米式バルブ

最終更新:2019.6.16 ●エアチェックアダプターの弱点?
4.14 【解】「構造の理解とその対応」「ポンプヘッドとの相性」追加
4.7 ページ分割


■米式バルブ(チューブ)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

英式から米式へ変換する「エアチェックアダプター」と、米式に関する内容色々。

▲【要注意】英→米に「口金だけ変換」で「虫ゴムはそのまま」

「GIYO バルブアダプター(英式→米式)」
www.monotaro.com/g/01232123/
これは「口金が米式の形状になるだけ」でバルブコアが虫ゴムから変化しないので、
空気圧管理できるようになるわけではない。
エアチェックアダプターと勘違いして購入しないように気を付けたい。

▼米式(American/シュレーダー)


○:メリット
1:英式穴と互換性がある。JIS規定でいえば厳密には若干異なるが問題ないレベル。
2:空気圧測定が簡単。タイヤの質に影響されず判断できる。
3:オートバイや車と同じなのでガソリンスタンドなどで空気入れができるのは非常に有利。
4:交換用の内部部品「バルブコア」も安く手に入る。
5:バルブキャップの装飾可能。
6:部品が少ない(キャップ・バルブコア)・・・リムナット有りのバルブにねじ切りがあるものはシュワルベのみかもしれない。

×:デメリット
1:対応空気入れが必要。→ガソリンスタンドが使えるので暫くは何とかなる。
2:英式に比べやや高め。
3:在庫を持つ店が少ない。店に長期間置いてあるチューブが良いとも思えないので取寄せのほうがマシ。
4:英式に比べ一般車向けチューブに厚みがあるものはない。(シュワルベ スタンダードチューブの厚みも1mm?)
  →サイズによっては分厚いチューブもある。詳しくは■米式チューブ一覧
5:知識がない店に修理を断られる
 しかし、米式バルブの存在すら知らないような店(自転車=英式だけ)には関わらないほうが賢明。
6:空気入れ使用時に空気が漏れる
→「構造の理解&適応力」と「ポンプヘッドとの相性」次第。

★画像で英/米/仏バルブの違いを確認

tanosukelog.net/tire-valve-syurui/
また英式のようにバルブを容易に交換できないので、万が一壊れたらチューブごと交換になってしまいます。
ページ解説は概ね正しいが、この部分は間違い。

■断面図
panaracer.co.jp/products/pdf/manual_pump_17.pdf

(シュワルベ軸の参考画像)
www.worldcycle.co.jp/cabinet/syousai20/swl-10422213-1.jpg

▼シュワルベの米式バルブ用の補修パーツ
www.schwalbe.com/en/zubehoer.html#valve-parts-en
「品番:3610」Valve insert(バルブコア) 
「品番:3601」Rim nut(リムナット)
「品番:6610」Dust cap(バルブキャップ)
●(シュワルベ用の米式バルブコアが必要であればピーアールインターナショナルから直接購入可能)
または、米式用は汎用品をホームセンターの自動車・オートバイ用品売り場などでも簡単に購入可能

■バルブコア
No.9100 1個100円 (日本製) 太平洋工業(PACIFIC) 9100-4 4個で約150円
www.pacific-ind.co.jp/products/car/tire/
(エアチェックアダプターにも米式バルブコアが使用されている)
www.ekouhou.net/disp-A,2012-149738.html

着脱には「虫回し」という簡易工具は必要になるものの、
米式バルブコアは単体で販売されているので
交換は可能であり、チューブごと交換しなければならないことはない。

■米式バルブコア用工具
HOZAN D-13「バルブドライバー」約400円
×www.hozan.co.jp/catalog/Drivers_Wrenches/D13.html
www.hozan.co.jp/catalog/tools/D-13.html
「虫回し」
www.monotaro.com/s/c-92931/
「バルブコア リムーバー」でも見つかるが、上記2点だけで覚えておけば問題なし。


▼ユーザー目線から「米式にすると困ると思い込んでいそうな点」

を改めて書き出すと・・・
◆【困】厚みのあるチューブがない
  一般的なママチャリサイズの26インチWO(26×1-3/8)では
   スーパーチューブ(約1.2mm厚)やストロングチューブもあるが、
   米式ではこのサイズの場合ノーマルチューブ(約0.9mm厚)しかない。
【解】
(1)「チューブそのものから空気が若干漏れやすい」について
   英式米式に限らず、チューブの厚みが薄いほどそうなるのは確かだが、
  「月1回の空気を入れる日という習慣化」が出来ていれば問題にならない。

※デメリットとして「チューブが厚い=チューブが重い」という回転時に必要な力も増えるが
これは更に外周部にあるタイヤの重さも更に大きく差が出るところでもある。

(2)「厚みが薄いと刺さりものでパンクしやすい」について
 厚みがあるほうが有利として差がないことはないとしても、刺さればパンクするのは同じこと。
 しかし、主なパンクの原因としては刺さりものではなく、
 (1)にある「空気を入れるという習慣化」を怠けて起こる「空気圧不足」が原因のため、
 大きな問題とは言えない。

◆【困】今ある空気入れが使えない。
【解】本当に使えないのかよく確認。クリップ部分を外せば米式でも使える。
 ↓ 
 もし外して使える構造ではなかった場合
 【1】米式対応のポンプを新しく買う。
 (計測目盛りのあるポンプ or 計測器単体[タイヤゲージ]+クリップ部分が外せるポンプ)
  ※携帯型は日常用途では使いにくいので必ず普通の形状「フロアポンプ」にすること。
 【2】ガソリンスタンドで許可をもらって使わせてもらう。
 【3】「米式対応の空気入れを(当たり前として)置いている自転車店」を利用。

◆【困】軸にナットがないので斜めになる
【解】取り付ける際の手順ミスか、慢性的な「空気圧不足」が問題。
 要するに「斜めにならないように使い方を改める」ということが先決であって、
 これをバルブを英式にしたからといって解消されるというものでもない。
 ※シュワルベ米式チューブは(小径の特殊な斜め軸のものを除き)全てナット付。 

◆【困】米式チューブの軸が通らない。
 【解】ネジ切りされている米式チューブを使う。(国内品ではシュワルベだけ?)
   (パナレーサー等のゴムで覆われているものは若干軸が太くなる)

    もしくは、リム(車輪の輪っか部分のみ)をアラヤ等の名のあるリムに組み替える。
    (組み換えは前輪・後輪併せて1.5万~2万円程度)
    (単純に穴を拡げることも出来るがリムを加工することは薦めない)

◆【困】自転車店で修理しようとしたら米式だから修理できないと言われた
【解】無知な自転車店には頼らず、知識のある店を選ぶ。
(オートバイや、古くからMTB等に携わってきているスポーツ自転車「も」扱う店など)
 同じ乗り物のオートバイや自動車でも使われているような信頼性の高い規格であり、
 自転車用チューブも存在することすら知らないような知識量に問題があるその店は今後利用しないほうがお互いのため。
  (高額なスポーツ自転車を専門に扱うような店もママチャリ関連を毛嫌いする傾向が強いので避けたほうが無難)

◆【困】米式チューブを在庫している店がない(特にママチャリ用サイズ)
 【解】事前に1本は予備チューブを購入し保管。
(ヨドバシなら送料無料で1本約1000円~)
 「(出張修理店を含めて)持ち込みパーツ歓迎の店」も予め探しておく。
  ※工賃をケチるなら工具を一通り揃える必要がある上、作業ミスをすれば結局2度手間なので
  基本的には依頼したほうが早い。

◆【困】パンク修理が難しくなる?
 【解】チューブに空いた穴を塞ぐ作業は英米関係なく同じ。
  「パンクの原因」と「それに対して的確な対処法」を理解できなければパンクは再発しやすい。
   「自分で簡単に出来ると思っている人ほど失敗しやすくなる」
   出先でもし大穴のパンクをした場合、応急処置だけを施してもらい、
   その後、なるべく早く手持ちの米式チューブを持参して取り付けてもらうのが早い。
   タイヤまで損傷していて、タイヤ銘柄をこちらで指定したい場合、店に預けられる場合は預け、
   出来ない場合は借りられる駐輪場に停めておきタイヤも持参する。

◆【困】空気圧が分からない
 【解】適正空気圧はタイヤによって異なるのでタイヤに書いてある表示を確認。
    ママチャリのような一般車では300kpa(3気圧)であることが多い。
    計測するには「タイヤゲージ」と呼ばれる目盛りのついた計測器を単体で使うのが確実だが、
    フロアポンプに付いている計測器でも目安になる。

◆【困】内部のコア部分の構造が複雑なので埃が溜まりやすい?
 【解】コア部分の構造自体に問題があれば自動車で使われているはずもない。
    埃除けとしては必ず「バルブキャップ」を忘れずに取り付けること。
    ただの飾りではなく防ぐ意味がある重要な部品。
  キャップは削れやすい付属の樹脂キャップではなく、アルミや真鍮製のものに付け替えることを薦める。

◆【困】空気が上手く入っていかないことがあるのは米式だから?
 【解】まず「ポンプの使い方」が正しいかどうか確認。
  次に「虫回し」と呼ばれる工具でコア部分を押しつつ、
   エアダスター等で挟まっているかもしれない埃を飛ばしてから、コアを増し締めして、
  それでも改善しない場合、案外見落としがちなポイントとしては
  「ポンプが壊れている可能性」があるので、他の自転車では使えるのかどうかよく確認すること。
  ※ポンプのホースやパッキンなども消耗品なので、劣化すれば交換する必要がある。
  ※購入して1ヶ月や2か月程度のチューブであれば店の古い在庫品や製造不良品の疑いがあるので
   購入店とメーカーに要相談。

◆【困】米式への空気の入れ方が分からない
 【解】それぞれのポンプによって異なる
大抵はポンプの口を差し込んで「レバーを倒す(または起こす)」と固定される。
レバーの固定後には必ず「シュー・・・という空気の漏れがなくなっていることを確認してから」空気を入れる。
※固定が上手くできていないとチューブ内に空気を送り込む前に空気が漏れて抜けてしまう。

◆【困】空気を入れるときに漏れるなど使いにくい
【解】慣れるしかない
英式にあまりにも長年慣れていると、当然だが米式に変更して即時慣れるはずもない。
逆になぜ1回2回で簡単に使い慣れると思えるのか不思議。

とりあえず、器用ではない人は初回に10回以上
「ポンプ口の取り付け→空気を入れる→手早く外す」(虫回しで一旦空気を抜く)
を繰り返して慣れるより他にない。
※その際にどの程度空気圧の減少があるのかも確認しておくこと。

それでも、どうしても「無駄にポンプヘッドの食いつきが良くて外しにくい」のであれば、
高くても「ヒラメポンプヘッド」を導入するなど、「ヘッド部分が全く違うものを使う」ことを薦める。

自転車店でヘッド部分が違うもの(ホムセン系・パナ・トピーク・サーファス・ヒラメ)が揃っていて、
その中から実際に使いやすいものを教えてもらいながら選ぶことができればいいだけなのだが、
「ポンプなんて何でも同じだろう?」と思っている人に対しての"接客・営業"ができる店など存在するのだろうか・・・。

※もし店に頼んでも
「米式への空気入れが不慣れ」で適正空気圧を管理できないのであれば
その店にはあまり関わらないことを薦める。
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追記:「慣れ」だけでは分かりにくく、投げやり過ぎたので改めて詳細な補足

【解】「構造の理解とその対応」「ポンプヘッドとの相性」
空気入れ着脱時だけでなく、計測時でも若干漏れることを理解し
「0.2気圧(200kpa)ほど多めに充填する」ことと、
「一瞬で手早く外す」ことも重要。

【ポンプに故障(パッキン劣化など)なし】
【ポンプの使い方に間違いはない】としても、
ポンプヘッドには様々な種類があるので着脱しやすいものを探す。

◆「鎖付きクリップを外して使う安物タイプ」
◆「ワンタッチ型(パナレーサー)」
◆「サーファス(GIYO)」
◆「トピーク」
◆「ヒラメ」



  • バルブからわずかに空気が漏れている場合「虫回し(バルブドライバー)」工具を使うか「バルブコア交換」。

■米式バルブコア用工具

www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20070531-Bicycle-Adjust/20070531-Bicycle-Adjust.html
「虫回し(バルブドライバー)」HOZAN D-13 バルブドライバー 約400円
www.hozan.co.jp/catalog/Drivers_Wrenches/D13.html
またはホームセンターの自動車用品コーナー
「バルブコア リムーバー」という名称で小型工具としても存在する。

■バルブコア

英式で言うところの「プランジャー(ムシ)+虫ゴム」(こちらのほうが耐久性は上)にあたる
「バルブコア」 No.9100 1個100円 (日本製) 太平洋工業(PACIFIC) 9100-4 4個で約150円
www.pacific-ind.co.jp/products/car/tire/
★シュワルベの米式バルブコア
シュワルベ代理店ピーアールインターナショナルに
直接「米式のバルブコアのみ」補修パーツとして購入可能。

■参考:自動車にも使われている米式バルブコアの質の違い

sitifukuzin.com/blog/?p=47016
こんな小さな部品でもやはり「安かろう悪かろう」

●米式バルブ軸径とリム穴の互換性について

https://web.archive.org/web/20170818195158/http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/rim.html
(JIS基準では英式向けリム穴が8.2mm)

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12143652187
米式チューブはゴムベース(VAR)であれば軸径が8.7mmで
無理というケースも中にはあるようだが・・・

自分が所有している
「パナレーサーの米式チューブの軸は実測で「8.0mm」
「シュワルベの米式チューブの軸は実測で「7.6mm」
なので何ら問題なし。

手持ちの
「アラヤの 27インチ”ステンレス”リム」
「JISマークのある”ステンレス”リム」
どちらもパナレーサーの米式チューブ「軸径8.0mm」は普通に取り付けられたので互換性がある。

数値上ではなく実際に使っているということが証明になるが、
他のメーカー(または製造時期によっても?)バルブ軸が太いことも考えられるので
余裕をもって使うなら最初から(今ではネジ切りされている軸はシュワルベしかないので)
シュワルベの米式チューブ一択ということになる。

●空気圧を知る意味

panaracer.co.jp/products/faq.html#tab01_01_05
Q5 なぜ空気圧を測ることが大事なのですか?
A 通勤・通学などに多く使用されている
いわゆる「ママチャリ」仕様の24~27x1 3/8のタイヤなどは
200kPa(2kgf/cm2)以下の低圧で使用すると、
異常な摩耗やひび割れを生じバーストを起こしたりして重大事故につながりたいへん危険です。

仏式バルブや米式バルブは、空気圧ゲージのみで測定可能ですが、英式バルブの場合は空気圧ゲージの付いたポンプが必要となります。
これは不正確な説明。
シュワルベの英式バルブコアと専用計測器については他社製品且つ直近の競合相手なので言えないとしても、
少なくとも英式バルブでも「虫ゴム」では正確な値を出せるとは言えない。
正確には
英式バルブの場合は「エアチェックアダプター」で米式化することで空気圧ゲージの付いたポンプや空気圧計で測定ができるようになります。
と書いていなければならないはず。
この項目で自社製品のエアチェックアダプターの説明をしない理由は不明だが、たぶん忘れているだけだろう。

panaracer.co.jp/products/manual.html
空気の入れ過ぎや低圧使用はタイヤの破損やバーストの原因となりたいへん危険です。
空気圧のチェックは必ず走行前に行い、 タイヤ側面に刻印されている「標準空気圧」または「推奨内圧」に従ってください。
※米式または仏式バルブはそれぞれ専用ゲージで測定可能です。
虫ゴム式の英式バルブは正確に空気圧を測定できませんが、
当社エアチェックアダプターをご使用いただくと測定できるようになります。

●一般車の標準的な「300kpa」という基準の空気圧を知るために

習慣づけが出来るかどうかはともかく、入れすぎ・少なすぎを防ぐ意味で空気圧を測定することを強く推奨する。
(「手で押して判断すれば十分」というのは、握力が老若男女で千差万別ということを一切無視した
全てのタイヤの硬さを熟知しているプロのみに通用する言葉)

 【1】(英式専用)ポンプ(空気入れ[以下ポンプ])を所有している場合
 ・トンボ口クリップが外せない = 英式バルブ専用ポンプであれば【合計 約3000円ほど】
  「シュワルベ 英式バルブコア(PRインターナショナルから直接購入で約100円)」
  +「専用の計測器(AIRMAX PRO エアマックスプロ)通販ショップ送料込みで約3000円程度」

 【2】(米式対応)ポンプを所有している場合
 ・トンボ口クリップを外せる = 米式にも対応している【合計 約1500円】
 ■英式を米式に換装
 「パナレーサー エアチェックアダプター「ACA-2」(ヨドバシで送料無料で約500円)」
  +「エアーゲージ(amazon等で約1000円)」(オートバイや自動車向けの商品だが使える)

 【3】ポンプを所有していないので新しく購入したい
 (+空気圧を別の計測器で測るのが面倒であれば)【合計 約3000円ほど】
 「パナレーサー エアチェックアダプター「ACA-2」(ヨドバシで送料無料で約500円)」
  + ポンプにエアゲージ機能があるポンプがパナレーサー等から約2500円~

 ▼エアチェックアダプターが重い・邪魔・見た目が好みではないという場合
 「米式チューブ」約1000円
 ↓ 
 +(ポンプがなければ)→「ポンプにエアゲージ機能があるポンプ」約2500円~
 または
 +トンボ口クリップを外せる(米式にも対応している)ポンプ(約1000円)+「エアーゲージ(amazon等で約1000円)」

 +(ポンプはあるが英式専用)→「ポンプにエアゲージ機能があるポンプ」約2500円~

▲米式化を断固拒否する場合は英式専用のポンプだけでは空気圧を測れないので・・・
(そもそも基本的には標準的な英式バルブ(虫ゴム)ではまともに空気圧を計らせてくれないので
 空気圧計付の英式専用バルブというのは存在しない)
【1】のコア交換と専用計測器で約3000円
他には、MPプランジャー型のスーパーバルブと空気圧計付ポンプを買うとしても同じくらいの値段は必要になる。

■ポンプを買わない・持たない主義
英式バルブが良ければ「必ず近所にあるとも限らない上に
定休日の場合もある英式バルブのみを推奨する自転車店」を頼りにする。
または、
「エアチェックアダプター」または「米式チューブに交換」で「米式化」した上で、
(スポーツ自転車も扱うのであれば当然常備されているはずの「米式対応ポンプのある自転車店」だけでなく)
「ガソリンスタンド」での空気入れも可能。(必ず使用可否を確認すること)

 【2】のトンボ口を外せるポンプを既に持っているなら比較的安く揃えられるので
 まだ自転車の”一般的な基準となる300kpa”の空気圧の重要性を知らない人達に広くオススメしておきたい。


●一般車(ママチャリ)の英式は米式へ変換/交換すべき

パンクの原因・乗り心地の改善には「空気圧」が非常に重要。
大抵の一般車には慣例で英式(虫ゴム)が使われていて、空気圧が測れず劣化もしやすいので問題。
そこで、
繋ぎで米式変換できる「エアチェックアダプター」を使いながら、
チューブ交換時にはリム穴に互換のある「米式チューブ」に交換し
最低月1回きちんと空気圧を測りながら入れるクセをつけることを薦める。
キャップをせずに泥が詰まって空気が抜けやすいというのはバルブ形状以前の整備不足の問題。
虫ゴムのほうが修理しやすいとか、「無整備でも修理しやすい」というのは自転車店の都合に過ぎない。
英式を使い続けるということは、適正空気圧を理解せず、空気圧不足を起こしてパンクしやすくする
または空気を充填しすぎてタイヤのひび割れを促進させたり破裂を誘発する可能性も高くなる。
結果的に自転車店に貢献したい方、腿を太くするために無駄に疲れやすい高負荷筋力トレーニングをしたいなら話は別。


●エアチェックアダプターの弱点?

レビューなどを参考にして不利な点を挙げるとすれば・・・

■「どうせ米式チューブに交換するならすぐに交換すればいい」
●解決法:自分に「スキルと工具と時間があるなら」交換
米式チューブに交換するとして、店に頼むとしても当然お金がかかる。
そして、まだ使える英式チューブをどうするのかということになる。
オークション等に出品するのも発送するのも面倒であれば、2か所くらいパンクするまでは
エアチェックアダプターと空気圧計によってチューブをボロボロにすることなく
使い続けることができるのが最大のメリット。

「数値を目で見て理解できることに慣れる」とか
「米式の使い勝手を理解してもらうための一歩」として非常に有効な手段。

この間に「米式バルブに対してあまりにも不寛容な自転車店の態度に疲れた」
「不器用なので何十回試しても米式口への空気入れの使い方に慣れない」
「数値が見えるので逆に過度に神経質になってしまう」
といったデメリットが見えてくれば、その時には「MPプランジャー」や
「シュワルベの英式バルブコア」への変更も考える。

とにかく「虫ゴムのほうがいい」とは思わないこと。
「劣化が早い」「空気入れのときにポンピングが重い」というのは避けられない。
※熟練者の「虫ゴムでも状態が把握できるので問題ない」という常套句は不慣れな人にとっては罠。

■「ホイールバランスが崩れる」
一般的な使用状況で深刻な問題に発展する可能性が低いので考慮しない。
(●解決法:気になるならホイール反射板の増設で調整すればいいのでは?)
一般車でホイールバランスを気にするくらいなら
「サドルとハンドルの高さ調整」「タイヤ選び」
「チェーンへの"適切な"清掃&注油」「長時間駐輪時のカバーかけ」等を
気にするほうが遥かに意味があるといえる。

■「ポンプヘッドとの相性問題」
 ・ポンプを外置きしていて壊れている
 ・ポンプのパッキンやホースが劣化
 ・そもそも使い方が間違っている
ということがなくても、ポンプヘッド部分との相性で
上手く空気が漏れないように収まらないこともあるらしい。
●解決法:店を巡って使用可能な様々なポンプ(ヘッド)を試してみる。

■「バルブ軸穴との相性問題」
個体差なのかそのチューブ銘柄特有の問題か定かではないが、
プランジャー(ムシ部分)を外したあとにエアチェックアダプターを取り付けても
隙間があって空気が漏れてしまうことがあるらしい。
●解決法:これだけは残念ながら米式チューブに交換するしかない。

■(12と14インチ?)小径車ではバルブ軸が長くなって空気入れできなくなる
●解決法:「ポンプヘッドに延長アタプターを取り付け」
もしくは「ヒラメポンプヘッドの横型」や類似品まで取り付けて使う気はないとすれば、
最終手段としては米式チューブに交換。

■イタヅラに遭いやすい?
●解決法:「タブルナット」で簡易的な防御は可能。
但し、地域か私怨かで採るべき対応は異なるが、
あまりにも酷ければ駐輪場所を変えるか自転車を使わないという選択肢しかない。

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●関連:「リム穴との相性問題」
もともと英式チューブが使われている自転車に
米式チューブ(ゴム軸)を買ってきて取り付けようとしたときに、
「リム穴」に、その米式のバルブ軸が通らない」ということもあるようだ。
それを防ぐには「軸がゴムで覆われていないシュワルベの米式チューブ」を
買って備えるしかない。
※一昔前は国内の別のメーカーでも
ゴムで覆われていない米式チューブを扱っていたところもあったが、
現在はシュワルベのみのようだ。
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●もしも(エアチェックアダプターを含む)米式バルブ・チューブだけになると・・・
ガソリンスタンドで借りる人の中に
「モラルが低い人がいる(多い)地域では」借りられなくなる可能性がある一方で
現在英式専用のコイン式のエアスタンドが米式専用になり、
ホームセンターや量販店から英式対応ポンプが消え米式対応ポンプのみになり、
自転車店でも一般車用の在庫チューブは米式のみとなり
米式の空気入れの使い方に慣れた人だけになるので
「使い方に慣れず困る」という人は居なくなる。





●エアチェックアダプターの耐久性?

blog.bambusaceae.net/?eid=80
保管状態不明なので一概には言えないが3年でチューブを交換するまで使えたようだ。

●米式化したら

オートバイやクルマと同じ形式になるので、自動二輪ショップやガソリンスタンドでも
無料~1回100円程度でも払えば充填できるとは思うが、
自分に最適な適正空気圧内でのピンポイントの数値を探るためにも
ポンプも交換しておくといいだろう。

●日付を決める

月3回は小径(親子乗せ含む)や、クロスバイクで比較的長距離で使用頻度が高いなら必要。
一般車のスローパンクしていないチューブで近距離移動であれば月1でも十分にも思えるが、
やはり直射日光に当たる屋外や軒下保管でタイヤ・チューブが劣化しやすい状況では必要かもしれない。

●適正な空気圧は?

★一般車(ママチャリ)タイヤの標準空気圧は「3気圧」が目安
一般車(ママチャリ)の基本空気圧は乗車人の体重65kgで300kpa=3bar=3気圧が基準。
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BWXの場合そもそも英式チューブなので通常測りようがないのに空気圧設定をきちんと書いてある不思議・・・。
いや、一般自転車でもタイヤに指定空気圧は通常書いてあるはずなので変でもないが、
こういうレベルでもないとまともにこういう詳細スペックを載せてないのだから
「空気圧って何?」と思われても無理は無い。
米式チューブ自体への交換は大変でもないので
「書いてある数値の意味が分かる人は交換してください」ってことなのだろう。
────────────────────────────────────
▼クロスバイクなど、他の車種の場合
タイヤ側面に記載されている空気圧を必ず確認!
「範囲の記載があれば」範囲内で空気を充填する。高ければいいというものでもない。
(地面の衝撃を拾いやすくなる、高圧すぎればリムからタイヤが外れやすくなるなど)
「標準値であれば前後+1気圧くらいまではOKと見る」
▼※要注意「数値が最大値の場合」※
「最大値(MAX---kpa,MAX---psi)の場合はあまり参考にならない」と見るべきで、
特にそのタイヤを取り付けているリム(輪っかの部分)自体が、無名で検索しても全く分からないような
シングルウォールのリムであればなおさら、
500kpa=5bar=5気圧以上の高圧を充填するのは、信頼性の点であまりオススメしない。
とにかく、最適な性能を発揮するためには空気圧の確認は非常に大切ということを覚えておいて欲しい。


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★「虫ゴムを使わない」米式化して空気圧を測る

パナレーサー「エアチェックアダプター」関連
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★英式→米式へ簡易変換「エアチェックアダプター」に交換で空気入れ時に軽く+空気圧管理も可能に!

動画■www.youtube.com/watch?v=W2QzjenHexc

●エアチェックアダプターの使い方の動画解説(2)

www.youtube.com/watch?v=o12RtV_Rdi8
数値で確認済みの300kpa充填後に手の感触で「結構硬め」という感想。

(シュワルベのコアと専用計測器で計測しない)英式
+雑な感覚で結構硬めになるまで入れたとしても「不十分」ということにもなりかねない。

上限にしても例えば100kpaまでなら余裕があるとしても
タイヤの硬さやその日の体調や気分や気温湿度などでの基準が分からない以上は
アテにならないので英式(特に虫ゴム式)自体を使うことは避けたほうが良い。



★panaracer「ACA-2 エアチェックアダプター(バルブ変換アダプター)」2個 JAN:4931253202421

  解説■blogs.yahoo.co.jp/nobuaki_com/51838447.html

↓上記商品に空気圧の目安のキャップが付いたもの

★panaracer「ACA-2-G エアチェックアダプター(キャップゲージ付)」2個 JAN:4931253202438

緑:300kpa以上・・・空気を入れる必要なし
黄+緑:240kpa・・・余程急いでなければ空気を入れる
赤+黄+緑:220kpa以下・・・空気を入れる

取説画像(シルベスト)item.rakuten.co.jp/silbest2/10007610/
※ゆっくり締めすぎると空気が漏れるので注意。
▲但し、簡易変換であり部品点数も多いので、
「米式チューブ」そのものに比べると個々の部品耐久性が劣ると見ていいだろう。

●エアチェックアダプター取り付けと使用感(ACA-1)

goma514.blog.so-net.ne.jp/2011-06-05
そして、ただ空気を入れるだけと思ったらすごく軽い。
空気が漏れてるのかと思うくらい軽い。
米式ってこんなに軽いんだなあ、最初からチューブ換えていればよかったくらい軽いです。
弁を開いて固定してから空気入れてるので当たり前といえばそうなんですが。
英式だと虫ゴムで常に栓をしている状態なので全然違いますね。
現行品はACA-2だが構造は同じ。
空気入れが軽くなるという点ではスーパーバルブやシュワルベの英式バルブコアでも同じ。

●エアチェックアダプターのレビュー

www.yodobashi.com/community/product/100000001001586320/review.html
爺さん婆さんによる個人経営な自転車店だと
コレを取り付けただけで整備出来ない!
とか言い出す事もあります。
使い方の分からなさを製品のせいにして拒否するというのは如何なものかと。
こういう店が「プロ」を名乗っていないことを切に願う・・・。

もともと適正値をかなり下回った気圧で乗っていたことに気づきました。
適正気圧付近まで空気を入れるととても軽快になり、機材の真の性能を知ることができるのでおすすめです。

これまで、タイヤを押した時の感触で、空気圧を判断していました。
私の場合、入れ過ぎていたようです(チューブが膨らみ過ぎて、タイヤがボコボコになったこと有り)。
今回、英式バルブから当アダプタに交換することで、空気入れ付属の圧力計でも真値に近い圧力が見えます。
適正圧の範囲がタイヤに記載してありますが、実際に空気を入れてみると意外にこの範囲が狭く、
調子に乗って、何回も空気入れをついているとすぐにオーバーすることが判りました。

もう装着してから2年が経ちましたが、問題ないです。
もう英式を使うことは無いでしょうね。
保管状況にもよるので、自転車にとって最悪の環境に近い「海沿いで潮風を常に浴びる」「年中野ざらし」でも
他の人が絶対に2年使えると信じ込んでしまうのも期待しすぎに思える。

完璧な商品というわけでもないので、デメリットに関しても感想はあって、
●重くなるのでホイールバランスが悪くなる
●子供車のような小径ではポンプ用のL字が必要になる
●ポンプとの相性なのかポンプ口が外れにくい、どこまで締めればいいかわからない、空気が漏れる
といった内容もあった。
「エアチェックアダプター部分を、緩まないように抑えつつポンプ口を外す」という
ある程度「慣れ」が必要な点がないとはいえないので、その注意は必要かもしれない。
最後の空気漏れに関してはキャップゲージなしは1回取り付けてしまえば
そう簡単に漏れるわけでもないはずだがポンプ着脱時のホースのエア抜けのことなんだろうか。

●エアチェックアダプターの店の認知度の一例

www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1KAKHO234FJBP/
今までバルブ(空気を入れるトコ)に英式と米式があるとか、自分の自転車が英式とか、全然知りませんでした。
なので、ホントに使えるか心配でネットではなく対面で買おうと、
近所の部品に詳しそうな自転車屋さんと東急ハンズの自転車部品売り場係に聞いてみましたが、
どちらもこの製品の存在さえ知りませんでした。
そして「英式から米式に替えるのはとても大変なことだ(またはムリ)」と言ってました。
もう少し勉強しなさいよ、プロなんだから!
自転車専門店でもない雑貨量販店のハンズ店員であれば知らなくても仕方ないが、
プロを名乗っているであろう自転車屋の店員がパナレーサーのサイトを1回でも全て目を通したことすらないのだろうか・・・
そういう認知度であれば、
英式から米式は無理というのは「JIS規格から見れば厳密に言えば互換性があるというわけでもない」という意味ではなく
「英式=一般車用規格と、米式=旧来のMTB向け規格だから全く互換性が無い」と思い込んでいるのだろう。
(逆に、知っていても黙っていないと修理のネタを減らすので絶対に認めたくないというところもあるかもしれない)

それと、空気入れは米式バルブに対応したものが必要となります。ないなら買わないといけません。その代わり空気入れが楽です。
「今あるのが英式専用の空気入れであれば(買い替える必要がある)」ということになるが、
古い空気入れでもトンボ口(クリップ部分)に鎖がついているようなものなど、外せるものは少なくないので、
(ホース等が劣化していて交換もできない物でなければ)わざわざ買い替える必要はないということを広く知ってもらいたい。
※空気圧計は安いものでは1000円未満からあるが、基本的にはガソリンスタンドで空気圧調整するほうが早くて正確。

www.yodobashi.com/community/product/100000001001586321/review.html
ACA-2-Gで測ったところ、タイヤを指で押さえて凹まないほど固くても、標準空気圧(300kPa)に達していないのが判明。
何十年もずっと空気不足な状態で乗っていたと気づいた。

「ずっと標準空気圧を下回っていた人、反対に入れすぎていた人」
「接地面の長さや触っただけ」という管理方法では不十分というのが分かる。
「年齢性別問わず人間の握力が常に一定」、
「タイヤの質や種類の違いはなく硬さは全て同じ」はずもない。

店でも「雑な管理でも何となく空気が入っていればそれで十分パンクリスクは減らせる」
という意味で
「習慣づけのために英式バルブでも構わない」というのも分からなくはないが、
「どのくらいまでなら一般車のタイヤで標準的な300kpaよりも超えてもいい範囲なのか」ということを理解してもらうためにも、
どうせなら「しっかりと管理する快適さと楽しさ」というものを広めるためにも
米式チューブ化という選択も視野に入れた提案をしてもらいたいと願う。

●エアチェックアダプターで適正空気圧を判断する

yama105011.exblog.jp/25725225/
ゲージは英式バルブでは正確に測れません。
問屋さんに高級なポンプなら測れると言われたのですがやはり無理でした。
バルブの構造上チューブ内の気圧とポンプゲージが同調できないので量れません。
使い古したスーパーバルブだと同調しましたが基本的には不正確です。

英式バルブもこのアダプターを使う事で空気圧を測れるので一旦バルブを交換して空気を入れ、
触診で固さを覚えて対応するようにしています。

一時的に適正な硬さを確認するために使うようだ。
そのまま恒久的に取り付けるか、チューブ交換時に米式チューブ化すれば手っ取り早いのだが
色々な理由でそうもいかない場合もあるのだろう。

●エアチェックアダプターでもダブルナット

blogs.yahoo.co.jp/zitensyaya/47704271.html
何件の店が関わっているのか定かではないが、
パッチ貼りと空気ミハル君部分のリムテープの貼り方は問題があるとはいえ、
(空気ミハル君自体の構造上の問題もあるが、リムテープを剥がすのは準破壊工作に等しい行為。むしろリムテープでの補強が必要)
(参考:ameblo.jp/cycle-plus/entry-12165293747.html)
重ね張り自体は単に「補強」以外の意味はないだろう。
しかし、リムバンド(ゴムバンド)自体安い上に、長期間使うものでもないので
(タイヤ交換時に限らず)チューブの交換時でも躊躇なく捨て去って
ズレにくいように、その「貼り付けるリムテープだけ」に交換べきだとは思うが・・・。

推奨したいのは記事内では全く触れない「米式化」できるエアチェックアダプターに関すること。
通常の英式バルブでもイタヅラ防止でダブルナットにすることがあるが、エアチェックアダプターでも可能。
緩みにくくできるので空気入れのときに便利という点でもオススメできる加工かもしれない。
自転車屋に行けばナットは余っていれば中古品から無料~50円くらいで譲ってもらえるはず。
取り付ける場合の工賃は500円程度が目安だろうか。
(このくらいの作業であれば工具を自分で用意して取り付けられるようになって欲しいとは思うが・・・)

■いずれ米式チューブに交換を推奨

これで空気圧も測れるが、常時取り付けしポンプも交換するなら
キャップの損傷やイタヅラを考えると米式チューブにしてしまったほうが良いが、
例えば、24インチママチャリ向けタイヤ(24×1-3/8)の米式チューブは
(2015年6月現在)「BBB、IRC、サギサカ、シュワルベ」、
26×1-3/8、27×1-3/8向けにも米式チューブはあるが数は少ない。
▼ホダカ(INOVA)の米式チューブは廃盤のようだ。
www.geocities.jp/taka_laboratory_3/20070614-A-valve/A-valve.html
無加工ねじ切り有りのものはシュワルベのみなので競合相手として残って欲しかったが・・・。

●米式チューブに交換する場合

空気圧の確認を怠り、空気を入れをサボってバルブ軸付近が損傷するというのは
「使い方の問題」であり、米式チューブ自体の耐久性とは無関係。
「リムが3流品でバルブ穴の縁が鋭利な状態でバルブ軸付近が損傷」の場合は、低級なリムが原因
+確認した上で処理を行えば防げるため「交換時のリム穴の確認不足」でもある。

─────────────────────────────



●バルブ軸がゴムで覆われている米式チューブの損傷

star.ap.teacup.com/flatout/2198.html
米式のバルブは仏式や英式と違って、バルブを止めるナットがありません。
このような軸部分の損傷を防ぎたいのであれば「シュワルベの米式チューブ」を使えば済むが
米式チューブ自体の扱いが少ないと思われるため、どうやら存在を知らないようで触れていない。

空気を入れるときにあまりひねるとこうなってしまいます。ご注意を!
「慢性的な空気圧不足」でもチューブがズレて似たような状態になると思われるが、
その場合は英式でも仏式でもバルブベース付近が亀裂損傷するだけの違いなので大差なし。

そして、この場合「使い方の問題」なので、製品特有の問題とは思わない。
(例:タイヤを早期損傷させた大きな原因が
「急ブレーキを多用していたこと」にもかかわらず、製品の問題にするようなもの)

軸に「貼り付けるタイプのリムテープ」を1周巻いて補強しても気休め程度か。
リムのバルブ穴に「バリが残っていたり、研磨不足で鋭角になっていれば」
それを手直しするとある程度改善できる場合もあるかもしれない。

●米式チューブのゴム軸から空気漏れとその対策

igarashishigeru.web.fc2.com/index00.htm
結局シュワルベのチューブに交換して解決したとあるが、原因はどこにあったのだろう。
製造日からの使用期間も不明なのでよく分からないがトレックの純正とある。

【1】リム穴の縁処理が微妙で鋭角になっていた?
とすれば
「バリ取りナイフ」www.hozan.co.jp/cycle/catalog/head_fork/K-35.html
「金属ヤスリ」などで処理をする必要がある。

簡易的な対処としてはコットンリムテープを使えば
空気充填で若干上がって縁の保護になる。

【2】使い方?
バルブ軸を破損させないように使うことが難しいほどの状況として
「空気入れの頻度が少なくチューブが前後に暴れて破損した」とか
反対に「空気入れの頻度が多すぎてバルブ軸に影響が出た」というより
↑の記事にあるように、空気入れの時にバルブ軸を過剰にリム穴に押し付けるような
誤った使い方をしていた可能性がもっとも高いのかもしれない。

バルブベース付近の裂傷ということなので、
常用空気圧が過剰に高ければリム穴の縁に当たる力も増えるが、
計測しつつ空気充填していたなら考えにくい。

【3】パーツクリーナーのようなケミカルが付着?
誤ってリム付近まで飛び散ってしまっていれば局所的な劣化を促進したとも考えられる。

ここまで削れていると元々チューブ自体に不良があったとは考えにくい。
1~3の状況ではなくても起こるなら原因不明。







●便利な米式も理解していない人には邪魔モノでしかないという

cycleserviceo.blog.fc2.com/blog-entry-94.html
「何故だか車バイクと同じ米式バルブが付いていて不便だ」
同じであるメリットが理解できず、ガソリンスタンドで空気入れが出来る便利さをたぶん知らないのだろう。
(この近所のガソリンスタンドだけ地域的に自転車お断り?)
必ず近所にあるとも限らない自転車店などでの英式ポンプのほうが便利という感覚のようだ。
また、家のポンプがあれば本当に米式非対応なのかどうか確認する気もないのだろう。
「空気圧を分かりやすく測れる」というメリットと意味が浸透していない現状では
こうした自らユーザーにとって不利益を受け入れることになってしまう。
(数多の店にとっては英式(虫ゴム)で空気圧管理してくれないほうが嬉しいのかもしれないが)

●米式の使い勝手が悪いという根拠が不明

cycleserviceo.blog.fc2.com/blog-entry-209.html
車やバイクと同じ米式バルブなので使い勝手も悪かった事でしょう。
自動車等と同じで困る理由は何なのだろうという素朴な疑問。

米式=使い勝手が悪いとは書いているが、一体「何がどう使い勝手が悪いのか」分からない。
もし、問題があるのであれば具体的にどのようなデメリットがあるのかを明記してもらわないことには
「量販=技術も,(組み付けではない)車種自体も、全て致命的な欠陥がある」かのような
「決めつけ」でしか判断できていないように思える。

もっと穿った見方をするなら
▲「米式で空気圧をまともに管理されてしまうと故障が減るので困る」
▲「英式の特徴である”劣化の早い虫ゴム”のほうが故障しやすくて助かるから」
という見方もできる。

「タイヤに標準空気圧が300kpaと表示されていても、英式の虫ゴム式では通常その300kpaが分からない」
でも英式の虫ゴムのほうが修理店感覚では都合が良く便利ということになるのだろうか。

一方で、(主に量販店嫌いの理由から)
空気圧が分かりにくい厚みのある「パンクしにくいタイヤ」を否定する傾向があり、
矛盾しているように思えて仕方がない。
「まともに空気圧管理して欲しい」のか「まともに空気圧管理されると困る」のか。

「米式は普通の英式の虫ゴム式と比べて空気圧を測りやすいので便利」
「米式は普通の英式の虫ゴム式と比べて(         )不便」

1■英式専用のポンプは使えないので
 ・ユーザーの家には本当に「英式専用口」のポンプしかないのかどうか
 ・「英式専用ポンプしか持っていないような普通ではない自転車(修理)店でのみ」空気を入れる習慣があったのかどうか

2■「(この修理店では)修理のときに英式のほうが
(修理時の手間もかからず、チューブの取寄せもせず)に楽だから」だろうか?
既存の雑多な店でも通常在庫しているであろうケースが多いので利用価値があるというのは分かる。
(米式に対する理解度が低い店が多い裏返しでもある)

3■周辺店の事情によって
むしろ逆に親切心から、修理減らしになるような部品は困るとして、
極端に米式に拒絶感のあるような自転車(修理)店しかないような特殊な地域のために
「そういう店に関わらないように注意喚起を促してくれている」という可能性もある。
そういう事情であれば
「他では分かりませんが、こちらの周辺地域事情では
近辺の自転車店に持ち込むと修理以前に毛嫌いされて修理受付さえしてくれない傾向が強いので
已む無く英式バルブを推奨しています」とするのは分かる。

その場合・・・
(エアチェックアダプターでは米式化なのでやはり同じとして)
日本製のMPプランジャー(底ゴム式のスーパーバルブ)、またはシュワルベの英式バルブに交換するのが
本当の意味でのユーザーのためになる修理に思えるが、
やはり「修理が減ると困る」という営業方針や、
「とにかく説明を全く受け入れようとしない(理解できない)上に、
”絶対に1円でも安く修理してくれ”という客しかいない」
というのであれば渋々虫ゴムをつけざるを得ないのも頷ける。

しかし、そもそも今まで米式チューブを使っていたのであれば、
トンボ口の外せる米式口のあるポンプも所有していて
使い方も把握していると考えるのが自然に思えるが・・・。
そう考えると、在庫を持たない店が多いであろう理由から
2■が最大のデメリットということになるのだろうか。

※厚みのあるチューブがラインナップされていないということについては
チューブ全体からの空気の漏れは低減できるとしても、重さのデメリットはある。

国内大手の自転車販売メーカーになぜ未だに英式チューブ?と問い合わせても
「慣習」以外のまともな返答を出してもらえず、
否定されるとしても納得できる理由を今のところ見たことがないだけに、
反射のような感覚で否定されても
これが一般的な自転車店の感覚なのだろうか・・・と思って空しさを覚える。

生業とする人でも「たかが一般自転車(ママチャリ)ごときにグダグダと」いう感覚なのだろうかと。

▼一方で恐らくMTBと思われる車種の米式バルブ
www.facebook.com/konanrescue/posts/1467802329910330
前輪のパンク水調べですが圧を上げて調べましたが穴は開いていませんでした、
米式バルブなのでバルブの劣化もありません、
可能性としてはバルブにごみが入ったのかも分かりませんのでバルブの掃除もしておきました
「塵や埃が詰まって空気漏れが起こる?」または「バルブコアの緩みで空気漏れ?」
というのを問題点とするにしても、自転車に対して気を使う
=日常点検ができているのであれば特に気にするほどでもないかと。

しかし、英式のほうが便利という感覚の店からすれば、
こういうMTBと思われる車種でも英式チューブに交換するのだろうか。

●ナットがないゴムで覆われている米式バルブのデメリット?

米式の場合、(現在ではシュワルベ以外)パナレーサーなどの「バルブ部分がゴムで覆われているもの」は
「空気入れ口の固定時に片手で固定しようと押し込むとリム内側にバルブが沈み込んで固定しにくい」
というのがデメリットになるだろうか?
「バルブ軸を掴みながら差し込んで固定する」ということに慣れれば済む話でもある。


●パナレーサーのweb掲載品の中で英式専用ポンプに該当するのは・・・15種類中で僅かに2種類のみ
米式が不便だという根拠の1つに挙げたいであろう「ポンプ」の対応可否。
現行品と思われるポンプ一覧が掲載されているページの左上から順番に確認。
1:BFP-02AGEZ-S・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
2:BFP-PSEZB1-S・・・【英のみ】
3:BFP-N02AGF-S・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
4:BMP-N21AGF2-S・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
  BMP-N21AGF2-B  〃
5:BFP-04AGA-R・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
  BFP-04AGA-W   〃
  BFP-04AGA-Y   〃
6:BMP-20AGA・・・米・仏【英式は非対応】
7:BFP-ANAS1・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
8:BFP-PGAB1-LH・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
  BFP-PGAY1-LH   〃
9:BFP-PTAB1・・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
10:BFP-PSAB1・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
  BFP-PSAR1  〃
  BFP-PSAY1  〃
11:BFP-SGTW1・・・英・米・仏(英式はクリップ、仏式はアダプタで対応)
12:BFP-STJW2・・・英・米【仏式は非対応】
  BFP-STCW1  〃
13:BFP-SSJW1・・・【英のみ】
  BFP-SSCW1  〃
14:BFP-AMAS1・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
15:FTP-BKG-S・・・英・米・仏(英式はクリップで対応)
  FTP-YBG-S 〃
「2種類」しかないポンプが主流とはとても言えない。

www.bscycle.co.jp/products/option/pump/
ついでにブリヂストンのポンプを見ても
1:PM-G46.A・・・英式、米式、仏式バルブ対応
2:PM-BST3・・・英式、米式バルブ対応
3:PM-SPH・・・仏式・米式バルブ対応
4:PM-SPL・・・仏式・米式・英式バルブ対応
5:PM-SP56・・・英式、米式、仏式バルブ対応
6:PMSP81.A・・・仏式、米式バルブ対応
7:PM-GM06・・・英式、米式、仏式バルブ対応
8:PM-SPP43・・・仏式、米式バルブ対応
9:PM-006P・・・英式バルブ対応
9種類中で僅かに1種類のみ
上記以外に樹脂製ポンプ [PM-501] が英式専用として売られているところもあるが
現在のポンプのページに非掲載ということもあり、さほど売る気はないのだろう。

※仏式対応のポンプがあれば大抵は米式にも対応するはずだが、
「ヒラメのポンプヘッドを仏式専用にしているので使わない」というケースがあるとすれば
「HIRAMEポンプヘッド用バルブアダプター」の米式を備えておけばいいだけの話なので
所有していなければ単に店側の怠慢に思える。


▼なぜ?「米式→英式に変更する店」

wood-cycle.info/repair/kanazawashikamiyasuhara-%ef%bd%82%ef%bd%8d%ef%bd%98taiyakoukan/
●普通?
「普通の自転車の空気入れ」=「英式しか対応していないポンプ」?
別ページにも書いたが
誰もがこういった古くからある英式専用空気入れしか持っていないというのも無理がある。
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=&pid=3721
見た目が似ているクリップが着脱できる米式対応が珍しいとも思えない。
www.rinei-web.jp/product_detail/?cid=&pid=3720
それに、古いポンプであればポンプホース等が劣化していてまともに使えない可能性もあり、
その場合の買い替えでも「わざわざ英式専用のみを買う確率のほうが高い」とはちょっと考えにくい。
www.customjapan.net/category/100002/200017
例えば、こういう「基本安い補修パーツを中心に扱っているようなショップ」内のフロアポンプ・フットポンプで
「英式専用ポンプは21種中の2種だけ」しかない。
(携帯ポンプは省いたが、それも含めればもっと英式専用品の割合は低くなるだろう)
もちろん全ての店の統計をとったわけでもないが、
そこまで「英式専用」に固執して買い求めるケースのほうが多いだろうか。
まるで「どうせ一般車の延長のようなものなんだから、英式バルブで雑に扱われて店が儲かりやすいようにも
多少壊れやすいほうがいい」という変な配慮が隠されているようにすら思える。
利便性の面からオートバイ兼用の意味でもトンボ口が外せるポンプは珍しくもないので
知らないとは思えないが何をもって普通なのかちょっと分からない。
●不便?
ガソリンスタンドで入れられるのがちょっと不便というのもよくわからない。
この地域は「ガソリンスタンドよりも自転車店のほうが多い」とか
「ガソリンスタンドでは(米式でも)自転車の空気入れは不可」という店が多い特殊な地域なんだろうか。
もし「空気入れは自転車店でしかしたくないというポリシー」だったとして、
オートバイとの兼業店もあるくらいなので、米式非対応のポンプしか持たない自転車店が多いというのも考えにくい。
●確認したかどうか
米式を今まで使っていたのであれば、「家に米式対応ポンプがあると考えるのが普通」に思えるが
「ポンプを確認し、客の同意を得た上で」交換したかどうかも非常に気になる。
納得した上での変更であればそれは「客の都合として」選択の自由だとして、
万が一勝手に英式に変更してしまっていたとすれば結構問題のある修理に思える。
●客・店どちらにしても
「空気圧測定可能な米式が、なぜBMXに使われているのか」というところまで理解した上で
何をもってそれでも英式であるメリットのほうが上と思えたのが不思議でしょうがない。

例え「英式で慣れ親しんでいるので、不慣れな米式に慣れない」ということでも
タイヤ交換したなら尚更、そのくらいはレクチャーするのが筋に思える。

────────────────────────────────

●英式か米式か

日本国内では一般車の空気入れ口(バルブ)は依然として英式が主流となっている。
この理由として考えられるのは「メーカー(輸入代理販売店[以下メーカー])の導入コスト」と
「主流派であるために修理の便利さ」があると見ている。
一方で、問題点として「英式(虫ゴム)であることで空気圧管理不足を助長している」とも言える。

▼「英式(虫ゴム)では測定値+130kpaで正確な値」ということを理解できれば十分?
そもそも計測器のないポンプを使っている場合には英式(虫ゴム)でどうやって判断するのか。
「接地面の長さ、握ったときの感触」では厚みのあるタイヤでは分かりにくい。
「毎回近所にある自転車店の計測器付きポンプで入れているから関係ない」という可能性もあるが、
スローパンクの場合は店に向かうまでにチューブやそれ以外の箇所にもダメージを蓄積させてしまうことになる。
「出張修理がある地域内なので構わない」と言い張るかも知れないが、本当にそれで最適解なのかどうか。

▼英式でも「スーパーバルブ[MPプランジャー]」では仏式のように空気圧管理ができる?
「ポンプの数値でもさほど誤差はないので十分」とすれば、
「わざわざエアチェックアダプターでもチューブでも米式化する必要はない」ということになるが、
(シュワルベの英式バルブコアではないので)手軽に計測器で空気圧測定ができないこと、
ガソリンスタンドでの空気入れができないというデメリットが存在する以上、
[米式に換装することは]全く無意味とは思わない。利点があるので「選択肢として」推進する。

★米式は英式に比べて部品が少ない
イタヅラ対策にはダブルナット等で素手での被害は防げるとしても、目に見えて分かりやすい状態ではない
この場合米式では「(一般車の場合)あまり馴染みがない」ということを逆手にとって、
バルブ損傷への被害(空気不足が原因や、組み付け時の不良ではない)を免れやすい。
結果的に他の被害を広めることになるというのは発想の飛躍。
また、自転車店に行くこともなくバルブコアを入手できるメリットもある。
(分解した内部の細かい構造物ではなく単品としての)部品点数が少なくなるのも有利。

★米式はガソリンスタンドで空気入れができる
地域によって「自転車お断り」という店が絶対にないとは言わない。
(細かい危険性を言えばガソリンスタンドの出入りで自動車との接触事故を誘発することを
 危険視するような難癖をつけられなくもないが・・・基本的な一時停止感覚の無さによるだけなのでちょっと無理がある)
しかし、大抵は有料無料問わず使わせてもらえると見るのが自然ではないだろうか。
いつ開店しているのか分からないような気まぐれの自転車店や、
近所にはあまりない専門店やホームセンターや量販店を含めた「自転車扱いの店」を頼るしかないという状況よりは
気分的に「立ち寄りやすい距離感」という安心感があることは、英式では持ち得ない十分過ぎるほどの利点と考えている。

★米式は自動車やオートバイで使用されているという「信頼性」がある
英式でも虫ゴムは論外として、MPプランジャーのほうが優れているというのであれば、
自動車やオートバイでも使えばいいと思うが実際はそうではないことが実証していると言える。
(単に普及過程の違いで結果的に自転車の一般車では英式が浸透しきってしまっただけとも言えるが、
疑問を持たないこと自体が不思議に思える。)
●追記
(シュワルベの英式バルブコアと専用の計測器を除き)
英式と比べ米式の場合、単独でオートバイや自動車向けの空気圧計が使える。
わざわざポンプを引っ張り出して確認する必要もなければ、
手で押して判断するという曖昧な感覚に頼る必要がない。

一般車の場合、最大でも4.5気圧程度あれば十分な場合が多いので、
最大値が低いものであれば目盛りの感覚が広くなるので見やすい。
オススメ●大橋産業 No.220 タイヤゲージ&虫回し 約1200円
bal-ohashi.com/products/gauge/no-220/

▲米式ではスーパーチューブが一般車サイズ26WO(590)や27WO(630)にはない
「厚みのあるチューブのほうが空気が抜けにくい」ため
最大のデメリットといえるデメリットはこれくらいに思える。
しかし、これもガソリンスタンドでの空気入れができるというメリットで
「空気を入れる習慣がついていれば」打ち消すことが可能。
更に、国内電動アシストにも一部使われている26インチでも
MTB系の26HE(ETRTO:559)であれば厚みのあるダウンヒルチューブが存在する。

※刺さりパンクの場合は、僅かなチューブの差よりもタイヤの厚みのほうが遥かに影響があるので考慮しない。

※「エアチェックアダプターを使用するとホイールバランスが崩れる」というのは
気になるのであれば錘を取り付けるなどして対策をすればいいのと、
「小径車なので延長でL字口金を付ける必要があるのが面倒」とか
「見た目が悪い」という感想が先に来るような人であれば、チューブごと米式に交換すればいいだけ。

※「特殊なサイズで米式チューブがない」というのは、
チューブに限らずタイヤの選択肢も少ないようなニッチなサイズを選んでしまったミスでしかない。

※固定するナットがない→シュワルベのチューブにはほぼ付属

※ポンプが英式にしか対応していないものは「逆に珍しいもの」として考慮しない

▼米式の推進派ではあるが・・・
誤解されている可能性もあるので一応補足説明しておくと
誰にでも「とりあえず買ってすぐ問答無用で米式チューブに交換すべきだ」というつもりはなく、
英式にエアチェックアダプターを使って空気圧感覚を理解したことがなければ、
まずエアチェックアダプターを付けて感覚を理解してもらった後に、
今後もその感覚で使うためにチューブの交換時に英式ではなく「米式チューブに交換する選択肢もある」
という意味での「交換案の提示」に過ぎず、「交換することを半ば脅迫的に強制する」ものではないことを理解頂きたい。

とはいえ、完成車のメーカーには英式一辺倒になっている現状を見直し、
少なくともクルーザーに限らず「クロスバイク系」の「スポーツ系車種」に関しては
日常的な利便性を考慮して仏式を使わないのであれば、
せめて米式チューブを「最初から」使うという方向に向かうべきだろうとは思う。

「自転車店でのチューブの在庫を増やすような方策はけしからん」という意見があるとすれば、
「当店では英式チューブのみ取り扱い、米式チューブ等の”特殊なもの”はお断り」という
注意書きでも掲げていればいいだけのような。
「客にとっての利便性よりも、店の都合のみが優先されていても構わない」とする経営方針を否定するつもりもない。
(英式でも滞留在庫でひび割れているような不良在庫チューブがないとも限らないので似たようなものに思える)

▼「空気圧管理は感覚で学ぶものであり、数値だけで適正値を判断するのは愚かだ」という意見があるとすれば、
それは「空気圧管理を熟知している者」による「一段上の理論」だと思っている。
季節や荷物や体重等でどの程度が真に適正な範囲であるかを判断できる能力を有しているのであれば、
確かに「わざわざ米式チューブに交換する必要などない」という結論に達するのも頷ける。

▼トルク管理
関連付けとして、数値で管理するといえば、
「自転車の全てのねじのある箇所にトルクレンチを使っているのか」とすれば、
使ったほうがいい場合もあるが、使わなくてもいい場合もあるとしか言えない。
常識的にありえないねじ切るほどのトルクをかける
(BBでよくある緩むと危険というのは分からなくもないが補修交換を困難にさせる悪しき慣例)とか、
反対に緩すぎることも常態化しているような整備も珍しくないので
そういう非常識が横行していればそれを是正するためには使う必要があるだろう。

車道の左側通行に対して、保険加入や(実質的な)防犯登録のように
「~しなければならない(罰則のある法律で縛られている強制)」と「~したほうがいい(義務とはいうが実質推奨)」の差は大きい。
あくまで米式化も「個人的に考える推奨」。同意せずに英式で十分という人が居るとしても何ら不思議ではないが、
たまに見かける逆にわざわざ米式から英式に交換するようなことには、個人的には同意しかねる思いはある。

▼”一般大衆”感覚
しかしながら・・・、「英式で十分」「いずれ米式にすべきだ」ということで
是非を問う意見があるならまだしも、
「何でもいい、興味がない」
「分からなくて空気をどういう頻度でどの程度入れようが、入れなくてもどうでもいい」という
「無関心」で凝り固まった層の関心を惹くというのは相当困難を極めるのは確かだろう。
パンク修理時に自転車店・修理店で何度も「空気を入れるように」言われたところで
「馬耳東風」で聞き流していれば、空気圧不足でのパンクを繰り返してしまうことになる。
それには「習慣づけをいかにして身につかせるのか」を考える必要がある。

▼習慣づけは「英式・米式」無関係!?
コスト削減の賜物で厚みがペラペラの粗悪タイヤや「薄め~普通」の厚みであれば、
空気圧不足を感覚で判断しやすいとしても、
「パンクしにくいタイヤ」に限らず、「IRCのシティポップス 耐パンク」といった
「タイヤに厚みがあるもの」は空気圧不足の感覚を掴みづらくパンクを引き起こす原因となっているであろう事例も見かけたが、
これは「空気を入れるという習慣づけの無さ」を「判断しにくいから忘れがち」ということになるのではないだろうか。

それゆえに、チューブではなく、薄め~普通の「軽めのタイヤ」にすることで、
習慣づけそのものを是正できるという見方もあるだろう。

しかし、広義のママチャリ等の電動アシストでも子乗せではない一般車であればそれで済むとして、
「電動アシスト+前後子乗せ」の場合、
果たしてタイヤが一般的な薄さのもので十分かどうかということになる。

それでも、もとから自転車店等に行って空気入れも含め、毎月1回定期的に診てもらうことをお願いしているとか、
毎月1回の空気入れの習慣づけが出来ているのであれば、さほど影響はないのかもしれない。

「空気圧管理ができる」=「習慣づけまで身に付く」というのは発想の飛躍でしかないが、
「自転車に対する関心をより深めるための材料」という見方は出来る。

▼「米式に交換したところで一般ユーザーに習慣付けが身に付くとは思えない」?
繰り返しになるが、「無習慣がそう簡単に治るわけがない」という意味では納得できる点もあるが、
「(その装着している個々のタイヤでの)基準感覚そのものが存在しない」ことで、
空気入れのタイミングを逃しやすいとも言える。

▼結論
●「習慣づけ」が至上課題であり、それは英式・米式ということは直接的には関係がない。
一方で、「米式化にはメリットがあるため、自転車に対する思いやりへの選択肢の1つ」として推奨する。

●2006年当時に一般車に全車米式バルブを使っていたホダカ

www.value-press.com/pressrelease/6248
しかし今ではコスト削減か、業界の悪しき同調圧力に屈してしまったのか
残念なことにコーダーブルームでも英式が見られ、
一部の幼児車のみ米式で他はスポーツ車の仏式を除けば英式に逆戻り。
100歩譲って一般車はまだ分かるとしても、
せめてクロスバイク系統からは本来業界を挙げて「まともな空気圧の管理を常識にするためにも」
全て米式に移行しなければならなかったはずなのに、そうしてこなかったのは元々の売り上げ不振があったとしても怠慢と言わざるをえない。

今ではMTBでも仏式が少なくない気がするだけに
米式ですぐに思い浮かぶ車種といえばマルイの展開するクルーザー車種ブランドのシュウィンくらいだろうか。

国産電アシは空気圧を測らせようとしない英式で、
反対に怪しい中華電動自転車のほうが米式だったりするのは本当に情けない話。