ハブ総合

最終更新日:2024.1.14 ●ボスフリーのハブ軸の問題と潜在需要

2021.3.21 (前ハブ(普通)、ハブダイナモ、後ハブ(外装)、後ハブ(内装)の重複箇所を削除)
2022.03.20 ●ハブ(ベアリング部分)へのグリスアップ
2021.02.07 (後ハブ(変速なし)の重複箇所を削除)
2021.01.31 ページ分割のみ(内容は未改訂)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前ハブ(普通)

ハブダイナモ

後ハブ(外装)

後ハブ(内装)

後ハブ(変速なし)

https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/171.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2019.05.19 ●狭いフレームエンドとバック拡げ工具

2018.04.08 ●ハブ等のグリップアップ1年後
2018.01.21 ●クイックリリースの締め方と初心者向けの注意点

2017.04.02 ●一般車規格のOLD93mmと、スポーツ車規格の100mm
2017.01.08 ●クイック軸の正しい使い方(シマノのマニュアル)

2016.05.22 ●ハブナット用の工具:HOZAN「C-160 輪業用ラチェットレンチ」

2015.10.25 目次作成
2015.08.30 内装・外装の概略
2015.02.25 リンク切れになっていたシマノFBを固定リンクに変更、微修正
2015.02.21 ハブメーカーリンク追加
2015.02.15 軸径の判断方法、ハブメーカーの一部リンク
2015.01.25 一般車向けエアハブの参考掲載、スポーツ系ハブ

2014.11.24 シマノの解説リンク多数追加
11.11 製品仕様ver1.9に伴う修正、スポーツ系ハブダイナモ他
11.01 UP

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
▼「軸径」大まかな判断方法
前「ナット」・・・5/16 or 3/8 or M9
前「QR」・・・・・M9
後「ナット」・・・3/8 or M10
後「QR」・・・・・M10
※一部の特殊ハブを除く
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

■ハブ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●ボスフリーのハブ軸の問題と潜在需要

twitter.com/ASAHICYCLE/status/1744205585023902056
今日はボスフリータイプのハブ軸折れと思われる車輪のガタつきの相談が多いです

日用品として価格を抑えるために生産工場都合でボスフリーを使うのは
「体重が軽い人もいるので」全て変更するのは難しいとしても

せめて「FH-IM20カセットスプロケ用ハブ」での
「7速車種」は最低限1車種くらいはどのメーカーでも作ればいいと思うのだが・・・
国内の店や工場に「手組ホイールだけ外部委託で受注生産」で出荷時に組み替えすることが
それほど難しいわけがないのだから。

高身長向けの29er一般車の「トラフィックベンティ」のライバルも未だ現れず、
「スーパーハード折りたたみ」の代替タイヤも出て来ない。

こうした需要に対して「メーカー(輸入代理店)側」からの「提案力や知識の無さ」「融通の利かなさ」が
一向に一般車への関心が増えない一因でもあるのだろう。



■目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


▼大雑把な解説


ホイール(車輪)の中央にある回転する筒状の部品の総称。
ここからスポークが放射線状に伸びて、リムにニップルで留める。
前輪はフォーク、後輪は(リア)フレームエンドに固定。

※スプロケと直結するため、既にスプロケット総合のページで重複部分もあるが合せて確認。

修理で交換する場合も含め、
「手組み・完組みホイール」で性能や互換性を測る意味でも十分に理解しておく必要がある。

★変速幅をアレコレ交換してみたいというのであれば、

 必ず最初から「外装変速8速以上」を買うべき。
18速→「前3x後6」と「前2x後9」では全く質が異なる。前者はボスフリーで互換性に乏しい、後者はカスタム可。
21速→「前3x後7枚」で、これもあまり互換性が高いとはいえない。
つまり「後ろのギアが8枚以上」を推奨。

▼外装ハブについて

安物でも段数が6段はあるので適切で安定する回転数を選びやすい反面、
チェーンオイル不足や調整が出来ていないと歯飛びを起こしやすくなる。
故にメンテナンスがマメに出来る人向けといえる。
外装6段では完組ホイールも安めというのもメリット。
但し、一般的な使用では問題ないということだが外装6段=ボスフリーでは【軸が弱い】という弱点もある。
7段はカセットとボスフリーが混在しているので見分けなければならない。
8段以上が搭載されていればカセットと見ていい。9速以上になれば諸々のパーツが高くなる。


▼内装ハブについて

スプロケの歯数変更は可能としても、
「壊れにくさ」や「メンテナンスの頻度が少ない」など、最低限の使いやすさのみを確保するものとして、
ハブ本体の重さから、車重の軽さや走行性の良さを求める用途にはあまり向かないことを覚えておきたい。
また、ホイールやハブ交換になった場合、一般車向けに限って言えば結果割高になってしまう。
【高価】内装5段>>>内装3段>シングル=外装6段(完組)【安価】
※但し、外装でも安物ボスフリー(OLD135)から手組のカセット外装7段(OLD135)に交換する場合は
手組費用もかかるので、内装5段ホイール買い替えほどではないとしても内装3段の完組ホイールを買うよりは高くなるだろう。
内装には7、8、11段もあるが、街乗りとしては高価な装備になってしまうのであまりオススメできない。

■ナット止めハブのクイック化

dt6110.web.fc2.com/parts/hub3.html
インチネジの中空軸製品は国産には無くて、中華製のものを海外から取り寄せになるようです。
しかし、わざわざ海外から取寄せてまで交換する価値があるだろうか。
スポーツ用途で購入使用するような自転車であれば最初からクイックになっているのでそれでも良いが、
街乗りでクイックは駐輪時のトラブルだけでなく、防犯性も劣るのでナット止めを薦める。
(防犯よりもパンク修理優先が絶対のようなツーリンク主体の走行や悪路地帯を日常的に走行するのであれば別)
ハブ軸ごとではなく、クイック軸部分をネジ止めに交換するほうがもっと楽。

中実シャフト→クイック化、または反対にクイック→中実に変更する場合も、
「軸径がミリねじ(M9,M10)」で「(前フォーク・リアエンド共に)エンドに厚みと硬度がある場合のみ」変更できると見るべきだろう。

「参照」
10●フレームエンドの厚みとRDの可動範囲
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/51.html#frame10

11●フレーム硬度とRDの関係
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/51.html#frame11

──────────────────────────────────────
互換性を測る上で大事な箇所
■【1】「O.L.D」
■【2】「軸径」
■軸長


あとは、
素手で外せるクイックリリースか、工具が必要なナット止めでも分かれている。
スポーツ系のハブは一般車へ簡単に取り付けが困難のため、
必然的にホイールも互換性がないと言っていい。
──────────────────────────────────────

──────────────────────────────────────

■【1】OLD(オーバーロックナット寸法)



ハブがフレームに適合するかどうか確かめるための数値。
ここが
前輪の場合→フォークのエンド幅と、
後輪の場合→フレームのリアエンド幅と、
同じか0.3mm以内程度でなければ取り付けられない。

フォーク・フレームに対して、
「狭い」→スペーサーを付けて調整したとしてもセンターがズレてしまい変速に影響が出るなどの副作用があり、
「広い」→強引に取り付けられたとしてもやはりセンターのズレが考えられるのと、負荷の点でオススメできない。

ここでついでに理解しておいてほしいのは
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アルミ(フォーク・フレーム)に
バック広げ(エンド幅の拡張道具)を使うということは、
その付け根にダメージを与え非常に危険。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「どうせ大した距離も走らないし、スピードも遅いから多少無理かけようが関係ない」として、
万が一の事故を誘発させようとするのは明らかな危険行動といわざるを得ない。
そういう個人や店がまかり通ってしまっていれば嘆かわしいことなのだが・・・
ここでもやはり「そんなこと気づかないから問題なんてない。
今までだってそれで通用してきたし、それでトラブルになったことなんてないんだから文句は筋違い」
としても、「やめたほうがいい」という忠告をする。店でやっていればその店とは距離を置くべきだろう。

また工具メーカー自体がスチールなら問題ないとして、
「スチールなら金属特性で弾性があるから問題ない」と考えるかもしれない。
しかし、強制的に本来の設計状態ではない歪みを意図的に発生させ負荷をかけていることは
紛れもない事実であり、
結局タイヤ交換時になれば取り付けにくくするので余計な手間を増やしていることにも他ならない。

▼適合幅を無視して無理やり取り付けようとする状態をもっと分かりやすく例える
例:130mmエンド幅に135mmハブを取り付けるような状態は・・・
(1)特に力を込めずに人差し指と中指でV字を作る→130mmエンドに130mmハブ
(2)そのままの状態で指を机などにΛ状にして押し付けても、特に変な負荷もなくしっかりと支えられる。
(3)今度はV字を作った後に反対の手で指の開きを少し痛くなる程度まで大きく負荷をかける→130mmエンドに135mmハブ
(4)指の付け根に痛みがある状態で指を机などにΛ状にして押し付ければ、
   負担をかけることになることが分かるはず。
   使用距離や路面状態や頻度や保管状態や体重にもよるため、絶対に不具合が起こるとは断言はできないので、
   ちょっとくらいフレームに負担をかけたところで問題なしという考え方もあるが、
   少なくとも「危険性を自ら増やしている」と言える。
※93mmエンドの前フォークに100mmハブも同様。素直に100mmエンド幅(M9軸向け)の前フォークに交換するか、車体を買い替えるべき。

●狭いフレームエンドとバック拡げ工具

エンドが歪んでいるだけであれば修正工具で直すとしても、
エンド自体が狭いのはフレームの問題か、それともハブの選択ミスか。
どちらにしてもタイヤ・チューブ交換が必要になって気付いたときには
日数的に返品もできなくなっている可能性が高いというなかなか酷い粗悪品。

店側で「まともな納車前整備」としてホイールを外して整備していれば
「不良品」としてメーカー(輸入代理店から製造工場)へ叩き返すべきもの。
もし「仕様」で済ませるなら異常な感覚。

この場合はやむを得ずバック拡げ工具を使わなければならないのだろうか。
単に「ナットの厚みを変更」で対応できるなら楽だが・・・。

「今後は (店でまともに整備されていて、元々の不具合のない) "普通に使える"自転車には
何が必要か「よく調べてから」選んで買ってください」
と言いたくもなる。

●一般車規格のOLD93mmと、スポーツ車規格の100mm

www.ranobe.com/2016/09/mtbold100mmold93mm.html
OLD100mm(スポーツ系車種の規格)にハブダイナモ付けたいなら、ケチらずに「手組ホイール」を店に依頼すること。
互換性を理解していない段階でカスタムに手をつけると恐ろしいことにもなりかねない。
だから基本的に店でも「(互換性無視してでも取り付けたがるような)改造は受けない」というところがあるのだろう。

軸径も一般車規格は5/16でスポーツ車規格は9mmで違う。
英式バルブだけでなく、こういうところも自転車業界の古い奇妙な体質。
全てスポーツ車規格に統一すればいいものを、わざわざ特殊なインチ規格を使用し続ける。


■【前】フロントエンド幅(前フォークエンド幅)
▼一般車
「BSの一般車のサイズ参考」
ハブダイナモ(オートライト):OLD:93mm ・軸径 BC 5/16 軸長150mmなど
ブロックダイナモ      :OLD:93mm ・軸径 BC 5/16 軸長145mmなど
▼スポーツ系
基本的にロードもMTB(極一部110mm)もピストも100mmのようだ。
小径車では74mmのように特殊なサイズもあるので要注意

■【後】リアエンド幅(後フレームエンド幅)
後輪ホイール交換時にハブの互換性で重要なフレームのサイズの一部分。「ホイール交換するなら要確認」
▼一般車
 ・シングルハブ(FH-IM37)では120mm+チェーン引きの厚み3mm(1.5mm左右)?
 ・外装は126や135mmなど
 ・内装は色々
ピストは110mmと120mm
ロード用では130mm、
MTB向けでは135mmが標準となっている。(142や150mmもある)

135mmエンドのクロスバイクに、130mmロード用ハブを使うとセンターがズレてしまうので走行性能に影響が出てしまう。
内装ハブの場合、互換性はほぼないと思っていいだろう。
(例:内3(SG-3R40)[120.4mm or 126.8mm]→内5[132mm]なので無理)
チェーン引きの厚みがあるので、必ずしも実際に取り付けるハブ幅ということでもないようだが。

dt6110.web.fc2.com/parts/hub.html
古い規格としては乱立して存在していたようだ。



■【2】軸径(軸の太さ)


OLDは書いてあることがあっても、軸径は基本的には書いていないため注意。
エンドの軸受け径に比べて太ければ削って使うような加工が必要になってしまう。
反対に細ければ緩くなってガタが出やすくなり固定力に問題が出てくるだろう。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「ハブ軸」ねじの規格(一般車用)
www.hozan.co.jp/cycle/support/repairhelp/Repair_Help_3.html
前ハブ軸●BC 5/16 =雄ネジ外径7.94mm (雌ネジ内径7.06)
後ハブ軸●BC 3/8 =雄ネジ外径9.53mm (雌ネジ内径8.65)
ロード系では前M9、後M10であり互換性はない。
(MTB系では前M9,M15,M20、後ろM12など)
クロスバイク風自転車や、BMX向けなどでは「前も3/8」もある。
タイヤサイズとOLDが同じなら簡単に車輪交換できるということでもない。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

前:「5/16とM9の違い」

BC 5/16 =雄ネジ外径7.94mm
M9=雄ネジ外径約9mm

後:「3/8とM10の違い」

BC 3/8 =雄ネジ外径9.53mm
M10=雄ネジ外径約10mm

■3/8とM10 の軸径の差

cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8193&forum=25
左列、M10シャフトがはまるホーク、右列M10シャフトがはまらないホーク
上の図の左の列は「10mmの軸がはまる」もの、右の列は「10mmの軸が入らない」ものです。
少なくともQRシャフト使うフロントハブの軸は直径9mm、OLDは100mm、というのが常識なはずです。
が、どうもおかしい、その辺に転がってる9.5mm(3/8インチ)のフロントハブ(BMX用)がスコッと入るサスホークが手元にあった、
というわけで調べた結果が上の写真。

前後「3/8」のハブの場合、前ハブはBMXハブが適合。
guell.shop-pro.jp/?mode=f1
▼「フレーム」
リアエンドはトラックエンドで14mmと3/8インチ(約10mm)の開口幅があります。
▼「フォーク」
エンド開口部は14mmと3/8(約10mm)とフレームと同じです。
※しかしながら、上にもあるように約10mmでも「3/8とM10は似て非なる物」のため注意。
後ハブで外装8速などを取り付けようとすれば、BMXハブではなく
大抵135mm・M10のMTB系ハブを付けるためにフレームを削る加工が必要になってしまう。

「自転車用のJISネジ規格」
kikakurui.com/b0/B0225-1960-01.html
一般用のM10ISOネジとは規格が異なる。

◆前用ハブでもM10のケースもある
 ・センターロックディスクブレーキ(HB-M4050など)
 ・ローラーブレーキハブ(HB-IM70[QRタイプ]など)
◆前:14
HB-CX75など
◆前:14.8
[DURA-ACE] HB-9000
◆前:M15(スルーアクスル)
[XTR]HB-M9010など
◆前:M20(スルーアクスル)
[SAINT]HB-M820など

■クイックリリースとスルーアクスルの違いと構造[画像]

rbs.ta36.com/?p=24450


▼ハブ単体━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【一般車用:前ハブ】

★【OLD:93mm / 軸径:BC 5/16】
「ノーマル」と「”一般車向けの”ハブダイナモ」には互換性があるので
ホイール自体の付け替えは案外楽。(スポーツ系ハブダイナモとは端子も互換性なし)
若干異なる軸長とランプの取り付け場所がなければ多少悩むくらい。

■スポーツ系ハブ

●クイック軸の正しい使い方(シマノのマニュアル)

cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/customer-service/important_note/qr-important-anounce/_jcr_content/bodycontent/download/downloadFile/file.res/Shimano_Quick_release.pdf
si.shimano.com/php/download.php?file=pdf/um/UM-3000H-005-00-JPN.pdf
固定する位置や構造の説明など

※ディスクブレーキ除くリムブレーキのみ
QR=クイックリリース



▼ハブメーカー・販売代理店

日本で購入できず、海外生産時にコスト削減のために完成車組み込みで使用されるケースが多い。
性能と整備性向上のために即交換することもあるが、そのときにも互換性を把握しておく必要がある。


●リンエイ扱いのハブと関連品(ハブ毛も含む)
www.rinei-web.jp/product_list/?cid=130

●RIDEA
www.rinei-web.jp/product_list/?cid=359
※クイック軸なので一般車向けに非ず。
主にDAHONなどのカスタム用。

●JOYTECH
www.joy-tech.com.tw/

●MODUS(中野ハブの技術移転)
www.modusnakano.com/adout.php

●FORMULA
FORMULAハブ扱い
www.nortonbike.co.jp/link_a.html
dahon.comのリンクも貼っているがインナーナショナル版の2次代理店ということになるのだろうか。
www.formulahubs.com/
完成車向けのナット止めの安いハブの掲載なし
https://web.archive.org/web/20181108031241/http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/9096/hubs01.html
完成度としてはあまり高くはなさそうだが・・・


●ENE CICLO(ハブ&ボスフリー)
www.diacompe.co.jp/original43.html
www.diacompe.co.jp/parts4#a07
古いツーリング自転車向けのクイック軸(M10)のボスフリーハブと
8段も使えるクイック軸(M10)の130mmリアハブなど

●ASSESS
www.assess-hubs.com/products.html
DAHON Route(2013)などに使われているハブ
minivelo-dego.blogspot.jp/2013/04/dahon-route-wheelset.html

★展開図・取扱い説明書はTOPページから辿る
cycle.shimano.co.jp/
★スペック表の解説
https://web.archive.org/web/20150516190419/http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/enjoy_knowledge/trivia/spec_chart/hub_spec.html


●ハブ(ベアリング部分)へのグリスアップ

cs-shinwa.sblo.jp/article/189403535.html
ベアリングについては、錆びていたらチェーンと同じで、錆び取りではなく
同サイズ新品に交換してしまったほうが良いような気はするものの、
「快適」な走行が必要であれば、グリスアップは欠かせない工程。

▲「安ければ安いほどいいから不要な作業だ」という人は、
やせ我慢して無駄に体力を消耗しつつ枯渇状態で苦行を続けるしかない。

しかし、特に一般車メインの店であれば、
「そもそもグリスアップって何?何の意味がある?」という店があったとしても驚かない。
何しろ、シートポストにグリス等を「塗布しないのが常識」という"非常識"すら、まかり通ってしまうのだから。


●ハブ等のグリップアップ1年後

blog.livedoor.jp/shokoucycle/archives/8416479.html
工場で組み上げる段階でこのくらいの量のグリスが当たり前であれば
そう簡単に異音発生源になったりしないとしても、
「コストが増える上に壊れにくくなるから困る」という意味で各メーカーは改善する気もないのだろう。
だからこそ長持ちさせたいなら「納車前の整備で費用上乗せしてでも」各部に適切なグリスアップが必須と考える。

補足として、
グリスアップするにしても「適材適所など何も考えずに大雑把に556やグリススプレーを撒き散らせばむしろ危険」なので、
各種ケミカル類の用途がよく分からない段階であれば「信頼できる店員のいる店で」頼むことだけは忘れてはならない。

●クイックリリースの締め方と初心者向けの注意点

nagisavox.blog.fc2.com/blog-entry-292.html
まともなメーカーの自転車であれば取説に書いてあるはずなので、
使い方をしっかり読めばいいだけでもあるが、
通販購入や納車時に説明をしない実店舗で教わることができない内容。

結果として、誤った使い方をして事故を起こしたにも関わらず、
何故かメーカーにクレームをつけるという意味不明な行動を起こすような輩も居なくもないだろう。

「使い方の問題」は(余程質の悪い部品が組み込まれていたということでもなければ)
製品不具合とはいえない。

個人的には主に街中用途でクイックリリース軸は車輪を外しやすいという利点が
そのまま「駐輪場で他の自転車と接触しやすい環境では外れやすい」「外されやすい」
という欠点になるので正直なところ、あまり使用を薦めない。

クイックリリースでも盗難防止軸やネジ式の軸に交換する方法もあるが、
そもそも不器用を自負するのであればクイックリリース軸の車種を選ばないほうが良い。

●ハブナット用の工具:HOZAN「C-160 輪業用ラチェットレンチ」

メガネレンチも使用できるものの、業務用としてはこれが最適。
www.hozan.co.jp/cycle/catalog/C160.html
www.hozan.co.jp/corp/g/g15160/
ラチェット式のロックナット用レンチです。連続作業に優れた業務用。
サイズ 14×15mm
全長 270mm
重量 330g
「持ちやすい」「力をかけやすいので強く締まっていても外しやすい」
▼画像や動画など
https://web.archive.org/web/20181106195359/http://www.geocities.jp/yoshi_p_theater/bicycle/201302277.htm
最終更新:2024年01月14日 06:40