BB(ハンガー)

最終更新日:2023.5.7 ●安物自転車ママチャリのBB破損の原因とは?

2022.5.1 ●マルイ扱い LN3922CLC シェル幅70mm-軸長127mm 品番:BBU01900
2022.3.8 ★一般車用「JIS70mm」改訂
2022.1.23 ◆2重構造から見るフレームのBB取り付け箇所の重要性(服部産業の解説)

2021.12.26 ▲工場出荷時のBB取り付け箇所にグリスなし
2021.12.19 ●カニ目工具(ピンスパナ)・「ピン穴BB椀」の問題
2021.5.2 ●BBの差
2021.3.21 ●CBあさひカタログの補修パーツ群に70mmカセットBB
2021.3.07 ●一般車向けJIS70mm幅「タンゲ LN-3922CカートリッジBB」ヨドバシで取扱開始
2021.3.07 ●BB-UN300の実際に販売されている種類
2021.2.14 ●BB-UN300の左右椀は【アルミ】(再確認)

2020.12.13 ■[資料]シマノの四角軸BB軸長
 〃 ●一般車向けJIS70mm幅:軸長127mm「タンゲ LN3922CカートリッジBB」ワーサイで扱い終了
 〃 ●「BB-UN100」野口商会でも廃盤
8.2 ●BB-UN300,100
7.26 ●カニ目のBB椀を工具で外す方法
6.14 ●一般車向けJIS70mm幅:軸長127mm「タンゲ LN3922CカートリッジBB」ワーサイで扱い開始
5.17 ●BBはメンテ不能になる前に手入れしておきたい
5.10 ●最下層TOURNEYシリーズコンポのBBもリニューアル(BB-UN300、101)
1.26 ●タンゲJIS70mmの127mm軸長のネット購入できる店
1.5 ●BB規格は多種多様
2019.12.29 ●一般車向け[シェル幅JIS70mm]のTANGE製のカートリッジBB「LN-3922C(127mm)」の取扱代理店
2018.6.10 ●一般車向け[シェル幅JIS70mm]のTANGE製のカートリッジBB(LN-3922C-LCB)再編集
3.18 ●カートリッジBB搭載車の納車前整備
2017.7.30 ●一般車向けTANGE製のカートリッジBB(LN-3922C-LCB)(127mm)
1.22 ●BBの粗悪具合
2016.7.3 ●BBと値段の差
6.26 ●安物自転車のBB
19 ●BBのガタとは→ブリヂストンとパナのカートリッジBB車種
6.12 ●BS車種のカートリッジBB
3.6 ●ハンガー椀の修正「HOZAN「ハンガータップ(C-402)」と店選び
〃 (情報提供)一般車BBシェル幅は「68mm」と「70mm」がある
1.31 ●BBのガタ、▼ストロングライト JP400
2015.11.29 ▼特殊な右椀用工具を自作
11.22 ◆一般車のロックリングの緩み
9.22 四角軸:アルミ椀のTOKEN(東商会):シマノ互換のみ掲載(5種)
9.6 工具や手順など
8.30 シマノ廉価品:BB-UN100
7.25 一般車BBの問題
7.20 BB用の工具
6.13 敷島の一般車用カセットBB
2014.12.28 微修正
10.28 微修正のみ
10.20 UP


■BB[ボトムブラケット](ハンガー)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

●難儀な部品
規格の多様性でも固着時の取り外しでもとにかく面倒な部品。
できることならあまり整備したくない部分でもあるが、早めにグリスアップはしておきたい。


●安物自転車ママチャリのBB破損の原因とは?

最初は
「▲屋根ありでも屋外保管によるグリス切れの早さ」
「▲ケンケン乗りでの過剰負荷」
「▲繰り返される駐輪時の転倒での破損ダメージの蓄積」
と思っていたが、それ以上に深刻な事は・・・

◆2重構造から見るフレームのBB取り付け箇所の重要性(服部産業の解説)
osaka1947.exblog.jp/32433034/
の記事から考えても「まともな自転車」であれば対策が施されているのが当たり前でも、

「安物自転車はコストをかけて自転車を作ることが不可能」なため、
やはり「▲▲▲安さゆえのフレーム構造の貧弱さ」が避けようがないことが分かる。
(余程「短距離(毎日往復で合計1km程度)・短期間(1年間しか使わない)・50kg未満の体重」でもない限り)
結局「安物買いの銭失い」となってしまいやすい。

それはつまり、「安物自転車のカップ&コーンをカセットBBにすれば万事解決」とも言えず、
カップ&コーンの「真にジャストな玉当たりを出すための厳密なネジ締め調整が不要で楽になる」というメリットこそあっても
「根本的なBB周りのフレームの歪みやすさ」から
「カセットBBに変更したところで、破損しやすいことには、そこまでの差がない」となってしまう。

なので、「長距離・長期間・標準体重65kg程度で」乗るつもりならば、
「最低でもそれなりの価格(実売で5万円程度)を出して買いましょう」とアドバイスする。



◆2重構造から見るフレームのBB取り付け箇所の重要性(服部産業の解説)

osaka1947.exblog.jp/32433034/
弊社の自転車(スチールモデル)は二重構造のハンガーラックにカセットBBを使用しています。
二重構造のハンガーラック
アウターパイプ(外側シェル)にインナーパイプ(内側シェル)が組み込まれています。
ハンガーが変形しにくく厚みもあるので丈夫です。
通常、ハンガー部の溶接時にどうしてもヒズミが生じてしまいますが、
ダブルハンガーは内側シェルが独立した構造のためにその影響を受けにくいです。
結果としてBBパーツを真円の状態で保つことができ、ハンガーラック、ハンガーワンにトルクが均一にかかります。
つまり、滑らかな回転を助け、故障もしにくいです。
長期の使用における変形などに対しても同じことが言え、修理もしやすいです。

こう見ると「安物自転車のBB部が破損しやすい理由」として、
元々の鉄フレームの強度が柔く「ぐにゃぐにゃするため歪みやすい」というだけでなく、
1層の鉄管をそのまま取り付けているだけでは「歪みやすい」からこそ、
「BBの破損が出やすく調整もよりシビアになる」ということに。

やはり、こういう角度から見ても「安物自転車」は、全分解してグリスアップすれば済むわけでもなく、
(「余程の近距離」か「短期間使用」でもなければ)
金属の状態や構造的な問題から、積極的に買うべきではない車種ということがよく分かる。

こうした情報公開をできる姿勢が素晴らしい。
BBの場合特に故障すれば(斜めに取り付けられていたり固着している場合もおおいことから)
廃棄に直結する「自転車の心臓部」とも呼べる場所だけに、
「一般車でもこうした"見えない"細かい箇所が重要」と情報公開していることは
多くの人達からも評価されて欲しいし、一般車でオススメできる代表メーカーの1つとして上げられる。

※そう考えると・・・、BSでは詳細なスペック表こそあれ、
未だにカートリッジBB搭載車があっても説明がないというのは訳がわからない。
カップ&コーン車が売れなくなることを心配するくらいなら、
在庫管理のしやすさも考慮して「全車標準搭載」すればいいだけのような。


▲工場出荷時のBB取り付け箇所にグリスなし

twitter.com/bicycleoshigamo/status/1474537645560971266
一般車に限って言えば100%この状態かもしれない。

「納車前整備丁寧にしています!」という店でも
一般車でBBネジ部へのグリス/スレッドコンパウンド系の塗付(固着防止)までしている店は果たして存在するのだろうか?
※BB椀外しからの固着防止まで施すと、その手間を考慮すると利益が消えるので出来ないという店が殆どのはず。

※緩む心配をしている人もいるかもしれないが・・・、
余程無茶苦茶な扱いでもしない限り、普通に使っているぶんにはズレるとは思えない。
(家庭内の特定のよく緩んでいたネジに"グリス塗付で"緩まなくなった実例もある)

それでも「定期的に状態の確認をしないユーザー向け」としては、
店もメーカーも「むしろ固着してくれたほうが有難い」という考え方であっても不思議ではない。
そのため、BB椀は固着している前提だからこそ、
BBにガタがあったら「廃車ですね」と買い替えを薦める店も多いのだろう。

だからこそ、個人的には「実店舗での自転車本体の定価購入+別途料金がかかっても」固着防止の処理依頼を強く薦める。

●BBはメンテ不能になる前に手入れしておきたい

star.ap.teacup.com/flatout/2606.html
ベアリングが割れる前に見つけるも、固着して修理不能。残念。
個人的に「購入時に別途費用がかかってでも」分解→グリスアップを依頼することを薦める理由。
最初から期間限定で単距離を1年や半年で使い捨て目的であれば無駄な費用になるが、
一般車を数年使うとか比較的長距離(約10km程度)使うのであれば費用をかけるだけの価値はある。
当然そのためには「BB分解や調整ができない店では購入しない」というのが肝心。

●4大固着しやすい部分の1つ

ステム・BB・シートポスト・ペダル
これらに適切にグリスが塗布されているかどうかも自転車屋のレベルを測る目安の1つ。
一旦固着すると外すのは相当に困難を極める。

「BB図解」
https://web.archive.org/web/20170706222111/http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/bottom_bracket.html
「BB互換」
www.trisports.jp/?q=news/node/6819
「BB解説」
https://web.archive.org/web/20180805055312/http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-bb.html
https://www.cb-asahi.co.jp/contents/category/howto/variation_bb/
(なぜか一般車のJIS70mmについては触れず)
「BB色々」
dt6110.web.fc2.com/parts/chainline02.html
とにかく多種多様
もっと厳格に規格統一できないものか・・・

●BB規格は多種多様

youtu.be/qTSCRs1hllw?t=961
これはスポーツ自転車向けの圧入BBの話だが、
一般車でもカップ&コーンからカセットBBに移行しようとしても、
サカモトテクノ(タンゲ)のJIS70mmのBBが
「全ての車種のクランクに適合するとは限らない」。

「取り付けはできても軸長が不適切」なども起こりかねないので、
十分に注意しておきたい。

もしカップ&コーンを使い続ける場合は
リテーナー(球の保持部分)は大抵後で割れて面倒になる傾向があるので、
サイズ確認後に「球だけ購入」で、あとは「グリス多め」で十分に思える。
(玉当たり調整に時間をかけてガリガリでもスルスルでもない適度な位置に合わせることが肝心)

●カップ&コーンとカートリッジ

一般車用としては「安価なカップ&コーン」が使われることが多い。
非常にシビアな調整を要するが、決まれば「軸・碗・ベアリング(球)」が
一体型の「カートリッジBB」よりもスムーズに回転する。
基本的に安い一般車ではもれなく「BB部分へのグリスがあからさまに少ない」ケースが横行しているようで、
異音や不具合が起こる率が高い。

●新車購入時に手入れ

碗にガタがくる前に固着しやすいこともあり
金を払ってでもそれなりの値段(3万以上)の一般車大手の自転車を購入するときには
注文時に「BB(ハンガー)部分のグリスアップを依頼」すべき。
「納車前整備で最初からBBのグリスアップしてますよー」という話なら
その店は素晴らしく良い店。(バック広げを使っていなければ)

●カートリッジBB搭載車の納車前整備

star.ap.teacup.com/flatout/1967.html
最近の通学車はBBがカートリッジタイプになっているので、そこは除いて
ヘッドパーツなどグリスの確認をして必要に応じて充てんし直しています。
カートリッジBBでも固着防止と今後の交換しやすさを考えると
一旦外してからネジ山に薄くグリス塗布をしたほうが良いとはいえ・・・
さすがにそこまでしていると定価販売では収まるはずもないのと
そこまで理解してもらえる消費者が多いとは考えにくいので難しいところ。

それでも、9割9分提案するだけ無駄でも
一応「別途費用はかかりますが固着予防の処理も出来ますよ」くらいの案内があると嬉しい。

●BBの粗悪具合

www.jbpi.or.jp/statistics/internal-monthly-report/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=1435&metadata_id=110
修理で感じていることですが、中国製造の自転車に付いているB・Bの粗悪具合には本当に頭を悩めます。
高校生男子が乗るとすぐガタが発生、工具を受けつけない精度の低さ、
グリスが入ってない等々、何とかならないものでしょうか。
(中国製造の自転車というのはほぼ全てなので、この場合は安物自転車のことを指していると思われる)
1つの答えとしては「カートリッジBBへの移行」という方向へ向かっているものの、
納車前の整備で「BB椀を外せるかどうか」も調べたほうがいいような。
大抵はガタがでないようにという親切心の裏に
「BB交換するなら買い替えさせろ」という思惑から鬼締めされているはず。

●BBの差

www.youtube.com/watch?v=mR9gumFHdW8
◆1万円台?の一般車のBBのガタ
 →妥当な箇所で締めて登坂を試走したらガタ発生
  →通常考えられない固めで登坂したら丁度良い玉当たりになった
◆パナソニック自転車のシナモンJPで同様に登坂してもガタは出なかった

(BB以外の内容は安物自転車のページへ)
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/73.html


◆一般車のロックリングの緩み

ameblo.jp/cycle-plus/entry-12096278728.html
固すぎればいいというものでもないが、緩むのも問題。
大手メーカーで仕様変更すべき点でも放置しているようだ。
ボスフリーや英式チューブも然りだろう。

▼グリスアップを依頼する前に

「安い自転車のBBは碗のネジが壊れていたりすることもあるので触りたくない」という店もあるらしい。
しかし、そんな自転車に数千円出して整備するような人は少ないだろう。
一般車には基本的に全て最初から「カートリッジBB」を使うべきだと思うのだが
固着しても片方が外れればなんとか整備できるようにしているつもりなのかもしれない。
碗が虫食い状態でガタガタになっていれば外すしかないと思うが・・・。




■BB交換手順など

yamyamyambass.seesaa.net/article/132288391.html
椀外しは店に頼んだほうが早い。工具を揃えるよりも安く確実。
「BB固着」や「右椀外し」で検索すれば悪戦苦闘している様子が分かる。

●専用工具

★形状をよくみて必要な工具を選定する。

▼BB交換の前にクランクを外すには

シマノ「TL-FC10」コッタレスクランク抜き工具&モンキーレンチなど

▼シマノ「四角軸BB」と「TANGE LN-3922C」などに使う工具

シマノ「TL-UN74-S」アダプター戻し工具
他にも32mm幅のモンキーレンチやスパナなど

◆主に一般車向けのワン外し用→「C-207 BBツール」

www.hozan.co.jp/cycle/catalog/BB/C-207.html
www.hozan.co.jp/cycle/catalog/C207.html
◆「C-135 全ケースロックリングツール」の使い方
ameblo.jp/cycle-plus/entry-11915433450.html
(C-207と共通のガイドの使い方解説もある)

▼特殊な右椀用工具を自作

「SPA-1 / 2 ピンスパナ 税込価格 1,587円」
www.hozan.co.jp/parktool/catalog/SPA1_2.html
www.hozan.co.jp/parktool/catalog/bottom_bracket/SPA-1_2.html

これでも恐らく無理
www.hozan.co.jp/parktool/catalog/SPA6C.html
www.hozan.co.jp/parktool/catalog/bottom_bracket/SPA-6.html
「SPA-6 アジャスタブルピンスパナ 税込価格 2,980円」

これのピンを4mmねじに交換?
store.shopping.yahoo.co.jp/straight-toolcompany/22-740.html
(STRAIGHT/ストレート)「カニ目レンチ 22-740」
[ピンサイズ] φ2.8mm
[ピン間隔] 10~55mm
[全長] 155mm
[重量] 80g
約500円

●カニ目のBB椀を工具で外す方法

dt6110.web.fc2.com/parts/BB2.html
ナットで締めて外し椀ごと廃棄するのがトレンドではあるが、
スギノのBB外し工具を使う方法もあるようだ。
BB幅70mm時代のブリヂストン車には左右共2穴のワンがありました。
穴間距離27.5mm、穴径4.0mmでこれもSUGINOのカニ目レンチは入りません。
ただ、穴径は大きいので、回す方向の先のレンチPinを1つ外してBBシャフトに当てれば着脱は可能です。
ピンスパナも使用できますが、右ワンなど固く締まっている所はカニ目レンチのほうが力が入りやすいです。
↑なお、外れる保証はない。

●他には、穴に細めのタガネを使って緩む方向に叩いて少しづつ動かすという方法もある。

●カニ目工具(ピンスパナ)・「ピン穴BB椀」の問題

twitter.com/noguchi_shokai/status/1471746199678259203
要注意点として、これが使えるのは「固着していない場合のみ」

そして、このような椀が使われている場合、概ね「古い自転車」のため、
固着していて「工具を買っても無意味」になるかもしれないことを肝に銘じておく必要がある。

更に、この場合、厄介な事として、ネットでのDIY固着BB椀外しでお馴染みの、
六角ナットを締め込んで固定してから外そうとしても、そもそも「ナットを引っかかる箇所がないので」出来ない。
(わざわざナット用に溝を作る方法は
グラインダー等の工作機器を持っていても、加工技術まで必須であり非現実的。)
ある程度、面を荒らして摩擦抵抗を高めても固着を外すだけの力に勝てるとは考えにくい。

そのため・・・
◆鉄フレームの場合
「タガネ」等で「工夫して」叩いて少しずつ動かす。

◆アルミフレームの場合
鉄製の椀が使われているはずなので、薄くグリスを塗っていただけ程度では
「長年かけて電蝕によって強く融着」していることもあり、
その場合は割り線を入れて剥がせるかどうかも怪しいので、
片側だけ外してグリスアップするまでで諦めるか、已む無く「廃車」にせざるを得なくなる。

▼つまり、特に古い自転車を修理する場合、
dt6110.web.fc2.com/parts/BB3.html
外し方は左右共カニ目レンチなどでまわして外すだけ
のように、簡単に外れるとは決して考えないこと。


●基本的には別の規格に交換せずに補修する方法で考えたい

オクタリンクやISIS、ホローテックなどに交換するならクランクごと交換になるが・・・、
そこまでの改造が果たして必要かどうか疑問。
サカモトテクノのJIS70mm用BBもあるが、必ず付くという保証もない。
その際に交換するとしても補修するとしても固着していれば非常に厄介。
面を平らに慣らすフェイシングやねじを切りなおすタッピングは工具が高価なので工賃も高い。
面取りが本当に必要かどうかは賛否が分かれる。
低品質のフレーム工場で余程塗膜が不必要に段差があるとか厚いとかでもなければ不要にも思える。
ねじ溝は歪みがなければ手持ちのBB碗を数百回ほど
力をかけない程度に細かく締め緩みを手早く繰り返せばそのうちきれいにネジ溝ができる。



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★一般車用「JIS70mm」

(チェーンケース取付金具ぶんの厚みに対応)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
互換性については四角軸で同じ長さでも軸径や軸長が異なる場合もあり、基本的に「現物あわせ」。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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◆敷島自転車「一般車用カセットハンガーセット」

catalog.ds-ai.net/fq1c33/views/detail/71/132/

【1】JIS70mm 軸長127mm 参考価格1600円(税込)【L-575?】
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12036129239.html
絶対黒塗装がいいということでもなければ、サカモトテクノTANGEのほうが良いような。

【2】JIS70mm 軸長131mm 【L-990】
山本製作所 カセットハンガーセット 軸長131mm
www.customjapan.net/shop/g/g26778952/
YCS 52U
70×131L
BC1.37×24T

●70mm 軸長127mm EnergyPrice(エナジープライス)カセットハンガーセット

www.customjapan.net/shop/g/g10645659/
敷島のカセットBB【L-575】のような気もするが・・・。

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●CBあさひカタログの補修パーツ群に70mmカセットBB(2022版に更新)

asahi-wsd.jp/pdf/part-2022_catalogue.pdf
(391ページ ※重いので注意)

※ベルト用の138mm,139mmは非掲載。

▼以下全て2200円(税込)
70-127mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプA 品番:42290000 マグニファスLTD-F/G(内3)、他
70-119mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプC 品番:43141000 HR206HD-F
70-122mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプD 品番:43142000 マグニファスLTD-F/G(外6)、他 
70-122mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプE 品番:43143000 モワティエ-E
70-119mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプN 品番:56589000 ディアリオ700c-H
70-115mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプO 品番:56590000 ラトゥールミキスト266HD-H
70-127mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプP 品番:56591000 マグニファスリミテッド-H、他

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▼サカモトテクノ(TANGE) LN-3922C

シェル幅(JIS)70mm×軸長127mm 約2500円
シェル幅(JIS)70mm×軸長122mm 約2500円

●一般車向け[シェル幅JIS70mm]のTANGE製のカートリッジBB(LN-3922C-LCB)再編集

(amazon等で売られているC品番ではないLN3922は[シェル幅68mm]なので注意が必要)
▼127mmの紹介記事
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12296055300.html

▼122mmの紹介記事
ameblo.jp/cycle-plus/entry-12358059907.html

【取寄せ購入の方法】
基本的にサカモトテクノの車種扱いのある店を探し、(扱いが無くても問屋経由で取寄せ出来る場合もある)
www.sakamoto-techno.co.jp/
「パーツだけの取寄せが可能な店」から購入可能。
※取寄せだけの注文は受け付けないという店もあるので注意。

●一般車向け[シェル幅JIS70mm]のTANGE製のカートリッジBB「LN-3922C(127mm)」の取扱代理店

東京サンエスにて扱い開始(2019年版のVol.27カタログより)
Vol28(2021年版)2022継続確認
tsss.co.jp/web/sss_Vol28/
(P106入力[カタログ内画像では104])
■LN-3922C カートリッジボトムブラケット「LCB70-127」 2530円(税込)

tsss.co.jp/web/sss_Vol29/
(P100入力[カタログ内画像では98])
■LN-3922C カートリッジボトムブラケット 2970円(税込)

▼東京サンエスと取引のあるショップ
tsss.co.jp/web/?page_id=8
各種量販店から気軽に取寄せも可能になる他、
今後はネット店で扱う店も少し出てくるはず。

●タンゲJIS70mmの127mm軸長のネット購入できる店

www.cycle-yoshida.com/pc/syousai.php?SYOCODE=00611928
一見需要がなさそうに思われてしまうような
細かいパーツまで幅広く扱うので頼れるヨシダ。
廃盤になってもページが暫く残ってることも多いので助かる。

それにしても、サカモトテクノが三ヶ島やPRインターナショナルのように
スモールパーツをエンドユーザーに直販していれば話は早いのだが、
そのための人員を割けない以前に、
面倒な一般ユーザー(まともに出来もしない整備を自己流で行い壊した挙句クレームを付けるなど)を
相手にしたくないという理由が全てなのかもしれない。

●一般車向けJIS70mm幅「タンゲ LN-3922CカートリッジBB」ヨドバシで取扱開始

軸長127mm
www.yodobashi.com/product/100000001005947586/
品番を書いてないのが不親切とはいえ、
サイクルヨシダよりも更に購入の敷居が低くなり
「自分で作業出来る場合は」実店舗から取寄せ注文する必要はなくなったように思う。

▲軸長122mm (2022年3月:ヨドバシでの販売終了確認)
www.yodobashi.com/product/100000001005947585/
内装3段専用ではないのだが、修正する気はなかったようで、そのまま扱い終了へ。

◆[122mmの代用品]CBあさひ補修用カートリッジBB
70-122mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプD 品番:43142000 
70-122mm●ハンヨウ カートリッジBB タイプE 品番:43143000

●マルイ扱い LN3922CLC シェル幅70mm-軸長127mm 品番:BBU01900
maruiltd.jp/wp-content/themes/MARUI/common/pdf/22marui_partscatalog_220406.pdf
(194ページ) 2530円(税込)


(※サイト閉鎖されたため購入不可)
www.katayama-cycle.com/426_1674.html

▲一般車向けJIS70mm幅:軸長127mm「タンゲ LN3922CカートリッジBB」ワーサイで扱い終了

www.worldcycle.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000053404
2090円→1734円
僅か半年でページごと消滅。短期間で消すなら最初から扱わなければいいのでは。
※ヨシダでは普通に扱い継続しているので安心。
希望としてはモノタロウ・カスタムジャパン・リンエイに扱ってもらいたいところ。


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一般車用「JIS68mm」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1078022315
「ママチャリ救助隊」というお店をされている方の書き込みのようです。
ママチャリのハンガー芯は基本的に8種類あります。
シェル幅68ミリ(3)と70ミリ(5)
それにギヤ側の軸長がS37.5ミリ、T39ミリ、U40.5ミリ、R42ミリ
3S、3T、3U、3R、5S、5T、5U、5Rの8種類です。
3Sならシェル幅68ミリでギヤ側の軸長が37.5ミリとなります。
3Rならシェル幅70ミリでギヤ側の軸長が37.5ミリとなります。
左側1の軸長はすべて35ミリです。
上記以外ではベルトドライブ用オクターハンガー用があります。
傷んだハンガー芯に3S、3T、3U、3R、5S、5T、5U、5Rの
いずれかの刻印があると思います。
それを元に後は現物合わせです。^^;)
特に中国製に自転車の場合は、
右のハンガーワンのタップの切り込みが深い?^^;)
為シェル幅70ミリの5が入っていても68ミリの3がぴったりはまったりします。
当然その場合はギヤ側の軸長がずれてチェーンラインが狂います。
ハンガー芯をS、T、U、Rで合わすか、
リヤハブのオーバーロックナットで調整するかは個々に判断をします。
情報提供頂きました。修理経験があり見比べてみたからこそ分かる内容のようです。
世界的にもせめて四角軸のねじ式だけでも規格統一したほうが混乱を起こさずに済みそうに思えるが、
フレーム形状の自由度や完成車メーカーの都合で時期的に入手しやすいかどうかといった判断で
決められているのだろうか。

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スポーツ系のJIS68mmBBなど
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■四角軸タイプのボトムブラケット

▼シマノ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
EはBB共締めFD用型番 Kはチェーンケース対応

■[資料]シマノの四角軸BB軸長

blog.an-giken.com/2009/03/bb-469c.html
何故こんな軸長設定なのか不明だが、左右均等や比例延伸ではない。
こういうことからも「BBは現物合わせが当たり前」とされる理由。

■[資料画像]「K:チェーンケース対応」と「E:BB共締め型」の違い

mystaranbike.hatenablog.jp/entry/20130603/p1

しかし、チェーンラインを大して気にしないなら「何でも付けとけばいい」で
ワッシャー追加やフレーム削りで誤魔化すのだろうが真似しようとは思わない。

一方、厳密に合わせるために何種もカセットBBを試す手間とコストをかけるくらいなら、
カップ&コーンであれば整備して使うか、椀や軸が削れていた場合は同種を探す方向で考えたいが、
それを探す手間も考えると、結局は初期搭載品にグリスアップを行い、
車体を風で倒したりするような停め方は絶対にせず丁寧に扱い、
駆動系にあまり負荷をかけず、出来る限り壊さないように
変速を切り替えて軽く使うという方法を身につけたい。


●BB-UN300の左右椀は【アルミ】(再確認)

シマノ側で仕様変更がなければ「アルミ」。
productinfo.shimano.com/download/pdf/spec/3.2/en
(74ページ)BB-UN300
●左椀:アルミ Left hand adapter → Aluminum
●右椀:アルミ Right hand adapter/(shell) → Aluminum, (Steel)

bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN300.html
アダプター素材: アルミニウム
────────────────────────────────
そもそも「ほぼ見えない箇所のBBの樹脂椀を化粧メッキする意味などない」と少し考えれば分かること。
(スチール系フレームの内部を防錆処理ならともかく、わざわざ"塗装"などしないのと同じ理由)
(自転車部品で樹脂に一部メッキ加工されている物があるのは・・・
 「外7シフター(SL-FT55)」「前方用ライト(ブロックダイナモ・ハブダイナモ)」
 「後方用リフレクター(RR-165-SS3R)」「バックミラー」「サイコンのカバー(VETTA)」程度で、
 いずれも「外から見えやすい」部品のみ)
────────────────────────────────
もしもメッキ塗装風の樹脂椀と思ってしまう人がいれば、
考えられる原因は・・・
▲「軽すぎて金属とは思えなかっただけの勘違い」
▲「意図的もしくは勘違いのまま嘘の流布」
▲「見た目が同じ偽物が流通していて掴まされた」
の3択。


●最下層TOURNEYシリーズコンポのBBもリニューアル(BB-UN300、101)

(中級に近いALIVIOまで変更)
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney.html
■BB-UN300(スタンダード)アルミ椀
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN300.html
■BB-UN300(Eタイプ)アルミ椀
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN300-E.html
■BB-UN300(Kタイプ)アルミ椀
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN300-K.html
但し、
チェーンケース対応
と書いても、「ボスフリーのスポーツ自転車もどき」にシマノBBが使われている車種は恐らく存在しない。

そもそも日本の一般車の多くがJIS:68mmではなくニッチなJIS:70mmという面倒な規格を使っているのが問題。
(2mmを誤差として強引に68mmを使っているケースもあるようだが薦めない)
BBは駆動の要所なのでその部分の質を(シマノ製品内では最下層でも)上げて壊れにくくしてしまうと
メーカーと称する自転車輸入販売代理店的には困るのだろう。


●BB-UN300
noguchi1904.blog109.fc2.com/blog-entry-1202.html
BB-UN26、BB-UN55は在庫終了次第、順次下記2種に代替えとなります。
※野口商会ページに書いているのはEでもK(チェーンケース対応)でもない
スタンダードのようだが、特に注釈もないので検索しないと分からない。

●BB-UN300の実際に販売されている種類

www.monotaro.com/s/?c=&q=EBBUN300
雑な紹介しかないシマノカタログや野口商会ページより
実際の販売店ページのほうが遥かに分かりやすいので置き換え。

▼BB-UN300(クランク取付ボルトなし)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649190
EBBUN300B07X 68x107mm
EBBUN300B10X 68x110mm
EBBUN300B13X 68x113mm
EBBUN300B17X 68x117.5mm
EBBUN300B18X 68x118mm(XL)
EBBUN300B22X 68x122.5mm(D-NL)
EBBUN300B23X 68x122.5mm(LL123)
EBBUN300C13X 73x113mm
EBBUN300C18X 73x118mm(XL)
EBBUN300C23X 73x122.5mm(LL123)

▼BB-UN300(クランク取付ボルト付属)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649191
EBBUN300B15B 68x115mm
EBBUN300B27B 68x127.5mm(D-EL)
EBBUN300C22B 73x122.5mm(D-NL)

▼BB-UN300-E(Eタイプ FD対応)(クランク取付ボルトなし)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649192
EBBUN300EB23X 68x122.5mm(LL123)

▼BB-UN300-K(チェーンケース対応)(クランク取付ボルトなし)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649193
EBBUN300KB10X 68x110mm
EBBUN300KB17X 68x117.5mm
EBBUN300KB22X 68x122.5mm(D-NL)
EBBUN300KB27X 68x127.5mm(D-EL)
※チェーンケース対応とあっても一般車[ママチャリ]向けではない

▼BB-UN300-K (チェーンケース対応)(クランク取付ボルト付属)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649194
EBBUN300KB18B 68x118mm(XL)
※チェーンケース対応とあっても一般車[ママチャリ]向けではない

▼BB-UN300-K (チェーンケース対応)(0.7mm スペーサー付属/クランク取付ボルトなし)
shimano.cycle-yoshida.com/syousai.php?SYOCODE=00649195
EBBUN300KB23XW 68x122.5mm(LL123)
※チェーンケース対応とあっても一般車[ママチャリ]向けではない


●BB-UN101(スタンダード)樹脂椀

bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN101.html
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/altus-m2000/BB-UN101.html

●BB-UN101(Kタイプ)樹脂椀

bike.shimano.com/ja-JP/product/component/tourney/BB-UN101-K.html
BB椀を含む樹脂部分にはグリスを塗らないこと。
ちなみに、BB-UN101はラレー「CLB-S」に使われている。

樹脂素材の「レジン」自体は日々進化しているようなので、
樹脂だからといって強度が低いというわけでもないようだが、
やっぱり安定性能を発揮することを期待するなら金属椀を付けておきたい気はする。

しかし、パスチャーでは未だに2世代前の樹脂椀「BB-UN26」。
低価格自転車ではないので1000円程度の金属椀BBくらい導入すればいいと思うのだが、
地味に利幅を確保させたいのか、余程工場での在庫が余っているのか。
300が標準搭載となる日は来るのだろうか。

※樹脂椀の「BB-UN101」は「野口商会では非扱い」のようだ。




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【廃盤】▼シマノ BB-UN100 スクエア(角軸) 約900円

 ・両側とも樹脂椀でBB-UN26以下の廉価グレード
bike.shimano.com/ja-JP/product/component/altus-m2000/BB-UN100.html

●「BB-UN100」野口商会でも廃盤

twitter.com/noguchi_shokai/status/1336141547637678080
なんかプラ製シェルの弟分がいたような気がしたのは気のせいでしょうか。
#廃番となりました
↑これも具体的な型番を明示していないので分かりにくくて困るが
「BB-UN100」は今度こそ廃盤のようだ。
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【廃盤】◆BB-UN55、BB-UN26

金属碗■BB-UN55  約1500円      シェル幅:68, 70, 73mm 軸長:107~127mm UN54の後継
68 107, 110, 113, 115, 118, 122.5, 127
70 107, 110, 113, 115, 118, 122.5
73 107, 110, 113, 118, 122.5
※68,73=BSA(JIS)70=ITALIAN(ねじ方向の違い)
プラ碗■BB-UN26  約1500円 タイプ:ノーマル、Eタイプ、Kタイプ シェル幅:68, 70, 73mm 軸長:110~123mm
プラ碗■BB-UN26-B 約1500円 タイプ:ノーマル、Eタイプ、Kタイプ シェル幅:68mm      軸長:115~127.5mm
[■BB-UN25 (ダブル・トリプル用)] 約1300円

シマノBBでは68mmや73mmだったり
(たがが2mmということではなくて削らなければ取付できないこともある)
ネジの向きが違うイタリアン70mmがあるので注意。
68mmに削るか、
チェーンケースを残す場合は
73mmにスペーサーを挟んで使う方法も一応ある。


──シェル幅68mm───────────────
●ノーマル
軸長 122.5mm(LL123)シェル幅 68mmEBBUN100B23X
軸長 122.5mm(D-NL) シマノパートNo:EBBUN100B22X
●チェーンケース対応
軸長 122.5mm(LL123) シェル幅 68mm(BC1.37) EBBUN100KB23X
軸長 122.5mm(D-NL) シェル幅 68mm(BC1.37) EBBUN100KB22X

※LL123とD-NLではLL123のほうが若干長いらしいが大差なしらしい。

──シェル幅73mm───────────────
●ノーマル
軸長 122.5mm(LL123) シマノパートNo:EBBUN100C23X




▼TANGE(日本/台湾)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ※丹下精機:タンゲセイキ 代理店はマルイ、東京サンエス(掲載は7922のみ)
■LN7922 約4000円 クロモリ 中空 BBU0150 ●軸長/シェル幅:107/68m、110/68mm、113/68mm、118/68mm、122.5/68mm
 ・アルミ ボディ ・シールドベアリング ・クロモリ 中空アクスル ・233g(110mm)
■LN3922 約2800円 クロモリ BBU0140 ●軸長/シェル幅:110/68mm、113/68mm、118/68mm、122.5/68mm、127/68mm
 ・スチール ボディ ・シールドベアリング ・クロモリ アクスル ・320g(110mm)
[全て68mm]
BBU01400 110mm
BBU01401 113mm
BBU01402 118mm
BBU01403 122.5mm
BBU01404 127mm
(■LN9100 ・・・ チタンボディだが日本未発売のようだ)
(■LN3912、■LN-2012 ・・・  完成車に組み込む安いパーツ?)
www.tangeseiki.com/tangeseiki_news/bottom-bracket.php?page=1&class=4a

▼スギノテクノ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■CBB-AL  約6500円 ハンガー幅:68mm(BSA), 70mm(ITA) 軸長:103, 110, 113, 119 mm(ITA:110mm)
www.suginoltd.co.jp/japan/product_bb_cbbalALL_japan.htm (アルミボディ・軸クロモリ・カップは軽合金)
■CBB-F (たぶん鉄)   約3500円 ハンガー幅:68mm(BSA) 軸長:103, 110, 113, 119 mm (BB-7420)

▼ストロングライト━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ストロングライト JP400
www.trisports.jp/?q=catalog/term/290
107/110/113 JIS/ITA 税別4000円
www.worldcycle.co.jp/item/stl-k-jp400.html
↓実売は約2400円。型番から恐らくアキコーポレーション扱い。
68-107mm (CS-SL-001)
68-110mm (CS-SL-002)

▼TOKEN(東商会)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
www.eastwood.co.jp/lineup/token/bottombracket_isis_drive_square.html
 ●シマノ互換のみ掲載
 ●椀(カップ)の材質は5種全て「アルミ」で共通
 ●ボディー材質は「アルミ:TK838HAL」を除き全て「カーボン」

■TK866TBT

税抜価格 ¥11,000
BBシェル 68mm BSA1.37"×24T
アクスルタイプ JISスクエア(シマノ互換)
アクスル長 103、107.5、110.5、113.5、116、118、122.5、127.5mm
アクスル材質 クロモリ
カップ材質 アルミニウム
ボディー材質 カーボン
ベアリング ティラミックベアリング
平均重量 200g (103mm)

■TK868CT

税抜価格 ¥12,500
BBシェル 68mm BSA1.37"×24T
アクスルタイプ JISスクエア(シマノ互換)
アクスル長 103、107.5、110.5、113.5、116、118、122.5、127.5mm
アクスル材質 チタン
カップ材質 アルミニウム
ボディー材質 カーボン
ベアリング シールドベアリング
平均重量 155g (103mm)

■TK868TBT

税抜価格 ¥16,500
BBシェル 68mm BSA1.37"×24T
70mm ITA36mm×24T(※アクスル長は110.5mmのみ)
アクスルタイプ JISスクエア(シマノ互換)
アクスル長 103、107.5、110.5、113.5、116、118、122.5、127.5mm
アクスル材質 チタン
カップ材質 アルミニウム
ボディー材質 カーボン
ベアリング ティラミックベアリング
平均重量 150g (103mm)

■TK838HAL

税抜価格 ¥3,500
BBシェル 68mm BSA1.37"×24T
アクスルタイプ JISスクエア(シマノ互換)
アクスル長 103、107.5、110.5、113.5、116、118、122.5、127.5mm
アクスル材質 クロモリ
カップ材質 アルミニウム
ボディー材質 アルミニウム
ベアリング スタンダードベアリング
平均重量 214g (103mm)

■TK866CM

税抜価格 ¥4,000
BBシェル 68mm BSA1.37"×24T
アクスルタイプ JISスクエア(シマノ互換)
アクスル長 103、107.5、110.5、113.5、116、118、122.5、127.5mm
アクスル材質 クロモリ
カップ材質 アルミニウム
ボディー材質 カーボン
ベアリング スタンダードベアリング
平均重量 205g (103g)
載せてみたものの、カーボンが使用されているのでトルク管理が気になる上に
BB変更での効果はあまり大きいとはいえないだけに、基本シマノBB-UN55やタンゲLN3922までを使えば十分で、
高価な品こそが正義という信念があるなら別だが、
効果が如実に出るタイヤ回りやブレーキ関連へ優先的に予算を回したほうがいいように思う。



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▼一般車のBB部分を問題視する

ガタつきの直接原因は過剰に転倒を繰り返したり、倒れた上に荷重がかかることでリテーナーが破損することとしても、
根本的な原因はカップ&コーンで最初からグリスを極少量のみしか使わず、過剰なトルクで締め付けていることにもあるだろう。
そういう状態でしか出荷できないようであれば基本的にはカップ&コーンは廃止すべきのように思える。
単に「外れなければいい」として簡単に交換しにくくしているのは
「メンテナンス放棄」している利用者が多いからこその対処法としても、そういうコスト削減方法が適正とは思えない。
一般車でカートリッジBBを採用する車種も少しづつ増えてきてはいるようだがまだ少ない。
しかしカートリッジBBにすれば全て解決なのかというと、やはりそれだけが最善とは言えない。
「適正トルクで組み付け」且つ「定期的にメンテナンスを依頼すること」の重要性を蔑ろにしていることが問題。

(非BAAの安物一般車でねじ部分が歪んでいるのは問題外。
後で歪ませたと思われかねないので購入するその場でグリスアップ依頼をして分解するしかないが、
その対処ができないような店では一体どうするのか。「安いということはそういうこと」と理解しているならいいのだが。)

●BBのガタ

takesno.com/archives/2492
よくある異音の原因の1つであり、自転車を安易に廃棄させる要因の1つでもある。
大抵こういう修理画像で見るのは球を保持している(リテーナー)部分が
ボロボロになっている様子しか見ない。
「自転車でこんなの(リテーナー)あっても壊れるだけだから球だけにしてるよ」という店もあるが、
転動体(球)があるペダルやハブには最初からリテーナーは存在しないことが多い。
カップ&コーンのBBにリテーナーは本当に必要なんだろうかと思う。
個人的には「英式バルブ」や「ボスフリー」のような
「破損を促進する部品」ではないのかという疑いもある。
下記リンクにあるように自動車では一般的でも、
過小グリスと駐輪場での転倒が日常茶飯事の自転車にとっては酷な環境。
最初からBB内にグリスが山盛りになっていれば改善できる話なのかもしれないが
「新車販売が前提でしかない商売」であれば手を入れるはずもなく、
かとってシールドベアリングにすればコストが上がるからか使いたがらない。

www.jp.nsk.com/services/basicknowledge/introduction.html
保持器・・・リテーナー
転動体・・・金属製の小さい球体

●BS車種のカートリッジBB

キャスロング デラックス チェーン・S型モデル
d.hatena.ne.jp/nestam0405/20151101/p1
実物確認で「カートリッジBB」とある。
www.bscycle.co.jp/products/brands/caslong/DS73P62016/index.html
しかし、メーカーページには一切記載なし。
理由を考えたときに
「壊れても交換しやすい」ということを知られてしまうと買い替え需要を削ぐという意味で、
あまり「言いたくない」「知ってもらいたくない」部分だからだろうか。

●BBのガタとは→ブリヂストンとパナのカートリッジBB車種

d.hatena.ne.jp/nestam0405/20160606/
d.hatena.ne.jp/nestam0405/20160607/
BSはエブリッジのH・C・L・U型と、アルミーユとユービツーは
(販売店向け)BS月報によれば「カートリッジBB」とのこと。
(パナはジャンボリーとカラーズ等)

価格の安さとBB破損に期待するのを待つよりも
「組み付け時の手間の削減」を優先した結果なのかもしれない。

部品単価は大量生産で安くなるスケールメリットにも影響されるとして、
いっそ幼児・子供車まで「全車種カートリッジBB」ということにすればいいようにも思うが
クランク勘合部分の細かい違いなどで統一というわけにもいかないのだろうか。

既存車でも問題がなさそうであれば交換してしまうのも手だが
補償的にもメーカー設定外の部品を付けたがる店は少ないだろうし、
分解して付かなくても工賃は発生するので自分用か車種が同じでもなければリスクが高すぎるか。

●安物自転車のBB

prestigebike.hamazo.tv/e6880683.html
ある程度乗っていたら、中のベアリングが消耗して、そんなことも起こるのですが、
安い自転車は、かなり、ド早い段階で起こります。安い!ということはそういう事なんです。
外観も安い作りですが、見えないパーツも安い作りなんですよ~。
ということで、ペダル、クランク回りを外して、今回は安心のカートリッジBBに交換しました。
この場合はカートリッジBBに交換で対処したとあるが、
カップ&コーンタイプであれば
納車前の整備でBB部分のグリスアップをすれば大幅に改善するため、自転車購入店を選ぶ基準の1つにもできる。
それが(例え別途整備料金を払ったとしても)出来ない店で買うということは
「使い捨て」「売りっぱなし」を推奨する店ということは覚えておきたい。

●BBと値段の差

yama105011.exblog.jp/24413219/
ペダルを踏んで回す車体の軸にねじ込んである部品なのですが、最近の安価な自転車はこの部分がすぐに弛んで壊れてしまいます。
新車でもあらかじめ滑らかな回転で壊れにくシールドBBが付いた物が売っています。
写真は営業に使っている自転車です。シールドBBに換えて2年目ですが弛みもなく壊れずに絶好調です。
最終更新:2023年05月07日 12:55