けで売上が伸びた」とか
「TS更新の連絡での点検や修理が増えた」のように答えが載っているので
これを参考にすれば良いだけに思えるが・・・
地域的な問題でどうしようもなければ、赤字が膨らむ前に潔く諦めるしかなさそう。
「並べて、売って、修理するだけ」では
消費者は「陳列数も多く店の雰囲気も定員も明るく愛想の良さそうな量販」に流れるのは当然と言える。
「量販と何がどう違うのか」「何ができるのか」を実感するために
消費者に提供する材料を知ってもらうことために、どのような案があるのかが
生き残れる店と消える店の違いなんだろう。
●サイクルモードの出展ブランド数の推移(2018)
www.cyclemode.net/brand/index/page:14
584(2012)→485(2013)→405(2014)→324(2015)→285(2016)→283(2017)→274(2018)
微減だが2016→2017年よりも減少。
出展者の減少に歯止めがかかっていないが、
出展料を下げるなどの対策を採る気はないのだろうか。
今年はスポーツ電アシ元年のような意気込みで知名度の向上とシェア獲得を目論み
各社ブランドが競っているような格好だが・・・、
興味本位で試しに乗るだけの人はそれなりにいるかもしれないが、
電アシ2のページに書いている通り、
一般車ユーザーには値段のハードルが高すぎるので話にならず、
スポーツ車ユーザーには自転車に期待する目的が一致せず、
(恐らく販売傾向からも)スポーツ電アシの流行は考えにくく、
見通しが明るいとは言えない。
●[静岡]レンタルサイクルの事業撤退で間接支援へ
www.at-s.com/news/article/local/west/561281.html
はままつペダルは、市や浜松商工会議所など7団体が参画する同協議会がJR東海道線高架下に店舗を構え、
17年1月から2年間の計画で実証実験をしてきた。
採算性の問題から市は事業から撤退するが、間接的に協力する。
懸念だった高額な賃料も移転で解消される見通し。
市産業振興課によると、17年度の利用状況は1日平均11・9台。
夏季は1か月で400~600台に上ったが、冬季や悪天候時には需要が低迷した。
17年度は売上高約390万円に対し、運営経費は約3千万円。2年間の市負担額は約6700万円に上るという。
www.hamamatsupedal.com/
事業失敗の原因とされる賃料が移転で解消されるようだが・・・
一定の利用者数の確保をどうやって維持するのかということになるのだろう。
無論、単純に料金を上げれば売上が伸びるはずもなく、利用者数も減少する。
間口を広げるには安く提供することが望ましいのだが、
そうすると「使い方の荒い質の悪い利用者」まで混じることになる。
破損を防ぐために事前の講習を受けるようにすれば、人件費も嵩み、
保険加入やデポジット制にするとしても、やはり面倒臭さから利用者の負担にもなるので難しい。
利用者だけでなく、サドル下やチェーンカバーやカゴなど
「協賛スポンサー等の広告」でカバー出来ていたのかどうか。
少なくとも協賛企業一覧を見る限り「あまりにも少ない」という印象。
中小・個人商店問わず、1台から広告を受け付けているようには見えない。
それでも、まずは利用客以外への「全体の認知度」がどれくらいあったのかという事に尽きる。
連日大人気で貸し出し待ちのような状態にでもなれば、
かかるコスト面はさほど心配する必要がなくなるのかもしれないが、
各種イベントとのコラボなども計画するとして、それまでにどの程度の資金が必要になるのか。
果たして本当に人数を維持できるのかどうかなど、
事業が採算のとれるようになるには、相当な苦労を要するのは間違いない。
●ofoシェアサイクル事業半年で撤退
www.kyoto-np.co.jp/top/article/20181025000161
滋賀(大津)・福岡(北九州)・和歌山で展開していた同社の事業が終了。
始めるのも早いが終わるのも早い。
国内企業ではないこともあり、単に金儲けのための事業の一環でしかなく
地域インフラとコミュニティへの貢献という概念がないから当然といえば当然か。
個人的にはシェアサイクルへの感想としては
どこの誰がどんな使い方をするのかも分からないような状態で貸し出し、
所定の位置になければ回収・整備調整・故障があれば部品交換など、それなりの費用を考えると
格安で事業展開すること自体に無理があると思わざるを得ない。
「破損があれば確実に利用者に弁償させる誓約書」が前提の
「まともに整備されている自転車」でレンタルサイクルがあれば利用してみたいと思えるが、
車種にもよるとして4万円くらいの一般車であれば1日1000円どころか、1時間1000円くらいで貸し出さなければ採算が取れないはず。
●空気入れ無料貸し出しの弊害
1「ちょっとくらい無料でいいだろう」を拡大解釈される恐れ
2 乱雑な使い方でポンプを壊される可能性
3 (英式)空気圧の判断を誤りバーストさせてクレームの可能性
4 (数日後に)「お前のところで空気入れを使ってから壊れた」という理不尽なクレームの可能性
5 購入予定や相談から顧客のニーズや情報を入手できない
6 ┗ネット通販や中古のデメリットや、実店舗購入の利点がアピール出来ない
4は何をどうしてもクレームにされそうなので無駄にも思えるが、
有料であることを伝えたときの反応や口調を指標に(念のため丁重に)お断りが出来るので得。
5,6の重要性に気付かないような店では、貴重な良客を逃しているかもしれないとは微塵も思わないのだろう。
(地域的に主な客層もあるとして)「時間をかけても金にならないような接客」にも問題があると考えなければ
通販に愚痴を吐くだけのような店に成り下がる。
一方、ポンプ貸し出しではなく「店内で空気入れ」を客寄せの餌にするとしても
「無料である条件」を提示できているかどうかが重要。
・雨天時や猛暑など閑散期
・お得意様用に目視点検とセットでクーポン券の配布
など
「無料の条件を満たしているかどうか」があると客としても分かりやすい。
単に「空気を入れに来るだけ」「聞きにくるだけ」にさせているのは店の怠慢でしかない。
「聞き出すチカラ」や具体的な営業努力として(時限地雷を仕込むような愚かな行為ではない)真っ当な策を講じ
売上に繋げるだけの接客技術の向上がなければ、
客としても店に訪問しにくい苦々しい雰囲気だけを味わうことになって
お互いに何も得をしない。
2018年8月の国内販売動向調査から、
修理で来店した客に詳しい説明をしつつ修理したら
(社交辞令かもしれないが、おそらくその店で)新車を買うと喜んで帰ったという例もある。
黙ってれば金が落ちてくるような時代ではないと気付いて、変化に対応出来ないような店は
今後ますます淘汰されることだろう。
生活困窮しているわけでもなく、用途的に相応しくないにも関わらず
安物自転車を買われてしまうような接客しかできない店や
反対に無駄に高額車や電アシや買い替えばかり薦めるような
ロクでもない店も少しでも減ることを願う。
●[福岡]自転車店の男が逮捕
乾燥大麻“660万円”相当 自宅に販売目的で所持か 46歳男を逮捕
topics.smt.docomo.ne.jp/article/tvnc/region/tvnc-02863
犯罪者がたまたま自転車店員だったというだけだが・・・
あまり心象の良いニュースではない。
●「ママチャリの疲れない漕ぎ方」
www.lettuceclub.net/news/article/166031/
今更すぎる内容でも、一般的にはまだまだ知られていない「裏技扱い」になってしまうようだ。
こうした基本的なことを知らなければ「絶対に電アシでなければ楽にならない」とか
ギア比も理解していないような人が「妙な機構のキワモノ」を騙されて買ってしまうのだろう。
【サドルの高さを上げる】
自転車をラクに漕げる2つのポイントを伝授。1つ目はサドルの位置をちょっとだけ高くする方法です。
高さをわずか1cmほどアップさせるだけで、自転車がスイスイ進むように大変身!
お尻の位置が高くなると“お尻の筋肉”にも力が入るので、ラクに漕げるようになります。
サドルの目安としては、つま先が地面にちょこんとつく程度の高さがおすすめ。
【ペダルを踏む位置】
さらにラクに漕ぎたいという人は、ペダルを「指の付け根」で漕いでみましょう。
指の付け根は、太ももの大きな筋肉である“大殿筋”から直接力が加わる部分。
特に親指の部分を意識して踏みこむと、ガニ股にならずまっすぐ自転車が進みますよ。
【軽いギアを適切に使う】
自転車に乗っている時は、ギアチェンジと前傾姿勢がキーポイントになります。緩やかな坂道を走る時にはギアを軽い設定にチェンジ。
しかし、漕ぎ方ではないが、楽になる方法として重要な
「タイヤの適正な空気圧」「チェーン掃除・注油」に触れないのは、中野氏からすれば常識すぎて盲点だったのだろうか。
いや、素人整備で空気入れすぎ破裂や556噴霧で破壊されるのを避けただけかもしれない。
●「自転車安全整備士・自転車技師」資格について、他色々
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=1462
─「どれだけ安全運転を呼び掛けても守る気がない人は今後も守らない」
確かにその通りだろう。しかし、交通違反動画を公にする私刑については
警察ですらまともに自転車で全ての道交法を厳守しているとはいえないとはいえ、
(どんな小さな交差点でも徐行義務を完璧に守っている、2段階右折をしているなど)
自身が全ての違反をしていないことが前提でなければ説得力に欠けるので
安易に行使することにはあまり賛同できないのはある。
一方で明らかな危険行為であれば速やかに対応してもらえるように
警察や勤務先など関係各所に情報提供を行うことは意味があると思うが、
問題は大々的に全国ニュースにでもならなければ全くやる気がなく対応しないケース。
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=1559
─「世の中が変わっても自分は変わりたくない人々」
将来AIに仕事を奪われることに危惧する人々の話だが、
暗にネット通販が主流になっても未だにその対応ができない店への批判のようにも思える。
(既にお得意様だけで十分忙しいなら一見さんの持ち込みを断るとか、
違法車種の修理、特殊工具が絶対に必要な修理、明らかに汎用部品で修理が不可能、
「どう見ても身なりや口調などで厄介そうな輩」であれば断るのは分かるとして)
客が来ない、利益がないことに嘆きながら
ネット通販を選んでしまった客を断るような店は
一切電話帳にも載せずに看板も出さずに商売したほうが気が楽なのでは。
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=1821
─「道路は自動運転になって人が自動車を運転しない時代になるほうがいい」
今のところ完璧な制御というわけでもなく事故も起こってニュースにはなっていたが、
これは確実にそうなる時代がくると思う。
「ブレーキとアクセルの踏み間違い」や「交差点軽視」の問題行動者が消えるのは有難い。
いずれレーサーのような人達でも公道では一切の自動車運転が禁止になるだろう。
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=1841
─「youtubeで情報発進する理由」
オープンソースのプログラムのようなもので、
公開することで技術の発展を促すことが目的。
反対に、技術などを囲って隠すことで発展性が阻害されるという考え方。
個人的には、
他ではまともに触れない「英式バルブ」について、その対処法と共に公開することで
現状あまりにも低すぎるユーザー達の意識改革の一端になればという思いもある。
完成車販売メーカーはユーザーや
(基本的にユーザー無頓着での修理でしか稼ぐ方法がないので修理が減ると困る)店達が
不要と言えば変更しにくいのもあるとして、
携帯電話がフィーチャー・フォン(ガラケー)から、半強制的にスマホに変化させたように
街乗りスポーツ自転車系であれば、英式を全て米式に変更すればいいのだが、
市場規模の狭さから変わろうとしないので、個別に対処するしかない。
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=1919
─「自転車の専門学校」について
3年で400万も支払って得る知識などが3年間の実務経験より勝るのだろうかという話。
それよりも(技術も知識もマナーも(比較的)まともな自転車店で)無給で働いたほうが
結果的に400万無駄金になるより遥かにマシだろうという。
(大半の専門学校が似たようなものに思える)
情報や資格ビジネスは金になるということで、大金を吸うための商材として扱うのは
「それを有難がって群がる開拓意欲は低いが勤勉な蟻達」が存在するお蔭なのだろう。
youtu.be/54mkTZjCfv0?t=2118
─「自転車安全整備士・自転車技師」資格について
自転車技師は経産省、安全整備士は警察の管轄になっているが、
個人的にも「実際の試験内容」を見る限り
「バラバラからの組立試験で(TSマークを発行するような店で実務的に)必要な一般車ではない時点で」
こういう資格をさも誇らしげに掲げる店はどうなんだろうという話でもある。
一般車系統であれば「外6・内3・変速なし」の「全て」が必要。
スポーツ自転車であれば
「機械/油圧ディスクブレーキ、Di2、スルーアクスル、圧入BB、チューブラー/チューブレス」などの
セッティングが基本でなければならないだろう。
そもそもTSマーク発行出来るからといって、ロクに整備せずシールを貼るだけのような店もあるようなので
根本的に信用に値するのかどうか・・・。
(無論、1回点検していれば、その後1年完全ノーメンテでOKなわけがない。メンテ意識の低さが原因で事故に遭ったとしても自業自得)
(飯倉氏は2個とも持っておらず、取得する気もないとのこと)
万が一、自転車取扱業務にはこれらの資格が必要になるように規制がかかったとしても、
それ以外の方法で稼ぐ予防策は画策しているようだ。
肩書を重視する人や取引先にとっては必要なものなんだろう。
(以前、調理師免許を持っていなかったが学長だった人に批判的な声があったのも、
いかに「肩書」にこだわる人がいるかというバロメータになったというべきか)
資格を持っていてもバック拡げ工具を恥じることなく平然と使いネジ締めすらまともにできない店と
資格がなくてもバック拡げ工具をつかうことなく丁寧に的確に作業できる店と
どっちに整備を任せたいかという。
「確実な整備をしてくれるかどうかは資格の有無だけで測れるものではない」ということを知る必要がある。
結局はそのために「異常な店かどうかを判断できるだけの知識」が必要になるので、
騙されていることに気付けない人は今後も騙され続けることになる。
●[岩手]サイクルトレインの導入を検討
www.47news.jp/2877560.html
サイクルトレインは一般車両で導入。
当面は通勤・通学時間帯を除く日中で、対象車両を指定する方向。
実証実験を経て急停車時の安全確保策などを講じる。
自転車分の料金を設定するかは設備の必要性などを見極めて決める。
スポーツ自転車に限らないようなので一般客の利便性は高そうだ。
●犯人の逃走手段として自転車が使われた理由
cyclist.sanspo.com/427143
www3.nhk.or.jp/news/html/20181002/k10011654171000.html
警察は、検問をかいくぐるため、目立ちにくい自転車を使ったと見て、逃走中の行動を調べています。
「サイクルウェアを着用してれば職質されにくい」という話もあるようだが、
今回の一件により崩壊することになるのだろう。
サングラスをしていても不自然ではなく、当然徒歩より速く、自動車よりも見つかりにくい。
ナンバープレートもないのでオートバイよりもリスクが低い上に、
(登録他県であれば致命的な管理の問題で防犯登録の照合を
まともにされないことまで予測できていれば、その賭けは当たっていたことになる)
大抵は防犯意識の低い車体が多いので調達も容易だったと。
しかし、見た目が全く異なっていたのに、(もちろん指紋照合もしていたようだが)
刺青も決め手となったという「頭隠して尻隠さず」のようなオチから、
勝手につきまとわれていたという同行者も自転車の占有離脱物横領罪で逮捕というからネタに尽きない。
無人島で貝をとって調理していたとか、民家に泊めてもらいつつも、
善意を踏みにじるように盗みを繰り返していたのは「盗人猛々しい」と言うのだろう。
大阪、高知の警察の不手際もセットでノンフィクションとして映画やドラマにもできそうな内容。
news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20181004-567-OYT1T50081.html
男は自転車に乗っていたが、所有者などがわかる防犯登録番号を調べなかった。
こちらは大阪府警ではなく高知県警。
他県登録の場合、管轄が違うためデータベースに簡単にアクセスすることができずに時間がかかるから怠ったのだろうか。
もしそうであれば、全国統一で管理できていればこのようなこともなかったと考える。
但し、直接的に逃走させてしまった大阪府警の責任は重いが、
逃走4日後にクロスバイク風の白い車種は把握していたようだが、混乱を避けて発表しなかったという対応は
「報道後に再び盗難し乗り換えた可能性が高い」ため、さほど問題視していない。
www.yomiuri.co.jp/national/20181001-OYT1T50054.html
道の駅には大阪府羽曳野市で逃走当日の8月12日に盗まれた白いロードバイク型の自転車で来ており
www.news-postseven.com/archives/20180930_772831.html?PAGE=1
樋田容疑者が移動に使っていたのは白のロードバイクタイプの自転車。
実際はクロスバイク(のような)自転車。
警察発表の裏もとらずそのまま書いたか、調べた上でロードバイクタイプと断定したのかもしれないが、
もう少し確認をしっかりして欲しい。
車種は約3.5万円ほどでトップチューブ位置が高いスポーツ系フレーム形状の
「ターニーコンポ、ナット留め、英式バルブ」という「クロスバイク未満の安物」という話もある。
本当であれば、英式バルブの時点でスポーツ自転車として不適格なので実質ママチャリのようなものと呼ぶべきか。
それにしても、少なくとも今後1,2年は自転車で日本一周旅をする者に向けられる目は冷たいものになりそうだ。
それでも挑戦するなら、似たようなことをすれば思い出して嫌な感覚に陥る人だけが増える可能性もあるので、
今回の件による自転車旅へのマイナスイメージに対するアンチテーゼとして、
「支援は誰にも何も一切受けずに(どうしてもという人が居ても気持ちだけ受け取って)全て断る」
(故障時の補修や食糧や物資などの調達は全て自分の貯金からだけ、宿泊も全て通常の旅客と同様に宿泊施設に泊まる)
という「他人の無償での善意を一切借りない」ストイックな旅(むしろ"普通の旅")に徹することを周知させつつ、
イメージアップを図る目的として挑むくらいしかなさそうに思える。
●四国一周サイクリングを宿泊施設や飲食店で応援
cyclist.sanspo.com/427854
事件前から計画されていたものとしても、
せめて来年までは告知しないほうが良かったのではと思うが、逆に利用しようという思惑だろうか。
●所持品の公開、テントと髭剃りの盗難元判明か
www.police.pref.osaka.jp/02jyoho/higisya_syojihin_1.html
自転車に備え付けの荷物の画像を見る限り、これで全てではなさそうだ。
ウェアが真逆の黒と白を選択しているのは、公開手配で「黒っぽい服」と報道されれば
すぐにそのとき身につけていた時計やシューズと一緒に黒いウェアを捨て、
白いウェアに着替えて別色のウェアを盗難して備えるため?
衣服に関しては大量に所持していたという話もあるのでこの限りではなさそうだが。
クーラーボックス、水中メガネ、シュノーケル、片手鍋にガスバーナーは島に潜伏するための道具として、
同行者から外せと言われても外さなかったというサングラスも3種もあるのは
目の部分の印象を分散するように使い分ける意図だろうか。
ハンマーは基本的にテント設営のためと思われるが、
明らかに盗みに使うであろう工具類がないのは公開していないだけか、所持していればリスクが高いのと
現地調達で即捨てるから必要なかったのだろうか。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00000563-san-soci
所持品から見つかったテントが、神戸市内の商業施設で盗まれたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
逃走8日目の8月19日に、商業施設に立ち寄ったとみられ、富田林署捜査本部は神戸市内で万引した後に中四国方面に逃走した可能性があるとみている。
捜査関係者によると、被害届を出しているのは、神戸市垂水区の商業施設にあるアウトドア用品店。
店から盗まれたテントと、逮捕時に樋田容疑者の自転車に積まれていたテントの色や製品番号が一致したという。
所持品からは、この商業施設内の別の店で販売されたリュックサックも見つかった。
販売記録などから8月19日に樋田容疑者が購入したとみられ、この日に商業施設内の店舗を回って逃走の長期化に備えた可能性がある。
▼リュックは購入していたらしい
news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/www.news24.jp-articles-2018-10-11-07406520-html.html
逃走の1週間後に、神戸市内の商業施設に立ち寄り、リュックサックを購入していたことが分かった。
神戸市垂水区の商業施設を訪れたのは逃走から1週間後の8月19日で、
所持していたリュックサックの製造番号が、アウトドア専門店でこの日、販売されたものと一致したという。
施設では、ほかにも、樋田容疑者が所持していたものと同じテントなどが盗まれる被害が出ていて、
警察が関連を調べている。
news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20181011-567-OYT1T50104.html
逃走8日目の8月19日、神戸市内の商業施設でリュックサックを購入していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
施設内の別の店では、樋田容疑者が所持していたものと同じテントなど2点が盗まれており、府警が調べている。
購入資金は協力者からか盗んだ財布か不明。
▼髭剃りは香川の電器店から
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000003-mai-soci
捜査関係者によると、8月28日、香川県東かがわ市内の大型電器店からひげそり(約1万5000円相当)が盗まれた。
当時、香川県警は防犯カメラを確認するなどしたが、容姿が手配写真とは違っていたため、樋田容疑者と特定できなかった。
www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/724789
加重逃走、樋田被告逮捕で感謝状 山口の道の駅と女性警備員2人に
大阪府警は23日、富田林署から逃走した無職樋田淳也被告(30)=加重逃走罪などで起訴=の逮捕に協力したとして、
山口県周南市の道の駅「ソレーネ周南」を運営する一般社団法人「周南ツーリズム協議会」と女性警備員2人に感謝状を贈呈した。
9月29日にソレーネ周南で食料品を万引したとして警備員に取り押さえられ、山口県警が窃盗容疑で現行犯逮捕した。
また府警は、OB有志らが出資した最高200万円の私的懸賞金から、謝礼金として2法人に全額を支払った。
「謝礼くらいきっちり払えよ」と府警にクレームがあったのか謝礼が支払われた。
棚ぼたでしかないが、山口県警としては嬉しいのだろうか。
いや、関係あるのはこの場合警備員だけか。
www.hochi.co.jp/topics/20181026-OHT1T50285.html
富田林署・山内寛署長更迭…樋田被告逃走は留置管理不備14人処分
府警は26日、留置管理の不備により逃走を招いたとして富田林署の山内寛署長を減給10分の1(3か月)とするなど
7人を懲戒処分にした。山内署長は29日付で警務部付とした。更迭とみられる。
山内署長のほかに処分されたのは留置担当者2人を減給10分1(6か月)、
当直担当者ら4人を戒告とした。ほかに副署長ら同署7人を本部長注意などにした。
あとは犯人の自供を待つだけだが・・・単に窃盗だけではないから黙秘を続けているということなんだろうか。
どちらにしろ、完全にメンツを潰された大阪府警としては最大限の拘留を続けそうではある。
www.sankei.com/affairs/news/181112/afr1811120008-n1.html
富田林署捜査本部は12日、逃走に使った自転車2台を盗んだなどとして、窃盗容疑で樋田被告を再逮捕した。
逮捕容疑は8月12日夜、同府富田林市谷川町で赤の自転車1台(約5千円相当)を、
同府羽曳野市河原城で白のクロスバイクタイプの自転車1台(約1万円相当)をそれぞれ盗んだ。
翌13日夜には、羽曳野市白鳥の路上で、自転車の女性(28)から現金約2500円などが入った
手提げかばんをひったくったとしている。
黙秘を続けているというが、逮捕時の荷物の量からして、少なくとも窃盗の余罪がまだまだあるのは確かだろう。
●店舗所有レンタル自転車の破損
モラルは知能指数に必ずしも比例するというわけでもないようだ。
恐らく「他人の所有物を金銭を支払うことで一時的に利用させてもらっているだけ」という
概念が欠落しているのだろう。
(もしあるなら謝罪と共に、(たとえ店がどれだけ断っても)その車体の新車代金を置いて帰る)
タイミング的に忙しくて確認を怠ったという店側の落ち度もあるとして、
「若者は無茶するだろう」と予想できたのであれば、
(20歳過ぎているくらいでは学生のノリが抜けているとは言えないので)
基本的に「25歳未満には貸さない」とするのが一番のリスク回避方法だろうか。
正確に言えば「25歳未満に”まともな自転車は”貸さない」のが最善。
雑に整備しただけの中古1万円未満自転車なら貸し出してもさほど問題なさそうに思えるが、
あまり雑が過ぎれば安全性や店の評判にも関わるから按配が難しいところか。
借りる側に「契約」を意識させるためにも、未成年に貸し出すのであれば保護者"同伴"を絶対条件として
公的な身分証明書を提示の上で
「破損があればその代金を"全て","必ず"弁償する」と、念のため音読させてから
後に損害賠償請求しやすいように「誓約書」に署名・捺印のある書類を作成しておくしかなさそう。
「たかが自転車ごとき少々壊そうが構わんだろう」という不躾な輩には懲りてもらう必要があると考える。
※口約束でも、契約は成立するというケースもあるようだが、
結局損害を被って泣き寝入りで「今後本当に必要があって借りたい人が困る」ことは避けて欲しい。
こういう事例も見てしまうと、(鈍感を極めているような人であれば何も気にしないのかもしれないが)
いかに便利とはいえ街中でシェアされている自転車に頼まれても乗りたくないという気にもなる。
●自転車と季節
自転車には無関係と思われがちかもしれないが、意外と変化がある。
(1)ライト・・・日が暮れる時間が早くなる秋からライトの需要は高くなる。
ブロックダイナモやバッテリーライトなど、秋ごろから販促キャンペーンをかけている店は商売が上手い店。
ハブダイナモ重視の店であれば様々な特性の製品を揃えられていれば客を逃しにくい。
(2)タイヤ・・・冬専用タイヤが存在。
一般車サイズであれば「IRCのささら」。スポーツ自転車向けは「シュワルベのスパイクタイヤ」など。
「ホイール交換込みで月極レンタル」があれば助かるという人も結構いそう。
(3)チューブ・・・季節によって空気圧の減少率が異なる。
英式(虫ゴム)ではほぼ感覚頼りになるので分かりにくい、米式や仏式であれば空気圧計で確認できる。
(4)オイル・・・冬になると固まって使えないような屑オイルもあるので注意が必要。
(5)ブレーキシュー・・・気温が下がる冬の前にはブレーキシューを新品にして効きやすさを確保しておきたい。
●危機感と新規事業
自転車産業振興協会の月報の
「近隣の量販も閉店しているような既存事業の限界に対して
メーカーと小売店は新しい事業が必要ではないか」という提案。
1つの方向性として、
メーカー直販で「小売店は在庫を持たずに整備をメイン」にする方向で考えたくても、
大多数の客が(納車前の点検も含めて)整備する意味や価値が理解できていなければ成立しない。
仲介業者に任せている管理を全てメーカーで抱え込むことが現実的に可能なのかという疑問も出てくる。
(ただ、後々のことを全く考えず売りさばくことだけが目的であれば、
メーカーはネット通販ショップと組んでクレームを全て「仕様」「使い方の問題」だけで
処理するほうが楽だろう)
客は通販で買っても実店舗と同じように整備されているはずと思い込んでいれば
その感覚を打ち崩すための方策がまず必要になる。
結局はそのための的確な接客や集客イベントということになるが、
店もメーカー側も、その重要性に気付かないようでは、いつまで経っても変化など起きるはずもない。
●自転車で時速296km(世界記録更新)
gigazine.net/news/20180919-woman-bike-183-9-mph/
いわゆる「牽引型」での記録だが、単に「自転車で最速」といえばこちら。
「自走式」のリカンベント型エアロベロでは最高速度144km。
www.epochtimes.jp/2016/10/26220.html
空気抵抗を減らすために、普通の自転車形状にはなっていない。
●幅寄せ自動車対策?
何が一番効果的なんだろうか。
安全走行は当然として、単純に人間的な反応への興味。
「もちろん道交法違反や危険のない範囲内という前提で」
ネタ合戦感覚で実験というのも面白そうではある。
・海外でも駐輪場で盗難防止に効果があるという「目のアップ」
・地域名を大きく書いたもの
・爆音の鳴る板を挟む(自転車は騒音運転禁止[道路交通法第71条第5号の3]に該当しない)
・日本人形を背負う
・「注意!事故多発中」のような文字をプリントしたTシャツ
・大きめのタブレット端末に「>>」などを表示して背負う
・警察官っぽい格好(警官コスプレ服そのままで走行するのは面倒になりそうなので無し)
・「ドライブレコーダー作動中」のステッカー
・ヘルメットにドラレコ(ダミーも可)
・タトゥー風のアームカバー、レッグカバー、シャツなど
・(2週間で消える)ヘナタトゥー 参考:rutty07.com/entry/hena-tattoo/
▼夜間のみ
・反射板ベスト(工事現場員用の物)
・全身反射板(ヘルメットやアームカバーなど見える範囲全て)
・路面に車幅を直線状に表示するライト
・スポーク/バルブキャップに付けるライト
・デコトラ状態の過剰電飾
地域性や、見慣れているのかどうかや、
たまたまその時間に居合わせた人や車種にもよるだろうから
絶対的な結果はないとしても、
全国で大規模に試してみたら傾向のようなものがありそう。
●昼間に効果がありそうなのは
ダブレットは背中の湿気で痛みそうなので長時間は厳しそう。
日本人形は結構効果ありそうに思えるが地域名を書いたものより各段に勇気が必要になる。
ケースごと背負うにしても倒れないような工夫も必要。
爆音系は窓を閉めてオーディオを使用している自動車に聞こえるのかどうか分からない上に
普通に迷惑なので無しとして、タトゥー系は相当近づいて来ないと分からないので視認性的に微妙とすれば、
・海外でも駐輪場で盗難防止に効果があるという「目のアップ」
・地域名を大きく書いたもの
・「ドライブレコーダー作動中」のステッカー
上2つの効果は未知数なので興味は湧くが、分かりやすいのはやはり「ドラレコ作動中」か。
3つとも組み合わせると効果が高くなるのか低くなるのかも気になる。
●夜間は一目瞭然の「過剰電飾」が効果的?
自転車を過剰に電飾で飾るという感覚からして近づきたくはない。
反面、そういう変人が好きな人は引き寄せられる可能性もあるとすれば、
「ドラレコ作動中」の部分のみ照らすように
赤色ミニライトを固定して2か所or4か所点灯(1か所だけは点滅)するほうが良さそう。
(後方に赤以外の灯火は危険)
●[福岡]無料タクシーが2019年から開始
www.nikkei.com/article/DGXMZO30200150Y8A500C1000000/
もしこれが成功すれば、免許を返納した高齢者のための専用コミュニティバスも
自動運転と組み合わせて無料化できるのかもしれない。
交通量が少ない過疎地域では人身事故が起きる可能性が低いということで
導入へのハードルも低そうに思えるので、実用化できれば
交通インフラの世界が様変わり出来そう。
●[愛媛]「サイクルトレインしまなみ号」
www.pref.ehime.jp/h30200/3858/cycle-train-shimanamigo.html
自転車コースも整備されている愛媛であれば一定利用者が期待できそうだが、
予約制の「ツアー商品」としての販売。スポーツ自転車限定とは書いていないので、
一般車(ママチャリ等)でも利用可能というのは有難い。
理想としては、朝夕の通勤時間帯に満員になるような路線でも
「一般車(ママチャリ等)も利用可能な自転車専用車両」があることでも、
全国的にも実績から環境整備に至るのはまだまだ厳しい。
それでも、前段階として自転車と列車の組み合わせは地域振興には
今後欠かせない方法になると思っている。
乗車可能な人数が減る以前に、利用者数が1人や2人だけで運行するほうが遥かに無駄。
「一定の客数の確保」と近隣施設への移動しやすさからレジャー観光と相性が良く、
「過剰投資が不要」という大きなメリットもあり、追随する地域は増えるはず。
●商品を売るのは人
知識も見極める目も十分にあればネットで購入する方法が手軽でも、
実店舗で商品を買うときに重視するのは、やはり「人」。
スポーツ自転車店の場合、特に注意しておきたいのは
「高額・ハイスペック製品志向」で一般車を馬鹿にするような店は真っ先に避けることを薦める。
本気で選手を目指す人でも、まともに相談ができるかどうかすら疑問。
そもそも「感覚が合う店・合わない店」以前に、
個人店にありがちな「横柄な態度と口調で接客」していて
積極的に数(十)万円の買い物をしたいと思う人が多いとは考えにくい。
(店員にもよるので一概には言えないが)
「量販店とは対照的に丁寧な車種説明をしてくれたことを理由に購入」というケースもあるようなので
いかに接客力が重要かというのもある。
しかし、売るときだけ丁寧で購入後のメンテに訪れたら素っ気ない店も困る。
最低限の「入りたくなる店構え」も重要。
「ジメジメした薄暗く小汚く狭苦しい店内」に、
埃をかぶった何年も売れ残っているような車種しか置いていなければ
敬遠されるのは必至。
●自転車本体が次々と売れる業界が健全かどうか
jitensyazamurai.com/db/archives/10282
業界のノルマ制度で自転車店が苦境に立たされるのは
自転車本体の販売に大きく依存しているがゆえに
絶対に抱え込まなければならなくなる問題。
個人的には、あまり自転車本体の売上が全体的に落ちていることは問題視していない。
自転車本体の販売依存の店が淘汰されるのは「時代の流れ」というだけ。
むしろ「後継者不足」も相まって
「まともな戦略のある後発店」にはチャンスがあると見ている。
以前から書いているように、
自転車本体の販売のために在庫を抱えるのは、遅かれ早かれ
「巨大な資本のある量販店」か「メーカー直営店」だけに
収束していくことが目に見えている。
──────────────────────────
メーカーがノルマを上げる→店が在庫を抱える→売れ残る
→店の発注が減るか取扱いを辞める→
辛うじて売れている店のノルマが更に上がる
→店が在庫を抱える→・・・
と、どう足掻いても無理でしかない。
──────────────────────────
家電店が家電販売に依存していられなくなって
方針転換を余儀なくされているように、
「自転車店はこうあるべき」という、ステレオタイプなイメージを捨て去り、
まずは自転車本体の販売依存に陥っていることに疑問を持ち、
抜本的な思考の転換と、そのために策を講じることができなければ
大半の店が閉店に追い込まれるのは時間の問題。
(焦って無茶苦茶な値下げ合戦に挑んだところで自滅までの期間が早まるだけ)
販売形態も社会構造も変化しているのだから、
その変化に対応しなければならないのは当たり前。
旧時代の思考で経営していて逆にどうやって持ちこたえられるのかという。
例え資産があったとしてもノルマに消えていくだけでは?
そもそも「(”壊れた”ではなく使い方の問題で)壊す」
「飽きる」など、自転車を次々買ってもらうことで
業界が活気づいたところで、それが有るべき姿とは思っていない。
次々と買い替えるような使い方を前提としているということは、
自転車に対しての愛着が全く育っていないのだから
「自転車趣味そのものに飽きる可能性が高い」というのが最大の理由。
「買い増し」は、保管スペース的も金銭的にも、さほど多い気がしない。
サイメン飯倉氏のように「自転車本体は一切扱わない」
しかしその他の方法で稼ぐ方法はあるということを証明しているが
これは他店では出来ない技術力や立地条件等に限らず、
十分な分析もせずに真似をしたところで泣きを見るだけ。
着目すべき点は、
整備やカスタムに「無頓着なユーザー」と
ネット通販や量販店に限らず「売りっぱなし放置主義の店」。
「あまりにも酷いユーザーや店が多すぎる」という
分かりやすいヒントが目の前に転がっているのだから
それを活かさない手はない。「視点」や「人脈」もポイント。
★結論:(特に技術に自信のある店は)
「もう自転車本体の販売なんて他に任せて、効果的な方策へ舵を切るべき時代」
●荒川の河川敷道路の問題
cyclist.sanspo.com/416220
通称「荒川サイクリングロード」の正式名称は、「荒川緊急用河川敷道路」である。
つまり、自転車の優先道路ではないのである。
この間違い(とあえて言おう)が、荒川問題の象徴であり、根源である。
先に上げていたように呼称については検討する必要があるように思う。
サイクリングロード呼びは紛らわしく勘違いを助長させる恐れがあるため
結局は通称を自転車乗り側から「荒川遊歩道」と呼ぶことにして
「※但し歩行者最優先で自転車が通ることもできる」と周知させることが第一歩だろうか。
呼び方どうこうで健全化するなら苦労しないのは言うまでもないので、
その先を見据えた有効的な手段としては
1:「イメージハンプ塗装」
速度を抑制する方法として施工費用を抑えることができる上に、
初回以降の通行でも心理的に速度を抑制する効果があるとされる。
いくら「徐行」と定めたところで「知らない」とか「最初から守る気がない」輩を想定しなければ無意味。
実際一般的な歩道での自転車通行指定部分以外での徐行義務がどれだけ浸透しているかで分かりそうなものだが・・・。
2:「物理的に歩車分離」
最も費用が必要でも効果的と思われる方法として、
歩行者は「歩行者専用」でランナーもこの場所だけ通行できるようにする。
自転車は「自転車専用」で縁石やゴムポール等で物理的に走行場所を限定。
5メートルおきくらいに「自転車専用」「歩行者専用」と路面塗装で認知させる。
※犬などの散歩で自転車にリードをつけて走行することは
咄嗟の状況への対応が遅れることで、動物達にとっても危険であり、
他人にも迷惑極まりないので「犬などの散歩は歩きだけ」として
自転車に繋げて散歩させること自体を厳禁にする。
↓
●そもそも自転車で犬の散歩は道交法違反の恐れ
financial-field.com/living/2018/08/26/entry-23131
70条の「ブレーキその他の操作を確実にすることが出来ない状態」に該当すると見ていいだろう。
3:「監視カメラ作動中」
徐行以上の速度で走行している者の利用を禁止するためには
やはり証拠を突きつける必要もあるのだろう。
基本的には遠隔監視カメラで状況を把握できるようにして、
利用者が多い時間帯には近所から「見守り役」も置くと効果的だろうか。
4:「荒川にこだわらなければいいだけ」
記事内にある通り、一見走りやすそうな道でも実際の利用者状況を見れば、
その場所を速度を出して走ることが相応しいのかという。
他の走りやすい「思い切り走れる場所」で走行することは望ましい。
▼結局のところ・・・
まず、チラシ配りはティッシュ配りの有効性を考えると
1000枚配って僅か1人気にするかどうかのレベルなので無意味。
問題意識のある自転車乗りだけで集まって「どうして行こうか」ではなく、
「聞く耳を一切持たないどうしようもない自転車乗りへの対策」として、
具体的な提案とその有効性の実証実験や、
そのために必要な資金集めのための寄付金やスポンサー等を募る方法といった
実効性のある策が必要と考える。
●用途が違えば価値も異なる
自動車で言えば、例えば走行性:サーキットカー、可搬性:軽トラと比べるようなもので
全く別物でそれぞれに特化して利点のあるものを
高級は高性能だから素晴らしい、低級は低性能だから無価値と言う人は
一般社会で生活しているなら余程世間知らずでもなければいないとは思うが・・・。
自転車では
走行性重視であればスポーツ自転車、
実用性重視であれば一般車や親子乗せなど
用途別に存在しているものを
「高性能な走行性重視の車種だけが凄い」という感覚の人がもし居るなら
何かズレているというか、恐らく同種の乗り物とは見て欲しくないのだろう。
雑誌記事然りで、非走行性車種でも必ずスポーツ寄りでなければダメで、
書籍の無さから見て一般生活系の車種は「整備する価値すらない」という決めつけが
少なからず今の交通マナーの軽視につながっているとは微塵も考えないとすれば
想像力が足りない。
但し、注意を促しておきたいのは各車種の中でも「高額であれば正解」というのは間違い。
ベルトドライブや前輪駆動のような「それは本当に必要な機能か?」というものも少なくない。
しかし、タイヤ選びに関しては特に「長期間使う予定にも関わらず」
僅か数百円をケチってグレードを下げるような感覚は
(無習慣からの空気圧不足パンクではなく、パンク魔のような特殊なケースを除けば)理解できない。
●究極の一般車
シートチューブが低い低身長向けだらけの市販一般車の
シートポストを交換してもイマイチという人は最終的にはこれしかない。
www.ravanello.com/bike/bikes.cgi?cycling-citycycle
www.level-cycle.com/
※シニア車で22を参考提示しているが22インチは交換汎用性の低さからお薦めしない
個人の体格に合わせた完全オーダーメイドフレーム&フォーク。
フレーム形状だけでなく、恐らくスルーアクスル仕様や前輪ローラーブレーキ仕様、
スポーツ車規格のOLD指定も自由自在に可能のはず。
(例:29er&前後ローラーブレーキ仕様など)
クロモリでフロントシングルでOLD100,130mmであれば
前後ホイールにシマノの廉価品を入れれば約20万円くらいで収まりそうだが
ラレーあたりのクロスバイクとさほど差がない仕様であまり面白くはない。
(単に高価にしたいだけなら24金やダイヤを装飾に飽きるほど使えば簡単に億超えするが意味があるのだろうか)
▲未だにバック拡げ工具を使っている店に要注意
cs-shinwa.sblo.jp/article/184074590.html
「前門の虎、後門の狼」とでも言えばいいのか、
「量販店は信用できないから避けて個人店に行くもバック拡げ機を使われる」という場合、
とにかく悲惨としか言いようがない。
※もしパンク修理で一般車のチューブ交換もできるという知人がいても、バック拡げ工具を使いそうであれば頼まないほうがいい。
とにかく「作業前に使うかどうか必ず確認する」というのが重要。
あとは作業中も目を一切離さないくらいしか自衛策はない。(バック拡げ工具を持ち出して来たら作業を止める)
「チェーンを外すのが大変だから」みたいなことをそのお店の人が言っていたそうです。
チェーンを外すことが大変なんていうお店は絶対に技術がないお店だと思います。
こっそり店を変えるのでは今後の被害者を防げないので、
(特にアルミフレームで)
もし作業中の様子を撮影できてバック拡げを使われた証拠まで押さえられて
「原状回復=フレーム交換」を拒否するようであれば
本気で少額訴訟を起こして損害賠償請求したほうが良いと思う。
悪質な店には退場してもらわなければ、
真面目に取り組んでいる個人店まで「個人店は酷い店ばかり」という
影響も与えかねないので困る。
「スチールフレームなら問題ない?」
鉄にはアルミのような疲労限界がなく弾性があるから許容できるとしても
良いわけがないだろうと。
HOZANがいつまでもこういう「準破壊工具」を廃盤にしないから
手抜きをしようとする「ろくでもない店」が蔓延る。
そもそも時短で正確な作業ができないなら自転車店に向いていない。
★店の良し悪しを確認するならまずはこの2点
(ブランドの扱いや車種や値段は2の次で)
1「バック拡げ工具使いますか?」
2「(ハブ/リム/スポーク/ニップル指定or持ち込みで)手組ホイール作成できますか?」
「1いいえ」「2はい」が「”常識的な”作業ができる店」。
そうではない店に作業を依頼することは出来る限り避けることを薦める。
他にも「接客業としての常識的な口調」や「556を一切使わない」など”普通”の店を探すのは結構大変。
●バック拡げを使って作業するかどうか確認
反対に低技術店を炙り出す有効な手段として
「バック拡げ工具を使って作業してくれますか?」と持ち掛けたときに、
リスクを説明して選択できる提案であればまだしも、
「リスクを一切説明することなく使う」ことがあれば
それは「僅かな時短を優先し、ユーザーの不利益を無視する」技術力の低い店ということが分かる。
●無料サービスの末路
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/10632070.html
地域性を考慮したとしても、
「無料=どのように使っても文句を言われる筋合いはない」のような一部の輩が集ってくる以上、
どうしても使わせたいなら
(道具の正しい使い方を理解できる最低限度の知能と一般常識を有するかどうかを確認する意味でも)
会員制にして譲渡不可でカードの提示がなければ利用できないようにする等の対策が必要。
それが面倒なら、接客技術と手際の効率化とスキルアップも兼ねて
「一切用意しない。使わせない」というのがやはり最善ではないだろうか。
店/客それぞれの立場からのリスク説明、待ち時間の発生時には、どのような対策を講じればいいのか。
そもそも説明以前に「聞く耳を持たず」とにかく短時間での対応を強要する人間であれば本当に客かどうか。
どうやって気分を悪くさせないように諦めて帰ってもらえるか。
店構えや、分かりやすい価格や品揃えだけでなく、
接客術は店を判断する重要な要素ということに気付いてくれる店が増えることを切に願う。
客寄せや利便性のつもりでも、結果的に道具も自転車も壊されるようなことになれば本末転倒。
(自転車”だけ”を勝手に壊すぶんには自由でも、
道具(空気入れ)を破壊するに止まらず、空気量でも注油でも誤った方法で使ったことを認めずクレームが来る可能性もある)
勝手に使っていたお客様の中にはハブやブレーキにまで大量に吹いてしまっていたので
後々のトラブルにもなるかと考えました。
ハブ等の回転部分にはグリスが入っていますが、オイルスプレーによって溶けてしまいますし、
ブレーキに至っては全く効かなくなるので注油厳禁です。
貸し出す前に危険性に気付いて欲しかった。
空気入れポンプも営業時間外でも空気入れができるようにと置いていたのですが、それもすぐに壊されてしまいました。
こちらももう設置することはありません。
無料かつ人の目が届かないとモラルは消え失せてしまうようです。
※ポンプの無料貸し出しについては
電アシ等に限らず、業界都合の悪しき慣例である英式バルブによって
「熟練者ではない一般人には」適正な空気量が判断しにくい時点で
他店でもよく見る「セルフサービスで十分」という考え方には同意できない。
(習慣化を除いた)空気圧量が原因でのパンク誘発させている原因では?
ちょうど隠れているだけかもしれないが、画像を見る限り
「錆取り用?の556」と「チェーン用のオイルボトル」は置いているようでも
グリスが置いているようには見えないのは気になった。
例えばシートポストの錆取りをして動かせるようになったとして、
ふき取ったあとに薄くグリスを塗っておかなければまたすぐ錆びることになるがオイルで代用?
●[福井]スポーツ自転車向けのサイクルトレイン
fukui.keizai.biz/headline/609/
JR西日本が8月25日、JR越美北線でサイクルトレインを運行する。
サイクルトレインとは銘打っているものの、
ツアー商品も別途用意されていたり基本的にスポーツ自転車向けのようだ。
しかし間口を広げる意味で言えば、限定的需要の競技向けだけではなく、
レンタルサイクル等と組み合わせて一般車にも間口を広げることで
過疎路線や駅周辺の活性化も兼ねて需要を拡大できると考えるが、
JRも自治体としてもあまり興味がないのだろう。
●シェアサイクルと整備状況
大柄な海外からの利用者向けであれば
本格的な29erや(ボスフリーのファットバイクっぽい乗り物ではなく)本物のファットバイクが無理なら、
タフに作ってある通学用自転車を揃えておくとか、
そもそも無料ではなくデポジットで予め破壊されることを前提で貸し出せば
それなりに防げるはずだが、貸す側も借りる側も「たかが自転車」という感覚で、
さほど高くもない一般車をなんとなく用意しているだけでは今後も優良化は期待できない。
とにかく、無料だから状態が悪くなりやすいというより、市町村単位でのシェアサイクルでも
「共有財産の価値額が全く存在しないような輩」まで使うことを
防ぐための方策が必要と考える。
誰がどういう状態にしたのか貸し出し履歴が明確なレンタルサイクルであれば
貸し出し時に規約を必ず音読させてでも把握させて、
破壊した当人に弁償させるのが筋としても、
連続で別の人が借りれるような誰がいつ破壊したのか分からないような
シェアサイクルは、気軽に借りられる利便性を追求する以上は、
「ガタガタでもとりあえず移動できればいい」という人向けでしかないとして、
「まともな状態のものは少ない」と見るしかない。
個人的には走行不能状態に限らず、不特定多数に貸し出す場合、
誰がどの時点でどのような損傷を起こしたのか
分からないものをとても(余程のことがなければ)使う気になれない。
それにしても、
(約10万円~からの国産電アシや、約5万円~の"普通の"クロスバイクは別として)
根本的に「一般生活向けの自転車は安く乗るもの」という価値観が根本原因の1つと思われるが、
安物自転車の存在が「ちょっと高めの靴」くらいの感覚で
便利なものとして支持されてしまっていることを危惧する。
違和感なく走って機能する整備がされているレンタルサイクルは
それ自体が特徴になり得るとして
(中古自転車でBBやハブ軸まで完全に分解整備済の優良自転車のように)
「真・レンタルサイクル」として高価格設定で貸し出しは有料会員制にでもする等で
存在できないだろうかと思う。
自転車に限らず「日本製」を求める客もいる以上、
それなりに高価になっても「品質を求めるニーズがある」といえる。
何でもかんでもデフレ感覚で「整備まで安物扱いにならざるを得ない」ことだけが
正しい姿だとは全く思わない。
●「荒川サイクリングロード」のトラブル
www.bengo4.com/internet/n_8127/
サイクリングロードとして整備されている道ではなく、緊急用河川敷道路として歩行者も自転車も通行できる道。
釘を撒くこと自体が問題なことは言うまでもないが、
歩行者と自転車が共用する道だからこそ譲りあいの精神は必要になる。
関係自治体や荒川下流河川事務所などで2014年、「荒川下流河川敷利用ルール」を設置。
「自転車は徐行し、歩行者を優先しましょう」「河川敷道路に自転車や荷物などを置かないようにしましょう」など
とマナー向上を呼びかけてきた。
一部のマナーの悪い利用者からすれば、
「罰則のある法的拘束力がないなら、わざわざ従う必要もない」ということになるのだろう。
大半の利用者は歩行者優先で走行しているのではとも思うが・・・。
しかし、対策として速度抑制案を具体的に考えると、
まず、ゴムポールや段差をつけると緊急時に支障を来すとすれば不向き。
特に速度の出しやすい細めの幅のタイヤで走行しにくなるようにするには
網目の荒いグレーチングを障害物として多く埋め込むことで物理的に速度を抑制するという方法が
効果的なのではないだろうかと思うが、周知不足であれば逆に事故を誘発しかねないという問題も出てくる。
優先的に考えるべき内容としては、
自転車が優先的に走る場所ではないという意識を持ってもらう意味では「荒川河川敷の歩行者優先道」として
荒川「サイクリングロード」という俗称をやめるように促す必要がありそう。
●色偏重のカスタムのリスク
色優先でそれほど影響の少ない部分のケーブル類はともかく(それでも黒以外は耐候性に劣るとも言える)、
カラータイヤだけはリスクを一切説明することなく交換を勧めたくはない。
グリップやペダルにしても色ではなく
性能・機能・整備性の実用重視でのカスタムを推奨している感覚から見れば
見た目の色だけに執着するのはどうなんだろうと思ってしまう。
▼ゴテゴテ配色のパーツ変更
目立ちにくい部分のアクセントとして小物に取り入れるなら色彩的なバランスがとれるのと、
「展示客引き用としてのオブジェ」とか「舞台や撮影の小道具」として演出する用途であれば相応しいとは思うが、
極端に何点も変更する方向は日常的に使用する目的としては正直言ってしまえば微妙なカスタム方向と言える。
向いているのはせいぜい若年層限定で、ド派手な配色の「原宿系ファッション」を自負する人達のみだろうか。
●調整が無料になるとは限らない
「調整=ちょっと位置直すくらいなので料金は一切かからないと思い込んでいた客」
と
「作業前に部品交換が必要な状態では料金が発生することを念押しせずに作業してしまう店員」の感覚のズレ。
例えば「中古ママチャリ」でも、
昔の国産自転車を丁寧に整備しているならともかく、
近年の安物のママチャリ系であれば、この時点で十分に警戒すべき。
客寄せの一環だったとしても、空気入れを無料にしていると、こういうときに響いてくるのかもしれない。
そもそもタイヤの質を考慮しつつ、英式のままで適正な空気圧にするというのは
「素人では難しい(少なくとも自分ではしようと思わないからこそ米式化を薦めている)」ので、
無料にしていること自体が下に見られやすい一因にも思える。
ブレーキシューの単価そのものは安いとはいえ部品交換が伴う場合、
車体を受け取るよりも前に、
「部品交換が必要な危険な状態の場合、確認の上で有料交換になります」と
後述しているように確認として念押しすべきで、
(断るようであれば、店舗経営の観点から安請け合いできないことを丁寧に伝えつつ断るしかない)
客側も店に対して、どこからが有料になるのかという確認をすべきだったと思う。
しかし・・部品交換は有料であることを理由に断られ、そのまま送り出した場合、
その整備不良を軽視した愚鈍なユーザーが原因で事故を起こされたら遺恨を残しそうではある。
●[岡山]道路管理に問題があり転倒した事例での裁判
www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/20180424/4020000235.html
岡山市の市道をロードバイクで走っていた男性が幅2センチほどの溝にタイヤが挟まって転倒し、
道路の安全性に問題があったとして市を訴えていた裁判で、岡山地方裁判所は道路の設置や管理に問題があったと認め、
岡山市に38万円あまりの賠償を命じる判決を言い渡しました。
おととし6月、岡山市に住む50代の男性が岡山市北区大供本町の市道の路肩をロードバイクで走っていたところ、
幅2センチほどの溝に前輪が挟まって転倒し、胸や指の骨を折るなどの大けがをしました。
タイヤの幅は2センチ3ミリだったということです。
ロードバイク愛好家であればタイヤが嵌りそうな溝は注意深く避けるように進行しているはずなので、
「走行位置の選択」で防ぐことは不可能だったのだろうかとも思うので、幅寄せされた可能性もあるのだろうか。
とはいえ、
24日の判決で岡山地方裁判所の佐々木愛彦裁判官は、
「溝は黒い直線に見え、傾斜もあるため、認識できずに近づいてしまう可能性がある。
ロードバイクの普及率は高くないとはいえ、車道を走行することはすでに珍しい光景ではなく、2センチの幅は広すぎる」と指摘しました。
視認するのが難しい状況だったとも考えられるので、杜撰な道路管理そのものを糾弾すべきなのだろう。
ここで「一般生活用の自転車というジャンルで23Cや25Cタイヤを掲載していない理由」として
こういう事態を引き起こす原因にもなりかねないとして紹介は避けているのもあるが、
反対に28C以上を理由に太めの溝でも絶対に大丈夫とは言えない。
少々の溝であれば完全に無視できることだけを優先してファットバイクに乗れなどと言うつもりもない。
「雨天時の鉄蓋で滑る」という施工不良状態が未だに各地で放置されている現状を見ると
「怠慢」と言われてもしょうがない部分はある。
実際今回の件の「自転車で転倒「道路管理に問題」」で検索しただけでも
道路管理が不十分で事故になったというケースは見かける。
▼道路管理瑕疵の判例
www.douroweb.jp/318administrative_fault/administrative_fault.html
今回とは無関係でも常々思うこととして、
全国の鉄蓋に滑り止め加工がされていないことが原因で転倒して
かすり傷でも怪我や損傷が起きたら積極的に裁判を起こしたほうがいいのでは?と思うほど危険性の認識が出来ていない。
そもそも計画案の時点から実際の設置時まで
滑らない蓋しか敷設できないような強制力のある罰則ありの法律で制限すべきに思えて仕方ない。
●スポーツ自転車店が一般車に対して消極的な理由
jitensyazamurai.com/db/archives/7122
[客]
愛着の問題は相当根が深いと言える。使い方として歩道メインで、値段的にも「乗り物感覚ではなく」
「歩行者の延長線上として使い捨ての高めの靴」のような感覚で
不具合だらけでも「(本体の値段からして)安く早く直るはず」と思っている人が圧倒的に多いはず。
必要最低限の空気圧や注油の必要性や調整について力説したところで「面倒」とか「買い替えればいい」という人も少なくないだろう。
消費者として「安くて早いほうがいい」というのはもちろん分かる。
ただ、その代償としての使いにくさだったり比較的短期間で買い替えを余儀なくされることは
長期的な目線で見れば得ではなく損をしているということを理解して欲しい。
[店]
その溝を埋めるためには、既存の「基本的に新車販売か修理だけ」という経営方針では
(利益も低ければ尚更)間違いなく難しい。
修理のための工具や部品を在庫したところで理解力のある客が少なければ続くはずもない。
「新車販売か修理以外への経営努力」は意味があるはずだが、
如何せん「地域や客層」で限界もある程度あるかもしれない。
しかし、少なくとも「自転車のチューブには定期的に空気を入れる必要がある」という
あまりにも低すぎる目標を掲げ、それを対処するだけでも到底対処しきれないほどの
多くの潜在ユーザーが存在しているということも事実。
それをどう事業化するのかということになるが、目立った方法で事業が確立していないから
「出来るはずがない」と決めつけられているのだろうか。
結果「雑整備で売りっぱなし」「ちょっと複雑な修理になれば買い替えを薦める」という方向になり、
1円でも安く1秒でも早くという膿が英式やボスフリーやバック拡げ工具といった
「変わらないことが正しい」とされるようになってしまったのだろう。
一方で、消費者の無知に付け込み
見せかけ重視でデメリットの多い車種や部品を、まともなデメリットの説明もなく過大広告で買わせようとするのは詐欺に近いと思っている。
購入側がデメリットの情報を理解し、不具合があればそれに正当な対価を支払うだけの場作りのためには
結局のところ「知識を得るための教育」の底上げということになるが、その解決にはどうしても時間は必要になる。
「実感できる機会」も全く足りない。
新車を売るためだけの試乗会という安直な努力ではなく、(状態にもよるが)修理をする意味もあると気づかせて、
安物自転車からでも「自転車に対する価値を上げる」ことは業界のためにもなるはずと考えるが、
各メーカーや多くの自転車店から見れば異端でしかないのだろう。
●ダウンチューブが最初から一部歪曲している一般車
CBあさひの「イノベーションファクトリーCITY」
(URL非掲載)
塗装を見れば力がかかって曲がったものではなく、最初からこの形だったということは分かるとしても・・・
事故車を再塗装したんじゃないかと思われかねない不信な形状に意味はあるのだろうか。
●[滋賀]街乗り自転車で地域振興
半日で滋賀・守山満喫 年齢や目的別の自転車マップ作成
www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180413000044
目的がなくただ漠然と自転車に乗りたいというだけでは長続きはしにくいだろう。
観光目的だけでなく、地元民に対しても自転車で新たな発見が出来ることをアピールする良い機会。
こうした地域経済にも役立つ取り組みは
自転車ならではの「低コストで出来る」ことからも見直されていいはず。
●各地でのサイクルトレインと地方路線維持への期待と課題
toyokeizai.net/articles/-/215820
▼[千葉]
旅行プランとしての事前購入が必須。しかも乗車可能な車種が限られるB.B.BASE。
対照的にママチャリでもOKなサイクルトレインも存在する。
↓
●サイクルトレインの日常自転車利用の役割
利用者減少に歯止めがかからない地方の鉄道にとって、大きな課題のひとつは“二次交通”。
自宅から駅まで、または駅から勤務先や学校などの目的地までの交通手段をどのように確保するか。
▼[埼玉]
埼玉県内を走る秩父鉄道では、事前の試験運行を経て2010年から時間や区間を限定したサイクルトレインの運行
●平日:波久礼(はぐれ)―三峰口、土休日:御花畑―三峰口 (いずれも日中のみ)
●専用ラックはなく先頭車両の優先スペースで対応
スポーツタイプの自転車だけでなく普通の”ママチャリ”でももちろん乗せられますから、
ぜひそういう方も積極的に使っていただければ」(同社担当者)
▼[群馬]
群馬・栃木両県を結んで走る上毛電気鉄道では、毎年4万人ほどのサイクルトレイン利用者がいるという。
サイクリストだけでなく、日常の買い物などにも積極的に利用する人が多く、
鉄道の利用減少に歯止めをかける役割を果たしているのだ。
課題としては
秩父鉄道では、土休日は観光客で混雑することも多いためサイクルトレイン運行区間が短くなっているし、
駅施設の関係から利用できない(乗降できない)駅も多い。
軽量化されているスポーツタイプの自転車であればともかく、
通常のママチャリを担いで階段を昇り降りするのは現実的ではないだろう。
まずは陸橋にあるような階段に幅10cmくらいのスロープを設けることで比較的安価で対処は可能。
階段にタイヤを乗せてゆっくり自動で移動する電動スロープを取り付けるのが2段階目。
最もコストがかかる方法としては乗降口が広い大型のエレベーターの設置。
自転車の持ち込みが増えた際の一般乗客とのトラブルなどへの対策も必要だ。
都市部ではなかなか厳しいとしても、過疎地であれば一定の利用者を確保できることは有難いように思える。
欲を言えば、自転車持ち込み客と一般客の待機スペースや乗降出入り口を完全に分離することが出来れば理想的。
●「修理にお金をかけたくない」と思わせている原因とは
sites.google.com/site/keymartcycle/1nen/tianzhaonohuangseizizhuanche
チューブだけでなくタイヤ交換が必要な修理が必要な状態の自転車に「依頼者の要望で」応急処置。
理由は表題の通りで「修理にお金をかけたくない」ようだ。
・他2台の自転車もあるが乗りにくいから使っていない
この時点で2台の不具合の原因を探って乗りやすく修正や補修を提案することも可能。
・家族3人で共用
上記2台が使えないので3人で共用。単純に3人で使えば距離次第とはいえ劣化速度も早まるのは必然。
「3人も使うのに」前後タイヤチューブ交換を工賃込で5000~8000円くらい?の修理費用さえ払いたくないという。
(中古か貰い物かどうかは分からないが)3台も自転車を所有できるだけの経済的な余裕があるなら
過度に生活に困窮しているというわけではないだろう。
↓
ではなぜ払いたくないと思わせているのかといえば、「払うだけの価値が見出せないから」と思われる。
▼買い替えが得?
「例えば1万円で購入したとすれば購入価格に対して高いから買い替えも考える」という選択肢もあるとして、
「今の自転車が使いやすい」ということを家族が証明している時点でこの場合消える。
BBやベアリング等見えない部分の各種回転部などの劣化もあったとしても、
果たして安い自転車に買い替えて果たして今よりも乗りやすい自転車が手に入るかどうか。
▼使用頻度も距離も短いから?
使用頻度が3人で各1週間に1度だけで年100日も使わないし距離も片道3km程度で
そんなに乗らないから躊躇するというのも分からなくないが、
費用検討中でも「使用できなければ困るから修理依頼した」という時点で「使いたい」という気持ちは前向きなはず。
▼(タイヤ・チューブ交換で)パンクを修理すれば終わりではない
チューブの状態から明らかに「慢性的な空気圧不足」が原因なので根本的な解決は修理交換だけで終わりではなく、
むしろその先の「空気入れの習慣化」をどう定着できるかが最も重要。
この場合タイヤが限界なので一時回避の修理でしかなく、タイヤの損傷が原因でのパンクは再発するので
チューブ交換しても今更空気圧をどうこう言ったところで大して意味はないだろう。
それでも、さすがにタイヤも交換すれば口頭で軽く案内するとは思うものの、簡単に済む内容ではなく
同じ原因でのパンクを起こさないように出来ることはやはりアナログ/デジタルでの「空気入れの習慣化」が絶対に不可欠。
確かに「黙っていたほうが儲かる」が、放置すべきではない理由として
「自転車に対する意識を変える」ことで「修理に費用をかける意味がある」と思ってもらえるという点。
要は金払いや修理に対する理解度が上がることで余計なトラブルも回避できるようになるのではと。
●荷紐の絡まりでトラブル
長さが丁度収まるように巻き付けつつ、最後は簡単に某用品で
荷台に固定すれば脱落が防げるのではないだろうか。
●費用をかける気がなければ一生分からない
www.youtube.com/watch?v=rriTUudGCi8
動画最後の文章
粗悪品にすっかり慣れちゃった人は粗悪品を粗悪品であるとは認識できない。
認識できるようになるには良品を使ってみることだが、
それにかかる費用を負担する気はないので
分からない人とは一生分からないまま過ごす人なのだろうな。
それが自転車ならさほど人生に悪影響もないだろうけど分からないより分かった方が
何かと人生楽しいと思うんだよな。
「安い自転車で十分」
「納車前整備なんてどうでもいい。安ければ安いほどいい」
「自転車のタイヤに空気を入れるのは気が向いたときだけ」
「タイヤもすぐダメになるんだから安いので十分」
「チェーンがよく外れるけどちょっと嵌め直すだけでいい」
「チェーンもワイヤーもあちこち錆びてるけど使えるから問題ない」
細部までパーツ交換・整備している激安自転車でも
どこまで変化するのかを体験する機会でもあれば
多少なりとも金をかけることに価値を見出してもらえるかもしれないが、
結局それに(気付くためには長期間必要な場合もある)試乗のための費用すら払う気がなければ
なかなか自主的に気付くのは難しい。
そして、自転車店が新車販売前提で「修理なんてせずにさっさと買い替えればいい」という主義が
まかり通っている現状では厳しい。
しかしながら、
例えば状態にもよるが新車から米式化だけなら約600円程度から可能とはいえ・・・
実際は全体的に手の施しようがないほど
(前後車輪・タイヤ・チューブ・BB・チェーン・ワイヤー・シュー・ペダルなど)
ボロボロになってから
「5000円もあれば全て新品同然に直るはず」というような
ため息しか出ないような案件もあると思うと、気が遠くなる。
▼前後車輪・タイヤ・チューブ・BB・チェーン・ワイヤー・シュー・ペダルなど
ボロボロの状態のこれらを新品同然にするには少なくとも諸々交換・送料・工賃込で
(※品質が心配な中古品の流用は考慮せず、全て1から揃えると仮定)
[車輪径や変速種別や段数でも値段は異なるが安上がりな一般車シングル(変速なし)の場合]
最低限の質で揃えるとしても総額3万円はかかると見ていい。
ボッタクリではなく、自分で各パーツにかかる費用をリストアップしてみれば分かるが
現実を知って素直に納得してもらえるかどうか。
こうなる前に小まめに整備点検していれば、それなりの安い自転車でも長く使えないことはないと、
どの段階で気付いて改めることが出来るか。
それでも「面倒だから」と使い捨てを選ばれてしまうことも危惧しなければならない。
●広く自転車に対して持つ一般的な金銭感覚の差
twitter.com/fiction_cycles/status/978442352208457729
実際にあった話ではなく一般論として。「接客に落ち度がなかったという前提」とのこと。
▼「相手にとっては”たかが3万円”ではなく、”3万円も”思い切って頑張って提示した金額かもしれない」
本当にケチりたいだけかどうか。
その人に価値を判断するための基準が存在していない状態であれば、
世に溢れる1万円以下の中古自転車も考慮すると、
「3倍も」提示すればまともなスポーツ自転車さえも買えるだろうと思ってしまうのも仕方ないかもしれない。
今では電動アシストの普及で「自転車に10万円」という値段が極端に高いということでもないはずだが、
未だに大衆車としての中古も含めた安物自転車の影響が強すぎるあまりに
「自転車=3万も出せばそれなりにいいものが買える」というイメージの定着をさせてしまったことを悔いてもしょうがない。
一方で「そんな安物にまともなスポーツ自転車なんてあるわけないだろ・・・」というニュアンスで
対面で直接的に自転車に対する興味ごと根底から否定された気分になれば、反感を買うのは当たり前。
(そう思わせないだけの簡潔で分かりやすい説明を提示できれば、
納得した上で他の車種も考えるという方向もあるはず。)
しかし、自転車店の接客技術が一般水準に満たない違和感が拭えない店が当たり前に存在していることからして、
「落ち度がない接客が出来ているのだろうか」日々自問自答する必要がない店が
果たしてどれだけ存在しているのかというところでもある。
それでも「親切」か「余計お節介」かという捉え方の差も考えると本当に難しい。
●本気のスポーツ自転車
www.sankei.com/west/news/180323/wst1803230008-n1.html
見た目も性能も値段が200万円ということでも注目度は高いのだろう。
しかし・・・スポーツ車メーカーのブランド名がついている「見た目はスポーツ自転車っぽい低グレード品」を思い出すと
こうした本気を見せられても何処か素直に感動できないのはある。
貸している側は特にブランドイメージを損なわないと思っているからこそ貸しているとしても・・・。
●快適型の自転車選びを提案
jitensyazamurai.com/db/archives/8506
大抵の自転車マンガ然り「競技型に特化したほうが分かりやすく高額な自転車を売りやすい」
というのもあるとして、それ以外の自転車は
「量販店で2万円もしない激安のママチャリ」か「ネット通販のスポーツ自転車”風”の乗り物」が全てではない。
選択肢の提示ができるかどうかは、店員の知識量も然ることながら”熱量”も大切。
最低20万円からの高額自転車を売ることだけを目的とする店、
ボスフリーを使っているような似非スポーツ自転車を初期整備無視で投げ売りするネット店、
ほぼ2万円以内の安物自転車だけ売りっぱなしの店、
需要があるから存在するので全てを否定するつもりはないものの、
それ以外の素晴らしい自転車達を知らずにいることは本当に勿体ないと思う。
●[滋賀]ビワイチはママチャリでもOK
www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20180310000023
前置きとして、
低速の自転車に車道を走られるのは本意ではない人達もいるとして、
その意味の中には老若男女全ての年代に対して、
どれだけ車道上にナビラインがあったとしても
通行自体が必ずしも歩道走行より安全とは言い切れないので
誰でも(交通安全を特に深く考えることもせず)気軽に自転車を使えばいいとは言い切れない。
しかしながら、自転車に対する考え方やレジャー化に当たっては
一般車ユーザーを取り込むことは必然で、
そのときに「まずスポーツ系の自転車ありき」という考え方は
慣れていない人達にとっては高いハードルになっているという側面も十分考えられる。
「乗り慣れていないから合わなかったら楽しくないかも」とか、
「レンタル自転車にちょっとでも傷を付ければ高い修理費がかかりそう」といった不安を覚えさせる前に、
気軽に乗れるような2~3万円程度の比較的安い
「適切に整備されている」一般車で、
ギアを上手く使うところから始めて、老若男女問わず「楽しさ」を知ってもらうことが、
最初の第一歩として馴染みやすく、ユーザーを広く獲得する方法になると考える。
一般車が自転車に占める割合が高いことは明らかな一方で、
使い捨ての傘感覚ではなく「乗り物」と認識して少しでも自転車に対して
最低限のメンテナンス(”適正な頻度と量”の空気充填、チェーン注油)を施す割合が
大幅に下がるのは「ママチャリなんてテキトーでいい存在」でしかないからだろう。
そうした「無頓着」を少しでも改めるきっかけの1つに
「難しくない楽しさ」から繋がることも期待する。
●ヤフーもシェアサイクル事業に参加
news.mynavi.jp/article/20180309-597594/
ヤフーの子会社で新規事業開拓を行うZコーポレーションは3月8日、
SBイノベンチャーの子会社であるOpenStreetの第三者割当増資を引き受け、
同社への資本参加を決定したと発表した。これにより、ヤフーグループがシェアサイクル領域に新規参入する。
初期投資額が大きければそのぶんユーザー数を多く得やすいとしても、
失敗したときの反動も大きくなるのは当たり前。
それでも躊躇せず各社どこまで本気で取り組むのかはそれなりに注目している。
●[フランス]水素自転車「Alpha」
clicccar.com/2018/03/07/564844/
1分の充填で100km走行可というよりも、そのゴツさが気になる。
internetcom.jp/204323/pragma-industries-launch-hydrogen-powered-bicycle
1台約99万円。他に類を見ない種類としては製作費を考えると意外に安い気もする。
●高性能な新製品は必要かどうか
「ママチャリの整備は難しい」とスポーツ自転車ユーザーは言うかもしれないが、
スポーツ車のハイグレードほど油圧やDi2診断ツールなど
「整備に手間やコツが必要」なイメージのほうが強い。
それでも、商売上
競技スポーツ向けの最上位機種は性能向上させて旧規格を捨てて新規格に走るのは
「根本的には一般用途ではない」のだから当たり前とも言えるが、
中級以下のグレードを進化という名の変化(ある種の退化)をさせる意味は
果たしてあるのだろうかと。
────────
電動アシストの前輪モーターではブレーキ性能が向上と謳うも
その前輪が全損故障時になれば費用が大幅に跳ね上がることなどはあまり考えさせようとしない。
商売上「新商品は素晴らしいと言うしかない」のもあるとして、
「性能向上の代償」は安くはないはずだが、問題視するような傾向はない。
一般車系統で最大の問題といえるものとしては、
利便性や耐久性を考えれば、
英式やボスフリーは廃さなければならないはずなのにそうしようとしない。
「馴染みがあるというのを言い訳に単なるコスト重視」でしかないのだろう。
「新商品よりも使い方を見直すための機会そのもの」を商品化することが
自転車関連商売の全てを阻害するとも思えない。
●[フランス]自転車シェアサービス終了理由は大量窃盗と破壊
www.afpbb.com/articles/-/3164236
中国・香港に本社を置く同社は、パリだけでシェアサイクル2000台を展開し、
仏全土での利用者は約15万人に上っていた。
その理由を「昨年12月から今年1月にかけて、わが社の自転車の大量破壊が
未成年者らの新たな娯楽と化した」ためと説明。
同社によると、1000台以上が盗難に遭い、全国で約3400台が破壊され、
警察への通報は300件近くに上り、6500台が修理を要する状態に陥ったとしている。
「未成年者らの新たな娯楽」に至った経緯が気になる。
たまたま日常的なストレスの発散対象とされてしまったのか、文化的背景が存在するのか。
●[海外]イギリス・オーストラリアのシェアサイクル問題
www.gizmodo.jp/2018/03/french-dockless-bike-sharing.html
イギリスでは「Obike」が、歩道に放置された自転車が問題になりロンドンにある複数の営業拠点を閉店するという結果に。
同社はオーストラリアでも同様の状況に直面したといいます。
(アメリカについては駐輪等の問題ではない方向なので割愛)
中国やフランスだけでなく他の国々でも問題があるようだ。
レンタル自転車のように身分証明書を提示することで借りるような仕組みではなく、
手軽に誰でも借りられるということは利用者のモラルが求められる。
大半の人は壊すことも自分のものにすることもないとしても、
一部が意図的に妨害すれば事業は成り立たない。
日本では各社参入によってこれから本格的に始まる段階で上手くいくのかどうかというところだが、
やはり厳しいのではないかと見ている。
●シェアサイクルの動向
abematimes.com/posts/3595908
今後数年の自転車に関する話題としては
スポーツ分類としては「電動アシストユニットの新規参入組シマノ・ボッシュの行方」
一般生活自転車カテゴリとしては「シェアサイクル」の話題が避けて通れない。
各地方自治体が独自に行っているシェアサイクルの場合、
借りた場所まで戻ってこなければならないケースか、
設置されているサイクルポートを予め把握しておくか位置検索してからその場所に返却するという形が一般的だろうか。
ソフトバンク子会社による「HELLO CYCLING」は昨年、セブン-イレブン・ジャパンと協業を発表し、
2018年度中にセブン-イレブン1000店舗に駐輪場を設置する予定。
LINEは中国のシェアサイクル大手「Mobike」と手を結び、今年上半期から本格展開すると発表した。
他にもメルカリが「メルチャリ」、
cyclist.sanspo.com/384691
アパマンショップが「ecobike」として今年中のサービス開始を目指している。
中国のシェアサイクルの現状が
乗り捨て放題という利便性を追求した結果として社会問題化し、
既に終わりに向かっているように思える中で、
果たして環境が異なる日本でどこまで定着することができるか注目したい。
盗難対策は通信で策を講じることができるようになっているはずなので、利用者側としては
最低限の施錠操作をしておくだけでそれ以上の過度な対策は必要ではない点は楽。
www.tokyobikesharing.com/how-to-park-your-bike/
問題は記事内で上がっているように駐輪場を十分に確保できるのかどうか。
都市中心部では駐車場探しに困るケースも少なくない中で、いくら狭い場所でも停められるとはいえ、
シェアサイクルが普及した悪影響としてそこらじゅうに溢れかえるようなことがあれば
ただでさえ違法駐輪に手を焼いてきた自治体にとっては悩みの種になることは間違いない。
もう1点は「整備状況」
回収時に不具合の有無を毎回確認して常に適切な状態で借りられるとは限らないこと。
例え、事故が起こった場合の責任は大抵が「徐行や一時停止と確認」を怠ったような利用者にあることは明白であるとしても、
利用タイミングで整備不良による不具合が起こらないとも限らない・・・とも思ったが
これはノーメンテ主義の自転車で起こり得る事故よりも遥かに可能性としては低いと見ればいいだろう。
●しかしながら今後
「主に単距離移動用としての自転車は買う物ではなく借りるもの」となるだろうかと考えると
基本的にはありえないだろうと。
都市部では観光用や駅間移動のような目的からある程度機能するかもしれないが、
広域で見れば限られた狭い範囲でしかない。
車種もそれほど多いというわけでもないため用途が適しているとも限らず、
継続使用するとなればそれなりに消費者側としても費用がかかるため、必ずしも使いやすいとは言い辛い。
それに、公共物としてのシェアサイクルの発展では
「使い方や知識として広く知りたいと思えるだけの動機付け」にはならないと考えられるため、
自転車自体に対しての見方が変わるような気もさほどしないだけに、
あれば確かに便利かもしれないが、
正直なところ「個人的にはさほど興味が湧かない」という感想になる。
観光にファットバイクや視覚障碍者支援にタンデム自転車などを使うという方向性とは違い、
あくまで生活の足の自転車としての役割を担う存在として定着するのは厳しいと見ている。
●スポーツが苦手でもできる自転車
jitensyazamurai.com/db/archives/8314
自転車に乗れないという大人でも
ペダルを外してもらって足で地面を蹴って進むバランス練習を1日がかり練習すれば9割の人は乗れるはず。
集団行動が苦手でも(道交法さえしっかり守れば)人の顔色を伺う必要もなく楽しめるのもメリット。
何も競輪やトライアスロンやロードバイクのようなバリバリの競技志向だけが自転車の本質に非ず。
自転車趣味を始めるなら諸々込みで20万円くらいは必要なんて話にも耳を傾ける必要なし。
(追記)─────────────────────────
10km~50km圏内程度の郊外周辺であれば比較的軽量なクロスバイクで十分。
一般車からのステップアップとして違和感も少なく値段の敷居も低く、
駐輪時の防犯面でも「ロードバイクとの比較では」有利。
散々クロスバイクに乗ったが、更に軽快さ重視でロードバイクという方向でも頷けるが、
最初からロードバイクである必然性としては競技スポーツを志す意志でもなければ選ぶメリットは低いと見ている。
単に所有欲を満たすための「室内に飾るだけの盆栽」であれば特に止めはしないが・・・。
─────────────────────────
一般車でも整備や良パーツへ交換を始めればそれはもう立派な自転車趣味になる。
(副産物としてはこういう裾野が広い自転車趣味が増えることで交通マナーそのものも向上することが期待できる)
●様々な自転車の試乗会
jitensyazamurai.com/db/archives/8306
jitensyazamurai.com/db/archives/8293
サイクルイベントでは短い平坦な距離を進むだけなのでほぼ無意味。
レンタルサイクルでは基本的には移動用として最低限の車種と整備しか行われていないことが多い。
メーカーで試乗できるとしても、そのメーカーの車種に限られる。
「店舗貸し出しイベントで1日乗り放題」というのが現実的な案になるのだろうか。
しかし、同じ車種を1日で分かるのかどうかというところでもある。
例えば今まで完全ノーメンテの主義の人に「適正空気圧」で1日乗ってもらえば・・・気付くだろうか。
激安ママチャリに戻ったときに「とんでもなく乗りにくい」ということが分かるまでの時間が
感覚が鈍い人も考えると、1週間~1ヶ月単位での貸し出しを行ってからのほうが
説得力が増す気はする。
しかし、その場合保証金も含めて(車種にもよりとして)それなりの価格のする車種であれば
1ヶ月5000円というわけにもいかなくなる。
それでも、横の繋がりというか
1つの店で所有できる車種には限りがあるので、他店でも同様の取り組みが広がって
「地域単位で試乗できる」ということになれば
他地域からも来訪者と評判も上がるのではないだろうかという期待感もある。
●バック拡げという凶器
いつまでHOZANはこんなものを売り続けるつもりなんだろう。
そしてこんなものを使わなければ時短できないような、楽することだけが目的のような自転車店が
当たり前のように存在する現実が本当に情けない。
使ってる店からすれば「使ってはいけない車種?そんなもんどうでもいいよ。」
「素人には分かりゃしないしスグ壊れるわけでもないんだから」とでも言うのだろうか。
●「何も整備しない=壊している」ことに気付かない
cs-shinwa.sblo.jp/article/182079940.html
本来、明らかに異常なボリュームで、異常な音が出る為
販売時に説明などしなくても普通は気づくほどのありえないような異音が出るので
気づいてお店に来るだろうという感覚で私たちは居るのですが
恐ろしい事に、近年ではこれを破壊してくる方が増えています。
自転車の異音に気づけない人
異音を無視して乗り続ける人
そういう方は、間違いなく、大きな金額の修理
或いは買い替える羽目になります。
「殆どの自転車は壊れるのではなく、壊してる。」
というイメージの方が、私にとっては強いのです。
もっと早く来ていれば、大したことなかったのに。
そういうものが実は大半です。
おかしいなと思ったら、すぐにお店に来てください。
それが一番お金のかからない方法です。
例としてローラブレーキのグリス補充約1000円が
ブレーキ交換で5000円になってしまう例を挙げている。
最も基本的な例としては
自転車店としては完全に見飽きたであろう「空気圧不足でのパンク」。
無習慣で空気入れを怠れば・・・
段差でリム打ちパンク → チューブが擦り切れ → タイヤ側面が割れ → それでも放置すればリムを削る
空気を入れる習慣さええれば空気圧不足が原因での修理費用は一切かからなかったはずなのに、
車輪ごと交換で(電動アシストの前輪モーター式であれば)最高で数万円になってしまう。
↓
■無知の原因
cs-shinwa.sblo.jp/article/182122792.html
昨今、子供乗せの電動アシスト自転車が主流ですが
若いお母さんたちは、本当にありえない壊し方をしてきます。
殆どの原因が、メンテナンスを一切せず
とにかくがむしゃらに乗り回した結果なのですが
本来10年くらい乗っても壊れないであろう部分を
2年ちょっとで破壊してきたりと
びっくりするくらいの壊れ方をしてきます。
若いお母さん方だけではなく、だいたいの方がそうですが
お話を伺っていて驚くのは
自転車が壊れないと思っている事です。
量販店やネット通販での説明不足に関しては、
例え親切丁寧な実店舗で強制的に1時間説明されたとしても、「理解できない」とか「心に刺さらず納得できない」のであれば
聞き流されるだけになってしまう。
↓
なぜ理解できないのかと言えば・・・
↓
●【原因1】安物自転車からの買い替えの場合
おそらくほとんどの方が、安い自転車を壊しては買い、の繰り返しで乗り継いでいるのでしょう。
今まで安いものを安物だからとガタガタになるまで乗りつぶしたり
空気を入れずに乗り回して壊したり
そういう乗り方をしていた方が
15万近いメーカーの自転車を乗ったからといって
壊れないという方が無理な話ですね。
染みついてしまった安物自転車への【無整備】感覚が
高額な自転車に買い替えたときに、
必ずしも180度思考転換し【マメな整備】に変化するとは限らない。
(10万円だろうが20万円だろうがパンクすれば即廃車で買い替えるような金持ちを除き)
一般的な節約家=ケチを自負するのであれば、
「高い国産の自転車だから、これで後は何もしなくて大丈夫」ではなく、
「高い国産の自転車だから、後で修理費が嵩まないように、使い方も丁寧に正しく、しっかり店に通って定期的に整備しよう」
という感覚が身につかなければ、損をするのは自分自身。
●【原因2】教育不足
今の日本人に圧倒的に足りないのは家庭教育です。
自転車の乗り方やルールを学校で教えてくれると思いますか?
ありえない話ですね。
交通教育自体は既に道交法ページに書いたように・・・
↓
●交通教育について
【1】学科と実技の試験のある大会
cycleantena.ddmry.net/article/294710
「第51回交通安全子供自転車県大会」
このような大会の参加校の割合としては全国の小学校約5分の1の20%
内容は学科と実技テストだが、
その試験をクリアするためだけの一時的な振る舞いに過ぎないような気がするため、
日常的に安全な走行がこれで身につくかどうかという点で言えば疑問が残る。
【2】危険な走行への教育としては交通事故をスタントマンが再現する「スケアードストレート」
worsal.com/event/
これに関して言えば、「悲惨な状況を脳裏に焼き付けて状況回避を促す」という目的だとしても
「自分で」「実際の通学路で体感する」わけでもなく、
単に運動場での「ショー感覚」として見るだけで
「交通事故のニュースのように他人事でしかない」という見方もできるので
どこまで効果的かは正直疑問。
こうした「乗り方について」は学校単位や地域差があれども、教えているようでも
整備方法まで教えているわけではない。
(自転車を全て分解して組み上げるような学校もあるようだが稀だろうし、
日常的なメンテ方法まで教えているのかどうか)
もし自転車への基本的な空気の入れ方や頻度等が浸透していれば
英式バルブのような構造的に欠陥のある形式に対してもっと疑問を持つ人がいてもいいはず。
チェーンが錆びまみれで走るような人も、
サドルが低いまま乗り続けるような人も、
「自転車(整備)教育への関心が低い学校のほうが珍しい=恥ずかしい」という風潮でもあれば
自転車に対する姿勢も見方も今とは随分違っただろうし、
競技スポーツに対する関心も今のようなマイナースポーツに甘んじていることもなかっただろう。
●整備はどこで学ぶ?
●教育機関?
無論「一般常識としての生活情報」としての交通教育の中で
通年単位の中に自転車整備が含まれることに越したことはないが、
「(スポーツ車ではなく一般車の)自転車族議員」など皆無と思われるため
現実的な可能性はゼロに等しい。
●書籍?
調べた限り一般車向けのものは存在しないようなので
気軽に薦めることもできないし、そもそも自分から調べるような人が多ければ苦労しない。
(サイクルメンテナンスのDVDはあれども、わざわざ買うような人が空気の入れ方すら知らないとは考えにくい)
─追記2.4──────────────────────────
電動アシストだけでなく子供車まで広がったが、
やはり一般車(ママチャリ)関連を表題とするものは無さそうだ。
「きちんと整備されるのは都合が悪い。完全無整備でさっさと壊してもらわないと困る」
という考え方が根強いとしても、
一般車に造詣の深い議員もいない上にCMもさほど流せないような業界に
出版できないほどの圧力をかけられるとは思えないが・・・。
ネット販売されていないだけで、どこかでひっそり売られているのだろうか。
子供自転車スタートBOOK (エイムック 3606) ムック 2017/2/18
誰でもカンタン!電動アシスト自転車メンテナンス―オールカラー 単行本 2009/12/1
電動アシスト自転車を使いつくす本 単行本(ソフトカバー) 2016/8/10
本の中身以前に内容に疑問を持つレビューに見応えがあった。
著者を含めて現状の自転車の歩道通行に否定的な立場であろう人々の
実際の環境整備が不十分な点を棚上げにして、
なぜか「(被害の軽減こそできても絶対的な事故防止効果はないにも関わらず)
ヘルメットを被って原則車道を遂行できれば大丈夫」のような印象が強いが不思議でならない。
──────────────────────────
●自ら学べ
家族の無頓着を例に切り捨てられているものの、
「自分で興味を持って意欲的に学ぶ」ことでその連鎖は断ち切れる。
これは自分自身が証明できる。
(店に提案されたわけではなく自分で)
「どうせタイヤ交換するならケチらずにいいものを使おう」
(自動車ではタイヤだけのCMを流しているくらいなので
良いタイヤを選ぶ意味がないはずがないという考えもあった)
↓
「(一般車では最高ランクの)タイヤで劇的に乗り心地が変化した」という
「実感」が知るきっかけになったのもあって、
そこから「このタイヤを無駄にしたくない」という点から
「適正な空気圧の意味」から「米式チューブに交換」したり、
派生してその他のパーツの違いへと興味が進んだ経緯から、
絶対的に誰かに教えてもらわなければならないというものでもない。
↓
そう考えると自分で気付く前に「店からの提案」があれば
実感を得やすいのではと思ったが・・・、
最初に戻って
「理解できない」とか「心に刺さらず納得できない」
という点をどのように解決するのかといえば、
「講習会」や「(一時的に近所を周回するだけではなく、実生活道路での数日~1週間単位での)試乗会」が
必須と考える。
jitensyazamurai.com/db/archives/8217
何でも聞いちゃえ自転車QA
このように座談会形式での参加しやすい店舗イベントというのも
「購入時に(急いでいるとか興味がないにも関わらず)半強制的に聞かされる」のではなく
「自分から興味を持って聞く」ということで理解力の向上に期待できる。
そして、「分からないから知りたいと考え得る思考」に向かせるための動機づけこそが肝。
こういうところが店の手腕の見せ所でもある。
「黙って新車買うか修理終わるまで見てろ」という旧来の商売方法に対しては、
ユーザーが店をしっかりと選ぶことで自然淘汰する方向に向かって欲しい。
(単に横流しすることが目的もあるとして、この世には理解不能な講演でさえ有難がる現実が存在していることから
現実的に「本来知ることができれば有意義な一般車に対する知識」が不必要と考えるほうが異常に思える)
ただ、大半の店やメーカーの「さっさと壊して買い直せ」という圧力の壁は相当厚く
打ち崩すのは並大抵ではないのもまた事実。
しかし、「行っている人が存在しない=事業化なんて不可能」というのは安易であり、
可能性を模索せず、
「無頓着な不整備主義ユーザーを相手に黙々と修理費を稼ぐだけ」とか、
「新車販売のみに執着する」といった、
業界の在り方そのものが問われているのではないだろうか。
●楽しい自転車はロードバイクに限らない
jitensyazamurai.com/db/archives/8229
自動車でもオートバイでも様々な方向性が存在しているにも関わらず、
速く遠くに進むことが目的の自転車だけが全てというのは勿体ない。
日本一周旅もしたいなら積載能力のある「ランドナー」、
MTB専用コースが近くにあって自由に使えるなら本格的な「MTB」も良いし、
別に海沿いに限ったことでもなくゆったり乗りたいなら街中でも「ビーチクルーザー」、
雪道だけでなく目立ちたいという目的でも「ファットバイク」、
許可されている地域で2人乗りがしたいのであれば「タンデム」
貸自転車もないような田舎の駅周辺を散策したいのであれば「折りたたみ」が便利、
街中でも単距離移動であれば折りたたみではない「小径車(ミニベロ)」、
なるべくシンプルなほうがいいなら「シングルスピード」、
トリックを決めたいなら「BMX」、
郊外~街中までの中距離移動に適した「クロスバイク」、
買い物することも考えると「一般車(ママチャリ)系)」が不動の地位、
向かい風が強い、坂道が長いのであればコスト面で不利でも「電動アシスト」が最適。
「答えが1つではない」ということは楽しみ方の幅が広がる。
物事の考え方にしても狭く深く考え込み過ぎれば行き詰まる。
「自転車=ロードバイク」と思う人がいても自由。
しかし、影響され過ぎて「自分には合わない趣味だった」と嘆くのは早い。
「機材に金をかけただけ偉いと考えているような極端な思考に感化される必要は全くない」
「自転車が好きだ」と言い何十台も所有しているとして、それが全て同じ車種であれば
本当に自転車が好きなんだろうかと思う。
「(リカンベントのような特殊車ではなく)自走で一番早く走れる乗り物が良かったというだけ」という見方もできる。
少なくとも上記の全ての車種を、所有していなくても乗ったことがあるとか興味があれば
「本当に自転車が好きなんだろうな」と思う。
しっかり相談できる店(というより店員)を見つけて、何が自分に合っているのか
全ての車種の選択肢を絶たないようにすれば可能性は広がる。
もっと言えば、絶対に新しい自転車を購入しなければならないということですらない。
ママチャリの「タイヤを質の高いものに交換」とか
「ベル1つだけでも面白いものに交換」するだけでも自転車を楽しむ第一歩。
最終的に突き詰めれば、実際にお金を使うかどうかですらなく、
自転車の何をどう楽しむのかをアレコレ考えるというだけでも趣味となり得る。
●実店舗で自転車が売れない原因
twitter.com/jitensyanomori/status/927524028289445890
本当のところはどうか分からないが
全て他店の仕業ということにして反応全てを拒絶するのも可能かもしれないが・・・。
寄せられている感想を見れば
意外とシビアに自転車店を見ている人達もいることに驚いた。
(自身の無整備主義を棚に上げて店に一方的に理不尽な文句を付けるような難癖タイプか
店から準破壊工作のような嫌がらせをどれだけ受けても黙って泣き寝入りをするようなタイプが多いと思っていた。)
「クレジット手数料」「企業努力」「接客態度」
一般常識的なところまで蔑ろにしていれば客は離れるのは必然。
一見さんお断りなら会員制にすればいいだけで、
安物を売りたくないなら最初から扱う車種の最低本体価格を明記しておけばストレスを溜めずに済む話。
自転車産業振興協会の売上月報にも時々
通販への恨み節が綴られているのを見ると
具体的にどういう対策で客を呼び込む努力をしているのだろうと聞いてみたくなる。
単純な値段で勝負するということは
石油王が道楽で国産電動アシストを全て一律1万円で売るようなありえない絵空事や、
霞を食って生きるような仙人感覚で身を削る奉仕精神か、
凄まじく簡素な組立で客に引き渡すくらい以外考えにくく
最初から無謀以外の何物でもない。
チラシ投函も今の時代さほど有効的とは言えない。
地方の場合過疎で仕方ない側面はあるとはいえ、
的外れな営業努力をしていれば徒労に終わるだけだろう。
●[北海道]ファットバイクを観光に活用
www.hokkaido-np.co.jp/article/151180
数十億もの大規模な設備投資や年間数百万~数千万の維持費もかからず、
2,3台買っても数十万~の投資と
その整備費用を毎月平均1万円としても年間12万円で済むだけに、
費用対効果は絶大と言える。
ある程度コース整備は必要と言っても
日頃の雪かきの一環レベルでの整地で済むだろうし、
興味があっても予算や扱い店などの関係でなかなか乗れない人達にしてみれば
思う存分乗りこなせる場所というのは相当魅力的。
「雪が積もったら自転車なんか乗れない」という既存概念を打ち砕いて
雪でも自転車の楽しみ方があるという提案とそれを活かした観光に繋げることは、
他の自治体も見習って欲しい内容。
●完組流通の向かう先(ホイール組と資格)
blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/c2994d8dbf591687dc13c5b36b97809b
しかし以前はブリヂストンなどメーカー品以外の新車を組み立てるために毎日何本もリム組をしていたが最近は
そういった自転車もほとんどすべてが完組状態で入荷してくるので
リムを組むのも車輪交換などの修理だけになり大幅に減って多くても週に1回程度、
国内自転車関連製造業のほぼ壊滅に伴い、「自転車は使い捨て」という価値観と共に
安値第一主義のユーザーに迎合する形で大量生産・大量消費の安物自転車ばかりが市民権を得続けてしまった。
本来は、そうした流れに対抗する意味でも「技術者を育成するための商品やサービス」を提供しなければならないはずなのに
それを置き去りにして来ているのが現状。
(個人店・量販店自体というよりはそれぞれの店員の腕次第とはいえ)
基本的に質よりも量を捌く店のレベルに合わせると
完組を流すほうがメーカー(=輸入販売代理店)にとっては都合が良いのだろう。
結果としてホイール組すらできないような店が当たり前のように存在していれば、
最低限の知識すらままならない店員のほうが増えていても何ら不思議ではないし、
そうした店が増え続ければ、消費者の価値観を是正することは困難であることは言うまでもない。
整備士の資格があるならホイール組は課題としてあるので、
日常的な業務の1つとして出来て当たり前のはずなのに、
日々の練習を積まずに「面倒だから」とか、
「(結局スポーク1本交換なんて安心できないという理由もあるのは分かるが)
ホイール組工賃を極端に高くしてホイール交換や買い替えを薦めたほうが早い」
といった不誠実に徹していれば腕がなまるだけ。
他にも「(自称)プロ」さえ分かれば素人は大雑把でいいとして
ノーメンテ主義を浸透させてしまった悪しき慣習の1つでもある一般車=英式バルブという構図を
放置し続けたメーカー側の怠慢と、通販の台頭に適応し損ねた店も今の状況を招いたと言えるのではないだろうか。
●[千葉]サイクルトレイン「B・B・BASE」に乗車できる車種は15kg以下で一般車不可
cyclist.sanspo.com/374056
報道陣に公開する以前に
www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/train/
車内への自転車の固定方法や車種サイズ制限などは専用サイトにあったが・・・「重量15kg以下」という残念仕様。
タイヤ幅は「49mm以下」
【その他】前・後輪の泥除け、後輪を囲うスタンド、ブロックパターンのタイヤ、
3つ以上のタイヤを装着した自転車は搭載できません。
また折りたたみ自転車やご自身で改造した自転車等、自転車の形状によっては搭載できないものもございます。
●ブロックタイヤ不可なので普通のMTBは無理。(スリック系タイヤに交換すればOKなのだろう)
●ビーチクルーザーのタイヤ2.125では太さがNG。(1.90以下のタイヤに交換すればOKなのだろう)
●18インチからとあるので16インチ以下の子供車は不可。17インチのモールトンも不可。
●17,8kgくらいのクロスバイクやスポーツ自転車風の重めの自転車も無理。
●泥除けが不可なのでランドナーまで不可にされる。
恐らく千葉県では走行できないタンデム自転車はともかく、ファットバイクも完全に蚊帳の外。
つまり
【15kg超】【1.90超えのタイヤ幅】【泥除け付き】【18インチ未満の子供車】
【ブロックタイヤのマウンテンバイク全般】【モールトン】【ファットバイク】【タンデム】
全て不可ということになる。
あくまでスポーツ系の軽量自転車向けということで「一般車(ママチャリ)系統は乗るな」ということのようだ。
「一般車系統であればレンタル自転車を現地で借りてくれ」ということなのだろう。
今後他でも導入することがあるならこれを反面教師として
「車種を(ほぼ)限定しない積載装置」を搭載した車両を導入して欲しいところ。
(さすがに牽引型やベロタクシーまでカバーしろというのは無茶)
あくまで「主役は乗客ではなく、自転車が主役として運べる」ことが大前提であるべきで
何十時間座るわけでもない座席の確保がメインというのはどう考えてもおかしい。
↓
具体的な案を挙げるとすれば
↓
▼自転車の固定方法案
●メンテナンススタンドのような形状のパイプを地面から這わせてシートポスト等を掴んで固定する【クランプ型】
●一般車向けメンテナンススタンドで馴染みのあるシートチュープとシートステーの間で支える【支持型】+ヒモで固定
▼座席
●20cmくらいの太い円柱の上にオセロのようなクッションに短い背もたれがついた喫茶店の椅子のような形
または
●構造上破損しにくい形状でいえば
「円すい」や「三角すい」状の頂点部分を削ってクッションを付けるようなデザイン性も期待できる形
または
●コストを徹底的に削減するなら
壊れてもいくらでも容易に補充可能な「パイプ椅子」を固定すればいいだけ。
最も安上がりな方法としては
「市販のメンテナンススタンドとパイプ椅子」をそのまま固定するだけであれば工事費込みで格安で仕上がるはず。
こうした簡易的な椅子で座席数を確保しつつ
自転車を電車に乗せられるというメリットを最大限に活かした構造のものを用意してもらいたいと思う。
●サイクルパーツ合同展示会
ja-jp.facebook.com/cycleparts.Joint.exhibition/
第1回 2016年1月13,14日に開催 2015年10月30日時点で出展企業97社 → 入場者数 2日で1,750名
第2回 2017年3月1,2日に開催 2017年1月13日時点で137社211ブランド → 入場者数 2日で1,877名
第3回 2018年1月24,25日に開催 2017年12月6日時点で160社
パーツの展示に特化し面積を抑えられることで恐らく出展料が格安で、一般人の入場不可なので商談の場として今後とも続きそう。
●他店購入車への店の対応
jitensyazamurai.com/db/archives/8054
店の忙しさだけでなく、持ち込み拒否の内容次第。
どういう理由で出来ないのかが分かりやすく納得できれば双方とも嫌な思いはしなくて済む。
例えばどう見ても診断ツールなんて置いてなさそうな一般車中心の店にDi2コンポ組み換えを依頼するとか
看板も上げてなさそうな競技自転車専門の店に一般車の専用パーツ取寄せが必要な修理を依頼するとか、
特殊な規格が使われていて補修部品が国内代理店には存在しない海外メーカーの正体不明の車種を修理してくれと言われても
対応できるはずもなく。
ボロボロの安物自転車を持ち込まれて全部直しても1000円で済むはずと最初から決めつけているとか、
半壊状態のものを持ち込んでクレーム処理させようとするとか
地域的に相当気をつけないと延々赤字仕事になる案件が多すぎるような場合は、
拒否するのも已む無しと考える。
●魅力が伝わらないカタログ画像
画像も小さく白背景で味気ないカタログ画像どころか
まともに販売車種のカタログすらないようなメーカーまであるのだから
そういうところにしてれば「魅力」に情熱を注ぐ気は微塵もなく
「単にチャリンコを輸入して売っているだけ」でしかないのだろう。
前々から言っているが「分からないものは売れない」当たり前の話。
「今までの自分の車種と何がどう違う」イメージすら掴めないものに
簡単に金を出すと思うほうがどうかしている。
だからこそ「分かりやすい電動アシスト」や「値段」ばかりに注目される。
パーツにしてもそうだが、メーカー画像よりも実車画像を掲載している店のブログ画像のほうが遥かに参考になる。
紙カタログはそれでもいいとして、webサイトでは、
角度も然ることながら、実際の街中やアスファルト上を風景として
各車の各パーツ群を全てアップで撮って載せることが今の時代のサーバーにどれほど不可になるのだろう。
通常ありえない巨大サイズは論外として、作り手の満足感優先で表示を重くするだけの画面構成にどれほどの意味があるのか。
●気を付けたい店の特徴
blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/5507507.html
自転車店は開業するにあたって免許などが必要ないので、全く技術のない人でも開業することが可能です。
では自転車整備士などの資格を持っているスタッフなら大丈夫かというとそうでもないケースもあります。
自分自身の経験則からですが、お客様へため口をきいたり、何か頼みごとをしたときや説明を求めたときに
露骨にめんどくさそうな顔をする人は大体技術がなかったり、修理が下手だったりすることが多いです。
修理時に手早く正確に処置できるような技術の無さを補う時短のために
バック拡げ工具を当たり前のように使うところも典型的な問題店。
全てとは言わないが「プロ」であることを誇っているところも厄介なイメージがある。
(ホイールの手組ができないのも分かりやすい低技術店)
●コンビニで開始されるレンタル自転車のメンテナンスはどうなる?
コンビニ店員が整備はまず無理。
出来てもせいぜい空気入れくらいまでで、業務をこれ以上増やせば益々人手不足に拍車がかかるだけの愚行。
車体がどのメーカーかすら分からないが・・・
仮にBSかパナだとして整備するほど人員に余裕があるとも思えず、
CBあさひやイオンと提携していたら一緒に名前が挙がっているだろうからそれもないとして、
テスト段階だろうから整備部門を新設するようなこともまずないだろうし、
壊れていることが明確になった段階で近所の雑多な出張修理や個人店を呼んで点検整備?
レンタルサイクルは事業を開始する難しさよりも、
「快適な走行ができることを確実に保証できるほどの整備人員の確保」が大きな鍵だと思うが、
もし「どうせ街中移動だけなんだしパンクしてようが少々壊れていようがどうでもいい」という
考え方であれば、それで本当に大丈夫かどうか。
1年後には実質不整備自転車だらけということになっても
気付かないし分からない人達が借りるから直そうともしないことになりそうだ。
(例えTSマーク更新だけするとしてもまともに整備せずにシールだけ貼るようなところもあるようなので信用していない)
エアハブ等で、シェア自転車の普及のために人件費を削るという方向もあるのかもしれないが、個人的には歓迎しない方向。
他には、チェーンオイルは動きが渋いとかは気にせずに防錆チェーンで誤魔化すとしても、
ハブの点検整備やブレーキやシフト周りの調整は・・・年1回あるかどうか。
現実的にはせいぜい「乗る前にブレーキが効くかどうか各自でしっかりチェックしてください」と
注意書きとして案内するだけだろう。
↓
●セブンイレブンのレンタル自転車のメンテ(追記)
thepage.jp/detail/20171129-00000014-wordleaf
セブン-イレブン・ジャパンとソフトバンク傘下のオープンストリートは11月21日、
自転車シェアリング事業で協業すると発表しました。
ソフトバンクが展開する自転車シェアリングシステムの駐輪場をセブンーイレブンの敷地内に設置します。
↑
▼ソフトバンク傘下のオープンストリート社とは
www.softbank.jp/corp/group/sbiv/news/press/2016/20161110_01/
OpenStreet株式会社(以下「OpenStreet」)とソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、
2016年11月11日より自転車シェアリングシステム「HELLO CYCLING」を提供開始し、
IoTを活用した自転車シェアリング事業に参入します。
OpenStreetは、ソフトバンクグループが従業員のアイデアを広く募集して事業化を行う
新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」を通じて、11月1日に設立した会社です。
パートナー企業
各地域の事業者による自転車シェアリングサービスの運営をサポートするため、
OpenStreetは以下の企業とパートナー契約を締結しています。
株式会社あさひ(自転車の供給、メンテナンス)
株式会社ベクトルワン(自転車の再配置)
株式会社サイクルスポット(自転車の供給、メンテナンス)
シナネンサイクル株式会社(自転車の供給、メンテナンスおよびメンテナンス実施事業者の開拓)
株式会社JTBパブリッシング(自社サービスとの連動による利用促進)
主にCBあさひとシナネンが自転車を提供・整備するようだ。
●自転車店の廃業
▼残る店の違い
最初に極端な例を出せば
小さい電機店のように量販店が進出してきても生き残ってる店と廃業する店の違いは何だろうと思うと、
「御用聞き」のように「半分何でも屋」のような親身になって対応している店は
「地域になくてはならない店」として生き残っている印象がある。
もちろん「大手ではできないこと、しないこと」を提案できるかどうかが大きな違い。
▼殿様商売の末路
全ての個人店がそうだとは言わないが、
通学需要などで放っておいても店が繁盛していた昔の感覚をいつまでも引きずって
散々職人気分で上から目線で一般ユーザーを蔑視し続け、
ネット通販が隆盛の時代に「(不誠実ではない)的確な生き残り策」を講じず、
只黙って客が来るのを待っていれば自然淘汰されるのは当たり前に思える。
量販やネット通販が悪いといくら愚痴ったところで
販売メーカーとしては
「量販の素人店員による整備やネット通販車が原因での重大事故が”頻発”しない限り」
そう簡単に販売規制は敷かれないだろう。
▼メーカーの個人店軽視
個人店を重視しているのであれば、昔はそうであったように
例えば車輪1つにしても
blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/2a158144e73d2406a007626e034588c2
こうしてハブ、スポーク、リム、スプロケを完全バラにして
「生産コスト」を完全に省けるだけ「組立工賃を含めない価格」として
「0分組」として提供することで、「技術のない店」とは違うということで
完全に棲み分けして共存できる道もあるはず。
そうしないということは、単純に「どうせ使い捨てするようなユーザーしかいない」として
客も店も育てることを完全に放棄し
「技術力云々はどうでもいい、とにかく売上さえ伸びればいい売れればいい」と考え
(基本的に修理が高額になるように使い捨て前提の装備を充実させ)
大規模店舗優遇で個人店は切り捨てる方向で動いていると見るべきで、
だからこそ店は「相当な危機感を持って効果的な手を打つ」ことが必然。
▼その原因
本来自転車業界の未来を考えるのであれば
在るべきではない個人店の切り捨て方向に舵を切るしかないような状況にまで追い込まれてしまった原因を作ったのは
ユーザーも店も全く育ててこなかった業界にも一端があるのは明白なので今更ではあるが。
(世界的に見れば今では特殊な22インチ、[590]26WO、英式やボスフリー、5/16、3/8軸のような典型的な旧来規格の放置問題から
教育面も然り)
安物自転車を求め続ける消費者とそれに応えようとする店が、結果的に疲弊しただけでもある。
▼完成車販売の限界
しかし、そもそも量販と同じ舞台に立って新車販売を前提とする
「完成車販売」という業態そのものに勝ち目を見出すことは、
ただでさえ安物自転車との違いもまともに分からないユーザーだらけの中で、相当厳しいことは素人目でも分かる。
だからこそ資本力もない個人店で跡継ぎもそう簡単に出てこないのは何ら不思議ではない。
量販にはできることを個人店でも同じようにしているだけでは存在価値が低い。
ニッチな需要を開拓するためにも、
量販には出来ないことを個人店で出来るようにしなければならないはず。
それが技術かサービスか。
その地域で本当に必要とされる何かを見出すことができれば活路は必ずあると考えているが、
「面倒・どうでもいい」で凝り固まって黙っていれば静かに消えるだけ。
▼接客の軽視
それでも「社会通念上の最低限の礼儀や接客技術」すらないような店は
生き残り策以前の問題で話にならないのは確か。
「分かるまで噛み砕いて説明する話術が未熟な表現力しかない」と考えて努力する人は信頼を得やすい、
反面「どうせ説明しても分からない」と匙を投げる思考で終わっていればその先はない。
全く聞く耳がなさそうな人に対しても、どういう話術で心に刺さるのかを考えるのも本来は仕事の一環のはず。
例えばフル電動自転車の整備を一切断るとしても
「何故ダメなのか」「どうして整備を断らなければならないのか」を
「相手の立場に立ってどう言ってもらえれば安心できるのか」という観点で説得できるのかどうか。
単に面倒な客だと決めつけて半笑いで「あぁこれ無理ですね」と一蹴すればそれで終わりにはならず、
物は売れずに怒りを買いネガティブな評判ばかりが広まる恐れも高い。
一方悲しいことに接客という点でいえば、店に限ったことではなくメーカー側も
個人受付担当者が著しく知識量で適正に欠く人材を並べているようなところが
「最大手」とされるのだから不安にもなる。
●(ママチャリ等の)一般車のメンテ
jitensyazamurai.com/db/archives/7929
を見ていて思ったのは・・・
●整備が忘れ去られている原因とは
1:教育
地域差どころか学校単位でも差がある交通教育の一環として
「道交法を守ること」だけでなく「安全に使うための最低限の整備」も合わせて身につけさせる必要がある。
(・空気を"適切に"入れる。・チェーンに"正しく"注油をする。・サドルやステムの高さを"適正に"する。)
2:広報活動
「一般車も点検整備をしよう」とキャンペーン等を行っているのは極一部。
主に自転車=スポーツ車の普及目的の諸団体からすれば無関心な方向性のため当然と言える。
一般車関連の整備書籍が調べた限り存在しないということからして、
物凄く簡単な要点のみを分かりやすく書いた整備本は
整備需要を喚起するためにも必要に思える。
(追記11.19)
3:整備を前提とした店の少なさ
下記にも記した通り
積極的に「”主に販売や修理ではなく”修理未満の日常的な点検・保守を目的とした店」が
ほぼ存在しないことも問題。
個人店の場合、余程(安易に不誠実な破壊整備や本体買い替えを薦めるようなことをしない)技術・接客スキルが高く、
立地に恵まれているような場所でなければ、特に新車販売が前提という業態そのものがそろそろ限界にきているのではないだろうか。
(修理以前の「点検整備」でも成り立つ仕組みを考えることができるかどうかでもある)
●ミニベロ12台所有の芸能人
www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/11/06/kiji/20171106s00041000002000c.html
石井正則が就任、第7代自転車名人 ミニベロ12台所有
自転車活用の模範となる著名人が選ばれる「自転車名人」
前々から思っていたこととして(BMXやMTB等も含めるとして)
「自転車競技自体の普及」という目的からすれば合致しているとしても、
主に自転車「競技」を用途としているロードバイクしか乗らないという人は
国内で主に普及している「生活の足である一般車」の範疇とは「真逆」の方向性のため、
模範的な活動という目的からは乖離している気はしていたので違和感がある。
・道路の左側を走行しよう
・ヘルメットを被ろう
・保険に入ろう
ということを団体の方針としてアピールしていても・・・これは主に車道走行のスポーツ自転車に対しての広報で、
一般的な
「(車道は危険という判断で)歩道走行のみ」
「速度も遅いのでヘルメットなし」
「保険は家族の保険があるので不要」
といったケースのほうがユーザー数の割合としては多いと思われ実態に則しているとは言い難い。
足りないからこそ浸透させるために活動しているとしても、
いい加減な道路環境からして(基本的に老人や子供等以外は)全て車道走行すべきとは
建前であっても実態を見ているのであれば到底言えない。
・歩道走行の場合は歩行者が最優先
・交差点では事故を避けるために徐行・一時停止を忘れずに
・夜間は早めにライトを点灯(重いブロックダイナモは軽い新型に交換しましょう)
他には、タイヤの適切な空気圧やチェーンへの注油やサドルの高さといった極めて基本的な内容を中心に広報すべきに思える。
地域振興を考えた場合に
所謂「自転車趣味=ロードバイク」と捉えているユーザーを対象に環境整備するほうが
利に適っている・・・だろうか。
(走行が許可された地域での)タンデム自転車等、
レンタル自転車や中古自転車の活用方法としても駅周辺の5~10km圏内を周遊しやすくする方向があるので
それだけでいいということにもならない。
2万円以下の安物自転車を含むヘルメットを着用しない用途でも、
ユーザー数が多い街乗り自転車のマナー向上という点で活躍の場が増えることを期待する。
●サイクルモードの出展ブランド数の推移
584(2012)→485(2013)→405(2014)→324(2015)→285(2016)→283(2017)
円安の波に慣れてどうにか耐えているブランドが生き残れたのもあってか
昨年に比べると微減で済んでいる。
●自転車探検2
www.geocities.jp/jitensha_tanken_2/
jitensha-tanken.geo.jp/
前触れもなく突然の閉鎖後、webアーカイブで確認するしかなかったが、
キャッシュを用いて複製サイトが完成。
画像欠落が惜しいところだが計算機や用語等が確認できるだけでも十分。
●本当の意味で効果的なキャンペーンとは
www.bscycle.co.jp/tsuukincp/
対象車種(CYLVA F24、ORDINA F8B、ORDINA F5B/S5B、MARKROSA 7H、MARKROSA 7S、MARKROSA M7、TB1)
購入で約3500円相当の「空気圧計付」フロアポンプが貰え更に3か月後にアンケート返答で5000円キャッシュバック
とはあるが・・・・一部車種では問題のある英式(虫ゴム)が使われている。
空気圧計付ポンプでも「英式(虫ゴム)では正確な数値を出さない」ことで
低空気圧で乗って早く壊してくれるほうが有難いのだろうか。
いい加減一般車の系譜でも少なくとも”スポーツ系統車種”は(仏式でなければ)米式を標準装備にすべきに思える。
そして、今回のようなキャンペーンでキャッシュバックを受けられるようにするためには
「実店舗に訪問して点検整備をことで」空気圧を理解する最初の1歩にしてもらいたい。
そのためには、スタンプ制で1ヶ月ごとに1000円づつのキャッシュバックで
計5か月かけて空気を入れるということをある程度習慣付けてもらい、
自分でも空気をどのようなペースでどのくらい入れればいいのか理解してもらった上で、
最後にようやく空気圧計付ポンプを渡すような、結果的に
(店に訪れやすくする)+「習慣づけ」+「適正空気圧」を身に付けさせるための施策であって欲しい。
途中で投げ出せばポンプは手に入らないし、キャッシュバックも満額得られない。
メーカー側の観点から見れば、途中で来なくなる人がいれば費用を抑えることもできて得なのでは。
いや、月ごとにキャッシュバックしていては事務コストが嵩むので、
店側でスタンプカードのような方法にて5か月後まで管理し、最後に5000円+ポンプの受け取りまで
面倒を見てもらうほうが良さそうに思えるが結局店側の負担が増えるほうが困るのだろうか。
しかし、ワイヤーの初期伸び調整から、ユーザー側の細かい不満意見を聞き出せる意味でも効果はあるように思える。
●インパクトのある幅寄せ防止アイテム
www.worldcycle.co.jp/item/vlx-l-29401900.html
車幅60cmを超えるので普通自転車ではなくなります。自転車走行可能な歩道は走行できません。
自転車用の反射板としてJIS基準はクリアしておりません。アクセサリーです。
アーム部分は柔らかく鋭利な部分もないので
道交法的には「歩道を一切走行しなければ」クリアしているのかもしれないが・・・
en.wikipedia.org/wiki/Bicycle_safety_wing
●タイヤ内にタイヤレバー
www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1431400826909355&id=715163051866473
修理店に来る前に他店で仕込まれた物らしい。
人間なので間違いはあるだろうとしてもこれは・・・酔っ払いながら修理でもしてたのだろうか。
それとも虫の居所が悪かったのか、客の態度が気に入らなかったからとして嫌がらせか。
こういう場合普通は問答無用で店の責任として無償チューブ・リムテープ交換が妥当に思えるが・・・、
(タイヤ内部に小傷があればタイヤ交換にも応じるべきほどの通常ありえない不手際)
苦情を入れたところで対応する気がなさそうなら然るべき機関に相談でもすべきだろう。
●自転車もメンテナンスが必要な乗り物だが、それを遠くする原因とは・・・
trafficnews.jp/post/78610
2人に1人は、メンテナンスすらしていない
今回対象となったのは、スポーツバイクを保有する全国の20歳から59歳の男女。回答は500人です。
スポーツバイクとは、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク、小径車、折りたたみ車のこと。
生活用として2万円もしないような安物自転車のみしか所有していないライトユーザーも含んでいるはずだが、
10万円以上するような本格的なスポーツバイクを持つユーザーを混ぜてもしょうがない気がするのだが・・・。
・メンテナンス不足による故障トラブル経験者は、約7割におよぶ。
それにもかかわらず、ふたりにひとりはメンテナンスをほとんど、もしくはまったくしていない。
・ユーザーの8割は、メンテナンスの必要性を感じている。
また、故障トラブル経験者の9割近くが、専門的な知識を持つ店員がいる店舗でのメンテナンスを希望している。
購入してから何年もまともに空気すら入れず、故障した箇所のみを直せばそれで済むと思っていれば、
数万円の修理料金を提示されて「だったら修理しなくてもいいや」ということにもなるのだろう。
定期的に店を訪問しない原因としては車検制度が存在しないというのもあるとして、
積極的に「”主に販売や修理ではなく”修理未満の日常的な点検・保守を目的とした店」が
ほぼ存在しないからというのもあると思っている。
そして、自転車店自体の問題として、まるで親身にならず接客力が皆無どころか
修理と称して破壊してみたり、無知な一般人に悪態をつくのが趣味のような
ネガティブなイメージしか与えないような店のせいで
店を訪れにくい雰囲気を作り出しているのも原因だろう。
(一見さんお断りの空気しか出せないような店は看板を一切掲げずに会員制で営業して欲しいと常に思う)
例え量販のいい加減な修理で2次被害に遭っていたとしても、どうすれば分かりやすく理解してもらえるのか
「丁寧に諭すという技術」が疎かになっていれば人は寄り付きにくい。
●(法的な義務のある車検ではないが)点検整備のキャンペーン
sbaa-bicycle.com/campaign2017/
(自分でメンテナンスすることが常識であるはずの10万円以上するような本格的なスポーツ自転車で
メンテナンスしないような人は考慮しないとして)
さほど安物でもないスポーツ自転車でもメンテナンスをロクにしないという人もいるのかもしれないが
整備の仕方も知らずに安易に通販で買ってしまうのもあるのだろう。
これは特にスポーツ系自転車に限定しているわけでもなさそうだが
「SBAA PLUS認定者在籍店」がいるような店でしか出来ない。
しかも、こういうものがあったとしても「ユーザーが言えば点検する」というだけで、
「自転車なんてほっといても大丈夫」といった問題意識の薄いユーザーに対しては
ほぼ全く効果はないと見ている。
家電のように購入すればそれで終わりではなく、
メーカー自身も「購入してから整備の始まり」ということを
理解した上で購入する人を増やす努力をしなければならない。
「通販だろうが雑整備だろうが大して事故なんて起こりゃしないんだから売れればいい。
むしろ販路が狭まって利益が減るほうが困る」のような
ポリシーが常識化しているようでは今後も全く期待できそうもないが・・・。
●知識や技術などを販売するサイト「ココナラ」
coconala.com/search?keyword=自転車
自転車に関するものだけを抽出したところ利用者はほぼ居ないようだが・・・
「購入相談、整備、塗装、健康、観光、乗り方、配送、など」多岐に渡る出品がされている。
イマイチ信用できない店での回答だけでは不安があるとか、実店舗ではじっくり相談し辛い人には向いているのかもしれない。
相談ではなく実際の修理や整備に関しては受付地域を書いていないのが気になる。
(自転車ごと送ってもらってから修理になれば梱包や料金等で結構大がかりになる)
主に本業とするには時間がないが趣味の一環として手伝うくらいなら出来る人向けのサービスにも思えるが、
本業の人でもパンク修理や新車販売だけに終始することなく、
暇な時間を少しでも無くすには「積極的なメンテナンス等」を掲げて営業すれば
広く自転車に対しての興味が利用者のためにもなるはずだが、
新車販売前提であればノルマ達成のために手段を選ばないようなところもあるのだろう。
▼[静岡県]サイクルトレイン専用列車と観光事業の展望
●千葉県
response.jp/article/2017/08/25/298969.html
(発表時の記事)
response.jp/article/2017/04/12/293412.html
JR東日本千葉支社は4月12日、千葉県内の房総地区に「新しい列車」を導入すると発表した。
コンセプトは「自転車の旅」。自転車を解体せずに車内に持ち込めるようにする。
cyclist.sanspo.com/209404
2015年のイベント時には既存のつり革を利用した簡易スタンドを使っていたようだが
今回は専用列車として曜日日時限定とは思うが常設運行されるようだ。
●静岡県
response.jp/article/2017/03/21/292351.html
三島(静岡県三島市)~修善寺(伊豆市)間19.8kmの駿豆線で「サイクルトレイン」の実証実験を行っている伊豆箱根鉄道は、
4月1日から本格運用に移行する。
静岡でも既にサイクルトレイン自体の運用は始まっている。
騒音もなく、製造時も自動車等に比べコストも公害も低い、
(無闇な走行をすれば事故をするのは当然だが)基本的には健康増進の役割から医療費削減も期待できる。
廃線同然のような地域では特に人を呼び込む観光面からも
レンタルサイクル等との相乗効果で、気軽に移動できる範囲が広くなり、
なおかつ凄まじい金額を投資しなければならないということもなく、
巨大な箱ものを維持するための維持費のようなものも不要で、
低コストで運用できるというのも推進すべき点ではないだろうか。
但し、レンタルサイクルも運用する場合は
「まともに整備できる人材を育成し確保できるかどうか」という点も課題。
●内装変速の修理と資格の意味
www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1417380788311359&id=715163051866473
www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1403225376393567&id=715163051866473
どの店でもこうやってちゃんと内装ハブをバラして整備してくれるとは思わないほうがいい。
むしろ、大抵の店では
「(技術ノウハウもなく学ぶ気も全くないので)修理できません」とか
「ホイールごと交換になりますね」とか
「(内装部分の修理のみでも不釣合いなほど高額な修理料金を提示し)買い替えたほうがいいですよ」
という案内をされるだろう。
もちろんBB等他の部分も相当な修理が「本当に必要であれば」買い替えを促すのは正しいとして、
内部一式を変更できることすら知らないような店が多い印象しかない。
そもそも整備士の資格取得で内3ハブ分解という試験すらないというのだから
今や他の保険で十分カバーできるどころかロードサービスすらないTSマーク取得や
大して自慢できそうな技術のない店が整備士の資格を持っていることだけを誇るようなもので
(安物自転車でシマノの部品が使われていることをわざわざアピールするようなもの)
一体何の意味がある資格なんだろうと思わざるを得ない。
●[海外]ブレーキなしの自転車に乗る理由
gigazine.net/news/20170828-why-ride-bike-without-brake/
「そのような自転車に乗る理由は、自転車をコントロールできることに対する感動がある。
ロンドンじゃ、ピストに乗ってもすごいスピードで走れるわけでもないし。
自転車の乗り方じゃないんだよ。毎日何時間も乗っているメッセンジャーには、その能力があると思う」と語ります。
イギリスの場合、日本と違い前輪にブレーキがあれば後輪は固定ギア状態でも問題ないようだが、
日本でも固定ギアのピストやBMXでも時々ブレーキ装置なしで赤切符を切られるというニュースもあるだけに
海外の出来事で済ませることはできない。
当事者としては「俺はお前ら素人とは違って走りに自信がある」という感覚だとして、
「事故さえ起こさなけりゃ構わない」と思っているのだろう。
※この記事を掲載しているサイトのコメント欄でコースターブレーキと混同しているケースが散見されたが、
ビーチクルーザー等でも使われているコースターブレーキはJIS適合の問題のないブレーキ装置であり、
固定ギアとは似て非なるものなので間違えないようにしておきたい。
●固定ギア・・・漕ぐのをやめると後輪の回転も止まる
●コースターブレーキ・・・漕ぐのをやめても後輪の回転は止まらない。逆回転方向に漕ぐとブレーキがかかる
●ハブ毛(ハブブラシ)2020年頃には製造終了予定
www.asahi.com/articles/ASK894S04K89OIPE011.html
他社であった黄色も無くなって久しいが
緑色も材料が切れて新しく作らなかったのは廃業予定だからか・・・。
製造工程が複雑というわけでもなさそうなので
ハブ毛愛好家の人がいるどこかの企業で販売を継続してもらえないだろうか。
いや、現在流通販売している卸のリンエイが継続販売するかどうかにかかっているのだろうか。
www.rinei-web.jp/product_list/?cid=190
(ゴジラロックを出していた斉工舎が自己破産で消えるのかと思ったら
リンエイにて扱いがあることから(www.rinei-web.jp/product_list/?cid=519)
続けるとすればオリジナルブランドのPALMY?)
構造上似たようなものといえばコップ等を洗うような細いブラシがあるので
それらを扱うメーカーならそれほど難しくもないようにも思える。
●CBあさひ「ルイガノ」と「ガノー」の総代理店に
cyclist.sanspo.com/343881
dahonのように異なる代理店からそれぞれ販売されるということでなく
アキコーポレーションでは扱いが終了するとなれば、
今後、アキコーポレーションの自転車本体はKONAとBE-ALLのみ販売するということになるのだろうか。
BE-ALLは残って欲しいとは思うが・・・、最悪消えるなら業態が近そうなマルイあたりに託して欲しい。
●[海外]超ロングサドルの面白自転車
internetcom.jp/202847/ultimate-city-bike-revo
大人2人乗りで国内で走行できるかどうか以前に、
車軸や安定性・コントロール性の面で微妙な気がするが、
もし自分でアイデア段階から作るのであれば
「軸が太いスルーアクスル・幅100mm以上のファットバイクタイヤ」を基本装備にして
それから強度を考慮したフレームを作る方向で考える。
●[長野~新潟]袋に入れる必要がないサイクルトレイン
cyclist.sanspo.com/339026
利用料金は乗車券込みで950円(片道)。利用は15人から受け付けており、予約が必要。
都市部では無理としても、過疎地での地域活性化の一助としての有効活用としては良い案だと思う。
但し、気軽さの面で片道の値段が950円はともかく、予約制で利用人数が15人からというのがネックか。
●回り回ってレベルを上げる
www.youtube.com/watch?v=u7pNMRgSI24
出張修理を始めたことで周囲の自転車店の様子まで変化したという話。
類似する方向性として、
英→米式化にしても徐行・一時停止にしても、「そんなもん必要ない。大雑把でいい」で済ませて
無知であることを歓迎しているようでは自転車に対する考え方が変わるわけがない。
「知らなくていい・分からなくていい」によって、
ユーザーには無頓着を貫いてもらうほうが結果的に儲かるという考え方の店が9割?
いや、教えても実行するわけがないとか、無駄だろうと思い込んでいる側面もあるのだろう。
(追記7.2)
スクールは儲かるということでいえば
cycle.kbg.ac.jp/entrance/tuition/
2年間で約300万円もの費用をかけて最終的な就職先がイオンバイクという
何かの冗談なんじゃないかと思えるようなところもあるくらいなので
10分の1以下の価格で教えたとしても相当儲かることは分かる。
●自転車修理なんて「簡単に終わる」「安く済む」だろうと思い込んでいる人々
▼知らない・分からない
自分で自転車を1から組み上げたこともない人達にしてみれば、
何が問題なのか何故修理費が高いのか分かるはずもなく。
(適正価格であっても)単に修理費を盛ってボッタクリされているような気分に
ボッタクリをする店も少なくない印象なので悪い印象ばかりが目立つのも仕方がない気もする。
自転車が車両という認識もなく、交通ルールでは徐行・一時停止を、整備では空気圧や注油を筆頭として
生活に直結しているにも関わらず、(重大事故が少ないという感覚から?)
教育が徹底的に不足しているのが原因であることは明白。
義務教育の過程としてではなくても独自に免許を発行しているような学校があっても、
それより前の幼少期に保護者が適切に教えられているかどうかといえば
その教えるための基礎知識を与えられていないのだから「教えようがない」。
※自動車免許があれば自転車でも交通ルールを必ず守るとは言えない。
▼安さの弊害
そして教育も然ることながら、「安物自転車」もモラルを低下させている原因の1つ。
「安く売っている=安く修理できるはず」という思い込みの構図が出来上がってしまっている。
むしろ、素性の知れない補修できない部品が混ざりこんでいるような怪しい車種であれば
「修理できない」→「即買い替え」となってしまうので、どう考えても割高になるのだが、
目先の「購入時に安い」ということが絶対で、購入後のことをまるで考えていない消費者が減らないことが
相当根の深い問題。
無論、大手メーカーの4万以上の自転車であれば不具合は絶対起こらないとか、雑に扱っていいという話ではない。
払いやすい環境という観点からすれば、
病院や高級料理店やブランド店ではそれなりの値段がすることに疑問を持つ人は少ない
ということが答えの1つかもしれない。
つまり「小汚い店内に安物を並べれば技術まで安くみられる」という。
しかし「部品単品がそういう値段でしか買えない」のと
「店舗経営で仕入れなどに必要な経費や生きて行くために必要なお金」としての利益や工賃が必要という
ごく当たり前の話をしても通じず、無理強いするようであればさすがに営業妨害ではないだろうか。
長時間の相談に関しては
多忙時であれば「お待たせしているお客様の作業に集中したいので」と説明して
じっくり相談したいということであれば、暇そうなときに時間予約をしてもらって、日を改めてもらうのが手に思える。
あとは時間を区切って無料相談時間を超えるぶんには相談料をとって割引券を出すとか。
自転車店全てに言える話だが、安易に安値合戦で身を削るサービスよりも、
納得させられるだけの接客術を向上して欲しい気はする。
●ブレーキよりもパンク修理が優先という人がいるという現実
店からすれば「このままブレーキを整備せずにパンク修理だけして送り出せば
明確に道路交通法違反の幇助になるので、ブレーキを直す気がなければパンク修理は出来かねます」
と言うしかないが、無自覚な人にしてみれば「不親切で傲慢な店だ」というレッテルを貼るのだろう。
どうしてもパンク修理だけと言い張るなら
警察に行って自転車のブレーキの整備不良でも公道を走行して全く問題ないという念書でも貰えるなら
パンク修理だけしてもいいのかもしれないが、いくらなんでもそんな許可を出すところがあるわけもない。
(※補足6.25)
▼ブレーキシューが相当摩耗している・ブレーキワイヤーがボロボロになっている状態でも
道路交通法施行規則 第9条3に照らし合わせて「制動力そのものは十分」ということであれば
すぐに修理しなければならないということはないが・・・。
▼前輪または後輪のどちらかのブレーキが全く使えない状態であれば
走行者は「道路交通法第63条の9」の違反で5万円以下の罰金ということになる。
(※ブレーキレバーは片手で前後同時に引くことができるブレーキレバーや、
後輪用としてはブレーキレバー不要のJIS適合の正式なコースターブレーキが存在するので
ハンドルの片側にしか付いていなければ違反ということにはならない)
●道路交通法 第63条の9
自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため
交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。
(罰則 第一項については第120条第1項)
第百二十条 次の各号のいずれかに該当する者は、五万円以下の罰金に処する。
八の二 (略) 第六十三条の九(自転車の制動装置等)第一項の規定に違反した者
↓
●道路交通法施行規則 第9条3
第九条の三 法第六十三条の九第一項 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 前車輪及び後車輪を制動すること。
二 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、
制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。
つまり「(乾燥した路面で)時速10kmで3m以内に停止できること」が出来なければ違反。
www.mc-law.jp/keiji/13088/
幇助については基準が曖昧ということで
実際に道交法違反の幇助で処罰されるのかどうかという点でいえば考えすぎかもしれないが・・・。
↓
www.bengo4.com/c_1009/c_1485/b_111985/
半分になって2万5千円以下の罰金のみだったとして、
片方のブレーキが効かなくても絶対大丈夫とか安心とは言えない。
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ヤマハ子乗せのニップル飛びについて
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▼使い方の問題?
・購入後にタイヤに空気が適正に入っていたのかどうか
・「買ったばかり」が実は1年以上前のようなことはなかったのかどうか
あとは、チャイルドシート不可の年齢の子供を乗せていたとか、
後輪錠をロックしたまま発進してスポークを折ったというケースも考えられるが、
その場合は「使い方に問題がある」ので断るのは当たり前。
▼ニップルは小ねじ類として保証対象外?
www.rakuten.ne.jp/gold/hayasakacycle/2015hoshou_pc.html
ヤマハの保証書規定によれば保証外となるのかもしれない。
しかし「どう見ても製造・組立段階で問題がありそうな部分」であっても
保証対象外というのはちょっと腑に落ちない。
販売店から「保証外」として断られるとしても、
念のため直接メーカーに「こういう製造不良と思われる状態でも初期不良ではないのでしょうか」
と聞くべきにも思える。
判断が難しいケースでも念のためメーカー確認をしておいたほうが遺恨を残さずに済むような。
▼極端な話
もし「消耗品なので絶対に全て保証しない。最初から半壊していようが知らない」とすれば、
メーカー保証内に含まれないパーツのコストをJIS基準をギリギリでクリアするような
極限まで弱くしておけば、メーカーとしては故障が早くなることで、パーツや買い替えを促進させるような
商売が成り立つことになる。
1~2万円台のような安物自転車であればまだしも、倍以上の価格はする大手が果たしてそれで良いのかどうか
と考えたときに、摩耗パーツ筆頭のタイヤも安物自転車と比べれば基本的には
それなりにマシなものを付けて差別化を図っているのが実情なので、
明らかに粗悪なものを提供しようという意志はないように思えるため、
「個別の問題」としてでも対応するように思えるが・・・。
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安物自転車のチューブ不良について
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▼安物ならそういうもの?
刺さりパンクだったが異物も既に外れタイヤに見える傷もななかった場合もあるのだろうか。
仮に購入1ヶ月以内で(異物パンク等ではなく購入1ヶ月で空気圧不足にまで陥ること自体が不自然)
どう見ても使用上の問題があるパンクではないとしても、
「原材料をケチって薄いタイヤとチューブを使っているのだから
安物タイヤ・チューブの組み合わせの車種は低品質のものとして受け入れてください」
というのは売り手に優しすぎるようにも思えるが、
「チャリンコなんて安けりゃいい」という感覚のユーザーが大多数を占めているようでは
「そのシワ寄せを受けた安すぎる労働力の結果」として「そういうもんです」と説明するしかないのだろうか。
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対応力の差
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▼逆に個人店のほうが対応が甘くない可能性も
親切な個人店も存在する一方で、そうではない店も存在する。
大型チェーン店であれば(見ようによっては現場店員を不当に安く使って搾取しているともいえるが・・・)
資本力の差で融通が利く一方、
個人店では経営が成り立たないとして「交換は一切受け付けない」という
ネット通販のような「売りっぱなし」対応をされるような店が存在しないとは言えない。
しかし、完組を取寄せてロクにチェックせずに店に並べるだけというのは
利益的に仕方がない側面もあるとして、
初期不良と思わしきものを全て相手にしないような店もあるとすれば
それはどうなんだろうと。
「(半額以下で済む修理でも)修理には3万円かかります」とか「ホイールごと交換してください」
といった対応をする店も存在するらしいので、
どう見ても製造・修理などのミスである初期不良であっても「客の使い方が悪い」として
突っぱねる店があっても不思議ではない。
大手や個人店を全て含めて体感で1割の良心的な店に対し、その逆もまた然り。
親切心の裏腹として「労働力を便利に使うだけの醜いエゴ」という感想を持つ店も少なくないとして、
それでも、一般的な店での最低限の接客すら出来ないような店に
修理と称し壊しながら自己都合を押し通すことだけに終始するようなことに巻き込まれないように
ユーザーには正しく真実を見抜く目を育てて欲しいという思いがある。
▼防ぐ方法として・・・
購入前に保証書を確認するとしてもロクに公開する気がないようなメーカーも相変わらず少なくないので、
実店舗で購入する前に「万が一タイヤ・チューブに初期不良があった場合、
無償で良品のタイヤ・チューブに交換してもらえるのでしょうか?」
と聞いてから購入するしか防ぐ手立てはないのだろうか。
「明らかに走行中や日常的な使い方が原因ではないことを証明できなければ応じられない」
ということになって話がややこしくなるだけなのだろうか。
▼タイヤはメーカー保証外とあるが・・・
上に貼ったハヤサカサイクルのBS・パナ・ヤマハの保証書の規定から
タイヤも保証外に該当するとあるが、
書いてなくても「購入1年以内の"経年劣化"や"使用上の問題があれば"保証しない」ではないのだろうか。
「製造や組立工程でのミス」であり「購入1ヶ月以内で使用上の問題が原因ではないことが明らかであれば」
店が「保証しない」の一点張りであっても、やはりメーカーに確認をとったほうがいいとは思う。
●自転車でロードサービスを使ったらレッカー車
twitter.com/umiyama_hiroshi/status/869760579728166912/photo/1
www.cyclesports.jp/articles/detail/77847
リカンベント、側車付、タンデム自転車などの特殊な車種の場合のみ事前登録必須にしておいて、
それ以外であれば3輪自転車でも29erやファットバイクでも
自転車用として軽トラやワゴンを用意すればいいだけに思えるが
中古でも自転車用に新たに投資するよりは既存のものを活かすほうが
営業コスト的には得なんだろうか・・・?
いや、外部委託だろうし近場の営業所に手配したときの状況次第か。
●細かい装飾
jitensyazamurai.com/db/archives/7295
変にゴテゴテにならない範囲でハブ毛、バルブキャップ、エンドキャップのような
殆ど目立たない場所にアクセントとして添えてあると
持ち主がしっかり自転車に愛着を持って手入れしているのだろうと思える。
●ファットバイク部隊
www.kanaloco.jp/article/250459
災害時の選択として最低限の移動用途としてのノーパンクタイヤではなく
走破性を考慮した上での車種ということだろう。
極太タイヤで迅速救命 大和市消防、自転車を導入
記事内でファットバイクの用語を使わないのが不可解に思えたが、
オートバイと誤認されるから?
いや、「ファットバイクと呼ばれる太いタイヤの自転車」と書けばいいだけのような。
↓
cyclist.sanspo.com/333272
主に自転車の記事を扱うこちらでは普通に「ファットバイク隊」なので
読者を意識した記者・編集長の考え方の違いだろうか。
●店の持つ問題意識の差
各店のブログ等を見ていると、何度も登場している特定の話題の傾向には
不思議と棲み分けされているような差があるのが興味深い。
・ある店ではパンク修理剤の問題を提起し続けたり
・別の店ではスマートコントロールブレーキの不具合
・また別の店ではノーパンクタイヤのデメリット
・バック拡げ工具の問題
上記は「使わないほうがいい」としての注意喚起として、
似たような感覚の店がもっと多くても良さそうな気がするが
話題が何度も登場するということはあまりない。
量販や大型店や通販購入といった話題は、修理の糧や安全性の点から、
肯定・否定が入り混じっていてこちらも店の違いとしてよく特徴が出ている。
反対に道交法関連の逆に問題と思う方向で言えば
▲傘の支持具は問題ないような解釈を展開していたり
▲何故か自転車の遮音だけは総じて違反と信じて疑わないような解釈や
▲大人+子供1人までしかメーカーが許可していない子乗せに
座席を前後に2つ取り付けて何の問題意識もなく堂々と公開する店
恐らく未だにどこかにあるだろう店としては、
▲後輪が固定ギアだが後輪ブレーキを取り付けずに販売するような店
など。
▲本人確認をせずに錠の切断をするような店
・ブレーキが前後両方、もしくは片方がまともに機能しない自転車の
他の部分だけ修理するというのも「違反行為の後押し」に思える。
ここでは、ほぼ扱っているところをまともに見たことがない内容として、
・個人の握力やタイヤの硬さなどを一切無視し、空気圧を測らせるつもりがない「英式バルブ(主に虫ゴム式)の問題点」
そして
・事故に直結するにも関わらず、あまりにも軽視し続けられている「一時停止」
極論で言えば車種や値段や整備状態以前に、
老若男女全ての自転車ユーザーが全ての交差点で徹底的に神経質に
「適切に徐行・止まる」ということを 慣行できれば
これだけで恐らく「自転車事故の7割以上は減るのでは」と思うだけに、
もっと積極的に広報しない理由が理解できない。
「自分自身が日常的に一時停止無視しているし改めるつもりもないから?」
「いい年をした大人も警官もまともに守ってないから?」
「自動車やオートバイでもいい加減だから?」
「事故なんて絶対起こらない確信があるから?」
地域の道路事情や持ち込まれる車種の傾向の違いはあるとしても、
(自分が巻き込まれる可能性がゼロではない以上)修理がいくら増えるとしても
「事故が増えればいい」と考える人は存在しないだろう。
本当にまず第一に、どれだけ面倒でもこれだけは守って欲しいと思えるし、
少しづつでも賛同してくれる人が増えることを願う。
最終更新:2018年12月02日 08:35