パンクしにくいタイヤ

最終更新日:2024.2.18 ▲「パンクを予防するためにタイヤの厚みを(過剰に)増しました」

2023.12.24 ●タイヤ側面で確認する方法を勧められない理由

2023.5.14 ●元々「空気を入れない"無習慣"」の問題を「タイヤそのもの」の話にすり替える意味不明な論調

2022.4.3 ●新年度ということで問題のタイヤ関連を改めて紹介と補足

2021.11.13 微修正のみ
2021.10.3 ◆安物自転車付属の耐パンクタイヤ「PROTECTION 3や5」のデメリットから見る「本当の問題点」とは

2020.2.23 ●嫌われがちな耐パンクタイヤ
1.12 ●相変わらず側面を押して確認しているが・・・
2019.11.3 ▲もはや「空気圧計を見て分かる判断方法」は禁句扱い?とすら思う
 〃 固いタイヤへの対策を紹介
7.28 ●英式でも空気圧を判断できる方法は一応あります
6.23 ●シュワルベの耐パンク層「マラソンは3mm、マラソンプラスは5mm」
3.24 ●やっぱり伝えない空気圧管理方法
3.10 ●断面図
2.10 ●3年間使用でのレビュー記事
2018.11.25 ★タイヤ解説より単独ページとして重複掲載
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2016.10.09 ●「パンクの原因は空気圧不足」(ノーパンクタイヤとパンクしにくいタイヤ) メンテナンス・パーツ交換より移設
2016.08.14 ●耐パンクタイヤは空気圧が確認しにくい メンテナンス・パーツ交換より移設
2016.2.28 ●触っただけでは分かりにくい厚みのある丈夫なタイヤでも適正な空気圧を維持するために ★タイヤ解説より移設
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2015.8.30 ■厚みのあるタイヤは尚更空気圧を知るべき ★タイヤ解説より移設
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■パンクしにくいタイヤ

「英式バルブや使い方の問題」を「製品の問題」として批判される可哀想な存在。

批判的な記事内で英式(虫ゴム式)では空気圧を判断しにくいことには一切触れないのが特徴的。

空気入れの習慣化が出来ていて、
エアチェックアダプター or 米式チューブと、空気圧計付きポンプ or エアゲージ(空気圧計)があれば、
「空気圧の状態を数値で確認できる」ので、空気圧の分かりにくさは解決できる。





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▼「パンクしにくいタイヤ」「ノーパンクタイヤ」は【完全に別物】
「ノーパンクタイヤについての詳細は別ページへ」
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/70.html
(ノーパンクタイヤ→パンク"しない"タイヤ=チューブは使わない)
▲交換費用が高め、空気がクッションにならないので▲乗り心地が悪い、▲スポークが折れやすい
(耐パンクタイヤ→パンク"しにくい"タイヤ=チューブを使う)
★交換費用が安め、空気がクッションになるので●乗り心地は普通、●空気圧適正管理でスポーク負担問題なし
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▼パンクしにくいタイヤ

これについてはパンク修理剤への評価のように「直ちに使用をやめるべき」という感覚にはならない。
「2週間に1度空気を入れてください」とメーカーがわざわざ見える位置にシールを貼っていることもあるようだが、
それを無視して空気を入れずパンクさせているのは、
タイヤの質以前の話で、使う側の意識の問題に思えて仕方がない。
「パンクしにくいタイヤ=空気を入れをサボってもいい」と勝手に曲解され
責任を押し付けられるのはメーカーもいい迷惑だろう。

そもそも「パンクしにくいタイヤなので空気を入れなくてもいい」なんてどこにも書いていない。
自転車は「空気を入れない」「チェーンにチェーンオイルは付けない」のは間違いと知ること。

■パンク予防は習慣と米式化
https://w.atwiki.jp/longmemo2/pages/98.html
にあるように、空気を入れるという日付管理を手帳や通知機能で設定し、実効できるかどうか。

 1:空気入れの日付を習慣化し、エアチェックアダプターを付けて「自身で空気圧管理」
 2:デメリットを無視して(割高で故障時にも面倒な)ノーパンクタイヤ
 3:空気入れに定期的に通うために日時予約
「自分で空気圧管理する気が無い」のであれば2か3を選択。

▼各自転車店の方々へ───────────────────────────
例えば自店購入者のみ1年間パンク修理無料で「"パンク修理を"習慣づけ」てもしょうがないように、
店によっては(その1年間)無料で"パンク修理"に時間と手間を費やすくらいなら
「タイヤに空気を入れること」「メンテナンス」の啓蒙活動を行っていただけますと幸いです。

「自転車のタイヤに空気を入れるという常識」を「何度説明しても理解実行できない」人達は、
さすがに店で保証するだけ無駄なので、残念ながら切り捨てるしかないとしても

多くの人には「どんなタイヤや握力でも規定空気圧を英式の虫ゴム仕様でも判断できないのは異常」
を理解してもらうことは無茶な話ではなく、複雑な歩道走行ルールでもないと思います。

1:[頻度]空気入れの日付を習慣化するために手帳に記入やスマホ等に日時設定
 [充填量]エアチェックアダプター(or シュワルベ英式バルブコア or Gプランジャー)と空気圧計付きポンプを購入し
「自身で空気圧管理」をする気もなく、

2:デメリットを無視して(割高で故障時にも面倒な)ノーパンクタイヤ
3:店に任せるなら・・・「空気入れに定期的に通うために日時予約してもらう」

客が、これらのどれも選びたくないということであれば「パンクするのは仕様です」と案内するしかないはずです。

そして、パンクしにくい厚みのあるタイヤを貶すのであれば、ゴムの"厚さ"ではなく
「値段安いだけにゴム"質"そのものが低いと」という論点での詳しい解説を是非ともお願いします。
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●元々「空気を入れない"無習慣"」の問題を「タイヤそのもの」の話にすり替える意味不明な論調

習慣化できてないのは「メーカー」「店」も含めた「習慣化の具体的な案内方法が不適当」であるのと同時に
何よりも「所有者がリスクを理解できず」「結果として無頓着に陥っていることが根本の問題」であって、
真っ先に「タイヤそのものを問題」とする意味が全く分からない。

「同じ径(26WO[ETRTO:590])で同じ幅(1-3/8:約37mm)」の安物ペラペラタイヤ(標準300kpa)
 +同じノーマルチューブ(約0.9mm厚)
で比較したときに、
確かに、同じ径同じ幅であれば、「厳密には」耐パンクタイヤゆえに、
内包できる空気の容積量が「少しは」減るため"若干"早期に充填しなければならなくなる理屈は分かるが
「夏場でもペラペラタイヤが1か月放置で空気圧不足に陥らないわけがない」。

そのため、まさかとは思うが、同じ径同じ幅でも比較対象が「1.2mm厚のスーパーチューブ」とすれば、
そもそも「減りにくい」ため、比較が成立しておらず、その無知さ加減には呆れるしかない。
※パンクしにくいタイヤでも1.2mmチューブを使えば「減りにくくはなる」。
当然、更に細かい段差や向かい風からの漕ぎ出しが重くなる。

結局は「★空気入れの習慣付け」+「★適正な空気圧」
(=触診や接地面積のような玄人向けの感覚任せの「▲テキトー管理」をしない)
ことを理解せず、的確さを欠いている「認識の甘さ」が蔓延してしまっていることに
「気付いていないこと」こそが「大問題」と言える。

●「ゴム質の違い」の観点から批判している内容を見た試しがない
「ゴムの質」が、同じ耐パンク系タイヤでもある「シュワルベ マラソン」と比較して、
「徹底した空気圧管理をしていても」
自然劣化しやすいとか割れやすいという確固たる証拠があるなら
それを問題とするなら理解できるのだが・・・
※または【重さ】があるために
「細かい減速時からの漕ぎ出しが(同じギア比で)確実に不利」という方向性で否定するなら分かる。

●優先順位の誤りと本当の対策
ここでもやっぱり「優先順位を履き違えている」様子が見てとれるだけに、
「ヘルメット着用&保険加入の原理主義」のような臭いがする。
=「全ての自転車ユーザーがヘルメット着用したところで、
【交通法規を徹底遵守しない限り】事故そのものは"絶対に"なくならない」

「パンクしにくいタイヤが市場から完全に消えた」としても
「空気入れの習慣化」+「適正な空気圧」の理解が進むわけがない。
さすがに「パンクしにくいタイヤさえ消えれば空気を入れる習慣付けが身につく」と
言う人はさすがにいないはず。

★「習慣付けの的確な案内」と同時に「英式虫ゴムを廃止、空気圧計付きポンプ、米式化を進める」
これで空気圧「不足・過剰充填」でのトラブルは消える。

●何故か槍玉に上がらないシンコーの耐パンクタイヤ
(個人的には信用皆無のため使う気もオススメする気も一切ないが)
安タイヤ扱いの店では重宝していると思われるシンコーでも
耐パンクタイヤの扱いはあるが、名指しで否定しているのを見たことがないのは、
これも完成車に使われていることが無いか極めて稀だからということになるとしても、
この時点で「タイヤの質」を問うことに疑問がある。
仮に安物自転車でも取り付け車種が多ければ
同様の割れが起きたとしても今度は取引関係の都合上黙るとすればあまりにも不公平。

●単に「特定ルート販売品を批判したいだけ」?
「量販扱い」や「安物自転車」に取り付けられていることが多い
=「それだけ無頓着なユーザーが多い」
 =「どれだけ案内しても無駄なので、そんなユーザー達には関わりたくない」というのであれば、
フル電動のように、タイヤ銘柄を一瞥した瞬間に
「ウチでは対応できません」とお断りすればいいのでは・・・?

液剤入りチューブのように
「他店で買われてしまっていること自体を愚痴るため」に「口実」にされているようにしか見えず
何とも言えない残念な気持ちになる。

※「液剤入りは処理作業に時間を要するため+数百円加算します」と
作業前に確認し、「了承頂けない場合は速やかにお帰り頂けば良い」だけ。
愚痴りたい気持ちがあるのに、渋々目先の金欲しさに安請け合いすれば
小銭は手に入っても精神的にマイナスになる。

そう考えると、耐パンク系タイヤの場合も、
「パンク防止のための簡易講座代金も頂きますので、ご了承頂けない場合は作業をお断りします」
として淡々と処理すれば良いだけでは?


▲「パンクを予防するためにタイヤの厚みを(過剰に)増しました」


ホームセンター系の自転車販促動画を見ていると
パンクしにくいタイヤの車種を薦めている中で
まるで「▲パンクの原因の9割が異物パンクであるかのような言い分」
厚みのあるタイヤを薦めているが嘘も大概にしてくれと言いたくなる。

しかし、英式虫ゴムでの空気圧管理について
個人店でも虫ゴムでは+130kpa目安を知らないか触れたくないのか
まともに空気圧計付きポンプを薦めていないのだから問題解決するわけがない。

エアチェックアダプター+空気圧計付きポンプで空気圧管理は出来るので
問題の半分は解決するが、
▲ノーパンクタイヤよりはマシでも「タイヤ自体が重い」(停止や減速からの漕ぎ出しで不利)
▲タイヤの厚みぶんエアボリュームも(若干)減る(クッション性能が減る)
ので、やはりあまり勧められないのはある。

だが、いつまでも英式虫ゴムを排斥できず、正式な空気圧管理の方法を隠しているようでは
ノーパンクタイヤやパンクしにくいタイヤにメリットがあると思われても仕方ない。

「パンクしにくいタイヤを否定するなら虫ゴム式を否定することまでセット」
周知活動に励んでもらいたいと思う。



●タイヤ側面で確認する方法を勧められない理由


「パンクしにくいタイヤ」だからではなく、
全ての(空気を入れて使う)自転車タイヤに言えること。

「自転車に長年携わって慣れている人の感覚」とは違い
「初めて教えてもらうような人」が「1回教えてもらって習得できるとは考えにくい」ため。

また、季節や気温や体調や加齢によっても変化があり、
そもそも「店員の触診感覚すら正しいのかどうか」ということでもある。

「塩加減これくらいでテキトー」と同じで
「空気もなんとなくテキトーに入ってりゃいいから」という
アバウトな感覚が正義であると信じて已まないのであれば賛同すればいいとは思うが…
個人的には全く勧めようとは思わない。

そもそも「▲空気圧計のない空気入れ」が全て消えてくれないことには意味がないかもしれないが
「側面触診で空気圧管理が過剰や過小充填になる可能性」を避けるためには
(一応Gプランジャーとシュワルベ英式バルブコアもあるが)
きっちりと「エアチェックアダプターや米式チューブ化」と「空気圧計(付き空気入れ)」によって
「特に英式虫ゴムのような問題規格の犠牲での雑感覚に囚われない」
"本来の正しい"空気充填を身につけてもらいたいと思う。




●新年度ということで問題のタイヤ関連を改めて紹介と補足

cs-shinwa.sblo.jp/article/189438742.html
(さすがに激重でクッション性能を捨て交換困難なノーパンクタイヤとの同一視論調は消えた)

肉厚すぎるタイヤを履く事により空気圧のチェックが出来なくなり
空気が入っていると思い込んだまま乗り続け結局内部を破損させてしまう

「タイヤ側面や接地面を押して確認せず、米式化「ACA-2か米式チューブ」にする」

「空気圧計付の空気入れ」「空気圧計」で計測

【自転車のタイヤ(チューブ)に空気を入れるという習慣】

で、トラブル回避が可能。

◆安物自転車付属の耐パンクタイヤ「PROTECTION 3や5」のデメリットから見る「本当の問題点」とは

耐パンクのタイヤ単品としては、シュワルベのマラソン以外に、シンコーにもある。

※工場周辺などで、耐パンク系タイヤの特長を理解できている人が、
シュワルベの英式バルブコアや、ACA-2や米式チューブへの交換での米式化によって
意図的に耐パンク系タイヤを使っているケースは例外とする。

「一般生活用途として、完成車付属にする必要がないものを取り付けている」ことへの
否定的な考え方に理解は示せるものの・・・、

「触って分かりにくいというタイヤの問題」以前に、

まず、そもそも一般大衆が、自転車のチューブに対して

◆「空気を1ヶ月1回以上充填しなければならないという、
 パンク予防に対する常識的な"習慣化"が出来ていない」

というのが、あまりにも根の深すぎる問題のため、
タイヤを問題点の矢面に立たせることには違和感が拭えない。

つまり、元々「自転車のチューブに空気を入れなければならないという"常識"がない」人が、
「耐パンクタイヤでなければ気付いて空気を必ず入れる」という確証があるとは思えないこと。

▲「米式チューブに交換しなければ空気圧測定できない」は説明不足。
(「米式にするとポンプも新規で購入しなければならない」のような"嘘"に近い。)
 (↑安い鉄ポンプでも「英式用クリップを外せるタイプ」であれば米式でも使える。)
※空気圧計単品や空気圧計付ポンプは必要としても、
「英式チューブのままシュワルベの英式バルブコアやACA-2の取り付けでも空気圧測定は可能」なので
必ずしも高めの工賃もついてくる米式チューブに交換しなければならないことはない。

◆いや、その前に耐パンクタイヤに限らず、
最低限「シュワルベの英式バルブコアやACA-2を使って空気圧計付きポンプで空気圧測定しつつ充填するのが
"普通"であって欲しいと思う。

なぜならACA-2の商品レビューで
「全然空気圧が足りないことが分かりました」や、反対に「空気を入れすぎていました」
という感想が並んでいて、今までの触診や接地面の長さ測定に理想論を持ちすぎていることが
自転車への理解を遠ざけている原因の1つになっていると思わざるを得ない点。
(これ以外の大問題で言えば、"メーカー取説"で虫ゴム交換の必要性すら書いていないのは余りにも悪質)

また、タイヤの厚みや硬さによって適正な空気量が判断にしくいのであれば、
(シュワルベの英式バルブコアや、ACA-2や米式チューブへの交換の上で)
「空気圧計のある空気入れの購入・使用」だけでなく、

シュワルベの英式バルブコアや、ACA-2や米式チューブへの交換を「しなくても」
「"触診"で適正空気圧量が分かるという話の"プロ"の店」で、
「毎月1回以上、自転車店などに来店し、有料または無料で空気充填してもらう」という方法もあるが、
なぜか来店を積極的に薦めている店をほぼ見たことがないのが不思議。

接客中の横入りで商談が中断されてしまうリスクを避けたいのと、
無料の場合は貸し出しポンプを壊されてしまい、有料では文句(言いがかり)しか来なさそうなので避ける意味もあるとして、
もしかしたら「最低限のメンテとして空気入れくらいユーザーご自身で実行してもらいたい」という思いが強いのかもしれない。

◇パンクしにくいタイヤの空気圧の分かりにくさ? 2016.05.01

blog.goo.ne.jp/b-ripea1/e/9e37739929e7ae8e1c089341feec7028
パンクしにくいという言葉を、パンクしないというふうに思ってしまい、
空気圧の確認(空気入れ)を、怠ってしまうことです。
(中略)
分厚いタイヤは、指で押してもあまり凹まなく、空気の入り具合が分かりにくいので、注意が必要です。
更に「空気圧管理がしにくい英式(虫ゴム)」であれば、「破損しやすさを推進」しているという見方もできる。
米式変換(エアチェックアダプター)や、米式チューブにしてから、
ポンプや単独の空気圧測定器を使うことでの確認が有効な対策。
(特殊な方法としてシュワルベの英式バルブ+専用計測器もあるにはある)

◇パンクしにくいタイヤのパンクの原因は「空気を入れていないこと」2016.06.12

ameblo.jp/cycle-plus/entry-12167641057.html

●耐パンクタイヤは空気圧が確認しにくい

(仏式であれば最初から空気圧計で確認できるようになっているとしても)
何度も書いているとおり、基本的に英式バルブ(特に虫ゴム)では「空気圧」を測らせない仕組みになっている。
「エアチェックアダプターで米式化すれば分かりますよ」とか
「米式チューブ化しても最適な空気圧が判断できます」と言うと
(英式でなければならない根拠もなく)メーカー仕様と異なってしまうのはどうしても避けたいとか、
修理の種が減って困るからか、案内しようとする店はまずないと言っていいだろう。

●嫌われがちな耐パンクタイヤ

mitubosi.site/archives/860
前半のBS押しは諸々の事情を考慮すると仕方がないのだろうとはいえ、
「扱っているタイヤ各種の詳しい紹介もないBSタイヤへの不信感が拭えない」ので
個人的にはお勧めしないものの、
日付がないので分からないが、
現在では「見境なくロングレッド銘柄にすることを主軸」にしているようなので
BS押しであれば「データのないタイヤの重さ」なども併せて紹介したほうが良いのではと思わなくもない。

ただ一つオススメできないタイヤがあります
対パンクタイヤを謳っているものです
やっぱり嫌われがちな耐パンクタイヤ。

しかしそもそも、シュワルベの英式バルブコアや
米式化するためにエアチェックアダプターや米式チューブでも使って、
「空気圧管理をするのであれば」空気圧関連はさほど問題でもない。

◆一方で「タイヤ自体の重さ」のデメリットとして
極端に漕ぎ心地が重くなり
タイヤが硬いため、クッション性能も劣ります
ETRTO:590で恐らく800g近いと思われ、
そのタイヤ外周が重くなることで漕ぎが重くなるのは分かるとはいえ・・・、
クッション性能に関しては、
耐パンク層が耐パンクタイヤや、マラソンプラスほどではないとしても、
耐パンク性能高めなのでタイヤは比較的重めのシュワルベのタイヤ「マラソン」(650A)26x1-3/8(ETRTO:590)
+ステンレスリム+米式チューブでは、
BSのロングライフと比較で「クッション性能に関しては劣っているとは全く思わなかった」ので、
本当にそこまでの違いがあるのだろうかという疑問はある。

もし気付かないうちに(値段や質を問わず)「比較的軽めのタイヤ」に慣れている場合は、
耐パンク層の厚みぶん過度に違和感があっても不思議ではないのかもしれない。
(例えば一般車向けで評判があまり良いとはいえないSAKURAの完成車付属の安タイヤは"軽め"タイヤ)
(こういうときにBSもシンコーもミリオンもタイヤ自体の重さのデータがないので比較に困る)


●英式でも空気圧を判断できる方法は一応あります

タイヤが悪いのではなく、
むしろ最初から米式チューブやエアチェックアダプターを付属すればいいだけなのに
それを怠っているメーカーの怠慢という見方もできる。

「側面を触って判断する」という「プロ向け」の方法ではなく、一般人向けとして
バルブ関連のページを見ている人達にとっては繰り返しの
米式チューブやエアチェックアダプター以外の方法は

▼「(米式アレルギーなので)英式のまま使いたい!」という貴方には・・・

【1】虫ゴムでもポンプの数値+130kpaで一応目安になる"らしい"です。
【2】「(耐久性に不安あり)Gプランジャー」+ポンプの空気圧計で、ほぼ正確。
【3】シュワルベの英式バルブコア+専用計測器エアマックスプロ (ポンプの空気圧計でも一応可)
※下にいくほど価格が上がりますが、数値の信頼度も耐久度も上がります。

【1】なら(空気圧計のあるポンプさえあれば)0円。
【2】でも(空気圧計のあるポンプさえあれば)約500円ほど。
【3】でもポンプの空気圧計でも概ね正確な目安にもできますが、主に専用計測器で測る方法として紹介。[修正]

経営戦略上「とにかくノーメンテで!ローコストで!」
という「大衆の正義」を支持するしかないとしても・・・

そうした"低層"に迎合してしまうということは
結局のところ「チャリなんかに金かけるような奴は馬鹿」という方向から
「技術の安売り」に繋がって
店員自身も、まともにお金を支払う優良な利用客の首も
締めているように思えてしまうので
やっぱり「説明力のあるお店は」よく考えて欲しいと思う。

そして、空気圧を「パンクするかどうか」という方向であれば
「自転車なんて実際はメンテなんてほぼ必要ないですよ」に
近い状態を薦めていることにもなる。

「チェーンだって適切に注油すれば快適」
「屋外駐輪であればカバーをかけるだけで長持ち」というメンテ未満でも
手間をかければ、自転車はしっかりその手間に応えてくれる。

米式を薦めているのは、英式の虫ゴムの劣化速度やポンピングの重さだけに限らない。
荷物や距離などの状態に応じて適切な空気圧を
"数値で"案内できるという分かりやすさにある。
米式に使い慣れてないとかポンプヘッドとの相性で使い勝手が悪いなどがあっても
客側に「まともな自転車に乗りたい」という「気持ちと学ぶ気」があれば
ある程度はカバーできるのと、「店のサポート」という方法もある。

その一方で、どれだけ丁寧に比較して説明しても試乗してもらっても
「違いが分からないし理解できない」という「鈍感を極めた救いようがないユーザー」に対しては
「自転車は買いっぱなし、どんどん買い替え」の人生を送ってもらうしかないように思える。
(「量販店」「通販」などが、その受け皿で
修理時にどれだけ面倒に巻き込まれても、テキトーに扱われても、それがその人の「選択」

"まともに空気圧管理が出来ている"自転車そのものがその人達にとっては
「オーバースペック」でしかないのだから。
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「メンテは手間もお金もかかります」
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「"まともな"自転車とは本来そういう"乗り物"です」
として「明確に線引き=区別」しないと
モンスタークレーマーを育てることにもなりかねない。

※極端な例を挙げるなら、乗り心地を放棄するのであれば、
リムだけで走行するために廃棄タイヤを繰り返し引き取って
「リムガードとして使う」という方法で、ある意味「使えなくはない」という話にはなる。

あとは、最初から「自転車は一切なにもせず使い捨て」という考え方であれば
空気圧管理など一切する必要はないし、
そういう使い方の人もいるだろうということは否定しない。


▲もはや「空気圧計を見て分かる判断方法」は禁句扱い?とすら思う

「習慣化をどう身につけさせるのか」については重視しないようだ。
値段的に最初から耐候性が優れているとは思っていなかったが
耐候性もイマイチなのではとの評価もある。

「タイヤが悪いので空気圧の変化に気付きにくいですよ」と言い捨てるのは簡単。
しかしその調子で「他の空気圧が分かりにくい固いタイヤ」も是非とも批判して欲しいものだが、
空気圧不足でも少しは割れにくいから優秀という理屈?なのか、
スマートコントロールブレーキの構造的問題を避けるように
「単に争いたくないだけ」なのか、見かけることがない。

メーカーも米式を標準にしていないので叩かれやすいのも仕方がない。
(但し米式にすれば今度は「一般的なチューブではないので修理時に実店舗で手に入りにくくて困る」
などの「御高説」展開が目に浮かぶ)

もし「空気圧付きポンプなんて新たに買うような人が多いわけがない」
「エアチェックアダプターで米式化して空気圧計を買ってわざわざ使うのは現実的ではない」
という感覚が強いとしても、
「どこかの自転車店に毎月1回訪問してもらえれば、
店によって受け付けてもらえるかどうかや有料無料の差はありますが、
時間や順番など都合がよければ、適正量を充填してもらえますよ」
と案内すればいいのではと思うのと、
修理店であれば「商材にすればいいのでは」と毎回思うが、
客層として「壊れたら頼むだけだから余計なお世話」という人だらけだろうと
最初から諦めているのかもしれない。
(「信頼度」以前に「説明力」に難がある店も少なくない印象だが
ユーザー側の「理解/実行/継続力」の無さが問題

「つける薬にも限界がある」ということで、
やっぱり「基礎教育がどれだけ重要か」というのを思い知らされる。
────────
店に不信感を持っていてネットで情報を得て自分達で気付くことができて
その「業界の異常な感覚」から逃げ出すことができた人達は
単純な学力の「頭がいい」ではなく、
【他人の話を鵜呑みにしない】【常識を疑い疑問を持つ】【改善するための策を練る】
という意味での
【思考力】を持ち合わせていて機転を効かせることが出来ているかどうかの差なのだろう。

同様に、徐行や一時停止についても数々の記事を見ていないなら当然として、
読んでいても「実行しようとすら思わない」ような人達であれば「救える命も救えない」。


●固いタイヤへの対策を紹介

タイヤの硬さ云々を気にするよりも先に、
「習慣化をどうやって身につけてもらうか」が遥かに重要。

(タイヤの硬さの違いや握力差や気温差での違いがあるので不適当な)「側面を押して確認」という紹介や、
「その場で1,2回試してみただけ」で簡単に身につくような人が多ければ苦労しない。
ポンプを買って自分で管理するのが面倒なら「店に行って(きっちりとお金を払ってでも)頼む」ことを
どうやって習慣付けできるかを考えることが先決。

(「優先順位の見誤り」という観点で言えば、
命を守るために絶対的に重要な徐行や一時停止を「徹底遵守」させることよりも、
なぜか音情報やヘルメットや保険の有無を真っ先に重視する"意味不明な"構図に似ている)

どの方法を選ぶかは客自身が選べばいいことであって、
「絶対に米式化の選択肢なんて必要なわけがない」という
視野狭窄は陥りたくないと個人的には思う。

確かに最終的に前後米式チューブへの交換を依頼すれば
部品代と工賃で数千円は必要になるが、
「ひとまずエアチェックアダプターを試してみて」
相性問題が発生しないかどうかを確認するための約600円が
それほど無駄に高いとは思わない。

米式チューブでもエアチェックアダプターでも、交換時ではなく運用方法としては
「計測器単品(GG-05)+[クリップが外せる]鉄ポンプ」が安上がりになる。

既にamazonレビューにもあるように、
「バルブ口との相性問題」が存在しているという例は把握しているが、
それが頻発するようであれば、もっと悪評が上がってきていると思われるので、
過度な心配は無用。(砂漠地帯のような特殊な環境であれば不向きかもしれないが・・・)

もし結果的に相性問題が出たとしても
空気圧計付ポンプがあるなら「シュワルベ英式バルブコア」の方法もある。
(PRインターナショナルとは商店としての取引関係がなくても個人で直接購入が可能)

一応、英式虫ゴムでも+130kpaでOKという話もあるにはあるが・・・
空気入れの時に比較的重いのが鬱陶しいのと、
劣化しやすいという話も珍しくないデメリットを鑑みて、
「無知を食い物にするような業界都合」に胡坐をかかせないように
「まともな自転車を知るためのきっかけとしても」率先して廃する必要があると考える。

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それにしても「商品知識/説明力のない店と理解/実行力のない客」の組み合わせ
商品に問題が出てくるということで言えば、一発二錠以外のハンドルロックでも、
外6に限らず内3変速でも、ライトの角度でも、放置していていいとは思えないことが多々ある中、
極端に偏っているように見えるのは
どうにも「量販商品」という「色眼鏡」で見てしまっている傾向が強い
思わざるを得ない。

「公道走行の完全違法なフル電動自転車」は余程でなければ
まともな店は門前払いをするとか、新興企業の珍妙な車種は情報を把握していないとしても、
BSの一発二錠に至っては事故情報や大規模リコールがあってすら
「機構そのものに反対する傾向が見られない」というのが何とも恐ろしい。



●やっぱり伝えない空気圧管理方法

prestigebike.hamazo.tv/e8376674.html
(どうせなら1ページではなく項目別に上げて欲しかった)
パンクしにくいタイヤもあまりお勧めできません
こちらはチューブが入っていますが、タイヤが硬すぎなんですよ~。
硬すぎて、チューブの空気が減っても分かり辛く、
結局は、タイヤの横が割れてしまいます。割れてくるとどうなるかというと、中のチューブを傷つけます。
チューブの空気が減っても分かり辛いのは
エアチェックアダプターで米式化して
(パンクしにくいタイヤは最大でも450kpa程度のものしかないと思われるので)
「毎月1回必ず」空気入れを習慣化すれば何ら問題なし。
通学自転車は高品質の自転車を選んでいただければ、高品質のタイヤが装着されています。
空気をマメに入れていただくだけで、パンクはかなり回避できます。
まるでパンクしにくいタイヤは空気をマメに入れてもタイヤが割れるような印象を持たれかねないので
逆にこの書き方は大丈夫なんだろうかと心配する。

●断面図

hiasacycle.blog.shinobi.jp/増えつつある弊害
以前にも書きましたが、パンクしにくいタイヤの方は空気が入る部分が狭くなってしまっています。
それだけでなく、変にクセがついており空気を入れてなくてもタイヤの形に丸まっているのがわかります。
この習性がクセモノで、空気が入っているのかどうかを非常に分かりにくくしています。
で、結果として低い空気圧のまま乗り続け、タイヤの中でチューブがズレて折り重なり、
擦り切れるか口金がもげるかして壊れてしまうわけです。
これだけを見れば批判的な記事としても、
すぐ↑にエアチェックアダプターの紹介があるだけに、
「でも、空気圧管理さえ出来れば、さほど問題ないですよ」で済ませて良かったのでは?

コスモス然りで[単純に使用数が多いから問題が大きいように見えるだけ]という気がする。
もしシンコーの耐パンクタイヤが標準であれば批判されなかっただろうか?
いや、間違いなく批判の対象に上がっていたと思われる。
それよりも
「まともな空気圧管理の方法を知らせる気がない業界全体の問題」と捉えるべきだろう。

一方で「電動アシストの太幅タイヤ」も同様の分かりにくさがあるはずなのに、
批判的な記事をあまり見かけないというのがどうにも・・・。
「主に子乗せ用途で必然的に頑丈でなければならない」のと
「基本的に電アシを買えるような客層なので金払い(と物分かり)がいい」
ということで文句もあまりないのだろう。

手で握って確かめるというのは全くアテになりません。
素人には非常に困難にも関わらず「側面なら大丈夫です」と言えば問題ないと思い込んでいる
数々の店をどうすれば改心させることができるのか・・・。

●3年間使用でのレビュー記事

igarashishigeru.web.fc2.com/cainz.htm
私の結論

 ・走行が安定しない→ありえない。安定はすばらしい
 ・滑る→わざと急ブレーキをかけたが、問題ない。特にYH-800Aに変えてから、よくビシっと止まります。
 ・乗り心地が硬い→私と数人の知人に乗ってもらったが、誰も固いとは言わなかった

問題点
このタイヤの空気圧は、MAXが4.5気圧です。実は3.0気圧での指の腹の感触と、ほとんど区別つきません。
当然、このタイヤ、MAXの4.5での走行がベストじゃないかと思います。
しかし、通常のゲージなしの空気入れでは、なかなか4.5は入れられない。カチカチで途中で入れるのを諦めるでしょう。
米式化しているかどうか不明だが、英式(虫ゴム)のままで空気入れのゲージで4.5気圧まで入れても、
それは4.5気圧ではない。(推定3.2気圧)
また、虫ゴム式そのものが空気入れ時に重くなる原因でもある。
やはり米式チューブかエアチェックアダプター付属を前提で
「タイヤが固いため触って状態を判断せず、必ず空気圧計で計測してください」という
販売方法に変更したほうがいいような気がする。


(●以前とほぼ同じ)

cs-shinwa.sblo.jp/article/187881106.html
(以前とほぼ同じなので簡潔に述べると、耐パンクタイヤ=肉厚タイヤは
空気入れの習慣化+(ACA-2取り付けなど)米式化によって解消可。
"防犯登録"と同じで、タイヤ以前に「誤解させかねない名称に改善の余地あり」)

●「他社の分厚いタイヤ」、やっぱり言わない米式化

cs-shinwa.sblo.jp/article/184323828.html
対策として、無習慣主義者には店舗訪問を促すとか、
空気圧が分かりにくいのはエアチェックアダプターで米式化して確認しやすくしてから、
「使い切ろうとしている段階で早期劣化の可能性があるなら」それを批判して欲しいのだが、
それをしていない時点で「ただの量販(車)叩き」に思えてくるから不思議。

一方で、子乗せ自転車に使われているタイヤも「幅も厚みもあるタイヤ」のはずだが、
こちらは頻繁に批判の矛先が向かないのを察すると
やはり主に「実は量販車につけられているという理由だけ」で
槍玉に挙げられているとしか思えなくなってきた。

利点として「例え空気が全くチューブにない状態でも、ゴムの厚みでリムへのダメージを軽減する効果」が
ないとは言えないので、無頓着な人向けとして全く意味がないわけでもなさそうでも、
そこまでは触れていない。

ブリヂストンが最後にパンクしにくい系のタイヤ(ウレタンのようなものが入っていた)
これはノーパンクタイヤの類に思えるので同種扱いは違う気が。

メーカーのタイヤを除けば、素人が考えたような
「単純に分厚くすればいいだろう」という安易な考えで作られているものが殆ど
「メーカーのタイヤ」を「国内生産品」まで狭く限定したとしても、除外する以前に、
パンクにしくいタイヤ自体が単に分厚いだけというわけでもなさそう。

●「パンクの原因は空気圧不足」(ノーパンクタイヤとパンクしにくいタイヤ)

cs-shinwa.sblo.jp/article/177119820.html
「空気を入れないノーパンクタイヤ」と
「空気を入れるパンクしにくいタイヤ」を同位置に並べるのはどうなんだろう。
どちらも「重さがある」という点で共通点はあれども、
クッション性能を放棄するノーパンクタイヤは「完全に別物」だと思っている。

空気圧が分かりにくいのは「肉厚だから」というよりも
「英式バルブ(虫ゴム式)で空気圧を測定すること自体を放棄させる」
悪しき慣例として根付いてしまっていることに、
ほぼ疑問を持たないことにあるのではないかと考えている。

逆に「肉厚の薄いタイヤであれば、空気圧不足に気付きやすいので
定期的に空気を入れる癖が自然と身に付く」というのはちょっと無理があるような。
乗っていて空気圧不足に気付く時点で、もうタイミングとしては遅いので、
実際のパンク予防としての効果が高いとは考えにくい。

「そういう空気圧不足に気付く前に定期的に”適正な”空気を入れる」という
ことを根付かせるためには、
タイヤの厚さどうこう以前に
「○日おきに”必ず”空気を○気圧まで入れること」という習慣づけのために
最低限「英式→米式化」は必須に思えるが、
なぜだかどこの店のブログでも必ずといっていいほど
「英式(虫ゴム式)」への信頼度が異常と思えるほど高いのがちょっと腑に落ちない。

まさか米式化でも「仕様変更になるのでメーカー保証が切れる」とか
「BAAではなくなる」といった恐怖感でもあるとすれば、
ねじ1本も含めて「全てのパーツに対して、メーカー純正ではない商品を取り付けた時点で問題がある」
ということになりかねないと思うのでさすがにありえない話か。

「適正な空気圧の把握」
結局のところ、英式バルブは廃れる存在であるべきで、
過去の慣習に縛られ過ぎていることから脱却する段階ではないのだろうかと。

簡易変換だけであれば、工具も不要で、物凄い大金がかかるわけでもなく、
大した手間も時間もかかるわけでもない。
とりあえずエアチェックアダプター買って付けて、
空気圧計付ポンプで入れるか、米式対応のポンプと米式専用の空気圧計を使うか、
許可をもらったガソリンスタンドで適正空気圧まで入れれば済むこと。
そして、忘れずに「習慣化」させるこということも同時に出来なければ意味がない。
「習慣化」
カレンダーに書くとか通知リストに入れるといった防ぐ方法はある。
問題はそれを「継続できるかどうか」。





●サギサカも扱う「パンクにしくいタイヤ」
700×28C 780g
www.sagisaka.co.jp/products/4973291141416/
700×32C 830g
www.sagisaka.co.jp/products/4973291141423/
26×1-3/8 830g
www.sagisaka.co.jp/products/4973291141485/
27×1-3/8 850g
www.sagisaka.co.jp/products/4973291141492/
「厚さ約9mm」
単純に分厚いだけでなく「耐パンク層が別にある」ように見える。

【廃盤】●IRC「シティポップス 耐パンク(CITY POPS)80型」
ircbike.jp/product-list/city/citypops-punc/
https://web.archive.org/web/20180815172157/http://www.irc-tire.com/ja/bc/products/citycycle/citypops_punc/
耐パンク肉厚7mm
実際の切断面を見比べてみたわけではないが、ゴムの配合は異なっているとしても、
「厚みとしては似たようなもの」に思える。
むしろ「図を見る限り」では、"国産メーカー品"のこちらのほうが
別の耐パンク層がなく単にゴムを厚くしただけに見える。

●パナレーサー(panasonic扱い)「パンクガードマン」
cycle.panasonic.jp/accessories/tire/8h2020/
補強材入りとあるので単純に分厚いわけではなさそうだが、
これもタイヤの空気圧確認として側面を押すような方法で分かりやすいとは思えない。
(そもそも押して適正空気圧を判断すること自体が素人には無謀なのだが・・・)

●他にもシュワルベ「マラソンプラス」なども耐パンク層のある分厚いタイヤ。
────────────────────────────────

●シュワルベの耐パンク層「マラソンは3mm、マラソンプラスは5mm」

www.schwalbe.com/en/tour-reader/marathon.html
GreenGuard layer is 3 mm
www.schwalbe.com/en/tour-reader/marathon-plus.html
The patented, 5 mm thick SmartGuard layer
パンクしにくいタイヤの「耐パンク層の厚さ約9mm」 は
www.sagisaka.co.jp/products/detail/3887
外周部分のタイヤトレッド面も含んで9mmとはいえ
見た感じではオレンジ部分だけでも6mm程度はあるように見えるので
もしそうであれば、
「耐パンク層の厚さ」だけはマラソンプラス以上ということになる。

単純に接地面の突き刺さされ"だけ"の強さでいえば
忌み嫌われるパンクしにくいタイヤのほうが
「実は最も優れている」と言える。
(タイヤ外周が重いと漕ぎの重さが出てくるという意味ではデメリットがある)

あとは、「ゴム質」自体に差があり
(習慣化と米式での空気圧管理をしていて)同じ使い方をしていても
「劣化速度が異なる」可能性は十分に考えられる。
────────────────────────────────

自分がまず空気を入れたら全て解決という事を知っておく必要がある
習慣化ができれば、ひとまずそれが原因でのパンクは防げるものの、
無頓着な人には「それすら出来ない」ので不十分。

肉厚がアホみたいにある為に空気が入っていると勘違いして空気が入ってないまま乗ってしまった事で
米式化での対策は知っていてわざと紹介しないとしか思えない。

(これも毎回書いている気もする)
習慣化が身についていない人にとっては、
激安タイヤにありがちな「薄いタイヤ」でも、
空気圧不足に「必ず」気付いて対処するとは考えにくい。
タイヤが原因以前の「無習慣」が原因でしかない。

そして、そういうタイヤが標準装備となっているものを選んでしまう責任が
(まともに説明力もないような店員しかいない)量販店で買うことを選択する消費者もあるとして、
その危険性を指摘できる立場の個人店から敬遠させてしまっていることにもあるのではと。

●「英式は分かりにくい」と言わない店の数々への不信感が募る
「標準装備としてチューブが英式バルブという最大の問題」を指摘しないことへの疑問がどうしても拭えない。
各サイズに対応するために米式チューブまで在庫増えるのは大変というのはまだ分かるとして、
英式に共通で使える「エアチェックアダプター」を仕入れるのが大変という理由は
(パナレーサー製品すら扱えないほど問屋ルートが狭くなければ)ないはず。

●そもそも「店に定期訪問させるようなキャンペーンをしているのかどうか」
「空気入れくらい買って自分で入れろ」のような感覚は、販促に繋がる接客技術があれば到底言えない言葉。
「売っておしまい」では通販ショップと考え方が似たようなもの。
当然だが、年1のTS更新の案内だけで十分なわけがない。

◆空気入れの重要性を説く一方で空気入れだけの客を邪険に扱っていないかどうか
(訪問者が都合を無視してとにかく急かすだけの横暴な言動であれば(念のため)丁寧に断るしかないが)
「無料空気入れ置いておくんで、ご勝手にどうぞ」
「(100円弱くらいの金額を支払えば)(面倒臭そうに)空気を仕方なく充填してやる」では、
適正空気圧も習慣化も身につくはずもない。

 ・無知につけこむ販売者
 ・自転車に思い入れが全くない無頓着な消費者
 ・批判しても最善を尽くさない店
三者三様で全て酷く見えるので、何だか結局「お互い様」で相互依存しているだけにも見えてくる。

それにしても、
「肉厚タイヤは最初から米式チューブ仕様」で売れば
(空気入れの習慣付けは別として)
「空気圧が分かりにくい」という批判は綺麗に一蹴できるのだが、
今度は矛先を「一般的な空気入れが使えなくなる」という「明らかな嘘」でも広めそうな予感。

英式専用ポンプも確かにあって「量販等の店舗内での在庫数量は」多いのかもしれないが、
カタログや扱い品を見ていると実際には
英式用のクリップを外して米式でも使えるポンプのほうが「種類としては」圧倒的に多い。

それよりも、ガソリンスタンドでも空気入れが出来ることが周知されると(この店は違うスタンスとしても)
他店では「店に(壊して)修理に来る人が減るから困る」という意見のほうが多そう。

メーカーは消費者の鏡でしかないような気もするので
改善するなら消費者自身にも賢くなってもらう必要がある。
それに気づいて”適切な手段を講ずる”真っ当な店が増えてくれればいいのだが・・・。

●パンクしにくいタイヤの問題は「習慣化」と「空気圧量」を分けて考えたい

cs-shinwa.sblo.jp/article/183650180.html
つまり空気を入れるだけでパンクはほとんど防げるわけです。
先に結論を言えば「厚みのあるタイヤが原因で空気圧不足のパンクを引き起こしている」とする主旨が
どうにもズレているように思えて仕方がない。
原因として「空気圧量」と「習慣化(空気を入れる頻度)」を混同してしまうとややこしくなる。

一番の欠陥は、固くし過ぎたことで空気が入っていると勘違いして潰れまくってタイヤ交換になる事です。
「厚みがあるから分かりにくい」が、
「英式でも毎月1回必ずなんとなく空気は入れている」のであれば
空気圧不足が原因でのパンクは防ぎやすいのだろう。

しかしこの場合の問題点として、バルブが米式ではないので空気圧量が正しく判断できず
毎月1回空気を入れた「つもり」で2気圧(約200kpa)未満という状況に陥っている可能性も
考慮する必要があるが、記事内では全く触れていない。

つまり「毎月1回空気を入れていても、空気圧不足なのでほとんど状況が改善していない」。
  (↑しかし、これは米式化して「目視で数値を確認する」ことで簡単に防げる)

では、逆説的に「タイヤの厚みが薄ければ空気を入れる」のだろうか。
路面の衝撃のガタゴトが分かりやすくなるので、
「割合としては」空気を入れない人は減るから意味があるというのかもしれないが、
元々全く空気を入れるという習慣化の概念がなく
ボロボロになるまで何もせず壊して買い替えるような
「完全ノーメンテ主義」の人々には無意味なことは十分理解しているはずなので
厚みのあるタイヤだけを槍玉に挙げてもしょうがないのではないだろうか。

それとも「絶対に今のタイヤと同じので」と立て続けに言われることに対して
毎回「こういうタイヤは・・・」という説明に疲れたときに記事にしているだけだとすれば
気持ちは分からなくもないとしても、
「パンクにしくいタイヤは特に米式化が有効です。空気圧量を確認し、必ず毎月1回は空気を入れてください。
この2点を実行するだけで空気圧量(過小・過剰)が原因でのパンクは防げます。
と言えば済む話なのだが・・・。

店主自身は硬いタイヤでも英式でも適正な空気圧量が判断できるとしても
一般ユーザーに向けての注意喚起であれば米式化については触れるべき内容のはずだが
やっぱり(意図的に?)触れていないのが解せない。
(パナレーサー製品が一切扱えないはずもないだろうし、
ヨドバシでは約600円の米式変換用のエアチェックアダプター費用が
極端に高いわけでもないので避ける意味が分からない)

●ポンプの使い方が難しい → 慣れて覚えるor店に訪問すればいいだけ
●既存ポンプが使えない → そのポンプは本当に英式クリップを外せないポンプ?

米式化のメリットを隠すのではなく、別に問題があると思うのであれば
具体的に提起して欲しいのだが・・・。


●接地面に厚みのあるパンクしにくい「安物」タイヤの特徴

cs-shinwa.sblo.jp/article/174448579.html
肝心の地面に当たる部分ではない所が先に壊れるという本末転倒。
タイヤだけに限った話ではありませんが
一部分だけ強度を強くしたとしても
他の所に集中して力が加わってしまうことで
周りが先に壊れるということがあります。
接地面こそ強いが、側面はその強さに耐えられるほど強くはないので
結局劣化が早いようだ。

▲劣悪タイヤランク

cs-shinwa.sblo.jp/article/115882726.html
完成車のパーツで特にタイヤは余程のグレードでもなければ
即交換する物という認識なので使い切ろうとは最初から思わないが、
実際に修理をしてきた数を見ての感想とはいえ、質とは違う方向で心配になってくる。

毎回思うのは、
「パンクしにくいタイヤというのは基本「エアチェックアダプター」で米式変換して使うもの」ではと思うが、
それでも使い切る前にゴムの質からリンク先のワースト1位品のようなひび割れが起こるのだろうか?
安くて丈夫で長持ちする・・・そんな都合のいいものはないと考えるべきか。

それにしても「エアチェックアダプター」どころか一般車中心販売・修理の話題で
米式の話題も殆ど見た覚えがないのは、タブー扱いなのだろうか。
「リム穴径がJISで正確に言えば違うから絶対に使えるとは言いたくない」とか、
「エアチェックアダプター」は耐久性が低いように思え、かといって
「米式チューブは英式スーパーチューブのような厚さがあるものがなく」、
「プランジャー(虫ゴム部分)のように工具なしで簡単にコアを外せない」、
「空気圧計付ポンプと米式チューブの在庫も増やすようなこともしたくない」というのが理由だろうか。
空気を入れることそのものを忘れさせようということはないので、修理販促が前提とも思えないし。

▼タイヤの硬さを気にししない本来の使い方

●「米式変換のエアチェックアダプターを使うか、米式チューブ」で適正空気圧を判断し、
●「2週間に1回程度しっかり確認しながら空気を充填する」ことで
「個人で異なる握力、ゴム自体の硬さによる接地面の違い、このくらい固いので空気は十分だろう」という
「誤った感覚を定着させることなく」タイヤの本来の性能を発揮できることになる。

▼製品の目的

そもそも厚みのあるタイヤ自体が
あくまで小さい針金のようなものから防御するという目的のための機能と考えるのが自然であり、
「空気入れをサボらせるための商品」であるはずもなく、
「使い方を誤っていれば」どんなタイヤでも破損するのは当たり前。
例えそれが評価していた耐パンク層の”厚みのある”「シュワルベのマラソン」であっても、
同種の廃盤になった最上級一般車向けタイヤの「パナのスーパーハードタフネス」でも
「IRCのサイクルシード」であっても、程度の差はあれども
バルブ根本欠損のような同じ末路を辿ることになっただろう。
チューブを厚みのあるものに変えたとしても、
空気の漏れが少ないからといって空気入れ不要になるわけでもない。

▼無習慣に対抗する提案

それでもユーザーが「絶対に空気を入れるつもりがない」と言い張り、無習慣を改善する気がないのであれば
デメリットを説明した上で「エアハブ」や「ノーパンクタイヤ」にでも組み替えることを提案したほうが
単に製品不良のせいだけにするよりも余程その客にとっても有益に思える。
(「薄いタイヤのほうがパンクに気付きやすい」というのであれば
「空気の減りやパンクの気付きやすさ」(と店の修理促進)を目的として激安タイヤを取り付けるのも良いだろう)

▼曲解と未来のクレーム

良タイヤに交換しても、高級一般車や電動アシストを新たに買ったとしても、
その1回の投資で「パンクから解放される」と判断されてしまうのも
「クレームの種」として困ったことになりかねない。

▼使用方法の改善に向けた努力

誤った使い方は、(短期的な店の修理促進が目的でなければ)
あらゆる手段を講じて、とにかく改善させなければならないというのは基本的な目標だと思う。

▼低品質を謳うためには

「製品の自然劣化のスピードが早い」とか「耐摩耗性が低い」といった
”本当の適正空気圧使用であっても”上記3種タイヤに比べて安いゴムを使っているだろうとして
「劣っているという結果になった」というのであれば分かる。
安物自転車と似たようなところがあるかもしれない。
(現実的ではない方法としても)納車前に「全て分解し適正なグリスアップや修正や締め直しをする」ことで
「普通には使える」が「部品の質が低いので走行感の悪さや劣化しやすさはどうにもならない」。
不具合の集合体であるような「普通ではない状態」であればそれを改善することで
その状態に起因する故障は起きにくい。改善をせずに放置していればそこからも不具合は露呈する。


●相変わらず側面を押して確認しているが・・・

star.ap.teacup.com/flatout/2516.html
(空気圧計付きポンプとシュワルベの英式バルブコアなどの方法もあるにはあるが)
基本的には「エアチェックアダプター取り付けで米式化」もしくは
「米式チューブに交換」で
【”空気圧計単体”か”空気圧計付きポンプ”の空気圧計を見て】判断すること。
(そして、季節(気温)によって減る量も異なるので1回測って覚えたから不要は間違い)

「個人の握力には差がある」「気温や体調でも感覚が異なる」ため、
プロの感覚を真似て手で押して判断するようなことは本来は真似するべきではない。
こうした記事の例を反面教師として覚えておきたい。

●側面を握って確認する方法が最善かどうか

star.ap.teacup.com/flatout/2152.html
正面から押すとこいつは手ごわいけど、わきをつまむと意外とわかります。
star.ap.teacup.com/flatout/2153.html
くれぐれも固いタイヤの空気確認は、わきを押さえて確認ください。
まさか本当にエアチェックアダプターの存在自体知らない可能性もあるのだろうか。
少なくともパナレーサーのサイトを確認したことはあるだろうし、
数百円の追加費用で同様のパンクを防ぐために効果的と提案しても、
それを惜しんで「とにかく金をかけずに安く」という人しかいないとは思えないのだが・・・。

●「パンクしにくいタイヤ」の側面を押して空気圧を確認?

star.ap.teacup.com/flatout/2070.html
「パンクしにくいタイヤ」
として売られているとても硬いタイヤは、空気が抜けていてもわかりずらいので、こんなことが起こりやすいです。
接地面から押すんではなくて、両脇からリムの際を押してみて確認してください。
まず、分かりにくさ以前に「空気を入れる習慣があるのかどうか」が最も重要。

次にエアチェックアダプター取付か米式チューブに交換してから空気圧計でしっかりと空気圧を測る方法を薦める。
個人差の大きい握力に頼り、詳しくない人に感覚でまともに空気圧を判断できると考えるのは期待しすぎに思える。



●「パンクに強い!丈夫です!」

blog.goo.ne.jp/cyclehouse-tomo/e/1f6b32507732a56da01d4c93eaa21086
「タイヤが丈夫なため空気圧が低下していても・・・・」(たぶん「気付きにくい」と続くはず)
「空気はマメに」とも小さく書いてあるが、そういう問題じゃないだろうと。
そもそも最初から米式チューブにして
「空気圧計付のポンプまたは米式用の空気圧計で必ず測ってください」と書いておいて
店頭での販売時も説明を徹底させるようにすればいいのではと思ったが・・・

そうすれば今度は単純に「修理の種が減って困る」という店だけでなく、
「英式での空気入れの方法さえままならない客が多いのに、
米式標準なんて推奨されても説明が面倒だし、チューブ在庫を増やすコスト増の点からも困る」
と文句が上がるのだろう。

そういう意味では丈夫なタイヤを使うメリットが
少なくとも「米式化でのメリットを理解していないようなユーザー」に対しては
「無駄な過剰装備」という見方もできる。

しかし、安物自転車のパンクしにくいタイヤの厚みではなく
「タイヤのゴム質自体が低い」を言い訳には出来るとしても
電動アシストの丈夫なタイヤも(例えば小径の子乗せタイヤなど)は
元々タイヤ幅自体が太めで頑丈なので「空気圧が分かりにくい」のだが、
「なぜ空気圧が分かりにくいタイヤなんて使うのか」という明確な不満を見たことがない。
商売人としては真っ当な考え方としても、
根本的な解決としてはそれでいいのだろうかとも思う。

●パンクにしくいタイヤは本当に悪?

重いデメリットは頷けるとしても
タイヤ側面でも接地面でも押して確認する方法は
全てのタイヤを知り尽くした(自称も含め)プロだけの特殊な技能としか思えないので、
推奨すること自体が本来は無謀。

単に「米式化して数値計で確認すればいいだけ」にも関わらず、自転車店のブログで
徹底的に存在しないものとして無視されているのが現状。

「(修理売上に響く影響を心配するあまりに)親切に教えてくれる店は
恐らく日本国内には存在しないのでは?」と思われるため、
気付いた人だけしか得できない裏技」扱いになっているのが何とも。

購入時点でエアチェックアダプター米式化もしくは米式チューブではないことが多いので
言いたいことが全く分からないということもないが、
タイヤをスケープゴートにして、その対策を紹介しないのは当たり前とは思いたくないし、
約600円程度~の追加投資をしたがらない客が多いとも思えない。

一方で、問題がある22インチやボスフリーや英式バルブも批判の槍玉に挙げることは簡単なはずでも、
自転車店全体でそういう傾向がないということに対して違和感が拭えない。


●パンクしにくいタイヤへの対策

star.ap.teacup.com/flatout/1921.html
手で押したくらいでは気づきにくいので、このようなタイヤでは
ハンドルやキャリヤに体重をかけてタイヤを地面に押しつけてみてください。ぐにゃっとなれば空気が足りません。
手で確認するのではなく体重をかけて押し付けて確認・・・
大人でも40kgくらいの人や100kg超えの人など様々居るわけで、押し付けての確認がさほど有効とは思えず。

「エアチェックアダプターでの米式変換」または「米式チューブへの交換」を提案されないのが残念。
パナレーサー製品なので知らない店が多いとは思えないし、
(エアチェックアダプターであれば)約650円程度の出費さえ嫌うユーザーがそれほど多いとも思えない。
一般車でホイールバランス云々を言うのは違うだろうし、
やっぱり単に「一般車で分かりやすい空気圧管理されると困る」のだろうか。

●ノーパンクタイヤとパンクしにくいタイヤの違いと300kpa

www.j-bicycleinfo.jp/pdf_info/NEWS017.pdf
表題の内容に追加しておくなら
■ノーパンクタイヤ → 空気入れは不要でも重さとクッション性能の乏しさ、摩耗劣化時の修理交換がとても大変。

■パンクしにくいタイヤ → ゴム質などの違いによりタイヤ単品で1本4000円以上するものから
激安の乗り物に使われているものまで様々。「空気を入れる必要がある」ということを理解すること。

それよりもやはり注目はこの部分。
最後に、シティ車のタイヤの空気圧は300kPa(3気圧)が標準的です。
英式バルブは正確な空気圧の測定ができないため、空気圧ゲージ付の空気入れなどでも正しく表示されません。
このため、バルブに空気圧チェック機能をもつアダプターを取り付け、
色の変化で日々の空気圧管理をする簡単な装置もあります。

さすがに宣伝が過ぎるので商品名を直接紹介するわけにはいかなかったとして、
エアチェックアダプターの色判別できるキャップゲージ付「ACA-2-G」が該当。
(米式チューブの場合はこのACA-2-Gのキャップ部分以外に、
自動車/オートバイ向けの「エアチェックバルブ」も使える)

シュワルベの英式バルブコアにしても、目視で日々確認できるというものではないので、
ズボラな人にはACA-2-Gのほうが良さそうに思えるが・・・、
暑い時期に減りやすいことを理解し、空気入れの習慣化さえ身についていれば不要。

「稀に車輪に最初から空気圧を確認できるような物が取り付けられているような自転車もあります」
(=空気ミハル君)という解説はなく、完全に無い物として扱われているのが印象的。
後付するにはリム自体の交換が必要な上に、エアチェックアダプターに比べて
チューブに直接ダメージを与えかねないデメリットがあるとすれば、
紹介してもしょうがないというのもあるだろう。

●空気圧が分かりにくいタイヤと米式対応ポンプ

そもそも一般車の「接地面や握力で測定すれば十分とするような慣習」を否定しておきたい。
分かりにくい仕様にしていることを業界の古い体質として改めるべきなのではと考える。

(ゴム自体の質ではなく)空気圧がわかりにくい「厚みのあるタイヤそのもの」を否定するのであれば
反対に、空気圧が分かりやすい薄めの柔らかいタイヤが必ずしも優れていると言えるだろうか。

業務用自転車や電動アシストに対しても
「触って分かりにくいからゴム厚の薄いタイヤを使いましょう」とは言わないはず。

そして、英米(仏)兼用のトンボ口が外せるポンプ自体が「珍しい物」ではない。
全国全ての店を確かめたわけではないが、ホームセンターでも扱いがない店のほうが多いと考えるのは厳しい。
一般車だけでなく昔からMTBを含むスポーツ自転車も販売している店、オートバイ販売との兼業店であれば、
英米(仏)対応のポンプやコンプレッサーがなければ全く仕事にならないはず。

▼自転車店で大抵触れない「根本的な修理の種」にも通じる話
どちらかといえば、
米式化によってガソリンスタンドで空気入れが出来るようになって、
今まで英式(虫ゴム)によって「曖昧な加減」で管理させていたものから、
まともに日常的にガソリンスタンド等で空気圧管理をされてしまうと、
自転車店(自転車修理店)での依頼や修理が減る可能性もあり、
「営業に差支えるため現実的に薦めたくない」という側面もあるのかもしれない。

●触っただけでは分かりにくい厚みのある丈夫なタイヤでも適正な空気圧を維持するために

star.ap.teacup.com/flatout/1275.html
握力で感覚の違いもあり、どんなタイヤでも手で側面を触って適正空気圧を判断できるとは思えない。

チューブの種類やタイヤの空気圧に応じて毎日~毎月1回の習慣化を身につけることが最重要。
(標準3気圧であれば[空気の減りやすい真夏の期間中以外は]毎月1回が目安)
(本当に信頼できる)自転車店で確認することも有効。
データの蓄積が少ない店では判断をしかねる場合も考えられる。

■厚みのあるタイヤは尚更空気圧を知るべき

zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-49a3.html
ゴム厚や耐パンクベルト層などが入っているとパンクに気づきにくい・・・としてもここまでとは。
エアチェックアダプターや米式チューブでの米式化が有効だが、
空気圧が低くなっていたら気づくことができるように小さな段差や路面からの衝撃も感覚で覚えておくべきだろう。
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-f38f.html
確認はタイヤサイド?
zitensyaya.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-9d7e.html
接地面が厚く、サイドが薄いので横への負担が大きいという判断。原因不明。
感覚を覚えることも重要だが、
やはり「エアチェックアダプター」を使いつつ劣化してきたら「米式チューブ」。







最終更新:2024年02月18日 16:34