ライト(前照灯)関連

最終更新日:(2022.12.25 ●神奈川「前方10メートル障害物の確認」に変更し「前方5メートルをこえてはならない」を抹消)
※地方条文一覧のあるリフレクター(反射板)にて
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/42.html

2022.2.20 各ページに移動した箇所の重複項目を削除、分割ページURLを上部へ移動

2021.08.01 ◆中華パナ(蘇州山田機電有限公司)がHapyson(ハピソン)に変更
2018.09.30 ●パナソニックのライトの問い合わせ先が異なるケース、●中国で製造されているパナソニックのサイクルライト

2017.10.29 ページ分割
※基本的には国内代理店が扱っていて容易に購入や問い合わせが可能なものを掲載
※改造は非扱い(基盤・LEDチップ・レンズ・配線・端子の改造は想定していません)
(リンク先に掲載していてもこのページで改造を推奨する意図はありません)

■ブロックダイナモ型ライト
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/107.html

■ハブダイナモ用ライト
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/108.html

■バッテリーライト
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/109.html

■ライト全般について
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/110.html

2017.06.11 ★灯火の規定部分の変更・照射位置に制限のある地域の条文内容を追加
2017.06.04 ●[愛知]自転車のライトの眩しさでトラブル、●無灯火の危険性についての4コマ漫画

2016.11.06 ●無灯火を防ぐために
2016.06.12 ●ライトを点灯しない人の理由?
2016.01.31 課題部分の微修正のみ

2015.12.20 ●LED自転車ライトの開発の遅れの原因,●スポット型配光のLEDライトへの不満
2015.12.20 ●自転車の灯火について(都道府県別)[記事の紹介]、●地域別の違いについて
12.13 UP

■ライト(前照灯)関連━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

LEDライトは発展途上で自転車パーツの中でも特に毎年のように変化しなければならないはずだが、
需要の低さからか変化が少ない。
(LED電球の変化の早さからすれば、本来自転車ライトでも毎年フルモデルチェンジでもおかしくないほど)
反面、新発売品が遅い利点としては、継続年数が多いほど不具合情報は蓄積されやすいので、その対策情報も得やすい。

●無灯火を防ぐために約2000円を払う価値

古い豆電球式のブロックダイナモライトを使っているような人達に
点灯・走行時の抵抗感も低くなっている新しいLED式を使ってもらいたいと思うが、
「まだ使えるから」で済ませてしまい、自転車店側での販促も不十分であれば、なかなか普及し辛い。

何も押し売りをしろと言っているわけではなく、2000円程度で済むものを
代車にでも取り付けて体感させることが無駄だとは到底思えないというだけの話。
いくら便利なものがあっても「知る機会」がなければ売れるわけがない。

そうして無頓着を貫くことは未だに重いブロックダイナモを使うユーザーに対して
結果的に無灯火を推奨しているような側面もあると見ている。
これは店に限ったことでもなく、古くて重くて不便なブロックダイナモライトを使い続ける知人友人がいれば
実際に交換した自転車に試し乗りしてもらう等の普及活動を展開することは
自分自身の安全にも繋がると考えている。

◆中華パナ(蘇州山田機電有限公司)がHapyson(ハピソン)に変更

hapyson.com/cycle/jp/company/
2021年6月より蘇州三洋機電有限公司は
自転車ライト事業を蘇州山田機電有限公司に引き継ぎ、
商品ブランドもPanasonicからHapyson(ハピソン)に変わります。
蘇州山田機電有限公司は
これを機にパナソニック株式会社で培われた
自転車用ライトのノウハウ、クオリティ、デザインを引き継ぎ、
今まで以上に商品開発に力を注ぎ、皆様に喜んでいただける商品を創出し続けていきます。
これでようやく国内のPanasonicと書いているライトと
蘇州三洋機電有限公司の海外版Panasonicライトの見分けがつくようになりそう。

業務効率改善のために、問い合わせが国内パナソニック自転車に来てしまい、
それに対応する手間を省きたかった?

●[旧情報]パナソニックのライトの問い合わせ先が異なるケース

cycle.panasonic.jp/faq/answer.asp?PE-0007
パーツ品番により、パナソニックサイクルテック製と、中国のパナソニック(蘇州三洋機電有限公司)製があります。

当社ではいくつかのサイクルライトを製造販売しておりますが(https://cycle.panasonic.com/accessories/)、
パナソニックブランドのサイクルライトの中には中国のパナソニック(蘇州三洋機電有限公司)が製造販売しているものもあり、
それらは日本国内の完成自転車に取り付けられている場合や、
ライト単品販売されている場合などがあります。

パナソニックサイクルテックは中国で製造販売されている製品に一切関与しておらず、
製品仕様や技術情報を持ち合わせてございません。

また、パナソニック製自転車以外の完成車に取り付けられたパナソニック製サイクルライトにつきましても、
パナソニックサイクルテックの製品とは異なります。完成車メーカーにお問い合わせください。
以前は、Panasonicと書いてあっても「蘇州三洋」製であれば別会社扱いだった。

●[旧情報]中国で製造されているパナソニックのサイクルライト

cycle.panasonic.jp/ssem/jp/products/index.html
日本パナソニックでのブロックダイナモ用のリモコンレバーは見かけないのでBS品で代用という形になるが、
「中国で製造販売されている製品に一切関与してない」ということで取寄せはできないのだろう。


▼「商品の発売時期」もチェックすることを薦める。

4年以上経過しているものも少なくないが、基本的に5年以上も前から年度更新されていないものは避けるのが得策。
特に前用のライトは、LED(発光部分のチップ)が性能向上したのであれば”普通は”新型番で発売すべきもの。
(型落ちの不良在庫が残るリスクは避けられるとしても、告知なしで更新すれば、メーカーとしての信頼度も下げる気がするし、
性能向上を隠すことが本当に意味があるのか疑問)


日没後の夜間や視界が50m以下の霧やトンネル内での使用義務のある灯火

(道路交通法で義務化:罰則あり)

▼全体的な説明


一長一短のある選択。組み合わせて使うのも勿論OKだが手軽さは失われる。

★夜間はあまり自転車に乗らない、車体重量を増やしたくない、毎回付け外すのが面倒

→「抵抗感はある程度増すが、安くて便利なブロックダイナモ」
★補修可オススメ:BS「BD-L3」約2000円 (補修ゴムローラー有)
★拡散型オススメ:丸善「MLA-8」約2000円

★夜間に乗ることが多い、買い物の機会も多いので毎回付け外すのが面倒

→「色々面倒でも、手軽さと低抵抗感ならハブダイナモ」
★オススメ:丸善「MLI-1AL」約1500円

★ガードレールもない暗い道を通ることが多い

→「駐停車時には外さないと問題だが、周囲が暗くても安心の明るさを得るには1万円超えのバッテリーライト」
★オススメ:CATEYE「VOLT800」約1万円

【1】リムダイナモ vs【2】ハブダイナモ vs【3】(エネループなどの充電池ではない)充電式ライト

■値段の安さ
1>2>3
安くて暗い、明るいが高い。充電式ライトは暗いものは想定せず。
街中だけでいいなら暗すぎても400cdのJIS基準さえクリアしていれば一応問題はない。
■明るさ
3>2>1
暗い山道などを走行するなら1000lm級の明るさが欲しい。
■手軽さ
1>2>3
ハブダイナモはハブにガタがくれば、はんだ付けを外すなど分解しにくい構造のためグリスアップ自体が困難のため
ハブ一式かホイールごと交換。
充電式ライトは駐輪時に毎回取り外す必要が出る。
■軽量
3>1>2
充電式「HL-EL1000RC」214g 約1200ルーメン(約6500カンデラ)
ブロックダイナモ「マグボーイ MLA-8」約260g
ハブダイナモ本体「DH-C2100:491g(DH-2N40Jで730g,DH-2N30Jは約800g超)」+専用ライト:不明(200gほど?)
■走行抵抗
3>>>2>>1
充電式は当然ゼロ。ハブダイナモはリムダイナモに勝る。
ブロックダイナモでも最近のものは安物自転車についているような昔からある重くなるようなものではない
軽めに抑えられた抵抗感のタイプもある。(丸善、BS、パナ)
■耐久性
これが一番判断に困る。
保管状態が屋外屋内でも全く異なり、基本的に夜道(トンネルや濃霧など)を走ることが多く、出番が多いかどうかでも違う。
あまり使わず付け外しが丁寧なら充電式が最も長持ちになっても、よく落としたり充電を繰り返すなら長持ちは難しい。
ハブのグリスアップするほど走行も荒くなければ酷使することもないのであれば物理的にハブダイナモが良く、
ブロックダイナモでも紫外線劣化防止にアルミホイルを被せるようなことでもすれば持つだろうし、
明るさは低いながらもゴムローラーが交換できるものもある。

しかし、昼間に使うことが多くトンネルを通ることもなく、
夜間走行になるのは冬くらいというのであれば
基本はブロックダイナモの軽いもので十分かと。
自分で交換するとしてもマグボーイで2千円ほどで安く済む上、
ハブはノーマルであればグリスアップもしやすい、
本体の重量もさほど増えない、とメリットは多い。
但し、暗さだけはどうしようもないので、
夜間で街灯なしの道を通ることが多いのであれば
買い物の機会も多く取り外す手間が多い状況になりそうならハブダイナモ、
明るさをとにかく重視するのであれば充電式ライトを増やすなど使い分けが必要。


━━★灯火の規定━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■夜間とは「日没時から日出時までの時間」

「道路交通法」第52条
第五十二条  車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。
以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、
政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。
政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。

(罰則 第一項については第百二十条第一項第五号、
同条第二項 第二項については第百二十条第一項第八号、同条第二項)
第120条:五万円以下の罰金

●「道路交通法施行令」
第十八条  車両等は、法第五十二条第一項 前段の規定により、夜間、道路を通行するときは、
次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める灯火をつけなければならない。
([略],前方五十メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)

第18条五 軽車両 公安委員会が定める灯火
(夜間以外の時間で灯火をつけなければならない場合)

■夜間以外の時間で灯火・尾灯をつけなければならない場合

(尾灯に関しては自転車(軽車両)の場合は反射板でも構わない)
第19条 法第52条第1項後段の政令で定める場合は、
トンネルの中、濃霧がかかつている場所その他の場所で、
視界が高速自動車国道及び自動車専用道路においては200メートル、
その他の道路においては50メートル以下であるような暗い場所を通行する場合
及び当該場所に停車し、又は駐車している場合とする。「道路交通法施行令」
(道路にある場合の燈火)

■各都道府県により詳細が異なる

各都道府県別の条文一覧は反射板のページで確認
https://www60.atwiki.jp/longmemo2/pages/42.html

▼灯火に制限のある地域

※例えば東京の場合、下向きにするような規定はないが・・・
白色又は淡黄色で、夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する前照灯

下記地域では角度などに制限がある。

■青森
 前方十メートル以上照射できる前照灯火にあっては、主光軸の地面における照射点が前方十五メートルを超えないもの
■山形
 夜間、前方5メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる性能を有するものであること。
 ただし、自転車に設ける発電装置のものにあつては、
 照射光線の方向が下向きで、その主光軸が、前方10メートルの地点を超えないものとする。
■福島
 照射光線の方向を下向きにし、その主光軸は、前方10メートルの地点を超えないものとする。
■埼玉
 進行方向を正射し、その主光軸は下向きであること。
(抽象的な角度のみで距離に関してはナシ)
■福井
(前方十メートル以上照射できる前照灯にあつては、その主光軸が下向きで、
 かつ、その主光軸の地面における照射点が前方十五メートルを超えないもの)
■静岡
 (1) 白色又は淡黄色で、夜間前方5メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができる光度を有する前照灯
 2 前項第1号の規定による前照灯のうち発電装置のものにあつては、
 その主光軸の地面における照射点が前方10メートルをこえないよう、下向きにしなければならない。
■滋賀
 (1) 灯光の色が白色または淡黄色で、夜間前方10メートルの距離にある
 交通上の障害物を確認することができる性能を有する前照灯
 (2) 前号の場合において、自転車に設ける発電装置式のものにあつては、
 その主光軸は、前方15メートルにおいて、地面からの高さが0.5メートルを超えないものとする。

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参考:自転車以外の場合

「道路交通法」第52条
2  車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、
他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、
他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、
政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。
自転車では1万カンデラを超えるような明るさのライトが現実的ではないため規定なし。
デカイいバッテリーを積んで発光させれば不可能ではないかもしれないがさすがに迷惑。

●道路交通法施行令

(他の車両等と行き違う場合等の灯火の操作)
第20条 法第52条第2項の規定による灯火の操作は、次の各号に掲げる区分に従い、
それぞれ当該各号に定める方法によつて行うものとする。
一 車両の保安基準に関する規定に定める走行用前照灯で光度が1万カンデラを超えるものをつけ、
車両の保安基準に関する規定に定めるすれ違い用前照灯又は前部霧灯を備える自動車 
すれ違い用前照灯又は前部霧灯のいずれかをつけて走行用前照灯を消すこと。
二 光度が1万カンデラを超える前照灯をつけている自動車(前号に掲げる自動車を除く。) 
  前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。
三 光度が1万カンデラを超える前照灯をつけている原動機付自転車
  前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。
四 トロリーバス 前照灯の光度を減じ、又はその照射方向を下向きとすること。

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■ライトのJIS改正について

cyclepress.co.jp/report/20141224_02/
www.jisc.go.jp/
(JIS検索からC9502で検索)
詳しい測定基準はJISをしっかり確認。
図のレイアウトが分かりにくいので各自でまとめる必要がある。

▼ライトの角度について

JIS C9502(自転車用灯火装置)の規定では角度3.5度で計測。
「(JIS測定で)水平から下方へ3.5度※の間で下向きになるような角度調整」
シマノのライトは5度に設定。
www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=770370329688865&id=466183956774172
www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=894020687323828&id=466183956774172
概ね夜間10メートル先を照らすことができるものというのが道交法にはあるが、
道交法の地方条例で照射位置を指定している地域もある。

●自転車の灯火について(都道府県別)

www.cycling-ex.com/2015/12/jitensha_light_kimari_47.html
リフレクター(反射板)都道府県例規集の条文抜粋の内容の2015年12月版。

●地域別の違いについて

www.cycling-ex.com/2015/12/kokoga_chigau.html
■発電装置による前照灯について
発電装置ということなので「ブロックダイナモ」か「ハブダイナモ」への制限であり、
電池や充電式バッテリーライトでは全ての地域で主光軸は水平でも構わないとも解釈できる。
そして、自転車の前照灯では道交法上では幻惑対策の規定がないため、いかに杜撰な条文であるかが分かる。
(JIS C9502での測定基準では上方向への明るさは上限があるが、法的な制限となり得るとすれば
バッテリーライトでも上方向への明るさをカットしたものしか販売していないことになるが、
説明書に注意書きがある程度で今のところ規制する様子がないことからあくまでJIS基準のみと考えられる)

それにしても、前照灯に限らず、本来こういう「解釈だけではない法的根拠をしっかり書いてある」情報は
ライト等の扱い代理店に限らず、各地方公共団体でも共有されて然るべきにも関わらず、
それぞれ独自に任せすぎているせいで、バイラルメディアどころか「自転車店やプロ選手でも
いい加減な道交法の知識を拡散させている原因」となっているのだろう。

しかし結局、情報共有や点滅問題よりも目先の目標では無灯火を限りなくゼロにするために
まずは、教育・法整備・規制の要望などあらゆる面から同時に少しづつできる範囲から注力しなければならず、
配光の良さと明るさと上方向への照射カット等の性能向上などを
多くの消費者から上がってくるのが期待できるのは遠い先の目標。

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●ブロックダイナモライト、ハブダイナモライト各社

ハブダイナモは一般車用(J1端子,J2端子,J2-A端子)

YSD(旧サンデン)・・・BS、ミヤタ、他多数
丸善・・・丸善独自?
パナ・・・・パナ独自
シマノ・・・シマノ独自
CATEYE・・・CATEYE独自
ホダカ・・・SANYO等
他にもあるのかもしれないが今のところ分かるのがこれだけ。

2015年12月現在
 →丸善:いつまで経っても新型更新時の型番を変更しない、全体的なチープ感
 →YSD:新型を投入。CBあさひ・BS他にもOEMこそ多そうだが、完成車メーカー各社はデータをあまり公開したがらないので困る
 →パナ:2015年12月にようやく新型投入だが動画を見る限りではイマイチ
 ↓CATEYE:USB充電型を売りたくてしょうがなさそうなのでブロックダイナモやハブダイナモは絶望的か。
 ↓シマノは新型ハブダイナモ専用ライトで囲い込みを計るも性能面で劣る。
 ↓ホダカは全くやる気がなさそう。
大して稼げないようなものに資金投入できないというのも分からなくもないが、
★「配光「範囲」が広く180度以上拡散する」
★「配光「高さ」としては上方向(対向者)に対して眩しくないもの」
(高さ角度調整は"気泡"のような簡単なものでベストな位置を確認できるようにする)
★「配光ムラのない綺麗な広がりで路面が確認しやすい」
★「色温度が白(LED電球で言えば昼白色)」で確認しやすい。
(スペックデータを上げるために極端に青白(LED電球で言えば昼光色)ではないもの)
★「筐体が頑丈で耐候性も高い作り」
★「補修部品も細かく提供する」
こういった当たり前に使いやすいものを開発するのが相当に困難な道のりなのだろうか。
需要と搭載車種から見て販売価格に上限がありそうなことが一番の壁にも思える。

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▼課題について

ライトの明るさの基準ではJIS以外に「拡散角度」や「lm値」についても記載がないので分かりにくい。
LEDになって球切れはなくても、暗かったりスポット配光が酷すぎて周辺光がないものは
街灯のない場所で実用上問題がある。
各社メーカーは日進月歩のLED電球のようにしっかりと情報公開をしてこそ、
無灯火根絶に向けた1歩となるのではないだろうか。
特にライト自体の性能に関しては情報公開力が著しく低いシマノや
LED電球のノウハウが高いにも関わらず
自転車には一切活かされていないように思われるパナソニックには頑張ってもらいたい。

「新ハブダイナモ用ライト」の画像
ameblo.jp/cycle-plus/entry-11955164980.html
シマノ公式サイトではなく、なぜか一般自転車店ブログのサカモトテクノ展示会での紹介。
entry-parts.shimano.co.jp/user_data/products/
なぜここで画像1枚載せる紹介すらできないのか・・・。
補修やイメージの変更でライト外観の色も選べるというのは
十分にアピールポイントになると思うが。

(点滅以外で)地域別で距離や高さなどの細かい規定もあるが、
「無灯火」問題のほうが根深いため、
JISでは下向き3.5度、シマノでは下向き5度設定のような幻惑対策があっても
「灯火がないよりは眩しくても対人に見えるほうがいい」と
水平線上に真っ直ぐ照射で使うエゴについても考えなければならない。

「全体的な課題」
 ・配光と明るさの共存が不十分
(JISでは上方向への明るさの規制も定められてはいるが、)
「明るいけど角度調整しても上方向筒抜けで目つぶし状態」・・・とはいえ標識も見えないと意味ないのもある。
 ・まずは重いからつけたくないという状況にさせる安物のブロックダイナモを規制する。
 ・単独では前照灯の基準を満たさないかもしれない点滅補助灯は強制点灯と2灯並列にする。
 ・点滅の速度を厳格に規制する。(てんかんの予防?)

「丸善の課題」
 ・耐久性・・・頑丈すぎたら売れないとはいえ、
 交換補修部品もなく屋外使用で3年も使えないのでは話にならない。

「丸善・ミヤタの課題」
 ・情報更新されたら更新したという告知をきちんとすべき。
 「パナ」も新製品が発売されたら更新すべき。補修部品扱いでも載せるべき。

「シマノ・BSの課題」
 ・ライトに対する情報公開力が低い。
技術の過当競争に陥らないための自衛策という見方もできるが、
一般家庭用のLED電球に比べて余りにも情報が少ない。

★LED電球に倣って公開して欲しいデータ

●分かりにくいので「ルーメンでの値」に統一
●「角度180度以上であれば”拡散型”」「180度未満であればスポット配光」として明記
●「屋外で使うため防水性能の等級」

▼無灯火は違法といいつつ、その一因も放置している

▼漕ぎが重い

ブロックダイナモ+豆電球(フィラメント電球)式+漕ぐと重くなる安いだけのライトを
安い自転車では未だに当たり前のように使っている問題。
「点灯すれば漕ぎが重くなるから使いたくない」というのを
2000円ほど出して交換すれば簡単に漕ぎが軽めになるように改善できるというのを
メーカーも店もあまりに広報不足に思えて仕方がない。
他の問題としては・・・

▼暗い

ブロックダイナモ+豆電球(フィラメント電球)式+漕ぐと重くなる安いだけのライト
であれば最低限の明るさのみしかない。
夜道は街灯がある整備されている道ばかりではないため、その暗さに対応したものが必要になる。
最近のLEDライトでは明るさそのものは改善したが・・・

▼明るくても配光が不親切

今度は光が拡散しにくいという問題。
今までのフィラメント式ライトは簡単に光が拡散していたが、
LEDになることでその特性が消えた形。
それを単にLEDの数を増やすだけでは配光ムラになる傾向があり
綺麗に補うためには技術力が必要となるが、それを活かした素晴らしいものが出ているとは言えない。

▼壊れやすいチープな外観

長期耐久性を無視していると思われるもの、
落とせば壊れやすい素材を使っているもの

他のある程度完成された規格の数々と違い、問題山積の前照灯。
どれもこれも一癖も二癖もあって、これがベストというものがまるでない。
  • 明るいものはバッテリー内蔵式のものになるが、眩惑対策が十分とはいえず、市街地で使うとすれば迷惑になりかねない。
 また着脱が必須にも関わらず本体が樹脂やプラのものも多く、
 当然衝撃緩衝コート塗膜があるわけでもない。自作するとしてもハードルは高い。
 シリコンケースのようなものは是非とも各メーカー純正で作って欲しいところだが・・・。

▼壊れにくくすれば買い替えが・・・というのはありえない。

 「電池入れっぱなしで液漏れ」
 「LEDチップは随時更新されるので性能向上には終わりが無い」
 「デザイン・カラーなどのバリエーションでも需要が見込める」
 ・ハブダイナモは全体的に暗いものが多く微妙。本体も漕ぎ抵抗感も増してしまう。
 ・ブロックダイナモも電圧が一定にならないので低速度に合わせた明るさになりがちで暗め。


道交法にも関わる部分で簡単に済ませていいようなものでもないと思うのだが・・・
簡易タイプのライトにしてコスト削減を図るなど、どうも軽視されているように思えてならない。

基本的に球切れや故障してもカバーできるように、ハブダイナモがあっても
他に前照灯基準をクリアした電池式でカバーできるように2灯にできるようにしておいたほうが安全。

シマノは自転車用ライトのJIS規格作成の参加メンバーであるにも関わらず、
ライトの性能を示さないというのは明らかに怠慢ではないのだろうか。
参加していないミヤタ(に提供しているサンデン?)のほうがまだJIS○倍という表現をしているほど。
BSも回答拒否。自信があれば公開するだろうと考えればその程度の実力しかないことの裏付けだろうなと。

なぜ出力もコストも落として暗い方向へシフトさせて「ヒルモ」(昼も)点灯という方向なのか。
海外のE2端子と統一すれば生産コストも抑えられるだろうになぜにJ端子???
と思ったら・・・E2でもシマノ規格とその他では違うという。


www.ranobe.com/2012/12/z-545v-12w.html
(JISC9502の測定距離は5m)
ガワをアルミにすれば放熱性能は一気にましますが、そんな金をかけることはできないようです。
LED電球ではヒートシンクは内側に封じ込めて、外側はプラになってる810lm/10Wも珍しくないので
技術的に作れなくはないはず。
「トップをカットした配光」
「800lm級」
「拡散180度以上」
こういう当たり前に使いやすいライトがなぜ作れないのか。

パナの照明部門が取り込んだSANYO自転車ライトの継続ではなく
パナの開発部で多少力入れてくれれば・・・。
家庭用のはサイクルがそれほど遅くなくて
毎年発光効率を確実に伸ばしてきているのを目の当たりにしているだけに、
(機能面でも調色や明度調整や高温に弱いLED器具で
断熱器具にも対応したものも登場してきていたりと変化がある)

電圧がめまぐるしく変化するという基本的な問題と、
耐久性・耐候性も要求されるという中、
シマノの発電装置そのものは低電圧化にシフト。
軽くなってコストも削減されたところで、肝心の明るさが低いままでは・・・。

■なぜハブダイナモのLEDライトは暗いのか

oshiete.goo.ne.jp/qa/8473689.html
速さが不定のハブダイナモとブロックダイナモでは「電圧も一定にならない」ので
低速でも作動するためには電圧を下げる必要があり、結果暗いものになる。
「充電池も併用すれば安定するがコストアップに繋がる」ということらしい。
新型ハブダイナモも低速前提のため電圧を下げる方向へ進み、
明るさを犠牲に軽量化と抵抗感の軽減を優先したというところか。

■なぜか少ない電球色(暖色)のLED自転車ライト

akaricenter.blog.jp/archives/51815283.html
低色温度の光にすることで濡れた路面や雨天時など、視界の悪い環境時にその効果を発揮してくれます。
ノーマルの白色光と合わせて2灯仕様でも有効に働いてくれると思います。

■前照灯のJIS規定

LED電球のような「lm値」や「拡散角度」の表記がないため
実際に比べて見るまで差が分からない非常に難のあるパーツ。
JIS○倍や時速○kmで○cdなど目安があるメーカーもあれば、
情報が一切ないメーカーもあり、
果たしてどれがどのように明るいのかさっぱり分からない。
細かい明るさの基準は早急に示して欲しい。

▼2005年時のデータ

www.kokusen.go.jp/pdf/n-20050907_2g.pdf
JIS 規格では、照射する性能について主に中心部の明るさを規定しているが、
今回テストしたランプの中には、中心部を明るくするのではなく
広い範囲を均等に照射する特性のランプもあり、前方を照射する性能や相手からの認識されやすさが良好であった。
このように、新しい光源を用いたランプや従来とは異なる特性のランプが登場しているので、
JIS 規格の見直しを含めて、新しいタイプのランプに対応した規格・基準の整備をしてほしい。

2005年、約10年前にはこのような提言があったにも関わらず、
未だに業界基準というものが存在しない。

●LED自転車ライトの開発の遅れの原因

www.ranobe.com/2015/11/led.html
シマノのヒルモは明るさどうこうの前に
無灯火をまずどうにかするために、昼間でも灯火するようにという表向きの理由の裏に、
メーカーや安さ至上主義の消費者のためにも材料のコスト削減と軽量化を最優先という本質が見える。

今後の道筋としては・・・
暗く重いフイラメント(豆電球)式ブロックダイナモが市場から消え、
ブロックダイナモでもカゴ下設置が当たり前になり、
校則等ではハブダイナモが義務化されLEDに置き換わることで無灯火がほぼ無くなり、
その後でいずれ点滅を厳格に禁止するかどうかという話になって
機能そのものを搭載不可とするかという議論が起こり、
その後、配光や幻惑対策という方向に向かうと予想。

全てが同時に改善されるような状況であれば
講習対象の項目に含まれていないということもなかったはず。
それゆえに少なくとも今後5年は何も変わらないだろうと。

CATEYEでもドイツ向け(StVZO)では上部カット配光のライトがあるので
円形配光に比べると劣るとしてもある程度の明るさと
幻惑対策は両立可能でも、なかなか配光まで気が向く人が少ないのが現状。
角度調整が必要であれば自転車の場合でも水平照射は不可とする法律と共に
自転車でも角度の切り替えが簡単にできるものが当たり前になる日もいつか来るかもしれない。


▼SG-355Bの色違いで性能は同等と思われる手持ちのSG-305について

約φ29×103mm 約102g 単4x3本 100ルーメン 実用点灯約10時間 8~30度
これがなかなか曲物だった。部屋の中で照らすぶんには全く違和感を覚えなかったが、
なにせ街灯0の場所を通ると、明るさがスポット過ぎて全く話にならない。
確かに明るいといえば明るい。極狭い範囲の中心部だけ。
中心部だけ過剰に明るすぎるので、路面状況も白飛びして分かりにくいほど。
スポット配光モードではその中心の明るさに対して周辺部の明るさが少なすぎて余計に暗さが際立つ有様。
拡散光モードに調整すればハンドルバーマウントだったので高さがあるぶん余計に駄目だったのか、
今度は暗すぎて話にならない。
身の危険を感じてスピードを相当落としたと同時に自転車用としては後悔した。
ブロックダイナモで漕ぎが重くなる安い電球式のほうがまだ拡散光から実用上マシだと思ったほど。
ハブ軸マウントにすれば改善されたのかもしれないが、ズレ対策に躍起になる気力も失せてしまった。
単4×3本という中途半端な本数も運用しづらく、だったら4本にして本体デカくなっても明るいか、
2本で充電しやすいとか4本電池ケースに収まりやすくするとかすれば
まだ日常用途として愛着も持てたかもしれない。
省サイズで明るいという評判だが、街灯が常に明るい場所しか通らないなら十分なのかもしれない。
しかし少なくとも当方の使用状況では役に立たなかったため
箱の中でハンディライトの予備の予備として眠ってしまっている。

●スポット型配光のLEDライトへの不満

従来のフィラメント式の豆電球は性質上元々拡散しやすい。
「LEDに置き換えたので中心だけ明るければそれでいい」というメーカーの感覚は納得できない。
数値上低くても
「拡散・周辺光があれば、地上からの高さ○cm計測で拡散180度以上」と書いて
画像や動画を載せて優位な点を示すべきだろう。
「配光にムラがあれば路面が見づらくなる」ので配光ムラが少ないかどうかも全く分からない。
明るすぎるものが困るのであれば上方向カットをすべきであり、
そういった対応がROXIMやDOSUN製品に比べ著しく遅れていることに
何ら危機感を持っていないであろう各メーカーの対応には疑問。
無灯火を無くすために一般大衆向けでは
最低限とにかく安い製品のみをリリースすることに終始するよりも、
車体やカラーリングの変更以前に、安全と道交法にも関わる部分として
徹底的に開発資金を投じてでもフラグシップモデルを投入することで
安全性に寄与する姿勢を示す機会になることは重要なことだと思うが、
「どうせ資金回収もままならないような事業投資に価値はない」という
側面でしか判断できない立場の人達からすれば無駄でしかないのだろうか。

●自転車用ライトのJIS C9502:2008年版当時に参加していたのは・・・

協栄三洋(SANYO)、シマノ、キャットアイ、ブリヂストン、丸善電機産業
松下電池工業株式会社(現・パナソニック株式会社 エナジー社)、他

●ライトを点灯しない人の理由?

jitensyazamurai.com/db/archives/4927
でも、今はいろいろが進化してそんなに重くなくなりました。
それにイマドキ、ダイナモライトがついている自転車のほうが少ないくらいです。
LEDとかのライトがついていることが多くて、電池で動いているものも増えています。
ってことは、「動かすと重いから」点けてないってワケじゃない。
単純に「面倒くさい」とか、「壊れてる」「電池が切れてる」から点けてないってことですよね? 
国内販売動向調査内の最新データ(平成28年03月)では
www.jbpi.or.jp/statistics/internal-monthly-report/
一般車でハブダイナモ
あり・・・・2.1+13.5+8.6+21.7=45.9%
なし・・・・1.5+0.9+14.4+1.5=18.3%
確かに「自転車店では」ハブダイナモの車体のほうが多く販売されている。
しかし、相変わらず「変速機なし・ハブダイナモなし」の「便利な大衆車」が
この自転車店の販売データには含まれない業態(ホームセンター等)で売られているものを含めると、
果たして一昔前の「重い状態になるブロックダイナモライト」自体が少ないのだろうかという疑問。
地域性もあるとして、最寄り駅で駐輪されている前輪の車軸を確認してみて
それでも確実にハブダイナモ等が多ければ「(点灯も修理も)面倒だから」という理由が多いということになるのだろう。
しかし、そもそも講習対象の14項目に、「無灯火」は単独で入らなかったことや、
夜間に無灯火に対して「注意としての警告カードの発行や、違反取締としての赤切符の発行」を
全国的に行っているような気がしないことが問題なんだろうと思える。
他には・・・
子供車での重いブロックダイナモの記憶が拭えず抵抗感があるとか、
居るのかどうか分からないが、点滅ライトに嫌悪感があって同類になりたくないのでライト自体を点灯させたくないとか、
ライトを点灯させること自体が「カッコ悪い」という謎の感覚もあるのかもしれない。
▼改善する方法としては
ブレーキのように「ライトすら点灯せずに走行するのはダサい」といった逆キャンペーンの展開や、
やはり、夜間に無灯火に対して「注意としての警告カードの発行や、違反取締としての赤切符の発行」を全国的に行う必要がある。
あとは、「1万円以上するような」充電式ライトや、
(一般車ではないスポーツ車向けのOLD100のフォークの場合)E2端子のハブダイナモの手組ホイールを依頼作成し、
B&Mのライトを組み合わせて使うことで使わなければ勿体ない気がするので使うはず。
(ブロックダイナモでもJ1・J2・J2-A端子のハブダイナモライトでも自分で選択することで若干愛着は湧くはずだが安価では効果は低そう)
そもそも完成車の付属ライトを「別の明るい軽いものにものに交換できる」ということ自体を全く知らない人が多いだろうし、
店でそういう「意味のある提案」をしてくれるところもほぼ存在しないだろう。

●[愛知]自転車のライトの眩しさでトラブル

cyclist.sanspo.com/337042
大抵は自転車の無灯火には関心があっても、その次は点滅に関する話題くらいまでで、
「光軸を下向きにしたほうがいい」というところまで話は進んでいない印象。

▼光軸の向きの規定に地域差あり
そもそも自転車で「光軸を下向きにしなければならないという規定が道交法→各地方条例で
下向きと書いてある地域(※1)と書いていない地域が存在する」ため「基本的に点灯していればOK」のような状況。
※1・・・福島県・埼玉県など
※JISでは下向き角度を指定して実験はしていたり、シマノでは下向き5度になるように目印を設定している。

▼製品として対向者に優しいライトが少ない現実
眩惑や対向者に配慮した配光のライトそのものが、ドイツ向けのように規定のある国向けのものや
極少数を除けば斜め上方向にも広い範囲で照らすようなライトが圧倒的多数のため、
下向き且つ配光カット処理のための加工を施さなければ、こういった不満を持つ人は少なくないと
思われる。
(「斜め上方法まで照らさないと標識が確認しにくい」ということが言えなくもないが・・・)

▼安全のためには
当事者ではないので定かではないが、
注意というより文句を言われたと思った相手が歩行者ではなく
自動車だったので、「”弱者優先という観点から見れば”自動車側から文句を言われる筋合いはない」
と思ったとか、余程明るいライトで照らしていることが自慢だったのか、
単に自動車ドライバーがイライラしていて目障りに感じただけなのか、
当事者ではないので定かではないが、
(自転車の逆走然りで)危険回避という点で言えば、
(今回の場合ドアを蹴った時点で擁護できないし自転車側の配慮不足も否めないが)
時間帯として午前3時ということもあり、
危険行為という意識がない泥酔等でその自動車運転手とまともに会話が成立するかどうかすら分からない以上、
最初に注意された段階で減光や停止して光軸を下げてから
軽く会釈でもしてすぐ全く別方向の道に回避すべきだったように思える。

※自動車の場合
安全のためにハイビームを推奨していたりするようでも、
詳しく法文を読むとハイビームが基本というわけでもないようだ。
note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n351279
典型的な誤解の温床になっている遮音関連と類似しているように思えた。
「みんながそう言っているから」「そういう案内(指導)があったから」
意訳によって導き出された結論が「~したほうがいい」「~しなければならない」では全くの別物。
「推奨している=法律で定められている」わけがない。

●無灯火の危険性についての4コマ漫画

twitter.com/a_sa_me/status/866263948357545984
誰も突っ込みを入れていない野暮な補足をするならば・・・

当然【「日没後など無灯火は禁止」が大前提】として、
 全く見えなくもないように用意されているパーツや対策もあるにはある。

 ・自転車の「ペダルの反射板」
 (本格的なスポーツ自転車には無くても)一般車(ママチャリ等)にはあるので、
 裾がズボンで隠れているようなことが無く、
 泥汚れや、反射板の性能が低く色褪せが早く起きて反射率が著しく低下している場合を除き
 全く判断できないということもない。
 (実際に車で走行していれば上下に動くペダルの反射板の重要性に気付かされる)

ペダルに反射板が後付けできないようなペダルの場合は
夜間(昼間であれば視界50メートル以下のトンネルや濃霧時のみ)
【反射材付きの裾バンド】を付けることを推奨。

 ・自転車の「ハンドルバー、カゴ下、ライト自体に白色の反射板」
  安物自転車にそういった気の利いた部品が付いていることは極めて稀かもしれないが、
  付いている自転車も存在する。
  これも隠れているとか、汚れていたり、
  余程急に飛び出してきた場合を除けば、小さすぎて気付かないというのは注意不足。

 ・自動車側「予測運転」
 トラック側は前方に全身黒系の服で無灯火の自転車がいるかもしれないという予測運転を怠っている
 特に学校周辺や住宅地などでは当然「そこらじゅうにいる」と思って緊張感を持ち運転することが必須。

 ・「自転車乗車時の恰好として目立つ蛍光イエローの服を着る」ことで見えにくさは減る。
  (ロードバイクの一部のチームで実践)

無灯火を後押ししている要因としては「付けないほうが格好いいと思っている」というのは論外として、
やはり大多数は「回転抵抗の低いLEDのブロックダイナモライトの存在を知らない」というのが
最大の問題点に思える。

ハブダイナモで常時点灯している割合は高くなってきているとしても、
講習対象の14項目からもなぜか漏れているということや、
夜間の自転車取り締まりがなかなかないということからも、
無灯火はそう簡単に消えそうな問題でもない。

まずは、安物自転車の特徴でもある「重い抵抗感のあるブロックダイナモライト」自体の
販売規制を敷くのが最も手っ取り早いが、無灯火が”直接原因での”事故の割合の問題や、
「安いことだけ」を求め続ける消費者思いのパーツとしてなかなか消えてはくれないのだろう。

※だからこそ、事故が多い交差点での一時停止無視の"直接的原因"にもなる
「ノーブレーキ車種」の取り締まりが厳しいのは当然ともいえる。
最終更新:2021年08月01日 05:47