安物自転車とは

最終更新日:2018.8.26 ●廃車寸前の安物自転車の修理は・・・
2.25 ●車種だけでなく買う店によっても異なる
2017.11.26 ●2万円と10万円以上するロードバイクの違いから見た一般車との違い
9.24 ●安物自転車や中古自転車の有効利用
8.6 ●安い自転車はパンクしやすいといえるが・・・、●悪名高い安物タイヤ
7.8 ●何がどう高いのか知らない消費者
5.21 ●「激安自転車の問題点」に関する内容が載った雑誌
5.7 ●安物自転車に安物タイヤ
4.16 ●格が違う粗悪な物体
2.19 ●客寄せの安物自転車
1.8 ●ブランドの何を信じて選ぶ
2016.11.27 ●真の意味で安いとはどういうことか
9.18 ●タイヤのコストダウン
9.11 ●「とても柔らかく作ってあるので衝撃吸収力に優れてます」
5.22 ●雑貨量販店で販売された2万3000円の自転車の「(スレッド)ステム折損」
5.8 ●具体的に何がどう「安物品質」なのか、●安物自転車のBAAマーク
 〃 ●ホームセンター自転車のBAAマーク付き→チェーン引き金具のコストダウン
5.1 ●安売りするということは、●まともな自転車の値段の目安、●予算5万円でファットバイク?
4.24 UP

●廃車寸前の安物自転車の修理は・・・

twitter.com/fiction_cycles/status/1024867922387165189
愛着云々で整備したいという気持ちがあったとして、
たとえ工賃を全く受け取らないとしても
「6000円ではオーバーホール修理不可能」。
修理以前に「自転車の部品価格」を知らなすぎると
こういう値段提示で「直してくれる」と思ってしまうのだろう。
一度自分で直したい各パーツを書き出して値段を調べたほうがいい。

「修理は触って調整するだけではなく、部品交換を伴うもの」

想像すると
まともに整備もされておらず、全体的に錆び錆びで
最重要のブレーキ周りも、ライトも、ハブもスポークも、BBも、カゴも、泥除けも、
タイヤもチューブもリムテープも、前フォークも、全てがガタガタでボロボロであれば
安物部品でもどう頑張っても部品のみで3万円以上は必要。

そして、運良く0円で中古部品をかき集めることができても・・・
全体修理で工賃6000円では「仕事の報酬として成立しない」。

例外的に安請け合いしてしまえば、仕事を安くみられてしまうに止まらず、
これまで適正料金で作業を請け負ってきた「他の客に対しても失礼」になってしまい、
「業務が成立しなくなる」と見ていいだろう。

そして、最も肝心の「フレーム」に破損兆候となる重大な亀裂があれば
(アルミフレームに限らずスチールフレームでもあり得る)
フレームごと交換=全組み換え=新車購入のほうが100%安い。

もし支払い能力がない理由として、遊興費は一切使っておらず、携帯電話すらなく、
食費もままならないほど生活を切り詰めていて
「生活の足として1万円すら出せない」のであれば
生命にかかわるので、然るべき機関へ相談することを冗談抜きでお薦めする。
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一方で、3万円以上の自転車でフレームに異常がなく、不具合も軽微で
工賃込で本体価格以下で修理(ある程度の部品交換)可能であれば買い替えは不要。
しっかり直して快適にしてもらいたい。

扱いノルマを課せられて売りたがる気持ちは分かるが、
「状態判断をまともにする気がなく」新車を売りたがろうとする店員の口車に乗る必要は一切ない。
すぐに分かる範囲内でも不具合箇所を書き出して全体の概算を提示することくらいは出来る。
「さっさと壊してさっさと買い替えろ」という店は信用に値しない。
新車販売に限界を感じつつも既存経営からの脱却を測れない以上、
遅かれ早かれ閉店に追い込まれるのは時間の問題。

●車種だけでなく買う店によっても異なる

cs-shinwa.sblo.jp/article/182490560.html
ちなみにメーカー車でも組み立てが下手くそだと
同じような事で早く壊れることは普通にあります。
なので量販店や大型チェーン・インターネットで買うと
早く壊れることがよくあるのです。
分かりやすくするならこのような感じになるだろうか・・・
(上)「しっかり点検整備したメーカー車」
(中)「しっかり点検整備した安物自転車や通販車種」≒「ある程度整備したメーカー車」
(下)「ある程度整備した安物自転車や通販車種」≒「ほぼ整備していないメーカー車」
(×)「ぼぼ整備していない安物自転車や通販車種」

そして不具合があったときの対応として
例えばブリヂストンの製品でこのような事になった場合
シャフトの事はさておき、交換できない状態の不良品として
私ならメーカーに強く言って交換してもらいます。

こういうありえない事態が起きた時にこそ
メーカーの力が発揮される部分です。
そもそもメーカーの場合、こういう事はほとんどないですが。

安物自転車が横行したりしている昨今では
こういう事例は決して少ない訳ではないという事を
自転車を選ぶときに頭の隅に入れてほしいと、私は思います。
対応力については内容や在庫や忙しさもあるとして、
放置されるときなど差が激しいときもあるので
一概に大手であれば絶対安心というわけにもいかないが、
交換用の補修パーツが用意されていないようなメーカー(輸入代理店)であれば
補修不可で、やはり廃車確定になる。

当然「定期的に店を訪問して(異音など)不具合がないかどうか点検整備すること」も重要。

●ちなみにクランク外しの技としては
ネジ山を作り直す方法や
ギヤプーラーという工具で
www.astro-p.co.jp/ic/sst010
www.youtube.com/watch?v=jrpIoXxVyTs
こんなふうにすれば外せるようだ。

●2万円と10万円以上するロードバイクの違いから見た一般車との違い

sbaa-bicycle.com/sbaa_sp/qa/q218.html
高いロードバイクと安いロードバイクの違いはどこにあるかというと、実は「全部」なんです。
ロードバイクに限らずスポーツの道具として考えてみると、
例えばランニングをするのに、980円のランニングシューズも、何万円もするランニングシューズも、
知らない人が遠くから見たら違いがわからないかもしれません。しかし、実際に使い比べてみればまったく違います。

具体的にポイントを挙げると、フレームの重量、回転部品のスムーズさ、ブレーキの制御のしやすさ、
変速のスムーズさなどに大きな違いがあります。
高いものは軽量で、変速やブレーキも少ない力でスッと動き、しっかり性能を発揮します。

ロードバイクの場合は価格差が大きいのでまだ分かりやすいとして、

■一般車の場合でも似たようなことが言える。

▼重さ
これは一般車の場合「ノーメンテナンスやある程度無茶な使い方でも使えるように」
「頑丈さに特化」しているケースも多いので20kgを超えるものも珍しくない。
軽いとされる部類のアルミーユでも前カゴや両立スタンドのように日常生活で便利な装備がある以上10kgは超えるので
ロードバイクと比べるのはナンセンス。
▼変速
1万円程度のものであれば「変速なし」「オートライトなしで回転抵抗が重い旧式の豆電球式のブロックダイナモ」が当たり前。
2万円程度で変速があっても「6段のボスフリー」という安物自転車特有の装備になる。
見た目の段数を増やして豪華さを演出する見せかけとしても使われるので注意しておきたい。
(ビレッタユーティリティはフレームがまともなだけに外装6段でも別途数万円かけて外装7段カセット等に交換すればマシになる)
内装3段や5段自体のパーツ価格がそれなりにするので安物自転車で付属しているケースは稀。
▼ブレーキ
典型的なザ・安物装備として
「前輪にはペラペラの鉄のシングルピボットのキャリパーブレーキ、後輪にはキーキー音が出るバンドブレーキ」
まともな一般車は
「前輪にはダブルピボットのキャリパーブレーキ、後輪には"きちんとグリスがあれば"音鳴りしないローラーブレーキ」
▼回転部品のスムーズさ
これは「整備する店次第」となる。
基本的には車輪軸受け部分のベアリングと呼ばれる球にグリスを大量に盛っているというケースはまずないと思っていい。
本来は壊れにくく、防水も含めて安定した回転をするために必要な初期整備だが、
販売価格とコスト的な面で恐らく9割の店では「何もしない」。
購入時に定価を超えて別途工賃を支払ってでも頼めば可能だが
大抵は「たかが一般車ごときに」という怪訝な顔をされる可能性が高い。
▼結論
今は基本的に短期間乗り捨てを考えず、耐久性を考慮するのであれば「実売価格で4万円以上」が目安。
買った後のことを考えて「(一般車でも軽視しない)信頼できる店員のいる」実店舗で購入することを強く薦める。

●安物自転車や中古自転車の有効利用

置物や飾り以外の使い道として
基本的に作業スペースが確保できることと、
車庫やトランクルーム等の保管場所があることが条件にはなるが・・・
▼分解再組立の練習や構造を把握するために有効利用
 ・外装変速(6段ボスフリー)、内装3段変速、変速なしの3車種が特に練習台として有用。
▼錆びていたら
 ・サビを落とす→放置でどれくらいで錆びてくるか調べる
 ・転換剤を使う
 ・やすりで削ってペイントする
▼ホイールの振れとり練習
「結構締める」or「結構緩める」
▼トルクの把握
「どこまで締めると壊れるのか」
など
最後は廃車にする前提で思う存分に研究材料にできる。

●安い自転車はパンクしやすいといえるが・・・

prestigebike.hamazo.tv/e7560966.html
それ以上に空気入れの習慣化が全く出来ていなくてチューブ内に空気なし状態であっても
何ら気にしないような性格のユーザーのほうが多いからこそ早々にダメにする傾向があるのだろう。
(「チャリンコごときにイチイチ構ってられない」「面倒」など。
 反対に高い国産電アシであれば完全ノーメンテでも構わないと思っているのも大間違いであり厄介)

そんな状況で「適正な空気圧すら全く把握していない」というのは当たり前の話。

対策としては
エアチェックアダプターで米式化して自分でガソリンスタンドで空気入れを借りて3気圧充填するとか、
自分では分からないなら
「技術が信頼できる店」に毎週定期的に訪問し、お金を払って空気圧を判断してもらえば
早々にパンクを頻発させるということは減るが、
実行する気があるようなユーザーであれば、少なくとも最初から安物自転車を好んで買ってないだろう。

無論、チューブやタイヤの質が粗悪なので
製造時からチューブに微細な穴が空いている状態とか、
タイヤが薄すぎて適正空気圧でもちょっとした段差でパンクする可能性がないとはいえないのが
安物ゆえの宿命でもあり、定期的なメンテさえすればいいということでもないジレンマでもある。


●悪名高い安物タイヤ

ameblo.jp/cycle-plus/entry-12297810792.html
特に5万円以下の「自転車本体に付属しているタイヤは試供品のようなものでしかない」
ということを知らずにそのまま使い続けるとこういうことにもなる。

メーカーに(輸入代理店)してみれば
「タイヤが粗悪だろうが最低限の基準はクリアしているし、
そもそも自転車本体が安いのだから文句を言われる筋合いなどない」
というだろうが当然の言い分といえる。

安物タイヤ付属の本体を買って高品質タイヤと同じ性能が得られるわけがない。

おまけに「屋外野ざらし」×「空気を入れない無頓着」×「空気圧が分からない虫ゴム」
の合わせ技で更に劣化が早まるが、それを防ぐための
「カバーをかける」×「空気を入れる習慣化対策」×「米式化」
というところまで指摘してもらえる店は皆無だろう。

●何がどう高いのか知らない消費者

kobelalpedhuez.blogspot.jp/2017/07/blog-post.html
「ここって一番安い自転車でなんぼなん?」
「最近は自転車も値上がりしていますから15000円代からになりますね。」
「はあ?そんなにすんの?」
「国内のメーカーの自転車ですから定価は24000円以上はしますので、それでも安くなっていると思いますよ。
それに当店では納品した自転車は全てホイールの振れとかも確認して組み直ししていますので、
その手間も考えたら破格だと思いますよ。」

「じゃあなんで1万円前後とかの新車があったりするの?」
「海外で大量に生産して、向こうで組み立てたまま船で運ばれてきて、そのまま店頭に並べているだけですから。
店舗では梱包の皮むき作業とハンドル起こしくらいしかしていないはずですよ。
大手のチェーン店ですらそれプラスブレーキシューの当たり調整をする程度ですから、
そういうのと比較されると個人経営の店としては非常に心外な話になりますね。」
1.5万円でも個人的には自転車未満と思っているほどなので、
理由を聞いてもそれでも買うのに躊躇するような人は
今後も自転車には乗らずに公共交通機関だけ使って欲しいと思ってしまう。

軒先に野ざらしで並んでいるようなものや、チラシに書いてあるような安物自転車と
4万円以上する自転車とは何がどう違うのか。
自社製品で性能比較もまともに出来ないようなメーカーが言うわけもなく、
周囲に詳しい人もおらず、自分で調べる気もなく、
店も接客を軽視し続けてきていれば、知らなくても当然といえる。

そして、どれだけ丁寧な説明を受けても理解出来ない・する気がないような人には
説明するだけ無駄だが、それを諦めずに納得してもらうことができるかどうかが
接客術の鍵でもあるのだろう。


●「激安自転車の問題点」に関する内容が載った雑誌

jitensyazamurai.com/db/archives/7229
見るまでもなく、
「低コストで作られたような安物に命を預けて本当に大丈夫か?」
というニュアンスだろうと思う。

100歩譲ってステムやフレームが「ポッキリ」すること自体は珍しいのかもしれないし、
荷物込みで65kg未満で常に徐行で走るような使い方なら
早々に事故が起きるということでもないかもしれないが、
そもそもタイヤの質が間違いなく論外な
個人的に日常用途として最低限度の必要基準を満たしていないようなものを薦める気は全くない。

www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1307848082597964&id=715163051866473
新車装着の安いタイヤはすぐに亀裂が入り、しばらくするとゴムが剥離してしまいます。

そもそも、日常の服飾関連で最もお金をかけるべきは
「常に接地する健康に直結する足元」が基本だけに、日常の「足」として使う自転車を
過剰に安物で構わないとする感覚は
(極単距離・短期間・地域のモラルが極端に低い場合を除き)理解できない。

次回があれば自転車店としては
人手不足が深刻になるほど通販盛況な時代だからこそ、
「ネット通販での自転車本体購入に関する落とし穴」について書いて欲しいところ。

●安物自転車に安物タイヤ

kamikawa-cycle.com/blog/4665
「保管状態」「走行距離」「荷物・体重」「走行路の路面状況」など様々な要素が絡んでくるので、
単純に年数だけ比較してもしょうがないが、
タイヤが激安の車体が他の部分を丁寧に仕上げているとは考えにくいという理由からも
1~2万円台の自転車をオススメしない。
もちろん補修用として同じタイヤを使うような店もおすすめできない。

●格が違う粗悪な物体

kobelalpedhuez.blogspot.jp/2017/03/blog-post_29.html
アドバイスを聞き入れるだけの感覚があるなら最初からまともなものを買えたはずだが、
国策的な経済活動の一環でこういう物を買わざるを得なかったのだろうか。

JISやBAA基準などこの世に存在しないかのような
国内メーカーの安物ジャンルの自転車とは比べものにならないほどの
安全意識が欠落していてまともな自転車の体を成していないコピー品。

そもそも、ブレーキが道交法基準の範囲内で正常に停止できなければ、
その時点で「この状態で公道で乗ったら赤切符切られますよ」と言えるだけに、
この状態で完成品を名乗るものを世に出して逆に怖くないのだろうかと思えるほど。

これはさすがに「自転車のような形をしているが、まともな乗り物ではない何か」扱いでいいのではと・・・。
シマノパーツなんて大抵の安物自転車でも最低限ボスフリーの6段くらいは使ってるだろうと思ったら、
こういう物が存在しているようだ。

●客寄せの安物自転車

prestigebike.hamazo.tv/e7290434.html
営業妨害する気は更々ないし、極近距離・短期間しか使わないような用途であれば便利かもしれないのと、
これに釣られて買おうとしている客の用途を聞いたときに適していないと分かれば、
適正な頑丈自転車を薦める手段として使えなくはないとしても、
個人的には「トラブルの火種」になりかねないと思うのだが・・・。

不具合があれば問答無用で返金や新車交換しとけばクレーム処理できるという営業方針の
大型店であれば大した問題ではないとしても、
後々余計な手間ばかり増やすことになりかねないと思われるパーツの数々を抱えたものを
「とにかく安価であることを目的に購入するような客層」に購入させることに
(技術に自信を持つであろう)個人店で(極めて低グレード品でも)大した問題ではないような印象さえあるが、逆に凄いと思う。
しかしながら、「物分かりの良い客ばかりの恵まれた地域」であれば無用な心配かもしれない。
いや「中古自転車専門店」も商売として成り立っている時点で「不本意でも納得する静かな客」が圧倒的なのだろう。

●ブランドの何を信じて選ぶ

jitensyazamurai.com/db/archives/6519
記事そのものはどう見ても高額なスポーツ車種のブランドに関する内容としても、
関連付けて
「少し事情が異なる一般車関連の観点からの感想」
▼高価と効果
自転車は様々な部品で出来ている物ゆえに、
(互換性があれば)個別に上位グレード部品を組み付ければ「グレードそのものは」上がる。
しかし、それが最適な性能を引き出せるフレーム骨格を有しているのかどうかということになる。

例えばママチャリに無理やり高額なカーボンホイールを取り付けて意味があるのかどうか。
外周部を軽量化することは無駄ではないとして、チューブラーも含めて
日常の用途として基本的に野ざらし上等や駐輪場の雑な扱いで酷使されることが前提になっている用途に
適しているとは到底言えない。

▼最低限の「品質」と「検査・管理体制」
問題になった「NAKANO印のMODUSハブ」も以前から把握していたのであれば、
完成車メーカーから早い段階で使用中止と交換案内を出すべきだったと思えるが、
(再現までに相当に時間を要したという可能性もあるとして)
全数交換など不可能で、気づいた人だけ「調べた上で不具合が認められれば」交換に応じるような対処。
もちろん今後は信用を失ったとして部品取引を止めるとか、工場での検査体制を強化するといった対策をするところもあると思うが、
「安価な部品として有用なので」「不具合はレアケースとして無視する」というところもゼロではないだろう。
個人的には、とてもじゃないがそういう感覚のメーカー(代理店)の個別の車種に限らず、
そういう感覚で扱っている同じメーカー(代理店)の全ての車種を全く信用できない。

▼消費者目線から
安全性がより高い商品であることに越したことはない。
しかし、どういう商品を選べばいいのかの本質を知る機会は少ない。
BAAシールが貼られているからといって安心できるのかと言えば、
店での最終組み上げの差から、それだけで安心していいものではない。

▼扱っている商品の売り文句
よくあるシマノ部品が使われていることを過度にアピールしているものは要注意。
国内製品であれば大なり小なり使われているのは「当たり前」なので普通は特に大々的なアピールはしない。
一部分が良いだけで、商品全体が良いものであることを錯覚させるための「印象付けトリック」と見るべきもの。

安物自転車の場合、特にJIS基準はクリアしているとしても
”基本的には”タイヤをはじめとする構成パーツなどから
「低速」で「歩道をゆっくり走っても問題ない程度」「1-2km程度の短距離」向けで、
「長期間使う用途には適さない」と見るべき。
電動アシストの場合は「6万円近くも出したから間違いのない買い物をした」というのも
修理時に全く受け付けてもらえず、(補修パーツが存在しないなど)後で泣きを見る可能性も高いので気を付けたい。


●真の意味で安いとはどういうことか

kazahari74.seesaa.net/article/444162478.html
「乗り物に対する価値観の違い」と言ってしまえば簡単なのかもしれないが、
「安さは正義」「自分の選択に間違いはない賢い消費者」と思い込んでいる以上は、
自転車のタイヤの違いどころか、3Dプリンターで一体成型されているかのような感覚でしかなければ
差異をいくら力説したところで全く響くことはないだろうし、
ふと立ち止まって気付くことができる機会でなければ一生「この1万自転車だけで十分」という感覚は変化しないのだろう。

「何がどう安い?何故安い?」「どうすれば得か」という本質を知るためには尋ねてみればいいのだが、
最初から自転車店員に持つイメージとして、不愛想で過去に不信感しかなければ、
高いとしか思えない新車を買わせようとする不親切な自転車店としか思えないことにもなりかねないのだから
難しいところでもある。

別の項目でも書いているように安物自転車でも「全分解後にグリスアップ等~大半のパーツを組み換えれば」
「それなりに」マシにはなる。
(但し、自分で納得できる程度まで仕上げるには部品代で約3万円~+工賃が2万円以上)
(最低でもブレーキ周り[本体・シュー・レバー・アウターケーブル・インナーワイヤー]は全て、タイヤ・チューブ・リムテープも交換)
(ライト・チェーン・ペダルやグリップ等も交換)

●タイヤのコストダウン

takesno.com/archives/2989
「値段も安くできて修理時期も早くなる」
無知な消費者と輸入代理店と販売店それぞれが喜ばしいことに思えるが、実際はそうとも言えない。
「パンクするリスクが高まる」
ゴム材をケチり薄く弱く作る。
(逆に「パンクしにくいタイヤ」で極厚にしたとしてもゴム自体の質が低級の場合は耐久性が良いとも言い切れない)
(ノーパンクタイヤは重さによる乗り心地の悪化や修理時の煩わしさなど、災害時や工場近辺以外では論外)
タイヤこそ走りに直結する非常に重要な部品
でなければ、わざわざ「(自動車用でも)タイヤだけのCM」なんて流すはずもない。
自転車の場合、耐久性を犠牲にし軽量にすれば走りを軽く、
重くても単にゴムの厚みを増やすだけではない上級タイヤなど、
「走行路や距離などを考慮した最適なタイヤ」を探し出すことは意外に重要。

タイヤに限ったことでもないが、常に摩耗し最も消耗が早い箇所にも関わらず、
「とにかく安くするために」長期間使うことを前提に作られてはいない。
タイヤだけで前輪または後輪どちらか1本だけで(工賃含まず)5000円するようなタイヤもある中で
常識的に「本体が1万や2万円なのに、丈夫で長持ちするタイヤ」を付けていたら商売が成り立つはずもない。
とはいえ、
5万円以上するような自転車でも「試供品のようなランクの低級タイヤ」が付いていることも珍しくないので
「店で購入検討段階でタイヤをアップグレード」という方法も「後々かかる時間や手間を省く」という意味では
コストがかかったとしても十分に意味があると言える。
それが理解できずに「(本音では単に面倒なので)そんな必要はない」と言い張るような店があれば距離を置くべきだろう。

●「とても柔らかく作ってあるので衝撃吸収力に優れてます」

cs-shinwa.sblo.jp/article/176763994.html
確かに強引にはやっていますが
過去一度も、こんなことはありませんでした。
(一般車)BAAではない安物自転車の前フォークの強度というものはこういうことになるようだ。
確かに衝撃は吸収するのだろう。だが、歩道のちょっとした段差を数百回乗り上げるだけで徐々に歪みそう。
アルミではないだけに「バキッ」と破断せず「グニャ」っと曲がるだけマシなのかもしれないが・・・。
目立つタイヤ・チューブに限らず、鋼材でも過度にケチるとこういう代物が出来上がるのだろう。
これが3万円以上の自転車であればその姿勢に呆れるしかないが、
1万2万の自転車であれば「(耐久性度外視というのは)コスト的にもそういうものだろう」という気もする。
言うなれば「お客様のご期待に添えるよう安さに特化していますので安全耐久性なんて適当でもいいでしょう」と。

●雑貨量販店で販売された2万3000円の自転車の「(スレッド)ステム折損」

twitter.com/porporkuuuun/status/731744968834867201
twitter.com/porporkuuuun/status/732216130173947904

nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1605/20/news131.html
玉越工業によると、欠陥が見つかった車両は2016年3月15日~5月18日まで販売されていた
「OUTLAW(アウトロー)」という27インチタイヤのシティバイク(中国製)で、
車体番号が「S512310001~S512310150」までの製品です。
該当箇所はハンドルステム(ハンドルと前輪フォークのステアリングコラムを連結する部品)で、
接合部の強度が適正に保たれていないことから破損したとみられています。
◆状況など
用語に馴染みがない人には「ハンドルポスト」と言ったほうが分かりやすいのだろうか。
補修部品としてもあまり見かけないような形状の(スレッド)ステムを使っていることからも
部品自体の素性だけで見れば「安全性を軽視した部品」と断定できる。
◆購入場所・・・「雑貨量販店」
◆新車か中古か・・・「新車」
◆使用者の体重・・・不明
◆使用期間と推定積算距離・・・「買ってから2週間」距離は不明
◆保管状況・・・不明
◆使用状況・・・「平坦な2車線道路を走行していたところ、突然自転車のハンドルが折れる」
◆整備履歴・・・不明
◆最終整備の業態・・・恐らく購入店
体重などは分からないが、中古だったり買って雨ざらし野ざらし3年以上放置といったことでもなく、
「たった2週間で折れる」とは・・・品質管理はどうなっているんだろうか。
◆危険な(スレッド)ステム?
安物自転車をカスタムするなら、まずブレーキ周りやブロックダイナモライトの交換は必須として、
次にタイヤやチューブを真っ先に交換したほうがいいとは言うが、
ポジション変更で使うことはあっても、リコール対象品でもなければ
「危険な(スレッド)ステムなので早く交換したほうがいい」とは普通言わない。
◆(スレッド)ステム
「スレッドステム※」といえば日東だが、日東でも同社の製品のハンドルバーの破断で自主回収したような
ケースもあるので(bluelug.com/blog/online-store/12607/)
一流メーカーだから絶対的に安心ということでもないのかもしれないが、
「安物自転車の部品のほうが、よりリスクが高い」と見るのが自然だろう。
※スレッドステム・・・上に伸びた部分と前に伸びた部分が一体になっているもの。
(スポーツ自転車にあるようなアヘッドステム[前に突き出した部分だけを交換できるもの]とは性質が異なる)
作りはまずまずだが買いやすい値段では「VIVA」のステムなどがある。
創業50年
玉越工業ではネットショップしか見つからず。
www.rakuten.ne.jp/gold/tamakosi/
新興メーカーであればデータもロクにないので安全性を軽視するといったことは珍しくないとしても、
創業50年と謳っていて、安物自転車に不完全な部品が混ざってしまうことへの
対策はなかったのかという疑問。
もしかしたら、交通安全に対する感覚と同じで
「これまで大丈夫だったから」という麻痺しきった感覚もあったのではないだろうか。
▼代理店と委託された生産工場
生産国自体は今更なので直接的な問題というのは安直に思える。
問題は「品質管理という点」。
不良部品の検品精度を上げればコストに跳ね返ってくるのは当然としても、
それが不十分であれば今回のようなことになってしまう。
そういう意味でのチキンレースに挑まざるを得ない状況に
全く同情の余地がないとも言えないが・・・。
▼販売店での納車前整備時点での確認と消費者意識
最終整備としての販売店で気付けたかどうかということでもあるが、
「安い商品を主に扱っている店の自転車から選んだ」ということに
(「納車前整備の重要性も知る機会がなかったから」という犠牲者の側面もあるとしても)
何の落ち度もなかったのかというとそれもまたどうなんだろうかという気もする。
▼「2.3万円」の値段感覚
今回折損事故に遭った所有者の感想として
twitter.com/porporkuuuun/status/732391584629542912
安物買いはやめようと思って2.3万出したんだけどこうなったんすわ…
向こうの価格設定があかんかったのか、マジで見逃してしまった不良品だったのか
twitter.com/porporkuuuun/status/732769231813509120
安い自転車買うな~的な問題になってるけど、
個人的にはママチャリレベルだと 1万→安物、
多少の不具合は目を瞑る 2万→普通、ほぼほぼ問題なく乗れる
それ以上→ちょっと贅沢くらいの領域 っていうイメージなんだけど、
一般車・ママチャリとしての
「まともな自転車に必要な4万円以上という値段とその意味」を
「しっかりと説明提示してこなかった」大手メーカーや自転車店に原因がないとは思えないのもある。
(一方で、いるのかどうか分からないが、「レース等でも名を馳せるような正真正銘のブランド」の
12万円以上するロードバイクのようなスポーツ車と比較するのは質が異なるので無意味)

一般大衆に「ブランド料を盛っているだけだろう」と思わせ
メーカーは「素人が細かい作りの違いなんて分からなくていいから」と
「分かる人だけ分かってりゃいい」と突き放してきて出来上がった潮流。

一歩間違えば大事故ということから、代品は慰謝料とは別に
「ステップクルーズ」あたりの頑丈仕様な自転車に
まともな店に依頼してタイヤをマラソンプラスや米式チューブなど諸々交換した上で
「BBやハブやホイールのスポーク1本までフル分解して組みなおした
完全オーバーホール済の納車整備された」ものでも足りないくらいだろうと思えるが、
今後の被害者を出さないためにも、一切の支払いや謝罪や代品を拒否する代わりに、
自転車販売自粛要請はさすがに横暴が過ぎるとしても、
「今回の事故情報を期間を定めずに販売店の公式サイト&SNSのトップページで告知し続けること」
を条件にしたほうが良かったような気もする。

しかし、これもただの「1件だけのレアケース」で済ませるかどうかは、個人の価値観の違いになるが・・・。

●BSの子供車の(スレッド)ステム

stat.ameba.jp/user_images/20160521/16/cycle-plus/fb/62/j/o0800059613651709065.jpg
子供車ということもあって「一般的に考えて大人向け車種とは力のかかり具合に差がある」ため
一概に値段の近さを論じてもしょうがないのもあるが、
ステムの「突き出し部分の角度は違うので別物」としても、「構造としては似ている」。
もちろん肝心の「溶接部も含めた金属の肉厚」を比較したわけでもないので良いとも悪いともいえないが、
心配であれば、溶接接合延長をしていない形状のものに交換するべきかもしれない。
例えば「リンエイ スワン型ハンドルポスト ブラック 199-30001」約1600円
www.amazon.co.jp/dp/B014Z2IACS

●選ぶのは自由でも、リスクをどう考えるか

takesno.com/archives/2797
安く売っても利益があるってコトは 原価はもっと もっと安いということです。
だから、安い自転車は極端に壊れやすいと言われるし、それはあながち間違いではないのです。
「目先の安さだけが全て」で「壊れやすくても構わない」という人には最適でも、
「(適正に使っていて)修理費用を抑えたい」とか「長く快適に使いたい」人には全く向かないということ。
あとは、実店舗でも
「通販で比較的丁寧に組んでると言えなくもないかもしれない店」よりも悪質な、
実店舗を構えながら売り逃げ状態や時限罠を仕掛けてくるような店がないとは言い切れないだけに、
「信頼できる店」を探し出すことができなければ、困ることになるのが難しいところ。







●安物自転車とは─────────────────────────────────────


※3万円以下の完成車(幼児・子供車を除く)全般について
(しっかりと整備されているものはそれなりには使えるが、諸々のパーツがイマイチと見るべき)
安いママチャリ~通販で2万円程度で売られているようなスポーツ自転車風のものまで。
「ほとんど整備されていない中古自転車」
「ディスカウントストア」や「ホームセンター」や「量販店」の「ほとんど整備されていない」安い自転車
実店舗で殆ど扱いがないような「実質的に通販用の安い自転車」も含む。

いわゆる「安いママチャリ」が圧倒的に台数も多いのは
「買いやすくてちょっと使うだけなら便利なもの」として
それだけ市民権を得ているということでもある。

だから「大抵は安物自転車で十分。」
「高い自転車(3~4万円以上)なんて必要ない。」と考えてしまいがち。

身内・周辺で詳しい人や関係者がいなければ止める者はいないだろう。

しかし、その1台が本当に日常の足として最適なのかということを一度考えて欲しい。
(反対に4万円以上であれば、どんな車種でも絶対的な信頼が出来るかといえばそういうものでもなく、
「本当に必要な機能」を考えて購入しなければやはり損をすることになる。どんな店で買うかということも重要)

理解した上で
「それでも絶対に安いほうが長期的にも得なんだ」と信じて已まないのであれば止めはしない。

個々のパーツのクオリティや組立整備状況を理解せず、
「何も知らずに買ってしまい後で後悔した」ということを
少しでも減らす一助になることを願う。

●安物といわれる自転車の話

kobelalpedhuez.blogspot.jp/2015/04/blog-post_94.html
自転車というものを組み立てる手間暇と、部品一つ一つの重要性、それら部品単品の価格、
そして仕入れ価格を知った上で、自転車店スタッフとして接客を経験すれば嫌でも感じるのがこのジレンマ!!

自転車屋で1からきっちり精度を出して組み立てれば、上記の変速無しのスタンダードタイプで、組立工賃は2万円が相場でしょう。
スタンダードのママチャリが、実はバラで買ったら6万円という事実。
それを7800円とかで買っちゃう事のリスクってなんだと思います?

つまり部品の精度を点検する(品質管理)のも組み立ても、全て海外に丸投げして大量生産させ、ロットでまとめて買ったものがその低価格を実現している。
つまり日本に入ってからは品質の確認も点検もしていない。
販売店に入荷され、梱包をはがしてハンドルの向きを直しただけ。
だから安いまま売れる!

そこに安全性を保証できる要素なんてありますか?

貴方の命は1万円以下の乗り物に任せられるのか?と聞いているのです。
(2万程度でもさほど違いはない、最低でも定価で4万弱くらいからが”普通”の自転車)

(中古自転車で)「できたら3000円~5000円くらいで乗れるもの・・・。」なんて言う人はありえません!
死にたいんですか?って耳を疑いたくなります。
そんな人力の移動棺桶に、貴方は乗りたいんですか?

安物買いの銭失いで済めばまだ授業料は安いくらいで・・・
先ほども言ったとおり死に至る確率も高いうえに、人を巻き込むようなトラブルにも発展しやすいのです。
その場合貴方は被害者に対して、残りの生涯をかけてでも償う覚悟はあるんですか?
貴方一人の問題で済まないですよね?
家族も一緒に苦しみますよ。
それ以上に被害者側にしてみたら、とんでもない災難ですよ。
人の人生や命まで背負う勇気と覚悟があるのなら、どうぞ3千円の乗り物を乗りこなして下さい!

後半の工賃と対価についても一見の価値あり。
「1回くらい無料でサッと手直しするくらい別にいいだろう」として
その無料奉仕の積み重ねで店が潰れる可能性はゼロ?
そして、それで困るのは誰だろうかという。

●安物自転車のBAAマーク

spo-hiyo.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post-6bdd.html
このケースは最近多く、これで4台目です。光り輝くBA○のマーク、安全マークはついていても安心ではありません。
とりあえずこれがついていれば大丈夫と誤解されている方も多いと思いますが決して高品質の証しでもありません。
一定の基準さえクリアしていればあとは手抜きできてしまうんです。

あるメーカーさんの営業マンが中国の自転車工場を見学した時のお話をしてくれました。
通常、日本の工場ではネジを取り付けるときには手で2山ほどねじ込んで、それから機械で規定トルクまで締め込みますが、
むこうは違います。機械にネジを取り付けて、そのまま木ネジのごとく斜めにネジが入ろうが
ネジ山がつぶれようがお構いなしにとにかく締め込みするとのことです。
できあがった自転車はとくに整備もされずディスカウントやスーパーの店頭に並んで販売されてしまいます。
しかもBA○マーク付きで・・・。
スポーツ自転車店と一部のお店を除くと一般的に自転車専門店でもこの部分の調整はしない場合が多いそうです。
分解作業が非常に手間だからです。

他のメーカーさんがたまたまこの調整作業をしているところを見て「えー!そんなところまでするんですかっ」って驚いていました。
でもこのひと手間をなくすと不良品を販売してしまうことになりますので当店では1台1台例外なく調整しています。
完璧に不良品を無くすことは無理だというのも理解できます。
しかし減らす努力をしないのとは意味が違います。
自転車の形をしているだけの自転車モドキは驚くほど安く、魅力的な装備内容ですがそこが落とし穴です。
くれぐれもだまされないように気をつけましょう。

●ホームセンター自転車のBAAマーク付き→チェーン引き金具のコストダウン

blogs.yahoo.co.jp/zitensyaya/47521056.html
BAAマーク付きの自転車でしたが、チェーン引きがバカ金具。
内装変速の軸が回転しないように回り止めも兼ねている小判型の穴が開いているのは同じように見えても・・・
ホームセンター自転車のほうでは「機能していない」という雑な作り。
「組み付けの時間短縮」で必要性が低いと考えているのか「安全性も削っている」ということ。

●具体的に何がどう「安物品質」なのか

「タイヤの質」
 常に地面に接する部品にも関わらずこれが激安ということは
 極端に表現するならば「ビニール袋の靴」を履いているようなもの。
「他にも全体的なパーツの数々」
 ブレーキやワイヤーやライトなど、コストを下げることだけを目的としたものは日常的な快適性も低い。
「壊れにくさ」
 過剰にコスト削減の要求を呑んで寄せ集められた部品の数々に、まともな検品作業が行われているとは正直思えない。
 店で完成車に組み上げる段階でも「安い自転車なので」手抜きをせざるを得ないというのが当たり前と考えるべき、
「錆びにくさ」
 それなりの値段がするものであれば、納車前の処理も期待できるとして
 全体的に錆びにくい処理が施されていることも考えられる。
 もちろん、細かいメンテナンスや雨天後に欠かさない水置換チェーンオイルの塗布などは必要になる。
「走りにくい」
 費用をかけてきちんと手直ししたとしても「それなり」。
 安物自転車しか乗ったことがないのであれば「低質」に気付くこともないのだろう。
 逆に言えば、「元々安さを追求して作られたものに何を期待したのか」ということでもある。

反対にそれなりの値段がするものに
「しっかりとした納車前の整備」をすればどう違うのかといえば
「壊れにくい」
当然ながら違法な2人乗りをせず、風で倒されないような駐輪方法や日々のメンテナンスがあってこそだが
軸のセンター出しやグリスアップや締め付け管理をしっかり出来ているものは
「異常が起きにくい」と考えられる。
ブレーキをかければ止まりやすい。走りやすい。立ち往生したりする可能性も減らせる。
結果「疲れにくい」ので余計な体力消費も減らすことができるので「得」ということ。



●安売りするということは

ameblo.jp/cyclepitsendai/entry-12154977535.html
店頭の在庫品処分といったことでもなく、最初から安く売っている自転車というのは
「そうできる理由がある」ということ。
基本的には「全体的なパーツの質が低い」というのは間違いないと見ていい。
それに加えて「納車前の整備を雑にしなければ利益を確保できない」と考える。

(店全体の売上割合として車体の販売率が低いケースとして、
布団店のようにレンタル業務が主軸だから可能とか
カスタム整備やパーツ交換が盛況なので成立しているという店は少ないだろう)

そう考えると、例えば原価や利益1台100円で売ってどうやって店を経営するのか考えたときに、
「壊れやすいように整備を疎かにするという罠」で「修理代金を稼ぐ」?
或いは、壊れたら新車を買うように促すだけの「売りっぱなし」が本当に最良な選択だろうか。


●安くて良いものなんてありえない

cs-shinwa.sblo.jp/article/174448687.html
左右でタイヤとフレームの幅が違うんです。
初歩的過ぎる話で呆れますが
タイヤが真ん中についてないんです。
これが安物自転車の典型例です。
残念ですがよくあることです。
安いものは、なぜ安いのか。
どこに手を抜いたから安いのか。

特に自転車のように安全性が最重要のものは
何が犠牲にされているかを考えるべきです。

高いものが絶対良いものとは思えませんが
安全性が重要視されるものに関しては
安いものに良いものがあるという考えは
絶対にありえない事だと私は思います。

ベルトドライブや電動アシスト、それに付随するスマートコントロールブレーキなど
「高ければ必ずしも良い」ということでもないということも、当然知っておくべき内容。

●よく使うはずなのに安物自転車?

blogs.yahoo.co.jp/zitensyaya/47503340.html
「安いのでいい」というのは、この場合「4万円以上の一般車の良さが分からない」として、
「趣味用で高い自転車はあるから近距離用なら安いので十分」
もしくは「防犯対策を本当に十分にしていても駄目だったので治安面から安物自転車にせざるを得ない」?

具体的な用途として大切な「期間」「距離」を考慮した場合、
「単身赴任で1ヶ月くらいしか使わない」
「駅まで数百メートルしかないけど、どうしても自転車を使いたい」といった用途であれば安物自転車でいいだろうとは思う。
しかし、そういった限られた用途でもなければ基本的には
「安物ではない自転車を買ったほうがトータルでは得」として価値を理解してもらうしかない。
それでも、どうしてもというのであればそういう安さだけを追求した自転車ばかり置いている店で購入すれば良いのではと思う。
わざわざ「自転車店」に来たのあれば、一般車でもそれなりの金額を出すことに価値を見出して欲しい。

しかし、中には台数ノルマや土地柄の客層を考えると安い自転車を中心に扱うしかないという個人店も少なくないとは思うが
そもそも納車前の整備方針など根本理念が異なっていなければならないはずの量販や通販と同じ土俵で競ってもしょうがないのではと。

●安い自転車の賢い見方

pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090817/1017858/?P=5
“安くて豪華装備”には裏がある
逆に言えば、コスト増加要因があるにもかかわらず、
安い車種は、実はあまりお買い得ではないということでもある。
豪華な装備を安い値段で売ろうとすれば、どこかで手を抜かざるを得ない。
見えないところで手を抜いた自転車では、自転車にとって最も大切な性能――
乗ったときに気持ちよく走り、気持ちよく曲がり、気持ちよく止まる――が犠牲になる。
あまりに安い折り畳み自転車や、サスペンション装備の格安マウンテンバイク、
安いにもかかわらず「24段変速!」などと変速ギアの段数をことさらに誇示している自転車などは、
「見てくれを優先して、どこか見えないところで手を抜いている」と疑っておくべきである。

●傷がつきやすいから高い一般車を買いたくない?

余程神経質でもなければ気にするは最初だけにも思える。
接触するのは前カゴ・グリップ・ペダル・後カゴ・両立スタンドくらいでは?
倒れて傷がつくのもグリップ・ペダルと変速機、
あとはペダルの内側にある軸(BB周り)も痛むので、
「倒れないような場所に駐輪する」というのも大切。
安い前カゴや錆びやすく壊れやすいことが前提の安物自転車の場合、傷どうこう以前の問題。

■ブレーキレバーの作り

potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-1694.html
最近、ドロップハンドルがついてるだけのダメ自転車が多くなりましたが、ブレーキレバーのかしめが弱いなと感じます。
参考までにシマノのあるレバーがどうなっているか。
プラスチック側にちゃんと受けがあります。
対して、上の画像ではただの穴にはめ込んであるだけという印象。
横方向の力が続けば外れてしまいます。
こういう商品だけでなく、ドロップハンドル用のサブブレーキレバーのかしめ外れも目にします。
ブレーキってとっても大事なんですけどね・・・
これを見て思ったのは、よくある定番の売り文句「シマノ製パーツを使用」とある自転車。
じっくり見定めると「変速機(シフターとRD)と後ろのギア歯だけ」ということもある。
本当のところは「一番安くできるのが外装6段だから使ってるだけ」に過ぎないのだろう。
そして、その他の細かいパーツの出来は?
しかし、外装7段以上で「カセットハブとスプロケを使っている」としても、
本当の意味での完組状態に出来るまでを、鉄屑のような付属工具で一部を調整できるだけでしかないような
ユーザーに任せているものを信頼しろというのは厳しいものがある。

●安物自転車のリム割れ

potapotabicycle.blog.fc2.com/blog-entry-1725.html
強度のバランスって大事だと思います。
最近気になるのはやたら弱いリムが多いってこと。具体的には・・・
事故とかでスポークに何か挟んじゃったときに、ニップルが破損するんじゃなくてリムが破損してるんですよね。
超低価格帯のルッククロスで見ます。
十分な厚みと強度を兼ね備えたまともなメーカーであれば
簡単に割れるような構造のものを流通させるはずもなく。
軽さと素材の少なさから値段を安くすることが目的として作られた部品であれば
壊れやすいのも当然と言えるだろう。
では、購入後すぐにハブ・リム・ニップル・スポークを選び、
3万以上かけて前後とも手組ホイールに交換したとして、
今度はそのホイール強度に耐えるだけの「フレーム強度」が根本的にあるのかどうか
という話にもなり、
だから安易に安物を買うべきではないということになる。

■MTBルック車とエントリーMTBの車輪強度

www.cyclorider.com/archives/5589
シェボーFは、半年でスポーク2本折れて、車輪が仕様不能になった一方、
Kona Lanai(2008年式)は、街乗り、四国半周、林道ライドをしても、多少フレが出ているが、
調節可能で未だに使える。
スポークが折れたまま使うと、車輪が歪んで再起不能になる。
ハブの差とスポーク調整の問題でもあるのだろう。

■安物自転車サスペンション前フォークの中身

ビアンキサス事故のときに問題になったものと同等と思われるサスフォーク
cs-hatano.hatenablog.com/entry/2013/04/21/154347
廉価ななんちゃってMTBに付いていた物
(中略)
スプリングが折れたらすっぽ抜けるじゃないですか!
それだけでなく、スプリングの固定が外れたら抜けるし、
スプリングと樹脂製の部品の固定が外れたら抜けるし、
樹脂製の部品が折れたら抜けるし、
固定のネジが折れたら抜けますね~。
こういうサスの場合
クッションの機能性の必要性の問題以前に、「安全性の点で疑問」ということ。
あとはこうした錆びを見逃さない為には整備に手間も時間も費用もかかるし、
補修用のスモールパーツが用意されていない場合も考えられること、
サスがないリジットフォークに交換するとしても後から費用もかかるし、
まともなサスに交換しようとすれば軽く数万かかるし、
段差に多少強いという以外のデメリットがあまりにも多いということを理解しておきたい。

■ホームセンターで購入したばかりの自転車

anocora.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-1d78.html
パンクとの事でお伺いしたのですが、パッチを貼った後で確認したら、パッチの周りから空気漏れをしていました。
気になって、空気を多めに入れて確認したら、他にも2箇所エアー漏れです。
ホームセンターで購入されたばかりの自転車との事。
流石にパッチでの修理は諦めて、お客様にご確認いただき、チューブ交換で対処しました。
安い自転車を販売すべく努力して頂くのは良いことだと思います。
安い理由が、これでは、意味が有りません。
修理でかえって高くつきます。
ちゃんと検査した部品を使ってください。
さもなければ、運が悪いとすぐ部品不良で修理が発生する旨、明記してください。
パーツを全て交換すればフレーム以外は何とかなるかもしれない。そうすると3~5万ほどかかる。
しかし、そもそもBBが最初から歪んでねじ込まれているようなこともあるので手もつけたくないだろう。

最初から「まともなメーカーの品」を、きちんと検品している「まともな店で」買っておけばこんなことは起こらなかったと考えるのが自然。
「そんなことはない。アタリを引けばすぐには壊れない」かもしれない。
しかし激安価格で卸している商品に製品のクオリティを求めること自体がナンセンス。外れの確率が上がらないと思うほうが不自然。

だが自転車屋の中にはこうした後のことを考えずに「安さだけに惹かれて」買って、
「早々に修理」に訪れる客に対して様々なセールスを行えるのだから有り難い客かもしれない。

でも大抵はそんな物を買った客なら「買ったばかりなんだから無料で直せ」という
(購入した店ではない店に対して、まるで同じ販売経営者の店かのような感覚で)
訳の分からない論法を繰り出す確率もまた高くなるので辟易するのだろう。

「どんな自転車屋も全て巨大な1つの企業の独占により経営されている」という妄想が成り立っているとすれば
凄まじい思考回路だなと関心してしまう。
その場合最終的には「買った店にどうぞ」を言い方を換えて繰り返すしかないだろう。

安いから買いやすいのは分かるが、
「様々なパーツの組み合わせ」で成り立つ自転車が、低い完成度で出来ていればどんな不具合が起こるか
ちょっと考えれば分かりそうなものなのだが・・・。
「買い換えるとしても数十回も繰り返すわけでもないんだから同じのでいい」という感覚なんだろう。

他に、防犯性の問題も加味するとして、
「鍵が面倒」というような人は根本的にどうしようもないので、無施錠に罰則が付くまで考えないとして、
そもそも「まともな鍵」で2ロックをしているのかと聞きたい。
激細ワイヤーロックにJIS外のプレスキーのロックで「鍵かけてます」とか言われても、
「それは防犯未満」としか言えない。
どんな鍵をしてようが狙われやすいと考えていいのは、大抵見た目がスポーティな自転車。
私怨や地域性の問題であればそれはまた別問題。


■安い安全は存在しない

安物フレームの危険性については消費者庁の事故データと自転車産業振興協会の試買データを読んで
フレーム耐久テスト動画を見て、命を預ける道具にそれでも十分というなら何も言う事はない。

財団法人 自転車産業振興協会
平成21年度自転車試買テスト結果報告書
www.jbpi.or.jp/pouinbfxd-514/
www.jbpi.or.jp/_data/atatch/2010/03/00000449_20100330101831.pdf
www.cyclorider.com/archives/5467
未対応の会社の自転車をそれでも買いたいと思えるとすれば相当の思考。

■「グリス?何それ」という考え方で組立られたであろう自転車

「無●の自転車」
quickturn.jp/archives/2008/06/30/51376574.html
リアハブやクランクなど中途半端に良い物が使われている箇所もチラホラあるが
BB内部を見ると掘削カス残りが・・・。
BBのところでちょっと書いたけど、殆どの箇所でグリスが塗られていない。
こりゃちょっとさびたら固着してしまいそう。
あちこちグリスを塗りたくることをオススメします。

■安物自転車の話

1万円の中国製自転車は、なぜ1万円で売れるのか
漫画『アオバ自転車店へようこそ!』作者の宮尾岳さんによる、激安中国製自転車を通した自転車への価値観の話。
togetter.com/li/560542
「日本の工業基準・安全基準に達していない自転車の輸入禁止」
試買テストで折りたたみに関しては問題があっても、
近年では格安車といえども非折りたたみでは
最低限の基準はクリアしているものも珍しくない状態にあるのだろう。
しかし、BAA基準はクリアしていても錆やグリスアップに関する規定はないために
錆が出たりハンガー部のねじがバカだったりするのは防ぎようがない。
それも”まともな”街の自転車店と”まともな”消費者であれば、
初回整備と定期メンテで問題が出ないように使うだろう。
問題は、「整備の必要性や快適性」を「実感」できる機会がまるでないこと。
サイクルモードはロード・MTB・BMX・ミニベロなどの競技向け趣味カテゴリのものが9割で
参加者もそれなりに興味も知識も少なからずあるので啓蒙活動は最小限で済むように思う。
(ビアンキサス事故のような過信によるものもあるが・・・)

──では同じ車の仲間である自動車はどうなのか、
ステータスでの高級車や用途別の車種は完全に別物として、
「税金も安いし街乗りだけなら普通車なんて買う必要なんて一切ないのでは?」
でも圧倒的多数の一般人がほぼ全て軽自動車に乗っているのかといえば違う。
性能で、機能でそれなりに選んでいるのではないか。
じゃあどこでその選ぶきっかけを得ることができたのか。
「低燃費」「安物ではないというイメージ」や「試乗感」となる。
しかも何社も時間をかけてハシゴするのが当たり前だろう。
「いや自動車は高いんだから時間をかけて選ぶのは当然」
「ママチャリのような安い物にイチイチ時間なんてかけてられない」
よく使うものなのに何でもいい?安全性や寿命も違うのに?
「壊れたら買いなおす。」
故障率が高くて結局最初から数万のものを買うと同じくらいの金額がかかったとしても?
「絶対に壊れるわけじゃないから使えたら儲けもの。」
いいパーツが使われている自転車をマメにメンテすれば長持ちするけど?
「イチイチそんなことを気にしながら使ってられない。壊れたら買いなおす」・・・のループ。
「短期間・短距離・短時間使用だから構わない」
事故と同じで危険行為でも事故にならない可能性はある。
しかし、劣化が早いとか、まともな作りでもなく、整備されないのだから
「事故率そのものが増す」と考えると積極的に選ぶことは避けるべきだろう。

▼盗難面から

「だって,いいの買ったら、盗まれるかもしれないじゃん」がある。
盗まれる7割が無施錠というデータもあるのでそれは完全に自業自得で一切弁護の余地はない。
施錠が面倒というなら諦めるしかない。
「勝手に持っていかれるのが多いことは自覚していて
それを自衛する手段を十分に講じているのか」という。
目立つスポーツ系自転車を街中に駐輪しない、盗難補償を付ける、鍵を頑丈なものを使い2ロックし固定物とも繋げる。
対策を講じずに
「高価な目立つ自転車」で「細いワイヤー錠1つだけ」で「街中」に「長時間どころか数日放置するような長期間駐輪」。
逆にここまでやってなぜ狙われないと思うのか。
「メンテナンスもしたくない、手軽さが欲しい」というのであれば公共交通機関だけ使えばいいのではと。

まず、「盗難補償3年」を選ぶのが「大前提」。(スポーツ車はちゃりぽで2年まで)
(店独自で3年補償は一部)
鍵を100均などで買わない。ワイヤーはただの針金。
高価なU字が最良だがチェーンロックも最低5000円程度であればそこそこ有効。
(トルクが理解できるならハンドルバーをステムを緩めて直線にするなど。)
基本的に街中や買い物使いでは、
スポーツ車は「積載量※」「防犯性」点で完全に不向き。
※前後パニアバッグを搭載したランドナーなど積載重視の車種や装備があるものを除く
他にも対策はあるが、具体的には各人で考えて欲しい。


★(一般車:ママチャリ/軽快車系)耐久性のチェック項目

※項目が多ければ多いほど「劣化が早い、または不具合が起きる可能性が高くなる」
▼初級項目
□ 本体の値段は3万円以下
□ しっかりとした整備がされているかどうか分からない中古自転車を買った
□ 自転車を通販で買った
□ 自転車はどの店で買っても同じ、または安いほどいい店だ
□ 修理は説明なしで早くて安い店ほど優秀な店だ
□ タイヤに空気を入れたことはない
□ タイヤの空気圧の意味が分からない
□ チューブが英式バルブで虫ゴム入り
□ パンク修理剤が詰められている(または頼んで詰めてもらった)
□ チューブが英式バルブで虫ゴム入りでも空気圧は正確に判断できるはずだ
□ 自転車は屋外に停めている(屋根だけの簡易ガレージも含む)
□(屋外の場合のみ)自転車にカバーをかけていない
□ お金を出してお店で「毎月~定期的に」整備を頼むつもりはない
□ チェーンにどのオイルを使えばいいのか分からない
□ チェーンにオイルをつけたことがない
□ チェーンに(普通の)556をかけている
□ チェーンオイルに専用品は必要ない
□ とりあえず変な音がしたら556やオイルやグリスを吹き付けておけば何とかなる
□ タイヤの側面が白または黄色っぽい色をしている
□ ライトが昔ながらの豆電球タイプ
□ 前ブレーキは薄めの板を伸ばしたようなもの(シングルピボットのキャリパーブレーキ)
□ 後ろの音がキーキー鳴るブレーキとそうではないブレーキの違いが分からない
□ 片足スタンドでも特に問題はない
▼中級項目
□ 店での納車前にしている整備内容について詳しく聞かずに購入した
□ ハンドルポスト(ステム)のグリスアップを確認していない
□ ヘッドパーツのグリスアップを確認していない
□ ハブ(車輪の中央の筒部分)のグリスアップを確認していない
□ BB[ボトムブラケット](ペダルのフレーム側の根本部分)のグリスアップを確認していない
□ ホイールのセンター出し、振れ取りがされていない(スポークニップルの増し締め)
□ ブレーキワイヤーのメーカーが分からない
□ ブレーキの握りの調整ができていない
□ 内装ハブはメンテナンスフリーなので整備をする必要は一切ない
□ タイヤは購入時のグレードから変更する意味は特にない
▼用途にもよる
□ 変速は外装6段(ボスフリー)で十分 (利点:安価 欠点:軸が弱い)
□ タイヤ側面は黒だがオープンサイド(スキンサイド) (利点:軽め 欠点:弱い)
□ 車輪の側面が汚れやすいアルミリム (利点:軽め 欠点:弱い、削れる)
□ 専用品が多いベルトドライブ (利点:チェーンオイルは不要 欠点:補修費も高くなる)
□ 電装部分もありバッテリー消耗費用も考慮する必要がある電動アシスト (利点:坂道や向かい風に強い 欠点:高価)
□ 分解しづらく補修部品も存在しないペダル (利点:安い 欠点:蓋破壊前提になるため追加グリスアップが事実上不可能に近い)
□ ハンドルロックがある (利点:駐輪時にグラグラしない 欠点:壊れる場所が増える)

初級編がほとんど埋まるような人であれば、悪いことは言わないので
食費や遊興費や服飾費や通信費を少しづつでも削って
定価4万円以上の「まともに整備された自転車」を買い「店に定期的に訪問する」ことで
「日常的な疲れにくさ」「長い目で見ればトータル的に得をする」ということを信じて
高いと思えるメーカー自転車を買ったほうがいいと思う。
「まともな防犯対策をする気がないから高めの一般車なんて要らない」という人は論外なので考慮しない。

◆極端に割引率が大きい通販などで購入できる自転車

元の定価自体が存在するのだろうかという疑問。
「シマノ製パーツ使用」と大々的にアピールしていたり
値段の安さを強調しているものは「耐久性や性能がイマイチ」と見たほうが良いだろう。
そもそも、自転車本体を通販で買うこと自体を、余程の事情がない限りオススメしない。

なお、有名なメーカー車の在庫品で型が2年以上前の古い車種のセール品は含まないが、
タイヤが少なからず自然劣化している可能性も高いのでそれは理解しておく必要もある。


◆安物自転車の今と昔

屋内保管で使用距離も短く、適切な空気圧管理もしている10年以上前の安物自転車と
近年の新しい安物自転車は別物として捉えるべきもの。

単に”その使用者にとっては”「気にしていない」「気にならない」状態であっても、
まともに整備されている自転車に乗っている者からすれば”非常に危険な状態”ということも考えられる。


■安物自転車は金食い虫

本体は安い。修理が嵩む。耐久性を考慮していない。
修理しようとすれば破損する可能性すらある。(最初からねじ山潰れなど)
メーカー保証があり実質新車との交換となったとしても、根本的な解決にはならない。
新品であっても米式化して適正空気圧にする程度では走りにくいのは当然。
距離にもよるが、自前でフル整備できる道具とスキルがあるなら整備して使うのは悪くない。
買ってそのまま乗ることが前提ならやめたほうがいい。
「壊れやすい・無駄に疲れやすい」が大きな理由。

■安物自転車を買う意味

半径数百メートル程度の足代わりくらいなら歩いたほうが安上がり。
安物を買っていいのは
スポーツ型ではない自転車に頑強な鍵を2つ固定しながら取り付けても何度も盗難されるような治安の悪い地域だけは別として、
個人的には、
単に金銭を確保できないというよりは、修理費用に糸目をつけない良く分からないお金の使い方をしたい人や、
廃パーツを使ってカスタムするのが目的や乗りづらい自転車に乗るのが趣味の奇特な人という感覚。
タイヤやパーツ交換などで結局「安物買いの銭失い」という結果になるのが目に見える。
段差に軽くぶつかってフレーム歪みました。歪み直し修理で1万かかったなんてことも考えられる。
だから本当に良心的な店は売らないし扱わない。
同じように安価品を買ってまた繰り返したい変な人なのかもしれない。
それでも自損なら自業自得で済むが、そんなものに衝突されたらたまったもんじゃない。
そしてある程度メーカーが啓蒙活動していると仮定しても、
肝心の店はというと?そういう客に合わせた低レベルに成り下がる。(高圧的・接客力0)
生活の足としての自転車に数万出す金がないほど困窮しているなら役所等の公的機関など然るべき場所に相談したほうがいい。

◆買い直し時に選択肢と上がる自転車候補

空気を入れ、チェーンに注油し、チェーン引きも調整したが、
ブレーキとライトが不満で、タイヤチューブを交換しなければならない状況なので
新車を買うべきところまで考えているとして、
どんな一般車を買えば後悔しないのか。

■「近年の定価2万以下程度の自転車からの買い直しが前提」

10年以上前の古めの低価格帯ではない一般車のほうが作りはまともなので、余程ガタがなければ補修する手もある。

■まともな品質が期待できる最低予算は?

「2万円の自転車なら1万円の自転車の倍もするのだから性能も倍になるはず」
残念ながら1万円自転車に変速が付いたくらいの差しか期待できない。
不具合が出やすくてもよければ、値段だけを比べて購入するのも手だが・・・、
円安や人件費高騰などもあり現在のまともな基準の最低レベルは約4万円~。
そして「納車前の整備がしっかりできていることが確認できる店」での購入が前提。
店選びについては別ページ。

■「(低い)予算」で決めずに用途で選ぼう

一般車といえども、
「使用者の身長・体重・年齢・性別・使用距離・勾配・使用頻度・保管状態」など
様々な条件で「よりお得」でベストな選択方法がある。
予算内に収めるために安物自転車を買ってしまうと、後で修理費用や交換頻度が高くなる可能性が非常に高い。

■安い=微妙の理由

「安い値段で売るためにパーツの質もコストも整備も最低限にするしかないから」
大量生産すれば安く出来るとして、安さ至上主義車にわざわざ最低限ではないパーツを取り付ける必要もない。

■自転車が国内組立でも

パーツの極一部だけにステンレス素材(ハンドルとシートポストだけ等)が使われているとか
ローラーブレーキ(放熱版なし)が取り付けてあることをアピールポイントにしたところで、
(量販や個人店での差が大きいので一概にはいえないが)
店の利益確保の観点から、「最終的な客受け渡し前の組み上げ」の手間を
最低限にするしかないような値段の自転車が
その値段よりも上の自転車と同等と考えることに無理がある。

■安物自転車で、”ある程度”乗れるようにするには・・・

「費用はいくらかかっても構わないので、
ホイールニップルも含めてネジ1本まで全バラしで、各所グリスアップしながら組み上げてください」といえば、
”物好きな店なら”やってくれる可能性も僅かにある。
(そんな自転車は整備しても次から次へと不具合が出てくるだけとして、費用関係なく)
触りたくないという店もあるだろう。
 ・・・そういう事情もあり「それを直す予算あるなら買いなおしたら?」と言われる可能性は高い。
(反対に、定価4万円以上の国内大手メーカーの自転車で、特殊な部品や古い規格のため交換不可でもなければ
不具合箇所を見極められず整備も出来ず、費用をかけても構わないというのを断ってでも、絶対に買い換えを薦めるというのは質が低い店。
もちろん分解確認するためには手間賃もかかる。)

■「その費用」

無駄だと知りつつ一応書き出してみると
最悪のケースでは高い工賃がかかる一部のねじ穴の切り直しとかも当然含まれてしまうので
本当に丁寧に作業するならチェックと整備だけで安くても軽く3万円は超えてしまうのと、
部品を良品に交換しようとしても「代替品に交換できるならまだマシ」で、
「規格が特殊で部品がないので直せない」ものがあれば、
「新品を取寄せ→また不良品」が延々繰り返すだけで終わりがないことにもなりかねない。
良品に交換できるとして最低限の部品代(タイヤ・ワイヤー・ブレーキシュー・鍵など)で約2万くらいはかかる。
そうして約5万円かけて整備交換したとしても、フレームやフォークそのものが
到底優れているとも思えないので結局”それなりに走る”だけの自転車に。
安物に費用をかけて直すよりも、
結局「最初から4万+カスタム2,3万の合計6、7万でも出して自転車を買っておけば済んだのでは?」ということに。
※しかし値段が単に高ければいいというものでもないことには注意。
距離や保管状況など用途をはっきりさせてから、
本体が「軽いが華奢」「重いが頑丈」など選ぶこと。

【様々な問題の原因】

■絶対は存在しない

では反対に「一般車に限らず5万以上の車種を買えば通常使用で破損・事故は起こらない」ということはない。(事故情報データバンク情報などを参考)
むしろプロの商品のほうが1回使いきりのようなものだったり(決戦タイヤ)、
適切なメンテナンスを行っていて、交通法規を守っていたとしても運が悪ければ事故になる可能性はある。(違反者の暴走)
しかし、限りなくその可能性をゼロに近づけるために、まともな車種にタイヤ、空気圧や適切な注油を行う。

用途が違うのに「一律で1万円自転車は悪い」というのも極論に思える。
「質が悪いので軽い尖ったものでもパンクしやすい」とか、「錆びやすい」とか、「最初から色々歪んでいる」とか
そういう後々のトラブルが起こりやすいとして、それでも選ぶのであればそれは当人の価値観の問題。

また、最初からそのような格安自転車は(まともな品としての値付けができるだけの価値がないので)
中古で買い取ってもらえるかどうかも怪しく、
引き取りをする一部の店を除いて(それも大抵は途上国に輸出するための引き取りでボランティアではないだろう)
廃棄にも費用がかかることは知っておくべきだろう。

▼定期的なメンテナンスを見越して

「不具合の出やすさ」も納得した上で、それでも譲れないのであれば
ただ単に感情論や決めつけで反対しているのではなく、
結果的に「駄目だった」と自分で納得した上で同じようなものを買い
「同じような故障が何度発生しようが全く問題ない」のであれば何も言うことはないが、
「機能の改善を図りたい」とか「日々の移動をより快適にしたい」のであれば
安価なものに飛びつくのはやめたほうがいい。
(固定物と2重ロックをしても盗難が多発しているような、
どうしても防犯上やむを得ない場合を除く。)

掃除や点検はベルト・チェーン・シングル・内装・外装問わず必要なもの。
本体の値段に関係なく、空気を入れればいいだけのものではない。

日常的な掃除などは自分で出来るに越したことはないが、
チェーンに注油なんか面倒でしたくないなどの不満があれば、
定期メンテナンスは馴染みの店を決めて手入れをしてもらう。
それが路面の購入店であれば「パンクなどの具体的な故障が何もなければ」
毎月極簡単な点検と注油と軽く拭く程度の掃除と空気の充填をセットで
500円もあればやってもらえるだろう。

もし故障した場合に備えて
パーツ類の指定をレシピのように書き出しておけば困らない。
  • チューブ・・・米式でもメーカーは数種ある。
  • タイヤ・・・ETRTOサイズから機能的に優れたタイヤを探す。
  • ブレーキ本体(前キャリパー、後[サーボorメタルリンク]orローラー)
  • ブレーキレバー
  • ブレーキインナーワイヤー・アウターワイヤー
  • シフトインナーワイヤー・アウターワイヤー
など


【パーツ面から】

■安物でも有効利用出来るケース

使用頻度が低い、近距離(1km程度)、短期間(1ヶ月~せいぜい半年くらい)
一般車でも毎回しっかり2ロックしていても盗難被害が多いような極めて治安の悪い地域であれば有用。
もちろん錆まみれで使われてしまっている現状からして使えなくはない。
しかし、各種パーツの質が低いため、劣化までの期間が短いというリスクを理解しているかどうかがポイント。
 ・貧弱な前ブレーキ・・・片効きは当たり前。シューも安物で制動力も低い。
 ・煩い後ろブレーキ・・・バンドブレーキはよく効くというが音鳴りは必然。「うるさいので使いたくない」となれば安全性に疑問。
 ・力の逃げるブレーキレバーとワイヤー・・・力を込めてもブレーキに伝わりにくい。
 ・重くなるライト・・・抵抗感の強いブロックダイナモは「重いので点けたくない」と道交法違反を促す。
 ・ペラペラのタイヤ・・・軽い異物でパンク頻発。耐磨耗性能なんてあるはずもなく。または過剰な厚さで重い。
 ・弱くて錆びるカゴ・・・スチールメッシュカゴ。曲がって弱りやがて錆びて荷物に傷をつける。
 ・グリス不足で異音・・・細かい整備の差は店によるといいたいが、安い自転車をまともにグリスアップして快適に使えるようにするような店があるとは思えない。
 ・変速無し・・・平地近距離なら不要だが、10km程度・坂道・荷物が多い・風が強いなどのケースで多少困ったことになる。
結果的に修理の回数が多くなってしまったり(絶対増えるとは言えないが可能性は間違いなく上がる)
まともなパーツを組み付けてもいいが、+数万は必要になるので同じこと。
一括購入か分割購入のような感覚かもしれないが、それに「安全性」や「快適性」という点も加味される。
それにフレームそのものが貧弱だろうと考えるべきなので、そう考えればフル交換したとしても無駄になる。
それでも「全く気にしない」のであればそれでも構わないのだろう。

▼しかしながら現実は

「空気をロクに入れなくても」
「注油もせずチェーンが真っ茶色でギア歯を削っていても」
「カシャカシャとチェーンケースにチェーンを擦っていても」
「キーキーとうるさいブレーキ音を撒き散らしても」
「付ける度に重くなるライトにうんざりしながらも」
快適ではないだけで使えなくはない。
それが使用者にとって何ら不満がない状態であれば
その走りにくさがスピードの抑制に繋がっているという側面もあるとはいえ・・・、
道交法違反にもなる「主に夜間での無灯火とブレーキの整備不良」だけは要改善。
また、パーツの良し悪しをある程度理解しているのであれば
わざわざ安物を使ってしまうことは「勿体無い」と言う。

■安物の汚名返上

▼その価格からは考えられないほどの組み付け技術が奇跡的に素晴らしい工場作業員と検品精度の厳しさと店員に恵まれる
 ・グリスが適切な量注入されている
 ・ねじの締め付けが適切に行われている
 ・納車前に別途費用をかけてでも微細な箇所まで総点検・整備
 ・購入後に自分で英式虫ゴムでもどんな厚さのタイヤでも毎回適切に空気圧を入れる特殊技術がある
 ・保管場所は直射日光を遮断した完全な屋内駐輪
 ・体重が軽い(50kg未満)荷物なし
 ・車道のみ走り、砂利道や段差のある歩道は一切走らない
 ・使用するのは1週間に1回程度
 ・使用距離は1km未満
 ・速度は時速10km未満
 ・雨の日は絶対乗らない
 ・通り雨に遭ったらすぐに屋内駐輪場に停めて止むまで乗らない
 (・または車で回収して持ち帰る)
 ・雨の日の翌日は全て分解しフルグリスアップする
なるほど
確かに安物で十分だ。

■安物とそうでない物の違い

フレーム→疲れ易いか疲れにくいか
→重ければ頑丈だが漕ぐのに疲れてしんどい(一般的な安物ではない内装でも基本重い)
 ・軽ければ漕ぐのは楽だが使い方に工夫と整備の頻度を高くする必要がある(外装)
パーツの質→精度や壊れにくさ
(通販や店にもよる)組み付け精度→薄利多売の整備なのでいい加減なところも多い
実店舗購入なら購入時整備は無料になるが通販購入商品は受け付けてもらえないことも多い。

タイヤの性能は(高めの車種でもそれなりなことがあっても)
大抵は本体価格が安ければ耐パンク性能や耐久性も乏しいもの。
後から追加しようと思えばできるが、そのぶん工賃は別途必要になる。
最低でも幼児車で2万、子供車は2万5千ほど、パーツ交換費用も1万(+工賃)あればベスト。

でもスペックがほとんど公開されてないからバンドブレーキは後で嫌だなあと思ってても
大抵は「書いてない」。
ほんとに・・・一般車はなんでこうもスペックを出したがらないメーカーが多いのか。
価格競争の点なのか客にメンテさせたくないからなのか、
「デザイン」「変速の有無」だけでいいのか本当に。
そして自転車店でそういう通常使用で不満が生じるパーツについての
説明をしようにも公開されてないんだからどうしようもない。

高価格の家電・高価格の車。ちゃんとアピールしてるから売れる。
高めの一般(ママチャリ風)自転車。ろくに情報が公開できてないから
店もろくに客に説明もできず単に「儲けようとして高いのを売ろうとしてる」と思われる。
それでも性能の良し悪しをきちんと公開しませんか?

書いてても極小数だったりドレスアップパーツとかの機能上はどうでもいい部分ばかりを書きたがる。
早くボロくさせようと、パンクさせようとすることばかりするからいつまで経っても
自転車という乗り物が使い捨て同然な扱いにされるということを理解してるのだろうか・・・。

「買うときに少し高めだなと思う値段でも長い目で見ればお得ですよ」とアピールする必要があって、
それは店が判断して商売すればいいだけといっても
詳細が比較できるだけの購入前に把握できる詳細なデータがないのが問題。

店自体も(ファッション性ではなく機能性で)修理自体は減っても
良い商品を広く買い求められるような流れにしなければ
結局は店も業界も損するだけのように思う。

客→粗悪品で時間の無駄・金の無駄・労力の無駄
店→粗悪品でクレーム・修理に時間がとられ購入客に十分な説明ができない
メーカー→情報公開しないので「とりあえず乗れればいい」がまかり通り、安い商品ばかりが売れる
「そういう状況で本当にいいのだろうか」
何も「とりあえず5万も出せないような奴は失せろ」というような暴言を吐けとは言わない。
しかしその値段で買う意味があるかどうかということをしっかり理解してもらうべきであり、
そのための労力を惜しんでいては始まらない。
客も
「原価・工場での組み立て費用・輸送運搬費
 ・次の商品を作るためのメーカー利益・7部→10部組工賃と店を存続させるための販売店利益」
を含めて販売価格が数千円の商品にまともな品質があると・・・思うから買うのか。
「乗れればいい、乗るだけだから安ければいい」
という100均感覚で少し高い玩具を買うような目でしか判断していないに違いない。
「少しでも安いものを」
→安くすればするほど
「疲れやすい・工作精度の低い・壊れやすい・錆びやすい・煩い
 ・不便・(漕ぎも)重い・パンクしやすい・全体的に劣化しやすい」
枚挙に暇が無い。
それに、スポーツ自転車関連の展示会はあっても
軽快車の展示会なんてやるコストなんてかけられないから違いは実感し辛いだろう。

しかし試乗に関しては1店舗~地域単位などで開いていけばいいはずだが。
その輸送コストすら惜しむなら
メーカー人員の国内移動は全て高速バスにして節約するくらいしなければやっていけないだろう。

「安全教室で試乗会」

cyclist.sanspo.com/136525
こういうイベントが各地で定期的に頻繁に行わなければ意味がない。
極一部で限定的な開催だけでは大衆周知の点で効果があるとは思えない。


■高い自転車はなぜ要らない?

反対に考えてみるとどうか。
●防犯面
「長時間駐輪しにくい」というのは分かるが、
「気軽に無施錠で駐輪すると盗られるから」というのは同情の余地なし。
●高いからって何がそんなにいいのか分からない
タイヤの質、ブレーキ、ブレーキレバー、本体の軽さなど。
→雨の日や坂道で乗ってみないと実感できない。
 →実感できないから必要ない。
  →だから安物でいい。
自転車店でも単に値段の安さだけを追求するような選び方を防ぐために
自転車にパーツ交換や徹底的に整備を施した自転車を用意して乗ってもらい
違いを理解してもらってから、具体的に距離や荷物重量から
変速やフレームの種類、様々なパーツではどの部分を重視するかという案内をするほうが
分かりやすいのではないだろうか。

■試乗会を徹底的に

「どこかのデカい展示場を貸しきって大コースを設置しないとアピールになんてならない」と思うのだろうか。
青空市でも何かの催しものにでも便乗して安物ではない自転車と何が違うか。
通販持込と実店舗で買うとアフターサービスがどのように違うか。
納車までの手順を詳しく紹介した上で、割引率は低くても、
納得してお金を払ってもらえるような仕組みを作り出すことが急務であると考える。





●まともな自転車の値段の目安

通販でありがちな割引前の定価のような表示は参考にせず、無視したほうが良い。
(そもそも整備スキルが不十分にも関わらず通販で車体を購入すること自体をすすめない)
「完成車は”まともな整備力を期待するのであれば”通販で購入して完結するわけではない」ということ。
しかし、実店舗でも雑な店も少なくないので難しいところでもある。
「大した出来でもないくせに妙にブランド料を盛って値段を吊り上げているようにしか見えないような悪質なケースにも注意」
単に値段だけでは見るべきではないが、それなりに安心できる大まかな目安の一覧。
◆変速なし一般車   → 約4万円~ BS「アルミーユ AU605」(590:26インチWO・変速なし・ブロックダイナモ)
◆内装変速の一般車  → 約4.5万円~BS「ステップクルーズ SC63T6」(内装3段)
◆外装変速の一般車  → 約4.5万円~BS「ビレッタユーティリティ VT66T」(外装6段)
◆小径折畳自転車   → 約5万円~ Dahon「Route」(クロモリのBoardwalk D7は約6.5万円)
◆クロスバイク    → 約6万円~ Giant「ESCAPE R3」
◆ビーチクルーザー  → 約6万円~ Bless「SHO 3i」(変速なしは4.5万円~)
◆ミニベロ(非折畳) → 約6万円~ BRUNO「Mixte Flat」
◆BMX         → 約6万円~ トリックに使う本物BMXと、BMX類型車(ルック車)は別物。
◆タンデム自転車   → 約8万円~ そもそも日本では実質「紀洋産業」だけなので迷うものでもない
◆シングルスピード  → 約8.5万円~ FUJI「FEATHER」
◆MTB         → 本格的に山を走る目的であれば約10万円から。MTB類型車(ルック車)を選ぼうとするくらいならクロスバイクを選ぶこと。
◆ロードバイク    → 約12万円~ (フラットバーロード・シクロクロス・ランドナー等も含む)
◆ファットバイク   → 約13万円~ charge「COOKER MIDI 0 (クッカー ミディ 0)」変速なし、変速有りで15万円くらいから
◆電動アシスト    → 値段どうこうではなく基本的にはパナソニックから選択か、
          「BSかヤマハ」で、スマートコントロールブレーキ”ではない”車種か、ブレーキ変更か。

スポーツ系自転車であれば、ライト錠前等の細々とした用品も当然別途必要。
空気圧が測定できる「米式・仏式対応ポンプ」の購入も必須。
※「変速なし」「シングルスピード」は変速がないという種別としては同じだが、基本概念自体が異なるので分類を別にした。
※主に競技や過酷な環境でも使用することがあるロードバイク系列やMTB(ファットバイクも含む)やBMXに
 形だけ似せている類型車(ルック車)は「一般車」の範疇。色んな点で中途半端なので、なるべく避けることを薦める。


●予算5万円でファットバイク?

blogs.yahoo.co.jp/zitensyaya/47506272.html
一般車4万円からとはいうものの、「本格的なスポーツ的な用途で」というと話は別。
(舗装路ではなく、本格的に文字通り「山を走る」マウンテンバイクは、競技用なので様々な種類があるが
まともなサスペンションがついたものであれば5万円ではなく10万円くらいからのようにも思える。
ロードバイクは12万円くらいからが一般的か)

例えばファットバイク類型車(ルック車)として見ていい代表格とも言える「マッドスキッパー」
ameblo.jp/cycle-plus/entry-11548331406.html
注意書きステッカーとして「この自転車は一般(普通)道専用です。悪路・荒地での使用は絶対にやめましょう!」と書いてある。

▼何が違う?

元々頑丈に作られていなければならない自転車として仲間であるマウンテンバイク分類で確認すると・・・
ja.wikipedia.org/wiki/マウンテンバイク
日本工業規格JIS D 9111:2005(自転車 - 分類及び諸元)では「スポーツ車」の一種として
www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html(D9111で検索)
「専ら一般道路での乗用を意図した自転車でマウンテンバイク、BMX車に外観の似た類形車(ルック車)」と
マウンテンバイク類形車を定義しており、
分類上もマウンテンバイクの属する「特殊自転車」ではなく「一般用自転車」となる。
(ファットバイクは分類上は特殊自転車の「その他」に
ルック車も正当車もまとめて分類されているのかもしれないが)

▼わざわざ丁寧に「悪路・荒地での使用はやめましょう」と書いてあることからして、

一般車の性能に「格好だけそれっぽく作ってあるだけの自転車」と見るべき。
そのままではまともに空気圧を測らせる気のない「英式バルブ」を使っているあたりも、
完全に「これ一般車ですよ」という裏付けでもある。
(これが例え米式バルブだったとしても、車体やパーツ諸々の作りが全く違うと見ていい)

▼単に太めのタイヤで街中の舗装路のみを走るのであれば

「なんちゃってファットバイク」より、「ビーチクルーザー」を買うべきだろう。
最初から荒地を走らない以上、性能は制限することが最適と言えるのと
タイヤやホイール交換時でもファットバイクほど手がかからないメリットも大きい。
つまり、「安いファットバイクある?」ではなく
用途をはっきりさせた上で、(この場合たぶん街中だけしか走らないはずなので)
「街中だけしか走らないけど、クロスバイクとかよりも太めのタイヤでゆったりできる自転車を探してるけどある?」
もしくは単刀直入に
「シュウィンやBlessとかのビーチクルーザーの扱いある?」と聞くべきだったということになる。
(追記)
店としても「正式にはファットバイクではない自転車を買っても不便さや荒さにガッカリする可能性が高いのと、
雪山や荒地などを走るつもりもないのであれば、ビーチクルーザーという太めのタイヤを履いている自転車がオススメですよ」
という案内も欲しいところ。
一般店であまり扱いたがらないのはビーチクルーザーの知名度の低さとコースターブレーキへの抵抗というものがあるのだろうか。
ビーチクルーザーの1つのブランドであるシュウィンを販売している「マルイ」の知名度自体は
自転車店経営者であれば低いはずはないと思われるので、もっと多く見かけてもよさそうなものだが・・・。
(高身長であれば29erと言いたいところだがやはり「非ルック車」を提案するとすれば予算的に厳しそうなので却下
27.5=650B車種でも5万円で「非ルック車」は到底無理で、今度はタイヤ選択肢の少なさの問題も出てくる)


●ファットバイクについて

www.grins-bikes.com/grinschoice/1249#i-2
廉価車、俗にいうルック車と呼ばれるもの。以前試乗した時は漕ぎ出し、ハンドリングともにもっさりしており、
いい意味でいうとファットバイクっぽい乗り心地というのでしょうけれど、
ともかく重いなという印象を受けました。
これが有名なMTBメーカーからリリースされている、そこそこお値段のするものになりますと
MTBとほぼ変わらない操舵性、漕ぎ出しも軽快になるので、まったく別の乗り物になります。
しかし空気圧を適正にしてもそれなり。
www.grins-bikes.com/grinschoice/1249#i-3
軽い走りというとクロスバイクやロードバイクのような走りを想像するかもしれませんが、
残念ながらそこまでの走行性能はなく、例えて言うと26インチや27.5の通常のMTBとさほど変わらない走りという感じです。
www.grins-bikes.com/grinschoice/1249#3-2
ファットバイクはMTBのカテゴリーに属しています。
当たり前ですがオフロード走行が可能で、安定した制動力のディスクブレーキ、
防水性の高い回転系パーツ(ヘッド、BB、ハブなど)、ハードなライディングにも耐えれるスペックが備わっております。
廉価車と言われるものはそれらのスペックをほとんどもちあわせておりません。
「舗装路のみの走行に限ります」なんてステッカーが貼られたファットバイクも実際に販売されています。
それであれば林道を走行することや、砂利道を走行すること、凸凹の圧雪、凍結路面を走行することなどできないですよね。
回転系部品もよろしくないため上記の走行であれば、水分や泥、砂などが入り込みパーツ痛みもすぐに出ることでしょう。
街乗りのみであっても耐久性は貧弱と言わざるおえません。
車体重量も違います。ファットバイクは通常15kg前後が一般的。
カーボンフレーム使用した12kgというMTBと変わらないものだってあります。
これが廉価車になると20kg前後とかなり重くなるんです。
5kgも違うと普段自転車乗らない人でも明確に違いが分かるほど軽快感に差が出てきます。
坂だとそれが顕著に現れます。

●激安ファットバイクの実力とは? 自転車解説 Rainbow BRONX
www.cyclorider.com/archives/7937
●激安ファットバイクが本物のファットバイクの代用品にならない理由
www.cyclorider.com/archives/7923
「RainbowのBRONX」と「SurlyのMoonlander」の乗り比べレビュー
「激安価格で高価な自転車と同じ性能が出せるはずがない」と考えるのが普通。

●ファットバイクの一覧

matome.naver.jp/odai/2143095874823831901?&page=1
10万以下というのがいかに異質かというのが分かる

▼メーカーに良心があれば

分かりやすいように、これは
「ファットバイク風の自転車です」
「ファットバイク形の”一般車”です」
「フットバイクに似せただけのルック車(類型車)です」
「ファットバイクっぽい自転車です」
「なんちゃってファットバイクです」
といった注意書きをカタログにも大きく書いておき
「本物のファットバイクという誤解」を与えないようにするべきだろうと思う。

「単に太いタイヤでクッション性上げたいのと、街中で目立ちたいだけ」という目的であれば理に適っているとはいえるが、
目立つだけなら「デコチャリ」や「チョッパー自転車」あたりのほうが良さそうにも思える。
「見た目だけで性能はどうでもいい」という用途としてはアリなのかもしれないが、
これでファットバイクを知ったつもりで「期待外れ」と言われてしまうのは、正統派メーカーからすれば心外だろうなと思う。

▼ちなみに本物のファットバイクとしての一例を見てもらうと・・・

★KONA「WO」 完成車価格 22万7000円(税抜)

スノー、サンド、マッド、木の根、ロックなど走行場所やシチュエーションを選ばず、
タフな環境になればなるほどその真価を発揮し、難なく走行することができるように開発されています。
フレーム設計をすべて見直し、よりハードな使用に対応します。
フレーム、フォークの剛性アップのほか、前後スルーアクスル仕様に変更。
さらにファットなタイヤの装着を可能にしたほか、フォークはRockShox Blutoにアップグレードできる設計となり、
後々のアップグレードにも対応。
★「悪路・荒地で走行可なフレームの頑丈さ」
★「車輪の軸そのものが”なんちゃってファットバイク”より太いので頑丈」
★「アップグレードやカスタムも可」
つまり「”なんちゃってファットバイク”とは完全に別物」ということになる。